再生 扉を開けたらいつだって 冷たい風に顔をしかめてます 何にも成し遂げられない 僕は弱い人間なんでしょうね 震える手で片膝の汚れを払った 見えるのは季節の移ろいと 懐かしい君の後ろ姿 簡単に語られる愛にうんざりした僕は くだらないジョークでお茶を濁して また相槌を打つのです 幸福なフリをする理由なんて 分からないや 怖くなったから逃げました ありったけの嘘をついて 情けなくてもう笑いました 涙が出るくらいに 恥ずかしい傷を消して やり直せるかな 昨夜の喜びはいつだって 冷たい風を少し和らげます 何にも成し遂げられない 僕もまた走れるような 誰かを守れるような 何かを紡げるような 気がして 気がして 気がして 思い出したから決めました ありったけの願いを込めて 情けなくても仕方ないな またやり直せるかな やり直せるかな やり直せるかな  | lemonade farm | カヤノ・コウジ | lemonade farm | | 扉を開けたらいつだって 冷たい風に顔をしかめてます 何にも成し遂げられない 僕は弱い人間なんでしょうね 震える手で片膝の汚れを払った 見えるのは季節の移ろいと 懐かしい君の後ろ姿 簡単に語られる愛にうんざりした僕は くだらないジョークでお茶を濁して また相槌を打つのです 幸福なフリをする理由なんて 分からないや 怖くなったから逃げました ありったけの嘘をついて 情けなくてもう笑いました 涙が出るくらいに 恥ずかしい傷を消して やり直せるかな 昨夜の喜びはいつだって 冷たい風を少し和らげます 何にも成し遂げられない 僕もまた走れるような 誰かを守れるような 何かを紡げるような 気がして 気がして 気がして 思い出したから決めました ありったけの願いを込めて 情けなくても仕方ないな またやり直せるかな やり直せるかな やり直せるかな |
| sugar cubeコーヒーがやけに苦い 何にもうまくいかない僕は 甘々な立方体を ひとつ ふたつ みっつ 投げ込んだ 反時計回りにかき混ぜたら 何か変わるかい? 「僕らみたいだね」 と呟いた 思い出す あの夜のこと 僕ら少しは分かり合えた気がして 溶け残った角砂糖 みたいな記憶を飲み干して またため息をひとつ ハローグッバイ 溶かした白昼夢の 名残を見てた やぶれかぶれ 結局傷つけちゃった僕は コンビニで買えちゃいそうな愛を差し出して 消せない傷を舐め合った気がしていたんだ 情けないよな でもさ 思い出す あの夜のこと 僕ら少しは分かり合えた気がして 時計は今日も等速に 過去を引き剥がすのに 逃げ切れずまたため息を ひとつ ふたつ みっつ 重ねたって取り返せないよね 無神論者の祈りがどういったプロセスで神に届くのか ベランダから外を眺めて 荒唐無稽な問いに着地した あくまで届くことを前提で考えている僕は あまりに愚かかもしれませんね? だからこうして過去を根掘り葉掘り 慈しんでは悲しんでいるのでしょうか? そこに救いがなくとも 溶け残った角砂糖 みたいな記憶を飲み干して またため息をひとつ ハローグッバイ 溶かした白昼夢の 名残を見てた 思い出す あの夜のこと 僕ら少しは分かり合えた気がして | lemonade farm | カヤノ・コウジ | lemonade farm | | コーヒーがやけに苦い 何にもうまくいかない僕は 甘々な立方体を ひとつ ふたつ みっつ 投げ込んだ 反時計回りにかき混ぜたら 何か変わるかい? 「僕らみたいだね」 と呟いた 思い出す あの夜のこと 僕ら少しは分かり合えた気がして 溶け残った角砂糖 みたいな記憶を飲み干して またため息をひとつ ハローグッバイ 溶かした白昼夢の 名残を見てた やぶれかぶれ 結局傷つけちゃった僕は コンビニで買えちゃいそうな愛を差し出して 消せない傷を舐め合った気がしていたんだ 情けないよな でもさ 思い出す あの夜のこと 僕ら少しは分かり合えた気がして 時計は今日も等速に 過去を引き剥がすのに 逃げ切れずまたため息を ひとつ ふたつ みっつ 重ねたって取り返せないよね 無神論者の祈りがどういったプロセスで神に届くのか ベランダから外を眺めて 荒唐無稽な問いに着地した あくまで届くことを前提で考えている僕は あまりに愚かかもしれませんね? だからこうして過去を根掘り葉掘り 慈しんでは悲しんでいるのでしょうか? そこに救いがなくとも 溶け残った角砂糖 みたいな記憶を飲み干して またため息をひとつ ハローグッバイ 溶かした白昼夢の 名残を見てた 思い出す あの夜のこと 僕ら少しは分かり合えた気がして |