友川かずき作曲の歌詞一覧リスト  22曲中 1-22曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
夜へ急ぐ人大竹しのぶ×松尾スズキ大竹しのぶ×松尾スズキ友川かずき友川かずき今泉洋夜へ急ぐ人が居りゃ その肩 止める人も居る 黙って 過ぎる人が居りゃ 笑って 見てる人も居る かんかん照りの昼は怖い 正体あらわす夜も怖い 燃える恋程 脆い恋 あたしの心の深い闇の中から おいで おいで おいでをする人 あんた誰  『ネオンの海に目を凝らしていたら 波間にうごめく影があった 小舟のように あっけないそれらの影は やがて哀しい女の群と重なり 無数の故郷と言う 涙をはらんで 逝った』  にぎやかな 夜の街角で かなわぬ夢の別れいくつ 勇気で終わる 恋もありゃ 臆病で始まる恋もある かんかん照りの昼は怖い 正体あらわす夜も怖い 燃える恋程 脆い恋 あたしの心の深い闇の中から おいで おいで おいでをする人 あんた誰
生きてるって言ってみろ中村中×泉谷しげる中村中×泉谷しげる友川かずき友川かずきビッショリ汚れた手拭いを 腰にゆわえてトボトボと 死人でもあるまいに 自分の家の前で立ち止まり 覚悟を決めてドアを押す 地獄でもあるまいに 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ  夢と現実ぶらさげて 涙と孤独を相棒に コケシでもあるまいに 長髪マンネリいさぎ良さ 根っこの太さはどこへやら 墓石でもあるまいに 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ  不幸な面して宙を噛む ただれた体でジャンプする ガイコツでもあるまいに まっ黒にしなびたおしゃべりと 短くつないだ命だけ 泥水でもあるまいに 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ  衣装をこらして街を行く ベタベタ化粧は誰の為 文化財でもあるまいに ほお杖うつぶせ千鳥足 泣きっ面うしろ向き馬鹿騒ぎ スズメでもあるまいに 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ
夜へ急ぐ人GOLD LYLICちあきなおみGOLD LYLICちあきなおみ友川かずき友川かずき宮川泰夜へ急ぐ人が居りゃ その肩 止める人も居る 黙って 過ぎる人が居りゃ 笑って 見てる人も居る かんかん照りの昼は怖い 正体あらわす夜も怖い 燃える恋程 脆(もろ)い恋 あたしの心の深い闇の中から おいで おいで おいでをする人 あんた誰  『ネオンの海に目を凝(こ)らしていたら 波間にうごめく影があった 小舟のように あっけないそれらの影は やがて哀しい女の群と重なり 無数の故郷(ふるさと)と言う 涙をはらんで 逝(い)った』  にぎやかな 夜の街角で かなわぬ夢の別れいくつ 勇気で終わる 恋もありゃ 臆病で始まる恋もある かんかん照りの昼は怖い 正体あらわす夜も怖い 燃える恋程 脆(もろ)い恋 あたしの心の深い闇の中から おいで おいで おいでをする人 あんた誰
似合った青春友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき勝呂和夫喋るうまさより黙るうまさが これからは大切だよ 唄ってるもいいし聴いてるもいいし らしさが出ていればだよ 鉛筆の重さに自分の哀しさを のせてやる夢を見たよ 似合った青春だよ 似合った青春だよ  辛い坂道風が吹いてたよ 昨日と何度も出会ったよ すれ違う人は平泳ぎのように 脇目もふらず急いでたよ 求めるものが近くにあるから あんなに慌てているんだろう 似合った青春だよ 似合った青春だよ  映画の場面によく出てくるような 恋をしてみたいものだよ きざなせりふを沢山あげたら かわりに別れがとんできたよ やるだけやったらあとは待つだけさ 膝が枯れても待つだけだよ 似合った青春だよ 似合った青春だよ  二度とないから疲れてもいいんだ 男のいくさは一度きりだよ 創るもいいし壊すもいいし らしさが出ていればだよ 生きる怖さを勇気にかえて 好きなことやってみるんだよ 似合った青春だよ 似合った 青春だよ
歩道橋友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき勝呂和夫歩道橋の上から愛が見える 汗を拭き乍らセールスマン風の 男が歩いてく かごの中で鳥は狂い乍ら死んだ 枯れてうつむく赤いとうがらしの花 歩道橋の上から愛が見える 僕死ぬのは厭だ 僕死ぬのは厭だ僕 歌はひとつの「かご」かもしれないな  自動車~弟、友春君への詩 吠え面をビュービュー かくようなスピードで 空漠の中を若い自動車達が 走って行った その後を追うように文句を 沢山用意して警察の 自動車が走って行った そんな事よりすべてを土に返せば いいんだと葬儀屋の自動車が 走って行った 幸福を幾つも幾つも笑った数字で 表わし乍ら結婚式場の自動車が 走って行った 四角く茶色い風景の中で リヤカーに腰掛けた老人が それをじっと視ていた 俺は石に坐ってその老人を じっと視ていた 首に手拭いをした真っ黒な 優しい顔立ちだった この老人と俺はいつ 一緒になるのだろう 法律と人生は自動車よりも もっともっとスピードが 速いかのようだ  気が付いた時にはそこには もう俺も老人も居なかった 静かに遠いエジプトの砂ぼこりが 少女のように舞っていた 今思い返してみると あの自動車を運転していた人達は みんな俺の青春だったような 気もする 時間ばっかりやたらとかける 三流絵描きの故里だったような 気もする はっきり憶えている事は 夫々画用紙の顔をしていて 首から拳銃をぶらさげて いた事だ 走り乍ら拳銃を撃つのは むずかしいんだろうか ねえ君は知ってるんだろう ねえ君こそ知って るんだろう 走り乍ら拳銃を撃つのは むずかしいんだろうか 気の強い男の眼玉が 花火のように今打ち上げられた
23才の抵抗友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき宇崎竜童・長州辰巳風にとび込まれるよりは 風の中へととび込んでやりたい 過去に追われるよりは 未来を逃げ廻ってやりたい 勇気をさしのべられるよりは 沈黙の友情に感謝してやりたい くだり坂を走って行くよりは のぼり坂をゆっくり歩いてゆきたい 時間に動かされるよりは 時間を自分で生んでやりたい  うすい望みが 希望で 絶えた望みが 絶望で 人の間が 人間だ 時の間が 時間だ 思う想いが 思想で 空しい虚しいが 空虚で 独りで裁くが 独裁だ 沈んで黙るが 沈黙だ これが今です  この人を殺すよりは あの偽善の首締めてやりたい 嘘をついてやるよりは 真実をつきつけてやりたい 偉いふりをみせるよりは 馬鹿さ加減を叫んでやりたい 世に流されるよりは 世を流して世を流してやりたい うたを唄っているよりは 詩を黙って眺めていたい  人を殺せば 殺人で 愛した人が 愛人で とらわれ人が 囚人だ 理想の人が 仙人だ すぐれた人が 達人で 平和をくれたら恩人で 超えてる人が 超人だ 何でも出来たら 才人だ これが今です
殺されたくないなら殺せ友川かずき友川かずき友川かずき友川かずきJ.A.シーザー故里の駅にある ざらざら乾いたのどかさが 俺の刃物に泥を塗る 殺されたくないなら殺せ 殺したくないなら首括れ  優しさが街を焼けば 卑しさそれに水かける 俺の心臓は水びたし 殺されたくないなら殺せ 殺したくないなら首括れ  狂った若い歌手が 死んだ猫を連れ込んで ロックンロールをきかせてる 殺されたくないなら殺せ 殺したくないなら首括れ
友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき勝呂和夫善事と悪事は 誰決める あなたの人生 誰決める 生きてる感じが 欲しいから 生きてる感じが 欲しいから 夜が来る度 家を出て 夜が来る度 家を出て 俺は生首 さがしてる 生気のしたたる生首を おい! 知らないかってさ  他人から盗んだ 魂なら 必らず誰かに 盗まれる 生きてる感じが 欲しいなら 生きてる感じが 欲しいなら 朝陽と一緒に 街を出て あなたの魂 さがしなさい どこにもあるはず ないけどな 目の色変えてさがしてる おい! それが魂だってさ  恋はする程 狡くなる 年はとる程 馬鹿になる 生きてる感じが 欲しいから 生きてる感じが 欲しいから 外が明るく なってきたら 外が明るく なってきたら ひとりで部屋で まるくなる 酒が人生この俺は ああ生きた屍だってさ
死にぞこないの唄友川かずき友川かずき友川かずき友川かずきJ.A.シーザーワイヤーでその首を きつくきつく締めあげりゃ シワが沢山できるだろうな  鉞で足首を めちゃくちゃ殴ったら まっかな命がでてくるだろうな  機関銃をその顔に 向けてズドンと撃ったなら 眼玉はどっちへとんでゆくだろな  奈良の大仏を 背負って海へもぐったら カツオやクジラは逃げだすだろな  農薬をトラックで 一台食事がわりに 食べてから何日目あの世だろうな  硫酸のお風呂に 足からドボンと入れよ 垢はたちまちおちるだろな  長ドスでその腹を ズタズタ裂いたなら さぞかし縫う人は困るだろな  津軽2号に もろに頭からとび込めば 天井はどれ位引っ込むだろな  唄えや踊れや 盆と正月一緒や 手拍子ふたつみっつ できないようじゃな  この唄は死にぞこない 死にぞこないの唄 生きぞこないよりはましだもんな アーアアーア
サーカス友川かずき友川かずき中原中也友川かずき友川かずき幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました 幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました  サーカス小屋は高い梁 そこに一つのブランコだ サーカス小屋は高い梁 見えるともないブランコだ  頭さかさに手をたれて 汚れ木綿の屋根のもと ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん  それの近くの白い灯が 安いリボンと息を吐き 観客様はみなイワシ のんどが鳴りますかきがらと  野外は真っ闇くらのくら 夜はこうこうふけまする 落下傘奴のノスタルジアと ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん  幾時代かがありまして 今夜ここでのひとさかり 幾時代かがありまして 冬は疾風吹きました
臨終友川かずき友川かずき中原中也友川かずき友川かずき秋空は鈍色にして その馬の瞳のひかり 水かれて落つる百合花 ああこころうつろなるかな  神もなくしるべもなくて 窓近くおみなのゆきぬ 白き空盲いてありて 白き風冷たくありぬ  窓際に髪を洗えば その腕の優しくありぬ 朝の日はこぼれてありぬ 水の音したたりていぬ  町々はさやぎてありぬ 子等の声もつれてありぬ しかはあれこの魂は いかにとなるか うすらぎて空となるか
汚れつちまった悲しみに友川かずき友川かずき中原中也友川かずき汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる  汚れちまった悲しみは たとえば狐の革ごろも 汚れちまった悲しみは 小雪のかかってちぢこまる  汚れちまった悲しみは なにのぞむなくねがうなく 汚れちまった悲しみは 倦怠のうちに死を夢む  汚れちまった悲しみに いたいたしくも怖気づき 汚れちまった悲しみに なすところもなく日は暮れる
トドを殺すな友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき可哀想なトドと 可哀想な人間に唄います  北海道の空と海の蒼 かき分けるように生きてゆく動物達 役に立てば善だってさ 役に立たなきゃ悪だってさ 誰が断を下したんだよ トドを殺すな トドを殺すな 俺達みんなトドだぜ おい撃つなよ おい撃つなよ おいおい俺を撃つなよ  暇な主婦達は今日は何頭殺したかと 注意深くテレビを噛ってた 男は自分の身長より高く顔を上げない 子供の顔はコンクリート色になった 夢は夢のまた夢夢夢……… トドを殺すな トドを殺すな 俺達みんなトドだぜ おい撃つなよ おい撃つなよ おいおい俺を撃つなよ  そこの人! 俺を撃つなよ
明るい夜友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき宇崎竜童・長州辰巳泣いておさまる 恋がありゃ 5円玉ひとつと 一緒にね 持ち歩くぞ 持ち歩くぞ  許してこだわる 親がいりゃ 爪をけずって スープにして 呑ませてあげるよ 呑ませてあげるよ  悩んでかたづく 友が居りゃ 縮んでこの身が 腐っても おがむに行くぞ おがむに行くぞ  明るい夜 明るい夜に 死んで生まれた 唄ひとつ  叫んで倒れる 敵が居りゃ 喉笛破裂して 絶えるまで こらしてやるぞ こらしてやるぞ  流れてとける 夢がありゃ 竹の林を 買い集め タルに入れるぞ タルに入れるぞ  つまずく孤独と 沖縄は ひとつの勇気と ブルドーザー あればいいのさ ああればいいのさ 明るい夜 明るい夜に 死んで生まれた 唄ひとつ  老いて忘れる 歌がありゃ 地球儀にいっぱい 詰め込んで 海に流してやるぞ 海に流してやるぞ  今日がさわやかな 朝ならば さぞかし昨日は 明るい 夜だったんだろ 夜だったんだろ 明るい夜 明るい夜に 死んで生まれた 唄ひとつ
彼が居た−そうだ!たこ八郎がいた友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき長い影が 無数にのびている 風は眠ったように 今のどかだ 誰もが兎になって 眼を閉じ 性格の節々が 疼き出したぞ 何が死だ! 生でもないくせに! 気狂いになる時から生きるぞ! 穴の中には 幾億の群れ 群れにポトリと 彼が居た  理解ある老木が 2本も オオッ 倒れた 失意が黒々と天までも昇る 海には無言の光が降り 野という野には一面桔梗 待つものもなく 咲くことに咲く 年月が頭上を歪んですぎた 凍てついた 窓を放つと 天を見上げる 彼が居た  スタスタと人も時空も歩み去る 赤くなったり黒くなったりして 鳩に豆蒔く子らの前 無味な煙草を かさねている 遠くでメリメリ 青空が裂けた 裂けたことだけが頭にとけた ふらついた腰に自分を乗せて そうだそうだと首ふる彼が居た
ワルツ友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき流れてそして君 ボロボロになるのだや君 夢は はてなく宙舞い 雲みたいに漠々とあるのだや  生きても 生きてもワルツ 死んでも 死んでもワルツ 出会いも 出会いもワルツ 別れも 別れもワルツ  晒すのは恥しかない ありのままあらん限り 血肉とて いつかは 皮膚を出て不明になるのだや 生きても 生きてもワルツ 死んでも 死んでもワルツ 出会いも 出会いもワルツ 別れも 別れもワルツ  切なさを生きて君 前向きになるのだや君 物語は らせんに この世からあの世へと かけのぼる 生きても 生きてもワルツ 死んでも 死んでもワルツ 出会いも 出会いもワルツ 別れも 別れもワルツ  冬空をけちらして君 いさり来る 春もまたある 春雷に 御身を君 遊ばせて きっと復讐産むのだや 生きても 生きてもワルツ 死んでも 死んでもワルツ 出会いも 出会いもワルツ 別れも 別れもワルツ
私の花友川かずき友川かずき永山則夫友川かずき友川かずき私の花はなんの花 艶ややかなカトレアの花かな 心の美しいスズランの花かな 海の好きなハマナスの花かな  私の花はなんの花 母の愛のようなバラの花かな ちょっとすましたユリの花かな 水遊び好きなスイレンの花かな  私の花はなんの花 スマートなチューリップの花かな いつもの明るいヒマワリの花かな 山の好きなエーデルワイスの花かな  私の花はなんの花 さわやかな朝顔の花かな 可愛い小菊の花かな 優しくつつむレイの花かな  私の花がありました お話ししない花でした 名前もない花でした  黒い造花の花でした 花でした
武装に足る言葉など無いのだ友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき首が枯れ うなだれた会話 足どり軽く いっちゃった屍 向かい来る 闇の刃に 悪魔のさしだす舌に 何ひとつとて今 武装に足る言葉などないのだ 武装に足る言葉などないのだ アーアアアーアーアアアアアー アーアアアーアアア  非情すらドクドクと血のよう 血のようで 復讐のようで 鮮やか 昨日なんか売りとばしたさ 言葉だって 唾のように在る そらみたことか 武装に足る言葉などないのだ 武装に足る言葉などないのだ  さえぎるものとて 恋人のよう 憎しみの彼方まで 道づれさ 平和でも 平和でなくとも苦しい どんな風にくたばったっていいさ ああ唇愛しや 武装に足る言葉などないのだ 武装に足る言葉などないのだ
夜へ急ぐ人 (ちあきなおみに捧ぐ)友川かずき友川かずき友川かずき友川かずき夜へ急ぐ人が居りゃ その肩とめる人も居る 黙って過ぎる人が居りゃ 笑って見てる人も居る  かんかん照りの昼は恐い 正体あらわす夜も恐い もえる恋ほどもろい恋 私の心の深い闇の中から おいで おいで おいでを する人 あんた誰  にぎやかな夜の街角で かなわぬ夢の別れいくつ 勇気で終わる恋もありゃ 臆病で始まる恋もある  かんかん照りの昼は恐い 正体あらわす夜も恐い もえる恋ほどもろい恋 私の心の深い闇の中から おいで おいで おいでを する人 あんた誰  ネオンの海に目をこらしていたら 波間にうごめく影があった 小舟のようにあっけないそれらの影は やがて哀しみの女の群れと重なり 無数の「ふるさと」という涙を はらんで逝った
生きてるって言ってみろ友川かずき友川かずき友川かずき友川かずきJ.A.シーザービッショリ汚れた手拭いを 腰にゆわえてトボトボと 死人でもあるまいによ 自分の家の前で立ち止まり 覚悟を決めてドアを押す 地獄でもあるまいによ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ  淋しさ優しさ苦しさは この世のせつないメロドラマ 屠殺場でもあるまいによ ヒッピーフーテン乞食の子 なげきの喜びいじくってよ 廃人でもあるまいによ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ  夢と現実ぶらさげて 涙と孤独を相棒に コケシでもあるまいによ 長髪マンネリいさぎ良さ 根っ子の太さはどこへやら 墓石でもあるまいによ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ 生きてるって言ってみろ
祭りの花を買いに行くちあきなおみちあきなおみ友川かずき友川かずき倉田信雄祭りの花を買いに行く 村の鈴木商店へ 木々はさえざえと 天にあり 祭りの花を買いに行く  いつもの顔 いつもじゃない顔 子供もよそゆきおべべ着て かごめかごめを唄ってる 祭りの花を買いに行く  上の姉やには ブルースター チーの姉やには 山ききょう 祖母のミヤには 夏小菊 祭りの花を買いに行く  年に一度の無礼講 たいこや笛も鳴りやまず いずれも浮かれて あから顔 祭りの花を買いに行く
普通じゃないちあきなおみちあきなおみ友川かずき友川かずきあたしに こどもを うませた人 長距離トラックの運転手 ア―― ア―― あの時私も 酔っていたしね 男の淋しさも すこしほしかったしね どうせみんなもう あきらめ顔さ 普通じゃない 普通じゃない  ゆるしてしまえる うたがある うたってしまえぬ うたがある ア―― ア―― 子守歌を うたってやっても なきやまないよ それでも母親 この子がいとしい この子の笑顔に なまえがない なまえがない  やたらとあいさつ くださった人 陰口たたいた 張本人 ア―― ア―― いちいちかみついても 始まらないしね この子を抱きしめて 生きてゆくだけさ どうせみんなは 善人面さ 普通じゃない 普通じゃない 普通じゃない 普通じゃない ア―― ア――
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