ただ君に晴れ夜に浮かんでいた 海月のような月が爆ぜた バス停の背を覗けば あの夏の君が頭にいる だけ 鳥居 乾いた雲 夏の匂いが頬を撫でる 大人になるまでほら、背伸びしたままで 遊び疲れたらバス停裏で空でも見よう じきに夏が暮れても きっときっと覚えてるから 追いつけないまま大人になって 君のポケットに夜が咲く 口に出せないなら僕は一人だ それでいいからもう諦めてる だけ 夏日 乾いた雲 山桜桃梅 錆びた標識 記憶の中はいつも夏の匂いがする 写真なんて紙切れだ 思い出なんてただの塵だ それがわからないから、口を噤んだまま 絶えず君のいこふ 記憶に夏野の石一つ 俯いたまま大人になって 追いつけない ただ君に晴れ 口に出せないまま坂を上った 僕らの影に夜が咲いていく 俯いたまま大人になった 君が思うまま手を叩け 陽の落ちる坂道を上って 僕らの影は 追いつけないまま大人になって 君のポケットに夜が咲く 口に出せなくても僕ら一つだ それでいいだろ、もう 君の想い出を噛み締めてるだけ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 夜に浮かんでいた 海月のような月が爆ぜた バス停の背を覗けば あの夏の君が頭にいる だけ 鳥居 乾いた雲 夏の匂いが頬を撫でる 大人になるまでほら、背伸びしたままで 遊び疲れたらバス停裏で空でも見よう じきに夏が暮れても きっときっと覚えてるから 追いつけないまま大人になって 君のポケットに夜が咲く 口に出せないなら僕は一人だ それでいいからもう諦めてる だけ 夏日 乾いた雲 山桜桃梅 錆びた標識 記憶の中はいつも夏の匂いがする 写真なんて紙切れだ 思い出なんてただの塵だ それがわからないから、口を噤んだまま 絶えず君のいこふ 記憶に夏野の石一つ 俯いたまま大人になって 追いつけない ただ君に晴れ 口に出せないまま坂を上った 僕らの影に夜が咲いていく 俯いたまま大人になった 君が思うまま手を叩け 陽の落ちる坂道を上って 僕らの影は 追いつけないまま大人になって 君のポケットに夜が咲く 口に出せなくても僕ら一つだ それでいいだろ、もう 君の想い出を噛み締めてるだけ |
第一夜貴方だけを憶えている 雲の影が流れて往く 言葉だけが溢れている 想い出は夏風、揺られながら 朝目が覚めて歯を磨く 散歩の前に朝ご飯 窓の向こうにふくれ雲 それを手帳に書き留めて 歌う木立を眺めます 通りすがりの風が運んだ 花の香りに少しだけ春かと思いました 貴方だけを憶えている 雲の影が流れて往く 言葉だけが溢れている 想い出は夏風、揺られながら 昼は何処かで夢うつつ ふらり立ち寄る商店街 氷菓を一つ買って行く 頬張る貴方が浮かびます 想い出ばかり描きます この詩に込めた表情は 誰にもわからなくていい いつか会いに向かいます 貴方だけを憶えている 雲の影が流れて往く 言葉だけが溢れている 想い出は夏風、揺られながら 夜に花火を観ています いつかみたいな人混みで 名前も知らず呼んでいた 白い花を一輪持って 隣町から帰ります 列車の窓を少し開いて 夜がひとひら頬撫でて 風揺れる、髪が靡く 貴方だけを憶えている 雲の影が流れて往く 言葉だけが溢れている 想い出は夏風、揺られながら この歌は夏風、揺られながら 朝目が覚めて歯を磨く 散歩の前に朝ご飯 丘の向こうにふくれ雲 ふいに何かに気付きます 心が酷く震えます 白百合香る道を走って やっと貴方に出逢えた そんな夢を見ました 貴方は僕に笑います ずっと待っていましたと | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 貴方だけを憶えている 雲の影が流れて往く 言葉だけが溢れている 想い出は夏風、揺られながら 朝目が覚めて歯を磨く 散歩の前に朝ご飯 窓の向こうにふくれ雲 それを手帳に書き留めて 歌う木立を眺めます 通りすがりの風が運んだ 花の香りに少しだけ春かと思いました 貴方だけを憶えている 雲の影が流れて往く 言葉だけが溢れている 想い出は夏風、揺られながら 昼は何処かで夢うつつ ふらり立ち寄る商店街 氷菓を一つ買って行く 頬張る貴方が浮かびます 想い出ばかり描きます この詩に込めた表情は 誰にもわからなくていい いつか会いに向かいます 貴方だけを憶えている 雲の影が流れて往く 言葉だけが溢れている 想い出は夏風、揺られながら 夜に花火を観ています いつかみたいな人混みで 名前も知らず呼んでいた 白い花を一輪持って 隣町から帰ります 列車の窓を少し開いて 夜がひとひら頬撫でて 風揺れる、髪が靡く 貴方だけを憶えている 雲の影が流れて往く 言葉だけが溢れている 想い出は夏風、揺られながら この歌は夏風、揺られながら 朝目が覚めて歯を磨く 散歩の前に朝ご飯 丘の向こうにふくれ雲 ふいに何かに気付きます 心が酷く震えます 白百合香る道を走って やっと貴方に出逢えた そんな夢を見ました 貴方は僕に笑います ずっと待っていましたと |
だから僕は音楽を辞めた考えたってわからないし 青空の下、君を待った 風が吹いた正午、昼下がりを抜け出す想像 ねぇ、これからどうなるんだろうね 進め方教わらないんだよ 君の目を見た 何も言えず僕は歩いた 考えたってわからないし 青春なんてつまらないし 辞めた筈のピアノ、机を弾く癖が抜けない ねぇ、将来何してるだろうね 音楽はしてないといいね 困らないでよ 心の中に一つ線を引いても どうしても消えなかった 今更なんだから なぁ、もう思い出すな 間違ってるんだよ わかってないよ、あんたら人間も 本当も愛も世界も苦しさも人生もどうでもいいよ 正しいかどうか知りたいのだって防衛本能だ 考えたんだ あんたのせいだ 考えたってわからないが、本当に年老いたくないんだ いつか死んだらって思うだけで胸が空っぽになるんだ 将来何してるだろうって 大人になったらわかったよ 何もしてないさ 幸せな顔した人が憎いのはどう割り切ったらいいんだ 満たされない頭の奥の化け物みたいな劣等感 間違ってないよ なぁ、何だかんだあんたら人間だ 愛も救いも優しさも根拠がないなんて気味が悪いよ ラブソングなんかが痛いのだって防衛本能だ どうでもいいか あんたのせいだ 考えたってわからないし 生きてるだけでも苦しいし 音楽とか儲からないし 歌詞とか適当でもいいよ どうでもいいんだ 間違ってないだろ 間違ってないよな 間違ってるんだよ わかってるんだ あんたら人間も 本当も愛も救いも優しさも人生もどうでもいいんだ 正しい答えが言えないのだって防衛本能だ どうでもいいや あんたのせいだ 僕だって信念があった 今じゃ塵みたいな想いだ 何度でも君を書いた 売れることこそがどうでもよかったんだ 本当だ 本当なんだ 昔はそうだった だから僕は音楽を辞めた | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 考えたってわからないし 青空の下、君を待った 風が吹いた正午、昼下がりを抜け出す想像 ねぇ、これからどうなるんだろうね 進め方教わらないんだよ 君の目を見た 何も言えず僕は歩いた 考えたってわからないし 青春なんてつまらないし 辞めた筈のピアノ、机を弾く癖が抜けない ねぇ、将来何してるだろうね 音楽はしてないといいね 困らないでよ 心の中に一つ線を引いても どうしても消えなかった 今更なんだから なぁ、もう思い出すな 間違ってるんだよ わかってないよ、あんたら人間も 本当も愛も世界も苦しさも人生もどうでもいいよ 正しいかどうか知りたいのだって防衛本能だ 考えたんだ あんたのせいだ 考えたってわからないが、本当に年老いたくないんだ いつか死んだらって思うだけで胸が空っぽになるんだ 将来何してるだろうって 大人になったらわかったよ 何もしてないさ 幸せな顔した人が憎いのはどう割り切ったらいいんだ 満たされない頭の奥の化け物みたいな劣等感 間違ってないよ なぁ、何だかんだあんたら人間だ 愛も救いも優しさも根拠がないなんて気味が悪いよ ラブソングなんかが痛いのだって防衛本能だ どうでもいいか あんたのせいだ 考えたってわからないし 生きてるだけでも苦しいし 音楽とか儲からないし 歌詞とか適当でもいいよ どうでもいいんだ 間違ってないだろ 間違ってないよな 間違ってるんだよ わかってるんだ あんたら人間も 本当も愛も救いも優しさも人生もどうでもいいんだ 正しい答えが言えないのだって防衛本能だ どうでもいいや あんたのせいだ 僕だって信念があった 今じゃ塵みたいな想いだ 何度でも君を書いた 売れることこそがどうでもよかったんだ 本当だ 本当なんだ 昔はそうだった だから僕は音楽を辞めた |
チノカテ夕陽を呑み込んだ コップがルビーみたいだ 飲み掛けの土曜の生活感を テーブルに置いて 花瓶の白い花 優しすぎて枯れたみたいだ 本当に大事だったのに そろそろ変えなければ あ、夕陽。本当に綺麗だね これから先のもっと先を描いた地図はないんだろうか? 迷いはしないだろうか それでいいから そのままでいいから 本当はいらなかったものもソファも本も捨てよう 町へ出よう 本当は僕らの心は頭にあった 何を間違えたのか、今じゃ文字の中 花瓶の白い花 いつの間にか枯れたみたいだ 本当に大事だったなら そもそも買わなければ あ、散った。それでも綺麗だね ずっと叶えたかった夢が貴方を縛っていないだろうか? それを諦めていいと言える勇気が少しでもあったら 本当に欲しかったものも鞄もペンも捨てよう 町へ出よう 貴方の欲しがった 自分を捨ててしまった 本当に大事だったのに 今更思い出す 花瓶の白い花 枯れたことも気付かなかった 本当に大事だったのは 花を変える人なのに あ、待って。本当に行くんだね これから先のもっと先を描いた地図はないんだろうか? 迷いはしないだろうか それでいいから そのままでいいから 本当はいらなかったものもソファも本も捨てよう それでいいから 貴方の夜をずっと照らす大きな光はあるんだろうか? それでも行くんだろうか それでいいから そのままでいいから 全部を読み終わったあとはどうか目を開けて この本を捨てよう、町へ出よう | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 夕陽を呑み込んだ コップがルビーみたいだ 飲み掛けの土曜の生活感を テーブルに置いて 花瓶の白い花 優しすぎて枯れたみたいだ 本当に大事だったのに そろそろ変えなければ あ、夕陽。本当に綺麗だね これから先のもっと先を描いた地図はないんだろうか? 迷いはしないだろうか それでいいから そのままでいいから 本当はいらなかったものもソファも本も捨てよう 町へ出よう 本当は僕らの心は頭にあった 何を間違えたのか、今じゃ文字の中 花瓶の白い花 いつの間にか枯れたみたいだ 本当に大事だったなら そもそも買わなければ あ、散った。それでも綺麗だね ずっと叶えたかった夢が貴方を縛っていないだろうか? それを諦めていいと言える勇気が少しでもあったら 本当に欲しかったものも鞄もペンも捨てよう 町へ出よう 貴方の欲しがった 自分を捨ててしまった 本当に大事だったのに 今更思い出す 花瓶の白い花 枯れたことも気付かなかった 本当に大事だったのは 花を変える人なのに あ、待って。本当に行くんだね これから先のもっと先を描いた地図はないんだろうか? 迷いはしないだろうか それでいいから そのままでいいから 本当はいらなかったものもソファも本も捨てよう それでいいから 貴方の夜をずっと照らす大きな光はあるんだろうか? それでも行くんだろうか それでいいから そのままでいいから 全部を読み終わったあとはどうか目を開けて この本を捨てよう、町へ出よう |
月に吠える路傍の月に吠える 影一つ町を行く 満ちることも知らないで 夜はすっと深くまで 気が付けば人溜まり この顔を眺めている おれの何がわかるかと 獣の振りをする 一切合切放り出したいの 生きているって教えてほしいの 月に吠えるように歌えば嗚呼、鮮やかに アイスピックで地球を砕いてこの悪意で満たしてみたいの 月に吠えるように歌えば 嗚呼、我が儘にお前の想うが儘に 青白い路傍の月 何処だろう、と人は言う 誰にも見えていないのか この醜い獣 指を差した方へ向く 顔の無いまま動く 何かがおれを見ている 波止場のあの影で 一切合切信じていないの 誰もお前に期待していないの 月に吠えるように歌えば嗚呼、鮮やかに 硬いペンを湖月に浸して波に線を描いてみたいの 月に吠えるように歌えば嗚呼、艶やかに 時間の赴くままに 皆おれをかわいそうな病人と、そう思っている! 一切合切放り出したいの ま、まだ世界を犯し足りないの 月に吠えるように歌えば、嗚呼鮮やかに アイスピックで頭蓋を砕いて温いスープで満たしてほしいの 月に吠えるように歌えよ 嗚呼、喉笛の奥に住まう獣よ この世界はお前の想うが儘に 路傍の月に吠える | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 路傍の月に吠える 影一つ町を行く 満ちることも知らないで 夜はすっと深くまで 気が付けば人溜まり この顔を眺めている おれの何がわかるかと 獣の振りをする 一切合切放り出したいの 生きているって教えてほしいの 月に吠えるように歌えば嗚呼、鮮やかに アイスピックで地球を砕いてこの悪意で満たしてみたいの 月に吠えるように歌えば 嗚呼、我が儘にお前の想うが儘に 青白い路傍の月 何処だろう、と人は言う 誰にも見えていないのか この醜い獣 指を差した方へ向く 顔の無いまま動く 何かがおれを見ている 波止場のあの影で 一切合切信じていないの 誰もお前に期待していないの 月に吠えるように歌えば嗚呼、鮮やかに 硬いペンを湖月に浸して波に線を描いてみたいの 月に吠えるように歌えば嗚呼、艶やかに 時間の赴くままに 皆おれをかわいそうな病人と、そう思っている! 一切合切放り出したいの ま、まだ世界を犯し足りないの 月に吠えるように歌えば、嗚呼鮮やかに アイスピックで頭蓋を砕いて温いスープで満たしてほしいの 月に吠えるように歌えよ 嗚呼、喉笛の奥に住まう獣よ この世界はお前の想うが儘に 路傍の月に吠える |
テレパス「どう言えばいいんだろうか 例えば雪化粧みたいな そう白く降ってるんだ」 「寂しさ?それを言いたかったのね」 「そう言えばいいんだろうか 溢れた塩の瓶みたいで」 想像で世界を変えて お願い、一つでいいから もう一瞬だけ歌って メロディも無くていいから 寂しさでもいいから 「どう言えばいいんだろうか 剥がれた壁のペンキなんだ 何度も塗り直した」 「想い出?それを言いたかったのね」 「そう言えばいいんだろうか 嫌だな、テレパシーみたいだ」 想像で世界を食べて お願い、少しでいいから もう一瞬だけ話して 言葉も無くていいから 思い出でもいいから 「そう、僕だけ違うんだ 鞄に何か無いみたいで もう歩きたくないんだ」 想像して、自分に触れて 貴方を少しでいいから もう一回だけ愛して 何も言わないでいいから 想像で世界を変えて お願い、一つでいいから もう一瞬だけ歌って メロディも無くていいから 言葉も無くていいから どう言えばいいんだろうね 例えば、 ね?言わなくたっていいの | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 「どう言えばいいんだろうか 例えば雪化粧みたいな そう白く降ってるんだ」 「寂しさ?それを言いたかったのね」 「そう言えばいいんだろうか 溢れた塩の瓶みたいで」 想像で世界を変えて お願い、一つでいいから もう一瞬だけ歌って メロディも無くていいから 寂しさでもいいから 「どう言えばいいんだろうか 剥がれた壁のペンキなんだ 何度も塗り直した」 「想い出?それを言いたかったのね」 「そう言えばいいんだろうか 嫌だな、テレパシーみたいだ」 想像で世界を食べて お願い、少しでいいから もう一瞬だけ話して 言葉も無くていいから 思い出でもいいから 「そう、僕だけ違うんだ 鞄に何か無いみたいで もう歩きたくないんだ」 想像して、自分に触れて 貴方を少しでいいから もう一回だけ愛して 何も言わないでいいから 想像で世界を変えて お願い、一つでいいから もう一瞬だけ歌って メロディも無くていいから 言葉も無くていいから どう言えばいいんだろうね 例えば、 ね?言わなくたっていいの |
盗作「音楽の切っ掛けは何だっけ。 父の持つレコードだったかな。 音を聞くことは気持ちが良い。 聞くだけなら努力もいらない。 前置きはいいから話そう。 ある時、思い付いたんだ。 この歌が僕の物になれば、この穴は埋まるだろうか。 だから、僕は盗んだ」 嗚呼、まだ足りない。全部足りない。 何一つも満たされない。 このまま一人じゃあ僕は生きられない。 もっと知りたい。愛を知りたい。 この心を満たすくらい美しいものを知りたい。 「ある時に、街を流れる歌が僕の曲だってことに気が付いた。 売れたなんて当たり前さ。 名作を盗んだものだからさぁ! 彼奴も馬鹿だ。こいつも馬鹿だ。 褒めちぎる奴等は皆馬鹿だ。 群がる烏合の衆、本当の価値なんてわからずに。 まぁ、それは僕も同じか」 嗚呼、何かが足りない。 これだけ盗んだのに少しも満たされない。 上面の言葉一つじゃ満たされない。 愛が知りたい。金が足りない。 この妬みを満たすくらい美しいものを知りたい。 「音楽の切っ掛けが何なのか、 今じゃもう忘れちまったが欲じゃないことは覚えてる。 何か綺麗なものだったな。 化けの皮なんていつか剥がれる。 見向きもされない夜が来る。 その時に見られる景色が心底楽しみで。 そうだ。 何一つもなくなって、地位も愛も全部なくなって。 何もかも失った後に見える夜は本当に綺麗だろうから、 本当に、本当に綺麗だろうから、 僕は盗んだ」 嗚呼、まだ足りない。もっと書きたい。 こんな詩じゃ満たされない。 君らの罵倒じゃあ僕は満たされない。 まだ知らない愛を書きたい。 この心を満たすくらい美しいものを知りたい。 まだ足りない。まだ足りない。 まだ足りない。まだ足りない。 まだ足りない。僕は足りない。 ずっと足りないものがわからない。 まだ足りない。もっと知りたい。 この身体を溶かすくらい美しい夜を知りたい。 | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 「音楽の切っ掛けは何だっけ。 父の持つレコードだったかな。 音を聞くことは気持ちが良い。 聞くだけなら努力もいらない。 前置きはいいから話そう。 ある時、思い付いたんだ。 この歌が僕の物になれば、この穴は埋まるだろうか。 だから、僕は盗んだ」 嗚呼、まだ足りない。全部足りない。 何一つも満たされない。 このまま一人じゃあ僕は生きられない。 もっと知りたい。愛を知りたい。 この心を満たすくらい美しいものを知りたい。 「ある時に、街を流れる歌が僕の曲だってことに気が付いた。 売れたなんて当たり前さ。 名作を盗んだものだからさぁ! 彼奴も馬鹿だ。こいつも馬鹿だ。 褒めちぎる奴等は皆馬鹿だ。 群がる烏合の衆、本当の価値なんてわからずに。 まぁ、それは僕も同じか」 嗚呼、何かが足りない。 これだけ盗んだのに少しも満たされない。 上面の言葉一つじゃ満たされない。 愛が知りたい。金が足りない。 この妬みを満たすくらい美しいものを知りたい。 「音楽の切っ掛けが何なのか、 今じゃもう忘れちまったが欲じゃないことは覚えてる。 何か綺麗なものだったな。 化けの皮なんていつか剥がれる。 見向きもされない夜が来る。 その時に見られる景色が心底楽しみで。 そうだ。 何一つもなくなって、地位も愛も全部なくなって。 何もかも失った後に見える夜は本当に綺麗だろうから、 本当に、本当に綺麗だろうから、 僕は盗んだ」 嗚呼、まだ足りない。もっと書きたい。 こんな詩じゃ満たされない。 君らの罵倒じゃあ僕は満たされない。 まだ知らない愛を書きたい。 この心を満たすくらい美しいものを知りたい。 まだ足りない。まだ足りない。 まだ足りない。まだ足りない。 まだ足りない。僕は足りない。 ずっと足りないものがわからない。 まだ足りない。もっと知りたい。 この身体を溶かすくらい美しい夜を知りたい。 |
逃亡夏の匂いがしてた あぜ道、ひとつ入道雲 夜が近づくまで今日は歩いてみようよ 隣の町の夜祭りに行くんだ 温い夜、誘蛾灯の日暮、鼻歌、軒先の風鈴、 坂道を下りた向こう側、祭り屋台の憧憬 夜が近付くまで今日は歩いてみようよ 上を向いて歩いた、花が夜空に咲いてる 夏の匂いがしてた あぜ道のずっと向こうへ 誰一人人の居ない街を探すんだ ねぇ、こんな生活はごめんだ さようなら、手を振る影一つ、夜待ち、鼻先のバス停 思い出の中の風景はつまらぬほど綺麗で 夜が近付くまで今日も歩いていたんだ 目蓋を閉じれば見える、夏の匂いがする さぁ、もっと遠く行こうよ さぁ、もっと逃げて行こうぜ さぁ、僕らつまらないことは全部放っといて 道の向こうへ 夏の匂いがしてた あぜ道、ひとつ入道雲 誰一人人の居ない街で気付くんだ 君も居ないことにやっと 温い夜、誘蛾灯の日暮、鼻歌、軒先の風鈴、 坂道を下りた向こう側、祭り屋台の憧憬 大人になってもずっと憶えてるから ねぇ遠くへ行こうよ、あの丘の向こうへ さぁ、もっと遠く行こうよ さぁ、もっと逃げて行こうぜ さぁ、僕らつまらないことは全部放っといて 道の向こうへ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 夏の匂いがしてた あぜ道、ひとつ入道雲 夜が近づくまで今日は歩いてみようよ 隣の町の夜祭りに行くんだ 温い夜、誘蛾灯の日暮、鼻歌、軒先の風鈴、 坂道を下りた向こう側、祭り屋台の憧憬 夜が近付くまで今日は歩いてみようよ 上を向いて歩いた、花が夜空に咲いてる 夏の匂いがしてた あぜ道のずっと向こうへ 誰一人人の居ない街を探すんだ ねぇ、こんな生活はごめんだ さようなら、手を振る影一つ、夜待ち、鼻先のバス停 思い出の中の風景はつまらぬほど綺麗で 夜が近付くまで今日も歩いていたんだ 目蓋を閉じれば見える、夏の匂いがする さぁ、もっと遠く行こうよ さぁ、もっと逃げて行こうぜ さぁ、僕らつまらないことは全部放っといて 道の向こうへ 夏の匂いがしてた あぜ道、ひとつ入道雲 誰一人人の居ない街で気付くんだ 君も居ないことにやっと 温い夜、誘蛾灯の日暮、鼻歌、軒先の風鈴、 坂道を下りた向こう側、祭り屋台の憧憬 大人になってもずっと憶えてるから ねぇ遠くへ行こうよ、あの丘の向こうへ さぁ、もっと遠く行こうよ さぁ、もっと逃げて行こうぜ さぁ、僕らつまらないことは全部放っといて 道の向こうへ |
冬眠雨の上がる校庭で昨日の花火を思い出した あの時の君のぼうとした顔、風にまだ夏の匂いがする 秋になって 冬になって 長い眠りについたあとに 雲に乗って 風に乗って 遠くに行こうよ ここじゃ報われないよ 花の揺れる校庭で昨日の夕陽を思い出した あの時の透けて凜とした君 頬にまだ夏が残っている 春になって 夏を待って 深い眠りが覚めた頃に 水になって 花になって 空を見ようよ 言葉とかいらないよ 神様なんていないから 夢は叶うなんて嘘だから 仕事も学校も全部辞めにしよう 忘れることが自然なら 想い出なんて言葉作るなよ 忘れないよう口に蓋して 君を待って 夏が去って いつか終わりが見えるころに 雲に乗って 風に乗って 眠るみたいに ただ 秋になって 冬になって 長い眠りについたあとに 雲に乗って 風に乗って 遠くに行こうよ ここじゃ報われないよ 君とだけ生きたいよ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 雨の上がる校庭で昨日の花火を思い出した あの時の君のぼうとした顔、風にまだ夏の匂いがする 秋になって 冬になって 長い眠りについたあとに 雲に乗って 風に乗って 遠くに行こうよ ここじゃ報われないよ 花の揺れる校庭で昨日の夕陽を思い出した あの時の透けて凜とした君 頬にまだ夏が残っている 春になって 夏を待って 深い眠りが覚めた頃に 水になって 花になって 空を見ようよ 言葉とかいらないよ 神様なんていないから 夢は叶うなんて嘘だから 仕事も学校も全部辞めにしよう 忘れることが自然なら 想い出なんて言葉作るなよ 忘れないよう口に蓋して 君を待って 夏が去って いつか終わりが見えるころに 雲に乗って 風に乗って 眠るみたいに ただ 秋になって 冬になって 長い眠りについたあとに 雲に乗って 風に乗って 遠くに行こうよ ここじゃ報われないよ 君とだけ生きたいよ |
夏の肖像だからもっと踊るように ほろりほろり落ちるように さよならは花咲くように それは夏の木漏れ日のよう 寂しい雨上がり、花を見つけて ぽっかり空いたような貴方の心 少しだけ歩こうか 風の吹く間に 草のそよげば何となく誰かを待つ 忘れるたびに増やすことが悲しいのでしょう だからもっと踊るように ほろりほろり落ちるように さよならは花咲くように それは それは だからもっと踊るように あぁ僕らずっと一つじゃないの 涙拭けば雨のように それは夏の木漏れ日のよう 木漏れ日のよう 貴方の中には何があるのかい 僕の心には何を描くのかい 少しだけ歩こうか 雨の降る間に その後ろ姿もしぐれてゆくか 忘れることが苦しい、それも正しいのでしょう 言葉もっと遊ぶように ほろりほろり落ちる夕陽 五月雨が花火のように それは それは 去ればぱっと晴れる陽気 あなたを待っている、火のように 燃える雲、茜のように それは風のお祭りのよう あの日の空を思う胸が苦しいのでしょう だからもっと踊るように ほろりほろり落ちるように さよならは花咲くように それは それは だからもっと踊るように あぁ僕らずっと一つじゃないの 涙吹けば雨模様に それは夏の木漏れ日のよう 木漏れ日のよう | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | だからもっと踊るように ほろりほろり落ちるように さよならは花咲くように それは夏の木漏れ日のよう 寂しい雨上がり、花を見つけて ぽっかり空いたような貴方の心 少しだけ歩こうか 風の吹く間に 草のそよげば何となく誰かを待つ 忘れるたびに増やすことが悲しいのでしょう だからもっと踊るように ほろりほろり落ちるように さよならは花咲くように それは それは だからもっと踊るように あぁ僕らずっと一つじゃないの 涙拭けば雨のように それは夏の木漏れ日のよう 木漏れ日のよう 貴方の中には何があるのかい 僕の心には何を描くのかい 少しだけ歩こうか 雨の降る間に その後ろ姿もしぐれてゆくか 忘れることが苦しい、それも正しいのでしょう 言葉もっと遊ぶように ほろりほろり落ちる夕陽 五月雨が花火のように それは それは 去ればぱっと晴れる陽気 あなたを待っている、火のように 燃える雲、茜のように それは風のお祭りのよう あの日の空を思う胸が苦しいのでしょう だからもっと踊るように ほろりほろり落ちるように さよならは花咲くように それは それは だからもっと踊るように あぁ僕らずっと一つじゃないの 涙吹けば雨模様に それは夏の木漏れ日のよう 木漏れ日のよう |
ノーチラス時計が鳴ったからやっと眼を覚ました 昨日の風邪がちょっと嘘みたいだ 出かけようにも、あぁ、予報が雨模様だ どうせ出ないのは夜が明けないから 喉が渇くとか、心が痛いとか、人間の全部が邪魔してるんだよ さよならの速さで顔を上げて いつかやっと夜が明けたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を何度だって描いているから 傘を出してやっと外に出てみようと決めたはいいけど、靴を捨てたんだっけ 裸足のままなんて度胸もある訳がないや どうでもいいかな 何がしたいんだろう 夕飯はどうしよう 晴れたら外に出よう 人間なんてさ見たくもないけど このままの速さで今日を泳いで 君にやっと手が触れたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を忘れたって覚えているから 丘の前には君がいて随分久しいねって、笑いながら顔を寄せて さぁ、二人で行こうって言うんだ ラップランドの納屋の下 ガムラスタンの古通り 夏草が邪魔をする このままの速さで今日を泳いで 君にやっと手が触れたら もう目を覚まして。見て。 君を忘れた僕を さよならの速さで顔を上げて いつかやっと夜が明けたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を何度だって描いているから | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 時計が鳴ったからやっと眼を覚ました 昨日の風邪がちょっと嘘みたいだ 出かけようにも、あぁ、予報が雨模様だ どうせ出ないのは夜が明けないから 喉が渇くとか、心が痛いとか、人間の全部が邪魔してるんだよ さよならの速さで顔を上げて いつかやっと夜が明けたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を何度だって描いているから 傘を出してやっと外に出てみようと決めたはいいけど、靴を捨てたんだっけ 裸足のままなんて度胸もある訳がないや どうでもいいかな 何がしたいんだろう 夕飯はどうしよう 晴れたら外に出よう 人間なんてさ見たくもないけど このままの速さで今日を泳いで 君にやっと手が触れたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を忘れたって覚えているから 丘の前には君がいて随分久しいねって、笑いながら顔を寄せて さぁ、二人で行こうって言うんだ ラップランドの納屋の下 ガムラスタンの古通り 夏草が邪魔をする このままの速さで今日を泳いで 君にやっと手が触れたら もう目を覚まして。見て。 君を忘れた僕を さよならの速さで顔を上げて いつかやっと夜が明けたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を何度だって描いているから |
八月、某、月明かり何もいらない 心臓が煩かった 歩くたび息が詰まった 初めてバイトを逃げ出した 音楽も生活も、もうどうでもよかった ただ気に食わないものばかりが増えた 八月某、月明かり、自転車で飛んで 東伏見の高架橋、小平、富士見通りと商店街 夜風が鼻を擽ぐった この胸の痛みは気のせいだ わかってた わかった振りをした 最低だ 最低だ 僕の全部最低だ 君を形に残したかった 想い出になんてしてやるもんか 最低だ 最低だ 気持ちよくて仕方がないわ 最低だってこの歌詞自体が 人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った 考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから 君も、何もいらない 心臓が煩かった 笑うほど喉が渇いた 初めて心を売り出した 狭心もプライドも、もうどうでもよかった 気に食わない奴にも頭を下げた 八月某、あの頃の景色を跨いだ ストックホルムの露天商、キルナ、ガムラスタンは石畳 君だけを胸に仕舞った この空の青さも気の所為だ 笑ってた、笑った顔のまま 最低だ 傲慢だ 君もみんな貪欲だ ドラマチックな歌も愛もさぁ、馬鹿らしくて仕方がないわ 知っていた 知っていた 君の人生、君のものだ 最低だっていくら叫ぼうが そうだ、きっとそうだ あの世ではロックンロールが流れてるんだ 賛美歌とか流行らない 神様がいないんだから 罪も過ちも犯罪も自殺も戦争もマイノリティも全部知らない 最低だ 最低だ 別れなんて傲慢だ 君の全てに頷きたいんだ そんなの欺瞞と同じだ、エルマ 最低だ 最低だ 愛おしくて仕方がないわ ドラマチックな夜で僕を悼みたい 最低だ 最低だ 言葉なんて冗長だ 君の人生は月明かりだ 有りがちだなんて言わせるものか 最低だ 最低だ 笑われたって仕方がないわ 最低なんて語呂だけの歌詞だ 人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った 考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから 今も、愛も、過去も、夢も、思い出も、鼻歌も、薄い目も、夜霞も、 優しさも、苦しさも、花房も、憂鬱も、あの夏も、この歌も、 偽善も、夜風も、嘘も、君も、僕も、青天井も、何もいらない | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 何もいらない 心臓が煩かった 歩くたび息が詰まった 初めてバイトを逃げ出した 音楽も生活も、もうどうでもよかった ただ気に食わないものばかりが増えた 八月某、月明かり、自転車で飛んで 東伏見の高架橋、小平、富士見通りと商店街 夜風が鼻を擽ぐった この胸の痛みは気のせいだ わかってた わかった振りをした 最低だ 最低だ 僕の全部最低だ 君を形に残したかった 想い出になんてしてやるもんか 最低だ 最低だ 気持ちよくて仕方がないわ 最低だってこの歌詞自体が 人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った 考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから 君も、何もいらない 心臓が煩かった 笑うほど喉が渇いた 初めて心を売り出した 狭心もプライドも、もうどうでもよかった 気に食わない奴にも頭を下げた 八月某、あの頃の景色を跨いだ ストックホルムの露天商、キルナ、ガムラスタンは石畳 君だけを胸に仕舞った この空の青さも気の所為だ 笑ってた、笑った顔のまま 最低だ 傲慢だ 君もみんな貪欲だ ドラマチックな歌も愛もさぁ、馬鹿らしくて仕方がないわ 知っていた 知っていた 君の人生、君のものだ 最低だっていくら叫ぼうが そうだ、きっとそうだ あの世ではロックンロールが流れてるんだ 賛美歌とか流行らない 神様がいないんだから 罪も過ちも犯罪も自殺も戦争もマイノリティも全部知らない 最低だ 最低だ 別れなんて傲慢だ 君の全てに頷きたいんだ そんなの欺瞞と同じだ、エルマ 最低だ 最低だ 愛おしくて仕方がないわ ドラマチックな夜で僕を悼みたい 最低だ 最低だ 言葉なんて冗長だ 君の人生は月明かりだ 有りがちだなんて言わせるものか 最低だ 最低だ 笑われたって仕方がないわ 最低なんて語呂だけの歌詞だ 人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った 考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから 今も、愛も、過去も、夢も、思い出も、鼻歌も、薄い目も、夜霞も、 優しさも、苦しさも、花房も、憂鬱も、あの夏も、この歌も、 偽善も、夜風も、嘘も、君も、僕も、青天井も、何もいらない |
花に亡霊もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座ったまま、氷菓を口に放り込んで風を待っていた もう忘れてしまったかな 世の中の全部嘘だらけ 本当の価値を二人で探しに行こうと笑ったこと 忘れないように 色褪せないように 形に残るものが全てじゃないように 言葉をもっと教えて 夏が来るって教えて 僕は描いてる 眼に映ったのは夏の亡霊だ 風にスカートが揺れて 想い出なんて忘れて 浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座った頃、遠くの丘から顔出した雲があったじゃないか 君はそれを掴もうとして、馬鹿みたいに空を切った手で 僕は紙に雲一つを書いて、笑って握って見せて 忘れないように 色褪せないように 歴史に残るものが全てじゃないから 今だけ顔も失くして 言葉も全部忘れて 君は笑ってる 夏を待っている僕ら亡霊だ 心をもっと教えて 夏の匂いを教えて 浅い呼吸をする 忘れないように 色褪せないように 心に響くものが全てじゃないから 言葉をもっと教えて さよならだって教えて 今も見るんだよ 夏に咲いてる花に亡霊を 言葉じゃなくて時間を 時間じゃなくて心を 浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく 夏の匂いがする もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座ったまま、氷菓を口に放り込んで風を待っていた | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座ったまま、氷菓を口に放り込んで風を待っていた もう忘れてしまったかな 世の中の全部嘘だらけ 本当の価値を二人で探しに行こうと笑ったこと 忘れないように 色褪せないように 形に残るものが全てじゃないように 言葉をもっと教えて 夏が来るって教えて 僕は描いてる 眼に映ったのは夏の亡霊だ 風にスカートが揺れて 想い出なんて忘れて 浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座った頃、遠くの丘から顔出した雲があったじゃないか 君はそれを掴もうとして、馬鹿みたいに空を切った手で 僕は紙に雲一つを書いて、笑って握って見せて 忘れないように 色褪せないように 歴史に残るものが全てじゃないから 今だけ顔も失くして 言葉も全部忘れて 君は笑ってる 夏を待っている僕ら亡霊だ 心をもっと教えて 夏の匂いを教えて 浅い呼吸をする 忘れないように 色褪せないように 心に響くものが全てじゃないから 言葉をもっと教えて さよならだって教えて 今も見るんだよ 夏に咲いてる花に亡霊を 言葉じゃなくて時間を 時間じゃなくて心を 浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく 夏の匂いがする もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座ったまま、氷菓を口に放り込んで風を待っていた |
花人局さよならを置いて僕に花もたせ 覚束ぬままに夜が明けて 誰もいない部屋で起きた その温もり一つ残して 昨日の夜のことは少しも覚えてないけれど 他に誰かが居た、そんな気がただしている 二日酔いが残る頭は回っちゃいないけれど わからないままでもまぁ、それはそれでも綺麗だ 洗面台の歯ブラシ、誰かのコップ、棚の化粧水。 覚えのない物ばかりだ 枕は花の匂いがする さよならを置いて僕に花もたせ 覚束ぬままに夜が明けて 誰もいない部屋で起きる その温もり一つ残して 昨日の夜のことはそこまで覚えてないけれど 美人局を疑う、そんな気もしないでいる 二日酔いも醒めた頭で考えていたけど、わからないままでもいい むしろその方がいい 窓際咲くラベンダー、汚れたシンク、編み掛けのマフラー、 覚えのない事ばかりだ 部屋には春の匂いがする 浮雲掴むような花人局 誰も来ないまま日が暮れて 夕陽の差した窓一つ 何も知らない僕を残して 昨日の夜のことも本当は少し覚えてるんだ 貴方の居ない暮らし、それが続くことも 今でもこの頭一つで考えているばかり 花一つ持たせて消えた貴方のこと 明日にはきっと戻ってくる 何気ない顔で帰ってくる 今にドアが開いて聞こえる ごめんね、遅くなったって 言葉だけをずっと待っている 夕焼けをじっと待っている 忘れてしまう前に花描け 今日も一人また夜が来て 誰もいない部屋で眠る その温もり、僕に残して 馬鹿みたいに愛は花もたせ この部屋にもまた春が来て 貴方のいない街を生きる その温もり、僕に残して 僕にひとつ、花を残して 言葉だけをずっと待っている 夕焼けをじっと待っている | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | さよならを置いて僕に花もたせ 覚束ぬままに夜が明けて 誰もいない部屋で起きた その温もり一つ残して 昨日の夜のことは少しも覚えてないけれど 他に誰かが居た、そんな気がただしている 二日酔いが残る頭は回っちゃいないけれど わからないままでもまぁ、それはそれでも綺麗だ 洗面台の歯ブラシ、誰かのコップ、棚の化粧水。 覚えのない物ばかりだ 枕は花の匂いがする さよならを置いて僕に花もたせ 覚束ぬままに夜が明けて 誰もいない部屋で起きる その温もり一つ残して 昨日の夜のことはそこまで覚えてないけれど 美人局を疑う、そんな気もしないでいる 二日酔いも醒めた頭で考えていたけど、わからないままでもいい むしろその方がいい 窓際咲くラベンダー、汚れたシンク、編み掛けのマフラー、 覚えのない事ばかりだ 部屋には春の匂いがする 浮雲掴むような花人局 誰も来ないまま日が暮れて 夕陽の差した窓一つ 何も知らない僕を残して 昨日の夜のことも本当は少し覚えてるんだ 貴方の居ない暮らし、それが続くことも 今でもこの頭一つで考えているばかり 花一つ持たせて消えた貴方のこと 明日にはきっと戻ってくる 何気ない顔で帰ってくる 今にドアが開いて聞こえる ごめんね、遅くなったって 言葉だけをずっと待っている 夕焼けをじっと待っている 忘れてしまう前に花描け 今日も一人また夜が来て 誰もいない部屋で眠る その温もり、僕に残して 馬鹿みたいに愛は花もたせ この部屋にもまた春が来て 貴方のいない街を生きる その温もり、僕に残して 僕にひとつ、花を残して 言葉だけをずっと待っている 夕焼けをじっと待っている |
晴る貴方は風のように 目を閉じては夕暮れ 何を思っているんだろうか 目蓋を開いていた 貴方の目はビイドロ 少しだけ晴るの匂いがした 晴れに晴れ、花よ咲け 咲いて晴るのせい 降り止めば雨でさえ 貴方を飾る晴る 胸を打つ音よ凪げ 僕ら晴る風 あの雲も越えてゆけ 遠くまだ遠くまで 貴方は晴れ模様に 目を閉じては青色 何が悲しいのだろうか 目蓋を開いている 貴方の目にビイドロ 今少し雨の匂いがした 泣きに泣け、空よ泣け 泣いて雨のせい 降り頻る雨でさえ 雲の上では晴る 土を打つ音よ鳴れ 僕ら春荒れ あの海も越えてゆく 遠くまだ遠くまで 通り雨 草を靡かせ 羊雲 あれも春のせい 風のよう 胸に春乗せ 晴るを待つ 晴れに晴れ、空よ裂け 裂いて春のせい 降り止めば雨でさえ 貴方を飾る晴る 胸を打つ音奏で 僕ら春風 音に聞く晴るの風 さぁこの歌よ凪げ! 晴れに晴れ、花よ咲け 咲いて春のせい あの雲も越えてゆけ 遠くまだ遠くまで | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 貴方は風のように 目を閉じては夕暮れ 何を思っているんだろうか 目蓋を開いていた 貴方の目はビイドロ 少しだけ晴るの匂いがした 晴れに晴れ、花よ咲け 咲いて晴るのせい 降り止めば雨でさえ 貴方を飾る晴る 胸を打つ音よ凪げ 僕ら晴る風 あの雲も越えてゆけ 遠くまだ遠くまで 貴方は晴れ模様に 目を閉じては青色 何が悲しいのだろうか 目蓋を開いている 貴方の目にビイドロ 今少し雨の匂いがした 泣きに泣け、空よ泣け 泣いて雨のせい 降り頻る雨でさえ 雲の上では晴る 土を打つ音よ鳴れ 僕ら春荒れ あの海も越えてゆく 遠くまだ遠くまで 通り雨 草を靡かせ 羊雲 あれも春のせい 風のよう 胸に春乗せ 晴るを待つ 晴れに晴れ、空よ裂け 裂いて春のせい 降り止めば雨でさえ 貴方を飾る晴る 胸を打つ音奏で 僕ら春風 音に聞く晴るの風 さぁこの歌よ凪げ! 晴れに晴れ、花よ咲け 咲いて春のせい あの雲も越えてゆけ 遠くまだ遠くまで |
春泥棒高架橋を抜けたら雲の隙間に青が覗いた 最近どうも暑いからただ風が吹くのを待ってた 木陰に座る 何か頬に付く 見上げれば頭上に咲いて散る はらり、僕らもう息も忘れて 瞬きさえ億劫 さぁ、今日さえ明日過去に変わる ただ風を待つ だから僕らもう声も忘れて さよならさえ億劫 ただ花が降るだけ晴れり 今、春吹雪 次の日も待ち合わせ 花見の客も少なくなった 春の匂いはもう止む 今年も夏が来るのか 高架橋を抜けたら道の先に君が覗いた 残りはどれだけかな どれだけ春に会えるだろう 川沿いの丘、木陰に座る また昨日と変わらず今日も咲く花に、 僕らもう息も忘れて 瞬きさえ億劫 花散らせ今吹くこの嵐は まさに春泥棒 風に今日ももう時が流れて 立つことさえ億劫 花の隙間に空、散れり まだ、春吹雪 今日も会いに行く 木陰に座る 溜息を吐く 花ももう終わる 明日も会いに行く 春がもう終わる 名残るように時間が散っていく 愛を歌えば言葉足らず 踏む韻さえ億劫 花開いた今を言葉如きが語れるものか はらり、僕らもう声も忘れて 瞬きさえ億劫 花見は僕らだけ 散るなまだ、春吹雪 あともう少しだけ もう数えられるだけ あと花二つだけ もう花一つだけ ただ葉が残るだけ、はらり 今、春仕舞い | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 高架橋を抜けたら雲の隙間に青が覗いた 最近どうも暑いからただ風が吹くのを待ってた 木陰に座る 何か頬に付く 見上げれば頭上に咲いて散る はらり、僕らもう息も忘れて 瞬きさえ億劫 さぁ、今日さえ明日過去に変わる ただ風を待つ だから僕らもう声も忘れて さよならさえ億劫 ただ花が降るだけ晴れり 今、春吹雪 次の日も待ち合わせ 花見の客も少なくなった 春の匂いはもう止む 今年も夏が来るのか 高架橋を抜けたら道の先に君が覗いた 残りはどれだけかな どれだけ春に会えるだろう 川沿いの丘、木陰に座る また昨日と変わらず今日も咲く花に、 僕らもう息も忘れて 瞬きさえ億劫 花散らせ今吹くこの嵐は まさに春泥棒 風に今日ももう時が流れて 立つことさえ億劫 花の隙間に空、散れり まだ、春吹雪 今日も会いに行く 木陰に座る 溜息を吐く 花ももう終わる 明日も会いに行く 春がもう終わる 名残るように時間が散っていく 愛を歌えば言葉足らず 踏む韻さえ億劫 花開いた今を言葉如きが語れるものか はらり、僕らもう声も忘れて 瞬きさえ億劫 花見は僕らだけ 散るなまだ、春吹雪 あともう少しだけ もう数えられるだけ あと花二つだけ もう花一つだけ ただ葉が残るだけ、はらり 今、春仕舞い |
春ひさぎ大丈夫だよ大丈夫 寝てれば何とかなるし どうしたんだいそんな顔してさぁ 別にどうともないよ 駅前で愛を待ち惚け 他にすることもないし 不誠実の価値も教えてほしいわ 言勿れ 愛など忘れておくんなまし 苦しい事だって何でも教えておくれ 左様な蜻蛉の一つが善いなら忘れた方が増し 詮の無いことばかり聞いてられないわ 言いたくないわ 大丈夫どれだけも吐いても 言葉は言い足りないし どうしたんだいあんたにわかるかい この憂いが 玄関で愛を待ち惚け 囁く声で喘いで 後悔の悔を教えてほしいわ 陽炎や 今日などどうか忘れておくんなまし 悲しい事無しの愛だけ歌っておくれ 終いは口付け一つが善いのも言わない方が増し 詮の無いことでも忘れられないわ 知りたくないわ 陽炎や 今日などいつか忘れてしまうのでしょう?苦しいの 左様な躊躇いの一つが愛なら知らない方が増し 詮の無いことだって聞かせてもっと 言勿れ 明日など忘れておくんなまし 苦しい事だって何度も教えておくれ 無粋な蜻蛉の一つでいいから、溺れるほどに欲しい 詮の無いことだって聞かせてもっと 愛して欲しいわ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 大丈夫だよ大丈夫 寝てれば何とかなるし どうしたんだいそんな顔してさぁ 別にどうともないよ 駅前で愛を待ち惚け 他にすることもないし 不誠実の価値も教えてほしいわ 言勿れ 愛など忘れておくんなまし 苦しい事だって何でも教えておくれ 左様な蜻蛉の一つが善いなら忘れた方が増し 詮の無いことばかり聞いてられないわ 言いたくないわ 大丈夫どれだけも吐いても 言葉は言い足りないし どうしたんだいあんたにわかるかい この憂いが 玄関で愛を待ち惚け 囁く声で喘いで 後悔の悔を教えてほしいわ 陽炎や 今日などどうか忘れておくんなまし 悲しい事無しの愛だけ歌っておくれ 終いは口付け一つが善いのも言わない方が増し 詮の無いことでも忘れられないわ 知りたくないわ 陽炎や 今日などいつか忘れてしまうのでしょう?苦しいの 左様な躊躇いの一つが愛なら知らない方が増し 詮の無いことだって聞かせてもっと 言勿れ 明日など忘れておくんなまし 苦しい事だって何度も教えておくれ 無粋な蜻蛉の一つでいいから、溺れるほどに欲しい 詮の無いことだって聞かせてもっと 愛して欲しいわ |
爆弾魔死んだ眼で爆弾片手に口を開く さよならだ人類、みんな吹き飛んじまえ 泣いた顔で爆弾片手 夜が苦しい 安っぽいナイトショーのワンシーンみたいな夢が見たい 今日も出来ませんでした 今日もやれませんでした 青春の全部を爆破したい 君のことを歌にしたい この日々を爆破して 心ごと爆破して ずるいよ、優しさってやつちらつかせてさ ずるいよ全部 この部屋を爆破したい 夢がなきゃ生きられない だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ 死んだ目で爆弾片手に街を歩く 誰も見向きもしないんだ 爆弾を翳したとて ずっと泣けませんでした ずっと笑えませんでした 青春の全部に君がいる 風が吹けば花が咲く あの夏を爆破して 思い出を爆破して 酷いよ、君自身は黙って消えたくせに 酷いよ全部 この街を爆破したい このままじゃ生きられない だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ もっと笑えばよかった ずっと戻りたかった 青春の全部に散れば咲け 散れば咲けよ百日紅 この日々を爆破して 心ごと爆破して 辛くてもいい 苦しさも全部僕のものだ わかってるんだ この星を爆破したい 君を消せるだけでいい 今しかない、いなくなれ この日々を爆破して 心ごと爆破して ずるいよ、優しさってやつちらつかせてさ ずるいよ全部 この夜を爆破したい 君だけを覚えていたい だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 死んだ眼で爆弾片手に口を開く さよならだ人類、みんな吹き飛んじまえ 泣いた顔で爆弾片手 夜が苦しい 安っぽいナイトショーのワンシーンみたいな夢が見たい 今日も出来ませんでした 今日もやれませんでした 青春の全部を爆破したい 君のことを歌にしたい この日々を爆破して 心ごと爆破して ずるいよ、優しさってやつちらつかせてさ ずるいよ全部 この部屋を爆破したい 夢がなきゃ生きられない だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ 死んだ目で爆弾片手に街を歩く 誰も見向きもしないんだ 爆弾を翳したとて ずっと泣けませんでした ずっと笑えませんでした 青春の全部に君がいる 風が吹けば花が咲く あの夏を爆破して 思い出を爆破して 酷いよ、君自身は黙って消えたくせに 酷いよ全部 この街を爆破したい このままじゃ生きられない だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ もっと笑えばよかった ずっと戻りたかった 青春の全部に散れば咲け 散れば咲けよ百日紅 この日々を爆破して 心ごと爆破して 辛くてもいい 苦しさも全部僕のものだ わかってるんだ この星を爆破したい 君を消せるだけでいい 今しかない、いなくなれ この日々を爆破して 心ごと爆破して ずるいよ、優しさってやつちらつかせてさ ずるいよ全部 この夜を爆破したい 君だけを覚えていたい だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ |
パドドゥ優しい風の音が頬撫でる 雲間鮮やか、揺れ花菖蒲 この場所を僕らは覚えてる 立ちくらみ、不格好 風に流されて腰を下ろす原 夏草は肌に擦れるまま 思い出の中に貴方はいる 優しい風の音が頬撫でる 土用の縁側、言葉足らず 雲の下へ続く田舎道 夏木立、不格好 風に流されて足を運ぶまま あの頃指差して進むまま 「さぁさぁもっと踊っていようよ 腕を引かれるまま、情け無い顔のままで 一生踊って暮らしていようよ もう考えないでいいよ」 優しい風の音が頬撫でる 夏休み、校舎の七不思議 あの夜を僕らは覚えてる 立ちすくみ、不格好 風に流されて歩く長廊下 宵闇は鼻に擦れるまま 「さぁさぁもっと踊っていようよ 胸を焦がせ今は泣き止んだ顔のままで 一生踊って暮らしていようよ 疲れたら寝ればいいよ」 夜の校庭、たった二人だけの舞踏会 さながら舞台裏のパ・ド・ドゥ 僕ら芥川の小説みたいに 今だけの想い出になろう 「さぁさぁもっと踊っていよう 深く息を吸うように 一生踊って暮らしていよう さぁさぁもっと踊っていようよ いつか出会えるならふざけた笑顔のままで 一生踊って暮らしていようよ そう考えたっていいよ さぁさぁもっと踊っていよう」 | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 優しい風の音が頬撫でる 雲間鮮やか、揺れ花菖蒲 この場所を僕らは覚えてる 立ちくらみ、不格好 風に流されて腰を下ろす原 夏草は肌に擦れるまま 思い出の中に貴方はいる 優しい風の音が頬撫でる 土用の縁側、言葉足らず 雲の下へ続く田舎道 夏木立、不格好 風に流されて足を運ぶまま あの頃指差して進むまま 「さぁさぁもっと踊っていようよ 腕を引かれるまま、情け無い顔のままで 一生踊って暮らしていようよ もう考えないでいいよ」 優しい風の音が頬撫でる 夏休み、校舎の七不思議 あの夜を僕らは覚えてる 立ちすくみ、不格好 風に流されて歩く長廊下 宵闇は鼻に擦れるまま 「さぁさぁもっと踊っていようよ 胸を焦がせ今は泣き止んだ顔のままで 一生踊って暮らしていようよ 疲れたら寝ればいいよ」 夜の校庭、たった二人だけの舞踏会 さながら舞台裏のパ・ド・ドゥ 僕ら芥川の小説みたいに 今だけの想い出になろう 「さぁさぁもっと踊っていよう 深く息を吸うように 一生踊って暮らしていよう さぁさぁもっと踊っていようよ いつか出会えるならふざけた笑顔のままで 一生踊って暮らしていようよ そう考えたっていいよ さぁさぁもっと踊っていよう」 |
パレード身体の奥 喉の真下 心があるとするなら君はそこなんだろうから ずっと前からわかっていたけど 歳取れば君の顔も忘れてしまうからさ 身体の奥 喉の中で 言葉が出来る瞬間を僕は知りたいから このまま夜が明けたら 乾かないように想い出を 失くさないようにこの歌を 忘れないで もうちょっとだけでいい 一人ぼっちのパレードを ずっと前から思ってたけど 君の指先の中にはたぶん神様が住んでいる 今日、昨日よりずっと前から、ずっとその昔の昔から。 わかるんだ 身体の奥 喉の真下 君の書く詩を ただ真似る日々を 忘れないように 君のいない今の温度を 乾かないような想い出で 失くせないでいたこの歌で もう少しでいい もうちょっとだけでいい 一人ぼっちのパレードを | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 身体の奥 喉の真下 心があるとするなら君はそこなんだろうから ずっと前からわかっていたけど 歳取れば君の顔も忘れてしまうからさ 身体の奥 喉の中で 言葉が出来る瞬間を僕は知りたいから このまま夜が明けたら 乾かないように想い出を 失くさないようにこの歌を 忘れないで もうちょっとだけでいい 一人ぼっちのパレードを ずっと前から思ってたけど 君の指先の中にはたぶん神様が住んでいる 今日、昨日よりずっと前から、ずっとその昔の昔から。 わかるんだ 身体の奥 喉の真下 君の書く詩を ただ真似る日々を 忘れないように 君のいない今の温度を 乾かないような想い出で 失くせないでいたこの歌で もう少しでいい もうちょっとだけでいい 一人ぼっちのパレードを |
ヒッチコック「雨の匂いに懐かしくなるのは何でなんでしょうか。 夏が近づくと胸が騒めくのは何でなんでしょうか。 人に笑われたら涙が出るのは何でなんでしょうか。 それでもいつか報われるからと思えばいいんでしょうか。」 さよならって言葉でこんなに胸を裂いて 今もたった数瞬の夕焼けに足が止まっていた 「先生、人生相談です。 この先どうなら楽ですか。 そんなの誰もわかりはしないよなんて言われますか。 ほら、苦しさなんて欲しいわけない。 何もしないで生きていたい。 青空だけが見たいのは我儘ですか。」 「胸が痛んでも嘘がつけるのは何でなんでしょうか。 悪い人ばかりが得をしてるのは何でなんでしょうか。 幸せの文字が¥を含むのは何でなんでしょうか。 一つ線を抜けば辛さになるのはわざとなんでしょうか。」 青春って値札が背中に貼られていて ヒッチコックみたいなサスペンスをどこか期待していた 「先生、どうでもいいんですよ。 生きてるだけで痛いんですよ。 ニーチェもフロイトもこの穴の埋め方は書かないんだ。 ただ夏の匂いに目を瞑って、 雲の高さを指で描こう。 想い出だけが見たいのは我儘ですか。」 「ドラマチックに人が死ぬストーリーって売れるじゃないですか。 花の散り際にすら値が付くのも嫌になりました。 先生の夢は何だったんですか。 大人になると忘れちゃうものなんですか。」 「先生、人生相談です。 この先どうなら楽ですか。 涙が人を強くするなんて全部詭弁でした。 あぁ、この先どうでもいいわけなくて、現実だけがちらついて、 夏が遠くて。 これでも本当にいいんですか。 このまま生きてもいいんですか。 そんなの君にしかわからないよなんて言われますか。 ただ夏の匂いに目を瞑りたい。 いつまでも風に吹かれたい。 青空だけが見たいのは我儘ですか。」 あなただけを知りたいのは我儘ですか | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 「雨の匂いに懐かしくなるのは何でなんでしょうか。 夏が近づくと胸が騒めくのは何でなんでしょうか。 人に笑われたら涙が出るのは何でなんでしょうか。 それでもいつか報われるからと思えばいいんでしょうか。」 さよならって言葉でこんなに胸を裂いて 今もたった数瞬の夕焼けに足が止まっていた 「先生、人生相談です。 この先どうなら楽ですか。 そんなの誰もわかりはしないよなんて言われますか。 ほら、苦しさなんて欲しいわけない。 何もしないで生きていたい。 青空だけが見たいのは我儘ですか。」 「胸が痛んでも嘘がつけるのは何でなんでしょうか。 悪い人ばかりが得をしてるのは何でなんでしょうか。 幸せの文字が¥を含むのは何でなんでしょうか。 一つ線を抜けば辛さになるのはわざとなんでしょうか。」 青春って値札が背中に貼られていて ヒッチコックみたいなサスペンスをどこか期待していた 「先生、どうでもいいんですよ。 生きてるだけで痛いんですよ。 ニーチェもフロイトもこの穴の埋め方は書かないんだ。 ただ夏の匂いに目を瞑って、 雲の高さを指で描こう。 想い出だけが見たいのは我儘ですか。」 「ドラマチックに人が死ぬストーリーって売れるじゃないですか。 花の散り際にすら値が付くのも嫌になりました。 先生の夢は何だったんですか。 大人になると忘れちゃうものなんですか。」 「先生、人生相談です。 この先どうなら楽ですか。 涙が人を強くするなんて全部詭弁でした。 あぁ、この先どうでもいいわけなくて、現実だけがちらついて、 夏が遠くて。 これでも本当にいいんですか。 このまま生きてもいいんですか。 そんなの君にしかわからないよなんて言われますか。 ただ夏の匂いに目を瞑りたい。 いつまでも風に吹かれたい。 青空だけが見たいのは我儘ですか。」 あなただけを知りたいのは我儘ですか |
昼鳶器量、才覚、価値観 骨の髄まで全部妬ましい 心全部満たしたい 嫉む脳裏は舌打ちばかり 誇大広告勝り、世は死に体の音楽ばかり 君の全部妬ましい 浅ましいこの心根が疼くばかり つまらないものだけが観たいのさ 夜の全部が僕は欲しい ただやるせないから歌にしたい この渇きを言い訳にさぁ 夜景、ダイヤの光、笑みで住宅街を見下し 素晴らしきその暮らし さぁ幸せはお幾らばかり? この妬みは疎ましいばかり つまらないものだけが観たいのさ 他人の全部を馬鹿にして 忘れたいのに胸が痛い ただ何も無いから僕は欲しい つまらないものだけが観たいのさ 君の全部が僕は欲しい ただ何も無いから僕は欲しい この渇きを言い訳にさぁ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 器量、才覚、価値観 骨の髄まで全部妬ましい 心全部満たしたい 嫉む脳裏は舌打ちばかり 誇大広告勝り、世は死に体の音楽ばかり 君の全部妬ましい 浅ましいこの心根が疼くばかり つまらないものだけが観たいのさ 夜の全部が僕は欲しい ただやるせないから歌にしたい この渇きを言い訳にさぁ 夜景、ダイヤの光、笑みで住宅街を見下し 素晴らしきその暮らし さぁ幸せはお幾らばかり? この妬みは疎ましいばかり つまらないものだけが観たいのさ 他人の全部を馬鹿にして 忘れたいのに胸が痛い ただ何も無いから僕は欲しい つまらないものだけが観たいのさ 君の全部が僕は欲しい ただ何も無いから僕は欲しい この渇きを言い訳にさぁ |
ブレーメンねぇ考えなくてもいいよ 口先じゃ分かり合えないの この音に今は乗ろうよ 忘れないでいたいよ 身体は無彩色 レイドバック ただうねる雨音でグルーヴ ずっと二人で暮らそうよ この夜の隅っこで ねぇ不甲斐ない僕らでいいよ って誘ったのは君じゃないの 理屈だけじゃつまらないわ まだ時間が惜しいの? 練り歩く景色を真空パック 踏み鳴らす足音でグルーヴ まるで僕らはブレーメン たった二人だけのマーチ さぁ息を吸って早く吐いて 精々歌っていようぜ 笑うかいお前もどうだい 愛の歌を歌ってんのさ あっはっはっは 精々楽していこうぜ 死ぬほどのことはこの世に無いぜ 明日は何しようか 暇ならわかり合おうぜ ねぇ考えなくてもいいよ 踊り始めた君の細胞 この音に今は乗ろうよ 乗れなくてもいいよ 想い出の景色でバックパック 春風の騒めきでグルーヴ もっと二人で歌おうよ 暇なら愛をしようよ さぁ息を吸って声に出して 精々歌っていようぜ 笑われてるのも仕方がないね 何もかも間違ってんのさ なぁ、あっはっはっは 精々楽していこうぜ 馬鹿を装うのも楽じゃないぜ 同じような歌詞だし三番は飛ばしていいよ さぁ息を吸って早く吐いて ねぇ心を貸して今日くらいは 精々歌っていようぜ 違うか お前ら皆僕のことを笑ってんのか?なぁ 精々楽していこうぜ 死ぬほど辛いなら逃げ出そうぜ 数年経てばきっと一人も覚えてないよ ぜえぜえ歌っていようぜ 身体は動く?お前もどうだい 愛の歌を歌ってんのさ あっはっはっは 精々楽していこうぜ 死ぬほどのことはこの世に無いぜ 明日は何しようか 暇なら笑い合おうぜ そのうちわかり合おうぜ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | ねぇ考えなくてもいいよ 口先じゃ分かり合えないの この音に今は乗ろうよ 忘れないでいたいよ 身体は無彩色 レイドバック ただうねる雨音でグルーヴ ずっと二人で暮らそうよ この夜の隅っこで ねぇ不甲斐ない僕らでいいよ って誘ったのは君じゃないの 理屈だけじゃつまらないわ まだ時間が惜しいの? 練り歩く景色を真空パック 踏み鳴らす足音でグルーヴ まるで僕らはブレーメン たった二人だけのマーチ さぁ息を吸って早く吐いて 精々歌っていようぜ 笑うかいお前もどうだい 愛の歌を歌ってんのさ あっはっはっは 精々楽していこうぜ 死ぬほどのことはこの世に無いぜ 明日は何しようか 暇ならわかり合おうぜ ねぇ考えなくてもいいよ 踊り始めた君の細胞 この音に今は乗ろうよ 乗れなくてもいいよ 想い出の景色でバックパック 春風の騒めきでグルーヴ もっと二人で歌おうよ 暇なら愛をしようよ さぁ息を吸って声に出して 精々歌っていようぜ 笑われてるのも仕方がないね 何もかも間違ってんのさ なぁ、あっはっはっは 精々楽していこうぜ 馬鹿を装うのも楽じゃないぜ 同じような歌詞だし三番は飛ばしていいよ さぁ息を吸って早く吐いて ねぇ心を貸して今日くらいは 精々歌っていようぜ 違うか お前ら皆僕のことを笑ってんのか?なぁ 精々楽していこうぜ 死ぬほど辛いなら逃げ出そうぜ 数年経てばきっと一人も覚えてないよ ぜえぜえ歌っていようぜ 身体は動く?お前もどうだい 愛の歌を歌ってんのさ あっはっはっは 精々楽していこうぜ 死ぬほどのことはこの世に無いぜ 明日は何しようか 暇なら笑い合おうぜ そのうちわかり合おうぜ |
負け犬にアンコールはいらない大人になりたくないのに何だか どんどん擦れてしまってって 青春なんて余るほどないけど もったいないから持っていたいのです 「死ぬほどあなたを愛してます」 とかそう言う奴ほど死ねません 会いたい好きです堪りません とか誰でも良いのに言っちゃってんのがさ、わかんないね もう一回、もう一歩だって 歩いたら負けだ つまらないって口癖が、僕の言い訳みたいじゃないか もう一回、もうこんな人生なんかは捨てたい 夏のバス停で君を待っていたいんだ 負け犬だからさ想い出しかないんだ 逃げるは恥だが役に立つとかいうけど正直立てません 大人になりたくないのにいつから 笑顔が上手になったんだ 人生なんて余るほどないし 友達なんかはいりません 最低限の荷物を固めて あなたに会いに行こうと思いました 堪んないね 5! 4! 3! 2! HOWL! もう一回、もう一個だって落としても死ねない 負け続けても笑った君が白痴みたいじゃないか もう一生、後悔したくない僕らは吠えたい 負け犬が吠えるように生きていたいんだ 君のそんな顔なんか見たくもないんだ 人生に名前をつけるなら 希望って言葉は違うだろ もう何年待っているんだろう、わからないか 君以外はどうでもいいんだよ それだけはわかっていたんだろ もう一回、もう一歩だって歩いても言えない 所詮音楽が響くか 何もかもが言い足るものか もう一回、僕たちにもうアンコールなどいらない 吠え面かけよ偽善者 もう一回、もう一歩だって歩いたら負けだ 世界平和でも歌うか 早く全部を救えよ愛とやらで もういい、もうこんな人生全部を賭けたい 負け犬なりに後悔ばっか歌って また夢に負けて、昨日を愛おしんで | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 大人になりたくないのに何だか どんどん擦れてしまってって 青春なんて余るほどないけど もったいないから持っていたいのです 「死ぬほどあなたを愛してます」 とかそう言う奴ほど死ねません 会いたい好きです堪りません とか誰でも良いのに言っちゃってんのがさ、わかんないね もう一回、もう一歩だって 歩いたら負けだ つまらないって口癖が、僕の言い訳みたいじゃないか もう一回、もうこんな人生なんかは捨てたい 夏のバス停で君を待っていたいんだ 負け犬だからさ想い出しかないんだ 逃げるは恥だが役に立つとかいうけど正直立てません 大人になりたくないのにいつから 笑顔が上手になったんだ 人生なんて余るほどないし 友達なんかはいりません 最低限の荷物を固めて あなたに会いに行こうと思いました 堪んないね 5! 4! 3! 2! HOWL! もう一回、もう一個だって落としても死ねない 負け続けても笑った君が白痴みたいじゃないか もう一生、後悔したくない僕らは吠えたい 負け犬が吠えるように生きていたいんだ 君のそんな顔なんか見たくもないんだ 人生に名前をつけるなら 希望って言葉は違うだろ もう何年待っているんだろう、わからないか 君以外はどうでもいいんだよ それだけはわかっていたんだろ もう一回、もう一歩だって歩いても言えない 所詮音楽が響くか 何もかもが言い足るものか もう一回、僕たちにもうアンコールなどいらない 吠え面かけよ偽善者 もう一回、もう一歩だって歩いたら負けだ 世界平和でも歌うか 早く全部を救えよ愛とやらで もういい、もうこんな人生全部を賭けたい 負け犬なりに後悔ばっか歌って また夢に負けて、昨日を愛おしんで |
又三郎水溜りに足を突っ込んで 貴方は大きなあくびをする 酷い嵐を呼んで欲しいんだ この空も吹き飛ばすほどの 風を待っていたんだ 何もない生活はきっと退屈過ぎるから 風を待っていたんだ 風を待っていたんだ 吹けば青嵐 言葉も飛ばしてしまえ 誰も何も言えぬほど 僕らを呑み込んでゆけ どっどど どどうど 風を呼ぶって本当なんだね 目を丸くした僕がそう聞いたから ぶっきらぼうに貴方は言った 「何もかも思いのままだぜ」 風を待っていたんだ 型に合った社会は随分窮屈すぎるから それじゃもっと酷い雨を この気分も飛ばす風を 吹けば青嵐 何もかも捨ててしまえ 今に僕らこのままじゃ 誰かも忘れてしまう 青い胡桃も吹き飛ばせ 酸っぱいかりんも吹き飛ばせ もっと大きく 酷く大きく この街を壊す風を 吹けよ青嵐 何もかも捨ててしまえ 悲しみも夢も全て飛ばしてゆけ、又三郎 行けば永い道 言葉が貴方の風だ 誰も何も言えぬほど 僕らを呑み込んでゆけ どっどど どどうど | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 水溜りに足を突っ込んで 貴方は大きなあくびをする 酷い嵐を呼んで欲しいんだ この空も吹き飛ばすほどの 風を待っていたんだ 何もない生活はきっと退屈過ぎるから 風を待っていたんだ 風を待っていたんだ 吹けば青嵐 言葉も飛ばしてしまえ 誰も何も言えぬほど 僕らを呑み込んでゆけ どっどど どどうど 風を呼ぶって本当なんだね 目を丸くした僕がそう聞いたから ぶっきらぼうに貴方は言った 「何もかも思いのままだぜ」 風を待っていたんだ 型に合った社会は随分窮屈すぎるから それじゃもっと酷い雨を この気分も飛ばす風を 吹けば青嵐 何もかも捨ててしまえ 今に僕らこのままじゃ 誰かも忘れてしまう 青い胡桃も吹き飛ばせ 酸っぱいかりんも吹き飛ばせ もっと大きく 酷く大きく この街を壊す風を 吹けよ青嵐 何もかも捨ててしまえ 悲しみも夢も全て飛ばしてゆけ、又三郎 行けば永い道 言葉が貴方の風だ 誰も何も言えぬほど 僕らを呑み込んでゆけ どっどど どどうど |
都落ち花咲くや 赤ら引く頬に さざなみ寄るは海 貴方は水際一人微笑むだけ 今、思い出に僕は都落ち 鼻歌、綺麗だね 明日には往くんだぜ 海猫が鳴いたね 鳥でも泣くんだね 心なし乾いたら別れの時間だぜ 夏風揉まれて貴方に浅い影 さらり花咲くや あから引く頬に さざなみ、夜は海 貴方は水際一人手を振るだけ 今、思い出に僕は都落ち 朝焼け、綺麗だね 舟はもう発つんだぜ 海猫が鳴いたね 貴方も泣くんだね 人里離れて鳴る音は向かい波 飛ぶ鳥は遠くへ明日から向こうまで 水に落ち流れやがて憂き 貴方に焦がれる舟は海 惜しみ書く指は思う丈ばかり 散る思い出は波か都落ち 都離れて舟進む 水は流れて時もまた 僕は貴方の思い出に ただの記憶に 恋ふらくはあから引く頬の 寄せ消ゆ波の花 貴方は水際一人微笑むだけ 今、思い出に僕は さらり花咲くや あから引く頬に さざなみ、夜は海 貴方は水際一人手を振るだけ 今、左様なら 僕は都落ち | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 花咲くや 赤ら引く頬に さざなみ寄るは海 貴方は水際一人微笑むだけ 今、思い出に僕は都落ち 鼻歌、綺麗だね 明日には往くんだぜ 海猫が鳴いたね 鳥でも泣くんだね 心なし乾いたら別れの時間だぜ 夏風揉まれて貴方に浅い影 さらり花咲くや あから引く頬に さざなみ、夜は海 貴方は水際一人手を振るだけ 今、思い出に僕は都落ち 朝焼け、綺麗だね 舟はもう発つんだぜ 海猫が鳴いたね 貴方も泣くんだね 人里離れて鳴る音は向かい波 飛ぶ鳥は遠くへ明日から向こうまで 水に落ち流れやがて憂き 貴方に焦がれる舟は海 惜しみ書く指は思う丈ばかり 散る思い出は波か都落ち 都離れて舟進む 水は流れて時もまた 僕は貴方の思い出に ただの記憶に 恋ふらくはあから引く頬の 寄せ消ゆ波の花 貴方は水際一人微笑むだけ 今、思い出に僕は さらり花咲くや あから引く頬に さざなみ、夜は海 貴方は水際一人手を振るだけ 今、左様なら 僕は都落ち |
Make-up Shadow初めての口紅の唇の色に 恥じらいを気づかせる大人びた世界 あけすけにのぞき込む星達と月に 物憂げなまなざしの誘惑のリズム あこがれは 鮮やかなランブリングサマーシャドウに 夢みているだけ、笑って 映画の夢 それはパラダイス、ハリウッド 誰かにバッタリ、恋がめばえたり なにかが今日はリアルでシュールな 青いシャドウに 二匹の豹のサファイヤルビーの あの口づけ、秘め事に Make-up Shadowに Make-up Shadowに Make-up 夢見てるいるだけのまなざしの奥に あやしげな色あいを忍ばせる世界 愛し合い見つめ合う思惑と謎が 音もなく混ざり合う永遠のリズム 黄昏は 様々なロンリーサマーシャドウに 見とれているだけ、決まって デートの雨、 それはメルヘン、Hard Rain 彼氏を待ったり、彼に出会ったり なにかが今日もリアルでシュールな 青いシャドウに どこか卑怯なイライザブルーのあの輝き、 瞳の魅力のようなミクロ微粒子の 淡いシャドウに 二匹の豹のサファイヤルビーの あの口づけ、秘め事に Make-up Shadowに Make-up Shadowに Make-up Shadowに | ヨルシカ | 井上陽水 | 彩目映 | n-buna | 初めての口紅の唇の色に 恥じらいを気づかせる大人びた世界 あけすけにのぞき込む星達と月に 物憂げなまなざしの誘惑のリズム あこがれは 鮮やかなランブリングサマーシャドウに 夢みているだけ、笑って 映画の夢 それはパラダイス、ハリウッド 誰かにバッタリ、恋がめばえたり なにかが今日はリアルでシュールな 青いシャドウに 二匹の豹のサファイヤルビーの あの口づけ、秘め事に Make-up Shadowに Make-up Shadowに Make-up 夢見てるいるだけのまなざしの奥に あやしげな色あいを忍ばせる世界 愛し合い見つめ合う思惑と謎が 音もなく混ざり合う永遠のリズム 黄昏は 様々なロンリーサマーシャドウに 見とれているだけ、決まって デートの雨、 それはメルヘン、Hard Rain 彼氏を待ったり、彼に出会ったり なにかが今日もリアルでシュールな 青いシャドウに どこか卑怯なイライザブルーのあの輝き、 瞳の魅力のようなミクロ微粒子の 淡いシャドウに 二匹の豹のサファイヤルビーの あの口づけ、秘め事に Make-up Shadowに Make-up Shadowに Make-up Shadowに |
夜行ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね 列車にでも乗って行くかい。僕は何処でもいいかな 君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ そっか、隣町なら着いて行くよ はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね ねぇ、いつか大人になったら、僕らどう成るんだろうね 何かしたいことはあるのかい。僕はそれが見たいかな 君は忘れてしまうだろうけど思い出だけが本当なんだ そっか、道の先なら着いて行くよ さらさら、さらさら さらさら、さらさら 花風、揺られや一輪草 言葉は何にもいらないから 君立つ夏原、髪は靡くまま、泣くや雨催い夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね そっか、大人になったんだね はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね 僕はここに残るんだね ずっと向こうへ往くんだね そうなんだね | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね 列車にでも乗って行くかい。僕は何処でもいいかな 君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ そっか、隣町なら着いて行くよ はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね ねぇ、いつか大人になったら、僕らどう成るんだろうね 何かしたいことはあるのかい。僕はそれが見たいかな 君は忘れてしまうだろうけど思い出だけが本当なんだ そっか、道の先なら着いて行くよ さらさら、さらさら さらさら、さらさら 花風、揺られや一輪草 言葉は何にもいらないから 君立つ夏原、髪は靡くまま、泣くや雨催い夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね そっか、大人になったんだね はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね 僕はここに残るんだね ずっと向こうへ往くんだね そうなんだね |
憂一乗湖の底にいるみたいだ 呼吸の一つが喉に絡んだ 気泡を吐き出して数秒、やっと足が着いた 柔らかな泥の感触がした ずっとずっとずっとずっとずっと 君を追っているだけで どうしようもないことばかり言いたかった 睡蓮が浮いていた 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ 適当でもいいから 目的とかいいから このまま何処でもいいからさ、逃げよう 湖の底にいるみたいだ 濡れる鼓膜がくすぐったいんだ 期待も将来も明日も何も聞きたくなかった 口から溢れる泡ぶくが綺麗で ずっとずっとずっとずっとずっと 見惚れてしまっただけで 心より大事なものを見つけたかった 言葉って薄情だ 水圧で透明だ なぁ、建前より綺麗なものを探してるんだ そんなの忘れていいからもう、逃げよう こんな自分ならいらない 僕には何にもいらない お金も名声も愛も称賛も何にもいらない このまま遠くに行きたい 思い出の外に触りたい また君の歌が聴きたい ずっとずっとずっとずっとずっと 君を追っているだけで どうしようもないことだけ歌いたかった 睡蓮が浮いていた 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ このまま何処でもいいからさ、 本当は全部置いてただ逃げ出したいだけだった 人生は透明だ 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ 適当でもいいから 目的とかいいから このまま何処でもいいからさ、逃げよう | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 湖の底にいるみたいだ 呼吸の一つが喉に絡んだ 気泡を吐き出して数秒、やっと足が着いた 柔らかな泥の感触がした ずっとずっとずっとずっとずっと 君を追っているだけで どうしようもないことばかり言いたかった 睡蓮が浮いていた 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ 適当でもいいから 目的とかいいから このまま何処でもいいからさ、逃げよう 湖の底にいるみたいだ 濡れる鼓膜がくすぐったいんだ 期待も将来も明日も何も聞きたくなかった 口から溢れる泡ぶくが綺麗で ずっとずっとずっとずっとずっと 見惚れてしまっただけで 心より大事なものを見つけたかった 言葉って薄情だ 水圧で透明だ なぁ、建前より綺麗なものを探してるんだ そんなの忘れていいからもう、逃げよう こんな自分ならいらない 僕には何にもいらない お金も名声も愛も称賛も何にもいらない このまま遠くに行きたい 思い出の外に触りたい また君の歌が聴きたい ずっとずっとずっとずっとずっと 君を追っているだけで どうしようもないことだけ歌いたかった 睡蓮が浮いていた 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ このまま何処でもいいからさ、 本当は全部置いてただ逃げ出したいだけだった 人生は透明だ 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ 適当でもいいから 目的とかいいから このまま何処でもいいからさ、逃げよう |
憂、燦々小さな約束も守れないから 大きな欠伸でごまかしていたな 小さな幸せも見つけられないから 大きな目から涙を流してたな 愛しいだけじゃ足りないし 嬉しいだけじゃ不安だし 優しいだけじゃ意味ないし 連れて行ってあげるから 憂、燦々 離さないでいてくれるなら 何でも叶えてあげるから 連れて行ってあげるから 憂、燦々 離さないでいてくれるなら 何でも叶えてあげるから これからあたしたちどうなるのかな 今どうでもいい事考えてたでしょ 憎しみだけじゃキリないし 悲しいだけじゃ不満だし 厳しいだけじゃ笑みないし 連れて行ってあげるから こっちにおいでよダーリン 離さないでいてくれるなら いつでも許してあげるから 連れて行ってあげるから こっちにおいでよダーリン 離さないでいてくれるなら いつでも許してあげるから どこにでも どこにでも どこにでも どこにいても どこにいても どこにいても 連れて行ってあげるから… 離さないでいてくれるなら… 連れて行ってあげるから 憂、燦々 離さないでいてくれるなら 何でも叶えてあげるから 連れて行ってあげるから 憂、燦々 離さないでいてくれるなら 何でも叶えてあげるから | ヨルシカ | 尾崎世界観・小野健 | 尾崎世界観 | | 小さな約束も守れないから 大きな欠伸でごまかしていたな 小さな幸せも見つけられないから 大きな目から涙を流してたな 愛しいだけじゃ足りないし 嬉しいだけじゃ不安だし 優しいだけじゃ意味ないし 連れて行ってあげるから 憂、燦々 離さないでいてくれるなら 何でも叶えてあげるから 連れて行ってあげるから 憂、燦々 離さないでいてくれるなら 何でも叶えてあげるから これからあたしたちどうなるのかな 今どうでもいい事考えてたでしょ 憎しみだけじゃキリないし 悲しいだけじゃ不満だし 厳しいだけじゃ笑みないし 連れて行ってあげるから こっちにおいでよダーリン 離さないでいてくれるなら いつでも許してあげるから 連れて行ってあげるから こっちにおいでよダーリン 離さないでいてくれるなら いつでも許してあげるから どこにでも どこにでも どこにでも どこにいても どこにいても どこにいても 連れて行ってあげるから… 離さないでいてくれるなら… 連れて行ってあげるから 憂、燦々 離さないでいてくれるなら 何でも叶えてあげるから 連れて行ってあげるから 憂、燦々 離さないでいてくれるなら 何でも叶えてあげるから |
夕凪、某、花惑い夏になる前にこの胸に散る花火を書いた 夜が来るから明後日の方ばかりを見てる 口に出してもう一回 八月某日を思い出して 僕には言い足りないことばかりだ ギターを鳴らして二小節 この歌の歌詞は380字 ロックンロールを書いた あの夏ばっか歌っていた さよならだけじゃ足りない 君に茜差す日々の歌を 思い出すだけじゃ足りないのさ 花泳ぐ 夏を待つ 君は言葉になる 忘れないようにあの夏に見た花火を書いた 想い出の僕ら、夜しか見えぬ幽霊みたいだ 何にも良いことないんだ この世は僕には難解だった 君が教えなかったことばかりだ ピアノを弾いてたホール あのカフェももう無いんだ 僕らを貶す奴らを殺したい 君ならきっと笑ってくれる このままじゃまだ足りない 僕ら花惑う風の中を 思い出すほどに苦しいのさ 夏が来る 夢を見る 心に穴が空く 唄歌うだけじゃ足りない 君に茜差す日々の歌を 美しい夜が知りたいのだ 花惑う 夏を待つ僕に差す月明かり | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 夏になる前にこの胸に散る花火を書いた 夜が来るから明後日の方ばかりを見てる 口に出してもう一回 八月某日を思い出して 僕には言い足りないことばかりだ ギターを鳴らして二小節 この歌の歌詞は380字 ロックンロールを書いた あの夏ばっか歌っていた さよならだけじゃ足りない 君に茜差す日々の歌を 思い出すだけじゃ足りないのさ 花泳ぐ 夏を待つ 君は言葉になる 忘れないようにあの夏に見た花火を書いた 想い出の僕ら、夜しか見えぬ幽霊みたいだ 何にも良いことないんだ この世は僕には難解だった 君が教えなかったことばかりだ ピアノを弾いてたホール あのカフェももう無いんだ 僕らを貶す奴らを殺したい 君ならきっと笑ってくれる このままじゃまだ足りない 僕ら花惑う風の中を 思い出すほどに苦しいのさ 夏が来る 夢を見る 心に穴が空く 唄歌うだけじゃ足りない 君に茜差す日々の歌を 美しい夜が知りたいのだ 花惑う 夏を待つ僕に差す月明かり |
雪国国境の長いトンネルを抜けると雪国は 底冷えの夜の静けさを白く帯びている 雪景の古い街並みを横目に雪国は 貴方との春の思い出がただ蔓延っている 僕の躊躇いが月に被さってまるで海の底ね ぼうと座って水面に映った僕らを見ている 食卓と長い小節を跨いで雪国は 花韮の花の静けさをただ嗅ぎ取っている 貴方の涙風に舞い散ってまるで春の中ね ぼうと座ってスープに映った僕らを見ている 僕らの憂いが日々日々積もってまるで雪の国ね どうか躊躇って 貴方も想って 雪が溶けるまで 愛が解けるまで 国境の長いトンネルを抜けると僕たちは 底冷えの夜の静けさを白く帯びていた | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 国境の長いトンネルを抜けると雪国は 底冷えの夜の静けさを白く帯びている 雪景の古い街並みを横目に雪国は 貴方との春の思い出がただ蔓延っている 僕の躊躇いが月に被さってまるで海の底ね ぼうと座って水面に映った僕らを見ている 食卓と長い小節を跨いで雪国は 花韮の花の静けさをただ嗅ぎ取っている 貴方の涙風に舞い散ってまるで春の中ね ぼうと座ってスープに映った僕らを見ている 僕らの憂いが日々日々積もってまるで雪の国ね どうか躊躇って 貴方も想って 雪が溶けるまで 愛が解けるまで 国境の長いトンネルを抜けると僕たちは 底冷えの夜の静けさを白く帯びていた |
夜紛い等身大を歌うとかそんなのどうでもいいから 他人よりも楽に生きたい 努力はしたくない 俯いたまま歩くから空の青さがわからない 君の写真を見ていただけ がらんどうの心が夕陽の街を歩いてく 銃身よりも重いと引き攣ったその嘘の分だけ 人生ごとマシンガン、消し飛ばしてもっと 心臓すら攫って ねぇ、さよなら一言で 悲しいことを消したい 嬉しいことも消したい 心を消したい 君に一つでいい、ただ穴を開けたい 名もない花が綺麗とかそんなのどうでもいいから 貧しい心を消したい バイトはしたくない 俯いたまま話すから人の気持ちがわからない 君の写真を見ていただけ ライブハウスの中で等身大を歌ってる 金にもならないような歌なんか歌いやがってさ、馬鹿みたいだな 人生とはマシンガン そんなことを言いたい リフレインごと歌って ねぇ、その喉から全て 切ない歌を消したい 優しい歌も消したい 聞くだけで痛い 僕に一つでいい 人生ごとマシンガン 消し飛ばしてもっと 苦しいんだと笑って ねぇ、さよなら一言で 君が後生抱えて生きていくような思い出になりたい 見るだけで痛いような ただ一つでいい 君に一つでいい 風穴を開けたい | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 等身大を歌うとかそんなのどうでもいいから 他人よりも楽に生きたい 努力はしたくない 俯いたまま歩くから空の青さがわからない 君の写真を見ていただけ がらんどうの心が夕陽の街を歩いてく 銃身よりも重いと引き攣ったその嘘の分だけ 人生ごとマシンガン、消し飛ばしてもっと 心臓すら攫って ねぇ、さよなら一言で 悲しいことを消したい 嬉しいことも消したい 心を消したい 君に一つでいい、ただ穴を開けたい 名もない花が綺麗とかそんなのどうでもいいから 貧しい心を消したい バイトはしたくない 俯いたまま話すから人の気持ちがわからない 君の写真を見ていただけ ライブハウスの中で等身大を歌ってる 金にもならないような歌なんか歌いやがってさ、馬鹿みたいだな 人生とはマシンガン そんなことを言いたい リフレインごと歌って ねぇ、その喉から全て 切ない歌を消したい 優しい歌も消したい 聞くだけで痛い 僕に一つでいい 人生ごとマシンガン 消し飛ばしてもっと 苦しいんだと笑って ねぇ、さよなら一言で 君が後生抱えて生きていくような思い出になりたい 見るだけで痛いような ただ一つでいい 君に一つでいい 風穴を開けたい |
451あの太陽を見てた 深く燃えてる 見れば胸の辺りが少し燃えてる 道を行く誰かが声を上げた 「見ろよ、変な男」と笑いながら 指の先で触れた紙が一つ遂に燃えた さぁ引火して 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 喜びを愛して さぁ昇華して 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って ほら、集まる人の顔が見える 俺の蒔いた炎の意図を探してる 見ろよ、変な奴らだ そんなに声を荒げて たかが炎一つに熱を上げてる 燃えろ 早く 響く怒声の中で 紙の束よ赤く盛って あぁ面倒くせえ さぁ燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 悲しみも愛して さぁ放火して 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って 触れて消して触れて消して 触れて胸の窓を開けて 早く燃えて灰を見せて 奥の奥に燻ぶる魂に さぁ引火して 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 妬けるほど愛して! さぁ放火して 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 飽きるまで愛して さぁ消費して 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って さぁ創造して 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | あの太陽を見てた 深く燃えてる 見れば胸の辺りが少し燃えてる 道を行く誰かが声を上げた 「見ろよ、変な男」と笑いながら 指の先で触れた紙が一つ遂に燃えた さぁ引火して 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 喜びを愛して さぁ昇華して 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って ほら、集まる人の顔が見える 俺の蒔いた炎の意図を探してる 見ろよ、変な奴らだ そんなに声を荒げて たかが炎一つに熱を上げてる 燃えろ 早く 響く怒声の中で 紙の束よ赤く盛って あぁ面倒くせえ さぁ燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 悲しみも愛して さぁ放火して 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って 触れて消して触れて消して 触れて胸の窓を開けて 早く燃えて灰を見せて 奥の奥に燻ぶる魂に さぁ引火して 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 妬けるほど愛して! さぁ放火して 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 飽きるまで愛して さぁ消費して 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って 踊って さぁ創造して 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして 燃やして |
ルバートあ、ちょっと楽しい 花が咲く手前みたい あ、ちょっと苦しい 水を忘れた魚みたい ルバート刻んでる私の鼓動マーチみたい メロがポップじゃないから少しダサいけど 私忘れようとしているわ 悲しい歌を愛しているの 飽きるくらいに回していたのそのレコード 飽きのないものをずっと探していたわ お日様とのダカーポくらい 楽しい! あ、ちょっと悲しい 月を見かけた野犬みたい あっと驚くほどに丸い 少し齧ったら駄目かい 誰もが笑ってる そんなにこれはポップかい? 違う、お前のずれたセンスを馬鹿にしてんのさ 私忘れようとしているわ 楽しい歌も愛しているの お葬式の遺影にしましょうこのレコード 当てのない旅をずっと続けていたわ 神様とのヴィヴァーチェくらい 楽しい! あなたも笑ってる? あ、メロがポップじゃないから少し止めるけど 私忘れようとしているわ 馬鹿なりにでも愛していたの 踊るみたいに踊っていたの! ...? 飽きのないものをずっと探していたわ お日様とのダカーポくらい 楽しい! 私忘れようとしているわ 一つ残らず愛していたのに いつの間にか忘れていくのあのレコード 飽きのないものをずっと探していたわ お日様とのダカーポくらい 楽しい | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | あ、ちょっと楽しい 花が咲く手前みたい あ、ちょっと苦しい 水を忘れた魚みたい ルバート刻んでる私の鼓動マーチみたい メロがポップじゃないから少しダサいけど 私忘れようとしているわ 悲しい歌を愛しているの 飽きるくらいに回していたのそのレコード 飽きのないものをずっと探していたわ お日様とのダカーポくらい 楽しい! あ、ちょっと悲しい 月を見かけた野犬みたい あっと驚くほどに丸い 少し齧ったら駄目かい 誰もが笑ってる そんなにこれはポップかい? 違う、お前のずれたセンスを馬鹿にしてんのさ 私忘れようとしているわ 楽しい歌も愛しているの お葬式の遺影にしましょうこのレコード 当てのない旅をずっと続けていたわ 神様とのヴィヴァーチェくらい 楽しい! あなたも笑ってる? あ、メロがポップじゃないから少し止めるけど 私忘れようとしているわ 馬鹿なりにでも愛していたの 踊るみたいに踊っていたの! ...? 飽きのないものをずっと探していたわ お日様とのダカーポくらい 楽しい! 私忘れようとしているわ 一つ残らず愛していたのに いつの間にか忘れていくのあのレコード 飽きのないものをずっと探していたわ お日様とのダカーポくらい 楽しい |
レプリカント君は映画をずっと観ている 誰一人もいない劇場で 今思えばチープなセットで人のよく死ぬSF映画 いつか世界が真面になって、人の寿命さえ随分伸びて、 死ねない世界になればいいのにね そしたら心以外は偽物だ 言葉以外は偽物だ 神様だって作品なんだから 僕ら皆レプリカだ いつか季節が過ぎ去って 冷たくなって年老いて その時に 僕は映画をずっと観ている つまらないほどに薄い映画 席を立ってからやっと気付く これは僕を描いたドラマだ いつか僕らは大人になって、 手に入れるものも大きくなった 次は愛でも買えればいいのにね あんたの価値観なんて偽物だ 思い出だって偽物だ 心は脳の信号なんだから 愛も皆レプリカだ いつか季節が過ぎ去って 思い出ばかりが募って その時に 満たされるならそれで良かった 歌を歌うのに理由も無いわ 他人の為に生きられない さよなら以外全部塵 人を呪う歌が描きたい それで誰かを殺せればいいぜ 夏の匂いに胸が詰まっていた 僕らの心以外は偽物だ 言葉以外は偽物だ この世の全部は主観なんだから 君も皆レプリカだ さよならだって投げ出して このまま遠く逃げ出して 言葉で全部表して 心も愛も書き足して それでも空は酷く青いんだから それはきっと魔法だから いつか季節が過ぎ去って 冷たくなって年老いて その時にやっとわかる 僕もその青さがわかる | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 君は映画をずっと観ている 誰一人もいない劇場で 今思えばチープなセットで人のよく死ぬSF映画 いつか世界が真面になって、人の寿命さえ随分伸びて、 死ねない世界になればいいのにね そしたら心以外は偽物だ 言葉以外は偽物だ 神様だって作品なんだから 僕ら皆レプリカだ いつか季節が過ぎ去って 冷たくなって年老いて その時に 僕は映画をずっと観ている つまらないほどに薄い映画 席を立ってからやっと気付く これは僕を描いたドラマだ いつか僕らは大人になって、 手に入れるものも大きくなった 次は愛でも買えればいいのにね あんたの価値観なんて偽物だ 思い出だって偽物だ 心は脳の信号なんだから 愛も皆レプリカだ いつか季節が過ぎ去って 思い出ばかりが募って その時に 満たされるならそれで良かった 歌を歌うのに理由も無いわ 他人の為に生きられない さよなら以外全部塵 人を呪う歌が描きたい それで誰かを殺せればいいぜ 夏の匂いに胸が詰まっていた 僕らの心以外は偽物だ 言葉以外は偽物だ この世の全部は主観なんだから 君も皆レプリカだ さよならだって投げ出して このまま遠く逃げ出して 言葉で全部表して 心も愛も書き足して それでも空は酷く青いんだから それはきっと魔法だから いつか季節が過ぎ去って 冷たくなって年老いて その時にやっとわかる 僕もその青さがわかる |
老人と海靴紐が解けてる 木漏れ日は足を舐む 息を吸う音だけ聞こえてる 貴方は今立ち上がる 古びた椅子の上から 柔らかい麻の匂いがする 遥か遠くへ まだ遠くへ 僕らは身体も脱ぎ去って まだ遠くへ 雲も越えてまだ向こうへ 風に乗って 僕の想像力という重力の向こうへ まだ遠くへ まだ遠くへ 海の方へ 靴紐が解けてる 蛇みたいに跳ね遊ぶ 貴方の靴が気になる 僕らは今歩き出す 潮風は肌を舐む 手を引かれるままの道 さぁまだ遠くへ まだ遠くへ 僕らはただの風になって まだ遠くへ 雲も越えてまだ向こうへ 風に乗って 僕ら想像力という縛りを抜け出して まだ遠くへ まだ遠くへ 海の方へ 靴紐が解けてる 僕はついにしゃがみ込む 鳥の鳴く声だけ聞こえてる 肩をそっと叩かれてようやく僕は気が付く 海がもう目の先にある あぁまだ遠くへ まだ遠くへ 僕らは心だけになって まだ遠くへ 海も越えてまだ向こうへ 風に乗って 僕の想像力という重力の向こうへ まだ遠くへ まだ遠くへ 海の方へ 僕らは今靴を脱ぐ さざなみは足を舐む 貴方の眼は遠くを見る ライオンが戯れるアフリカの砂浜は 海のずっと向こうにある | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 靴紐が解けてる 木漏れ日は足を舐む 息を吸う音だけ聞こえてる 貴方は今立ち上がる 古びた椅子の上から 柔らかい麻の匂いがする 遥か遠くへ まだ遠くへ 僕らは身体も脱ぎ去って まだ遠くへ 雲も越えてまだ向こうへ 風に乗って 僕の想像力という重力の向こうへ まだ遠くへ まだ遠くへ 海の方へ 靴紐が解けてる 蛇みたいに跳ね遊ぶ 貴方の靴が気になる 僕らは今歩き出す 潮風は肌を舐む 手を引かれるままの道 さぁまだ遠くへ まだ遠くへ 僕らはただの風になって まだ遠くへ 雲も越えてまだ向こうへ 風に乗って 僕ら想像力という縛りを抜け出して まだ遠くへ まだ遠くへ 海の方へ 靴紐が解けてる 僕はついにしゃがみ込む 鳥の鳴く声だけ聞こえてる 肩をそっと叩かれてようやく僕は気が付く 海がもう目の先にある あぁまだ遠くへ まだ遠くへ 僕らは心だけになって まだ遠くへ 海も越えてまだ向こうへ 風に乗って 僕の想像力という重力の向こうへ まだ遠くへ まだ遠くへ 海の方へ 僕らは今靴を脱ぐ さざなみは足を舐む 貴方の眼は遠くを見る ライオンが戯れるアフリカの砂浜は 海のずっと向こうにある |
六月は雨上がりの街を書く窓映る街の群青 雨樋を伝う五月雨 ぼうとしたまま見ている 雫一つ落ちる 落ちる 心の形は長方形 この紙の中だけに宿る 書き連ねた詩の表面 その上澄みにだけ君がいる なんてくだらないよ 馬鹿馬鹿しいよ 理屈じゃないものが見たいんだよ 深い雨の匂い きっと忘れるだけ損だから 口を動かして 指で擦って 言葉で縫い付けて あの街で待ってて 雨音の踊る街灯 薄暮の先の曲がり角 一人、足音のパレード 夏を待つ雲の霞青 今の暮らしはi^2 君が引かれてる0の下 想い出の中でしか見えない 六月の雨上がりの中で 笑った顔だって書き殴って 胸を抉って 割り切れないのも知ってたんだろ 深い雨の匂いだって忘れるだけ損なのに ただ僕の書いた手紙を読んだ 君のその顔が見たい あの夏を書いてる どうだっていい事ばかりだ 関わり合うのも億劫だ 言葉に出すのも面倒だ 結局君だけだったのか だってくだらないよ 馬鹿馬鹿しいよ 理屈じゃないのも知ってたんだよ 深い雨の匂い ずっと雨の街を書いている 心を動かして 胸を焦がして このまま縫い付けて あの街で待ってる | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 窓映る街の群青 雨樋を伝う五月雨 ぼうとしたまま見ている 雫一つ落ちる 落ちる 心の形は長方形 この紙の中だけに宿る 書き連ねた詩の表面 その上澄みにだけ君がいる なんてくだらないよ 馬鹿馬鹿しいよ 理屈じゃないものが見たいんだよ 深い雨の匂い きっと忘れるだけ損だから 口を動かして 指で擦って 言葉で縫い付けて あの街で待ってて 雨音の踊る街灯 薄暮の先の曲がり角 一人、足音のパレード 夏を待つ雲の霞青 今の暮らしはi^2 君が引かれてる0の下 想い出の中でしか見えない 六月の雨上がりの中で 笑った顔だって書き殴って 胸を抉って 割り切れないのも知ってたんだろ 深い雨の匂いだって忘れるだけ損なのに ただ僕の書いた手紙を読んだ 君のその顔が見たい あの夏を書いてる どうだっていい事ばかりだ 関わり合うのも億劫だ 言葉に出すのも面倒だ 結局君だけだったのか だってくだらないよ 馬鹿馬鹿しいよ 理屈じゃないのも知ってたんだよ 深い雨の匂い ずっと雨の街を書いている 心を動かして 胸を焦がして このまま縫い付けて あの街で待ってる |
忘れてください僕に心を 君に花束を 揺れる髪だけ靡くままにして 箱の中の小さい家の、 二人で並んだキッチンの小窓のカーテンの先の思い出の庭に、 春の日差しを一つ埋めて、たまには少しの水をやって、 小さな枇杷が生ったとき忘れてください 僕に 僕に 僕に 僕に心を 君に花束を 揺れる髪だけ靡くままにして 僕に言葉を 君の鼻歌を 長い長い迷路の先に置いて 一つ一つ数えてみて。あなた自身の人生のあなたが愛したいものを。 ……何もないのかい? 海の側の小さい駅を歩いて五分の海岸の、僕と見た翡翠の色も忘れてください 僕に 僕に 僕に 僕に心を 君に花束を 揺れる髪だけ靡くままにして 僕に言葉を 君の鼻歌を 長い長い迷路の先に置いて 箱の中の小さい家の、 朝の日に揺れるカーテンを開けた静かな休日の、 寝起きの君が寝ぼけ眼で座ったその朝のダイニングテーブルに 僕の心があったこと、忘れてください | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 僕に心を 君に花束を 揺れる髪だけ靡くままにして 箱の中の小さい家の、 二人で並んだキッチンの小窓のカーテンの先の思い出の庭に、 春の日差しを一つ埋めて、たまには少しの水をやって、 小さな枇杷が生ったとき忘れてください 僕に 僕に 僕に 僕に心を 君に花束を 揺れる髪だけ靡くままにして 僕に言葉を 君の鼻歌を 長い長い迷路の先に置いて 一つ一つ数えてみて。あなた自身の人生のあなたが愛したいものを。 ……何もないのかい? 海の側の小さい駅を歩いて五分の海岸の、僕と見た翡翠の色も忘れてください 僕に 僕に 僕に 僕に心を 君に花束を 揺れる髪だけ靡くままにして 僕に言葉を 君の鼻歌を 長い長い迷路の先に置いて 箱の中の小さい家の、 朝の日に揺れるカーテンを開けた静かな休日の、 寝起きの君が寝ぼけ眼で座ったその朝のダイニングテーブルに 僕の心があったこと、忘れてください |