連なるモノローグ分かっているようなフリして 歩く都会の昼 アスファルトに 雑草も必死で生きてんだ「才能はもう蕾を付けたかい」 初めてギターを買った頃の 自分が語りかけてくることも今は少なくなったよ 安いギターを連れ出して 地下道前で夜まで歌った 目に飛び込んでくる夜の風 帰り道に聴く深夜高速 路上で歌う青年の声 留まるのは暇か物好きか そのどちらでもどちらでなくとも 生きてる実感がその全て 社会への不満なんてなくて 死にたいとか言ったことなかった 流行はいつも目の片隅 塗り絵は自己満足の範囲 称賛も将来もなくていい 好きなミュージシャンが言ってたから 死なないことに真面目過ぎるなよ 少しは自分を好きになれたよ 誰かが呟いた独り言が 世の中を伝播して 僕の声で届くように 誰かの躓きも卑屈な声もイヤホンの管を通して 音楽が受け止めるように 錆びた弦をそのままにして 書き溜めた詩にメロディを振った 淡い橙色 黄緑色 詩を綴った時の空の色 流行は人の生き死に 見る角度で色彩が変わった ヒットチャートは塗り替えられてく 溜息と懐に比例して すれ違う人間それぞれに 例えばドラマがあったとしても あくまで曲線上の話 鉄枠の外の誤差の範囲 僕には不揃いさが心地いい 今日も許してくれた掛け違い 切れ端は掬い取っておくよ 少しは自分を好きになれるように 僕らが背負っている 涙とか傷が 日に当たっても 在りのままでいられるように 誰かの挫折や眠れない夜の 足りないパズルが今だけでも見えないように 簡単に寝付けなくなって 晴より雨の日が好きになった 車窓からの景色に自分自身を走らせることもなくなって 背が伸びる頃に聴いていた 音楽は青臭く感じて 人生に挟んだ栞と 記憶から色褪せてしまったけど 思い描いたステージも無駄使いも 自然じゃない 不自然じゃない 誰かが呟いた独り言が 世の中を伝播して 僕の声で 届くようにする 誰かの躓きも卑屈な声も イヤホンの管を通して 音楽が受け止めるようにする 僕らが背負っている涙とか傷が日に当たっても 在りのままでいられるようにする 誰かの挫折や眠れない夜の 足りないパズルが今だけでも見えないようにする | 奏手イヅル | 奏手イヅル | 奏手イヅル | ナノウ | 分かっているようなフリして 歩く都会の昼 アスファルトに 雑草も必死で生きてんだ「才能はもう蕾を付けたかい」 初めてギターを買った頃の 自分が語りかけてくることも今は少なくなったよ 安いギターを連れ出して 地下道前で夜まで歌った 目に飛び込んでくる夜の風 帰り道に聴く深夜高速 路上で歌う青年の声 留まるのは暇か物好きか そのどちらでもどちらでなくとも 生きてる実感がその全て 社会への不満なんてなくて 死にたいとか言ったことなかった 流行はいつも目の片隅 塗り絵は自己満足の範囲 称賛も将来もなくていい 好きなミュージシャンが言ってたから 死なないことに真面目過ぎるなよ 少しは自分を好きになれたよ 誰かが呟いた独り言が 世の中を伝播して 僕の声で届くように 誰かの躓きも卑屈な声もイヤホンの管を通して 音楽が受け止めるように 錆びた弦をそのままにして 書き溜めた詩にメロディを振った 淡い橙色 黄緑色 詩を綴った時の空の色 流行は人の生き死に 見る角度で色彩が変わった ヒットチャートは塗り替えられてく 溜息と懐に比例して すれ違う人間それぞれに 例えばドラマがあったとしても あくまで曲線上の話 鉄枠の外の誤差の範囲 僕には不揃いさが心地いい 今日も許してくれた掛け違い 切れ端は掬い取っておくよ 少しは自分を好きになれるように 僕らが背負っている 涙とか傷が 日に当たっても 在りのままでいられるように 誰かの挫折や眠れない夜の 足りないパズルが今だけでも見えないように 簡単に寝付けなくなって 晴より雨の日が好きになった 車窓からの景色に自分自身を走らせることもなくなって 背が伸びる頃に聴いていた 音楽は青臭く感じて 人生に挟んだ栞と 記憶から色褪せてしまったけど 思い描いたステージも無駄使いも 自然じゃない 不自然じゃない 誰かが呟いた独り言が 世の中を伝播して 僕の声で 届くようにする 誰かの躓きも卑屈な声も イヤホンの管を通して 音楽が受け止めるようにする 僕らが背負っている涙とか傷が日に当たっても 在りのままでいられるようにする 誰かの挫折や眠れない夜の 足りないパズルが今だけでも見えないようにする |
ライカを追って焦った誰かが飛ばした 宇宙ロケットが 月の半分を齧りとって 二人で聴いていたラジカセがふわっと 浮いた 絵本の中の悪い魔女みたい ご近所さんはみんな集まって 服を着たバスケットボール 宇宙犬を目指しちゃってんぞ 他愛のない会話も 誰かの小さな悪口も一緒くたにして 楽しげに話すよ スロープを両手で捕まえて あれから時間だけ経った 宇宙ロケットが 月の半分を持っていったって びっくりしちゃった誰も疑わない 変化を受け入れている 月で待っていてくれるかな 君の可愛い宇宙服を褒めて 気を利かせてジュースも2つ 甘いのを選んだのは迂闊だったのかぁ 軽くなってくのかな 憂鬱も最近の食べ過ぎも勝手に足しちゃってさ 飛んで行けよ 飛んで行こう 知らないうちに 忘れていった 栞は二人で別の世界線 愛が軽いとか心が重いとか 全部全部 壮大な綱引き まだ怖いんだ窓から見える 逆さまみたいな街も僕らも 二人で仲間外れがいいな どこか最近は浮かれてる 月で待っていてくれるなら 飛び込むからふわりと受け止めて 癖っ毛は隠して歩こう いつかは全て受け止めて貰いたいな 軽くなってくとしたら ゲーム機と僕のこれまで全部全部詰め込んで行こう 飛んでくよ 待っててよ 焦った誰かが飛ばした 宇宙ロケットが 月の半分を 吹き飛ばしたこと 偉い人たちの言い合う声は すぐに遠くなっていく 月で待っていてくれるかな 君の手紙から恋を集めて 風船は膨らんでいく 月の裏で待っている君目掛けて “じゃあ!” 夜になったら向かうよ 街に影を落としながら あの映画のワンシーンなぞって 飛んでくよ 待っててよ 飛んで行けよ 飛んで行こう | 奏手イヅル | 奏手イヅル | 奏手イヅル | ぽて | 焦った誰かが飛ばした 宇宙ロケットが 月の半分を齧りとって 二人で聴いていたラジカセがふわっと 浮いた 絵本の中の悪い魔女みたい ご近所さんはみんな集まって 服を着たバスケットボール 宇宙犬を目指しちゃってんぞ 他愛のない会話も 誰かの小さな悪口も一緒くたにして 楽しげに話すよ スロープを両手で捕まえて あれから時間だけ経った 宇宙ロケットが 月の半分を持っていったって びっくりしちゃった誰も疑わない 変化を受け入れている 月で待っていてくれるかな 君の可愛い宇宙服を褒めて 気を利かせてジュースも2つ 甘いのを選んだのは迂闊だったのかぁ 軽くなってくのかな 憂鬱も最近の食べ過ぎも勝手に足しちゃってさ 飛んで行けよ 飛んで行こう 知らないうちに 忘れていった 栞は二人で別の世界線 愛が軽いとか心が重いとか 全部全部 壮大な綱引き まだ怖いんだ窓から見える 逆さまみたいな街も僕らも 二人で仲間外れがいいな どこか最近は浮かれてる 月で待っていてくれるなら 飛び込むからふわりと受け止めて 癖っ毛は隠して歩こう いつかは全て受け止めて貰いたいな 軽くなってくとしたら ゲーム機と僕のこれまで全部全部詰め込んで行こう 飛んでくよ 待っててよ 焦った誰かが飛ばした 宇宙ロケットが 月の半分を 吹き飛ばしたこと 偉い人たちの言い合う声は すぐに遠くなっていく 月で待っていてくれるかな 君の手紙から恋を集めて 風船は膨らんでいく 月の裏で待っている君目掛けて “じゃあ!” 夜になったら向かうよ 街に影を落としながら あの映画のワンシーンなぞって 飛んでくよ 待っててよ 飛んで行けよ 飛んで行こう |