LACCO TOWER作曲の歌詞一覧リスト  128曲中 1-128曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
非公認LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERかりそめ 間に合わせた 夢の続き 仮止め 力なく ほつれ始める  誰彼 構わなく欲する承認 バレバレ 薄氷の紛いもん  思い出して その声は 認められ 出すものじゃない  震える命(タマ)を蹴り上げた 生まれたばっかの熱情で 雑把なままで 突っ切って 心臓の網を揺らす  紺の夜中 月の真下 希望は姿くらまして 孤独の雨に打たれたら 孤高の君が笑える日まで  「失望」「張り合い抜け」「滅入る気持ち」 過剰な期待を煽る正義  思い出して あの声は 認められ 出たものじゃない  硝子の中で踊り出す 増えて減る数字のリズム 骸骨マークの気つけ薬 ただただハートを揺らす  自責の果て 縄を組めば 悪役は笑い始めて 月の鎌は首を狙う 君が自分を認める日まで  思い出して その声は 認められ 出すものじゃない  震える命(タマ)を蹴り上げた 生まれたばっかの熱情で 雑把なままで 突っ切って 心臓の網を揺らす  紺の夜中 月の真下 希望は姿あらわして 孤独の雨に打たれたら 孤高の君が笑える日まで  孤独の雨に打たれたら 孤高の君が笑える日まで
藍染LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER夕暮れに焦げ臭い レンガ通りの向こうで 立つあなた見てる かなかなと鳴く日暮が妙に景色を 際立たせる  髪をまとめて上げた細い首筋の先 空が映る 好きだとも言えず 友達のフリを続ける 僕はゆっくり 偶然を装い 傍によった  藍染をした浴衣がとても きれいだと 嘘をついた あなたを綺麗と言えるはずもなく おどけて おかしい 言葉並べた  170を軽く超えた大きな彼が 近づいてくる 白樺のように細いその両腕引き寄せ 笑いあう  「内緒にしてたの 驚かせようと思って」 二人が笑う まだ付き合いたてだとはにかんでうつむいた その顔見たとき 硝子細工の心は崩れた  他の誰かに笑うあなたが 恋しくて いとおしくて 明かりを落とし始めた空が 歪んだ顔を隠す  その黒い髪も その白い肌も 彼のものなのが まだ嘘のよう この胸の 目の 腕の 肩の横で 笑うはずのあなたは消えていく  二人が寄り添い歩くから 三つの影は二つに変わった  今日だってあなたを いつだってあなたを 心に思い描いてた 口に出せれば途切れること無い 思いを飲み込んで  藍染をした浴衣がとても きれいだと 嘘をついた あなたを好きと言えるはずもなく この愛は この藍の夜に染まっていく
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERあばらの奥 心臓が瞬いてる 決して届かない 恋のせい 君のせいで  小説家でも詩人でもない 伝える術を持たないからと 彼女が髪を分ける仕草を ただ隣で見ています  見つめられた一秒で 苺のように赤く 変わった頬ばれぬように 首を下に折り曲げる  ゆらり ゆらり 赤い苺は 口をつむったまま  アルミのハンガー 口に入れているような 顔を引き連れて その肩の横 あと数センチ  可能性なら0ではないと 心のどっかで 思ってるけど 回らぬ口と頭じゃとても 言えそうにはありません  ほらチクタクチクタク 流れている 時計は目をつむり 触れ難い 横顔を ただ隣で見ています  この歯痒い思いと彼女ごと 連れ去ってしまおうか 胸に焼かれた君の名を 神様消してください  見つめられた一秒で 苺のように赤く 変わった頬ばれぬように いっそ消えてしまおうか  ゆらり ゆらり 赤い苺は 口をつむって ころり ころり 願うように ただ赤く染まっている
斜陽LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER斜めかかって ひび割れている 鬣をつけた太陽が ゆらゆらゆらと 体を揺らし 水平線へともぐる  輝きすぎて 目も当てれない まぶしき日々は すぐそこと 胸の辺りに 留めた声が かすれそうに ゆれている  寄せては返す 悲しみの中  いつだって 僕らはそうさ いつの日か 輝くその為に まるで無限の荒野 この世界を 迷いながら歩いている  気がつけばまた ひび割れている 握れば砕ける この胸は 乾かぬように 涙を吸って 吹き荒ぶ 風に向かう  誰でもそうさ 孤独だから きれいには生きれず 人を羨んで 傷つけあって 小さな居場所を探す  いつまでも 僕らはそうさ いつの日か 輝くその為に まるで無限の荒野 この世界で 消え去ってしまわぬように しっかりと歩いている
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER赤さびに変わる針葉樹 落ちていく葉は黄色い涙 消したくはない 今があるから 心のしわにはさんどくよ 栞を  気が付けば別々に 歩幅広げ 馬鹿を言い合うことも減ってく うだるような 暑さはやがて去りゆき かぶさった影は離れる  落葉の絨毯に 靴を並べて 踵と踵 向き合わせ 互いにあゆみ始める  くるくるめぐる時間の中 僕らは歩みを進めてく 雨に降られて 風に振るわれ それでも今にしがみついて  恥の多い道のりを歩いてきたと 後悔もするだろうけど  すぎた時代はつもり重なって 棘だらけの胸のへり 埋めていく丸く丸く  ぱらぱら音を立てて離れる一枚一枚が僕等なら いつかまた咲く 空の隣を 願いこの胸 はさんでおこう 栞を  二つに一つを選べという 理不尽に進むときの中で 振り返れば戻れるように 栞を挟んでおけばいい  風音は今 右耳を切り 見えない先へと僕を呼ぶ 足元はパリッと 声をあげ ページの端をめくるめくる  赤さびに変わる針葉樹 落ちていく葉は黄色い涙 去りゆく日々よ また逢う日まで 今この時にはさんどくよ 栞を
林檎LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER嘘を放てば罪なのか 誠を貫くが正論か しゃぶり齧った林檎には 薄く血が滲む  先の曇る空に 願をかけながら 強がって強がって 嘘を身にまとう 鋼のような目は 人知れず何度も 涙して涙して 膨らんでいく  そうさ心通わせて 唇を吊り上げる 操り糸の手 震わせたままで  照らし出された月の裏 本当の僕はそちら側だ 覗かないでとうつむいて 顔を隠してる  周りと合うコードをかき鳴らしながら 狂騒の毎日に身を委ねてる  そうさ心凍らせて 声を殺す葛藤 嘘が罪ならば 僕は生きられない  「いつか心通わせて」 誰しもが願う虚像 嘘をつく僕を どうか愛してくれ  照らした月の表裏 本当の僕はどちら側だ 心は全部見えないから 楽で辛いんだ  嘘を放てば罪なのか 誠を貫くが正論か 齧った林檎に血が滲む この心のように
花弁LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER乱れた髪 うつむく顔 こけた頬に おちる花 うつろぐ季節の変わり目に 一歩 足を出した  「さようなら」が 脳裏を巡る頃 涙が瞼たたき 開かれた景色のその先に 小さな肩が見える あと何十センチのこの距離は 腕を伸ばせば届くのに 震えているこの右腕が 縛られたように固まってる  ほら目の前降り注ぐような ひらひら舞う花が さえぎって見つめあえない僕ら 遠回りばかりの繰り返し 見慣れたその顔を あげたのなら 聞こえそうな「さようなら」  貼り付いた唇はなれても 出るのは吐息ばかり 気の利いた台詞の一つさえ 聞こえてこない まるで人生は花のように 開いて散ってまた開く 土をなめるほど落ち込んで 涙に打たれて芽を伸ばす  そう1、2、3で溶けてしまいそうな 真夏の氷のような 頑丈そうで透明な僕ら 無駄とわかった未来さえ 胸でぎゅっと抱えながら 歩んでいた 巡る季節の中  言葉に慣れなかった言葉が あふれている こんなに苦しくも 淡く 柔く 白く 切ない思いが胸の中 ああでもない こうでもない ぐるぐる巡って 消えていく 溜息さえ伝えられず  目の前降り注ぐような ひらひら舞う花を 踏みしめて はなれていく僕ら 遠回りばかりの繰り返し 見慣れたその顔を 見つめたまま 本当の「さようなら」  乱れた髪 ぬるい風が こけた頬を 乾かしたら 花の雨に傘もささず 歩く
後夜LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER流星の後夜 星は流れ去り 白々と空は 明け行く  孤独と指を絡めては 背骨を折り曲げ うつむいたあの日 細い両手は空気を握る かみ合わぬ歯を鳴らして  黒とも青とも呼べない 紺碧の屋根が もうそこに来てる かすかに響く未来の音に か細い腕を伸ばした  流星の後夜 星は流れ去り 白々と空は ほら明け行く 冷たい頬に 落ちた青い雨 昇る太陽が焦がすさ  暗雲の中 覆い被さる靄を 少し尖った口で吹き飛ばせ 不安の火種を 消すように  叩ききりたいよ 無力なこの手を からからの胸に 声が響く 歯痒い時代に 瞼腫らすのは 君だけじゃないさ  流星の後夜 星は流れ去り 白々と空は ほら明け行く 冷たい頬に 落ちた青い雨 昇る太陽が 焦がすさ
未来LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER曇天は頭の上 雨粒を準備してる 繋ぐ先ない手はポケットの中 ぐしゃぐしゃの未来握る  神様がもし居なければ 儚い夢願うことなく どんより歪む空の下 うつむき歩いているだろう  しんしんと 夢は降る 永遠に 曇り空 その中に描く未来  叶わないと怯えながら 届かないと怯えながら 歯痒そうにこの手はポケットの中 ぐしゃぐしゃの未来握る  「君のいる未来はこうなるよ」と 誰一人 教えてはくれないが 曇り空 その中に描く未来 道無き道を進む  僕らは溜息をついて 肩を落とし涙広げ それでも喧噪の道を もがくように歩いている  神様がもし居なくとも 儚い夢 願いながら 千の夜も淀む朝も 上を向いて超えれるように  しんしんと 夢は降る 永遠に 曇り空 その中に描く未来  しんしんと 夢は降る 永遠に 明け空の その先へ 描く未来
鼓動LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER背中で両手が交わって 胸と胸が重なり流れてくる その心音 「ちょっとまって」の台詞が 出そうな口を縫ったから 気の利いた事も 言えないんだ  重なった鎖骨に 発射のベルが響く からまった心を ほどかなきゃ  両目から溢れそうな 真昼の通り雨は 別れのときを曇らせる 何重にも 何重にも 知らぬ間に散った花は 紙吹雪のように 君の行く道 降り注ぐ 何枚も 何枚も  響く旋律は さようならの合図 伝わる鼓動と 奏でてる演奏(ハーモニー)  瞼の下 漏れだした しずくを隠すように 強がり顔に巻き付ける 何重にも 何重にも ずぶ濡れの互いの肩 ゆっくり引き離して 何事も無い 顔をするのさ  話した鎖骨に 発車のベルが響く 震える心を しずめなきゃ 扉が締まって 僕らは手を振り やっと少し 笑ったんだ  両目から溢れ出した 真昼の通り雨が 別れのときに降り注ぐ 何重にも 何重にも 知らぬ間に散った花は 紙吹雪のように 君の行く道 降り注ぐ 何枚も 何枚も  響く旋律は さようならの合図 伝わる鼓動と 奏でてる演奏(ハーモニー)
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER剥がれたメッキから 覗いた胸は 油が漏れたように泣いた 霞んだ眼球で 見据えた未来(さき)は こんなにも曇ってたっけか  夢は蕾のように いつしか咲き誇ると 鏡に映った 顔へ 諭すよ  僕ら彩った夢の中 背中に生えたネジを回す ほらキリキリと 音を奏でて ゆっくり ゆっくり 僕らを動かした  黒ずむ心臓が 胸を行き交う 無限の回廊は続く 「間違いじゃないさ」と「それでいいさ」と 誰かに言ってほしいんだ  心は未完成に 水面の月のように 朽葉色の夜に 溶けて しまいそう  そうさ答えなき問いの中 言葉にならぬ声を探す マーブル模様 不安と期待は 重なって 絡まって 僕らに貼り付いた  消えそうで 割れそうで ガラガラ崩れそうな心を 接着してほしいんだ  僕ら彩った夢の中 言葉にならぬ声を探す どうか聞かせてはくれないか 僕ら行く道は真実か 背中のネジは音を軋ませ それでも回り続く ゆっくり ゆっくり 僕らを動かした
懐炉LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER健気に落ちる粒 見上げれば  深い黒に澄んだ空の奥に 白い水玉模様が浮かぶ 懐炉持った両手は外気に触れ 貼りついたように離れない  風を切るような風 吐息は形を作る  ねぇ、欲しかったものは 手に入るかな 直向きさは報われるのかな 永久には残らない この結晶と 自分を重ねてしまうよ  憧れには遠い 届くかも分からない ゆっくり切なさが 僕らの傍に降る  瞳に溜まる雨 白く固まる前に かじかむこの手の中で 弱く握った  胸の微熱が鼓動を刻んでいる 不確定なリズムの中で つぎはぎでつなぎ合わせた夢を はじめようか  見上げればそこには 健気に落ちる粒 永久には残らなくとも この胸突き刺さる  瞳に溜まる雨 白く固まる前に かじかんだ この手の中で 強く握った
魔法LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER解けていった魔法なら 山ほどあるわ さようなら  熱を食うだけの電池 そんな風な 二人だわ 隣同士並んでも 反対側を見てる  シーツの間で 6歩先のドア 眺めてた  もしかしてノブが回って 新しいあなたが笑って ちちんぷいなんて指をまわし 嘘も倦怠も弾けて  それで午前4時の空の 鈍色のオレンジみたいに 何かが始まる あの頃へ 戻してしまう 魔法をかける なんてね  春と夏の逃避行 秋と真冬の情事 純白の期待値は どこに行ってしまったかな  憂鬱の合間で 3歩先の未来 探してた  第1話が終わる頃に 世界は変わったと思って 最終回のエンドロール くるくる回る 二人をイメージしてた  解けていった魔法なら 山ほどあるわ さようなら  もしかしてノブが回って 新しいあなたが笑って ちちんぷいなんて指をまわし 私を変えてしまって  それで午前4時の空の 鈍色のオレンジみたいに 何かが始まる あの頃へ 戻してしまう 魔法をかける なんてね  解けていった魔法なら 山ほど溢れてるわ 解けなかった魔法なら 山ほど溢れてるわ
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER宵闇の終わり 賽は投げられた 赤く腫らすピンゾロの目は 土手腹に落ちず 心臓(ハート)に掛かった 諦めを見つめてた  ちくちくと 音もなく 刺さってく後悔 生唾を 飲むたびに 喉で「痛いかい?」  どうだい これは 「未来」になれず 壮大 過ぎた 「明日」の死骸 信じ切れるほど 馬鹿でもなかった  宵闇の終わり 賽は投げられた 赤く腫らすピンゾロの目は 有明の手前 誰かが作った 正解を見つめてた  ぐるぐると 何周も 何周も 回る 丁半の 結果から トンズラこいた  そうかい これが どこかで聞いた 難題 過ぎて 解けない「夢」か 忘れられる程 賢くなかった  宵闇の終わり 賽は投げられた 赤く腫らすピンゾロの目は 「未来」になれない「明日」の死骸を 棘棘に変えて 土手腹に落ちず 心臓(ハート)に掛かった 希望に見惚れていた  「未来」に なりたい 希望に
証明LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERほら 知ってしまった どうやら 明日は 空事だけじゃ 何一つ 変わらねぇ 放射線が突っ込んだ 心の最下層 ホラ吹く 自分が 強がってた  弾けた未来 夢のアリバイ 折れたイメージ 涙流す 僕ら  彷徨う現実が 生きてる証明だ 「最高」の正体を 探すのさ 何故だか現状が 悲しい夜には 最小の改善を 願うのさ  明日は笑えるように また生きれるように  もう死んでしまった? あの日の 熱情は いやいや違った 変わっただけだったよな  1秒先へ さあ 走ろうぜ  寝息のシャボンは 弾けて飛んでった 闇夜の情景に 置いてかれ 「体裁」の狩人(ハンター)が 刈り取る心臓は それでもずっと 脈を打つから  彷徨う現実が 生きてる証明だ 「最高」の正体を 探すのさ 何故だか現状が 悲しい夜でも それは生きている 証明だ  明日は笑えるように また生きれるように 彷徨う現実が 生きてる証明さ
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERさっきまでの 空が嘘みたい 太陽が喰い破られた さっきまでの 僕ら嘘みたく 変わり果ててゆく  一言で壊れた心臓は とぐろを巻きながら燃え上がる  ちぎり裂いた絆ほど 僕らに焼け残り 泣けるほどの傷なのに 見せれない 緩い雨を歩くように 心を冷やしてく こんな夜が続くのなら もう消えてほしい 消えてほしい  泣きたい時ほど 涙は出ない 戦うと決め ついた嘘 さっきまでの 僕は嘘みたく 変わりはじめてく  曇天な青春の瞬きは 命を燃やし塗り替えてゆけ  君が吐いた嘘の先 魂を焦がしてく そんな夜を泣き叫んで さあ越えてゆけ 越えてゆけ  ちぎり裂いた絆ほど 僕らに焼け残り 泣けるほどの傷なのに 隠さずに 柔らかな光のように 心を暖める そんな嘘を抱きながら さあ越えてゆけ 越えてゆけ
独白LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER手を洗って 嘘をはがしていく 顔を洗って 虚勢を剥いでいく  “寂しがりの化け物”が 胸の真裏で泣きだすよ 膝を立てた三角の隙間へ 叫んでた  いつになったら また君に会おうか 指で押す返事は もう沢山だから 消えると知って 燃やすマッチのように 希望の揺らめきは ひらひらと舞ってた  手で測って 距離を確かめ合う 顔背けて 笑顔をまわしてく  独りきりになりたくて 独りじゃないと窮屈で 独りきりになったなら誰かに会いたくて  花の開くのが 聞こえるような夜だ いつも無くなってから 気づくのはなぜだろう 嘘だと知って 言う励ましのように 安っぽい言葉が ぼろぼろと漏れるよ  暗闇へ 溶けてゆけ こんな言葉  いつになったら また君に会おうか 指で押す返事は もう沢山だから 消えると知って 燃やすマッチのように 希望の揺らめきを 手と手で囲むのさ  手を握って 君を感じている 顔を寄せて 呼吸を合わせてく
口紅LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERやせっぽち かさかさの 果肉に重く 俗っぽい キラキラの 軽薄赤埋めて  魔法をかけた  うざったそう 文面で 伝わる最後 決まってる 結論に たてつくサインした  都合のいい言葉 凄いずるい才能ね  また逢いましょう また逢いましょう また逢える時には 汚く居てね また逢いましょう また逢いましょう 今よりも素敵な 私で居るね  「明後日」に なれなかった 私の最後 そそっかしい 別れ方は 案山子の態度ね  どこかへ向かう 君にすれば この思い出は さぞ綺麗で そんなの全部 白紙にしちゃえば この赤色は 忘れないでしょう  また逢いましょう また逢いましょう 私の中でだけ 綺麗で居てね  また逢いましょう また逢いましょう また逢える時には 汚く居てね また逢いましょう また逢いましょう 今よりも素敵な 私で居るね
渦巻LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER○(正解)を探して 騒ぎ出す感情 またしても ぐるぐる 頭くらくら  やせっぽちの背骨を 縦方向伸ばした ハレとケもない日々に 決着をつけたくて  明日を剥ぎ取られ 座るがしゃどくろ 悲しくも 生命は溢れてしまうよ 心臓にどくどく「毒」  「せーの」で決めた確かな獣道 マル付けもぶれる未来地図 でも君と僕でいられたら 万歳さ  ○(正解)を探して 走らせた赤ペン 何度でも ぐるぐる 廻し続けた  縦に走る画面に 沢山のご意見番 かりそめを詰め過ぎりゃ 五臓六腑食い破られた  やせっぽちの背骨を 縦方向ひっぱった ハレとケもない日々に 決着をつけたくて  たぎる熱量で 動くがしゃどくろ どうしても 生命は溢れてしまうよ 渦を巻く 「未来」「明日」「夢」「今」「イライラ」「いざ」  「せーの」で決めた確かな獣道 マル付けをなぞる未来地図 何度もなぞったまん丸が 正解さ  それでも君と僕とでいられたら 万歳さ  ○(正解)を作るよ 走らせた赤ペン 何度でも ぐるぐる 塗りつぶすのさ
約束LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER光分けて 打つ俄雨 春色した 列車の窓 発車合図 待つ硝子前 半透明な 雫の向こう  声にならず 俯き 言えなかった 約束  晴れた日々も 雨の日々も 悲しかろうと 戦う日々も どうか夢は続きますように 君が幸せでいられますように  当たり前に 大人になって 当たり前に 綺麗になって 同じ夜の 違うベッドで 変わっちゃった 未来を思い  口に出さず 勝手に 守っていた 約束  迷う君を 悩む君を 寂しかろうと 戦う君を いつもいつも 想っています 君が幸せでいられますように  ずっと 言葉にせず 互いに 守っていた 約束  晴れた日々も 雨の日々も 悲しかろうと 戦う日々も どうか夢は続きますように 君が幸せでいられますように  まだ違う空の下で約束を
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER今宵街は 暗闇の毛布に 白く縁どる 水玉の模様乗せ 吐く吐息は シリウスの鼻先 会うはずもない 君を呼んでいる  「マフラーの代わり」って 華奢な両手を回してたあの頃  大丈夫だと嘘をついた 変わらないわと嘘をついた 微笑んでは 俯いてた 白すぎてまぶしい未来に 無くなりそうで抱き合った 踏まれたように溶け合った 二人だから せめてどうか 今君が笑えてますように あの頃とは 違う雪の下  白い粒よ あの頃に降り積もり なかったことに 魔法をかけてよ  もう眠ったころかな 都会の空はなんとなく寒そうだから  四角い上に丸まって かぶさる布に収まった 何もなくて それでよかった 何もかもあると思えてた  「そっちはもう雪が降ってるかな」 「ええ、でも違う空、同じでも戻らないわ」  大丈夫だと嘘をついた 変わらないわと嘘をついた 微笑んでは ただ泣いてた 白すぎてまぶしい未来に 無くなってから気が付いた 気づかぬように消し合った 二人だから せめてどうか 今君が笑えてますように あの頃とは 違う雪の下
青春LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER忘れてしまえたら これほど悲しくないだろうか あなたと手を取った 「終り」なんか 胸になかった日々を  「まぁいいや」って 増えてた 諦めるのに 慣れてた 書き留めてた 「最高」は 「こうじゃないよ」と 笑ってた  甘ったるい歌ばっか 歌えない でも明日の計算 ばっかりじゃ 生きれない  忘れてしまえたら これほど悲しくないだろうか あなたと手を取った 「終り」なんか 胸に無かった日々を  黒に白が混じった マーブル頭の 英雄(ヒーロー)は 書き留めてた 「最高」に 「これも良いよ」と 笑ってた  薄っぺらい歌ばっか 歌ってた でも何度も重ねた 分厚さは 変わらない  涙がこぼれたら あの頃から変わってない合図 枯れ果てていたのは 美しいまま しまいこんだ日々だ  形を変えた雲よ 夜を行け  忘れられないから 愛しいから また歩きだす 綺麗ではないから 美しいのさ  忘れられないから 愛しいから また歩きだす あなたと手を取った 「終り」なんか 胸に無いような日々を
化物LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERだらり重ねた 目蓋の裏で 笑ってた化け物  白日がまたやって来る 酩酊中の頭割って カラカラに注ぐガソリン 踏み込むベッド  何をした? 何が駄目? 悪者を探す毎時 悩む黒蟻 今日も 列に戻るけど  さあ 始めるか 微かな希望 三角の両目 火をつけて 狙い撃つのは 目蓋の裏で 笑ってた化け物  電光に書かれるサイン 正解を求めザッピング 歓喜後 青色吐息 終わらぬレース  隣人が 笑う度 満たされるはずの胸は 千代に八千代に 変わる 事はないのにな  どろんと消して 煙にまかれて 簡単なことも忘れてく 君のせいじゃない アイツの仕業 ほくそ笑む化け物  さあ 始めるか わずかな希望 三角の両目 火をつけて どろんと消して 煙にまかれて 化かし合いは続く  願いを込めて 狙い撃つのさ 嗚呼 目を閉じた後 目蓋の裏で 立ち向かう化け物
無戦無敗LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER発症して放ってた負け癖は 圧勝した想定夢見てた 現在今日今この“ワタクシ”は 現実ではないと  鉄の騎士(ナイト) 武器を揃えた 戦わない間は 無敗だ  惰性の風は さあ吹き飛ばせ 夏の夜の夢 叶えよう 少年の明日はセルリーの香 負けるのも忘れて 戦え 戦え  紺のプラス極貼り付いた 「損」も「不利」もない「得」ばかり がしゃがしゃ膨らむ鉄屑が 奪ってく体温  睨むライオン 揺れる鬣 余裕か震えているか 不明さ  虚勢の雨は 涙と混ざれ 震える足で 蹴り出すよ 少女の頬は アイリスの花 負けるのも忘れて 戦え  惰性の風は さあ吹き飛ばせ 夏の夜の夢 叶うのさ 少年の明日はセルリーの香 負けるのも忘れて 戦え  未定の明日よ さあやってこい 震える足で 蹴り出すよ 少女の頬は リンドウの花 負けるのも忘れて 戦え 戦え
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER主題(テーマ)は目下 君の粗探しさ 手に負えなきゃ どろんすりゃいいから  タブを変えれば 腰ふる少女 顔の無い国 粉々心臓(ハート)  決まり無き ぐるぐる世界 戦い続ける僕ら 意味のない 聖書をめくり やぶれかぶれに探して  指先が 描いたアーチ 欲しがり屋 刺激の棘 「生」盾に「死」とサンドウィッチ ほおばって 腹を下す  一廻り二廻り まだまだ分からない  副題(サブタイトル)は 「日々の憂さ晴らし」さ そうでもしなきゃ 抱えきれないから  出鱈目に 並んだ傷に 病み、病み続ける僕ら 皮を剥ぎ 羽根を出すように 新たな姿に必死で  飛び方を忘れてく  決まり無き ぐるぐる世界 戦い続ける僕ら 意味のない 傷の付け合い やぶれかぶれに壊して  指先が 描いたアーチ 願わくば 喜劇届け 「生」故に「喜(き)」とサンドウィッチ ほおばって 眠れるように  一廻り二廻り まだまだ分からない 三廻り四廻り それでも分からない 硝子越し 四角い世界見つめてる
歩調LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER明日を生きる事に もうすっかり 疲れたのね? あの子の「たった一歩」は まるで巨人のようで  「あんな風に出来ない」 それが少し 悲しいのね? そんな必要ないはずなのに  誰かの歩幅が 正しく思うから やるせない想いが 涙でこぼれてた 「私の歩幅は あなたと違う」 そんな簡単な 答えも忘れてたよ  ほら 今 もう一度 夢路にいた自分の 忘れてしまった 歩き方を 思い出そう  合わせすぎる日々に ただちょっぴり 疲れたのね? あの子が言う「一緒」が ひどくくだらなくって  「減るもんじゃないよ」と 言われたから 試したのね? 気づけばすり減った自尊心  誰かを羨む 自分が嫌だから 比べた答えを 必死に殺してた 「私の未来は あなたと違う」 そんな単純な 答えも忘れてたよ  ほら 今 もう一度 夢路にいた自分の 忘れてしまった 歩き方を 思い出して ほら 自分を愛していたあの頃を  もう一度  もう一度
閃光LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER誰かの方程式が はじき出した運命なんて 誰かの言う“三下”が 可憐にぶち壊せばいいさ  ハートを燃やす獅子が 揺らす鬣 求めてる「居場所」は 探すものじゃなく 作るものさ  孤独の英雄(ヒーロー) 手を伸ばした 夢の灰から産まれた 貯めた「後悔」 使う時だ 勝ちに行くさ 閃光 放て  望遠鏡の先の世界 夢ノ魔物が笑ってら 「もしもし君よ、その先は真っ黒じゃないかい?大丈夫か?」  「いえいえ、これは青春に 青痣と青年 掻き混ぜた 上弦の月喰らうような 最高密度の青なのさ」  ふと吐く溜息も 上昇気流に 欲しがった「逃げ場所」は 作るものじゃない 出来上がるもんさ  孤独のシャトー 化かしながら 夢のない面(つら)をやめた アルミのような 想いだけは 錆びる事なく 光った  過去とか 未来は 標的(マト)じゃないのさ ここぞの刹那に 閃くんだ  孤独の火を 燃やす時だ 夢の灰から産まれた 心の影(シャドウ) 化かしたまま 挑戦者は 運命蹴った  孤独の英雄(ヒーロー) 手を伸ばした 夢の灰から産まれた 貯めた「後悔」 使う時だ 勝ちに行くさ 閃光 放て
必殺技LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER知らざぁ教えましょう かつかつの君へ さあ 荒ぶるその心 溶かしてしんぜましょう  身体あちこち 命の隅々 探るぐるぐる それでも見当たらないモノを  知らざぁ教えましょう 病み闇の君へ さあ 腐ったその頭 否定してあげましょう  身体カラカラ 命の休憩 涙拭きんさい ご準備はよろしいでしょうか さん、にい、いち さん、にい  感情完全パラノイア 頭から お尻まで 全然平気 皆々様 同じ類よ 生涯ガヤは五月蝿いわ 頭から お尻まで せいぜい一度きりの人生 カウントは始まっているわ さん、にい、いち、、  知らざぁ教えましょう ぎりぎりの君へ さあ この音と言葉で 壊してしんぜましょう  身体カチカチ 命も絶え絶え 悩むぐるぐる そんなのやめて来んさいな さあさあさあ さあさあさあ さん、にい、いち さん、にい  感情完全パラノイア 頭から お尻まで 全然平気 皆々様 同じ類よ 単純明解必殺は 気にせずに 目をつぶせ せいぜい一度きりの人生 カウントが勿体ないでしょ さん、にい、いち、、
線香花火LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERしなびた林檎の切り口色 焦げ付く前の夕焼け 「あなたと出会えてよかったわ」の台詞で始まる夜  青臭い言葉じゃもう 塗りつぶせないから 二人初の最後 笑ってたいと フィナーレに 火をつけた  ぱちぱちと花が光っている 俯く顔 照らして ぶら下がる 丸い星空を あなたは見つめていた  あなたに見惚れていた  並木の梢が息を吸えば 頭上でささやく声 足りない言い訳探すように 言の葉揺れてる夜  もしも私たちがさ もう少し大人で お金も愛ももっと 零れるほど 持ってたら 違うかな  現実に殺される恋は 傾く顔に合わせ 透き通る 涙に変わって あなたを辿っていた  どうかどうか 世界中の時計を止めておくれ たとえ何秒でも いいから いいから  ほら消えてしまうよ  ぱちぱちと花は散っていく 俯く顔 照らして ぶら下がる 丸い星空は 小さくしぼんでった  「あなたと出会えてよかった」の 台詞で終わる二人 ぶら下がる 丸い星屑が ぽたりと落ちていった あなたは黙っていた  あなたに見惚れていた
泥棒猫LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER失敗(しくじ)った 失敗(しくじ)った 知らぬ間に奪われた 愛・運命(さだめ)・夢の類(たぐい)を 彼奴(きやつ)がさらってく  丑三つのトーキョーシティー ハイカラな靴を鳴らせば 誰一人 敵無きあたい 活劇のヒロイン  悩みなどしなったキャベツ 切る前に捨てたあの頃 何気負い 霹靂もない 勝どきの毎日  だけど 彼奴(きやつ)は見てた 時が 過ぎる度 増えていく「不安の種」を  失敗(しくじ)った 失敗(しくじ)った 気づいたら狙われた 愛・運命(さだめ)・夢の類(たぐい)が 彼奴(きやつ)の好物さ 犯行は 音もなく 知らぬ間に行われ 気付いた時には手遅れ 空っぽになってた  「恐れ」など イバラのように 降り注ぎ 襲い掛かるが 知らんぷり ちぎっては投げ 見ないふりをしてた  ねぇどうか 聞いてくれるなら 心臓で 休んでる 「希望」まで 持ってかないで  標的は 命(タマ)の鈴 ちりりんと 鳴いていた 愛・運命(さだめ)・夢の類(たぐい)に 燃えていなきゃ嘘さ  いつからでしょう 無防備な夢を 語れなくって 笑えなくなってた 振り向けば 彼奴(きやつ)が見てる 舌を出し また狙ってる  失敗(しくじ)った 失敗(しくじ)った 気づいたら奪われた 愛・運命(さだめ)・夢の類(たぐい)を 彼奴(きやつ)がさらってく 犯行は 音もなく 知らぬ間に行われ ニヒルな笑みを浮かべては 彼奴(きやつ)が覗いてる それを睨み返す
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
炭酸水LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERコツコツと 鳴いた足 なれないヒールに運ばれて デカダンスする 街に合わせ 顔を白く塗り 赤を乗せた  寂しくて 悲しくて 死にたくはなくてややこしい 薄酒をすする 夜に合わせ 猫のように座って つくろってた  コップの 底まで 飛び込んでいくよ 黒い未来 薄めるように 蓋をあけたら 注いでく  しゅわしゅわと 音を立てながら 弾けて消えて 混ざれ混ざれ 誰かがいう 「落ち着く場所」ってさ どこにあるの 考えたくない 混ざれ混ざれ  寂しいと 悲しいと 幸せの幅は狭くなる 決断するのか させられたか 薔薇園に素手で つっこんでく  コップの 底まで 飛び込んでいくよ 黒い明日が 薄まるように 蓋をあけたら 戻らない  しゅわしゅわと 音を立てながら 弾けて消えて 混ざれ混ざれ 誰かがいう 「落ち着く場所」ってさ 今はいいの 考えたくない 混ざれ混ざれ
六等星LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER人混みにまみれて 私など見えない 恋人が寝そべる 地中の昆虫みたい  誰かに歌う君 誰かに踊る君 誰かに語る君 私はなんだろう  輝かない 私は どうしたらいい 何もないわけじゃない でも 何か足りない 君が笑ってるように 笑ってみたい 笑えないわけじゃない けど 何か違うよ  液晶にまみれて 私など見えない 文字にする指だけ 機械仕掛けみたい  誰かに怒る君 誰かに叫ぶ君 誰かに泣いた君 とても羨ましい  雨が降って 外に出て 顔上げて 隠した 頬溢れる涙  何があるんだろな 何が出来るんだろうな  雨が去った 星が出た  輝かない 私は あの星みたい 何もないわけじゃない でも 光っている 君が笑ってるように 笑ってみたい 笑えないわけじゃない けど 何か違うよ
不機嫌ノ果実LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER陥没した桜桃 猫声に起こされて 感覚的応答 パブロフの君  ガチガチな柘榴 早回し熟されて ベッドの中真っ黒 後戻れない  左の中指を重ねる横 指輪が光るのさ  恥よりも愛の交換 腐った桃の蜜 しかるべき罰さえも 二人の餌 不機嫌なエピローグ キャストは馬鹿ばかり 盲目の彼彼女 二人だけさ それすら餌  酸っぱすぎる檸檬 欲情で唾だらけ 現実などない者同士(もんどうし)逃避行  どろろとあふれ出る 恨みつらみ 細雪(ささめ)のように降る コートに包(くる)まった 虚ろ二人 景色は完璧だ  願わくばここで終了 続きはまたいつか ほっとけやこっちの事 お五月蠅いわ  盲目のパラノイア 駄目ね罪な林檎 ほっとけやこっちの事 お五月蠅いわ  恥よりも愛の交換 腐った桃の蜜 しかるべき罰さえも 二人の餌 不機嫌なエピローグ キャストは馬鹿ばかり 絶望の彼彼女 二人だけさ それすら餌
永遠LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERねぇ聞いてもらえるかな 聞いているふりでいいけど ねぇ知ってもらえるかな すぐに忘れてほしいんだけれど  あなたが私の事で 傷つくことがもしもあったとしたら 私は紙屑にでもなって せめて涙を拭いてあげたいよ  どうして こんなに くだらない私の傍にいてくれるのかな  いついつまでも このままで 変わらない奇跡があって 例えばそれがあなたとね 私ならいいと思うの 無理をするたびに あなたが浮かんで消えるよ 例えばこれが永遠で 続くならもう何もいらないの  ねぇお酒呑むのやめて 酔ってるくらいでいいけど ねぇ夢なら覚めないで 夢でもいいくらいだけど  目の前がぼやけた後で もぐりこむあなたの中で 化粧が溶けて消えるように 私も溶けてしまえばいいのにな  いついつまでも このままで 変わらない奇跡があって 例えばそれがあなたとね 私ならいいと思うの 息をするたびに あなたが浮かんで消えるよ 例えばこれが永遠で 続くならもう何もいらないの 例えばこれが永遠で 続くならもう何もいらないの
若者LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER焼け落ちてく陽が 夜に入り込んで 僕らのシルエット 消えた 歯ぎしりで擦れ 熱くなった目で 涙と寝るベッド 潜った  いつだろう いつだろう やっと笑うのは 心は 踊るよ 溢れる夢に 残酷なほど  最高は ほら 君といる 嘘みたいな 舞台の上で たださ 目を合わせ 並んでいる この瞬間さ ああ 夢ならば覚めないで  着ぶくれた焦りは 胸に入り込んで 僕らの見る絵を 変えた 「なぜ」の回廊を 何度も回って 綺麗な答えを 探した  いいだろう もういいだろう 溢れる夢に 背を向けるのは  泣かないで まだ終われない 夜の絶頂(ピーク) 朝日の手前 たださ 少しだけ 恥ずかしくて 怖かったんだ ああ 美しく生きたいな  僕らは 変わるかな このままかな 悪くなるかな 最後の シーンはさぁ 夜の絶頂(ピーク) 光の下 そう決めてる  だから 最高は 君といる 夢のような 舞台の上で たださ 目を合わせ 並んでいる この瞬間さ ああ 夢ならば覚めないで どうか ああ どうか 覚めないで
地獄且天国LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER声もでないお口金魚 爆破予告Mr.心臓 十と三つの階段気分 十九八…とカウントがはじまるさぁ  裂け目には 耐えきれない 裏切りを 君が 塗りこむ  恋の罠 はまってく 地獄の入り口笑う 絶望に 火をつけて それでも君といれたら きっと天国  乗り手はなし一人シーソー 返事もない愛の死相 コンマ2ミリくらい 口角あげればイチコロ  モスキート音に負けない 「潮時」の声は消えてく  失敗(しくじ)った 失敗(しくじ)った 出会わなければ御の字 いとしさも せつなさも 本当の意味を知らずに いれたのにな いれたのにな  ああ ここは 地獄? 天国?  恋の罠 はまってく 地獄の出口を壊す 失敗(しくじ)った 失敗(しくじ)った バツ印つけた「終わり」  恋はただ 燃えている そう地獄且つ天国 悪魔でも 閻魔でも それでも君といれたら それは天国
夜明前LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER知ってるかい 今日が未来をこじ開ける日さ 蒼色詰まった夜空  「私は弱いの」「私はもう駄目だ」なんて この瞬間(とき)だけは要らない  負け癖も不安癖も 真昼の夢にして  長い夜走り出すから どうかついてきておくれ 夜明前 三日月にたどり着いたら 君と二つの呼吸を 合わせて叫ぶよ 聞きなれたエールを いつまでも  3 から 2、未来へのカウントは譲れないよ  ざあざあ降る屑に 拗ねて他の屑の パーツにはなりたくないの 君が走る度に 汗をぬぐう度に 共にいれるように  長い夜走りぬけたら 明日をつれてきておくれ 夜明前 三日月が見惚れる空へ 君と二つの呼吸を 合わせて歌うよ 聞きなれたエールを いつまでも  3 から 2、未来へのカウントは 譲れないよ
若葉LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERせめて今だけ 泣かないでよ もう離さないから 淡い緑が 輝いたら それは始まりの季節  「苺のジャムの瓶が 空っぽになってしまう頃 ちょうど合わせるように この時間も 消えてしまいそう」って  せめて今だけ 泣かないでよ もう離さないから 甘くて苦い 夢みたいな 今を歩いて行こう  「どこかの校舎の部屋で 合唱が舞い上がる頃 ちょうど合わせるように この時間を 思い出すのかな」  君の行く 遥か未来が どのくらい 幸せかなんて 考えないで  まるで最後の 恋みたいに もう永遠のように 秒針の上 走り抜ける 「今」を追いかけている  いつか終わる そこに向かう 分かっているから  せめて今だけ 泣かないでよ もう離さないから 秒針の上 走り抜ける 今を追いかけて  だからお願い 泣かないでよ もう離さないから 淡い緑が 輝いたら それは始まりの季節
蜜柑LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERばらばらに砕け散り 置いて来た夢の骨 からからに乾く皮 縮んでく心臓の方へ  白黒模様の雨が 降り注いだトーンは0 「絶望」の少し手前 「充実」は彼方の向こう  「死にたい」と言える余裕 画面の中まるで女優 菖蒲色の胸の裏で 化粧をして 3、2、1 アクション  鮮やかに飛び散った 未来の粒は何処へやら 追いかけて追いかけて それでも分かんねえや 華やかでどす黒く 被さってくる「明日」とやらよ どうせなら無限地獄 鬼でも連れてこい  ばらばらに砕け散り 置いて来た夢の骨 からからに乾く皮 縮んでく心臓の方へ  瞳をぐるりと回し 覗き込んだ自分さえも 真夜中のライトみたい 見えない場所が多すぎて  「なりたい」と言った君が 笑いながら輝いてる その景色が胸の裏に お邪魔をして 騒ぎ出す  灰色の脳内に 柔らかな光を灯す 叫んでも叫んでも それでも変わんねえのに 何気ないその声が まるで全てを 赦すように 細い腕握りしめ 千切れるほど引っ張った  ばらばらに砕け散り 置いて来た夢の骨 からからに乾く心臓 沁みていく君の声  鮮やかに飛び散った 未来の粒をまた探す 追いかけて追いかけて それでも分かんねえけど 華やかでどす黒く 被さってくる「明日」とやらよ どうせならオレンジの 光も連れて来い
薄荷飴LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER神楽坂南外の堀ギリギリのビルの角で 貴方待つ松明よろしく燃ゆる胸は 遅い青春のよう  ゴム風船ヤニを押し付けてジリジリと音を立てた 破裂待つ本末転倒の行く先も 承知の上  「ほらね」「言わんこっちゃないね」 はいはい耳タコ閉じる両目  虚しく転がった薄荷飴 閉じる蓋のない口の中 黒い空に上がる花の火は そそり立つビルで丸くなれず 二人みたいで なんか悲しい  午後8時街にさようならの拡声器響き出せば 誰が為に急ぎ地下鉄に吸い込まれ消える皆  「じゃあね」「またね」 そんな言葉を使うのもうんざりだ  終わりが見えている始まりは ほら打ち上がった花みたい 貴方に囚われた心臓は 娑婆の空気などもう要らないわ  虚しく転がった薄荷飴 愚痴など吐けない口の中 ころりころりと音を立てりゃ 閉じる蓋を待つ口の中  黒い空で散っていった花 淡い色の二人みたいで なんか悲しい
最果LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER窓を開ければ鉄の香り 涙のレンズで空は灰色 昨夜(ゆうべ)がまるで嘘みたいに あなたがいない今日が始まる  二人の両手 二人の指 髪の毛なんかも 足した数でも 足りないくらい 溢れていた あなたと私 淡いメモリー  ずっと見惚れていたよ 孤独を消す横顔 胸を掘り返し あなたを埋めた 忘れないように 記録を残すように  もう さようなら いつしたとしても 平気なように 焼き付けたはず なのに何故だ 膨らむ悲しみは 酷く愛おしい そうあなたのせいだ  「君の涙が作る雨に 降られてクシュんと風邪を引いたら 上がる体温 それはまるで 君への想い」 なんて笑ってた  ずっと続くようにと 永遠じゃない「今」を 幾度も願い 歩いた道は ほうら行き止まり ここが最果てみたい  終われば良いな こんな苦しみは 消えれば良いな こんな切なさは でも ああそうか 膨らむ悲しみは 酷く愛おしい そうあなたのせいだ  嗚呼 夜中が朝を招いても 蒼い雨 空に隠れても あなただけ いない世界など 何になるだろう 意味があるの?  目を閉じれば 浮かぶ喜びや 口に出せば クサい台詞が 楓のように 胸に根をはって 優しくそっと 残り続けるから  もう さようなら いつしたとしても 平気なように 焼き付けた全部 もう さようなら そうね さようなら あなたが居ない 今日が始まっていく
狂喜乱舞LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER場口々「やい」「やい」 痛み入る暇もなし で今まで 止むなし 他人事は知らんぷりさ  貼った もう人生逃げたかねぇ  狂狂回る我ら巡る ガソリンは心臓燃やして せちがれえ今を引き裂いて 白と黒つけてやれ  うなだれた今に決別を 狂喜の明日に閃光を ちぎって空に舞った「今」は はなむけの花束さ 期待打つ心臓部 狂喜で魅せる乱舞  出しぬかれてんてこ舞い 近間には信用もなし 高くくり鼻高 へし折られ 恐いドキ  動機 なんて御構い無し 今ここから  腹を抱えて笑う阿呆 気にせず放りなげておけ 猫も杓子も分かりゃしねぇ 分かる必要もねぇ  こびりつく過去に決別を 目指した未来で乱舞を 握ってシワになった「過去」は 意味もないガラクタさ 武者震う心臓部  狂狂回る我ら巡る ガソリンは心臓燃やして せちがれえ今を引き裂いて 白と黒つけてやれ  うなだれた今に決別を 狂喜の明日に閃光を ちぎって空に舞った「今」は はなむけの花束さ  期待打つ心臓部 狂喜で魅せる乱舞
愛情LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER愛されてる 誰かがいる 愛している 誰かがいるから  「泣きたい」「消えちゃいたい」 「あなたが愛しいわ」 言葉にするだけで 不思議と 心臓は震えるよ  悲しみの夜を 辛い朝を 何度でも 瞼をたたんで 耳塞いで 越えていく  誰かが言う 「大丈夫?」と 誰かは言う 「大丈夫」と 愛されている 誰かがいる 愛している 誰かがいる  ほら 救うはずさ 誰かの愛情が  「あなたが愛しいわ」 不思議と 心臓は泣きだすよ  悲しい夜も 辛い朝も 何度でも 瞼をたたんで 耳塞いで 越えるから  誰かが言う 「大丈夫?」に あなたが言う 「大丈夫」と 愛されている あなたがいる 愛している 誰かがいる  「もう嫌」止められない 溢れる悲しみは ほら 救うはずさ 誰かの愛情が  愛されている 誰かがいる 愛している 誰かがいる 愛されている 誰かがいる 愛している 誰かがいる
切手LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER口づけたのは 君じゃない ただの切手 感情を散らした手紙 届きますように  その心(ハート)の端に針を通し 私に縫い付ければ 遠く遠く離れるなんて ありえなかったかもだけど  尖りながら震えた文字が 彩った言葉たちは 魔法じゃない この瞬間が 本当と教える そうね 悲しいわね  口づけたのは 君じゃない ただの切手 感情を散らした手紙 届くように 届かないように  空気抜けたように しぼんじゃった 恋の淵で 私以上の未来を手にし 笑う君思う  誰かの悲しみで生まれるのが 誰かの喜びなら どうかどうか 前者は私 後者が君であるように  ラストシーンの雨の中で 抱き合う二人みたいに せめて せめて ぐしゃぐしゃの顔 隠しててください 君にバレないように  書き出しからもう ひどいもので 勝手だけれど せめて言わせて 紙の上でだけは  その心(ハート)の端に針を通し 私に縫い付ければ 遠く遠く離れるなんて ありえなかったかもだけど  ラストシーンの雨の中で 抱き合う二人みたいに せめて せめて ぐしゃぐしゃの顔 隠しててください やはり 悲しいわね
非英雄LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER例えばほら左腕が 伸ばして今の倍あったら 震え涙顔の人を 余分に一人助けたかな  ぐるぐる偽善糞な空想 夢と現の中間管理職  「でもね、でもね、でもね」って 描いた夢に唾がかかるほど言い訳 「出鱈目ではないけどね」 自分に言い聞かせた背後で笑う あの日の「英雄」  例えばほら面の皮が 分厚く今の倍あったら 悲しい言葉言う人にも 笑ってうなづいていたかな  ころころ気分素顔はアミダ 損と得とを瞬間電卓計算  「だよね、そうね、わかる」って いびつな自分を曲げはめていく作業 「全部嘘じゃないけどね」 理想の前膝ついてぽろりと涙  Ah Ah 「だよね」って Ah Ah 「そうね」って Ah Ah 「わかる」って Ah Ah ねえ聞いて  Ah Ah 出鱈目じゃ Ah Ah ないけどね Ah Ah 本当は Ah Ah わかってるけどね  「でもね、でもね、でもね」って 描いた夢に唾がかかるほど言い訳 「出鱈目ではないけどね」 自分に言い聞かせた背後で笑う あの日の「英雄」
花束LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER何から 話そうか? どこまで 思い出そう? 愛したはずが愛されたり 愛し返してみたり  目の前で溢れた あなたの言葉が スローモーションで 鳴り響いた 糸屑も自分も同じようなものと 腐りかけた胸を さらってくれた  街を彩る 誰かの笑顔 同じように今は 笑えてるかな  今 目を閉じて見えたのは 星の数ほどの 悲しみと それを消したあなた こんな素敵な夜 涙はいらない こぼれる弱さを包む花束  何から 伝えよう? どこまで 伝わるだろう? 只側にいてくれる事が どれ程嬉しいかを  夢のような終幕(フィナーレ)に 必要なものは 喜びと それをくれたあなた こんな素敵な夜 涙はいらない 「大丈夫」「よかった」と笑いたいのさ  何度も 何度も 胸を掻き毟る不安から逃げ出して それでも それでも なんとか歩いてく「幸福」へと  夢のような終幕(フィナーレ)に 必要なものは 悲しみを 全て消したあなた ほらその手をあげて 涙は拭かずに 「大丈夫」「よかった」と泣いたまま  目を閉じて見えたのは 星の数ほどの 喜びと それをくれたあなた こんな素敵な夜 涙はいらない こぼれる弱さを包む花束
雨後晴LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER夢で見てた絶景を塗りつぶす空模様が 声に出せぬ感情をぽつぽつと降らした  ただ駆け抜けてた必死でいた 涙の雨のアーチを くぐろう今鈍色の日々の終わりさ  ほら目を奪われてた涙を捨て 胸の遥か遠く置いてきた振りして ざあざあ素晴らしい明日を呼ぶ為 降れ降れ降り止んでおくれ 濡れた頬のまま笑おう  雨は叩く僕らの胸を 3、2、1で走る僕らを 雨後晴の空の真下へ向かおう  「誰」が「誰」のせいにして「誰」が「誰」に吐き捨てた 「誰」と「誰」が悪いと「誰」と「誰」で決めていた 夢に見てた絶景に欲しいのはそんなもんじゃない 声に出した感情は前だけを見てるよ  もう祈りすぎて合わせ過ぎて 磨り減ったその両手を 繋いで今握りしめたまま進むよ  さようならうつむくだけの顔上げて 潤む目にはみ出たシャボン玉飛ばして 黄色い月が浮かぶ蒼い空へ 飛べ飛べ飛び去ってしまえ 全部弾けて消えてしまえ  さあ目を奪われてた涙を捨て 胸の遥か遠く置いてきたそのままで ざあざあ素晴らしい明日を呼ぶ為 降れ降れ降り止んでしまえ 濡れた頬はもう乾きだすさ笑おう  雨は叩く僕らの胸を 3、2、1で走る僕らを 雨後晴の空の真下で笑おう
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER亀田誠治さようならの合図が 夜空に響けば やがて遥 彼方遠く 離れてく君を思うよ また会おうと  君の左から見てた 横顔を見ていた 笑ってるか 泣いているのか 長い髪が邪魔をしている  ただ話を続けてた 横顔を見ながら 笑えなくて 泣けもしなくて 言葉だけが行き交っている  すっと音を立てて そっと降り始めた 悲しみの雨音が どんな台詞も消してしまう  さようならの合図が 夜空に響けば やがて遥 彼方遠く 離れてく君を思うよ 目を開けたら 空に舞う宝石 水面に映れば 遥か彼方 弱々しい 僕たちの道を照らすよ また会えると  君の左頬の下 目の中からこぼした 嬉しいのか 寂しいからか 笑い顔が邪魔をしている  シーっと指を立てて そっと口に乗せた 「永遠なんてないわ」 そんな台詞を塞ぐ様に  さようならの合図が 夜空に響けば 明日は遥 遠くじゃなく もうそこに別れの時を用意している  さようならの合図が 夜空に響けば やがて遥 彼方遠く 離れてく君を思うよ その頬から スピードを上げて 今滑り落ちた ありがとうと また会おうと さようならを 全部混ぜて 鳴り響く  さようならの合図が 夜空に響けば やがて遥 弱々しい 僕たちの道を照らすよ また会おうと 
喝采LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER愛おしいあなたが 涙を流している 何にもできないわと 何にも持ってないと  だけど 僕らは その告白に 手を叩こう  言葉にもなれない その声を 全て解り合うなど出来ないが ただ「怖い」とあなたが言ってくれた ぽつり溢れた想いが 嬉しいから  愛おしいあなたが 必死で笑っている 面白くもない時 辛く悲しい時も  何かを 守ってる あなたに手を叩こう  あなたと誰かとの 悲しみを 測り比べることは出来ないが ただ「悲しい」と僕らにくれるなら せめて泣き叫ぶ声を隠してあげよう  愛おしいあなたが 必要に思うなら 何にも出来ないけど その時は傍にいて 僕らが 手を叩こう  言葉にもなれない その声を 全て解り合うなど出来ないが ただ「ごめん」と言うことも違うから ぽつり溢れた想いが 嬉しいから  愛おしいあなたが 笑うように せめて素晴らしき明日に 手を叩こう
純情狂騒曲LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER渦巻きの風が吹く ハリボテの摩天楼 股座(またぐら)に火をつけて 囚われ姫の元へ さあ さあ  いかれたネオンの下 ごろにゃあと鳴らす喉 骨まで愛すように 表面を舐める君 そーっと そーっと  駄目だ 駄目だ 心情が 「惚れた 腫れた」 騒いでら  もういっそ そういっそ 脳・心臓 ぶちまけりゃ 愛情も 快楽も 正直者(しょうじきもん) 楽になれるが 嗚呼 嫌だ 嫌だ 飛んでった 純情も ジャリ銭も 君が為 薄情な 勘定も 愛情と 勘違えば はまってく またまた 嗚呼 嫌だ  「あら、また」「いや、、ほら、、」「嬉しい」空っぽの会話 因果な駆け引き 甘い地獄 チクタク チクタク 無情に 時計が回れば めでたし めでたし はい御仕舞い 嫌だ 嫌だ  狂信の 入場門 地獄の1丁目 猛毒の 純情の 惨状を 愛で遊ばせ 君の罠  ハリボテの摩天楼 またまた姫の元へ  もういっそ そういっそ 脳・心臓 ぶちまけりゃ 愛情も 快楽も 正直者(しょうじきもん) 楽にしてよ 嗚呼 嫌だ  飛んでった 純情も ジャリ銭も 君が為 薄情な 勘定も 愛情と 勘違うさ はまってく まだまだ 嗚呼 嫌だ
葉桜LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER消えゆく薄紅 黄緑塗って ふわり風笑う 流るる日々と 追憶の中に ふたりを願うよ  俯いたまま 震えていた肩 きっと君もそう 悲しいんだね への字の口で せき止めた言葉 きっとあなたもそう 悲しいのね  あの日 散らかってた花は 色を 塗り替え並んで 揺れているよ  「誰誰」の手の中で今は 笑っているはずだろうけど 体が千切れそうなくらい 痛いから考えないでいよう 消えゆく薄紅 黄緑塗って ふわり風笑う  君の何かになれないのならば いっそ雨にでも なれたらいい たまに訪れ 「あれ」と気づかせて そっとその頬を 濡らすような  涙 流してる数だけ ふたり 幸せになれる 嘘ばっかりだ  閉じた目の中に出来た夜 あるはずもない星をかき分け 届かないその手を握って 見たこともない顔で笑うよ 流るる日々と 追憶の中に ふたりを願うよ  何をしているの 何を見つめているの 誰と生きてるの 誰を思っているの 今幸せなの 今不幸じゃないの それならいいけれど  「誰誰」の手の中でいいよ 嘘ばっかりだけど  閉じた目の中に出来た夜 あるはずもない星をかき分け 「誰誰」じゃない この手の中 見たこともない顔で笑うよ  消えゆく薄紅 黄緑塗って ふわり風が泣く 「まだいる僕」と 「もういない君」で 「ふたり」を願うよ
夜鷹之星LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER嫌いなあの子に 好きな振りをしてます そんな自分の事が 大嫌いになります  大好きな人に ひどく気を遣います こんな自分の事を 好きでいてほしくて  胸の 奥の 醜い部品 どうか どうか 消えて  悲しい声を悲しく出せるような(悲しい) 欲しい愛情を欲しいと言うような(欲しい) 嬉しい声を嬉しく出せるような(嬉しい) そういう人でありたいと言う人で(僕らは) いたいと 願うよ  暗い考えはそうさ よだかのように(飛び去り) 何万光年先の夜の空へ(投げさり) 大好きな人に素直であるように(いたいよ) 受け入れられない事もあるさと笑い飛ばせるような…  それは 夢のようで それは 幻のよう きっと 出来ないかも でも 出来るかもよ  悲しい声を悲しく出せるような(悲しい) 欲しい愛情を欲しいと言うような(欲しい) 嬉しい声を嬉しく出せるような(嬉しい) そういう人でありたいと言う人で(僕らは) いたいよ いようよ
火花LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER戦いの鐘がなる 曇天の雨の中 未来なんて あっちゅう間 撒き散らせその火花  ついつい過去に酔わされて あらぬ方位に誘われる 心配性に魔が差せば 不安に現在(いま)を忘れちゃう  「嫌よ嫌よも 好きのうち」 五月蝿い手前(てめえ) しゃしゃり出たら  戦いの鐘がなる 曇天の雨の中 悲しみに負けぬように 燃え上がれこの感情 一吹きで消えそうな 儚げな明日のため 倒すべき過去の君 撒き散らせその火花  ふらふら千鳥足取りで 夢路を目下進行中 現実の刃(は)を煙(けむ)に巻き かしまし胸の口塞ぐ  さぁ寄っといで 見ておいで 宴も闌(たけなわ) やりましょうか  もう泣くのは充分だ そら心臓(ハート)に火付けろ 明日死んでしまうなら それも笑える程に  きゃあきゃあ散々騒ぎ立て にゃあにゃあたまに猫のように いけしゃあしゃあと毒吐いて やれ 「じゃあ、じゃあ」とクダを巻く  ええ ええ そんな手前(てまえ)には 銘々文句あるでしょうが 不安対安心が 毎回前者圧勝の 小心者さ 御免遊ばせ  戦いの鐘がなる 曇天の雨の中 悲しみに負けぬように 燃え上がれこの感情 もう泣くのは充分だ そら心臓(ハート)に火付けろ 倒すべき過去の君 撒き散らせその火花  振り返る暇はねえ 未来なんて あっちゅう間 撒き散らせその火花
擬態LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER赤く染まる太陽に ただ 見つからぬように 黒く淀む真夜中に また 隠れれるように  痛いのは嫌 辛いのは嫌 だから何かに 混ざる   どうだっけ こうだっけ どれが正解か 困難で教えて欲しい 相対的自分ばっかりが ゆらりゆらり どんなんが 自分だったっけ 傷を避けて あたりへ溶けていく 「僕」は 消えた消えた  薄っぺらい猿真似で ただ 隠れているよ 深く重い現実に ただ 見つからぬように  正直は怖い 真っ直ぐも怖い だから何かに 混ざる  なんだっけ どうだっけ 何が本物か こんなんじゃわからないや 絶対的自分=がっかりが じわりじわり そんなんじゃ 当たり前か 傷を避けて 周りへ混ざってる 「僕」は 消えた消えた  赤く染まる太陽よ もう 僕を見ないで 黒く淀む真夜中 もう 迎えにきて 早く 早く  どうだっけ こうだっけ どれが正解か 困難で教えて欲しい 相対的自分ばっかりが ゆらりゆらり どんなんが 自分だったっけ 傷を避けて あたりへ溶けていく 「僕」は 消えた消えた 「僕」は 消えて さよなら
夕顔LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER夜がはためいたら そっと外すホック 昼が隠していた 恋が脱がされてく  数時間の夢は 夢遊病のように 身体だけ抜き取る 魔術師みたいよ  「辛い」「痛い」より幸福(しあわせ) あなたが消えるくらいならば 「他人」「他人」その掟に 私 がんじがらめ 但し 心地は良し  夜が終わる頃に そっと感染す化粧 昼に隠されてた 恋の復讐みたい  数時間の夢は まるで鉄の雨 傘もさせないから ズタズタになる  「未来」「希望」よりこの瞬間(とき) 頭の中身は花だらけ 数時間の恋路の果て がんじがらめ 私  「怖い」「怖い」でも会えない 時計の針チクタク踊り 「知らぬ」「存ぜぬ」の掟に 心 がんじがらめ  「未来」「希望」よりこの瞬間(とき) 頭の中身は花だらけ 数時間の恋路の果て 私 がんじがらめ  「辛い」「痛い」より幸福(しあわせ) 「他人」「他人」その掟に 私 がんじがらめ 但し 心地は良し
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERねぇ 幸せって何? 悲しいことが無いこと? ねぇ 幸せって何? ねぇ 答えは何?  優しい方がいいから 嬉しい方がいいから 楽しい方がいいから きっと 僕らは悩む  嫌いより普通に 普通よりも好きに 好きよりも愛する そんな「自分」が欲しい  吹き飛ぶほどの か細い嬉しさや喜びを 僕ら つなぎ合わせる  夜の空に貼る 今日の終わりに もう泣かないように 息するみたいに 自分を愛し 笑えますように  ねぇ 幸せってのは 悲しいことがあってさ 苦しいこともあってさ やっと 分かるものかな  ひがんでは悔しい 蔑んで虚しい でも何故か辞めれない きっと 誰でもおんなじ  こんな気持ちが 消え去るほどの 頼りない言葉を聞かせてよ「でもね、大丈夫。」だと  もう泣かないでと 泣いてる雨に ただ隠れながら 息するみたいに 誰かを嫌う 自分を嫌うよ  ねぇ 幸せって何? ねぇ 幸せって何? ねぇ 幸せって何? ねぇ 答えは何?  もう大丈夫と 囁く声に ただもたれながら 息するみたいに 自分を愛す 誰かはいるから  夜の空に貼る 今日の終わりに もう泣かないように 息するみたいに 自分を愛し 笑えますように
夕立LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERまだ泣いているのかい まだ俯いているのかい 目で見れないその傷は どうすれば分かり合えたかな  会いたくて 目を閉じれば まぶたの裏 あなたが笑う 雨に打たれて 消えた涙は このままそっと隠しておこう  大げさに思うくらい やりすぎと思えるくらい 小石ほどの声さえも 伝えれば変わっていたかな  取るに足らない出来事が どれほど嬉しかったか  いつまでも いついつまでも 胸の中で あなたが笑う 生きるしるしが あるとするなら それはきっとあなただろう 泣かないで 顔を上げて 泣かないで せめて今だけ 雨に打たれて 消した涙は このままそっと黙っておこう  「大丈夫さ 悲しくなんかないよ」と 嘘をつくから 「大丈夫よ 悲しくなんかないわ」と 嘘をついてよね  会いたくて 目を閉じれば まぶたの裏 あなたばかりで 目で見ることが できない傷を もう少し分かり合えたら  いつまでも いついつまでも 胸の中で あなたが笑う 生きてる意味が あるとするなら それはきっとあなたでした 泣かないで 顔を上げて 泣かないで せめて今だけ 雨に打たれて 消した涙は このままそっと黙っておこう そして「大丈夫」だと 二人はそっと嘘をつくよ
怪人一面相LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERさぁいらっしゃい さぁご覧あれ 世にも不思議な奇譚 まるで複写した顔だらけ 私の話  悲しみさえ 楽しささえ 滑稽な喜びさえも ましてやご立腹なんて形も忘れたよ  感情殺した後で 同じ顔を貼るおまじない 骨のステッキ回し 願う平常  バラバラな感情巻きつけて隠した 薔薇色の怪物 泣いている どうかお願い傷をつけないで 心臓は雨ざらし 冷える  正直な 百面相 それが人間プログラム ましてや言い争いなんて素晴らしい正解  感情殺した後で 生き返すためのおまじない ハートに薬を混ぜて 増やす熱情  ええそうです 私にゃ顔がありません なぞって貼り付けて 繰り返す だからお願いそっとしておいて 心臓は崖崩し 揺れる  感情殺すその前 涙せきとめるおまじない 鏡 乱反射した 私は誰だ  バラバラな感情を更に巻きつけて 薔薇色の怪物 泣いている どうかお願い傷をつけないで 心臓は雨ざらし  ええ そうよ 私にゃ顔がありません なぞって貼り付けて 繰り返しちゃう だからお願い助けておくれよ 仮面は1枚だけ 濡れる
悪人LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER黒の中の黒から降る真っ黒の雨 絶望家の午後に 無粋(ぶすい)な色を殴る  日々は枯れ ヒビで割(さ)かれ 霞む優しさよ 誰が為 影に隠れ 声溜めに沈む  笑えない 僕は悪い人?  「感情-(マイナス)感傷」が もう嫌なんだって叫んでる 本性は 乱反射して 胸でラッタッタ踊り狂う  絶体絶命寸前で まだ「病んだ」なんて笑ってる 「本当」は 次々死んで 悪人は今日も優しく眠る  本能の中で眠る善と悪の姫 かじった林檎で「お仕舞い」なら楽なのに  ひび割れて 響かぬまま 霞む優しさよ 誰の為 誰を守り 誰を傷つけた?  独りでも 大丈夫なのに 心では「誰か 手と手 合わせて」なんて祈るよ  「世間体÷(ワル)真実」が ほら小っさいまんま叫んでる 本性は 諸手(もろて)をあげて 胸でパッパッパ手を叩く  絶体絶命寸前で 「どうやんだ?」なんて泣いている 「純粋」は 次々死んで 悪人は今日もまた震えてる  「感情-(マイナス)感傷」が もう嫌なんだって叫んでる 本性は 乱反射して まだラッタッタと踊っている  「世間体÷(ワル)真実」が ほら小っさいまんま叫んでる 「後悔」は 次々増えて 悪人は今日も震えて眠る  「等身大÷(ワル)真実+(タス)感情」で声を張り上げる 「本当」は 次々死んで 悪人は今日も優しく眠る
桜桃LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER赤く染まって 二つ並んだ 付かず離れず 距離を保って  私はとても あなたが好きで 私はとても 悲しかったんだ  まあるい気持ちを 口に含んで ころころと 転がせば 言葉になるかな  でも「嫌」なんて 言えなかった 綺麗なまま 忘れてほしいから 真っ赤になった 目の淵では 涙がほら ふらふらと揺れてる  言葉は殴らないし 切り裂きもしないけど 優しい音に隠れ 私を殺してしまう  無理によそった スプーンの中 溢れそうな 粉砂糖みたいに 欲張ったから こぼれちゃった 想いはほら さらさらと落ちて  赤く染まって 二つ並んだ 付かず離れずまだ居たかった  「もう嫌」なんて 言えなかった 綺麗なまま 忘れてほしいから 真っ赤になった 胸の真裏 あなたがほら ふらふらと揺れてる 付かず離れず 距離を保ってる  私はとても あなたが好きで 私はとても 悲しかったんだ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERあたし本当に 嬉しかった 話の続き 忘れるくらい  だから都合よく 覚えているわ あなたこぼした あの言葉だけ  人は何かを 食べ生きるもの ならばあたしを 食べてもらって  あなたの中へと 飛び込めるなら せめて美味しく なれるといいな  喜びも ほころびも 混ぜ合わせて  どうして 言えなかった事 わかりきったような声で ぽつぽつとくれるんだろう あなたが いるこの世界 それだけでもうあたしに 意味はあるから それだけでもうあたしは 生きれるから  あなたに会うと 嬉しいのに あなたに会うと 悲しくなる  千と四百四十回 回る針に しがみついてみたら 止まらないかな  一つ二つ三つ まだ 四つ五つ六つ ほら やっぱりだめかしら  なんて 嘘みたいな事 信じきったような声で ぽつぽつと言えるんだろう あなたが いないその世界 それだけでもうあたしに 意味はないの  あたし本当に 嬉しかった だからとっても 怖くて 切なくて 何かが 終わるのが  どうして 言いたかった事 魔法のような声で ぽつぽつとくれるんだろう あなたが いるこの世界 それだけ他に何も いらないから それだけでもうあたしは 生きれるから  どうか 瞬間(いま)よ 続け 喧騒(けんそう)の中 時間を止めて 星間(せいかん)の下 呼吸を止めて 心音(しんおん)の傍 歩幅合わせて どうかどうか 離さないで
折紙LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERまずはそちらとこちらで ちょうどあいだを探して ゆっくりとゆっくりと向き合って そこに線を引っ張って  私がその線まで 頼りなげに倒れたら ほっといて ほっといた振りをして そっと覆いかぶさって  そしたら まるで全ては ここにあるように その他全て、右手、左手でそっと消し去って  重なり合う二人は どこか少し足りなくて 互いの 悲しい 嘘も 過去さえも ぎゅっと織り込んで そうして出来た形は まだ消えてしまいそうで いつまでも どうかどうか このままでなんて 願っている  次はそちらとこちらで ちょうど探したあいだに ゆっくりとゆっくりともたれて そこの線は無くなって  そしたら 二人の全て そこにあるように その他全て、今もこの先もずっと消さないで  響き合う苛立ちも やがて出会う苦しさも 例えば 優しい 嘘も 偽りも そっと折り合って そうして出来た形も ねえ消えてしまうのかな いつまでも どうかどうか このままでなんて 夢みたいで  ぼやけぬように そう 一つ 一つ 一つ 一つ 折ってく 形を作って  重なり合う二人は どこか少し足りなくて 例えば 優しい 嘘も 偽りも そっと織り込んで そうして出来た形を ずっと消えないようにと いつまでも どうかどうか このままでなんて 願っている
時計仕掛LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER絵空事のような 希望をにぎって しわ模様のシャツの 胸に詰め込んだ 三角形貼り付いた 夜空を見つめては 繰り返し繰り返す 明日に息を吐く  真っ暗な頭に 点した明かりは 今にも消えそうに チカチカ点滅 長針と短針が 追い抜き追い抜かれ 毎日が昨日と 同じ姿してる  だからって何もできないや だからってじっとはしてられず  世界中に 散りばめられた 不安を全て抱えた気がして 悲しいとか 苦しいだとか 簡単な言葉さえ吐き出せず  同じ感覚(間隔)で止まらずに 痛みと時間を刻む  幸福はいつも見えなくて 朝靄に混ざって消えていく 繰り返し繰り返す日々が 正解か不正解か教えてよ  例えばほら この戯れ言が 意味も何もないただのゴミでも 流れている 頬の涙は 繰り返すことのない現在だろう  世界中に散らばる皆 ここにも同じような奴が居るさ ごめんね今 心をぬぐう 鮮明な答えは出せないけど  同じ感覚(間隔)で刻まれた 心と時間を抱え
罪之罰LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERまた 誰か傷つけて また 傷をつけられて 仕舞いにゃ 繰り返してた  曲がった背骨の中で 金切り声をあげて 仕舞いにゃ 八つ当たりさ  こんな罪の どこだ罰は?  誰だ悪者は 誰だ善い者は 僕は逃げていくよ 罪は花吹雪 罰は風の中 ひらり隠してくよ  ほら また傷ついた ほら また傷つけた 幸せになりたいだけで 不幸なんて要らないだけで 君を撃ち 僕を守る始末  激情の怪物が 噛み付いた心臓は 懺悔に 目を腫らした  こんな罪の どこだ罰は?  幸か不幸だか 罪は生きたまま 僕は逃げていくよ 何度傷ついて 何度傷つけて 何処へ逃げていくの  こんな罰は  誰が悪者だ 誰が善い者だ 僕はどちらだろう 罪は花吹雪 罰は風の中 ひらり隠すんだろう 罪の罰を 教えて
未来前夜LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER目の前に広がった夜 その向こうに明日が覗いて 何かが始まりそうだと 心臓がそっと合図を出した  「何かが変わるかしら」「何かが変わるのかな」 形のない不安に 僕ら手をつないだ  青と黒とが混ざった 星を隠してる夜空に 食べられてしまわないように 明日を眺め続けた  知らないことも 見えないことも 歯がゆいことも 抱きかかえてる まるで夜明けに出発する旅人みたいに 悲しくて ただ切なくて やりきれなくて どうしようもない想い詰め込み 見つめていた未来の前夜  嗚呼  楽しいことは何だろう 胸が震えることは何だろう 簡単な答えのはずが 心臓は首をかしげてしまう  「あれもこれもいいのかな」「あれもこれも嫌だな」 瞬間変わる言葉が 節操ない僕らだ  そう 分かってる 分かりきってる こうだったらなあ なんてイメージ まるでアニメに参上する英雄(ヒーロー)みたいに 輝いて もう眩しくて 最高すぎて どうしようもない そんな何かを 探している未来の前夜  明日は きっと きっと もっと 嗚呼  ほら 悲しくて ただ切なくて やりきれなくて どうしようもない想い詰め込み 出発する旅人みたいに  知らなくて まだ見えなくて 歯がゆいことに 溢れるけれど それでいいんだと 手をつないだ未来の前夜  嗚呼
蜂蜜LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER心臓に爆弾を仕掛けられた そんな気持ち 均等にカチカチと刻む音が スピードを上げる  ひい ふう みい カウントが鳴る よお いつ む 幸も不幸も さぁ始めましょう  甘い 甘い 小さな恋が ひっつきあって 全てを隠す 後の祭り 最早手遅れ 嘘も本当も混ざり合っていくよ ぐるぐる 狂狂と  花の吹雪く 真夏の果実 枯れた落葉 白い吐息で 四六時中いついつさえも 少しづつ想い集めているの  例えばその胸に 他の誰が居ても 構いはしないわ  終わりのない この物語 涙で濡れた ページをめくり 遠い遠い 貴方の為に 可愛げのない自分を殺すから  甘い言葉達 煽る期待 今日も「あの人」にそっと寄り添いながら あなたは笑う  甘い 甘い 小さな恋が ひっつきあって 全てを隠す 終わりのない この物語 どうすればいい どうなればいい  甘ったるい 小さな恋を 集める私 他人事あなた 後の祭り 最早手遅れ 嘘も本当も混ざり合っていくよ ほら見て ぐるぐると ほら見て 狂狂と
楽団奇譚LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER咲け 飛べ さぁ 騒げ  顔面暗転 幕開けて 残響共鳴 匣に鳴り 「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼」お待ちかね 「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼」皆の声  感傷も 心傷も 寄っていらして 乳母のように もたれあそばせ  騒げ これが奇譚の世界 夢か現はどうでもいいさ 乾き 枯れた心持ちより 擦り合わせて 涙を燃やせ  さあさあ 眼前おわします 不幸幸福 語り部の 一、二、三、四、五人囃子 五、四、三、二、一で開始  銘銘相互 辛い方 銘銘相互 口開けて 「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼」ちょうだいな 「嗚呼嗚呼嗚呼」有り難き幸せ まだ まだ 叫べ  ほらおいで誰も彼も ほら此処じゃ皆同じ  命短し 奇跡の出会い 願うはこれが別れの終わり 乾き 枯れた心も同じ 傷も 痣も 過去も 共に 笑いあそばせ  騒げ これが奇譚の世界 夢か現はどうでもいいさ 乾き 枯れた心持ちより 擦り合わせて 涙を燃やせ  咲け ほら 騒げ そら そら
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER夜に溶けそうな信号で ほんのり光った横顔に 「素敵」だと まして「好き」と 言えはしなかった  夕立が去った夜だから 濡れた道は月のせいで きらきらと 輝くから ほら夢みたいだ  人一人分空いた隙間 つなぐように埋めた言葉 楽しそうに 笑う君を 只見つめていた  さようならまでもう少し 君が居なくなる街 涙でにじむ街灯 蛍みたいだった  君が僕を忘れて 僕も君を忘れられたら その顔をまっすぐに 見つめて「またね」と言えるかな 空に咲いた花弁 夜に消えていくその前に この声が枯れるくらい 想いを伝えればよかった  改札前止まる会話 隠れている次の言葉 寂しそうに 笑う君を 只見つめていた  さようならまであと少し 神様がいるのなら 魔法みたいに時間を 止めて欲しかった  最終のベルが鳴り 扉が閉じてしまう前に その腕が取れるくらい 引き寄せる事が出来るかな まるで蛍みたいに 列車の灯りが近づけば その顔をまっすぐに 見つめて言えるかな「待って」と  あと何分だろう あと何秒だろう どうすればいい どうしたらいいのだろう  まるで蛍みたいに 列車の灯りが近づくと その顔からまっすぐに 涙が溢れだしてた  君が僕を忘れて 僕も君を忘れられたら その時はまっすぐに 「好きだった」なんて言えるかな 空に咲いた花弁 夜に消えさったその後で まるで蛍みたいに 列車の灯りも消えていった
世界分之一人LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERねぇ世界 僕の目は 何の為にあるの ねぇ世界 この声は 何の為にあるのでしょう ねぇ  ねぇ世界 僕の目は 泣いているばかりで ねぇ世界 この声は 弱音吐いているばかりで ねぇ  今 なんとか 息をしてるけど そっと 不安は 襲いかかってくる  何でもない僕らが 求め続ける明日は 砕けた 理想に 邪魔をされるけど 「世界分の一人」と 自分を信じたいから ねぇ世界 この目に 希望を 映しておくれよ  平静な 君の目は 何を見つめてるの 無感情そうな その声は 何の為にあるの  夢見た英雄(ヒーロー)の 翼はもう見えないかな  破いて捨てた物で 溢れてしまう目蓋は 抑えた 感情 時に飛び越えた 何万回頭を 抱え続けりゃいいだろう ねぇ世界 少しだけ 失望 隠しておくれよ  ねぇ世界 僕たちが いる意味はあるよな ねぇ世界 僕たちを 必要としてるよな  今 なんとか 息をしているよ 今 なんとか 前を見ているよ  何でもない僕らが 何かになるその為に 破けた 理想も 抱えていくのさ 「世界分の一人」と 自分を信じたいから ねぇ世界 この胸 希望で 満たしておくれよ
秘密LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER幼気(いたいけ)な姿の 言葉が出る口に もう一人の僕 そっと指置いた  「痛い奴」が本性 それは承知の上 隠した影が こっちを見ている  「そうするの?」「それでいいの?」 五月蠅えな 何ならいいのさ?  闇で笑う 秘密の心に 吹き荒ぶ風と 涙の雨 虚言の絵に 描かれた顔が 隠しているのは 本当の僕だ  「異彩」とか「異端」は 綺麗すぎる呼び名 もう一人の僕 「不適合」なだけ  いかがわしい程に 素直すぎる君よ ただ眩しくて 見つめられない  「ああしろよ」「ああなれよ」 五月蠅えな 分かっちゃいるのさ  黒い外套(まんと) 脱ぎ去る怪人 すかすかな身体 魔法のようさ か細い手が 握ったハンマー 壊すべきものは 「嘘」の塗り壁  闇で笑う 秘密の心に 吹き荒ぶ風と 涙の雨 胸の隅で 聖者の行進 「清く正しく」と 笑うのさ 虚言の絵に 描かれた顔が 隠しているのは 本当の僕だ
珈琲LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER夕焼けの交差点 向かい合う二人 「ここだよ」と振った手は 「さようなら」みたい  音のない喫茶店 隣り合う二人 動かない唇は カップにつけて  あら珈琲は冷めたみたい 新しく頼まなきゃ 不思議なものね こうなると 苦い味だけが残る  あと数センチ 二人の距離は なぜか 足りないみたいで 隙間を通る苦い香りが ゆらり 漂っているだけ  胸の底 こびりついた 甘い記憶は 溶けないで 残ってる お砂糖みたい  もう珈琲は冷めたみたい 嫌だけど 冷めたみたい 悲しいものね こうなると 苦い味だけが残る  恋を混ぜれば 浮かぶ記憶(メモリー) どうか 消えて消えないで 「二人のために 世界はある」と どうか 言って言わないで  あと数センチ 二人の距離は なぜか 足りないみたいで 隙間を通る苦い香りが ゆらり 漂っているだけ
相思相逢LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER僕等は 素晴らしい明日を 歩いていく 涙に揺れる声でそっと 「ありがとう」  「しまった」と泣く 僕の横で あなたは只頷いていた 「良かった」と泣く 僕の横で あなたも只泣いていたんだ  希望が不安に 食べ尽くされても 最終の最後に あなたがいると思えば  僕等は 素晴らしい明日を見つめてる 冷たい笑い声も きっと消えるよ  涙も戸惑いも怖さも超えていく 震える手をつないで言った 「ありがとう」  彼には誰が 君には誰が 彼女には誰がいるのだろう 「誰も居ない」と「誰も知らない」二つは似ているようで違うから  「一人」じゃないみたいに 「孤独」じゃないみたいに 「誰か」がいるみたいに 「誰か」と進むように  僕等は 素晴らしい明日を 歩いていく 嬉しいこの想いを そっと伝えよう  涙も戸惑いも怖さも超えていく 震える手を掴んで言った 「ありがとう」
薄紅GOLD LYLICLACCO TOWERGOLD LYLICLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERさようならあなた 薄紅の空の下 私は右 あなたは左に  「大好きよ あなたを忘れない」 言葉は 出る前に 心で 死んじゃうけど  二人を塞ぐ 花びらの雨 ひらり 鳴り響く音(メロディー) せめてあなたが 隠れるくらい 薄紅染まれ染まれ  さようなら私 旅立つあなただけを 想っていた せつない私よ  「大丈夫 なんとかなるはずさ」 言葉を 信じれず 「二人」を 消してしまう  稲妻のように 流れた涙 じわり 滲んでく頬に 指輪の消えた 右手で触れた 「じゃあまたいつか」なんて  眩しい朝に 笑う君を 暗い夜に 泣いてた君を 「嬉しい」なんて 笑う君を 隠れながら 泣いてる君を 言えないだろう 当たり前だろう 若い僕には 何もできない 許されるなら いっそこのまま 何も言わずにさらってしまおう  ほらひらりひらりと染まる空よ 強く引き寄せたいこの手を隠して  二人を塞ぐ 花びらの雨 ひらり 切なげな物語(ストーリー) 「私は右に」「僕は左に」 時間よ止まれ止まれ  わかっているわ わかっているよ せめて二人が消えちゃうくらい 薄紅染まれ染まれ さようなら染まれ染まれ
奇々怪々LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER真っ黒の果て やってきた影 意地の悪い「それ」は神か悪魔か  閃光 速攻 執行 全部「破壊する」 馬鹿か冗談じゃないやいや  迎え撃つのは 狂騒の胸 恐ろし嬉し 笑ってら 惚れた腫れたか 消えちゃうくらい 嗚呼 大概さ 奇々怪々世界  終わるとまた やって来る影 此間(こないだ)のよりも 悪い奴ら  「けけけ」とこちらを嘲笑い 粧(めか)した希望に泥投げやがる  小さい「目標」「将来」だって「守り抜く」 そうよ冗談じゃないや 嫌々? いやいやいや 鳴り響くのは 臆病の鐘 「どうすりゃいい」と叫んでら 化かされたような 現実ばかり 嗚呼 繰り返す 奇々怪々世界  やりあって ややあって やりあって 真相は とおりゃんせ 見えなくて  それでも 今より少し 前を見るために 僕らは また繰り返し 未来守るために  迎え撃つのは 狂騒の胸 恐ろし嬉し 笑ってら 鳴り響くのは 希望への鐘 「さあ始まり」と叫んでら 惚れた腫れたも 二の次正義 嗚呼 負けられぬ 守り抜くさ この奇々怪々世界
灯源LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER「ずっとこのまま変わらなくいられるのかしら」 幸福の定義を 毎日探してる  巡る日々を 振り返り また肩を落とし 「もういや」と吐き捨てて 僕らは迷ってる  ほら見てこの夜の あとちょっと先 メロディ澄む 世界が広がる  小さな夜の果てに 見えない星を探す もがいてる 現実に 儚い行路を見つめてる さよならさ 迷いと混乱の日々に そのランプは 暗闇を 淡く照らす  「ずっとこのまま変わらなくてもいいのかい」 幸福への葛藤は いつもと同じ場面  ほら見てその足で 踏んだあぜ道 見落とした モノが咲いてる  僕らはか弱いから 僕らは儚いから 夢の淵 ぽつんと光る 希望へ時に失望する 変わりたい と願い 変わりたくない とも願う 夜はただ 暗く光る  ほら見て気がつけば 星空は夜明け前 幸福への答えは そうきっとこんなもんだ  ぽろぽろと落ちていく 涙はぬぐい去って 見えないもの 見ようとして か細い光を伸ばしていく さよならさ 足跡を 一歩にかえて そのランプは 暗闇を 淡く照らす
非幸福論LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER篦棒な日々の 幸せは真っ青な小鳥 ここに掴むのは 夢のまた夢か 僕ら暗闇に いるからこそ知る光 悲しみの君よ 賽は投げられた  黒い襯衣(シャツ) 笑ってる 幸福の番人 足掻こうが 「現実」で 撃ち抜かれお仕舞  そうね 諦める理由は 豊富に多々用意されているのだけど  僕ら不幸せ だからこそ知る想い 悲しみの今に 膝を抱えてた  篦棒な日々の 幸せは 真っ青な小鳥 瞳を閉じれば そこで羽ばたいた  幸せになるために 僕たちは泣いている  黒い紙 落とされた 一筋の白濁 鮮やかな 輪郭に 奪われた感傷  黒い襯衣(シャツ) 泣いている 幸福の番人 下された 「現実」は 神からの挑戦  いいさ 幸せになんて徐々になればいい  僕ら暗闇に いるからこそ知る光 悲しみの君よ 賽は投げられた 篦棒な日々の 幸せは 真っ青な小鳥 瞳ひらいたら そこで羽ばたいた  悲しい僕らの 幸せのために
葡萄LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER瓦落多が手招いた 未来図は夢か幻か さあさあ手の鳴る方へ 丸いマゼンタ 僕を笑う  こんがらがった胸は 錆びた銅貨 トタン式のポッケに 投げ込んで  紫の空へ 希望を灯火 仄暗い明日を 僕らは睨む  頭痛たた 心臓ばらら そこに待つは 悔やみか闇か 叫べ 叫べ 胸が沈むその前に  瓦落多が手招いた 未来図は夢か幻か 狂わずいられない 僕らはもがいてるんだ 探している正解は まるで目蓋の裏側 闇に実る果実 丸いマゼンタ 僕を笑う  やっとこさ見慣れた 不安の種は ねじ式の背中に 背負い込んで  諦めるように 仕向けられた 決め打ちの世界へ 唾を吐くんだ  「まぁまぁ、痛たた」「いやだ、阿呆か」 妬む輩 馬鹿が馬鹿を言う 笑え 笑え 遠慮せずに 好きにしてあそばせ  泡沫の未来図に 切っても切れない罪と罰 分かっちゃいるけど 叫ばずにはいられない 探している正解は ずっと目蓋の裏側 闇で笑う果実 丸いマゼンタ 僕に笑う  瓦落多が手招いた 未来図は夢か幻か さあさあ手の鳴る方へ 丸いマゼンタ 僕に笑う
朝顔LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER「あなたは私をどれほど好きかしら? 私はあなたをこれほど好きだから」  「僕ならとっくにあなたを真ん中に 小さな世界を頭に描いてる」  「それなら何にも怖くなんかないわね」 「そうだね大丈夫 遠くで暮らしても」  繋ぐ言葉は雨に変わって 泣いた笑顔を濡らしてた  さようならの言葉は ちぎって空に投げた 「嬉しい」と言う頬に ひらひら ひらひら いつもよりも傍に 寄り添って歩き出して つなぐ手と手の中 全てがあると思ってた  何回も何十回も 二人は夜を数えて 回る秒針両手で 必死にしがみついた  何十も何百回も 二人はすれ違って 追いかけあった背中に 必死にしがみついた  「仕方ないわね」 「仕方ないよね」 笑う泣き顔 うつむきあって  琥珀の月の先 ぽたりと落ちた涙 「悲しい」と言う頬に きらきら きらきら 四角い枠の中 言葉だけが寄り添って 抱き締めたらそれで なんとかなると思ってた  「私はあなたを どれほど好きなのかしら? あなたを想う程に こんなに苦しい」 「僕はあなたの事 どれほど傷つけたの? あなたを想う程に こんなに切ない」  さようならの言葉は 抱き合って隠し合った 夜明けの来ない胸に 涙が降り注いでた
傷年傷女LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER節操低下 感情は硬化 本能的 皆パッパラッパ 幸不幸は どっからの因果 幻想的 皆連鎖の関係性さ  擦れ擦れ 危なげ ふらふら 誰彼 やれやれ 煽られ 見て見て のせられる  本状態は どいつのせいか 末期的 誰彼放火 寂しいと 死んじゃうとか 猛禽類なら一発だ 感傷的な 将来を悲観 だったらなんだっていうんだ 幸不幸は どうだっていいんだ 将来は 皆誰しもぶらんぶらんさ  傷年傷女 手を挙げろ  さあ さあ 頭ぶちまけて 傷さえも装飾なんだわ わあ わあ お隣り同士で 叫び合えば安心かい? 現実の硬さに 夢は3・2・1で死んでも 御仏も神の声も知らねえ「先の未来」  非健康な 感情は鋭化 画期的 解決ないが 「悲しいと死んじゃう」とか 「大好きで死んじゃう」とか 感情的な 自身の悲観 そんなんがなんだっていうんだ 幸不幸は どっちでもいいんだ 将来は 今楽しいかどうかだから  傷年傷女 顔上げろ  さあ さあ 心ぶちまけて 傷なんて当たり前でしょう? 傷? 創? なんでもかんでも痛がっちゃしんどいだろう  ほら 全てぶちまける それが出来りゃ簡単なんだわ わあ わあ 言えない言葉を 心臓が叩き出す 現実の硬さに 僕ら3・2・1で死んでも 誰一人奪われずに消えねえ「先の未来」
星空LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER曇り空 星のない 夜の端貼りついた 未来得た僕たちは ゆっくりと輝きだす  悲しくて悲しくて 屑のような日々の中 僕たちは目を閉じて ただ星空を待っていた  曇り空 星のない 夜の端見惚れてた 未来までどのくらい あるのかもわからなくて  悔しくて悔しくて ここじゃないその先へ 僕たち声の限り ずっと叫び続けてたんだ  小さな箱の中で 溢れたこの想いに 五つの角が生えて 空へ飛びついた  曇り空 星のない 夜の端腰かけて 未来へと僕たちは ぼんやりと輝きだす  誰かが僕等を笑ってる 指を刺しながら馬鹿な笑顔で  恐ろしい障害が 次々重なって きりきり舞う胸に ざぁざぁ降り注ぐ  簡単に進めずに 簡単に生きれずに それでも僕たちは 少しずつほら輝いてく  流星の 星空の 夜の端貼りついた 未来得た僕たちは こんなにも輝いてる ほら
十六夜LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER曇天直下の雨が ど頭つらぬいた夜に 眠たそうな両目を 無理やり開けられるよ  頷くだけの顔は 運命に並ぶ黒蟻 彼方に舞う希望を お空に拝んでいる  描いた未来が 紙屑になる前に 寝ぼけた現実 叩き潰せ  十六夜の僕ら 集まった光のように いざ宵の果てに 灯した淡い灯り  貧相な手首掻っ切って いたずらに並べた傷を 悲しそうな両目で ぼんやり見つめていた  繕うだけの顔は 白に憧れる黒サギ 何かを変えたくって 涙はこぼれている  弱った心を 何かで支えたくて 預ける身体を 探している  ほら横を向けば 傷持った心ばかり ふらふらの足は 誰だってみんな同じだから さあ行こうか 僕らが今始める世界へと  存在論 幸福論 どっちが邪論?正論? 信憑性 欠如個性 はいはい五月蝿え常識  招く 明日は 敵か 味方か あちら? どちら? 誰も知らない ほらほら夜明けはすぐそばに  僕等十六夜に 集まった光を持ち いざ宵の果てに ほらもっと灯りをともすのさ さあ行こうか 僕らが今輝く世界 「未来」へ
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERこのナイフを握ったら 赤い糸をちぎれるかしら そしたらあなたの方を 私とだけ結べるかしら  振り向いたのは 他の子の為 砕ける笑顔は悪人のよう  泡(シャボン)のように 弾けて消えた ほんの一度 交わす視線 それだけで死んでしまいそう  あなたが好きなのは誰でしょう あなたが憎むのはどんな人でしょう 茜の胸と緋色の頬 触るのはいつでしょう  ありふれた男ならば 雨が降れば忘れてしまう 脳内を舐めるほどの あなたとなら到底無理だわ  目を閉じたのは 他の子の為 愛する素振りは悪人のよう  同じ世界で 同じ時間を 生きることが あなたの罪 受けるべき罰はないけど  その記憶の縁 こびりついて 擦っても消えない 痣になれたら どんなに幸せなことでしょう 夢のまた夢だけど  あなたを好きなのは誰でしょう あなたが好きなのはどんな奴でしょう 茜の色に染まるナイフ 握るその前に…  心の隅っこ 座り込んで 寝ても醒めても 傍に居れたのなら 茜の胸と緋色の頬 柔くほどけていくの あなたに溶ける為に
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER欲張りなんて人聞き悪い 何にもしないで何かをしたいだけ  「どうやって?」って知らねえって天井向いて息吐いて 善も悪もかき混ぜぐっと飲み込む  欲しがりなんて人聞き悪い 何もしないでただ好かれたいだけ  「どうして?」って分かんねぇって毎回毎回不安定で 最高イメージポシャっちゃってまた落ち込む  ほら この胸はまだら いろいろな声 矛盾で溢れた 僕らは嘆いている 正論ばかりに 目眩でくらくら とうに出来るならやってんだ この胸はまだら  助けてなんて言いたくはない 助けないのなら傷つけるくせに  どうやったって我々毎回毎回心配で そういつだって涙目さっと隠してる  壮大未来まだら いろいろな色 広すぎる明日に 何かを見つけれない 悲しい思いを ぐるぐる巻きに いつも何気なくやってんだ  聞こえるかい? 届いてるかい? 教えてよ(正論を)ちょうだいよ(正解を) 助けてよ(この胸を)助けてよ(この僕を) 聞いてるかい?(おい誰か)届いてるかい?(おい誰か) 助けてよ(助けてよ) 助けてよ  ほら まだらな未来に 始まりの鐘 がんがん響いて 頭が割れそうだろ? 暗黒の明日に 横たわる太陽 どんな夜にでも朝があるのなら  果てない未来まだら いろいろな声 矛盾で溢れた 自分もいいもんだろ まだらの模様に 染まる今さえ いつか愛せるのだから この胸はまだら
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWERあなたのその声が私を刺せば まるで鉄の雨がこの胸に降るよう  「助けて」の四文字すら出ないのさ  誰かの「頑張れ」が私を刺せば 歪んだ笑い顔 すぐに組み立てるよ  本当の声は出るわけもない 嘘や吐き気ばかり浮かぶ  幸福までの答えは ほらね誰も知らない 聖者でも屑でもない みぞれみたいな私 ねえ誰か教えてよ ねえ誰か聞かせておくれ ねえ  誰かの喜びが私を刺せば 誰かの悲しみをまた探してしまう  本当の正義は知っているけど 卑怯な事ばかり浮かぶ  誰もが愛する人に 特になりたくはない でも愛が欲しいと嘆く みぞれみたいな私 ねえ誰か教えてよ ねえ誰か愛しておくれ ねえ  愛される方法など さあね 知りたくもない とはいえ孤独でもない まるで みぞれみたいで  幸せになりたいのに ほらね声に出せない 幸も不幸もごちゃ混ぜ みぞれみたいな私 ねえ誰か教えてよ ねえ誰か聞かせておくれ ねえ  ねえ どうか助けておくれ ねえ
共鳴LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERLACCO TOWER今日今この瞬間 足りてないものばかり 青白い頬から滑り落ちそうな 形状の無い想い こぼれてしまうよ  「悲しい」その言葉は 言えないのに ねえどうして 分かってしまうの ありふれてくだらない 悩みに病み 絶望した この胸と鳴り合うように  明日、未来その瞬間 足りないとまた感じ 宵闇をくぐるように 心臓の奥 記憶に残る不安 猛威を振るうよ  矛盾だらけで理論もないこの背中を そっと摩るその両手はとても暖かい  寂しいこの気持ちは 言えないのに ねえどうして 無くしてくれるの 傷ついて繰り返し 悩む後に 絶望した この胸と鳴り合うように  こっちで鳴って 揺れる想い そっちで鳴って 響き合えば そっちで鳴って 揺れる想い こっちで鳴って 響くだろう こっちで鳴った こんな想い そっちで鳴って 響き合えば そっちで鳴った そんな想い こっちで鳴って 響くように そうさ 僕たちはずっと 悲しみの傍 暮らしてく だから  「嬉しい」その言葉は 言えないのに ねぇどうして 分かってしまうの ありふれてくだらない 悩みに病み 絶望した この胸と隣あって 鳴り響いてるよ  こっちで鳴った こんな想い そっちで鳴って 響くように そっちで鳴った そんな想い こっちで鳴って 響くように
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERゼンマイ式の心臓が 華奢な僕に話す 「一体何になりたくて 一体何をしたいんだ」  人並みの幸福と 人並みの不幸せ 人並みの痛み悩み 叫んだ声も人並み  残響に呑まれる声  けらけらと僕らは もがくアイツを笑ってら 卑怯な面して ○か×かを楽しそうに口ずさんだ  瞬間的なさざめきや 一瞬の胸の震え ふっと僕に訪れる 正体不明の何か  充実を欲しがる声  ざわざわと心が 悶えて揺れて吐き出しそうだ 現実の僕は 罪か罰か教えてくれ 狂いそうだ  言葉にも何にもなれない思いは 痛みを込めて 救い求めて 幾千の夜明けには答えがあるのか 教えてよ  じわじわと心が 熱を帯びたらその時だ 言いたい奴らは 勝手気儘に阿呆面下げ 言わせておけ  けらけらと誰かが もがく僕らを笑ったら 答えは目の前 ○か×かはどうでもいい さあ笑い飛ばせ
恋人LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERさようなら恋人 午後六時 駅の前 泣き顔隠す為に 抱き合うことはもう無い 別れの訳なんて 挙げればきりがないから 別れない訳だけを 僕は探してた  あなたが消えるその前に 世界が止まってくれたら 震える肩に近づいて 痣になるほど 抱きしめてるのに  さようなら恋人 午後七時 駅の中 寂しさ塞ぐ為に 重ねる唇は無い  あの夜のあの躰 僕じゃない誰かに 触れられるくらいなら いっそ消えちまえ  二人を守るその為に 出来る事があるのなら 例えばそれが悪魔でも 罪であっても すがりつくのに  ああ 素晴らしい出会いには 別れなんて無いと 誰がほざいてたっけな 本当なのかな  あなたが消えるその前に 世界が止まってくれたら うつむく顔を抱き寄せて 何があっても 離さないさ  あなたの事が好きなのに あなたをただ好きなのに あの日の恋は戻らずに 二人は消えた さようなら恋人
奇妙奇天烈摩訶不思議LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER錠剤必須の理 手首の切傷にキッス 今日も元気に 病み病み  大バーゲンの阿婆擦れ 買い手が殺到して嵐 快楽主義で 入れ喰い  七色ネオン街 股を閉じれば さようなら世界  廻れ 廻れ 廻れ さあ狂狂(くるくる) 騒げ 騒げ 騒げ 置いてかれるぜ 純情も 愛情も 金銭で 買える時代だ 笑え 笑え 笑え 笑うしかねえや  産声切り裂く醜女(しこめ) 飢餓既知 知らんぷり醜男(しこお) 思考はすでにズタズタ  結局ぽっくり行った後で 閻魔様に舌でも抜かれりゃそれで済むんだろうがよって感覚なもんだから 地獄の沙汰も ぎりぎり  鏡よ鏡 この世界で一番 正しいのは誰?  廻れ 廻れ 廻れ ほら狂狂(くるくる) 騒げ 騒げ 騒げ 阿保も笑うぞ 救済なき 理由の 犯行に 口をあんぐり 笑え 笑え 笑え 笑うしかねえや  廻れ 廻れ 廻れ さあ狂狂(くるくる) 廻れ 廻れ 廻れ こんな世界は 走れ 走れ 走れ とんずらこいて 笑え 笑え 笑え 混ざったら御仕舞い
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER時計の針の長い方に 縄をかけて首を吊れば あなたといたあの時間に 戻れたりするのかしら? それとも想いと逆回り くるくる先に進むかしら? そしてあなたは気付かずに あの娘と生きるんでしょう  悲しくて悲しくて 切なくてちぎれそうで 幾度となく思い返し 涙は枯れ果てて  さようならと言えたなら 少しは楽になってたの きっとあなたは知らないでしょう どれほど心が砕けたかを オレンジに焦げた空 涙も頬で焼け落ちて 潤む瞳が睨んだのは 写真で笑うその顔  「許してくれ」と言われたから 許さないことに決めました あなたが好きなあの娘の事 恨みぬくことにしました いつもはしない化粧をして 今あなたと会っていれば きっとあなたは馬鹿だった 悔しがるはずなのよ  「愛しくて可愛くて 離したくはないんだ」と 勘違いね馬鹿な私 真に受けてたなんて  望んでた偶像は 私なんかじゃないんでしょう? 図太い肩にたわわな頬 可愛いあの娘とは程遠く  くゆらせた煙さえ うつむく顔を笑ってる 冷めた珈琲に浮かぶのは 面倒そうなその顔  窓の外の翳りゆき 色づいた床の上 橙色 心はただ 赤く濁っていく  さようならと言おうとも 何にも楽にならないわ きっとあなたは知らないでしょう どれほど私が愛したかを  オレンジに焦げた空 涙も頬で焼け落ちて 潤む瞳が睨んだのは せいせいしてるその顔
新世界LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER始まりの銃が放たれた 横一線に並ぶ現実 僕は死んだ魚よろしく 銀色沈む顔  眠たげに起きた太陽の 眩しさにかざす掌に 流れていく感情線は 心臓にまで届いた  「夢」や「希望」「期待」「好奇心」「伝えたい事」が無かろうと 構わないさ 誰も彼もが そこから始めたんだから  溢れ出す幸福の始まりは きっときっと今ここからだから  百八つを超える煩悩は 気づけばするりと目の前に 「鬼さんこちら」色とりどりの 誘惑が手招き  余所行きの「僕」に着替えたら 病んだ心をカモフラージュ 誰も彼も神様させも きっとそうしてるはず  ほら空は 広いまま この胸は 狭いまま あるがまま ありのまま 僕たちは 進むよ  時に頼りなく 折れそうな心を がなり声あげて それでも進んでく  始まりの賽が投げられて 横一線に並ぶ僕たち 夢などまだ オーロラのよう 形を作れない  不安で抱えた膝の裏 それでも期待に汗ばんで こんな歌を胸に焼き付け 今ゆっくりとほほ笑む  「夢」や「希望」「期待」「好奇心」「伝えたい事」が無かろうと 関係ないさ 僕らはまさに ここから始めるんだから  さあ走りだせ 未来は夜明け前 高く 高く 羽ばたいていくのさ 溢れ出した幸福の始まりは きっときっと今ここからだから
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
青年LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER排気ガス空の下 兎の飛ばない月 赤錆びた鉄塔に 青春はぶら下がり  つまらない僕を 見ているんだ  洛陽の彼方には 親指しゃぶりながら 輝く瞳をした 青臭い僕がいる  煌めいた夢は やぶれかぶれ 陽炎の現在(いま)は ゆらゆら  青年、僕らが夢見たものは 幾千の夜を越えて 地平線の淵消えていった 胸に 溢れんばかりの感情 期待を抱えて笑う あの日の僕を乗せ  赤茶けた心臓の 隅っこ体育座り 「今」発「希望」行の 列車を待ち続けて  机の中から メカの猫は また来ないようで いらいら  青年、僕らが描いたものは 画用紙の中で きっと 描いたものは変わってった 戦う君を誰かが笑うと 誰かが歌った 僕は戦ってたっけな  甘い絵空事も しょっぱい昨日も 溜息ふくらませ ふわふわ 飛ばそう  青年、夢に破れた青年 知ってるか?夢は夢で所詮いつかは目覚めるもんさ 胸に 溢れんばかりの感情 不安を抱えて嘆く 君は間違いじゃない  青年、夢なき夢追い人よ 辛く幸せな明日を いつか笑えるように
少女LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERあたいは少女A 夢見る乙女 不幸せの似合う 普通の女  あたいは少女A 恋する乙女 彼の為働く 健気な女  やいやい暴言 その顔も 綺麗 素敵 心奪う  悪い奴は誰だ 廻る廻る地獄で 恋慕に恋をすりゃ にっちもさっちもいかない  あなたが望むなら 何でもやってあげられるのに なんて素敵「二人」  あたいは少女A 悲しい乙女 腫れた頬に雨が しとぴっちゃん  三日月の隅に腰掛けて 白馬の王子を夢に見る 鏡に映る涙の顔 きっと綺麗 きっと綺麗  悪い奴は誰だ 寛一お宮の幻想か 恋慕に恋すりゃ 真っ赤な嘘も変身  さあさあ見てらして 不幸せの幸せを ほら綺麗でしょう ほら素敵でしょう ほらそうでしょう ほらそうのはず そう決まってる
組絵LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER「例えば僕には 君のような声は無く 胸にあふれてる 思いを歌に出来ない」  「例えば僕には 君のような指は無く 悲しい思いを 奏でることは出来ない だから だから 代わりに弾いて?」  「じゃあ 代わりに歌ってよ?」  何処か足りない心の型に 重ねてやっと出来上がる形 星無き夜に 淡く輝く 強くて怖がりな僕ら 不意にこぼれた涙の中に やっぱり入りきらない想いを 例えば僕が歌えるように 例えば僕が奏でられるように  「例え僕らは 君のように誰かを やさしく見守り 愛する人になりたい」  「僕」と「君」つなげて 生まれたものなら その最小の世界を 支えていけるだろう  「例えば心が ぎざぎざになる時は 同じ型をして 僕らがそばにいるさ 夢も幻も 悲しみも切なさも 同じ型をした 歌を歌うさ」  時には心の無い言葉に ひどく傷つけられることがあり 聖者のように 清く正しく 生きていくことは出来ない 何処か足りない心の型に 重ねてやっと出来上がる形 そんな僕らが 奏でる物が いつか誰かを救いますように
杏子LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER杏子色の空から 襲い掛かる宵の闇 狂おしく想う君へ 届け黒い影  薄い胸 軽く破って 心の奥へ 刺さるその声 鼓動は骨を 鉄琴にして きんきんと乱れ打つ  口を閉じて 息を止めて 瞳開けて 映るその背 夢の中で 見た笑顔で そっとこっちを向いて  すっからかんに 空けた両胸 まだ見ぬ想い 受け止めるため ねじれた首に 両手巻き付け 深く深く抱き合うの  出鱈目な 台詞並べて あなたの横で 笑う小娘 この風景を はさみで切って あなた側を残しましょう  真実は 小説より 奇なりなんて 事はないわ 笑う私 笑うあなた 夢と現(うつつ)が混ざる  願う景色が 夢の中なら いっそこのまま 眠り続けて その口づけで 目覚めるのなら 私死んでしまうでしょう  杏子色の空から 襲い掛かる宵の闇 狂った思いが黒に 変わる前に  届けこの影 あなたの元へ せめてその背に 重なるように はにかんだ顔 塗りつぶすように 世界は赤く燃えるの  すっからかんに 空けた両胸 あなたの型に 形を変えて 二人の為に 杏子の空よ もっともっと燃え上がれ
凡人論LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER誰かの理論を それっぽく飾り付け 弱さを助ける 嘘くさいプロパガンダ  歌えば芸術 筆取ればアートと 片手間作った 似たり寄ったりを褒めあう  あわれや 表現者と需要者 本当に 欲しいのは何だろうな  ぺらぺらの歌声が 今日も君を助ける くたくたの心臓に 甘い汁をささげる  悲しみはどうするの? 寂しさはどうすれば? 正解のない問いに 悲しみの雨が降る  鳥獣戯画から はみ出した筆の跡 陽気に踊れや 生活には目を背け  安い言葉でも つかの間の笑顔でも 他に頼れない すがりつくようなもんがない  あわれや 信仰者と指導者 本来 あるべきはなんだろうな  当たり前をいう歌詞に 君はもう叫びそう 愛を薄くなぞって 神様は笑ってる  救いを乞う凡人 助けを出す凡人 こんなことをいう僕も 当たり前の凡人  吐いて捨てるくらいの 自己満の台風が 傘を持たぬ僕らの 心を濡らしていく  ぺらぺらの歌声が 今日も誰かを助ける くたくたの心臓に 甘い汁をささげる  悲しみはどうするの? 寂しさはどうすれば? 正解のない問いに 戦い続けてる
弥生LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERびゅうと音を立てて 耳元通った風 突風に飛ばされぬよう いつしか手を取り合っていた  きっとこんな風に 僕らは始まりだし 未来が曇らないよう 必死に見つめ合ってた  4つの靴を並べて  下り最終列車 見過ごして 佇んだ弥生の隅 見慣れない明日を 見つめていた 夜にぶらりと下がる信号と 薄紅の空の下で 頼りないその手を 掴んで  すっと香りが立ち 首元通った風 時間はあっという間に 季節を入れ替えてた  5つ数えて そっと目を閉じ 6つ目で手を 重ねた  ちりちりと頬を焦げつかすような 照れくさい時を過ぎて 素晴らしい明日を 信じていた 愛が何かを知らぬ若人が 愛情を試しあって 流すべき涙を 流した  上り最終列車 飛び乗って 動き出す弥生の隅 見慣れない明日を 見つめながら 夢も現実さえも混ぜ込んで 渦巻く綺麗な空へ 暖かい手と手を 掴んで
変身LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERぬらっとした厭らしい本心 本能では発情期 むかっときて吐きそうな気持ち 発射前押し殺し ラッパっパ呑み流し込んだ カプセル状抗鬱剤 ぎらっとした刀を潜めて 顔面に笑みを残し  馬鹿には薬 釈迦には説法「頑張れ」なんて 耳がもげるぜ  がらっとした心の切れ端 散ったまんまほったらかし しれっとしたまま動く手足 感情なんて関係なし ラッタッタ周りにあわせて 従順なステップを踏み 金属バット隠しにっこり  さあ雨よふれふれもっとふれふれ くだらないこの皮を 溶かしてくれ そして現れた毒のある心 洗い流しておくれ  ぬらっとした厭らしい本心 末期症状神頼み こすった手に望む答えは なかったっけ  神も仏も十字架の人さえ 正解なんてわからないのなら 目の前にぶらぶら下がる現実 変えていくしかねえや  さあ雨よふれふれもっとふれふれ こぼれ出す涙を隠しておくれ そして腫れた目で射抜いた明日を そっと晴らして僕らに見せておくれ
告白LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER僕が人を愛するのは 「僕」をもっと愛するため 僕が人を憎んだのは 「僕」をもっと愛するため  カーテンから はみ出す月 闇にまぎれ 淡く光り 辺りに溶け 滲むそれは 鏡の中 映っている 僕だ 僕だ  零した言葉の どのくらいが 嘘偽りなく 言えたのかな ふさいだ胸には 頬から雨が 溜まってぽつりと 音を立てた  儚い自分に 目を伏せれば 腐りそうな現実(いま)を 見ずに済んだ 笑顔の裏から 染み出す影は 隠したつもりの 本音だった  飾りは もう 無くして ほら 本音を さあ 話そう  誰かを愛して 誰かを憎んで それを振りまいて 愛してと叫び  周りと同じで 周りと違いたい わがままな僕らは 不安で仕方ないから  誰かを愛して 誰かを憎んで  本当は弱くて 立派じゃいれない  本当は弱くて ひとりじゃいれない
柘榴LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER心臓に鍵をかけ ハートごと 閉じ込めて 肋骨をかきわけて もいだ小さな果実  建前の墓石に 花を添え 本音抱き モノクロの顔の奥 隠した想いは真っ赤  どこかの誰かみたいに 強くはなれなくて 笑い顔を組み立てるのが 上手くなったみたい  舞い落ちる 花吹雪よ ひそかに漏れそうな 本音と踊れ  ぱっくり開いた胸の中 見えるかい?本音がゴロゴロ 蓋をとじたらリボンかけ 僕はうなずいた 能面に描く笑顔は 味もしゃしゃりもありゃしないさ 泣きながら笑う僕等の 本当はどっちだ  どこかの誰かみたいに 弱音は吐けなくて 強がって見せてみるのが 普通になったみたい  風立ちぬ 通り雨よ 静かにこぼれだす 涙とまざれ  姿も形も違うから 形ない心を僕等は こねくりまわし象って ほめ合おうとする 合わせて作った形に 味もへったくれもないけれど 泣きながら笑う僕等は それでも必死さ  心臓の鍵穴に かろうじて 見えるのは 膝抱えうつむいて 揺れる小さな果実  僕達は誰しもが 弱虫で強がりで 胸のゆりかごの中 本音を守ってる  ぱっくり開いた胸の中 見えるかい本音がゴロゴロ 蓋を閉じたらリボンかけ 僕は立ち上がる 能面に描く笑顔は 味もしゃしゃりもありゃしないさ 泣きながら笑う僕等は 笑いながら泣いたりもするさ やさしく儚く 憐れな僕等さ
模細工LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER格好ばかり気になって 見栄を磨いて過ごす日々 不細工、不器用、不恰好を ごまかして掻いた青いケツ  明星、空の光 ぼうっと眺めてた  明瞭明白な声が 腹の底からこっち見てる とはいえ気持ちは幾何学に 解読不能な模様をする  逃げるだけの脳しかない どんより情けない目は それでも暗闇の中 光を探して  完全欠陥 NO才能 発見し易い幸福もなさそう そんなんでも誤魔化さぬよう 生きて行きたいんだ 悪口雑言も浴び 匍匐前進でも何でも 模倣した細工の一切ない自分になれるように  単純明快 脳細胞 不恰好な自分は嫌と 何十何百何千回と 逃げ出してきただろう 絶体絶命を逃亡 説教喰らうのも面倒 癖になっちゃ抜けられない まるで蟻地獄  弱い自分を認めた 強さがそこにあるのなら まだまだ間に合うはずさ  はあ はあ はあ はあ はあ まだ はあ はあ はあ はあ はあ まだ  さあ さあ さあ さあ さあ いこうか さあ さあ さあ さあ さあ さあ  単純明快の解答 不恰好な自分でいいと 等身大の自分にやっと 半歩近づいた 錯覚幻想も無し 幸福似の虚勢など 模倣した細工の一切ない自分に必要ない  完全欠陥 NO才能 発見し易い幸福も無さそう そんなんでも誤魔化さぬよう 生きて行きたいんだ 悪口雑言も浴び 匍匐前進でも何でも 模倣した細工の一切ない自分になれるように
幸福LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER誰もが心のどこかに 誰かを思っているのなら 誰かの胸の隅っこに 僕も存在するのかな?  訳も無く孤独が被さり 胸をそっとくるむ  強いあなたでも時に とても弱い顔をするから 弱く頼りない僕は 強くありたいと願うよ  悲しい出来事ばかりの日々 砕けそうになっても探している  ありふれた小さな 幸せを僕は 拾い集めてく 何でも 何度も 知らない未来が明るくあるように いつでも 何かを求め 声を枯らしている  自分閉じ 手を伸ばし 必死にもがいて それでも掴みたいものって何だろう?  合わない互いを擦り合わせてまで それでも欲しいものは何だろう?  あきるほど多くの 悲しみを超えて 喜びを探す 何度も 何度も 絶望の中で 霞んで消えそうな光を 信じ止まないから  「誰のせい」じゃなく「僕のせい」にして 不幸は幸福に変わるさ  もしも悲しみに砕かれても 風が吹いたらどこかの隅に 日々だらけのままでまた集まって 笑顔をかたどっていく ほら  ありふれた小さな 幸せを僕は 拾い集めてく 何でも 何度も 知らない未来が明るくあるように いつでも 何かを求めている  それが正しいかどうかは わからない僕は 何度も 何度も 傷ついてはまた 絶望の中の光へ 両手を伸ばし 声を枯らしている  いつか届くまで いつか届くまで
仮面LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER錆びた顔にはもうさようなら  つむじ風なら 今さっき頬を殴った 世知辛い現状に よく合った演出  研いだ刃は いつの日か戦うためとか 御託を並べては 仕舞う現実  抱きしめたあの夢が 泡のように消える前に 明日でもない 未来でもない 立ち上がるは今  どこまでも手を伸ばせ 輝く未来へ向け ぶれたままでいいさ 動き出せ今 答えなき戦いが 消えては現れてく 振り向いても何もない 前を向け  錆びた顔にはもうさようなら  闇夜の隙間 覗いてる熱い太陽 いつの日か 僕らをそっと照らし出す  どこまでも手を伸ばせ 輝く未来へ向け 次や今度じゃない 立ち上がれ今 答えなき戦いに 華奢な両手を出して ふらつく足でもいい 踏み出そう  ほら見上げた 紺碧の空は 頼りない僕等を迎えているよう さあ行こうか こんなにも僕らは 幾億の可能性に溢れている  きっと僕等はまだ 航海の途中さ いっせーので顔をあげて さあ 走り出そうか  錆びた顔にはもうさようなら
二日月LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER星も夜風も満月も 当たり前にそこにあって もしも時間が止まっても あまり気にも留めないんだろう ほら  もしかしたら明日世界が 終わってしまうと知ってたら 少し諦めかけた願いが 終わってしまいそうな時間を まだ なんとか 繋いで いてくれたかな  この胸はあてもなく ただ叶わない願いを込めて もう振り向かない その笑顔に 聞こえるように 音をたてた  かなわぬ願いならばいっそ 祈らないことに決めたんだ 癒せない心ならばいっそ 傷つけることに決めたんだ そしたら いつかは 涙も降り止むだろう  まばゆい明日が永遠のように ずっとずっと待ってるはずだったのに 巡り巡りゆく 回り回りゆく 答えない答えが出てしまったのかな  僕達はあてもなく ただ不確かな未来求めて 呆れるほどに 飽きるほどに 現実が続くように祈っていた  この胸はあてもなく ただ叶わない願いを込めて ゆっくりと今歩きだした もう戻らぬよう歩き出した
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERあなたの顔が見えたから あなたの顔が泣いたから どうしてだろう 気がつけばほら こらえることが 出来なくて  涙がこぼれるのは あなたが泣いてるから 胸に あふれる想い どうか 届きますように  あなたの顔が見えたから あなたの顔が笑うから どうしてだろう 気がつけばほら 抑える事が 出来なくて  月面の上を歩く 真綿のような私に 不器用に寄り添ってくれた 沢山言葉を知らなくて うまく表現できそうにないけど 今  涙が こぼれるのは あなたが ほほ笑むから 胸に 溢れる思い 同じでありますように  あぜ道に 花束の 香りがすれば 一歩づつ 歩んできた 今までを思うよ 雑音も戯言も甘い未来地図も 溢れだす 涙でほら 見えなくなあれ  あなたの涙がまた 溢れるから  涙がこぼれるのは あなたがほほ笑むから 胸に溢れる思い どうか届きますように  ららら 声にもならず ららら 溢れる思い  どうか届きますように
銀河LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER散らかった頬笑みを 集めて笑顔を作る 誰しもがその奥で 助けを求めながら  確かめあう幸せ 比べあう不幸せ  過ちに蓋をして 栄光かざしている 誰しもがその奥に さみしさ感じながら  自分じゃない誰かに また指をくわえている  誰か誰か ねえ誰か 教えてはくれないかな 頭を垂れるばかりさ こんな自分は素晴らしいのか  全て受け止めたくて だけどとても怖くて 胸を震わせていた 素顔をさらけ出して 素直に生きていたい 僕をかたどっている 「本当」に向かい合う為  頭を垂れるばかりじゃ 何一つ変わらないさ  見上げた 空には 満天の星が 大きな 世界に 夜を作っている  見つめた 僕には 罪や恥や嘘が 大きな 世界に 僕を作るんだ  誰でもない 自分だけが 自分をわかってるから 僕等を作る要素は 僕等に溢れているさ  罪も恥さえも 嘘も虚勢だって 「本当」だから  見上げた空の星が 夜空を象ってる 自分の全てがほら 僕等を象ってる
模範解答LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERこんがらがった感情が 煙を巻き雲になる そこから降った感傷が 頬から雨に変わる  僕らは皆いつだって 最大級の難問に 違う違うと首振って 書いて消すを繰り返す  すり減ったこころは 残り数センチ、なくなりそう  誰かが言った解答が どこかにないか探した 正解か嘘も確かめないままに  僕らはきっと弱くて 一人じゃ壊れそうだから 希望にあふれる答えを待ってるのさ  絆と呼んだ関係は トタンみたいに脆く 油断してたら希望は とたんに絶望になる  誰かが言った解答じゃ 解けない問いの正解は 驚くほどに単純に 自分の中あるもんさ  本当の答えまで 残り何センチ?届きそうだ  夜を喰らった化け物が 涙で朝迎えたら 胸の霧がちょっと晴れ始めていた  結局はそんなもんで 探し求めた解答は ほら傍にあった  ついに見つけた解答は どこにもないものだった 正解かどうか そんなのどうだっていい  僕らはずっと弱くて 間違い続けていくけど 希望にあふれて 失敗も混ぜこんだ 答えを持ってるのさ
LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERかみついた親指に 歯形が残りそうだ 憧れるもんばかり 羨ましいものばかり  明日になったら急に蛹から這い出して 全く別の何かに なってやしないかと願う  かみついた親指に 歯形がめり込んでる あいつもこいつも奴も 羨ましてしょうがない  五臓六腑突き抜けて 侵食していく想いは 浅い考えと知りながら それでもやめられず  しゃしゃり出た 愚かな願望 違う自分欲しがり 現実は幻にして 甘い未来描いている  これは夢で本当じゃない 自分はもっと素敵なはずと 鏡に向け 嘘をついては 受け入れがたい現実を隠して 逃げ回ってる  僕はまだ 性懲りもなく 違う自分を探して 目の前の自分に向けて 嘘を丸め投げつける  しゃしゃり出た 愚かな願望 違う自分欲しがり 現実は幻にして 甘い未来描いている
一夜LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER愛おしい人が泣いた 目の前が暗くなった そんな風な瞬間を 僕らは幾度過ごしただろう  都合良く曲がる顔に 何度も巡りあって 鮮やかに裏切られた それすらもきらめいたメモリー  僕等はバラバラに 作り上げた瞬間を 積み本のように 重ねあって 小さな塔に積み上げる 輝いた理想は 眩しく目を細めるけど 手探りで 進んでくよ 少しだけ幸せな明日へ  本音を交わせずに 別れは不意に訪れて 悲しくてただ悲しくて やりきれない時もあったけど 輝く想い出と くすんだ過去が混ざりあい 他の何にも 例えれない 物になった  桃色の道をぬけて 藍染の浴衣を着て 思い出に栞はさみ 寒空に懐炉握り 愛おしい人が泣いて 愛おしい人が笑う そんな風な瞬間を 僕等はまた過ごしていくよ  僕等はバラバラに 作り上げた瞬間を 積み木のように 重ねあって 小さな塔に積み上げる 輝いた理想は 時に眩しすぎるけど 積みあがったこの塔の上 少しでも近づけますように  手探りで 連れていくよ 少しだけ幸せな明日へ
七色LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER真っ黒な道 白い光へ まだ青い僕は行く 銀の夜空に 金に輝く 瞬きも出来ない程 凄い夢を見ているの そう  赤、青、黄色、何色にでも 移って 変わって 行くだろう それは決して間違いじゃない 七色を目指す扉  僕はまるで絵の具のよう 嘘と本音が混ざってる 「笑み」と「涙」 「友」と「敵」 「夢」と「現在」 全ては「我」  その色は何色でもない  自分らしくないと泣いても それはそれで自分だと ごちゃ混ぜにして色を塗るのさ 誰の物でもない色を  赤、青、黄色、何色にでも 移って 変わって 行くけど 僕の行く場所は壁じゃない 七色を目指す扉
紫陽花LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER忘れればいい一つや二つ 初めから終わりまで駄目でも 恋と思って 恋が終って 涙がやまなくてどうしようもなくても  幸せを巻き戻し 涙止まる蓋になるならそれでいい 不幸せ早送り 忘れ 消して 全て思い出に変われば  ぽつぽつ頬に涙溜めないで もう充分のはずだから まるで夕立 泣き過ぎたとしても それが咲かせるの紫陽花  一人は一人幸せなんて 肩の力を張る事も無い 12月の夜 夏の夕暮れ 強い人だってふと誰かと居たくなる  幸せを巻き戻し 3つ4ついくつでも思い返して 不幸せ早送り 只 傍で 誰かが笑う日々が欲しいのさ  膝が折れて力が抜けてった 雨のように涙降り 大丈夫 大丈夫 悲しくて泣ければ きっと心優しいから  ぽつぽつ頬に涙溜めないで もう充分のはずだから まるで夕立 泣き過ぎたとしても それが咲かせるのは紫陽花
LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER別れはじめてく道の上で 雨にも風にも雪にも負けず 共に泣き 友と呼び合い 忘れえぬ日々 心に閉じ  さよなら さよなら 何かが 僕を埋めても 忘れない 忘れない さよなら  違うモノを追うまでの場面で 笑い はしゃぎあい 時計は回り 知らぬ間に 手足も伸びて いつしか僕の今現在は薄れていくのか 消えていくのか  もし辛いなら 辛いなら たまには この日々を 思って 暮らせば 口ほど 強くないから  車窓に写る 濡れた手紙は 僕の涙が 落ちたから  今にそっと背を向けて足を踏み出す 時に君は僕の雨に 心濡らした いつかきっと僕らもっと誇れる時は 時に僕は君の傘に道を守ろう  さよなら さよなら 全ては 変わるけど さよなら 時経てど 僕は 忘れない  さよなら
椿LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERこれは只の恋の話  “さようなら”何度も言えずに仕舞った 全て独り言 心の出来事 只の想い  空腹の恋は知らん顔で君が 何十回と埋めていくから くるくる今も回って消えず 胸を掻き毟るの  『只の男 只の女』 言葉に代えれば12文字の距離 『只の二人』  一緒に居るならいつでも死ねると 一緒じゃなけりゃ生きれないのに ふとしたときに近くにいるから 隠れて見てるから  空腹の恋は知らん顔で君が 何百回と埋めていくだろう  毎日覗くその横顔が 他の誰かの物としても ふとしたときに近くに居るから 隠れて見てるから
目蓋LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERねえ、どうして僕らは 分かり合えない事柄を 平行して歩いているお互いのせいにするの?  違いを知った現在に肩を落としているけれど その声もこの腕も変わらず傍にあるよ  目蓋を今は閉じたままでいいから 「さよなら」その言葉は要らないのさ  ありふれた日々の中 体温も呼吸さえも 僕ら違うのだから ぶつかるのは仕方が無い  頬伝うこの雨は 何万の意味を持つけど ほんの何分の一を 分かち合えればいいな  言葉にならずに涙でこぼれても 「抱きしめて離さない」と分かったように  只今は泣けばいい 長い夜は過ぎ 朝は来るから 目蓋閉じて手を合わせ まだ見えぬものを 思い合おう  僕は僕 君は君で違ってるから 重なり合う思いを 愛せばいい  目蓋を今は閉じたままでいいから 「さよなら」その言葉は要らないのさ  要らないのさ
LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER掌をかざして 果ての果て彼方へ  両手にある仲間という手綱 はらはら舞う祝福の花弁 吹いては積もり 行く先へ運ぶ 温かい背中引き連れて  死ぬほど前を見て むしゃくしゃを蹴散らせ 全てが幻じゃない 掌をかざして 果ての果て彼方へ 遠くまで  結んで開いた手を伸ばして 全てを此処に掴むと  傷ついたのは 生きてるのだから それはそう当たり前で 棘道を進む 泣き顔で僕ら 願い事は知ってたはず  死ぬほど前を見て むしゃくしゃを蹴散らせ 全てが幻じゃない 掌をかざして 果ての果て彼方へ 遠くまで 届くまで  間違いは全部 その先にあるものを 示していくから  結んで開いた手を伸ばして 全てを此処に掴むと
頬月LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER薄っぺらな鍍金はすぐにはがれ落ち 薄っぺらな僕は期待はずれを誘う  そういつだってそうやって最初だけ  いつも役立たずな作り笑顔は また今日も本当を隠す 偽ったままの僕はいつか 大切な何かを失う  さようならが怖いから駆け引きをやめない 離れるくらいなら僕は僕を出さない  そういつだってそうやって逃げるだけ  いつも役立たずな作り笑顔で また今日も本当を隠す 偽ったままの僕じゃいつか 大切な何かを失う  でもいつだって今だって貴方だけ  貴方だけには受け止めて欲しい 強がりだらけのちっぽけを だから今日も嘘つきな僕は 作り笑顔で笑う  いつも役立たずな作り笑顔は また今日も本当を隠す 偽ったままの僕はいつか 大切な何かを失う
LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER何回目の冬かしら 独り見る雪、夜の空 まだ慣れてないの まだ感じないの 見通しのいい左肩  声かければ すぐにだって“待って”なんて言って すっと傍寄った、あなた、触れそうね  あなた彼方消えていって夜は 泣いて、泣いて、泣いて しわになった手を重ねたの 涙、枯れて  何回目の春かしら 若い二人が夜の下 “僕ずっと何年も君忘れない”って 珍しく頬赤くして言ったの  夜が来たら隣にはいつも あなた、あなた、あなた 春も夏も秋も真冬も あなた、あなた  悲しい時には悲しい歌を 寂しい時には寂しい歌を ただ、口ずさんでた 思い出残る日々  1秒を永遠、10年を一瞬に 変えてしまった二人 思い思われ日々流れた 二人、二人  あなた彼方消えてった夜は 泣いて、泣いて、泣いて とても長い恋の物語、 終わりなんて  ああ、独りなんて 何年生きたって そう、夜になって 思い出すのは あなた
LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER当たり前のようにいるからなにも感じなくなってる 少し遠いとこにいるから少し大きく見えたりする  なにも感じないのは傍にいるからだろう 少し大きく見えるのは傍にいないからだろう ただ今は傍にいてほしい  当たり前のようにいるから一人の寂しさ忘れて 少し遠いとこにいるなら一人はきっと寂しくて  なんでも解るのは傍にいるからだろう 自分がやたらと小さく見えるのは傍にいないからだろう だからもっと傍にいてほしい  遠く遠く離れても 近く近く隣に居ても きっとこれでよかったと思ってしまう  一人になってそんな風に思いたくないから それが怖いから  遠くでいいとこ見るより近くで嫌なとこ見たいから あなたいないと寂しいから 傍にいてほしい
羽根LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER変わり行くアイツに「俺は違う」と吐き捨てた 変わらないアイツに「俺は違う」と吐き捨てた  まるでイモ虫を喰らう鳥の様に 欲しいモノ餌に空に舞った  ひらり羽ばたけば向こう側が見えてきて 飛び立った俺は俺じゃなくなるだろう  変わり行くアイツが羨ましくて唾飲んだ 変わらないアイツが羨ましくて唾飲んだ  アレを得るためにコレを捨てなきゃな コレを得るためにアレを捨てなきゃな  今の身体には邪魔くさい錆があって 俺を削らなきゃ俺は飛べないだろう  夢は夢のまま本質はそのまま 現在(バカ)は現在(バカ)のまま本質はそのまま  変わり行く全て変わらない全ての中 俺は俺のまま本質はそのまま
夕凪LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERあなたの事たどりようやくわかった お金なんてなくていいの 欲しいものはあなた 決して離れないなんて思い込ませて 過ごしあった日々がいけなかったの  泣いて泣いて目を閉じて 浮かんでくるのはあなたです やがて時が過ぎても 胸の隅にあなたいて  一つ 二つ 四つ 八つ そっと咲いて 気付けば庭一画あなたでした  いくら背を向けて 前を向いたって 胸は焦げつづけていて  左右へ別れて すっと離れてく二人を “思い出”なんて言葉で とても整理できなくて  いくら背を向けて 前を向いたって 私はまだ雨の中 ああ きっと 静かな あなたは 夕凪 心変わり責めるほど 私は乾いてなくて  泣いて泣いてまた泣いて いくらまぶたを腫らしたら あなたのその笑顔が 見えないようになりますか?  泣いて泣いて目を閉じて 浮かんでくるのはあなたです やがて時が過ぎても 胸の隅にあなたいて  胸の隅にあなたいて
LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER口に包んだ本当の言葉は まぶたで止まる本当の心は  これでいいのか このままなのか 白さえ黒へ移りゆく 想いと別に 心と別に 周りの方へ 心地よく流れてゆく  目を瞑ったその中で 真っ暗な道の上で 手で探って歩いてた 何も見たくはなくて  分かりかけてた 本当の私は 弱いかけらで なんとか出来てた  これでいいのか このままなのか 今見るモノは幻か 形にならない 言葉に出来ない 私の将来は それすら幻だった  手を握ってそれだけで 大丈夫な気がしてた 先に立った者の背を 遠くから眺めてた  これでいいのか このままなのか 今あるモノは 幻か 形にならず 言葉に出来ず 私の将来は 幻に埋まってゆく  手を握って動けずに 下唇噛み締めた 夜になって見上げたら 星屑が覗いてた  目を瞑って見上げても とてつもなく眩しくて 手で探って掴んだら 幻に消えていった  本当は怖いだけで それを隠すのが上手いだけ 本当は弱いだけで 前を向けない私で 本当、、、
冒険LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER此処にこうして集まった それは偶然か必然か 背負うモノは別でなるモノは同じだった  脆い剣は時に錆びつき闘う自信を無くす 互いの声を道標に深い森を潜ってく  此処にこうして集まった それぞれの役割を見つけ 至高の時の中で生き方を探している  たまには風に身を任せて時間の経過を楽しむ やがて成し遂げる日を胸に高い空に手を握る  此処にこうして集まった 僕らの手はまだ塵の様  まだ何にも見えない何があるのか分からない 例えようも無い程遠くにあるはず きっとあるはず  踏みしめてきた数々と 踏みしめてゆく数々と 例えようもないその何かを掴む為の冒険
LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER今まで想い描いてた理想や野望は なかなか叶わない夢に埋もれていった  決して破れてない 別に捨ててもない 胸の裏で今だからこそ響く  歌う 喉が無くなってもいい  今まで築き上げてきた思想や情熱は 新しく気付いた夢に消えていった  何も変わってない 別に変えたくない 星の裏にだってこの心は届く  歌う 何も聞こえなくていい 歌う 喉が消え去ってもいい  歌う、、、
流星LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER流れてく昨日と笑顔 消されてく明日と笑顔  誰もが同じ幸せの為にと 願いながら赤く染まってく  傷つき 傷つけ 痛み堪え 哀しみ 哀しめ 涙堪え  夜が空を隠す 鉄がみんな壊す ただ幸せになりたいだけ  勝ったり負けたり本当はないから 泣き顔なんてどっちも持ってる  流雲が隠したまだらの嘘 知らない僕らが倒れてゆく  頬から流れてく大粒の雨は いつか顔出す太陽が焦がしてく 想いは音なく積もって散ってく  流れて 流れて 消えていって 全ては 忘れて 消えてくのか  傷つき 傷つけ 痛み堪え 哀しみ 哀しめ 涙堪え  涙堪え
此処LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER過ぎ去った日々に 何も未練はない 飛び込んだ世界に 何も後悔はない  熱い想いは此処に 遠い道のりを走り  過ぎ去ってく日々に 何も置いてきたくない 飛び込んだ世界に 全部持って行きたい  後など見てない 先など考えていない 此処しか見てない この瞬間を考えてたい  熱い想いは此処に でかい光にこの手伸ばし  今出来る事を 今やりたい事をやるんだ ただ ただそれだけ ただそれだけでいいんだ  父に 母に 祖父母に 友に 誓い 期待 背負い  遠い道のりを走り でかい光にこの手伸ばし 熱い想いは此処に
LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERもしも夢の中で 何にでもなれたら 何にでもなれる 何かになりたい  地球が四角くて 北極が真夏なら 土星に輪は無く 僕は無敵だろう  心を打ちぬかれてしまった 大切なものがあるなら ガラクタでも荒ゴミでも 君が言うなら、、  月を空に貼って 流星を投げつける 何口径でも 僕は貫けない  周りでは何かうだうだ うるさい奴ばかり 銀だろうが砂鉄だろうが そんな事問題じゃない  「もしも僕が人じゃなくて、鳥だったら何処へ飛ぶだろう?」 くだらない そんなこと関係無いぜ  もしも夢が夢じゃなくて 本当なら ああ、なんて素晴らしいだろう なんて素敵だろう  決して終わることは無いんだ 無いんだ ああ、説明など出来ない これが全てだろう
LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER何百年と想っては消えていった夢のため 南南西の星空に明日を歌う子供たち  日々よ、普通の僕にさえ 時を刻んでくのか?  何百年と形変え出来上がった夢のため 三百年も生きるより 何日か、何時間か、何かが出来る時間が欲しい  いつか、普通の僕は言う とてもかけがえない時を過ごしたよと  ちぎれ飛ぶ雲のよう ちぎれ飛ぶあの雲のように  ちぎれ飛ぶ雲のよう 何処行くかも分からないし 何にでもなれるのさ ちぎれ飛ぶあの雲のように
星屑LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER散らないで、、 消えないで、、  この僕はまだ 名も無い星さ 夜空に夢を ちりばめてんだ  気づけばそっと 無くなるモノを ずっと 胸に抱きかかえ  星屑よ 散らないで このまま 暗がりを 照らしつづけておくれ 僕とともに  この僕はまだ 色無い星さ これから色を 塗りたくるんだ  知らずにそっと 無くなるモノを ずっと 追い求めてんだ  何をして 何になったとしても この僕を 忘れないでいてくれ そして 散らないで、、 消えないで、、 散らないで、、 消えないで、、
12ヶ月LACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWERLACCO TOWER君の瞳にちぢこまる僕 安い誘い文句も言えやしない 桜の下 揺れる前髪 早送りみたいに時間が過ぎる  二人の壁は以外に高く 燃ゆる恋の炎は届けづらく 蚊のような声 必死に集め この胸はしわを増やします  「どうしたの?」と 聞く声で 左胸が笑う 三日月より柔らかい その声にいつも萎える この決意  ただ白く細いその指と 真っ白なその肩の そばにいたくて仕方なかった 切なく歯痒く やり切れぬ想いとともに  もしもこれ以上話さなければ いつかは思い出に変わるのかしら? 付かず消えずが恋の術だと 胸の奥で悪魔が笑う  でももしあなた私忘れれば 私がそこからいなくなれば 12ヶ月の 想いとともに 涙に明け暮れるでしょう  大嫌いな あの歌でも 泣けるほどの想いさ オレンジが 迫る空 細い影が二つ よりそって  もう君がほかの人の腕で 笑って欲しくなくて 君といたくて仕方ないんだ 背中を抱き寄せ  ただ白く細いその指と 真っ白なその肩と やがて消え行く二人の距離と そばにいたいのさ やり切れぬ想いとともに 切なく歯痒く やり切れぬ想いとともに
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