清水由貴子の歌詞一覧リスト  31曲中 1-31曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
赤いマントかあさん とうとう買いました 大きな赤いマントです 子供の時から夢だった 大きな赤いマントです  不幸が私を追いかける かくれて眠るマントです 孤独が私にしのび寄る はおって逃げるマントです  風吹く夜は風をたち 雨降る朝は雨をさけ 陽ざしの午後には日をよけて 私はとてもしあわせよ  かあさん いつかは見せましょうね 大きな赤いマントです かあさん 駄目だといったけど 私の好きなマントです清水由貴子阿久悠三木たかしかあさん とうとう買いました 大きな赤いマントです 子供の時から夢だった 大きな赤いマントです  不幸が私を追いかける かくれて眠るマントです 孤独が私にしのび寄る はおって逃げるマントです  風吹く夜は風をたち 雨降る朝は雨をさけ 陽ざしの午後には日をよけて 私はとてもしあわせよ  かあさん いつかは見せましょうね 大きな赤いマントです かあさん 駄目だといったけど 私の好きなマントです
明日草雨が降る 雨が降る 私の心は涙と一緒に流されそう なぜかしら なぜかしら この頃涙もろいの  十六 十七 笑いも出来ず 悲しい想いで暮してばかり 明日という日は遠過ぎる 明日になればまた明日 私の咲く日はいつになる それでも それでも私は待っている  風が吹く 風が吹く 私の体は知らないどこかへとばされそう つかまえて つかまえて とっても心細いの  十六 十七 楽しいさかり 不安におびえてしゃがんでばかり 明日を心に描いてる 明日になればまた一つ 明日を山ほど積みあげて それでも それでも私は信じてる  愛されて 愛されて 私の嘆きが水玉みたいにはじけそう 明日草 明日草 私はやがて咲くでしょう清水由貴子阿久悠三木たかし雨が降る 雨が降る 私の心は涙と一緒に流されそう なぜかしら なぜかしら この頃涙もろいの  十六 十七 笑いも出来ず 悲しい想いで暮してばかり 明日という日は遠過ぎる 明日になればまた明日 私の咲く日はいつになる それでも それでも私は待っている  風が吹く 風が吹く 私の体は知らないどこかへとばされそう つかまえて つかまえて とっても心細いの  十六 十七 楽しいさかり 不安におびえてしゃがんでばかり 明日を心に描いてる 明日になればまた一つ 明日を山ほど積みあげて それでも それでも私は信じてる  愛されて 愛されて 私の嘆きが水玉みたいにはじけそう 明日草 明日草 私はやがて咲くでしょう
あじさい村からひと雨降ればあじさいの花が いろあざやかに 咲くでしょう 咲くでしょう  指折り数え 待っていた季節(とき)が もうかけ足で 来るでしょう 来るでしょう  ねえ急いで 帰って来てね 寄り道しないでね お土産はあのブティックの 何か安いものでいい  あじさい村から 愛するあなたへ まごころをそえました あゝ あなたに逢いたい あゝ あなたに逢いたい  まだにがい顔しながらも 街でくらすつもりで いますか いますか  いえ悪口のつもりなどないの ただ たしかめて みただけ みただけ  今私はそろいのシャツに 刺しゅうを入れながら 照れるよというあの声と 顔を思いうかべてる  あじさい村から 愛するあなたへ まごころをそえました あゝ あなたに逢いたい あゝ あなたに逢いたい清水由貴子阿久悠三木たかしひと雨降ればあじさいの花が いろあざやかに 咲くでしょう 咲くでしょう  指折り数え 待っていた季節(とき)が もうかけ足で 来るでしょう 来るでしょう  ねえ急いで 帰って来てね 寄り道しないでね お土産はあのブティックの 何か安いものでいい  あじさい村から 愛するあなたへ まごころをそえました あゝ あなたに逢いたい あゝ あなたに逢いたい  まだにがい顔しながらも 街でくらすつもりで いますか いますか  いえ悪口のつもりなどないの ただ たしかめて みただけ みただけ  今私はそろいのシャツに 刺しゅうを入れながら 照れるよというあの声と 顔を思いうかべてる  あじさい村から 愛するあなたへ まごころをそえました あゝ あなたに逢いたい あゝ あなたに逢いたい
歌を重ねてノートに書き記したあなたの 最期の優しさに浸りながら 振り向けば ひょっこりあなたが 「おどかしただけだよ」って笑ってくれそうで  今夜も一人で窓に腰掛け 涙で消えそうな あの星に向かい 歌を重ねて 歌を重ねて あなたの悲しみに届くまで  今夜も彼岸花が咲きました あなたの眠る丘を色どるみたいに 想い出と暮らすだけの徒然に 私は季節の風になる  それでも私にできる事がある 遠い星からの手紙の返事に 歌を重ねて 歌を重ねて あなたの悲しみに届くまで  歌を重ねて 歌を重ねて あなたの悲しみに届くまで清水由貴子阿部敏郎阿部敏郎ノートに書き記したあなたの 最期の優しさに浸りながら 振り向けば ひょっこりあなたが 「おどかしただけだよ」って笑ってくれそうで  今夜も一人で窓に腰掛け 涙で消えそうな あの星に向かい 歌を重ねて 歌を重ねて あなたの悲しみに届くまで  今夜も彼岸花が咲きました あなたの眠る丘を色どるみたいに 想い出と暮らすだけの徒然に 私は季節の風になる  それでも私にできる事がある 遠い星からの手紙の返事に 歌を重ねて 歌を重ねて あなたの悲しみに届くまで  歌を重ねて 歌を重ねて あなたの悲しみに届くまで
お元気ですかお元気ですか 幸福ですか お返事下さい 気にしています 夜ふかしぐせはいけないのです 若さがどんどんなくなるのです  私にとって あなたはとても とても大事なひとですから お願いです お願いです お元気で そしてまた逢いに来て下さい  お元気ですね 幸福ですね お返事ないのはそうなのですね 毎日何か夢中になって 手紙を書くまがなくなるのでしょう 私はだけどちょっぴり不幸 不幸感じて 悩んでいます お願いです お願いです お元気で そしてまた逢いに来て下さい  私にとって あなたはとても とても大事なひとですから お願いです お願いです お元気で そしてまた逢いに来て下さい清水由貴子阿久悠三木たかしお元気ですか 幸福ですか お返事下さい 気にしています 夜ふかしぐせはいけないのです 若さがどんどんなくなるのです  私にとって あなたはとても とても大事なひとですから お願いです お願いです お元気で そしてまた逢いに来て下さい  お元気ですね 幸福ですね お返事ないのはそうなのですね 毎日何か夢中になって 手紙を書くまがなくなるのでしょう 私はだけどちょっぴり不幸 不幸感じて 悩んでいます お願いです お願いです お元気で そしてまた逢いに来て下さい  私にとって あなたはとても とても大事なひとですから お願いです お願いです お元気で そしてまた逢いに来て下さい
想い出のかけらたよりない指先でつまびくギター 夜のベランダ 私のひとりだけのステージ あなたがここにいたら 窓にもたれて やさしい歌を一晩中そっと歌ってあげる  聞こえますか 私の声 届きますか 私の想い せつなさで いっぱいの Blue song for you  あなたから教わった 大好きなギター いつになっても私 何故かうまくなれない 幸せだった日には 気づかなかった あなたのやさしさ初めて 知ったような気がして  愛のかけら拾い集め ひとつひとつ 並べてみるの なつかしさでいっぱいの Blue song for you  悲しい歌は 好きじゃない 素適なラブソング歌いたいのに 闇の中に消えてゆくだけね Blue song for you清水由貴子水野ゆき水野ゆきたよりない指先でつまびくギター 夜のベランダ 私のひとりだけのステージ あなたがここにいたら 窓にもたれて やさしい歌を一晩中そっと歌ってあげる  聞こえますか 私の声 届きますか 私の想い せつなさで いっぱいの Blue song for you  あなたから教わった 大好きなギター いつになっても私 何故かうまくなれない 幸せだった日には 気づかなかった あなたのやさしさ初めて 知ったような気がして  愛のかけら拾い集め ひとつひとつ 並べてみるの なつかしさでいっぱいの Blue song for you  悲しい歌は 好きじゃない 素適なラブソング歌いたいのに 闇の中に消えてゆくだけね Blue song for you
神様・なぜ愛にも国境があるの!愛はさざ波のように始まり 二人の胸に夢の橋かけてくれた 束の間の口づけして 別れ別れになっても 枯葉に書いた愛の手紙送る 忘れないでいつも 命かけて信じあえば この苦しみにも耐えられる  なぜ愛にも国境があるの 夢を抱きしめただ二人 旅はつづく  離れても強く強く 心一つに結ばれ 草のつるで編んだエンゲージリング 細い指にはめる 愛する悲しみは長く 恋する命は短いの  離れても強く強く 心一つに結ばれ 草のつるで編んだエンゲージリング 細い指にはめる 愛する悲しみは長く 恋する命は短いの清水由貴子草鹿宏都倉俊一愛はさざ波のように始まり 二人の胸に夢の橋かけてくれた 束の間の口づけして 別れ別れになっても 枯葉に書いた愛の手紙送る 忘れないでいつも 命かけて信じあえば この苦しみにも耐えられる  なぜ愛にも国境があるの 夢を抱きしめただ二人 旅はつづく  離れても強く強く 心一つに結ばれ 草のつるで編んだエンゲージリング 細い指にはめる 愛する悲しみは長く 恋する命は短いの  離れても強く強く 心一つに結ばれ 草のつるで編んだエンゲージリング 細い指にはめる 愛する悲しみは長く 恋する命は短いの
口紅草紙口紅さすのは何故でしょう 悲しいしぐさに思えます 心にかげりを知った日に 泣き泣き唇ぬりました 十五の娘が帯を変え 十六娘が髪を変え 十七娘が眉を変え 十八おんなが紅をぬる  きれいになるのは何故でしょう 悲しい気持に思えます あなたの心を読めなくて お芝居つづけているのです 十五の娘が帯を変え 十六娘が髪を変え 十七娘が眉を変え 十八おんなが紅をぬる清水由貴子阿久悠三木たかし口紅さすのは何故でしょう 悲しいしぐさに思えます 心にかげりを知った日に 泣き泣き唇ぬりました 十五の娘が帯を変え 十六娘が髪を変え 十七娘が眉を変え 十八おんなが紅をぬる  きれいになるのは何故でしょう 悲しい気持に思えます あなたの心を読めなくて お芝居つづけているのです 十五の娘が帯を変え 十六娘が髪を変え 十七娘が眉を変え 十八おんなが紅をぬる
言問橋三の酉まである年は なぜか寒いねとあなたは 自分のコートをいきなり脱いで 私の背中にかぶせてくれた 人波に押されつまずくたびに もしかしたなら このまま私 倖せにまぎれ込めそうと あなたの袖をはなさなかった  浅草うまれの君だから 祭りが似合うねとあなたは 一番ちいさな熊手をひとつ 私のてのひら乗っけてくれた  言問橋をゆきかう人に もしかしたらこのまま私 倖せの橋を渡れそうと 耳打ちをして 教えたかった  言問橋をゆきかう人に もしかしたらこのまま私 倖せの橋を渡れそうと 耳打ちをして 教えたかった清水由貴子喜田條忠水谷公生三の酉まである年は なぜか寒いねとあなたは 自分のコートをいきなり脱いで 私の背中にかぶせてくれた 人波に押されつまずくたびに もしかしたなら このまま私 倖せにまぎれ込めそうと あなたの袖をはなさなかった  浅草うまれの君だから 祭りが似合うねとあなたは 一番ちいさな熊手をひとつ 私のてのひら乗っけてくれた  言問橋をゆきかう人に もしかしたらこのまま私 倖せの橋を渡れそうと 耳打ちをして 教えたかった  言問橋をゆきかう人に もしかしたらこのまま私 倖せの橋を渡れそうと 耳打ちをして 教えたかった
子供のままでいられたらどんなに 自分に 嘘をついても 淋しいときは たまらなく 悲しみを海の向うへ流したい そんなとき 貝殻耳にあてると 昔の人の なつかしい声が 優しげに 語りかけるよ 子守唄のように  ああ まぶしさこらえて 空をみつめたい ああ 子供のままでいられたら すべてを信じていけるのに  どんなに ひとりで強がりいっても 鏡に笑顔作ってみては 過ぎた日の 日記を開いてみたくなる そんなとき 貝殻耳にあてると 忘れかけた 人の顔が 優しげに微笑みかける 昨日のことのように  ああ まぶしさこらえて 空をみつめたい ああ 子供のままでいられたら すべてを信じていけるのに清水由貴子清水由貴子菅原進どんなに 自分に 嘘をついても 淋しいときは たまらなく 悲しみを海の向うへ流したい そんなとき 貝殻耳にあてると 昔の人の なつかしい声が 優しげに 語りかけるよ 子守唄のように  ああ まぶしさこらえて 空をみつめたい ああ 子供のままでいられたら すべてを信じていけるのに  どんなに ひとりで強がりいっても 鏡に笑顔作ってみては 過ぎた日の 日記を開いてみたくなる そんなとき 貝殻耳にあてると 忘れかけた 人の顔が 優しげに微笑みかける 昨日のことのように  ああ まぶしさこらえて 空をみつめたい ああ 子供のままでいられたら すべてを信じていけるのに
小雪しんしん孔雀町私は真赤な櫛をさし 風呂敷づつみを一つ持ち きれいな名前のこの町へ 涙を一粒つれて来た 小雪しんしん孔雀町  窓からつき出た風車 いつしかすっかり色あせて この世を思うも思わぬも ただただ真冬の風まかせ 小雪しんしん孔雀町  あんたも女になったなら 爪切る音にも気をつかう そういう女が皮をむく みかんの匂いがたちこめる 小雪しんしん孔雀町  年上 花江の吸う煙草 私は風邪ひき 咳が出る 煙がにがいか 煙たいか それとも寒いか さびしいか 小雪しんしん孔雀町清水由貴子阿久悠三木たかし私は真赤な櫛をさし 風呂敷づつみを一つ持ち きれいな名前のこの町へ 涙を一粒つれて来た 小雪しんしん孔雀町  窓からつき出た風車 いつしかすっかり色あせて この世を思うも思わぬも ただただ真冬の風まかせ 小雪しんしん孔雀町  あんたも女になったなら 爪切る音にも気をつかう そういう女が皮をむく みかんの匂いがたちこめる 小雪しんしん孔雀町  年上 花江の吸う煙草 私は風邪ひき 咳が出る 煙がにがいか 煙たいか それとも寒いか さびしいか 小雪しんしん孔雀町
三年坂三年坂 三年坂 私もあれから三年大人になりました  甘酒でからだをあたためます 京都はまだまだ寒いのです 三年坂から清水(きよみず)まで 想い出の石段歩いています 鐘の音が鳴っています 風の音が泣いています いつかきっと二人だけで訪ねましょう 三年坂 三年坂 私もあれから三年大人になりました  絵葉書と二言だけ書きます 愛していますと逢いたいです 三年坂から清水まで 約束を信じてのぼっています 頬が赤く染まりました 風が強く叩きました 何かきっとわけがあって来ないのでしょう 三年坂 三年坂 今度の約束三年待てない二年坂清水由貴子阿久悠三木たかし三年坂 三年坂 私もあれから三年大人になりました  甘酒でからだをあたためます 京都はまだまだ寒いのです 三年坂から清水(きよみず)まで 想い出の石段歩いています 鐘の音が鳴っています 風の音が泣いています いつかきっと二人だけで訪ねましょう 三年坂 三年坂 私もあれから三年大人になりました  絵葉書と二言だけ書きます 愛していますと逢いたいです 三年坂から清水まで 約束を信じてのぼっています 頬が赤く染まりました 風が強く叩きました 何かきっとわけがあって来ないのでしょう 三年坂 三年坂 今度の約束三年待てない二年坂
少女のメルヘンここにこんな娘ひとり 夢をさがして泣いています 忘れないで 見捨てないで 愛の光を そっと当てて そっと当てて  目立たない娘にも 一つだけ おとぎ話 つくらせてほしいのよ この胸の片隅で  まだ これをぜいたくと 叱りますか たしなめますか  私は愛がほしい たった一つでいいの いいの 一つだけで  誰にでも やさしさを 忘れずにつき合います 美しく生きたいと ほほえんでいるのです  もうやがて少女から 悩み深い大人になるわ  私は愛がほしい たった一つでいいの いいの 一つだけど  ここにこんな娘ひとり 夢をさがして泣いています 忘れないで 見捨てないで 愛の光を そっと当てて そっと当てて清水由貴子阿久悠三木たかしここにこんな娘ひとり 夢をさがして泣いています 忘れないで 見捨てないで 愛の光を そっと当てて そっと当てて  目立たない娘にも 一つだけ おとぎ話 つくらせてほしいのよ この胸の片隅で  まだ これをぜいたくと 叱りますか たしなめますか  私は愛がほしい たった一つでいいの いいの 一つだけで  誰にでも やさしさを 忘れずにつき合います 美しく生きたいと ほほえんでいるのです  もうやがて少女から 悩み深い大人になるわ  私は愛がほしい たった一つでいいの いいの 一つだけど  ここにこんな娘ひとり 夢をさがして泣いています 忘れないで 見捨てないで 愛の光を そっと当てて そっと当てて
自画像冬の色が窓から消えて 春の色に染まっています みんな想いコートを脱いで 街の中へ出て行きました さて 私はどうかといいますと 小さなストーブ横に置き 自分の顔を描いています 何やらそんな気分です  はしゃぎたいと思っていても なぜか急に出来ないのです きっとそれは心に出来た 恋の傷がとめるのでしょう さて どうするつもりといいますと 鏡をにらんでほほえんで 自分の顔を描いています 何やらそんな気分です  自分の顔を描いています 何やらそんな気分です清水由貴子阿久悠三木たかし冬の色が窓から消えて 春の色に染まっています みんな想いコートを脱いで 街の中へ出て行きました さて 私はどうかといいますと 小さなストーブ横に置き 自分の顔を描いています 何やらそんな気分です  はしゃぎたいと思っていても なぜか急に出来ないのです きっとそれは心に出来た 恋の傷がとめるのでしょう さて どうするつもりといいますと 鏡をにらんでほほえんで 自分の顔を描いています 何やらそんな気分です  自分の顔を描いています 何やらそんな気分です
それまでのさよならあたたかい思い出が“泣くな”と言うし やさしい寂しさが“お泣き”とささやく 胸いっぱいに 涙たちが鬼ごっこ あなたに会えてよかった……  さよなら さよなら お祭りは 終ったんです 見送る私は 原っぱに 落として忘れた 風車 いつかあなたは ここへ来て 見つけて拾ってくれますね  それまでの さみしさ それまでの さよなら それまでの さみしさ それまでの さよなら  さよなら さよなら 星空が 下りて来ました 見知らぬ街まで 行く汽笛 つめたい夜風が 運びます 少年みたいな 指切り かならず守ってくれますね  それまでの さみしさ それまでの さよなら それまでの さみしさ それまでの さよなら清水由貴子山川啓介森山良子あたたかい思い出が“泣くな”と言うし やさしい寂しさが“お泣き”とささやく 胸いっぱいに 涙たちが鬼ごっこ あなたに会えてよかった……  さよなら さよなら お祭りは 終ったんです 見送る私は 原っぱに 落として忘れた 風車 いつかあなたは ここへ来て 見つけて拾ってくれますね  それまでの さみしさ それまでの さよなら それまでの さみしさ それまでの さよなら  さよなら さよなら 星空が 下りて来ました 見知らぬ街まで 行く汽笛 つめたい夜風が 運びます 少年みたいな 指切り かならず守ってくれますね  それまでの さみしさ それまでの さよなら それまでの さみしさ それまでの さよなら
多感日記春に別れたひとが 今日 たずねて来たわ 愛は早い者勝ちでは 決してないのよと 暗い笑いを浮かべてた クラスメート しとしと小雨が降る 日暮れの窓に さびしい横顔だけうつしてた あのひとは悲しそう 時の流れが少し また 動いただけで 何処か 誰か 悲しくなる そんな仕組みね  春に別れたひとが 今日 たずねて来たわ もしかしたらお別れかも しれないわといって 夜になるまで遊んでた クラスメート 泊っていったらいい お話しましょう そういう私の手をふりきって あのひとは帰ったわ 時の流れが少し また 動いただけで 何処か 誰か 悲しくなる そんな仕組みね  しとしと小雨が降る 日暮れの窓に さびしい横顔だけうつしてた あのひとは悲しそう 時の流れが少し また 動いただけで 何処か 誰か 悲しくなる そんな仕組みね清水由貴子阿久悠三木たかし春に別れたひとが 今日 たずねて来たわ 愛は早い者勝ちでは 決してないのよと 暗い笑いを浮かべてた クラスメート しとしと小雨が降る 日暮れの窓に さびしい横顔だけうつしてた あのひとは悲しそう 時の流れが少し また 動いただけで 何処か 誰か 悲しくなる そんな仕組みね  春に別れたひとが 今日 たずねて来たわ もしかしたらお別れかも しれないわといって 夜になるまで遊んでた クラスメート 泊っていったらいい お話しましょう そういう私の手をふりきって あのひとは帰ったわ 時の流れが少し また 動いただけで 何処か 誰か 悲しくなる そんな仕組みね  しとしと小雨が降る 日暮れの窓に さびしい横顔だけうつしてた あのひとは悲しそう 時の流れが少し また 動いただけで 何処か 誰か 悲しくなる そんな仕組みね
月の舟風の砂山は さらさらと音ばかり 鳥のなき声も今はなく 暗い冬の日ぐれ  ひとりうずくまり 指先を走らせて 描いた名前まで消して行く 風が走りながら  さびしいな さびしいな またひとりきり ただひとりきり 迷い子みたいよ つきが海の上にかかっているけど  誰が歌うのか 悲しげなハーモニカ 日ぐれ遠ざかり夜の闇 青く包む中で  浜にあげられた釣舟の影ばかり 人の姿などまぼろしね やはり風の音ね  さびしいな さびしいな またひとりきり ただひとりきり 迷い子みたいよ 月に舟を出して何処かへ行きたい  またひとりきり ただひとりきり 迷い子みたいよ 月に舟を出して何処かへ行きたい清水由貴子阿久悠三木たかし風の砂山は さらさらと音ばかり 鳥のなき声も今はなく 暗い冬の日ぐれ  ひとりうずくまり 指先を走らせて 描いた名前まで消して行く 風が走りながら  さびしいな さびしいな またひとりきり ただひとりきり 迷い子みたいよ つきが海の上にかかっているけど  誰が歌うのか 悲しげなハーモニカ 日ぐれ遠ざかり夜の闇 青く包む中で  浜にあげられた釣舟の影ばかり 人の姿などまぼろしね やはり風の音ね  さびしいな さびしいな またひとりきり ただひとりきり 迷い子みたいよ 月に舟を出して何処かへ行きたい  またひとりきり ただひとりきり 迷い子みたいよ 月に舟を出して何処かへ行きたい
天使ぼろぼろ春一番が吹いた朝 あの娘は行ってしまったよ ちぎれた紙が舞うように ふわりと街を出て行った さびしいパブの片隅に ぽっかり穴があいている あの娘が膝を抱きながら ほほえみ投げたあの場所が 天使ぼろぼろ 泣きくずれ さよならさえも なかったよ アアア…… アアア……  百円玉の占いで あの娘の行方たずねたよ 表になれば又来るし 裏ならこれで終りだよ にぎあう街の裏通り 誰もがたずね歩いたが あの娘はまるで夢のよう 心に影を落すだけ 天使ぼろぼろ 泣きくずれ さよならさえもなかったよ アアア…… アアア……  天使ぼろぼろ 泣きくずれ さよならさえもなかったよ アアア…… アアア……清水由貴子阿久悠三木たかし春一番が吹いた朝 あの娘は行ってしまったよ ちぎれた紙が舞うように ふわりと街を出て行った さびしいパブの片隅に ぽっかり穴があいている あの娘が膝を抱きながら ほほえみ投げたあの場所が 天使ぼろぼろ 泣きくずれ さよならさえも なかったよ アアア…… アアア……  百円玉の占いで あの娘の行方たずねたよ 表になれば又来るし 裏ならこれで終りだよ にぎあう街の裏通り 誰もがたずね歩いたが あの娘はまるで夢のよう 心に影を落すだけ 天使ぼろぼろ 泣きくずれ さよならさえもなかったよ アアア…… アアア……  天使ぼろぼろ 泣きくずれ さよならさえもなかったよ アアア…… アアア……
遠い星からの手紙しゅるるる しゅるるる 風車 なみだ色した雨あがり しゅるるる しゅるるる あなたは 夢のむこうへ消えてった  明るい五月のゆうぐれに あなたは遠い旅に出た 幼いころに帰りたい 大人になるのがいやだって  夏でも木がらし吹くような さびしい心を抱きしめて なんにもいわずに旅立った わたしを残して旅立った  しゅるるる しゅるるる 風車 なみだ色した雨あがり しゅるるる しゅるるる あなたは 夢のむこうへ消えてった  別れのことばも残さずに あなたは遠い旅に出た 悲しいなんて思わない ひとりぼっちが好きだって  十七才の青春を ノートに閉じこめて ある日とつぜん旅立った わたしを残して旅立った  しゅるるる しゅるるる 竹とんぼ まぶたのうちにあかね雲 しゅるるる しゅるるる あなたは 風といっしょに消えてった  しゅるるる しゅるるる 竹とんぼ まぶたのうちにあかね雲 しゅるるる しゅるるる あなたは 風といっしょに消えてった清水由貴子草鹿宏阿部敏郎しゅるるる しゅるるる 風車 なみだ色した雨あがり しゅるるる しゅるるる あなたは 夢のむこうへ消えてった  明るい五月のゆうぐれに あなたは遠い旅に出た 幼いころに帰りたい 大人になるのがいやだって  夏でも木がらし吹くような さびしい心を抱きしめて なんにもいわずに旅立った わたしを残して旅立った  しゅるるる しゅるるる 風車 なみだ色した雨あがり しゅるるる しゅるるる あなたは 夢のむこうへ消えてった  別れのことばも残さずに あなたは遠い旅に出た 悲しいなんて思わない ひとりぼっちが好きだって  十七才の青春を ノートに閉じこめて ある日とつぜん旅立った わたしを残して旅立った  しゅるるる しゅるるる 竹とんぼ まぶたのうちにあかね雲 しゅるるる しゅるるる あなたは 風といっしょに消えてった  しゅるるる しゅるるる 竹とんぼ まぶたのうちにあかね雲 しゅるるる しゅるるる あなたは 風といっしょに消えてった
失くしたハーモニカ遠く都会を ぬけ出して 二人で来た街は 見わたす限り いっぱいに 花を咲かせてたね 夢の中で来たことがあると 楽しそうに 君は言う いつかしら 失くしてたハーモニカ こんな街なら 捜せそうだね  耳をすませば ほうせんか はじける音がして 僕らと同じ 生きてるね 幸せ分けあって 時をこえて 心の中に いきづいているメロディー 幼い日 好きだったあの唄を 君と二人で見つけられるね  夢の中で来たことがあると 楽しそうに 君は言う 幼い日 忘れてた “ありがとう” きっと 今なら素直に言える清水由貴子清水由貴子萩田光雄遠く都会を ぬけ出して 二人で来た街は 見わたす限り いっぱいに 花を咲かせてたね 夢の中で来たことがあると 楽しそうに 君は言う いつかしら 失くしてたハーモニカ こんな街なら 捜せそうだね  耳をすませば ほうせんか はじける音がして 僕らと同じ 生きてるね 幸せ分けあって 時をこえて 心の中に いきづいているメロディー 幼い日 好きだったあの唄を 君と二人で見つけられるね  夢の中で来たことがあると 楽しそうに 君は言う 幼い日 忘れてた “ありがとう” きっと 今なら素直に言える
野菊の墓野菊の墓をたずねれば さやさや風の音ばかり 昔を教える人もなく 流れに沈む渡し舟 私はひとり 花を摘み 心を重ねるものがたり 悲しいでしょうね つらいでしょう 私も死んだら花になる  野菊の道をさまよえば とんぼの影が先を行く 別れを惜しんだ渡し場も 今では忍ぶものもない くちづけだけの初恋に 私はポロリと涙する 悲しいでしょうね つらいでしょう 私も死んだら花になる 私も死んだら花になる清水由貴子阿久悠三木たかし野菊の墓をたずねれば さやさや風の音ばかり 昔を教える人もなく 流れに沈む渡し舟 私はひとり 花を摘み 心を重ねるものがたり 悲しいでしょうね つらいでしょう 私も死んだら花になる  野菊の道をさまよえば とんぼの影が先を行く 別れを惜しんだ渡し場も 今では忍ぶものもない くちづけだけの初恋に 私はポロリと涙する 悲しいでしょうね つらいでしょう 私も死んだら花になる 私も死んだら花になる
ピクルスあなたの部屋のランプのわきに ピクルスのびん 置いて行きます あなたがいなくて いいのです どなたと会っても いいのです 読みかけの本や ひろげた地図に 近くて遠い あなたの香り 気がついたら 気が向いたら 酸っぱい思いの しみ込んだ 私のピクルス 食べてください  日暮れが窓を セピアに染めて もうお帰りと ささやいてます ほかには用事も ないのです 寂しくなんか ないのです 脱ぎ捨てたシャツを きれいにたたみ 灯りをつけて 部屋を出ましょう  気がついたら 気が向いたら 内気な少女の 味がする 私のピクルス 食べてください  気がついたら 気が向いたら 内気な少女の 味がする 私のピクルス 食べてください清水由貴子山川啓介森山良子あなたの部屋のランプのわきに ピクルスのびん 置いて行きます あなたがいなくて いいのです どなたと会っても いいのです 読みかけの本や ひろげた地図に 近くて遠い あなたの香り 気がついたら 気が向いたら 酸っぱい思いの しみ込んだ 私のピクルス 食べてください  日暮れが窓を セピアに染めて もうお帰りと ささやいてます ほかには用事も ないのです 寂しくなんか ないのです 脱ぎ捨てたシャツを きれいにたたみ 灯りをつけて 部屋を出ましょう  気がついたら 気が向いたら 内気な少女の 味がする 私のピクルス 食べてください  気がついたら 気が向いたら 内気な少女の 味がする 私のピクルス 食べてください
不幸な秋ガラスで指先を傷つけてしまった 何かしら不安な予感 親しいあのひとがこの世を去ったのは わたしがおろおろしていた頃だわ 誰もが楽しくしてるのに 悲しい便りがとどけられ 夏は…… 突然 不幸な季節に変った  私はハーモニカさびしく吹いている 台風が来そうな日暮れ 大事なお話を残しておきながら どうしてあのひと死んだりしたのか はげしくちぎれる夏の雲 木の葉が枯れ葉に変りそう 夏は…… 突然 不幸な季節に変った清水由貴子阿久悠三木たかしガラスで指先を傷つけてしまった 何かしら不安な予感 親しいあのひとがこの世を去ったのは わたしがおろおろしていた頃だわ 誰もが楽しくしてるのに 悲しい便りがとどけられ 夏は…… 突然 不幸な季節に変った  私はハーモニカさびしく吹いている 台風が来そうな日暮れ 大事なお話を残しておきながら どうしてあのひと死んだりしたのか はげしくちぎれる夏の雲 木の葉が枯れ葉に変りそう 夏は…… 突然 不幸な季節に変った
ほおづきの季節きっと恋する気持って こういう時を言うのでしょう 何もかも今なら許せる 出会う人にまであいさつ 鏡の前で泣いたまね あの人は気づかうかしら 笑顔の方が魅力的かしら 初めての口紅 さっき母さんが話してくれた 初めてのデート ほおづき色の口紅つけたら 相手はいちころよ 結果あなたが生まれたと 台所に消えて行った 娘の気持おみ通しなのね ほおづきの季節  とんだ話があるものね もっと大人かと思った 夕暮れのベンチ 舞台はそろって あなたの腕の中 まぶたを閉じて 口びる軽くせがむ ファーストキッス 「もう眠いのかい 子供だね」 どちらが子供かわからない そんなあなたが大好きよ 近ごろ大人びたみたい さよなら私の子供時代 ほおづきの季節清水由貴子岸田智史岸田智史きっと恋する気持って こういう時を言うのでしょう 何もかも今なら許せる 出会う人にまであいさつ 鏡の前で泣いたまね あの人は気づかうかしら 笑顔の方が魅力的かしら 初めての口紅 さっき母さんが話してくれた 初めてのデート ほおづき色の口紅つけたら 相手はいちころよ 結果あなたが生まれたと 台所に消えて行った 娘の気持おみ通しなのね ほおづきの季節  とんだ話があるものね もっと大人かと思った 夕暮れのベンチ 舞台はそろって あなたの腕の中 まぶたを閉じて 口びる軽くせがむ ファーストキッス 「もう眠いのかい 子供だね」 どちらが子供かわからない そんなあなたが大好きよ 近ごろ大人びたみたい さよなら私の子供時代 ほおづきの季節
ほたる坂何もいわず あなたは 背中向けて行きます ほたる坂に初雪 はらり舞います 冬のはじめは心細くなります 私は泣いてもいいのですか  思い出せば みじかい 夏と秋の間の 夢のようなひととき 消えて行きます 冬のたそがれ 影も泣いてゆれます 私の初恋 終りですか  ほたる坂を みかんが 後を追っていきます 指をはなれ 心を 運ぶようです 冬の夕べは凍りそうになります 私はひとりになるのですか清水由貴子阿久悠三木たかし何もいわず あなたは 背中向けて行きます ほたる坂に初雪 はらり舞います 冬のはじめは心細くなります 私は泣いてもいいのですか  思い出せば みじかい 夏と秋の間の 夢のようなひととき 消えて行きます 冬のたそがれ 影も泣いてゆれます 私の初恋 終りですか  ほたる坂を みかんが 後を追っていきます 指をはなれ 心を 運ぶようです 冬の夕べは凍りそうになります 私はひとりになるのですか
三日月夜話(母へ…)しだれ柳の 乱れ打ち 金や銀色の 夜染め花 美人薄命の いわれにも あなたのなごりが 響きます あなたのこしらえた 浴衣のすそは きぬ糸の風に 遊ばれて くるぶしにさえ とどかない 季節の流れを 物語る  明日天気に てる坊主 目無し小僧の おまじない 三日月の夜に 縁側で 昔の話を してくれた 心残りなのは ただひとつだけ 私とあの人の 結晶を 優しい腕に 抱きあげて 笑顔をこぼして 欲しかった清水由貴子岸田智史岸田智史しだれ柳の 乱れ打ち 金や銀色の 夜染め花 美人薄命の いわれにも あなたのなごりが 響きます あなたのこしらえた 浴衣のすそは きぬ糸の風に 遊ばれて くるぶしにさえ とどかない 季節の流れを 物語る  明日天気に てる坊主 目無し小僧の おまじない 三日月の夜に 縁側で 昔の話を してくれた 心残りなのは ただひとつだけ 私とあの人の 結晶を 優しい腕に 抱きあげて 笑顔をこぼして 欲しかった
夕暮の風景二人でいても淋しいね 待ちくたびれた電話で あなたはぽつんとつぶやいた 窓から見えてる坂道が くり返し響くさよならに ゆれて見えなくなりました  夕暮れ帰り道うつむきがちに 窓の遠く急いでる人達も まるで二人の愛のように 夕陽に追われて 消えて行きます  大人になるのは悲しいね 去年のあなたの言葉を 突然思い出しました あの時もっと尋ねたら 冬のせいにしてたけど きっと違っていたのでしょう  淋しい季節も過ぎてくように こんなふうに訪れる別れでも いつかやさしい夢のように 思い出になると 祈ってました清水由貴子清水由貴子菅原進二人でいても淋しいね 待ちくたびれた電話で あなたはぽつんとつぶやいた 窓から見えてる坂道が くり返し響くさよならに ゆれて見えなくなりました  夕暮れ帰り道うつむきがちに 窓の遠く急いでる人達も まるで二人の愛のように 夕陽に追われて 消えて行きます  大人になるのは悲しいね 去年のあなたの言葉を 突然思い出しました あの時もっと尋ねたら 冬のせいにしてたけど きっと違っていたのでしょう  淋しい季節も過ぎてくように こんなふうに訪れる別れでも いつかやさしい夢のように 思い出になると 祈ってました
夢二組曲悲恋の夜の月あかり 窓にまだらの迷い猫 遠いラジオのノクターン 膝に夢二の画集のせ  待てどくらせど こぬひとを 宵待草のやるせなさ こよひはつきもでぬさうな  闇から抜けた汽車の駅 砂利のホームの捨て煙草 谷にこぼれる白梅を 涙ながらに見る乙女  きのふのための悲しみか あすの日ゆえの侘(わび)しさか きのふもあすもおもはぬに この寂しさはなにならむ  悲恋の夜の雪あかり 赤い手袋赤い傘 としは十九を前にして どこに捨てよか幼な顔  二人ゐてさへさびしいものを 一人でてきく暮の鐘 死んでしまへとなぜつかぬ清水由貴子阿久悠・竹久夢二三木たかし・多忠亮悲恋の夜の月あかり 窓にまだらの迷い猫 遠いラジオのノクターン 膝に夢二の画集のせ  待てどくらせど こぬひとを 宵待草のやるせなさ こよひはつきもでぬさうな  闇から抜けた汽車の駅 砂利のホームの捨て煙草 谷にこぼれる白梅を 涙ながらに見る乙女  きのふのための悲しみか あすの日ゆえの侘(わび)しさか きのふもあすもおもはぬに この寂しさはなにならむ  悲恋の夜の雪あかり 赤い手袋赤い傘 としは十九を前にして どこに捨てよか幼な顔  二人ゐてさへさびしいものを 一人でてきく暮の鐘 死んでしまへとなぜつかぬ
夢待草冬にお米を研ぐ時は 指も心も凍ります 寒い季節が来るたびに 母は体をこわしてました まだあどけない妹と 折り鶴をそっと折りながら あやまるばかりの母でした  もっと淋しい人がいる もっとかなしい人がいる 夢待ち草の花が咲く その日がいつか来るまでは  もしもこの場に父さんの 笑顔がひとつあったなら 他になんにも要らないと 思うばかりの夕食でした 眠れない夜は妹と 父さんの星と名付けてる オリオンの星をみつめてた  もっと淋しい人がいる もっとかなしい人がいる 夢待ち草の花が咲く その日がいつか来るまでは清水由貴子喜多條忠水谷公生冬にお米を研ぐ時は 指も心も凍ります 寒い季節が来るたびに 母は体をこわしてました まだあどけない妹と 折り鶴をそっと折りながら あやまるばかりの母でした  もっと淋しい人がいる もっとかなしい人がいる 夢待ち草の花が咲く その日がいつか来るまでは  もしもこの場に父さんの 笑顔がひとつあったなら 他になんにも要らないと 思うばかりの夕食でした 眠れない夜は妹と 父さんの星と名付けてる オリオンの星をみつめてた  もっと淋しい人がいる もっとかなしい人がいる 夢待ち草の花が咲く その日がいつか来るまでは
レイニー・アフタヌーン久しぶりね あなたと会うの もう二年ぶりかしら 髪の形も 少し変わって 急に大人びたみたい  あんなに悩んだあの日の別れも いつか遠くなり こうして世間話できるなんて 私 変わったのかしら  Um…… Rainy Afternoon 言葉と言葉の間を Um…… Rainy Afternoon 天使が通り過ぎる  大人になることとひきかえに 何か なくしてゆくの 悲しい事ではないけれど 何故か 胸が痛くなる  話しているうち ふと見つけた なつかしい あなたのくせ 思わず涙こぼれ落ちそうで 急に 外を見たりして  Um…… Rainy Afternoon 言葉と言葉の間を Um…… Rainy Afternoon 天使が通り過ぎる清水由貴子水野ゆき水野ゆき久しぶりね あなたと会うの もう二年ぶりかしら 髪の形も 少し変わって 急に大人びたみたい  あんなに悩んだあの日の別れも いつか遠くなり こうして世間話できるなんて 私 変わったのかしら  Um…… Rainy Afternoon 言葉と言葉の間を Um…… Rainy Afternoon 天使が通り過ぎる  大人になることとひきかえに 何か なくしてゆくの 悲しい事ではないけれど 何故か 胸が痛くなる  話しているうち ふと見つけた なつかしい あなたのくせ 思わず涙こぼれ落ちそうで 急に 外を見たりして  Um…… Rainy Afternoon 言葉と言葉の間を Um…… Rainy Afternoon 天使が通り過ぎる
私は泣かない音もなく降りつづく雪 やさしくそして悲しい あなたは何をしているだろう この胸の痛みがわかりますか 誓いあったあの木が 今日は見えないけれど 二人の真心 この愛だけはもう離さない 私は泣かない 愛する事は生きる事なの  あの唄を一人で歌う つらい日そして長い日 あなたの事を思いつづける この熱い祈りが届きますか  どんな弱いものにも 一途な命があるの 二人の真心 この愛だけはもう離さない 私は泣かない 愛する事は生きる事なの  どんな弱いものにも 一途な命があるの 二人の真心 この愛だけはもう離さない 私は泣かない 愛する事は生きる事なの清水由貴子山口洋子都倉俊一音もなく降りつづく雪 やさしくそして悲しい あなたは何をしているだろう この胸の痛みがわかりますか 誓いあったあの木が 今日は見えないけれど 二人の真心 この愛だけはもう離さない 私は泣かない 愛する事は生きる事なの  あの唄を一人で歌う つらい日そして長い日 あなたの事を思いつづける この熱い祈りが届きますか  どんな弱いものにも 一途な命があるの 二人の真心 この愛だけはもう離さない 私は泣かない 愛する事は生きる事なの  どんな弱いものにも 一途な命があるの 二人の真心 この愛だけはもう離さない 私は泣かない 愛する事は生きる事なの
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