赤とんぼ夕焼小焼の、赤とんぼ 負われて見たのは、いつの日か 山の畑の、桑の実を 小籠に摘んだは、まぼろしか 十五で姐やは、嫁に行き お里のたよりも、絶えはてた 夕焼小焼の、赤とんぼ とまっているよ、竿の先 | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 三木露風 | 山田耕筰 | | 夕焼小焼の、赤とんぼ 負われて見たのは、いつの日か 山の畑の、桑の実を 小籠に摘んだは、まぼろしか 十五で姐やは、嫁に行き お里のたよりも、絶えはてた 夕焼小焼の、赤とんぼ とまっているよ、竿の先 |
a life汗を流そう ごはんを食べよう ぐっすり眠ろう つま先まで 無邪気に笑おう たくさん泣こう 見たら助けよう 手をのばして 悲しいことばかり 伝えてくるNEWS 心の力で 飛び越えよう ふられた恋も つまずく日々も まっすぐ見よう 胸をはって そして出会おう 素敵な人と 言葉をつかもう 生きた声を 身体を流れる 温かい記憶で あなたのすべてを 抱きしめるの 無くしたくないと 思うものだけを 守ってゆこう 守ってゆこう あなたのつぶやき わたしのつぶやき みんなのつぶやき 世界のつぶやき | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 大貫妙子 | 坂本龍一 | | 汗を流そう ごはんを食べよう ぐっすり眠ろう つま先まで 無邪気に笑おう たくさん泣こう 見たら助けよう 手をのばして 悲しいことばかり 伝えてくるNEWS 心の力で 飛び越えよう ふられた恋も つまずく日々も まっすぐ見よう 胸をはって そして出会おう 素敵な人と 言葉をつかもう 生きた声を 身体を流れる 温かい記憶で あなたのすべてを 抱きしめるの 無くしたくないと 思うものだけを 守ってゆこう 守ってゆこう あなたのつぶやき わたしのつぶやき みんなのつぶやき 世界のつぶやき |
Antinomyひびわれた壁と 街路樹のむこうに 笑い声が聞こえる 若いふたりの 夢は剥ぎ取られ 輪郭を失い 取り戻せない時を 私は歩いていく 私はあなたと どこかですれ違う 閉ざされた心は それに気づかぬまま ひとつのコインの 裏と表のように 離れることさえも できない苦しみよ 川沿いを走る 車の窓を開け 握りしめた鍵を 水面に投げ落とす 小さな波紋が 何かを変えてゆく 流れ去るすべてを 空は映している 茨の砦に捕われたふたりが それでも私は あなたを愛した 明るい光に満たされ続けた 生きる喜びに溢れ あなたは私と ふたたびすれ違う それがこの運命と 知らないままに | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 大貫妙子 | 坂本龍一 | | ひびわれた壁と 街路樹のむこうに 笑い声が聞こえる 若いふたりの 夢は剥ぎ取られ 輪郭を失い 取り戻せない時を 私は歩いていく 私はあなたと どこかですれ違う 閉ざされた心は それに気づかぬまま ひとつのコインの 裏と表のように 離れることさえも できない苦しみよ 川沿いを走る 車の窓を開け 握りしめた鍵を 水面に投げ落とす 小さな波紋が 何かを変えてゆく 流れ去るすべてを 空は映している 茨の砦に捕われたふたりが それでも私は あなたを愛した 明るい光に満たされ続けた 生きる喜びに溢れ あなたは私と ふたたびすれ違う それがこの運命と 知らないままに |
風の道はじめての場所 静かな街 ここであなたは おおきくなる 庭さきに いま 錆ついてる 自転車がある 息を秘めて 今では他人と 呼ばれるふたりに 決して譲れぬ 生き方があった とりとめもなく 歩くうちに 心はいつか 暖かくなる 今では他人と 呼ばれるふたりに 決して譲れぬ 生き方があった おたがい寄り添う 月日を思えば 語る言葉もないほど 短い | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 大貫妙子 | 大貫妙子 | | はじめての場所 静かな街 ここであなたは おおきくなる 庭さきに いま 錆ついてる 自転車がある 息を秘めて 今では他人と 呼ばれるふたりに 決して譲れぬ 生き方があった とりとめもなく 歩くうちに 心はいつか 暖かくなる 今では他人と 呼ばれるふたりに 決して譲れぬ 生き方があった おたがい寄り添う 月日を思えば 語る言葉もないほど 短い |
3びきのくま果てない宇宙で 今日も夢を見た 星も瞬たかぬ 黒い闇の中で 風に揺れている 葦の茂る原 波の打ちよせる 砂丘に降る雪を 待つ人の呼ぶ声は 幾千の時を越え 届くだろう ただ ひたすらなその思い 孤独な闇をいつか 照らすだろう すべては流砂の 中に消えてゆく 眩い命の 光跡を残して 果てない宇宙で 生まれた奇蹟は 泡のひとカケラ 深く藍い海の | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 大貫妙子 | 坂本龍一 | | 果てない宇宙で 今日も夢を見た 星も瞬たかぬ 黒い闇の中で 風に揺れている 葦の茂る原 波の打ちよせる 砂丘に降る雪を 待つ人の呼ぶ声は 幾千の時を越え 届くだろう ただ ひたすらなその思い 孤独な闇をいつか 照らすだろう すべては流砂の 中に消えてゆく 眩い命の 光跡を残して 果てない宇宙で 生まれた奇蹟は 泡のひとカケラ 深く藍い海の |
四季つないだ手に夏の匂い 海へと続く道 光る波と ひとひらの雲 遠い蝉時雨 山が燃えて草は枯れて 瞳に秋の色 風が立てば 心寒く 陽だまりの冬 求め続け待ちぼうけの あなたのいない季節 うけとめては とけて儚い 春のぼたん雪 水に落ちた 赤い花よ 想いと流れてゆこうか さくらさくら 淡い夢よ 散りゆく時を知るの 胸に残る 姿やさしい 愛した人よ さようならと さようならと あなたは手をふる 鈴の音が唄いながら 空を駆けてく | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 大貫妙子 | 大貫妙子 | | つないだ手に夏の匂い 海へと続く道 光る波と ひとひらの雲 遠い蝉時雨 山が燃えて草は枯れて 瞳に秋の色 風が立てば 心寒く 陽だまりの冬 求め続け待ちぼうけの あなたのいない季節 うけとめては とけて儚い 春のぼたん雪 水に落ちた 赤い花よ 想いと流れてゆこうか さくらさくら 淡い夢よ 散りゆく時を知るの 胸に残る 姿やさしい 愛した人よ さようならと さようならと あなたは手をふる 鈴の音が唄いながら 空を駆けてく |
Tango乾いた道をころがる太陽 うちすてられた望郷の想い 時の狭間をさまよう情熱 空を映した瞳の色 すべてを無くしすべてを手に入れ 場末の店で踊るTango あなたの前ではただの道化 激しく不在に苛まれて Un viaje sin luz (A journey with no light) Un mundo sin sol (A world with no sun) あなたを 失ってなお 追い求める 夢の果てまで 視線を拒まぬあなたのすべて 裂けたドレスの甘い闇よ 誘惑に咲く赤い薔薇よ 結末の無い愛の黄昏 El sueno se fue (The dream has gone) Memorias de amor (Memories of love) あなたを 失ってなお 追い求める 夢の果てまで 遥かな旅へと ああ、La Plataの流れに 身をまかせ歌う マテ茶をふくめば ああ、La Tierra del Fuego 短い春が 地の果てに薫る 窓の外に立ち止まる亡霊 止むことのない風の叫び 死者に繋がれ生きるのなら 土塊になりここで眠ろう Amor y dolor (Love and pain) Unidos estan (Together they are) あなたの 面影を今 追い求める 夢の果てまで 遥かなあなたを | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 大貫妙子・Fernando Aponte | 坂本龍一 | | 乾いた道をころがる太陽 うちすてられた望郷の想い 時の狭間をさまよう情熱 空を映した瞳の色 すべてを無くしすべてを手に入れ 場末の店で踊るTango あなたの前ではただの道化 激しく不在に苛まれて Un viaje sin luz (A journey with no light) Un mundo sin sol (A world with no sun) あなたを 失ってなお 追い求める 夢の果てまで 視線を拒まぬあなたのすべて 裂けたドレスの甘い闇よ 誘惑に咲く赤い薔薇よ 結末の無い愛の黄昏 El sueno se fue (The dream has gone) Memorias de amor (Memories of love) あなたを 失ってなお 追い求める 夢の果てまで 遥かな旅へと ああ、La Plataの流れに 身をまかせ歌う マテ茶をふくめば ああ、La Tierra del Fuego 短い春が 地の果てに薫る 窓の外に立ち止まる亡霊 止むことのない風の叫び 死者に繋がれ生きるのなら 土塊になりここで眠ろう Amor y dolor (Love and pain) Unidos estan (Together they are) あなたの 面影を今 追い求める 夢の果てまで 遥かなあなたを |
夏色の服よく似合うと買ってくれた 夏色の服を 今年もひとりで 抱きしめて仕舞う 青いインクなくなるほど 愛しさを綴り 励ましなぐさめ 指さきが染まる あなたを縛る想い出を そっと解いてあげるのに 見上げる窓 夜の庭に 薔薇色に咲いて ひっそり 私を遠ざけるように 愛におびえて 傷ついたあなたのそばで 暮したい もう一度 春が来るように | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 大貫妙子 | 大貫妙子 | | よく似合うと買ってくれた 夏色の服を 今年もひとりで 抱きしめて仕舞う 青いインクなくなるほど 愛しさを綴り 励ましなぐさめ 指さきが染まる あなたを縛る想い出を そっと解いてあげるのに 見上げる窓 夜の庭に 薔薇色に咲いて ひっそり 私を遠ざけるように 愛におびえて 傷ついたあなたのそばで 暮したい もう一度 春が来るように |
美貌の青空眼差しの不実さと 気高さに溺れていた 狂おしい夏だった 青空も 声も 小さな死のように これ以上愛さない 禁じる愛おしさで 瞳は 傷口と知る魂の 別々の惑星に 僕たちは棲む双生児さ 野獣の優雅さで 沈黙を舌で味わう 罌粟のように 切なさで胸を傷めながら 君の 可憐な 喉笛から あふれ出した 虹の涯は 美貌の青空 狂おしい夏だった 手に触れる すべて 欠片の死のように 君の血が透き通る 野蛮な 瞳 見ては 途方に暮れる 真夏の楽園 | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 売野雅勇 | 坂本龍一 | | 眼差しの不実さと 気高さに溺れていた 狂おしい夏だった 青空も 声も 小さな死のように これ以上愛さない 禁じる愛おしさで 瞳は 傷口と知る魂の 別々の惑星に 僕たちは棲む双生児さ 野獣の優雅さで 沈黙を舌で味わう 罌粟のように 切なさで胸を傷めながら 君の 可憐な 喉笛から あふれ出した 虹の涯は 美貌の青空 狂おしい夏だった 手に触れる すべて 欠片の死のように 君の血が透き通る 野蛮な 瞳 見ては 途方に暮れる 真夏の楽園 |
Flower夜露に濡れ その葉をたたむ 幼い頃の 姿で眠る 花は目覚め 月を仰ぐ 名はネムノキ 夏の夜の 満ちては欠けてゆく 星霜の果て なくしたのだろうか ソロモンの指輪を 光と闇がつくるモザイク 忘れられた 部屋の片隅 太陽さえも とどかぬまま 私は光に からだを向ける つつまれながら 渇いてゆく あなたのその窓で かぐわしく香る 優しいその指が 触れてくれる日を待ち 恋しいエデンを夢見ながら | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 大貫妙子 | 坂本龍一 | | 夜露に濡れ その葉をたたむ 幼い頃の 姿で眠る 花は目覚め 月を仰ぐ 名はネムノキ 夏の夜の 満ちては欠けてゆく 星霜の果て なくしたのだろうか ソロモンの指輪を 光と闇がつくるモザイク 忘れられた 部屋の片隅 太陽さえも とどかぬまま 私は光に からだを向ける つつまれながら 渇いてゆく あなたのその窓で かぐわしく香る 優しいその指が 触れてくれる日を待ち 恋しいエデンを夢見ながら |
鉄道員会いたい人なら 会いに行け あの山を越えて 今すぐ会いに行け 悩みがあるなら 旅に行け 心を鍛えて 一人の旅に行け もうすぐ笛が鳴る 白い駅を汽車は動き出す 君を乗せて 愛する仲間のために行け 涙をこらえて みんなのために行け 聞こえるあの歌を 声合わせ歌おう 続いた道は 永遠と信じて 大切な人に ついて行け 命を預けて すべてを捨てていけ 小さな子犬を 連れて行け カバンに隠して 声かけながら行け 聞こえるあの歌を 声合わせ歌おう まだあの駅で待っていると信じて | 大貫妙子 & 坂本龍一 | 奥田民生 | 坂本龍一 | | 会いたい人なら 会いに行け あの山を越えて 今すぐ会いに行け 悩みがあるなら 旅に行け 心を鍛えて 一人の旅に行け もうすぐ笛が鳴る 白い駅を汽車は動き出す 君を乗せて 愛する仲間のために行け 涙をこらえて みんなのために行け 聞こえるあの歌を 声合わせ歌おう 続いた道は 永遠と信じて 大切な人に ついて行け 命を預けて すべてを捨てていけ 小さな子犬を 連れて行け カバンに隠して 声かけながら行け 聞こえるあの歌を 声合わせ歌おう まだあの駅で待っていると信じて |