王様の食卓今日のランチはなんだろう 朝から気になってるよ ローストビーフは前菜さ 特に理由もないのさ そうだ明日 パーティーをやろう 秋の収穫祭をやろうよ ナスにシメジ パンプキンパイ 昨日もやったけど 明日もやろうよ パーティーを 王様はいつだって 食べることが幸せさ 毎日フルコース 人生このままフルコースさ ときどきヘルスメーター ときどきおなかをこわして でもなんだろう満たされない このぽっかりは何だろう ある日城下町の外れで 転んだ人を助けた その女性は美しく 初めて恋に落ちました そうだ明日 パーティーをやろう 秋の収穫祭をやろうよ 梨に葡萄 ドラゴンフルーツ 君のために用意するよ だから来てよ パーティーに 王様はいつだって 君を待っていたけれど 日が暮れても夜が明けても 君は現れないな なにも喉を通らない 君のことで胸がいっぱい こんなことは初めてと 執事たちは大慌てさ らららら 痩せていく王様を あの城下町の女性が 訪ねてきてこう言った 一緒にディナーしましょう 王様はさびしかった ずっとひとりがさびしかった 満たされていくような そしてあふれてゆくような 君と二人食べる味は いつもよりおいしかったんだ 本当の幸福 それはきっと誰かと幸福を分け合うことだな | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | 今日のランチはなんだろう 朝から気になってるよ ローストビーフは前菜さ 特に理由もないのさ そうだ明日 パーティーをやろう 秋の収穫祭をやろうよ ナスにシメジ パンプキンパイ 昨日もやったけど 明日もやろうよ パーティーを 王様はいつだって 食べることが幸せさ 毎日フルコース 人生このままフルコースさ ときどきヘルスメーター ときどきおなかをこわして でもなんだろう満たされない このぽっかりは何だろう ある日城下町の外れで 転んだ人を助けた その女性は美しく 初めて恋に落ちました そうだ明日 パーティーをやろう 秋の収穫祭をやろうよ 梨に葡萄 ドラゴンフルーツ 君のために用意するよ だから来てよ パーティーに 王様はいつだって 君を待っていたけれど 日が暮れても夜が明けても 君は現れないな なにも喉を通らない 君のことで胸がいっぱい こんなことは初めてと 執事たちは大慌てさ らららら 痩せていく王様を あの城下町の女性が 訪ねてきてこう言った 一緒にディナーしましょう 王様はさびしかった ずっとひとりがさびしかった 満たされていくような そしてあふれてゆくような 君と二人食べる味は いつもよりおいしかったんだ 本当の幸福 それはきっと誰かと幸福を分け合うことだな |
銀牡丹ひばりの鳴く声に君を想った 群青色の空には一番星が輝く 帯を気にして 眉をひそめた 言えないままに時は過ぎてく いつも肩を見つめていた 八月に響き渡る 夜空に咲き消えてく銀牡丹 触れない握れない手が小さく拍手をしていた 草は日差しを浴びて銀色に光る 飛行機雲ひとつ 夏の終わりに 黒い浴衣に赤い花模様 人混みの中何もできずに いつも肩を見つめていた 八月に響き渡る 夜空に咲き消えてく銀牡丹 心の中何度も叫んでいた 煙が風に流されてゆく 高く高く打ち上がる花 横顔を照らす銀牡丹 忘れない忘れられない 触れられない 川に落ちていく銀牡丹 | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | ひばりの鳴く声に君を想った 群青色の空には一番星が輝く 帯を気にして 眉をひそめた 言えないままに時は過ぎてく いつも肩を見つめていた 八月に響き渡る 夜空に咲き消えてく銀牡丹 触れない握れない手が小さく拍手をしていた 草は日差しを浴びて銀色に光る 飛行機雲ひとつ 夏の終わりに 黒い浴衣に赤い花模様 人混みの中何もできずに いつも肩を見つめていた 八月に響き渡る 夜空に咲き消えてく銀牡丹 心の中何度も叫んでいた 煙が風に流されてゆく 高く高く打ち上がる花 横顔を照らす銀牡丹 忘れない忘れられない 触れられない 川に落ちていく銀牡丹 |
クジラの夢子供の頃読んだ童話には もうひとつの世界があったんだ 僕は翌朝旅に出た 貯金箱と大事な本をいくつかもって ゆらりゆれる太陽のかげ 雲はまぶしく光る おじいさんにもらった パンをかじったら クジラの背中に乗って海をゆこう 裸足のまま 空は気まぐれ 海水のメロディ 泡のようにじゃれよう 日は昇る そんな奇跡を胸に抱いて 風に飛ぶ麦わら帽子で 君に気がついた昼下がり 首にぶら下げたハーモニカ 旅の理由を聞かせておくれよ まわるまわる星座の夜に 君とクジラの鼓動 黄金の月を指で つまんで笑ったよ オーロラの中を 漂うオリオン 砂の灯台 やわらかい言葉 星屑をくんで空きビンに詰めて さあ行こう 物語は果てなくつづく クジラの背中に乗ってどこまでも 僕のまま朝はくるだろう あの頃の夢は色あせないまま 昨日のように今日も僕は旅に出る | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | 子供の頃読んだ童話には もうひとつの世界があったんだ 僕は翌朝旅に出た 貯金箱と大事な本をいくつかもって ゆらりゆれる太陽のかげ 雲はまぶしく光る おじいさんにもらった パンをかじったら クジラの背中に乗って海をゆこう 裸足のまま 空は気まぐれ 海水のメロディ 泡のようにじゃれよう 日は昇る そんな奇跡を胸に抱いて 風に飛ぶ麦わら帽子で 君に気がついた昼下がり 首にぶら下げたハーモニカ 旅の理由を聞かせておくれよ まわるまわる星座の夜に 君とクジラの鼓動 黄金の月を指で つまんで笑ったよ オーロラの中を 漂うオリオン 砂の灯台 やわらかい言葉 星屑をくんで空きビンに詰めて さあ行こう 物語は果てなくつづく クジラの背中に乗ってどこまでも 僕のまま朝はくるだろう あの頃の夢は色あせないまま 昨日のように今日も僕は旅に出る |
黒い空カラスのゆうことにゃ 人は耳を貸さない 人がもし鳥なら カラスみたいなもんさ 変わり果てた世界で強くなろうとしてきた その意思をくちばしに宿し 越えよカラス 抗い生きろ 弧を描き見つめるその瞳は美しい 黒い黒い黒い空を生きる ただ術を貫いているだけ 青い青い青い空はひどく この世界を惑わすだけ 夕立ち降り注ぐ 山へと続く空 懐かしい歌さえ 忘れてしまいそうで あまりに白く無垢な心を脅かされぬように 神は色を下さった 戦い生きろと 滅ぶことなかれと その羽は何にも染まらず美しい 黒い黒い黒い空を生きる 愛を守り枯らさぬように 青い青い青い空はひどく この世界を惑わすだけ 黒い黒い黒い羽を纏い 白く白くありのまま生きて 光を浴びた黒はときに虹のように輝き それは言葉によく似た 正しさの証 | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | カラスのゆうことにゃ 人は耳を貸さない 人がもし鳥なら カラスみたいなもんさ 変わり果てた世界で強くなろうとしてきた その意思をくちばしに宿し 越えよカラス 抗い生きろ 弧を描き見つめるその瞳は美しい 黒い黒い黒い空を生きる ただ術を貫いているだけ 青い青い青い空はひどく この世界を惑わすだけ 夕立ち降り注ぐ 山へと続く空 懐かしい歌さえ 忘れてしまいそうで あまりに白く無垢な心を脅かされぬように 神は色を下さった 戦い生きろと 滅ぶことなかれと その羽は何にも染まらず美しい 黒い黒い黒い空を生きる 愛を守り枯らさぬように 青い青い青い空はひどく この世界を惑わすだけ 黒い黒い黒い羽を纏い 白く白くありのまま生きて 光を浴びた黒はときに虹のように輝き それは言葉によく似た 正しさの証 |
桜の雨明日には言えるような気がした バスは揺れながら春をゆく 目を閉じて最後の絵を描いた 水彩に滲むはしゃいだ頃 雨のように花が降ってゆく 黒い髪がなびく 胸の音で目覚める 桜の雨 僕は君を探してまた繰り返し 繰り返して笑う さよならまたいつか会えた時にも きっと笑うよ 三月の君はすごく綺麗で やわらかい月に打ち明けて 届けたい言葉を編んでも 花びらを数えても 季節は歩いてゆく 時をとめて君を連れ去ってしまいたい 雲を裂くあの鳥のように さよならまたいつか会えた時には きっと笑ってみせるよ ノートの罫線をこえて あふれてゆく花びら さよなら 桜の雨 僕は君を探してまた繰り返し 繰り返して笑う さよならまたいつか会えた時にも きっと笑うよ 桜の雨 どこへもゆけず落ちてまた繰り返し 繰り返し咲いてゆく 泣いた夜も笑いあえたあの日もきっと忘れない ずっと忘れない | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | 明日には言えるような気がした バスは揺れながら春をゆく 目を閉じて最後の絵を描いた 水彩に滲むはしゃいだ頃 雨のように花が降ってゆく 黒い髪がなびく 胸の音で目覚める 桜の雨 僕は君を探してまた繰り返し 繰り返して笑う さよならまたいつか会えた時にも きっと笑うよ 三月の君はすごく綺麗で やわらかい月に打ち明けて 届けたい言葉を編んでも 花びらを数えても 季節は歩いてゆく 時をとめて君を連れ去ってしまいたい 雲を裂くあの鳥のように さよならまたいつか会えた時には きっと笑ってみせるよ ノートの罫線をこえて あふれてゆく花びら さよなら 桜の雨 僕は君を探してまた繰り返し 繰り返して笑う さよならまたいつか会えた時にも きっと笑うよ 桜の雨 どこへもゆけず落ちてまた繰り返し 繰り返し咲いてゆく 泣いた夜も笑いあえたあの日もきっと忘れない ずっと忘れない |
社会の砂場嫌になるなぁ 上司ときたらさ 嫌になるなぁ 不景気ときたらさ 夜の公園 疲れた足 砂場にしゃがみこんだ くたびれたグリーンのスコップ ひび割れたバケツ スーツを汚しながら 穴を掘る 繰り返し繰り返し 穴を掘る 誰がために 穴の代わりに山ができるんだ 平等と平和はきっと違うんだろう ときどきすべてを投げ出したくなるけど ざくざくと掘り続けていると浮かぶんだ 大切な人達の顔が 守りたいんだ この腕はそのためにあんだ 大切な人を守り続ける 誰かに笑われたってかまわない 深夜の空に月が輝いて その光で汗が光ったんだ どこまでも どこまでも どこまでも どこまでも穴を掘り続けんだ 涙と血が砂に染み込んでも 土で両手が汚れてしまっても 決して離さないスコップをひとつだけ持っている 少年の夢は大人になり たとえ違う日々が続いても 大人には大人の夢がちゃんと胸にあるんだ 大切な人を守り続ける この音が夜空に響いたら 数ある星のいくつか流れ落ち その光が僕らを照らすだろう どこまでも どこまでも どこまでも どこまでも穴を掘り続けんだ | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | 嫌になるなぁ 上司ときたらさ 嫌になるなぁ 不景気ときたらさ 夜の公園 疲れた足 砂場にしゃがみこんだ くたびれたグリーンのスコップ ひび割れたバケツ スーツを汚しながら 穴を掘る 繰り返し繰り返し 穴を掘る 誰がために 穴の代わりに山ができるんだ 平等と平和はきっと違うんだろう ときどきすべてを投げ出したくなるけど ざくざくと掘り続けていると浮かぶんだ 大切な人達の顔が 守りたいんだ この腕はそのためにあんだ 大切な人を守り続ける 誰かに笑われたってかまわない 深夜の空に月が輝いて その光で汗が光ったんだ どこまでも どこまでも どこまでも どこまでも穴を掘り続けんだ 涙と血が砂に染み込んでも 土で両手が汚れてしまっても 決して離さないスコップをひとつだけ持っている 少年の夢は大人になり たとえ違う日々が続いても 大人には大人の夢がちゃんと胸にあるんだ 大切な人を守り続ける この音が夜空に響いたら 数ある星のいくつか流れ落ち その光が僕らを照らすだろう どこまでも どこまでも どこまでも どこまでも穴を掘り続けんだ |
ゼリービーンズの雨が降る眠れずにチャンネルまわした ビデオデッキの時刻は15分ずれてる 外は雨 濡れてるベランダ つまらないねと壊れたはずのメトロノームが刻む フライパンがまるでブリッジしてるシンク ニュースは平行線 誰か笑ってよ ピアノを鳴らすよ こぼれ落ちそうなほど素敵なメロディ まるでここは夢の中 和音が漏れて外は ゼリービーンズの雨が降り続くミッドナイト 今夜ここに君がいない だけどフレーズは響く ねえ 聞こえるかい 君にも 本屋の前 主人を待つ犬 昨夜から続く雨のせいで浮かない顔してる 旅行代理店のポスターが濡れて破れそう 南の島も砂浜も雨に滲んでく 心を澄まして 溢れ出しそうなほど素敵なメロディ ダンスフロア踏み抜いて 見上げた銀の空に ゼリービーンズの雨がパラパラと踊る 今朝はここに君がいない でもローファーが響く ねぇ 聞こえるよ 僕にも らららら 赤 白 黄色 青 緑 五線譜で飛び跳ねる ゼリービーンズの雨に子供が傘を逆さにしている 今朝はここに君がいない でもフレーズは響く ねぇ 聞こえるかい 君にも ねぇ 聞こえるよ 僕にも | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | 眠れずにチャンネルまわした ビデオデッキの時刻は15分ずれてる 外は雨 濡れてるベランダ つまらないねと壊れたはずのメトロノームが刻む フライパンがまるでブリッジしてるシンク ニュースは平行線 誰か笑ってよ ピアノを鳴らすよ こぼれ落ちそうなほど素敵なメロディ まるでここは夢の中 和音が漏れて外は ゼリービーンズの雨が降り続くミッドナイト 今夜ここに君がいない だけどフレーズは響く ねえ 聞こえるかい 君にも 本屋の前 主人を待つ犬 昨夜から続く雨のせいで浮かない顔してる 旅行代理店のポスターが濡れて破れそう 南の島も砂浜も雨に滲んでく 心を澄まして 溢れ出しそうなほど素敵なメロディ ダンスフロア踏み抜いて 見上げた銀の空に ゼリービーンズの雨がパラパラと踊る 今朝はここに君がいない でもローファーが響く ねぇ 聞こえるよ 僕にも らららら 赤 白 黄色 青 緑 五線譜で飛び跳ねる ゼリービーンズの雨に子供が傘を逆さにしている 今朝はここに君がいない でもフレーズは響く ねぇ 聞こえるかい 君にも ねぇ 聞こえるよ 僕にも |
太陽のしわざそれは太陽の仕業 甘いオレンジの匂い ゆらりゆれる ふわり触れる 木漏れ日に名前をつけにゆこう 街を抜け 口ずさむメロディは 優しいあの頃を連れてくるよ 地平線 探しにゆこうと決めた 本をたたんだら 風に乗るのさ 錆びたフェンス 君の相槌 響くチャイム どこか遠くへ それは太陽の仕業 甘いオレンジの匂い ゆらりゆれる ふわり触れる 木漏れ日に名前をつけにゆこう 誰かがくれた大切な言葉 胸に抱きながら 見つめた夕日 北の空 一番星が鳴いた アカマツの木々がささやく チェックの長袖 君の頬杖 革のトランク どこか遠くへ それは太陽のしわざ 眩しく照らす日差しのせい 遥か 遥かなる 旅路の途中で 君が見つめたコンパス それは太陽の仕業 甘いオレンジの匂い ゆらりゆれる ふわり触れる 木漏れ日に名前をつけにゆこう それは太陽の仕業 全て太陽の仕業ってことにしてさ 今はただひたすらに 思いの向くまま | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | それは太陽の仕業 甘いオレンジの匂い ゆらりゆれる ふわり触れる 木漏れ日に名前をつけにゆこう 街を抜け 口ずさむメロディは 優しいあの頃を連れてくるよ 地平線 探しにゆこうと決めた 本をたたんだら 風に乗るのさ 錆びたフェンス 君の相槌 響くチャイム どこか遠くへ それは太陽の仕業 甘いオレンジの匂い ゆらりゆれる ふわり触れる 木漏れ日に名前をつけにゆこう 誰かがくれた大切な言葉 胸に抱きながら 見つめた夕日 北の空 一番星が鳴いた アカマツの木々がささやく チェックの長袖 君の頬杖 革のトランク どこか遠くへ それは太陽のしわざ 眩しく照らす日差しのせい 遥か 遥かなる 旅路の途中で 君が見つめたコンパス それは太陽の仕業 甘いオレンジの匂い ゆらりゆれる ふわり触れる 木漏れ日に名前をつけにゆこう それは太陽の仕業 全て太陽の仕業ってことにしてさ 今はただひたすらに 思いの向くまま |
ともだちのつくりかたガラス瓶を落として 破片を拾い集める日々 遮光性のカーテンと戯れる右手 優しい君の言葉さえ 信じられない僕 放課後のざわめき 壊したくなる掲示板 舞台のうえで踊り続ける僕ら セリフを間違えて 罵声が響く スポットライトの熱に慣れることもなくて 踏み外した檀上 ともだちがいない 隠したものを出しなさい 震える腕はもうもたない 正義や悪があるのなら どちらがどちらを裁くだろう こんなもののためならばと 焼却炉へ向かう いつかの僕は笑う ともだち100人できるかな 名前のないこんな思いはきっと 誰の役にも立たないまま消えるだろう 春の風が吹く 人と人の間に その風の匂いはわからない 踏んだりしたら危ないねって君は破片を拾った その指先は赤く染まった 少し微笑んだ後 君は言った もう大丈夫って ともだちって何者なんだろう どんな風に話して どこへ向かうの 前髪が揺れた 風がそっとゆらした 君はぼくを指さし「君もかい?」と聞いた 後ろめたいほど 青く清く澄んだ空 渡り廊下で誰かが今日も泣く 耳を澄ませばきっと誰かが叫んで 君の手を奪って微笑むだろう ともだちだよと君は言う そんな君はぼくの | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | ガラス瓶を落として 破片を拾い集める日々 遮光性のカーテンと戯れる右手 優しい君の言葉さえ 信じられない僕 放課後のざわめき 壊したくなる掲示板 舞台のうえで踊り続ける僕ら セリフを間違えて 罵声が響く スポットライトの熱に慣れることもなくて 踏み外した檀上 ともだちがいない 隠したものを出しなさい 震える腕はもうもたない 正義や悪があるのなら どちらがどちらを裁くだろう こんなもののためならばと 焼却炉へ向かう いつかの僕は笑う ともだち100人できるかな 名前のないこんな思いはきっと 誰の役にも立たないまま消えるだろう 春の風が吹く 人と人の間に その風の匂いはわからない 踏んだりしたら危ないねって君は破片を拾った その指先は赤く染まった 少し微笑んだ後 君は言った もう大丈夫って ともだちって何者なんだろう どんな風に話して どこへ向かうの 前髪が揺れた 風がそっとゆらした 君はぼくを指さし「君もかい?」と聞いた 後ろめたいほど 青く清く澄んだ空 渡り廊下で誰かが今日も泣く 耳を澄ませばきっと誰かが叫んで 君の手を奪って微笑むだろう ともだちだよと君は言う そんな君はぼくの |
No.41「僕は数字の1です。ナンバーワンです。 どうも最初はみんな僕を使います。」 2「私は数字の2です。会社はナンバーツーが要です。 準がつきますが優勝です。」 3「僕は数字の3です。東京タワーの高さです。 ギリギリメダルが貰えます。」 4「私は数字の4です。忌み嫌われてます。9だけが友達。 なんだかんだって結局ダジャレじゃないの。」 いつだってそれでも祈ってる 幸せはやってくんだと この曲だってほら4拍子でしょ 打率はナンバーワン バスケチームじゃキャプテン 君のため歌うからこっちに気づいて 呼んで 呼んで 呼んで FOR YOU! いつだってそれでも祈ってる 信じれば夜は明けんだと 四角い窓から陽は登ってく フォアボールで先取点 そして晴れてベスト4 君のため歌うからこっちに気づいて いつだってそれでも祈ってる 幸せはやってくんだと この曲だってほら4拍子でしょ 打率はナンバーワン バスケチームじゃキャプテン 君のため歌うからこっちに気づいて 呼んで 呼んで 呼んで FOR YOU! | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | 1「僕は数字の1です。ナンバーワンです。 どうも最初はみんな僕を使います。」 2「私は数字の2です。会社はナンバーツーが要です。 準がつきますが優勝です。」 3「僕は数字の3です。東京タワーの高さです。 ギリギリメダルが貰えます。」 4「私は数字の4です。忌み嫌われてます。9だけが友達。 なんだかんだって結局ダジャレじゃないの。」 いつだってそれでも祈ってる 幸せはやってくんだと この曲だってほら4拍子でしょ 打率はナンバーワン バスケチームじゃキャプテン 君のため歌うからこっちに気づいて 呼んで 呼んで 呼んで FOR YOU! いつだってそれでも祈ってる 信じれば夜は明けんだと 四角い窓から陽は登ってく フォアボールで先取点 そして晴れてベスト4 君のため歌うからこっちに気づいて いつだってそれでも祈ってる 幸せはやってくんだと この曲だってほら4拍子でしょ 打率はナンバーワン バスケチームじゃキャプテン 君のため歌うからこっちに気づいて 呼んで 呼んで 呼んで FOR YOU! |
ねこのきもちガラクタを越えて空を見上げて今日も生きる 青い青いあの空の意味はわからないけれど 今日こそがすべて すべてだから 猫の暮らしは着の身着のまま ときどきどきどき ある雨の夜あたしはあなたに拾われたわ すべての世界が変わったわ ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち あなたにわかってほしいわ あたしはあなたが大好きよ ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち それでもときどき思い出すの 橋の下で寝たい時もあるのよ 月曜から金曜までお留守番してる 大抵は大丈夫だけど寂しい時もある 今日こそがすべて すべてだから あまのじゃくと言われればそうだけど 本当のきもち 時計を気にして帰って来たら気にしないふりして あたしとあなたのそんな日々 ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち あなたにわかってほしいわ あたしはあなたが大好きよ ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち それでもときどき思い出すの 路地を歩きたい時もあるのよ ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち あなたに気づいて欲しいわ あたしはあなたが大好きよ あたしはあなたが大好きよ | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | ガラクタを越えて空を見上げて今日も生きる 青い青いあの空の意味はわからないけれど 今日こそがすべて すべてだから 猫の暮らしは着の身着のまま ときどきどきどき ある雨の夜あたしはあなたに拾われたわ すべての世界が変わったわ ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち あなたにわかってほしいわ あたしはあなたが大好きよ ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち それでもときどき思い出すの 橋の下で寝たい時もあるのよ 月曜から金曜までお留守番してる 大抵は大丈夫だけど寂しい時もある 今日こそがすべて すべてだから あまのじゃくと言われればそうだけど 本当のきもち 時計を気にして帰って来たら気にしないふりして あたしとあなたのそんな日々 ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち あなたにわかってほしいわ あたしはあなたが大好きよ ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち それでもときどき思い出すの 路地を歩きたい時もあるのよ ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち ねこ ねこ ねこ ねこ ねこのきもち あなたに気づいて欲しいわ あたしはあなたが大好きよ あたしはあなたが大好きよ |
初恋はアイスキャンディ君と初めてのデート 並んでたべたアイスキャンディ ハズレの棒で笑えてた ゴミ箱を探して歩いた 波の合間にキスをした 砂の数だけ想ってた 茜に染まるあの空を おんなじ顔で見つめていたんだ 君はいまどこにいるんだろう 今年もまたあの夏がくる 初恋はアイスキャンディのように甘く 溶けてゆく バニラエッセンスの匂いが 売店の窓から溢れてゆくよ さよならって君が泣いた ありがとうって僕が泣いた サンダルの音が響く 君の背中が今年もやってくる 大人になれない僕ら だけど喧嘩もしなかった 恋人がするべきことが 曖昧でわからなかった ずっと一緒にいたかった いられるはずと思ってた 風になびくキャミソールは 永遠だなんて思っていたんだ 君はいまどこにいるんだろう 今年もまたあの夏がくる 初恋はアイスキャンディのように 甘くて溶けてゆく 水平線の雲のように 風に流されて消えてゆくよ さよならって君が泣いた ありがとうって僕が泣いた 踏切の坂を下ったら 君の背中が今年もやってくる 初めてをたくさん知った二人は 遠く離れてく 貝殻を集めて並べてた いつかの君はもうここにいない 神様 もしも本当に運命の出会いだったら いつかまたきっと会えるだろう そのときはなんか照れくさいだろう 初恋はアイスキャンディのように甘く 溶けてゆく バニラエッセンスの匂いが 売店の窓から溢れてく さよならって君が泣いた ありがとうって僕が泣いた サンダルの音が響く 君の背中が今年もやってくる | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | 君と初めてのデート 並んでたべたアイスキャンディ ハズレの棒で笑えてた ゴミ箱を探して歩いた 波の合間にキスをした 砂の数だけ想ってた 茜に染まるあの空を おんなじ顔で見つめていたんだ 君はいまどこにいるんだろう 今年もまたあの夏がくる 初恋はアイスキャンディのように甘く 溶けてゆく バニラエッセンスの匂いが 売店の窓から溢れてゆくよ さよならって君が泣いた ありがとうって僕が泣いた サンダルの音が響く 君の背中が今年もやってくる 大人になれない僕ら だけど喧嘩もしなかった 恋人がするべきことが 曖昧でわからなかった ずっと一緒にいたかった いられるはずと思ってた 風になびくキャミソールは 永遠だなんて思っていたんだ 君はいまどこにいるんだろう 今年もまたあの夏がくる 初恋はアイスキャンディのように 甘くて溶けてゆく 水平線の雲のように 風に流されて消えてゆくよ さよならって君が泣いた ありがとうって僕が泣いた 踏切の坂を下ったら 君の背中が今年もやってくる 初めてをたくさん知った二人は 遠く離れてく 貝殻を集めて並べてた いつかの君はもうここにいない 神様 もしも本当に運命の出会いだったら いつかまたきっと会えるだろう そのときはなんか照れくさいだろう 初恋はアイスキャンディのように甘く 溶けてゆく バニラエッセンスの匂いが 売店の窓から溢れてく さよならって君が泣いた ありがとうって僕が泣いた サンダルの音が響く 君の背中が今年もやってくる |
花の咲く日向へペダルはぎこちなくて 返すべき言葉を探した 加速していく時間だけを景色のように見ていた なのに君があんまり笑うから 朝が少し好きでさ 両手いっぱいの種をまく姿に 目が離せない この世界を君は青く 青く染めていく 光が窓を通り抜ける きら きら きら 坂道の先にある 花の咲く日向へ 水玉模様が好きだと笑う君 季節の中 忘れかけてたあの光を たやすく君は灯した 陰日向で消えそうな頃 あっちへ行こうよって言った 雲を指で追いかける後姿に 目が離せない 際限なく続く未来は きっとあの南の空 風に絡んだ糸がとけて ただ ただ ただ 目を閉じて吹かれよう 花の咲く日向へ 虹の色を数え 木漏れ日の熱を知り 四季いろとりどりの道をふたりで この世界を君は青く 青く染めていく 光が窓を通り抜ける きら きら きら 坂道の先にある 花の咲く日向へ 雨上がりみたいな瞳 物語みたいな肩 朝の日差しみたいな言葉 きら きら きら 君のすべてに誘われ 花の咲く日向へ | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | ペダルはぎこちなくて 返すべき言葉を探した 加速していく時間だけを景色のように見ていた なのに君があんまり笑うから 朝が少し好きでさ 両手いっぱいの種をまく姿に 目が離せない この世界を君は青く 青く染めていく 光が窓を通り抜ける きら きら きら 坂道の先にある 花の咲く日向へ 水玉模様が好きだと笑う君 季節の中 忘れかけてたあの光を たやすく君は灯した 陰日向で消えそうな頃 あっちへ行こうよって言った 雲を指で追いかける後姿に 目が離せない 際限なく続く未来は きっとあの南の空 風に絡んだ糸がとけて ただ ただ ただ 目を閉じて吹かれよう 花の咲く日向へ 虹の色を数え 木漏れ日の熱を知り 四季いろとりどりの道をふたりで この世界を君は青く 青く染めていく 光が窓を通り抜ける きら きら きら 坂道の先にある 花の咲く日向へ 雨上がりみたいな瞳 物語みたいな肩 朝の日差しみたいな言葉 きら きら きら 君のすべてに誘われ 花の咲く日向へ |
飛行船に憧れて四角い涙をこぼした時の 青い青い空を忘れない 転んだ先に落ちていた 土だらけの教科書 母に手をひかれた駐車場の空に 飛行船ひとつ あんな風(ふう)に あんな風(かぜ)に 乗ってどこまでも行けたらいい 夢を乗せて 見知らぬ国へ 少年の瞳に空を映して どうしてあんなこと言ったんだろう 君を怒らせてしまった つかみ合ったシャツがよれていた ひとりぼっち帰り道 明日になることがこわかった夕暮れ 飛行船ひとつ 空(くう)を切って 空(そら)を渡り 昨日を越えて明日へ行けたら 鳥を乗せて 音もたてず 飛行船は東へゆく あんな風(ふう)に あんな風(かぜ)に 乗ってどこまでも行けたらいい 夢を乗せて 見知らぬ国へ 少年の瞳に空を映して 少年の瞳に空を映して | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | 四角い涙をこぼした時の 青い青い空を忘れない 転んだ先に落ちていた 土だらけの教科書 母に手をひかれた駐車場の空に 飛行船ひとつ あんな風(ふう)に あんな風(かぜ)に 乗ってどこまでも行けたらいい 夢を乗せて 見知らぬ国へ 少年の瞳に空を映して どうしてあんなこと言ったんだろう 君を怒らせてしまった つかみ合ったシャツがよれていた ひとりぼっち帰り道 明日になることがこわかった夕暮れ 飛行船ひとつ 空(くう)を切って 空(そら)を渡り 昨日を越えて明日へ行けたら 鳥を乗せて 音もたてず 飛行船は東へゆく あんな風(ふう)に あんな風(かぜ)に 乗ってどこまでも行けたらいい 夢を乗せて 見知らぬ国へ 少年の瞳に空を映して 少年の瞳に空を映して |
僕は学級委員に恋をした真っ赤なリボンを揺らして 黒縁のメガネを光らせて 教壇に立ったあの子は真面目な真面目な学級委員 誰よりも早く登校して 制服の着方にうるさくて 男子相手にもひるまず 真面目な真面目な学級委員 だけど僕は知っている ほんとの君を知っている 下校途中河川敷で君がひとりで泣いてたのを なんだろうこんな気持ち なんだろうこの痛みは なんだろうこんな気持ち なんだろう離れないんだ 教科書を忘れたある日 隣の君に借りたんだ 少し近い距離のせいでなんにも頭に入ってこない 君はあくまでいつも通り 真っ赤なリボンを揺らした ノートを覗き見ていたら 君は気づいて つんとした 昼休み 男子が君に罵声を浴びせていた 君は泣き出しそうな顔を両手で必死に隠してた なんだろうこんな気持ち あの男子に腹がたつよ なんだろうこんな気持ち なんだろう離れないんだ なんだろうこんな気持ち なんだろうこの痛みは 君ともっと話がしたい 僕は学級委員に恋した | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | 真っ赤なリボンを揺らして 黒縁のメガネを光らせて 教壇に立ったあの子は真面目な真面目な学級委員 誰よりも早く登校して 制服の着方にうるさくて 男子相手にもひるまず 真面目な真面目な学級委員 だけど僕は知っている ほんとの君を知っている 下校途中河川敷で君がひとりで泣いてたのを なんだろうこんな気持ち なんだろうこの痛みは なんだろうこんな気持ち なんだろう離れないんだ 教科書を忘れたある日 隣の君に借りたんだ 少し近い距離のせいでなんにも頭に入ってこない 君はあくまでいつも通り 真っ赤なリボンを揺らした ノートを覗き見ていたら 君は気づいて つんとした 昼休み 男子が君に罵声を浴びせていた 君は泣き出しそうな顔を両手で必死に隠してた なんだろうこんな気持ち あの男子に腹がたつよ なんだろうこんな気持ち なんだろう離れないんだ なんだろうこんな気持ち なんだろうこの痛みは 君ともっと話がしたい 僕は学級委員に恋した |
まあるい笑顔おばあちゃんのね 手のしわや 顔のしわ見つめてしまうよ おばあちゃんのね 笑う顔は畑の中 心の中輝いてた まあるいまあるい笑顔で優しく僕らを迎えるんだ おばあちゃんのね 髪の毛はいつも変な方へ流れているよ おばあちゃんのね 若い頃はどんなだったろうかと想像してみるんだよ まあるいまあるい笑顔で優しくおじいちゃんに微笑んだろう 僕の生まれるずっとまえにおじいちゃんはもういなくなってた 死んでしまった おばあちゃんはそれからひとりでずっと長屋にいた 寂しくはないよとまた笑った おばあちゃんのね 笑う顔は風邪みたいだ みんなに移るよ おばあちゃんちで少し早めの夕食のあと そろそろ行くかとお父さん おばあちゃんのね 顔が少し寂しそうで それも移った さよならまた会いに来るよ 車の窓からみんなで手を振る 夏休み 夕暮れの中 おばあちゃんもいつまでも手を振っていた 寂しくはないよと手を振ってた おばあちゃんのね 腰が悪くなって 施設に入ることに決まった あっという間に あの長屋が おばあちゃんちが取り壊されてゆく まあるいまあるい笑顔でおばあちゃんはそれを見つめていた 少し寂しいねと言って 小さく手を振っていた | 城太郎 | 城太郎 | 城太郎 | | おばあちゃんのね 手のしわや 顔のしわ見つめてしまうよ おばあちゃんのね 笑う顔は畑の中 心の中輝いてた まあるいまあるい笑顔で優しく僕らを迎えるんだ おばあちゃんのね 髪の毛はいつも変な方へ流れているよ おばあちゃんのね 若い頃はどんなだったろうかと想像してみるんだよ まあるいまあるい笑顔で優しくおじいちゃんに微笑んだろう 僕の生まれるずっとまえにおじいちゃんはもういなくなってた 死んでしまった おばあちゃんはそれからひとりでずっと長屋にいた 寂しくはないよとまた笑った おばあちゃんのね 笑う顔は風邪みたいだ みんなに移るよ おばあちゃんちで少し早めの夕食のあと そろそろ行くかとお父さん おばあちゃんのね 顔が少し寂しそうで それも移った さよならまた会いに来るよ 車の窓からみんなで手を振る 夏休み 夕暮れの中 おばあちゃんもいつまでも手を振っていた 寂しくはないよと手を振ってた おばあちゃんのね 腰が悪くなって 施設に入ることに決まった あっという間に あの長屋が おばあちゃんちが取り壊されてゆく まあるいまあるい笑顔でおばあちゃんはそれを見つめていた 少し寂しいねと言って 小さく手を振っていた |