男の友情昨夜(ゆうべ)も君の 夢見たよ なんの変りも ないだろね 東京恋しや 行けぬ身は 背のびして見る 遠い空 段々畑の ぐみの実も あの日のまゝに うるんだぜ 流れる雲は ちぎれても いつも変らぬ 友情に 東京恋しや 逢いたくて 風に切れ切れ 友の名を 淋しく呼んだら 泣けて来た 黄昏赤い 丘の径 田舎の駅で 君の手を ぐっとにぎった あの温み 東京恋しや 今だって 男同士の 誓いなら 忘れるもんかよ この胸に 抱きしめながら いる俺さ | 青木光一 | 高野公男 | 船村徹 | | 昨夜(ゆうべ)も君の 夢見たよ なんの変りも ないだろね 東京恋しや 行けぬ身は 背のびして見る 遠い空 段々畑の ぐみの実も あの日のまゝに うるんだぜ 流れる雲は ちぎれても いつも変らぬ 友情に 東京恋しや 逢いたくて 風に切れ切れ 友の名を 淋しく呼んだら 泣けて来た 黄昏赤い 丘の径 田舎の駅で 君の手を ぐっとにぎった あの温み 東京恋しや 今だって 男同士の 誓いなら 忘れるもんかよ この胸に 抱きしめながら いる俺さ |
柿の木坂の家春には 柿の 花が咲き 秋には 柿の 実が熟れる 柿の木坂は 駅まで三里 思いだすなア ふる里のヨ 乗合バスの 悲しい別れ 春には 青い めじろ追い 秋には 赤い とんぼとり 柿の木坂で 遊んだ昔 懐しいなア しみじみとヨ こころに返る 幼ない夢が 春くりゃ 偲ぶ 馬の市 秋くりゃ 恋し 村祭り 柿の木坂の あの娘の家よ 逢ってみたいなア 今も尚ヨ 機織りながら 暮していてか | 青木光一 | 石本美由起 | 船村徹 | 船村徹 | 春には 柿の 花が咲き 秋には 柿の 実が熟れる 柿の木坂は 駅まで三里 思いだすなア ふる里のヨ 乗合バスの 悲しい別れ 春には 青い めじろ追い 秋には 赤い とんぼとり 柿の木坂で 遊んだ昔 懐しいなア しみじみとヨ こころに返る 幼ない夢が 春くりゃ 偲ぶ 馬の市 秋くりゃ 恋し 村祭り 柿の木坂の あの娘の家よ 逢ってみたいなア 今も尚ヨ 機織りながら 暮していてか |
元気でね、左様ならあの娘は波止場で 涙顔 俺は出てゆく 船の上 つらい別れの 投げテープ 『元気でネ さようなら』 むせぶ汽笛が あゝ 身にしみる 見送る鴎も 二羽三羽 山も港も 遠ざかる 薄い縁の 恋ごゝろ 『元気でネ さようなら』 捨てゝくれるな あゝ 想い出を 別れのテープは 風まかせ 俺はデッキで 泣いている またの逢瀬は いつじゃやら 『元気でネ さようなら』 愛しあの娘も あゝ 早や見えぬ | 青木光一 | 野村俊夫 | 三界稔 | 船村徹 | あの娘は波止場で 涙顔 俺は出てゆく 船の上 つらい別れの 投げテープ 『元気でネ さようなら』 むせぶ汽笛が あゝ 身にしみる 見送る鴎も 二羽三羽 山も港も 遠ざかる 薄い縁の 恋ごゝろ 『元気でネ さようなら』 捨てゝくれるな あゝ 想い出を 別れのテープは 風まかせ 俺はデッキで 泣いている またの逢瀬は いつじゃやら 『元気でネ さようなら』 愛しあの娘も あゝ 早や見えぬ |
小島通いの郵便船海をへだてた 二つのこころ 思い通わす たより船 いとしあの娘も みかんの木陰 待っているだろ 小島通いの 小島通いの 郵便船 ロマンチックな 燈台岬 いつか曲がって もう見えぬ やがてあの娘の 憧がれ載せて 帰りくるだろ 小島通いの 小島通いの 郵便船 汽笛ひと声 波止場に残し 今日も出てゆく あの船は 昨日ポストに 落した手紙 持って行くだろ 小島通いの 小島通いの 郵便船 | 青木光一 | 上尾美代志 | 平川英夫 | 平川英夫 | 海をへだてた 二つのこころ 思い通わす たより船 いとしあの娘も みかんの木陰 待っているだろ 小島通いの 小島通いの 郵便船 ロマンチックな 燈台岬 いつか曲がって もう見えぬ やがてあの娘の 憧がれ載せて 帰りくるだろ 小島通いの 小島通いの 郵便船 汽笛ひと声 波止場に残し 今日も出てゆく あの船は 昨日ポストに 落した手紙 持って行くだろ 小島通いの 小島通いの 郵便船 |
青春パソドブル空…雲…夢…… そよぐプラタナス 今日のデイトは 外苑広場 赤いジャンバーが 似合うよあの娘 あゝあゝ 青春の並木道 逢えば行こうぜ ボーリング 赤…白…青…… 浮ぶアドバルーン 空はコバルト 晴れてはいても あの娘来なけりゃ チョッピリセンチ あゝあゝ 君を待つ街の角 陽ざし明るい 午後三時 春…夜…街…… 銀座うら通り 若い仲間が スクラム組んで 行けば招くよ 酒場のネオン あゝあゝ 青春のこのひと夜 飲んで歌おか パソドブル | 青木光一 | 青山七郎 | 船村徹 | | 空…雲…夢…… そよぐプラタナス 今日のデイトは 外苑広場 赤いジャンバーが 似合うよあの娘 あゝあゝ 青春の並木道 逢えば行こうぜ ボーリング 赤…白…青…… 浮ぶアドバルーン 空はコバルト 晴れてはいても あの娘来なけりゃ チョッピリセンチ あゝあゝ 君を待つ街の角 陽ざし明るい 午後三時 春…夜…街…… 銀座うら通り 若い仲間が スクラム組んで 行けば招くよ 酒場のネオン あゝあゝ 青春のこのひと夜 飲んで歌おか パソドブル |
早く帰ってコおふくろも親父も みんな達者だぜ 炉端かこんで いつかいつしか東京の お前達二人の話に 昨夜も更けたよ 早くコ 早くコ 田舎へ 帰ってコ 東京ばかりが なんでいいものか 好きならば一緒に 連れてくるがいい どんな娘か おらも兄なら見たいもの 妹も嫁こにきまって今年は行くだに 早くコ 早くコ 二人で 帰ってコ 幼なじみも 変わりゃしないよ あん時は 別れが辛くて泣いた駅 俺は馬っこの背で手を振りさいならと 東京へ旅だつお前を送って行ったっけ 早くコ 早くコ 明日にも 帰ってコ 親父めっきり やせて老けたよ | 青木光一 | 高野公男 | 船村徹 | 船村徹 | おふくろも親父も みんな達者だぜ 炉端かこんで いつかいつしか東京の お前達二人の話に 昨夜も更けたよ 早くコ 早くコ 田舎へ 帰ってコ 東京ばかりが なんでいいものか 好きならば一緒に 連れてくるがいい どんな娘か おらも兄なら見たいもの 妹も嫁こにきまって今年は行くだに 早くコ 早くコ 二人で 帰ってコ 幼なじみも 変わりゃしないよ あん時は 別れが辛くて泣いた駅 俺は馬っこの背で手を振りさいならと 東京へ旅だつお前を送って行ったっけ 早くコ 早くコ 明日にも 帰ってコ 親父めっきり やせて老けたよ |
ふるさと列車ふるさとへ ふるさとへ 汽笛鳴らして 汽車はゆく 恋ものぞみも あこがれも みんなあきらめ ふり捨てて 故郷へ帰る 汽車の窓 赤い夕日が さみしいぜ さようなら さようなら 駅のホームで 手を振って 名残り惜しんで くれたひと 濡れた瞳が おもかげが なぜかせつなく 目にうかび 男ごころも 泣けるのさ 汽車はゆく 汽車はゆく 青い月夜を 汽車はゆく 捨てていくとせ 帰らない 母が待つだろ ふるさとを 夜汽車の窓に しみじみと 思い出すのさ 偲ぶのさ | 青木光一 | 小山敬三 | 船村徹 | | ふるさとへ ふるさとへ 汽笛鳴らして 汽車はゆく 恋ものぞみも あこがれも みんなあきらめ ふり捨てて 故郷へ帰る 汽車の窓 赤い夕日が さみしいぜ さようなら さようなら 駅のホームで 手を振って 名残り惜しんで くれたひと 濡れた瞳が おもかげが なぜかせつなく 目にうかび 男ごころも 泣けるのさ 汽車はゆく 汽車はゆく 青い月夜を 汽車はゆく 捨てていくとせ 帰らない 母が待つだろ ふるさとを 夜汽車の窓に しみじみと 思い出すのさ 偲ぶのさ |
僕は流しの運転手粋にかぶった 烏打帽子 皮のジャンバーも 似合うだろ 街のシグナル 赤青黄色 渡るこの世も ハンドルまかせ 『お客さん』『どちらまで』 僕は流しの僕は流しの 運転手 駅で拾った 二人の連れは いで湯帰りの 新婚さん バックミラーに 映った影が 一人者には 眼の毒になる 『チョンガーは』『切ないね』 僕は流しの僕は流しの 運転手 晴れた空なら 鼻唄機嫌 雨じゃ仕事も しけちゃうさ 眠さこらえて アクセル踏めば やけに身に沁む チャルメラそば屋 『今晩は』『あぶれかな』 僕は流しの僕は流しの 運転手 若い身じゃもの 男の夢を 持っていなけりゃ 生きられぬ 遠い田舎の あの娘を呼んで 東京案内 ドライヴしたい 『青春は』『楽しいな』 僕は流しの僕は流しの 運転手 | 青木光一 | 石本美由起 | 船村徹 | | 粋にかぶった 烏打帽子 皮のジャンバーも 似合うだろ 街のシグナル 赤青黄色 渡るこの世も ハンドルまかせ 『お客さん』『どちらまで』 僕は流しの僕は流しの 運転手 駅で拾った 二人の連れは いで湯帰りの 新婚さん バックミラーに 映った影が 一人者には 眼の毒になる 『チョンガーは』『切ないね』 僕は流しの僕は流しの 運転手 晴れた空なら 鼻唄機嫌 雨じゃ仕事も しけちゃうさ 眠さこらえて アクセル踏めば やけに身に沁む チャルメラそば屋 『今晩は』『あぶれかな』 僕は流しの僕は流しの 運転手 若い身じゃもの 男の夢を 持っていなけりゃ 生きられぬ 遠い田舎の あの娘を呼んで 東京案内 ドライヴしたい 『青春は』『楽しいな』 僕は流しの僕は流しの 運転手 |