聖者の行進 パッと見綺麗な幸福の偽装 メッキが剥がれ落ちた 一枚の薄皮隔てた先で グロいものがなんか呻いていた 人間の間に沈殿した どす黒いものが暴発する日 それにずっと怯える僕達は 緩慢な死の最中にあるみたいだ 無力を呪う声と 救いを祈る声が 混ざったような歌が聞こえる 全て飲み込んでしまうように 進んでゆく聖者の行進 弱い僕らさえも赦して 連れ去ってしまう 破壊でもなく救済でもなく 全てを均す聖者の行進 打ちのめされてしまった僕らの 憂いを払ってくれ、なぁ どうして僕たちの幸福の種は 一向に芽吹かないの? 一体どれくらいの暗い闇の底で 泣いてもがいて過ごしたらいい? 山積みの不幸の上に立つ 見せかけの理想、薄ら寒いね 平穏な日々は帰ってこない 熱狂をもたらす僕らのマーチングバンド 産声を上げた日から 悲しみを知った日から 僕らは擦り切れていった 無力を呪う声と 救いを祈る声が 混ざったような歌が聞こえる 全て飲み込んでしまうように 進んでゆく聖者の行進 弱い僕らさえも赦して 連れ去ってしまう 向かう先で待っているのが 楽園だろうが地獄だろうが このパレードは進み続けるだけ 怒りや悲しみの歌を歌いながら 跋扈する悪魔を踏み潰して 震える心臓が止まってしまうまで | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | パッと見綺麗な幸福の偽装 メッキが剥がれ落ちた 一枚の薄皮隔てた先で グロいものがなんか呻いていた 人間の間に沈殿した どす黒いものが暴発する日 それにずっと怯える僕達は 緩慢な死の最中にあるみたいだ 無力を呪う声と 救いを祈る声が 混ざったような歌が聞こえる 全て飲み込んでしまうように 進んでゆく聖者の行進 弱い僕らさえも赦して 連れ去ってしまう 破壊でもなく救済でもなく 全てを均す聖者の行進 打ちのめされてしまった僕らの 憂いを払ってくれ、なぁ どうして僕たちの幸福の種は 一向に芽吹かないの? 一体どれくらいの暗い闇の底で 泣いてもがいて過ごしたらいい? 山積みの不幸の上に立つ 見せかけの理想、薄ら寒いね 平穏な日々は帰ってこない 熱狂をもたらす僕らのマーチングバンド 産声を上げた日から 悲しみを知った日から 僕らは擦り切れていった 無力を呪う声と 救いを祈る声が 混ざったような歌が聞こえる 全て飲み込んでしまうように 進んでゆく聖者の行進 弱い僕らさえも赦して 連れ去ってしまう 向かう先で待っているのが 楽園だろうが地獄だろうが このパレードは進み続けるだけ 怒りや悲しみの歌を歌いながら 跋扈する悪魔を踏み潰して 震える心臓が止まってしまうまで |
それでも僕らの呼吸は止まない立ち止まってしまった日の記憶、回想に意味はないのに 明日への恐怖に目を背けて、救済を願ってしまうな 「答えはどこにも転がっていない」 君は今を見据えているか 「この生に意味を与えるのは」 僕で、君だ 気づいているだろう ただそこで息をしていても、救いなんてないよ、そう 未来に縋って呼吸を繰り返していくこと きっと何十回も何千回もこの人生に失望して、その度自分を嫌うのだろう きっと何百回も何万回も食傷した劣等感に沈んで、 それでもこうして歌っている 僕の凡庸を知った日のこと こんな運命を恨んでも 明日もどうせ変われないまま、感傷に浸っているだけ 「お前の無力さを呪っていても」 神は何も与えてはくれない 「その生に意味があるとすれば」 お前がその目を凝らして探せよ ただそこで息をしていても、救いなんてないよ、そう 未来に縋って命を燃やしてみせてよ きっと何十回も何千回も不甲斐ない僕を嘲笑して、 その度鼓膜を揺らすのだろう きっと何百回も何万回もくだらない生を終えようとしている それでも呼吸は止まらないな いま呼吸をしている君も僕もこの人生に失望して、 それでも命を燃やすのだろう たかが数十年の一生涯に希望が無くても、その命の火は きっと何十回も何千回もこの人生に失望して、その度自分を嫌うのだろう きっと何百回も何万回も食傷した劣等感に沈んで、 それでもこうして生きている | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 立ち止まってしまった日の記憶、回想に意味はないのに 明日への恐怖に目を背けて、救済を願ってしまうな 「答えはどこにも転がっていない」 君は今を見据えているか 「この生に意味を与えるのは」 僕で、君だ 気づいているだろう ただそこで息をしていても、救いなんてないよ、そう 未来に縋って呼吸を繰り返していくこと きっと何十回も何千回もこの人生に失望して、その度自分を嫌うのだろう きっと何百回も何万回も食傷した劣等感に沈んで、 それでもこうして歌っている 僕の凡庸を知った日のこと こんな運命を恨んでも 明日もどうせ変われないまま、感傷に浸っているだけ 「お前の無力さを呪っていても」 神は何も与えてはくれない 「その生に意味があるとすれば」 お前がその目を凝らして探せよ ただそこで息をしていても、救いなんてないよ、そう 未来に縋って命を燃やしてみせてよ きっと何十回も何千回も不甲斐ない僕を嘲笑して、 その度鼓膜を揺らすのだろう きっと何百回も何万回もくだらない生を終えようとしている それでも呼吸は止まらないな いま呼吸をしている君も僕もこの人生に失望して、 それでも命を燃やすのだろう たかが数十年の一生涯に希望が無くても、その命の火は きっと何十回も何千回もこの人生に失望して、その度自分を嫌うのだろう きっと何百回も何万回も食傷した劣等感に沈んで、 それでもこうして生きている |
タナトフォビア日常に開いた傷口 グズグズに膿んだそれ見苦しい のにどうして目が離せない? いたいけな悪魔のよう 死んだ魚の目の奥にコール 胸の中心のヴァニタスに問う 悲しみとはなんだろう? 奈落の底では知り得ないよ ひらりひらり 黒い揚羽が誘うように舞って うつつと極楽が混ざって じわりじわり 気づいていたんだ 地獄がすぐ隣で待っているって 歓べよ! きみの愛した世界も この街の誰も彼も、死に向かう人々 踊れ! その歓び平らげるまで 恐れ、嘆きながら、受け入れればいい 塞がれていた地獄の口が開く音が 鳴き止んだ後に、何が残るというの? 日常に誰かが線を引く 瞬きする間もなく幕を下ろす 赤子さえ時間がない また太陽が沈むよ エンドロールが終わっても業は消えない 徒に過ごした日々は帰らない どんな月曜日も 愛おしいものだと思えてしまうだろう ゆらりゆらり 底のないコールタールの海辺 座礁した顔のない亡霊 どろりどろり 零れていく 憎しみも苦しみも愛も喜びも 日常の続きの永遠の蛇足に きみは目を背けて忘れたふりをした そこで待ち構えるニル・アドミラリ 抜け落ちた何かに渇き飢えるだろう 塞がれていた地獄の口が開く音が 鳴き止んだら、きみはきっと泣けもしないぜ 琥珀に住まう羽虫も、灰になった文明も 時計盤の砂漠を征くキャラバンの中 歓べよ! きみの愛した世界も この街の誰も彼も、死に向かう人々 踊れ! その歓び平らげるまで 恐れ、嘆きながら、受け入れればいい 人間の愛すべき隣人を忘れぬように 今日という日の花を摘んで束ねたブーケを飾って 塞がれていた地獄の口が開く音が 鳴き止んだ後に、ただ青い空があった | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 日常に開いた傷口 グズグズに膿んだそれ見苦しい のにどうして目が離せない? いたいけな悪魔のよう 死んだ魚の目の奥にコール 胸の中心のヴァニタスに問う 悲しみとはなんだろう? 奈落の底では知り得ないよ ひらりひらり 黒い揚羽が誘うように舞って うつつと極楽が混ざって じわりじわり 気づいていたんだ 地獄がすぐ隣で待っているって 歓べよ! きみの愛した世界も この街の誰も彼も、死に向かう人々 踊れ! その歓び平らげるまで 恐れ、嘆きながら、受け入れればいい 塞がれていた地獄の口が開く音が 鳴き止んだ後に、何が残るというの? 日常に誰かが線を引く 瞬きする間もなく幕を下ろす 赤子さえ時間がない また太陽が沈むよ エンドロールが終わっても業は消えない 徒に過ごした日々は帰らない どんな月曜日も 愛おしいものだと思えてしまうだろう ゆらりゆらり 底のないコールタールの海辺 座礁した顔のない亡霊 どろりどろり 零れていく 憎しみも苦しみも愛も喜びも 日常の続きの永遠の蛇足に きみは目を背けて忘れたふりをした そこで待ち構えるニル・アドミラリ 抜け落ちた何かに渇き飢えるだろう 塞がれていた地獄の口が開く音が 鳴き止んだら、きみはきっと泣けもしないぜ 琥珀に住まう羽虫も、灰になった文明も 時計盤の砂漠を征くキャラバンの中 歓べよ! きみの愛した世界も この街の誰も彼も、死に向かう人々 踊れ! その歓び平らげるまで 恐れ、嘆きながら、受け入れればいい 人間の愛すべき隣人を忘れぬように 今日という日の花を摘んで束ねたブーケを飾って 塞がれていた地獄の口が開く音が 鳴き止んだ後に、ただ青い空があった |
旅にでも出よっかもう頑張りたくなくて お休みした 朝の空気が気持ちいいから 散歩するみたいに 出掛けてみよう 目的地はない むかしの音楽 車輪の音 僕を日々から少しだけ遠ざける ぼさぼさの頭 風のコーム それならおしゃれもしよう 明日のことは明日の僕が うまくやってるでしょう 旅にでも出よっか 遠く遠くのどっか 狭いまちを飛び出して 今日はよそで寝よう 海を見に行こうぜ 美味いめしも食おうぜ 嫌なことは忘れよう やりたいことぜんぶ やりきるまでは帰れない! 流れていく景色 折れた切符 綿のように運ばれたいと、そう思う くしゃくしゃの煙草 鳴る小銭 ポケットは軽くしてある きみのすべきこと 誰かに代わってもらいましょう 旅にでも出よっか 遠く遠くのどっか 狭いまちを飛び出して 今日はよそで寝よう 少し勇気を出して 知らん人と話して 子供に戻ったように わがままも言える 財布が軽くなって 両足は重くなって 心が満ちる時間 家が恋しくなって 遊び疲れて帰ればいい | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | もう頑張りたくなくて お休みした 朝の空気が気持ちいいから 散歩するみたいに 出掛けてみよう 目的地はない むかしの音楽 車輪の音 僕を日々から少しだけ遠ざける ぼさぼさの頭 風のコーム それならおしゃれもしよう 明日のことは明日の僕が うまくやってるでしょう 旅にでも出よっか 遠く遠くのどっか 狭いまちを飛び出して 今日はよそで寝よう 海を見に行こうぜ 美味いめしも食おうぜ 嫌なことは忘れよう やりたいことぜんぶ やりきるまでは帰れない! 流れていく景色 折れた切符 綿のように運ばれたいと、そう思う くしゃくしゃの煙草 鳴る小銭 ポケットは軽くしてある きみのすべきこと 誰かに代わってもらいましょう 旅にでも出よっか 遠く遠くのどっか 狭いまちを飛び出して 今日はよそで寝よう 少し勇気を出して 知らん人と話して 子供に戻ったように わがままも言える 財布が軽くなって 両足は重くなって 心が満ちる時間 家が恋しくなって 遊び疲れて帰ればいい |
ちはる feat. n-buna from ヨルシカ - From THE FIRST TAKE君の髪に冬の残り香があった ほろ苦くて、煙みたいなアイスブルーで 僕の髪に春の花びらがついて 笑い合っていたこと もう随分前のことのように思える あまりに脆くて ただ散りゆく季節の幼い恋を 胸に抱いて雨を待つ 花冷えの日、またひとつ春めいていくから さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す 薄桃色に霞んでいく光の束をつかんだら 花便りがもう聞こえる 昼下がりの街はグレイスケールの海 こぬか雨だ 傘をさしたって仕方ないね 笑う君の長いまつ毛を滑った しずくになれたら そんな空想さえ懐かしく思える 僕らの時間は ただ散りゆく季節と共に過ぎていった 気づけば君の背中は春霞の向こう側 逃げ去ってしまった さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す アスファルトに滲んでいく 花びらひとつ拾う度 何度も踏みつけられて汚れてもなお鮮やかな桃色が あの日から色のない霧に囚われた 僕の目には眩し過ぎたよ 季節が千巡っても、またここに戻ってこようと思う 花冷えの日 さらさらと頬に伝う しずくはもう溢れてしまって 景色全部が滲んでいく 君の背中が見えた気がした さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す 薄桃色に霞んでいく光の束をつかんだら 花便りがもう聞こえる ぬるい風に冬の残り香があった 何度だって 君のいない春を歩いていくよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 君の髪に冬の残り香があった ほろ苦くて、煙みたいなアイスブルーで 僕の髪に春の花びらがついて 笑い合っていたこと もう随分前のことのように思える あまりに脆くて ただ散りゆく季節の幼い恋を 胸に抱いて雨を待つ 花冷えの日、またひとつ春めいていくから さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す 薄桃色に霞んでいく光の束をつかんだら 花便りがもう聞こえる 昼下がりの街はグレイスケールの海 こぬか雨だ 傘をさしたって仕方ないね 笑う君の長いまつ毛を滑った しずくになれたら そんな空想さえ懐かしく思える 僕らの時間は ただ散りゆく季節と共に過ぎていった 気づけば君の背中は春霞の向こう側 逃げ去ってしまった さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す アスファルトに滲んでいく 花びらひとつ拾う度 何度も踏みつけられて汚れてもなお鮮やかな桃色が あの日から色のない霧に囚われた 僕の目には眩し過ぎたよ 季節が千巡っても、またここに戻ってこようと思う 花冷えの日 さらさらと頬に伝う しずくはもう溢れてしまって 景色全部が滲んでいく 君の背中が見えた気がした さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す 薄桃色に霞んでいく光の束をつかんだら 花便りがもう聞こえる ぬるい風に冬の残り香があった 何度だって 君のいない春を歩いていくよ |
冷たい渦何気なく涙ながれて 寄る辺ない夜に急かされ ざわつく心の奥が 少しだけ痛くて 重なり積もる悲しみが 忘れてしまう喜びが ぐちゃぐちゃになっていく 冷たい渦を巻くんだ もう二度と治らない 不安という病が巣食って 街をゆく誰も皆、黒い羊 指先が触れるたび 何か奪われた気がして 抱き合って尚も疑い合い 花の根が腐るまで水を遣ってた ありふれた愛の温度を 一度知ってしまったせいで 肌を刺す孤独の冷たさだけが 耐えれなくて 枯れるまで流した涙 喜びも悲しみも混ざり合っていく 潰れそうな心の奥 僕を飲み込んだ冷たい渦 台風の目の空っぽに 何もない凪の日暮に ただうずくまっている 誰か僕に触ってよ 季節から僕だけが 弾き出されてしまうような 白昼夢が、僕に映る全てだった 差し伸べた君の手に 辿り着けた時にはきっと あらゆる詩歌も通り過ぎる 空の自分でさえ許してあげるのに ありふれた愛の温度を 一度知ってしまったせいで 肌を刺す孤独の冷たさだけが 耐えれなくて 枯れるまで流した涙 喜びも悲しみも混ざり合っていく 恋焦がれた世界から 僕を遠ざけた冷たい渦 | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 何気なく涙ながれて 寄る辺ない夜に急かされ ざわつく心の奥が 少しだけ痛くて 重なり積もる悲しみが 忘れてしまう喜びが ぐちゃぐちゃになっていく 冷たい渦を巻くんだ もう二度と治らない 不安という病が巣食って 街をゆく誰も皆、黒い羊 指先が触れるたび 何か奪われた気がして 抱き合って尚も疑い合い 花の根が腐るまで水を遣ってた ありふれた愛の温度を 一度知ってしまったせいで 肌を刺す孤独の冷たさだけが 耐えれなくて 枯れるまで流した涙 喜びも悲しみも混ざり合っていく 潰れそうな心の奥 僕を飲み込んだ冷たい渦 台風の目の空っぽに 何もない凪の日暮に ただうずくまっている 誰か僕に触ってよ 季節から僕だけが 弾き出されてしまうような 白昼夢が、僕に映る全てだった 差し伸べた君の手に 辿り着けた時にはきっと あらゆる詩歌も通り過ぎる 空の自分でさえ許してあげるのに ありふれた愛の温度を 一度知ってしまったせいで 肌を刺す孤独の冷たさだけが 耐えれなくて 枯れるまで流した涙 喜びも悲しみも混ざり合っていく 恋焦がれた世界から 僕を遠ざけた冷たい渦 |
泥中の蓮生まれた時には終わっていた この悪い夢はいつまで続くのか 油の浮いた水面にボウフラが湧くように 群れを成した 押し付けられた不条理の中 逃げ出すことさえ怖くてただ 微睡んでいる あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 背負った憎しみで僕らはいつから 眠りこけた睡蓮のようだ 生まれた時には終わっていた 泥濘みに足をとられてもがいていた 傍らをふと見遣れば 蓮が笑うように揺れていたんだ ずっと醒めない悪夢の中 いつまでもこの夜の闇が明けないまま あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 濁った泥中で僕らはいつまで 咲き方を知らずにいるんだ 光のない場所で萎えてうなだれた花びら 醜さゆえ疎まれたその種が肥えていく あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて それでも暁が僕らを照らして 白く染まる日を待っているんだ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 生まれた時には終わっていた この悪い夢はいつまで続くのか 油の浮いた水面にボウフラが湧くように 群れを成した 押し付けられた不条理の中 逃げ出すことさえ怖くてただ 微睡んでいる あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 背負った憎しみで僕らはいつから 眠りこけた睡蓮のようだ 生まれた時には終わっていた 泥濘みに足をとられてもがいていた 傍らをふと見遣れば 蓮が笑うように揺れていたんだ ずっと醒めない悪夢の中 いつまでもこの夜の闇が明けないまま あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて 濁った泥中で僕らはいつまで 咲き方を知らずにいるんだ 光のない場所で萎えてうなだれた花びら 醜さゆえ疎まれたその種が肥えていく あらゆる悪意を吸い取って生きて 誰一人に愛されず愛すことも無くて それでも暁が僕らを照らして 白く染まる日を待っているんだ |
デッドウェイト誰かに褒められたあの日も 嘲り罵られたあの日も 全て素敵な思い出だよ 嬉しくも悲しくもないけど 何年かが経った今日まで ずっとこびりついてる 足取りは重くなっていく この身に残されたのは、吐き出せない澱だけ どれだけ背負えば終わり? 数えていたらキリが無い程 数多の呪いが纏わりついて 否定も肯定も同じ 真綿で首を絞めるように 少しずつ僕の心臓が軋んでいくみたいだ 愛を契り合ったあの日も 裏切り裏切られたあの日も 全て素敵な思い出だよ 時折恐ろしくなるけど 何十年か経ったとしても 忘れられないんだろう 呪いが僕を縛っていく 全てを抱えていくには、この器じゃ足りない どれだけ背負えば終わり? 数えていたらキリが無い程 数多の呪いが纏わりついて 否定も肯定も同じ 真綿で首を絞めるように 少しずつ僕の心臓が軋んでいく 「優しい人であれ」と明日の僕を見張って 「お前には無理だ」と昨日の僕を見限ってきた 傷口に膿が溜まるような 数多の呪いで心臓が潰されていくんだ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 誰かに褒められたあの日も 嘲り罵られたあの日も 全て素敵な思い出だよ 嬉しくも悲しくもないけど 何年かが経った今日まで ずっとこびりついてる 足取りは重くなっていく この身に残されたのは、吐き出せない澱だけ どれだけ背負えば終わり? 数えていたらキリが無い程 数多の呪いが纏わりついて 否定も肯定も同じ 真綿で首を絞めるように 少しずつ僕の心臓が軋んでいくみたいだ 愛を契り合ったあの日も 裏切り裏切られたあの日も 全て素敵な思い出だよ 時折恐ろしくなるけど 何十年か経ったとしても 忘れられないんだろう 呪いが僕を縛っていく 全てを抱えていくには、この器じゃ足りない どれだけ背負えば終わり? 数えていたらキリが無い程 数多の呪いが纏わりついて 否定も肯定も同じ 真綿で首を絞めるように 少しずつ僕の心臓が軋んでいく 「優しい人であれ」と明日の僕を見張って 「お前には無理だ」と昨日の僕を見限ってきた 傷口に膿が溜まるような 数多の呪いで心臓が潰されていくんだ |
デマゴーグ信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 私が私であること、それさえも見失うような 暗い場所に落ちてきたみたいだ 膨らみ続けてく宇宙で、ひどく小さないきものたち みんな何かの奴隷になって 柔らかな夢の中へ逃げてしまった 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる 呼吸をすることその苦しみ全てを抱えて生きる、 美しさに祝福を! 信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 生温い痛みの中 母親の腕の中で眠るような錯覚を覚えた 狭まり続けてく視界で、見えたものさえ失ってゆく 遅効性の毒が抜けないまま 抜け殻のように終わってしまうのだろうか 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる あなたも、その汚されてしまった瞳を光で雪いで 醒めない夢はないんだよ 隣にいる誰かを妬ましく思う日々さえ、受け入れられますように その目を覆いたくなるような現実の醜さでさえ、 抱きしめられますように ずっとその苦しみ全てを抱えて生きる、あなたへの祈りを! | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 私が私であること、それさえも見失うような 暗い場所に落ちてきたみたいだ 膨らみ続けてく宇宙で、ひどく小さないきものたち みんな何かの奴隷になって 柔らかな夢の中へ逃げてしまった 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる 呼吸をすることその苦しみ全てを抱えて生きる、 美しさに祝福を! 信じていたものたちがことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 生温い痛みの中 母親の腕の中で眠るような錯覚を覚えた 狭まり続けてく視界で、見えたものさえ失ってゆく 遅効性の毒が抜けないまま 抜け殻のように終わってしまうのだろうか 「度し難い孤独を、痛みを分かちあって生きてゆこう」とか 吐き気がするような嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、この地獄を愛してみる あなたも、その汚されてしまった瞳を光で雪いで 醒めない夢はないんだよ 隣にいる誰かを妬ましく思う日々さえ、受け入れられますように その目を覆いたくなるような現実の醜さでさえ、 抱きしめられますように ずっとその苦しみ全てを抱えて生きる、あなたへの祈りを! |
逃走劇逃げようぜ、果ての果てへと 誰もがきっと不安で 痛みに慣れて、麻痺した心で 宛先も無く祈っている 形を成す日は来るだろうか 共犯者になろう カナリヤはとうに鳴き始めてる 映画のようにはいかなくとも 僕らには理解者が必要だ 逃げようぜ、果ての果てへと 破けそうな心臓の鼓動より速く 汚された世界は捨ててしまえ 闇を裂いて息を切らす 僕らの逃走劇さ 正しさが人を殺して 誰一人でさえ悲劇に気付かない 狂ってんだよお前ら全部 怒りに染まる赤い春を征こう 温もりに飢え ぼろぼろになってしまった僕らを 共犯者と呼ぼう 目の前の全部燃やしてしまえばいい 逃げようぜ、果ての果てへと 破けそうな心臓の鼓動より速く 汚された世界は捨ててしまえ 闇を裂いて息を切らす 僕らの逃走劇さ 燃える街を眺めていた 僕らを赦せるのは僕らだけだ 立ち込める暗雲が頭を支配していく 僕らを衝き動かすように 逃げようぜ、果ての果てへと 壊された未来を置き去りにして 永遠に思えた夜の闇 あの満月さえ振りほどく 僕らの逃走劇さ どこまでも行ける気がしていた 水平線の先を目指す 僕らの逃走劇さ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 逃げようぜ、果ての果てへと 誰もがきっと不安で 痛みに慣れて、麻痺した心で 宛先も無く祈っている 形を成す日は来るだろうか 共犯者になろう カナリヤはとうに鳴き始めてる 映画のようにはいかなくとも 僕らには理解者が必要だ 逃げようぜ、果ての果てへと 破けそうな心臓の鼓動より速く 汚された世界は捨ててしまえ 闇を裂いて息を切らす 僕らの逃走劇さ 正しさが人を殺して 誰一人でさえ悲劇に気付かない 狂ってんだよお前ら全部 怒りに染まる赤い春を征こう 温もりに飢え ぼろぼろになってしまった僕らを 共犯者と呼ぼう 目の前の全部燃やしてしまえばいい 逃げようぜ、果ての果てへと 破けそうな心臓の鼓動より速く 汚された世界は捨ててしまえ 闇を裂いて息を切らす 僕らの逃走劇さ 燃える街を眺めていた 僕らを赦せるのは僕らだけだ 立ち込める暗雲が頭を支配していく 僕らを衝き動かすように 逃げようぜ、果ての果てへと 壊された未来を置き去りにして 永遠に思えた夜の闇 あの満月さえ振りほどく 僕らの逃走劇さ どこまでも行ける気がしていた 水平線の先を目指す 僕らの逃走劇さ |
トリガーハッピーねぇ、哀れにも人として享けた生に於いて 人を妬み傲って、ナルシシズムに堕して 時に色に溺れ慰めあってる はぁ、それじゃあ天国は遠いね ほら、烏合の衆が何か燃やしている 番った男女が泥塗りあって笑っている Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy ねぇ、惨めにも人として享けた生に於いて 己が不幸嘆いて、メタフィジカに逃れて 悲嘆に暮れてる間に次の春だよ はぁ、まったく天国は遠いね たかが10グラム弱の鉛ひとつで弾け飛ぶような泥人形のせいで、 生まれ来る煩悩の類が ウザったくて仕方がないよな だから全部壊してやんのさ ほら、烏合の衆が何か燃やしている また一つ「正しさ」が彼の亡霊のエサに成り果てる みんな空を仰いでセイブミーと喚いている 煩くてかなわないな 僕は悲しくて引き金を引く Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | ねぇ、哀れにも人として享けた生に於いて 人を妬み傲って、ナルシシズムに堕して 時に色に溺れ慰めあってる はぁ、それじゃあ天国は遠いね ほら、烏合の衆が何か燃やしている 番った男女が泥塗りあって笑っている Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy ねぇ、惨めにも人として享けた生に於いて 己が不幸嘆いて、メタフィジカに逃れて 悲嘆に暮れてる間に次の春だよ はぁ、まったく天国は遠いね たかが10グラム弱の鉛ひとつで弾け飛ぶような泥人形のせいで、 生まれ来る煩悩の類が ウザったくて仕方がないよな だから全部壊してやんのさ ほら、烏合の衆が何か燃やしている また一つ「正しさ」が彼の亡霊のエサに成り果てる みんな空を仰いでセイブミーと喚いている 煩くてかなわないな 僕は悲しくて引き金を引く Take me out to the heaven I didn't do so bad things Not an angel but I don't do drugs And I won't make you sad Take me out to the heaven If not I'll make my haven here Scared of the enemies I'm so scared that I'm trigger happy |
ナイトルーティーン feat. suis from ヨルシカ少し大袈裟に喪失を歌う 音楽に涙を拭われて 退屈な映画のしょうもなさが 背をさする夜 「今日あった出来事を話そう」 「おかえりとただいまはちゃんと言おう」 「夕飯の間テレビは消そう」 なんとなくまだ守ってたいよ 風に洗われた犬ころみたいな ぬるい幸せが 大切だった ぴかぴかのコンビニへ歩く ふかふかの布団で夢見る 意味のないルーティーン 君がいないだけさ ぷかぷかと煙を吐き出す すかすかのレイトショーを観る 何度繰り返せば ひとりに慣れるのかな 悲しみをちょっと脚色した いつまでも覚えていれるように とうてい歌にも映画にもならない なんでもないもの 「明日出すゴミはまとめとこう」 「寝る前にあったかいものを飲もう」 染みついたこの癖が抜けたら 本当に君を失うみたいで つやつやのご飯が炊けたよ ぽかぽかのお風呂が沸いたよ 誰に伝えたらいい? 宛先のない日々 ぴかぴかのコンビニへ歩く ふかふかの布団で夢見る 意味のないルーティーン 君がいないだけさ ぷかぷかと煙を吐き出す すかすかのレイトショーを観る 何度繰り返せば ひとりに慣れるのかな 冬の朝の毛布のような 君の名残から抜け出せないよ 二度寝をしようにも 目は冴えてしまってる 夏の夜は薄明るい ひとりでアイスでも買いに行こうかなぁ ぼやけたコンビニへ歩こう | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 少し大袈裟に喪失を歌う 音楽に涙を拭われて 退屈な映画のしょうもなさが 背をさする夜 「今日あった出来事を話そう」 「おかえりとただいまはちゃんと言おう」 「夕飯の間テレビは消そう」 なんとなくまだ守ってたいよ 風に洗われた犬ころみたいな ぬるい幸せが 大切だった ぴかぴかのコンビニへ歩く ふかふかの布団で夢見る 意味のないルーティーン 君がいないだけさ ぷかぷかと煙を吐き出す すかすかのレイトショーを観る 何度繰り返せば ひとりに慣れるのかな 悲しみをちょっと脚色した いつまでも覚えていれるように とうてい歌にも映画にもならない なんでもないもの 「明日出すゴミはまとめとこう」 「寝る前にあったかいものを飲もう」 染みついたこの癖が抜けたら 本当に君を失うみたいで つやつやのご飯が炊けたよ ぽかぽかのお風呂が沸いたよ 誰に伝えたらいい? 宛先のない日々 ぴかぴかのコンビニへ歩く ふかふかの布団で夢見る 意味のないルーティーン 君がいないだけさ ぷかぷかと煙を吐き出す すかすかのレイトショーを観る 何度繰り返せば ひとりに慣れるのかな 冬の朝の毛布のような 君の名残から抜け出せないよ 二度寝をしようにも 目は冴えてしまってる 夏の夜は薄明るい ひとりでアイスでも買いに行こうかなぁ ぼやけたコンビニへ歩こう |
波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。くだらない愛の結果で僕らは生まれ落ちて 呼吸さえ強いられているけど 綺麗な言葉並べて、醜さに蓋をして 自分を愛せないままだな ずっと。 くだらない嘘を言う度青色こぼれ落ちた、ガラスの瞳が綺麗で 君のその瞼のように優しいひとになってさ そんな僕を愛したいんだよ 「わたしの呼吸に終わりがあること」 君の声を覚えている 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのか、なんてさ 他愛ない嘘が染みた積み木で遊んでいる 崩れるその日を待っている 澄み切った夜の静寂 君の頬の紅色で もうすぐ桜が咲くんだろう 僕らの呼吸に意味がなくても、二人はまた恋をする 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している そして君も夜の海に還っていくんだろう 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 囚われている ねぇ、覚えているかな いつかの春の朝に 桜の樹の下で約束したこと 思い出も君の名前も、いつの日か失ってしまって 僕もいつかこの海とひとつになるんだろう 君のいない冬の空気が僕の頬を刺すその痛みさえ 愛していたい 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのかな こうして冬が終わって、青い春がくる | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | くだらない愛の結果で僕らは生まれ落ちて 呼吸さえ強いられているけど 綺麗な言葉並べて、醜さに蓋をして 自分を愛せないままだな ずっと。 くだらない嘘を言う度青色こぼれ落ちた、ガラスの瞳が綺麗で 君のその瞼のように優しいひとになってさ そんな僕を愛したいんだよ 「わたしの呼吸に終わりがあること」 君の声を覚えている 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのか、なんてさ 他愛ない嘘が染みた積み木で遊んでいる 崩れるその日を待っている 澄み切った夜の静寂 君の頬の紅色で もうすぐ桜が咲くんだろう 僕らの呼吸に意味がなくても、二人はまた恋をする 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している そして君も夜の海に還っていくんだろう 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 囚われている ねぇ、覚えているかな いつかの春の朝に 桜の樹の下で約束したこと 思い出も君の名前も、いつの日か失ってしまって 僕もいつかこの海とひとつになるんだろう 君のいない冬の空気が僕の頬を刺すその痛みさえ 愛していたい 生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している 「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた 生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに 意味は無かったのかな こうして冬が終わって、青い春がくる |
人間みたいね あなたの優しさは涸れてしまって 同じ生き物じゃなくなったみたいだ それでも誰かの代わりで良かったのに どうやらそれも叶わない 悲しみの形がわかっていった あなたに見合うのはもっと奥の、暗く深い地獄だよ 壊れたら元には戻らないこと、わかっているでしょう? あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ わたしと同じように誰かを愛せた気になっても それじゃ駄目だよ お揃いの悪夢の中で会える日を待ってるから 夾竹桃の花のように鮮やかな記憶の毒がまわり始めた あなたの優しさが涸れてしまった日が焼きついて離れなくて 誰一人愛せた覚えが無いよ わたしはあの日から知ってしまった 暗く深い孤独を かじかんだ身体を慰めるもの、わかっているでしょう? あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ それでもわたしの心がまた満たされてしまうこと 許せないんだよ 犬の骨のようにあなたの玩具で終わってしまった あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ わたしと同じように誰かを愛せた気になっても それじゃ駄目だよ お揃いの悪夢の中で会える日を待ってるから | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | あなたの優しさは涸れてしまって 同じ生き物じゃなくなったみたいだ それでも誰かの代わりで良かったのに どうやらそれも叶わない 悲しみの形がわかっていった あなたに見合うのはもっと奥の、暗く深い地獄だよ 壊れたら元には戻らないこと、わかっているでしょう? あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ わたしと同じように誰かを愛せた気になっても それじゃ駄目だよ お揃いの悪夢の中で会える日を待ってるから 夾竹桃の花のように鮮やかな記憶の毒がまわり始めた あなたの優しさが涸れてしまった日が焼きついて離れなくて 誰一人愛せた覚えが無いよ わたしはあの日から知ってしまった 暗く深い孤独を かじかんだ身体を慰めるもの、わかっているでしょう? あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ それでもわたしの心がまた満たされてしまうこと 許せないんだよ 犬の骨のようにあなたの玩具で終わってしまった あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、冷えてくのがわかるんだ わたしと同じように誰かを愛せた気になっても それじゃ駄目だよ お揃いの悪夢の中で会える日を待ってるから |
ハイドアンドシーク向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて ありもしない正しさの奴隷さ チャチな走光性夏の夜の火に身を焦がして 音も立てずに散って逝く、あの羽虫のように終わりたいんだ 追えば追うほどに逃げてしまう あの太陽へと近づいて、羽根の溶ける音を聴く 丸々と肥えた自意識で臆病な僕らが身を隠したって無駄 彼は天井から見ている すぐに見つかってゲームは終いさ 逃げ切れなくなって僕ら 騙されていく騙されていく 見せかけの太陽に皆 喰われちまって壊れちまって 正しさはもうどこにもないんだ どうして天の賜った言葉の導くままに歩めないのか? 為す術なく塔は落ちる、んで馬鹿はいつも悲劇を招く 分断され惑うばかり 孤独な僕らの怯えた眼、白く濁ってたんだ 燃えるピアノ、破られた絵画 四肢を失くした踊り子が喘いでいる 些細な悪意が群がって、蓮のように醜く爛れた国で 息を潜めて 逃げ切れなくなって僕ら 騙されていく騙されていく 見せかけの太陽に皆 喰われちまって壊れちまって 正しさはもうどこにもなくて 上手く隠れたはずなのに 足音がすぐそこに来ている 僕らの頭上にずっと 生温い視線が向いている 一人として逃げれやしないんだ 顔を上げて鬼と目が合って 慈しみの罰が下るまで 向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて 孤立していく僕らは何に縋って生きてゆくのだろう? | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて ありもしない正しさの奴隷さ チャチな走光性夏の夜の火に身を焦がして 音も立てずに散って逝く、あの羽虫のように終わりたいんだ 追えば追うほどに逃げてしまう あの太陽へと近づいて、羽根の溶ける音を聴く 丸々と肥えた自意識で臆病な僕らが身を隠したって無駄 彼は天井から見ている すぐに見つかってゲームは終いさ 逃げ切れなくなって僕ら 騙されていく騙されていく 見せかけの太陽に皆 喰われちまって壊れちまって 正しさはもうどこにもないんだ どうして天の賜った言葉の導くままに歩めないのか? 為す術なく塔は落ちる、んで馬鹿はいつも悲劇を招く 分断され惑うばかり 孤独な僕らの怯えた眼、白く濁ってたんだ 燃えるピアノ、破られた絵画 四肢を失くした踊り子が喘いでいる 些細な悪意が群がって、蓮のように醜く爛れた国で 息を潜めて 逃げ切れなくなって僕ら 騙されていく騙されていく 見せかけの太陽に皆 喰われちまって壊れちまって 正しさはもうどこにもなくて 上手く隠れたはずなのに 足音がすぐそこに来ている 僕らの頭上にずっと 生温い視線が向いている 一人として逃げれやしないんだ 顔を上げて鬼と目が合って 慈しみの罰が下るまで 向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて 孤立していく僕らは何に縋って生きてゆくのだろう? |
花の香生ぬるい土の匂い 靄がかった視界の奥に あなたの横顔 鼻先をくすぐる 湿っぽい夜の芳香で くらくらしたんだ 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 紗幕の奥に潜んだ やわ肌の上を 流れていく赤色に魅入られてしまった 汗ばんだその首筋に指を走らす 濡れそぼった花の香で緩んだくちもとに 垂涎 息を呑んだ 何もかも奪ってしまえたなら 薄闇に紛れて 垣間見た視界の奥に 踊る花一つ 帳を少し上げる ガラスの眼に狼狽の色 壊れそうだった 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 伸ばした手で触れた髪 かんざしを抜けば その頬には紅色が頼りなげに点した 燻らせた紫煙の行方に不帰の影 ひたに揺れる花の香で誘われた先に 散瞳 目が眩んだ その頬に光った滴一つ 茹だる夏の街灯、虫が集る夜に ほどいた髪、濡れ烏 艶やかに香った | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 生ぬるい土の匂い 靄がかった視界の奥に あなたの横顔 鼻先をくすぐる 湿っぽい夜の芳香で くらくらしたんだ 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 紗幕の奥に潜んだ やわ肌の上を 流れていく赤色に魅入られてしまった 汗ばんだその首筋に指を走らす 濡れそぼった花の香で緩んだくちもとに 垂涎 息を呑んだ 何もかも奪ってしまえたなら 薄闇に紛れて 垣間見た視界の奥に 踊る花一つ 帳を少し上げる ガラスの眼に狼狽の色 壊れそうだった 傾げた首、潤んだ目 はだけた肩に刻んだ青 伸ばした手で触れた髪 かんざしを抜けば その頬には紅色が頼りなげに点した 燻らせた紫煙の行方に不帰の影 ひたに揺れる花の香で誘われた先に 散瞳 目が眩んだ その頬に光った滴一つ 茹だる夏の街灯、虫が集る夜に ほどいた髪、濡れ烏 艶やかに香った |
化け猫 (Leaks From His Laptop)君を撫でて 顔を埋めて 不機嫌な面で睨まれたいな 路地裏に消えてく君の 二股のしっぽも愛おしい 僕のことをじっと見つめるのに カメラを向けたら目を背けるの 烏の濡れ羽と同じ色 足音も立てず夜に溶けた 愛想のない君は化け猫 ガラスの瞳に赤い満月が映った 愛憎渦巻く街の路地裏で 取り殺されても構わないよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 君を撫でて 顔を埋めて 不機嫌な面で睨まれたいな 路地裏に消えてく君の 二股のしっぽも愛おしい 僕のことをじっと見つめるのに カメラを向けたら目を背けるの 烏の濡れ羽と同じ色 足音も立てず夜に溶けた 愛想のない君は化け猫 ガラスの瞳に赤い満月が映った 愛憎渦巻く街の路地裏で 取り殺されても構わないよ |
化け猫君を撫でて 顔を埋めて 不機嫌な面で睨まれたいな 路地裏に消えてく君の 二股のしっぽも愛おしい 僕のことをじっと見つめるのに カメラを向けたら目を背けるの 烏の濡れ羽と同じ色 足音も立てず夜に溶けた 愛想のない君は化け猫 ガラスの瞳に赤い満月が映った 愛憎渦巻く街の路地裏で 取り殺されても構わないよ 振り返らない君の髪 夢中で追いかけて気づかぬ間に 路地裏、ねじれてくリビドー 迷い込んでしまってもう終い 僕は気づく、愛しい割れたしっぽに いつの間に無数にのたうつ蛇 正しく汚れてく君を あいも変わらないままに愛でた 愛想のない君は化け猫 揶揄うみたいに牙を見せて笑って 細胞ひとつさえ残らないように 食い殺されて終わりがいいな 寂しいと猫撫で声で鳴いて 承認と肉を狩る 満たされた後には 白い血と赤いミルクの海だけ 気まぐれに夜と戯れ 灰色の人の群れからはぐれ 誰にも懐かない君の大きなあくび 僕には眩しい 思わせぶりに笑って奪っていった全部 そうやって化かされた 愛想のない君は化け猫 ただの一度も飼い慣らせはしなくて 敗北者として君に隷したい 首輪をつけるのは僕の方だね 愛想のない君は化け猫 ガラスの瞳に赤い満月が映った 愛憎渦巻く街の路地裏で 取り殺されても構わないよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 君を撫でて 顔を埋めて 不機嫌な面で睨まれたいな 路地裏に消えてく君の 二股のしっぽも愛おしい 僕のことをじっと見つめるのに カメラを向けたら目を背けるの 烏の濡れ羽と同じ色 足音も立てず夜に溶けた 愛想のない君は化け猫 ガラスの瞳に赤い満月が映った 愛憎渦巻く街の路地裏で 取り殺されても構わないよ 振り返らない君の髪 夢中で追いかけて気づかぬ間に 路地裏、ねじれてくリビドー 迷い込んでしまってもう終い 僕は気づく、愛しい割れたしっぽに いつの間に無数にのたうつ蛇 正しく汚れてく君を あいも変わらないままに愛でた 愛想のない君は化け猫 揶揄うみたいに牙を見せて笑って 細胞ひとつさえ残らないように 食い殺されて終わりがいいな 寂しいと猫撫で声で鳴いて 承認と肉を狩る 満たされた後には 白い血と赤いミルクの海だけ 気まぐれに夜と戯れ 灰色の人の群れからはぐれ 誰にも懐かない君の大きなあくび 僕には眩しい 思わせぶりに笑って奪っていった全部 そうやって化かされた 愛想のない君は化け猫 ただの一度も飼い慣らせはしなくて 敗北者として君に隷したい 首輪をつけるのは僕の方だね 愛想のない君は化け猫 ガラスの瞳に赤い満月が映った 愛憎渦巻く街の路地裏で 取り殺されても構わないよ |
パノプティコンどうなってんだよこれ! 鉄柵の奥の道化を笑ってたはずが 目を覚ましたら自分の番なんてさ、笑えないね 斬奸状は後回し 誰も彼も正義を持て余している 青白い顔の群れは怯えた眼をしていた 切り離されて人肌を忘れてしまった僕らの 心がいつか機能不全を起こしてしまった 七十億と少しの孤独が寄り集まって 猜疑心だけが募って、この手は冷え切ってしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 排気ガス塗れの僕らの頭上、救いの糸は無いんだ 善意でできた道がどうやら地獄の方へと続いてた、なんて ずっと前からわかっていたんだ 無邪気さゆえ手がつけれないんだ 孤独を自ら招いて自壊する 致命的なバグを抱えた僕らの業は 百年足らずじゃ清算できないね もつれた足で彷徨うことを止め、地下室へ逃げても テレスクリーンから無数の眼に覗かれているんだ 七十億と少しの孤独が寄り集まって 誰も信じれなくなって、温もりを忘れてしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 蓮の花の上に座した悪意 蜘蛛は潰されていたんだ 正義の奴隷になって些末な悪に火を放っていた彼らもまた、 ガス室へ消えていく どこから見ているの? きっと途方もない悪意を孕んでいるんだろう? 七十億と少しの孤独が寄り集まって 猜疑心だけが募って、この手は冷え切ってしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 誰かがあの蜘蛛を徒に踏み潰したその日から 排気ガス塗れの僕らの頭上、救いの糸は無いんだ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | どうなってんだよこれ! 鉄柵の奥の道化を笑ってたはずが 目を覚ましたら自分の番なんてさ、笑えないね 斬奸状は後回し 誰も彼も正義を持て余している 青白い顔の群れは怯えた眼をしていた 切り離されて人肌を忘れてしまった僕らの 心がいつか機能不全を起こしてしまった 七十億と少しの孤独が寄り集まって 猜疑心だけが募って、この手は冷え切ってしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 排気ガス塗れの僕らの頭上、救いの糸は無いんだ 善意でできた道がどうやら地獄の方へと続いてた、なんて ずっと前からわかっていたんだ 無邪気さゆえ手がつけれないんだ 孤独を自ら招いて自壊する 致命的なバグを抱えた僕らの業は 百年足らずじゃ清算できないね もつれた足で彷徨うことを止め、地下室へ逃げても テレスクリーンから無数の眼に覗かれているんだ 七十億と少しの孤独が寄り集まって 誰も信じれなくなって、温もりを忘れてしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 蓮の花の上に座した悪意 蜘蛛は潰されていたんだ 正義の奴隷になって些末な悪に火を放っていた彼らもまた、 ガス室へ消えていく どこから見ているの? きっと途方もない悪意を孕んでいるんだろう? 七十億と少しの孤独が寄り集まって 猜疑心だけが募って、この手は冷え切ってしまった パノプティコンの向こうで歪んだ笑い声が聞こえる気がした 誰かがあの蜘蛛を徒に踏み潰したその日から 排気ガス塗れの僕らの頭上、救いの糸は無いんだ |
PINKはぁ 嫌味なくらい美しく咲いている 何を食って何を消化しているのか 散らばった愛の吸い殻に舌打ち 花見客はそういや何処に消えてしまった? 肺いっぱいに吸い込んだ 喉が焼けるほどまで 執拗にあんたで痛みたい 樹の下に集る百鬼夜行 夏の灯の羽虫たち 美しさの糧になりたいみたい 異常なんだよ、ほら 気づいていないんだ、だあれも 気が狂いそうなほどの鮮やかさに あの樹の下にはXXXが埋まっている! あんたと同じもん食ってる化け物さ 花冷えの曇り空に赤い血が染み込んだような あどけない薄紅の残酷さに毀たれた日 誰かが歌ってた 神の手はにじむピンク 無数の手指で天を撫でる フラクタルが飲み込む春 肺いっぱいに吸い込んだ 喉が焼けるほどまで 執拗にあんたで痛みたい 生まれる前に戻りたい 長い蛇足の今を 美しさに捧げて終わりたい、あー 異常なんだよ、ほら 気づいていないんだ、だあれも 気が狂いそうなほどの鮮やかさに あの樹の下にはXXXが埋まっている! あんたと同じもん食ってる いったいどれほど失ったんかなあ 不安と憂鬱におはよう これでいい、おれに幸福は似合わない 空っぽの良心で うつろになった目で あんたの中身のピンクを眺めていたい | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | はぁ 嫌味なくらい美しく咲いている 何を食って何を消化しているのか 散らばった愛の吸い殻に舌打ち 花見客はそういや何処に消えてしまった? 肺いっぱいに吸い込んだ 喉が焼けるほどまで 執拗にあんたで痛みたい 樹の下に集る百鬼夜行 夏の灯の羽虫たち 美しさの糧になりたいみたい 異常なんだよ、ほら 気づいていないんだ、だあれも 気が狂いそうなほどの鮮やかさに あの樹の下にはXXXが埋まっている! あんたと同じもん食ってる化け物さ 花冷えの曇り空に赤い血が染み込んだような あどけない薄紅の残酷さに毀たれた日 誰かが歌ってた 神の手はにじむピンク 無数の手指で天を撫でる フラクタルが飲み込む春 肺いっぱいに吸い込んだ 喉が焼けるほどまで 執拗にあんたで痛みたい 生まれる前に戻りたい 長い蛇足の今を 美しさに捧げて終わりたい、あー 異常なんだよ、ほら 気づいていないんだ、だあれも 気が狂いそうなほどの鮮やかさに あの樹の下にはXXXが埋まっている! あんたと同じもん食ってる いったいどれほど失ったんかなあ 不安と憂鬱におはよう これでいい、おれに幸福は似合わない 空っぽの良心で うつろになった目で あんたの中身のピンクを眺めていたい |
振り子の上であるいは双子のように あるいは愛しあう恋人のように あるいは憎み相争い拒絶するように あるいは僕と君のように まるで 誰の憐れみもうざったいのに ひとりで食べた飯は不味いとか 僕と僕が喧嘩しているような日々 悲しくて笑えてしまうくらい ささやかな幸福の贅肉がついた心を 責め立てるようによろこびのうたを歌う 消えてしまいたいと願う朝が 生きていてよかったと咽ぶ夜に塗り潰され 感情の振り子の上で僕らは暮らす | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | あるいは双子のように あるいは愛しあう恋人のように あるいは憎み相争い拒絶するように あるいは僕と君のように まるで 誰の憐れみもうざったいのに ひとりで食べた飯は不味いとか 僕と僕が喧嘩しているような日々 悲しくて笑えてしまうくらい ささやかな幸福の贅肉がついた心を 責め立てるようによろこびのうたを歌う 消えてしまいたいと願う朝が 生きていてよかったと咽ぶ夜に塗り潰され 感情の振り子の上で僕らは暮らす |
プラネテス 知らない国に迷い込んだみたいだ 誰もが綺麗な嘘で話してる この手をどこにも繋げないまま、私は もがくようにあなたを探している 死んでしまった誰かのニュースに 涙した優しい人たち 這いつくばって生きる誰かの 生きているざまには舌打ちをした 私はどこにいるの? あのね、 あなたとふたりで息をしていたい あなたとふたりで泳いでゆきたい どこか遠くの果てに流れ着くまで まだ見ぬ世界で笑えるまで ただあなたとだけ手を繋げるなら ただあなたとだけ夜をやり過ごせたら 信じられるものなどひとつもなくても ふたつの寂しさでも 何もない宇宙に放り出されたみたいだ 前後も左右もわからなくなる へその緒を切った赤子のように、私は 覚えたての孤独に噛みついている 海の向こうで起きた悲劇に 慈悲をかけ憐れむ人たち 同じ言葉で話す誰かを 傷つけてどうして笑えてしまうの? それでも生きているの? 誰もが独りで生きてはゆけない 悲しみの重さを受け止めきれない 凍てつくビル風に身を震わせて かじかむ心に息を吹いて 今より少しだけ優しくなれたら 繋がり合うことを恐れずにいられたら 目に見えない悪意に苛まれようとも 正しくあれなくとも あのムーンリバーを渡って 迷いながら進もう 沢山の世界をあなたと見たいよ 道標は要らない 隣にあなたがいて 私はここにいるから あなたとふたりで息をしていたい あなたとふたりで泳いでゆきたい どこか遠くの果てに流れ着くまで まだ見ぬ世界で笑えるまで ただあなたとだけ手を繋げるなら ただあなたとだけ夜をやり過ごせたら 信じられるものなどひとつもなくても ふたつの寂しさでも あなたと生きてゆける | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 知らない国に迷い込んだみたいだ 誰もが綺麗な嘘で話してる この手をどこにも繋げないまま、私は もがくようにあなたを探している 死んでしまった誰かのニュースに 涙した優しい人たち 這いつくばって生きる誰かの 生きているざまには舌打ちをした 私はどこにいるの? あのね、 あなたとふたりで息をしていたい あなたとふたりで泳いでゆきたい どこか遠くの果てに流れ着くまで まだ見ぬ世界で笑えるまで ただあなたとだけ手を繋げるなら ただあなたとだけ夜をやり過ごせたら 信じられるものなどひとつもなくても ふたつの寂しさでも 何もない宇宙に放り出されたみたいだ 前後も左右もわからなくなる へその緒を切った赤子のように、私は 覚えたての孤独に噛みついている 海の向こうで起きた悲劇に 慈悲をかけ憐れむ人たち 同じ言葉で話す誰かを 傷つけてどうして笑えてしまうの? それでも生きているの? 誰もが独りで生きてはゆけない 悲しみの重さを受け止めきれない 凍てつくビル風に身を震わせて かじかむ心に息を吹いて 今より少しだけ優しくなれたら 繋がり合うことを恐れずにいられたら 目に見えない悪意に苛まれようとも 正しくあれなくとも あのムーンリバーを渡って 迷いながら進もう 沢山の世界をあなたと見たいよ 道標は要らない 隣にあなたがいて 私はここにいるから あなたとふたりで息をしていたい あなたとふたりで泳いでゆきたい どこか遠くの果てに流れ着くまで まだ見ぬ世界で笑えるまで ただあなたとだけ手を繋げるなら ただあなたとだけ夜をやり過ごせたら 信じられるものなどひとつもなくても ふたつの寂しさでも あなたと生きてゆける |
夢遊病者は此岸にて 暗い四畳半の隅で同じ過ちを犯し続けている 口から吐いた煙の数だけ醜い自分を忘れてしまえた 夜が今日もこの部屋を喰らい尽くしてしまうから、 幸福な夢の世界に逃げ込むのさ 真っ白の「ひとがた」が僕に光を与えた もう二度と手放せないな この痛みは 「君を殺してしまった今日」でさえも 「明日と変わらない今日」で 僕は今知ってしまった どうして僕が誰も愛せないでいたのか 桃色の亡霊が這いずっている部屋 幻聴は鼓膜を打った 死ぬまで解けない呪いに浸かりきった僕はもう救えないな 暗い四畳半の隅で同じ過ちを犯し続けている 煙を吸って見る夢の中では 明日の不安さえもなくなった いつか僕はこの部屋で孤独を抱いて消えるから、 せめて今だけ未来を忘れたいのさ 真っ白の「ひとがた」が僕に与えた光を もう二度と手放さない 終わりの時まで 「君を殺してしまった今日」でさえも 肉体の糧になって たった今知ってしまった どうして僕の眼球は濁っているのか 桃色の亡霊が這いずっている部屋 全身が海になっていく 死ぬまで解けない呪いが凡庸な僕に救いを与えるんだ 水銀で満ちた浴槽、浸かってしまった僕の軽忽さを そう、誰も彼もが笑っている 抜け出せないんだ ずっと この人生はもうお終いにしよう 僕が僕を許してしまう前にさ 巨大な不安が黒いカーテンのように目の前を遮っている どこかで狂ってしまった僕の生は、あまりに稚拙な悲劇だ 今頃天井で笑っているだろう この人形の終幕を 死ぬまで解けない呪いを、ここで今終わらせてしまおうか | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 暗い四畳半の隅で同じ過ちを犯し続けている 口から吐いた煙の数だけ醜い自分を忘れてしまえた 夜が今日もこの部屋を喰らい尽くしてしまうから、 幸福な夢の世界に逃げ込むのさ 真っ白の「ひとがた」が僕に光を与えた もう二度と手放せないな この痛みは 「君を殺してしまった今日」でさえも 「明日と変わらない今日」で 僕は今知ってしまった どうして僕が誰も愛せないでいたのか 桃色の亡霊が這いずっている部屋 幻聴は鼓膜を打った 死ぬまで解けない呪いに浸かりきった僕はもう救えないな 暗い四畳半の隅で同じ過ちを犯し続けている 煙を吸って見る夢の中では 明日の不安さえもなくなった いつか僕はこの部屋で孤独を抱いて消えるから、 せめて今だけ未来を忘れたいのさ 真っ白の「ひとがた」が僕に与えた光を もう二度と手放さない 終わりの時まで 「君を殺してしまった今日」でさえも 肉体の糧になって たった今知ってしまった どうして僕の眼球は濁っているのか 桃色の亡霊が這いずっている部屋 全身が海になっていく 死ぬまで解けない呪いが凡庸な僕に救いを与えるんだ 水銀で満ちた浴槽、浸かってしまった僕の軽忽さを そう、誰も彼もが笑っている 抜け出せないんだ ずっと この人生はもうお終いにしよう 僕が僕を許してしまう前にさ 巨大な不安が黒いカーテンのように目の前を遮っている どこかで狂ってしまった僕の生は、あまりに稚拙な悲劇だ 今頃天井で笑っているだろう この人形の終幕を 死ぬまで解けない呪いを、ここで今終わらせてしまおうか |
Moonthiefうーん どうにかなってしまいそうな 僕が僕でなくなっていくような 誰かの人生に変わったとして それはそれで生きてしまえるような 借り物みてーな日々だって愛着も湧いている 神妙な顔して踊っている 夜去、香り立つペトリコール あの月の眩しさが邪魔だった 暗くて甘い夜が好きだった かばんの中で溶けかけた チョコレートみたいな曖昧なベーゼ 愛は死語になる、価値はとうに無く 愛はもう地縛霊、彷徨しだす 放射冷却で凍りついた街をすべる 僕らはMoonthief 月を盗み出してしまおうぜ こわいものばかりの世界の中 ちょっとだけ隠れやすくしたって いいだろMoonthief あいつらの目を騙くらかして 死にたくなるほどの夜だけは ちゃんと生きれてる気がしたんだ 厭世主義者ぶるいけない子 o0(この星の終わりを夢に見ている!) 愛を説こうとも意味がないの? o0(想像もつかないほど綺麗かも…) あの月に祈れども無駄だった 潰れたロードキルが僕だった 群れるビルが墓碑に見えた ピカレスク気取って開き直ろうぜ 僕だけが違う、脳端子の規格 ソーシャルを離脱、勝った気の自虐 情けないくらいに寂しさが埋まらない 僕らはMoonthief 月を盗み出してしまおうぜ こわいものばかりの世界の中 ちょっとだけ隠れやすくしたって いいだろMoonthief あいつらの目を騙くらかして 死にたくなるほどの夜だけは ちゃんと生きれてる気がしたんだ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | うーん どうにかなってしまいそうな 僕が僕でなくなっていくような 誰かの人生に変わったとして それはそれで生きてしまえるような 借り物みてーな日々だって愛着も湧いている 神妙な顔して踊っている 夜去、香り立つペトリコール あの月の眩しさが邪魔だった 暗くて甘い夜が好きだった かばんの中で溶けかけた チョコレートみたいな曖昧なベーゼ 愛は死語になる、価値はとうに無く 愛はもう地縛霊、彷徨しだす 放射冷却で凍りついた街をすべる 僕らはMoonthief 月を盗み出してしまおうぜ こわいものばかりの世界の中 ちょっとだけ隠れやすくしたって いいだろMoonthief あいつらの目を騙くらかして 死にたくなるほどの夜だけは ちゃんと生きれてる気がしたんだ 厭世主義者ぶるいけない子 o0(この星の終わりを夢に見ている!) 愛を説こうとも意味がないの? o0(想像もつかないほど綺麗かも…) あの月に祈れども無駄だった 潰れたロードキルが僕だった 群れるビルが墓碑に見えた ピカレスク気取って開き直ろうぜ 僕だけが違う、脳端子の規格 ソーシャルを離脱、勝った気の自虐 情けないくらいに寂しさが埋まらない 僕らはMoonthief 月を盗み出してしまおうぜ こわいものばかりの世界の中 ちょっとだけ隠れやすくしたって いいだろMoonthief あいつらの目を騙くらかして 死にたくなるほどの夜だけは ちゃんと生きれてる気がしたんだ |
夜警真っ赤な眼の高層ビルがまばたきしている 夜をこするように立つ 不出来な世界を腐している 輝きなんてひとつたりとも無い生活が 灯す明かりの群れが綺麗だね 鼓膜の奥の奥の奥まで 浸すぬるい音の無い夜 甘い匂い、誰も幸福に飢えている 凍りつく野生の常夜灯 千日手に陥る世界 引き分ける相手もいないよ 誰もいない 誰もいない みんな眠っている 幹線道路も、恋人の肌も みんな眠っている だらだらと終わっていく最中の景色 僕らは緩い滑り台の上 視界の先の先の先まで ぼかす淡い幸福のベールで 盲いた僕らは可能性を手放した 機能しないアミグダラ、下垂 トーラス都市の放射冷却 どろり粘る風が吹く前に 逃げだしたい 逃げだしたい 鼓膜の奥の奥の奥まで 浸すぬるい音の無い夜 甘い匂い、誰も幸福に飢えている 凍りつく野生の常夜灯 千日手に陥る世界 引き分ける相手もいないよ 誰もいない 誰もいない 悲しくない? 寂しくない? 虚しくない? 途方もない現実の葬列、葬列、葬列、葬列 | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 真っ赤な眼の高層ビルがまばたきしている 夜をこするように立つ 不出来な世界を腐している 輝きなんてひとつたりとも無い生活が 灯す明かりの群れが綺麗だね 鼓膜の奥の奥の奥まで 浸すぬるい音の無い夜 甘い匂い、誰も幸福に飢えている 凍りつく野生の常夜灯 千日手に陥る世界 引き分ける相手もいないよ 誰もいない 誰もいない みんな眠っている 幹線道路も、恋人の肌も みんな眠っている だらだらと終わっていく最中の景色 僕らは緩い滑り台の上 視界の先の先の先まで ぼかす淡い幸福のベールで 盲いた僕らは可能性を手放した 機能しないアミグダラ、下垂 トーラス都市の放射冷却 どろり粘る風が吹く前に 逃げだしたい 逃げだしたい 鼓膜の奥の奥の奥まで 浸すぬるい音の無い夜 甘い匂い、誰も幸福に飢えている 凍りつく野生の常夜灯 千日手に陥る世界 引き分ける相手もいないよ 誰もいない 誰もいない 悲しくない? 寂しくない? 虚しくない? 途方もない現実の葬列、葬列、葬列、葬列 |
やんぐわーるど prod. NEE残念、馬鹿だね ムキになってしまってもパラッパ ふざけたい、壊したい 申し訳ないけど「うん、ごめんね」 万歳、掲げて この鳴り響く音が分かるなら 衝動、止まれない とりあえず今日はそんなもんなんだ シャララ ここはどこだい? 迷い込んでしまったの 僕が望んで来たはずなのに 正しさも間違いも 馬鹿なフリして分かってる それなのに溢れた僕の失敗作 世界はまだ暴力的に 僕らを笑っている 分からないけどもうサヨナラ 1人ぼっちで良いさ 何気ない日の帰りの道で なぜか泣いちゃいそうです 「我慢するからこっちに来てよ」 誤魔化してまた明日 期待外れの天気予報 希望を捨て歌う、歌う 物語はこれから続くの (あはあは、あはあは) 「信じてるものだけが正義だ」 その未来のため 叫ぶ、叫ぶ 確かに僕も悪いとこがありますが (え?え?え?) 早く帰らせて シャララ 「それなりに考えて 生きている理由も明白です」 そこに普通を求められたって もう分からないよ 常識が違くったって やってる事が変で笑われたって 構わず歌うからさ やるせない日々が僕を包む 眠れずに朝の光が刺す 耐えれない程に傷ついたよ だからもう恐れない僕が居るの お預けよ僕らの絶望 振りかざし今、笑え笑え 電車に揺られ窓を眺めたら (ガタンゴトン、ガタンゴトン) 知らぬ誰かに訴えています 「頑張れば僕も羽ばたけるかな?」 不幸話に付き合ってくれよ (はい、はい、はい) 興味無いようね 予想的中、天気予報 希望のまま歌う、歌う だけど何故か疑ってしまうの 「信じてる物だけが正義か?」 その未来に僕は不安になる いつの間にか誰も信じれなくなった 嗚呼 いつまでも続く幸せとか 有り余る金とか名誉じゃない 願いたいのはもっと単純なものさ (聞かせて、聞かせて) そぅ宇宙の果ての話とか 僕の好きな事や愛とか なにも疑わないで受け取りたいんです 僕は大人になりました。 | キタニタツヤ | くぅ | くぅ | | 残念、馬鹿だね ムキになってしまってもパラッパ ふざけたい、壊したい 申し訳ないけど「うん、ごめんね」 万歳、掲げて この鳴り響く音が分かるなら 衝動、止まれない とりあえず今日はそんなもんなんだ シャララ ここはどこだい? 迷い込んでしまったの 僕が望んで来たはずなのに 正しさも間違いも 馬鹿なフリして分かってる それなのに溢れた僕の失敗作 世界はまだ暴力的に 僕らを笑っている 分からないけどもうサヨナラ 1人ぼっちで良いさ 何気ない日の帰りの道で なぜか泣いちゃいそうです 「我慢するからこっちに来てよ」 誤魔化してまた明日 期待外れの天気予報 希望を捨て歌う、歌う 物語はこれから続くの (あはあは、あはあは) 「信じてるものだけが正義だ」 その未来のため 叫ぶ、叫ぶ 確かに僕も悪いとこがありますが (え?え?え?) 早く帰らせて シャララ 「それなりに考えて 生きている理由も明白です」 そこに普通を求められたって もう分からないよ 常識が違くったって やってる事が変で笑われたって 構わず歌うからさ やるせない日々が僕を包む 眠れずに朝の光が刺す 耐えれない程に傷ついたよ だからもう恐れない僕が居るの お預けよ僕らの絶望 振りかざし今、笑え笑え 電車に揺られ窓を眺めたら (ガタンゴトン、ガタンゴトン) 知らぬ誰かに訴えています 「頑張れば僕も羽ばたけるかな?」 不幸話に付き合ってくれよ (はい、はい、はい) 興味無いようね 予想的中、天気予報 希望のまま歌う、歌う だけど何故か疑ってしまうの 「信じてる物だけが正義か?」 その未来に僕は不安になる いつの間にか誰も信じれなくなった 嗚呼 いつまでも続く幸せとか 有り余る金とか名誉じゃない 願いたいのはもっと単純なものさ (聞かせて、聞かせて) そぅ宇宙の果ての話とか 僕の好きな事や愛とか なにも疑わないで受け取りたいんです 僕は大人になりました。 |
夜がこわれる不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 枯れていく体温、表皮から僕でなくなっていく アイロンで均された地表、人々はみな退行の一途を辿る 今日のこと 誇大妄想に投与したレクサプロ 社交不安症、示唆的な「エス・エー・ディー」 暗い部屋、深い底、異常 僕の理解者はいなくて 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 壊れ出した夜から逃げようにも 左回りの時計が見つかんない 地下シェルターは満員 椅子取りでサリン撒かれる事態に 蜘蛛の糸掴んだ牛建陀多みたいなあんたらを救う神などいないが 不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 割れる地平の線の奥、赤黒い錆、巨大な球体だ 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 地平線の彼方から罅が入る午前4時の孤独、漏れだす太陽が俺を酷く、打ちのめす それはまるで核シェルターの天井が割れる如く、僕らを真っ白にする光だった 解答の無い問いを前にして僕らは 崩れ壊れ落ちて凍る夜、貪る夜の奥、深い孤独、悟り踊る猿を見る 恒星はまだ光を放っている 誰も彼も腐れ糧は失われて成れの果てに 独り呟く 夜がこわれる When I die you all will love me, i think Rest in peace, Lil Peep I feel empty, too | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 枯れていく体温、表皮から僕でなくなっていく アイロンで均された地表、人々はみな退行の一途を辿る 今日のこと 誇大妄想に投与したレクサプロ 社交不安症、示唆的な「エス・エー・ディー」 暗い部屋、深い底、異常 僕の理解者はいなくて 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 壊れ出した夜から逃げようにも 左回りの時計が見つかんない 地下シェルターは満員 椅子取りでサリン撒かれる事態に 蜘蛛の糸掴んだ牛建陀多みたいなあんたらを救う神などいないが 不安なんだ 朝を迎えることが 明日の太陽を剥いでくれ なぁ 割れる地平の線の奥、赤黒い錆、巨大な球体だ 全部、僕のせいだと思った 全部、全部、全部、全部、全部 地平線の彼方から罅が入る午前4時の孤独、漏れだす太陽が俺を酷く、打ちのめす それはまるで核シェルターの天井が割れる如く、僕らを真っ白にする光だった 解答の無い問いを前にして僕らは 崩れ壊れ落ちて凍る夜、貪る夜の奥、深い孤独、悟り踊る猿を見る 恒星はまだ光を放っている 誰も彼も腐れ糧は失われて成れの果てに 独り呟く 夜がこわれる When I die you all will love me, i think Rest in peace, Lil Peep I feel empty, too |
よろこびのうた消えてしまえたら よかったのにな 僕らはみんな寂しくて 生きることがへたくそだった 涙がとうに涸れたから 終わる場所を探しているんだ よろこびのうた 抱きしめるように 歌う | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 消えてしまえたら よかったのにな 僕らはみんな寂しくて 生きることがへたくそだった 涙がとうに涸れたから 終わる場所を探しているんだ よろこびのうた 抱きしめるように 歌う |
よろこびのうた僕だけ言葉が通じないみたいだ 誰のせいかなんてわかっているけど なぜ僕はここまで続いてしまった? 優しい友達がいたからかな 数えきれない痛みたちと 片手で足るよろこびの欠片 続けるか終わるかのどっちかひとつを 選び取る自由に疲れたよ 消えてしまえたら よかったのにな 僕らはみんな寂しくて 生きることがへたくそだった 涙がとうに涸れたから 終わる場所を探しているんだ よろこびのうた 抱きしめるように 歌う | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Tatsuya Kitani | 僕だけ言葉が通じないみたいだ 誰のせいかなんてわかっているけど なぜ僕はここまで続いてしまった? 優しい友達がいたからかな 数えきれない痛みたちと 片手で足るよろこびの欠片 続けるか終わるかのどっちかひとつを 選び取る自由に疲れたよ 消えてしまえたら よかったのにな 僕らはみんな寂しくて 生きることがへたくそだった 涙がとうに涸れたから 終わる場所を探しているんだ よろこびのうた 抱きしめるように 歌う |
ラブソング feat. Eve正しく汚し合っていた僕ら 互いの悲しみに夢中さ 痛くて舐め合った喪失感 散文的な快楽でもいい 生きているのがどうしようもなく恥ずかしい 気のせいだと思いたくて、思えなくて 眠ることすらきみなしじゃ儘ならない 陶器のようで柔いその頬に傷をつけたい 僕らみたいなクズにはそれしかできない 愛だ恋だと腑抜けた歌うたって きみという毒でキマっていたいね 悲しいことばかり考えはじめて終わんないループ ずっと待っていたこのトキシックな逢瀬 きみは有毒で最悪で最愛の、優しい地獄 まだ抜けない離脱症状 果たして、価値観は狂った きみ無しの人生など滑稽さ 片足で立つような現実感 世界の殆どがグレーアウトした バグりだす脳下垂体の暴走 パキるAM4時過ぎの幻聴 「誰もがお前を愛している」と教えてくれる 消えかけの月明かり 夜半の祝福さえ朝に食い尽くされ また息をしづらくなる 誰もが僕を愛していない ひどい悪夢が現実ならきみを服毒していたい 僕らみたいなクズのためのラブソングはどこ? 愛だ恋だと腑抜けた歌うたって きみという毒でキマっていたいね 悲しいことばかりの僕の命、無価値だったみたい 今日も哀願してまたトキシックな逢瀬 きみは有毒で最悪で最愛の、眩しい常闇 まだ抜けない離脱症状 ただ君に渇いている | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | 正しく汚し合っていた僕ら 互いの悲しみに夢中さ 痛くて舐め合った喪失感 散文的な快楽でもいい 生きているのがどうしようもなく恥ずかしい 気のせいだと思いたくて、思えなくて 眠ることすらきみなしじゃ儘ならない 陶器のようで柔いその頬に傷をつけたい 僕らみたいなクズにはそれしかできない 愛だ恋だと腑抜けた歌うたって きみという毒でキマっていたいね 悲しいことばかり考えはじめて終わんないループ ずっと待っていたこのトキシックな逢瀬 きみは有毒で最悪で最愛の、優しい地獄 まだ抜けない離脱症状 果たして、価値観は狂った きみ無しの人生など滑稽さ 片足で立つような現実感 世界の殆どがグレーアウトした バグりだす脳下垂体の暴走 パキるAM4時過ぎの幻聴 「誰もがお前を愛している」と教えてくれる 消えかけの月明かり 夜半の祝福さえ朝に食い尽くされ また息をしづらくなる 誰もが僕を愛していない ひどい悪夢が現実ならきみを服毒していたい 僕らみたいなクズのためのラブソングはどこ? 愛だ恋だと腑抜けた歌うたって きみという毒でキマっていたいね 悲しいことばかりの僕の命、無価値だったみたい 今日も哀願してまたトキシックな逢瀬 きみは有毒で最悪で最愛の、眩しい常闇 まだ抜けない離脱症状 ただ君に渇いている |
Rapport がらんどうの胸に覚えた違和感さえ ひとりきりでは御しきれない この目も鼻も耳も、内側の僕に届かない 茫漠たる灰の海で 痛みさえ忘れていたんだ そんな僕の目の前に現れたあなたに 見えないものを見たんだ あなたと僕の間にあった温度を 僕の弱さを少し預けていられた あなたの言葉が僕の鎖を解いて 空が白んでいくような この手の中の光が、心だと知ったんだ 誰かを傷つけてしまう悪夢で 浅い呼吸を繰り返して その矢印の向きを、この胸の奥に集めて 安寧の孤独の中で 静かな終わりを願って 少しずつ冷えていく何かが寂しかった それでも構わなかった 誰かを愛して、愛されたいと望むこと 同じ数だけ痛みがあるということ そうして鎖した僕の胸の奥まで あなたで満ちてしまったんだ 壁が崩れて橋が架かって、僕は あなたがくれた呼吸で 優しい刃で 見えた形の無いものを この手の中の光を、護りたいと願った | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | がらんどうの胸に覚えた違和感さえ ひとりきりでは御しきれない この目も鼻も耳も、内側の僕に届かない 茫漠たる灰の海で 痛みさえ忘れていたんだ そんな僕の目の前に現れたあなたに 見えないものを見たんだ あなたと僕の間にあった温度を 僕の弱さを少し預けていられた あなたの言葉が僕の鎖を解いて 空が白んでいくような この手の中の光が、心だと知ったんだ 誰かを傷つけてしまう悪夢で 浅い呼吸を繰り返して その矢印の向きを、この胸の奥に集めて 安寧の孤独の中で 静かな終わりを願って 少しずつ冷えていく何かが寂しかった それでも構わなかった 誰かを愛して、愛されたいと望むこと 同じ数だけ痛みがあるということ そうして鎖した僕の胸の奥まで あなたで満ちてしまったんだ 壁が崩れて橋が架かって、僕は あなたがくれた呼吸で 優しい刃で 見えた形の無いものを この手の中の光を、護りたいと願った |
輪郭その輪郭をそっとなぞる 君の小さな背に浮かぶ 少し骨ばったような稜線 僕は息を止めている 青く血脈の透けたやわ肌 君の過去を語っているようで それを僕はなぞっていく 君は息を漏らしている 今日で幾度めの夜か 数えきれないほどを越えた でもきっとここでさよならだよ 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 二人で傷つけた互いの首筋から ひとしずくの赤をこぼした 窓に差した薄い明かりで 目を覚ました僕はひとりだった この部屋で目を覚ますのはもう何度目のことだろうって 昼か夕かすらわからなくって 枕に残った君の残り香を 君の吸いさしの煙草に火をつける 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 君が僕を忘れて誰かを愛せたなら こぼれ落ちたひとしずくの青で この夜を染めて眠りたいから | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | | その輪郭をそっとなぞる 君の小さな背に浮かぶ 少し骨ばったような稜線 僕は息を止めている 青く血脈の透けたやわ肌 君の過去を語っているようで それを僕はなぞっていく 君は息を漏らしている 今日で幾度めの夜か 数えきれないほどを越えた でもきっとここでさよならだよ 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 二人で傷つけた互いの首筋から ひとしずくの赤をこぼした 窓に差した薄い明かりで 目を覚ました僕はひとりだった この部屋で目を覚ますのはもう何度目のことだろうって 昼か夕かすらわからなくって 枕に残った君の残り香を 君の吸いさしの煙草に火をつける 愛していたこと 忘れてしまえたならよかったな 君のその輪郭は この指先だけが知っているから 僕らいつしか かりそめではいられなくなってしまった 君が僕を忘れて誰かを愛せたなら こぼれ落ちたひとしずくの青で この夜を染めて眠りたいから |
私が明日死ぬなら 私が明日死ぬなら、いくつか悔やむことがあるでしょう あの人に冷たくしたこと、死ぬことを恐れすぎたこと 私が明日死ぬなら、誰にどれだけの感謝をしよう 冗談で言う「死ね」の言葉、冗談で済んでくれたこと 私が明日死ぬなら、少し先の未来を夢見よう 新しく生まれる命は、まだ私より尊いでしょう 私が明日死ぬなら、世界を呪う言葉を残そう 今日という日のつまらなさも、音楽にして救われましょう 「私に見向きもしないでいてくれてありがとう!」 約束だよ もしも自分を傷つけたくなってしまったら 約束だよ 私に触れた時のやさしさを思い出してよ もしも、 あなたが明日も生きたら 好きな服を着て出かけてみよう あなたが明日も生きたら 嫌いな色全部塗りつぶそう あなたが明日も生きたら 昨日になる今日さえ愛おしい 地獄の中でたまに笑おう あなたが明日も生きるなら 私が明日死ぬなら、もう写真を眺めるのは止そう 髪を切った日の午後のように、あなたに会いたくなるのでしょう 私が明日死ぬなら、しばらく誰も気づかないでしょう ポストに溜まった不在票が墓標の代わりになるでしょう 私が明日死ぬなら、残されたあなたを惟よう 悲しみだけ花束にして、一緒に燃やしてくれるでしょう 私が明日死ぬなら、明々後日は日々に戻りましょう 動き出す世界の晴れ間に、その綺麗な目を細めるでしょう 例えばいつか にわか雨の寂しさがあなたを襲っても 大丈夫かな こんな歌でも傘にしてどうにかやり過ごすんだよ 約束だよ 呼吸の仕方を上手に思い出せないなら 約束だよ 呟くように、歌うように、涙を吐き出してよ 聴いて、 あなたが明日も生きたら もう明後日も同じことでしょう あなたが明日も生きたら 誕生日のように暮らしましょう あなたが明日も生きたら 変わらず苦しい日々を見つめ この歌と小指を結んで あなたは明日も生きていくんだ 約束だよ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | キタニタツヤ | Naoki Itai(MUSIC FOR MUSIC)・Tatsuya Kitani | 私が明日死ぬなら、いくつか悔やむことがあるでしょう あの人に冷たくしたこと、死ぬことを恐れすぎたこと 私が明日死ぬなら、誰にどれだけの感謝をしよう 冗談で言う「死ね」の言葉、冗談で済んでくれたこと 私が明日死ぬなら、少し先の未来を夢見よう 新しく生まれる命は、まだ私より尊いでしょう 私が明日死ぬなら、世界を呪う言葉を残そう 今日という日のつまらなさも、音楽にして救われましょう 「私に見向きもしないでいてくれてありがとう!」 約束だよ もしも自分を傷つけたくなってしまったら 約束だよ 私に触れた時のやさしさを思い出してよ もしも、 あなたが明日も生きたら 好きな服を着て出かけてみよう あなたが明日も生きたら 嫌いな色全部塗りつぶそう あなたが明日も生きたら 昨日になる今日さえ愛おしい 地獄の中でたまに笑おう あなたが明日も生きるなら 私が明日死ぬなら、もう写真を眺めるのは止そう 髪を切った日の午後のように、あなたに会いたくなるのでしょう 私が明日死ぬなら、しばらく誰も気づかないでしょう ポストに溜まった不在票が墓標の代わりになるでしょう 私が明日死ぬなら、残されたあなたを惟よう 悲しみだけ花束にして、一緒に燃やしてくれるでしょう 私が明日死ぬなら、明々後日は日々に戻りましょう 動き出す世界の晴れ間に、その綺麗な目を細めるでしょう 例えばいつか にわか雨の寂しさがあなたを襲っても 大丈夫かな こんな歌でも傘にしてどうにかやり過ごすんだよ 約束だよ 呼吸の仕方を上手に思い出せないなら 約束だよ 呟くように、歌うように、涙を吐き出してよ 聴いて、 あなたが明日も生きたら もう明後日も同じことでしょう あなたが明日も生きたら 誕生日のように暮らしましょう あなたが明日も生きたら 変わらず苦しい日々を見つめ この歌と小指を結んで あなたは明日も生きていくんだ 約束だよ |