哀愁日記山のひと夜の ゆきずりの 愛の言葉を 忘れかね 涙ぐみ 清いやさしい 眸の君を 呼べば都の 夕日が紅い 雨の降る日は 窓のそと 風の吹く夜は 星の空 あのひとは いつもどこかで わたしを見てる 涙ぐむよに いとしむように 弱い乙女の ゆく途は いつも沙漠の ひとり旅 幸福は 見えぬ小鳥か 消えゆく虹か 愛の泉の 湧く街恋し | 初代コロムビア・ローズ | 西條八十 | 万城目正 | | 山のひと夜の ゆきずりの 愛の言葉を 忘れかね 涙ぐみ 清いやさしい 眸の君を 呼べば都の 夕日が紅い 雨の降る日は 窓のそと 風の吹く夜は 星の空 あのひとは いつもどこかで わたしを見てる 涙ぐむよに いとしむように 弱い乙女の ゆく途は いつも沙漠の ひとり旅 幸福は 見えぬ小鳥か 消えゆく虹か 愛の泉の 湧く街恋し |
しあわせはどこに街には楽しい 人の波 空にはあかるい バラの雲 燕もおどるよ 青い風 それなのに わたしは独り たゞひとり しあわせは あゝ しあわせはどこに わたしは都の 片隅の 名もない野の花 乙女花 咲く日も散る日も 君知らず さみしさよ わたしは独り たゞひとり しあわせは あゝ しあわせはどこに くもらぬこゝろの 真珠だま のぞけば悲しい 恋の傷 この傷消えるは いつの日ぞ いとしさよ わたしは独り たゞひとり しあわせは あゝ しあわせはどこに | 初代コロムビア・ローズ | 西條八十 | 万城目正 | | 街には楽しい 人の波 空にはあかるい バラの雲 燕もおどるよ 青い風 それなのに わたしは独り たゞひとり しあわせは あゝ しあわせはどこに わたしは都の 片隅の 名もない野の花 乙女花 咲く日も散る日も 君知らず さみしさよ わたしは独り たゞひとり しあわせは あゝ しあわせはどこに くもらぬこゝろの 真珠だま のぞけば悲しい 恋の傷 この傷消えるは いつの日ぞ いとしさよ わたしは独り たゞひとり しあわせは あゝ しあわせはどこに |
東京のバスガール若い希望も 恋もある ビルの街から 山の手へ 紺の制服 身につけて 私は東京の バスガール 『発車 オーライ』 明るく明るく 走るのよ 昨日心に とめた方 今日はきれいな 人つれて 夢ははかなく 破れても くじけちゃいけない バスガール 『発車 オーライ』 明るく明るく 走るのよ 酔ったお客の 意地悪さ いやな言葉で どなられて ほろり落した ひとしずく それでも東京の バスガール 『発車 オーライ』 明るく明るく 走るのよ | 初代コロムビア・ローズ | 丘灯至夫 | 上原げんと | | 若い希望も 恋もある ビルの街から 山の手へ 紺の制服 身につけて 私は東京の バスガール 『発車 オーライ』 明るく明るく 走るのよ 昨日心に とめた方 今日はきれいな 人つれて 夢ははかなく 破れても くじけちゃいけない バスガール 『発車 オーライ』 明るく明るく 走るのよ 酔ったお客の 意地悪さ いやな言葉で どなられて ほろり落した ひとしずく それでも東京の バスガール 『発車 オーライ』 明るく明るく 走るのよ |
どうせ拾った恋だもの矢っ張りあンたも おんなじ男 あたしはあたしで 生きてゆく 今更なにを 言ってるのさ 気まぐれ夜風に 誠なんかあるものか 捨てちゃえ 捨てちゃえ どうせひろった 恋だもの 飲もうと酔おうと あたしの勝手 余計なお世話だ よしとくれ 愚痴ってみても 仕方ないさ 女のこころを あンたなんか知るものか 捨てちゃえ 捨てちゃえ どうせひろった 恋だもの 笑っているのに 涙がにじむ 並木の夜星よ 見るじゃない 泣かなきゃすまぬ 年じゃないさ 気まぐれ男に 未練なンかあるものか 捨てちゃえ 捨てちゃえ どうせひろった 恋だもの | 初代コロムビア・ローズ | 野村俊夫 | 船村徹 | | 矢っ張りあンたも おんなじ男 あたしはあたしで 生きてゆく 今更なにを 言ってるのさ 気まぐれ夜風に 誠なんかあるものか 捨てちゃえ 捨てちゃえ どうせひろった 恋だもの 飲もうと酔おうと あたしの勝手 余計なお世話だ よしとくれ 愚痴ってみても 仕方ないさ 女のこころを あンたなんか知るものか 捨てちゃえ 捨てちゃえ どうせひろった 恋だもの 笑っているのに 涙がにじむ 並木の夜星よ 見るじゃない 泣かなきゃすまぬ 年じゃないさ 気まぐれ男に 未練なンかあるものか 捨てちゃえ 捨てちゃえ どうせひろった 恋だもの |
娘十九はまだ純情よ肩にやさしく 手をかけて 君はささやく イエスかノーか なんで言えましょ 波うつ胸に 燃えて火のような 耳のたぼ ネー 娘十九はまだ純情よ 君を帰して 窓の月 一人淋しく いや増す想い どうぞこの恋 変らぬように おがむブローチ マリヤ様 ネー 娘十九はまだ純情よ 好きなあなたに プレゼント えらぶネクタイ デパート売り場 可愛売子に 顔のぞかれて 言えず買えずに 逃げてくる ネー 娘十九はまだ純情よ つもるうらみの かずかずを 今日は言おうと 思えど会えば いつか忘れて まただまされる 乙女人形の いじらしさ ネー 娘十九はまだ純情よ | 初代コロムビア・ローズ | 西條八十 | 上原げんと | | 肩にやさしく 手をかけて 君はささやく イエスかノーか なんで言えましょ 波うつ胸に 燃えて火のような 耳のたぼ ネー 娘十九はまだ純情よ 君を帰して 窓の月 一人淋しく いや増す想い どうぞこの恋 変らぬように おがむブローチ マリヤ様 ネー 娘十九はまだ純情よ 好きなあなたに プレゼント えらぶネクタイ デパート売り場 可愛売子に 顔のぞかれて 言えず買えずに 逃げてくる ネー 娘十九はまだ純情よ つもるうらみの かずかずを 今日は言おうと 思えど会えば いつか忘れて まただまされる 乙女人形の いじらしさ ネー 娘十九はまだ純情よ |
渡り鳥いつ帰る別れちゃ嫌だと 泣いたとて 花でも摘んで 棄てるよに 素知らぬふりして 別れゆく あなたは男 つれない男 いいえ私は 離さない 死んでも離しは しないよと 誓った言葉 嘘なのね 口笛吹き吹き 別れゆく あなたは男 気強い男 いいえ私は 離さない 別れちゃならぬと すがりつく 私のこの手 この心 あっさり振り捨て 別れゆく あなたは男 気ままな男 いいえ私は 離さない | 初代コロムビア・ローズ | 石本美由起 | 上原げんと | | 別れちゃ嫌だと 泣いたとて 花でも摘んで 棄てるよに 素知らぬふりして 別れゆく あなたは男 つれない男 いいえ私は 離さない 死んでも離しは しないよと 誓った言葉 嘘なのね 口笛吹き吹き 別れゆく あなたは男 気強い男 いいえ私は 離さない 別れちゃならぬと すがりつく 私のこの手 この心 あっさり振り捨て 別れゆく あなたは男 気ままな男 いいえ私は 離さない |