平川浪竜作曲の歌詞一覧リスト  32曲中 1-32曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
岸壁の母福田こうへい福田こうへい藤田まさと平川浪竜白石十四男母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  「又引き揚げ船が帰って来たに、今度もあの子は帰らない。 この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか……。 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ……。 帰れないなら大きな声で……。 お願い……せめて、せめて一言……」  呼んで下さい おがみます ああおっ母さん よく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  「あれから十年…あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう…… つらかったじゃろうと命の限り抱きしめて…… この肌で温めてやりたい……。 その日の来るまで死にはせん。 いつまでも待っている……」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒涛砕くる岸壁に立つ母の姿を……」
岸壁の母三山ひろし三山ひろし藤田まさと平川浪竜伊戸のりお母は来ました今日も来た この岸壁に今日も来た とどかぬ願いと知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  「又引き揚げ船が帰って来たに、今度もあの子は帰らない… この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか… 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ…。 帰れないなら大きな声で… お願い…せめて、せめて一言…」  呼んで下さいおがみます ああ おっ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  「あれから十年…あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう… つらかったじゃろうといのちの限り抱きしめて… この肌で温めてやりたい… その日の来るまで死にはせん。 いつまでも待っている…」  悲願十年この祈り 神様だけが知っている 流れる雲より風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒濤砕くる岸壁に立つ母の姿を-」
岸壁の母川中美幸川中美幸藤田まさと平川浪竜山田年秋母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た 届かぬ希いと 知りながら 若(もし)や 若(もし)やに 若(もし)や 若(もし)やに ひかされて  呼んで下さい 拝みます ああ おっ母さん よく来たと 海山千里(うみやませんり)と 言(ゆ)うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ
岸壁の母岩本公水岩本公水藤田まさと平川浪竜母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  又引き揚げ船が帰って来たのに、今度もあの子は帰らない。 この岸壁で待っているわしの姿が見えぬのか……。 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ……。 帰れないなら大きな声で……。  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  あれから十年…… あの子はどうしているでしょう。 雪と風のシベリアは寒かろう…… つらかっただろうと命の限り抱きしめて…… 温めてやりたい……。  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子持ちて今日も又、 怒涛(どとう)砕くる岸壁に立つ母の姿を……。
岸壁の母はやぶさはやぶさ藤田まさと・セリフ構成:室町京之介平川浪竜周防泰臣母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  「又引き揚げ船が帰って来たのに、今度もあの子は帰らない。 この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか…。 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ…。 帰れないなら大きな声で…」  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さん よく来たと 海山千里と 言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  「あの子は今ごろどうしているでしょう。 雪と風のシベリアは寒かろう…。 つらかっただろうと命の限り抱きしめて… 温めてやりたい…」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、怒濤砕くる岸壁に立つ母の姿を…」
嘆きの花よ、夜来香藤本二三代藤本二三代吉川静夫平川浪竜佐野雅美君待つ夜の夜来香(イエライシャン) ほのぼのと 春をやさしく 告げる花 月もほのかな 窓により そっと私に 夜来香 告げる花  君と逢う夜の夜来香 美(うる)わしく いつかこころに 咲いた花 青い灯影(ほかげ)に 身を寄せて あつい泪に 夜来香 咲いた花  春のゆく夜の夜来香 いつまでも 胸にいだいて しのぶ花 共に嘆きを 捨てきれず 更けてせつなく 夜来香 しのぶ花
岸壁の母エドアルドエドアルド藤田まさと平川浪竜鈴木豪母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  「又引き揚げ船が帰って来たに、今度もあの子は帰らない…。 この岸壁で待ってるわしの姿が見えんのか……。 港の名前は舞鶴なのになぜ飛んで来てはくれぬのじゃ……。 帰れないなら大きな声で… お願い…せめて、せめて一言……」  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さん よく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  「あれから十年…。あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう…… つらかったじゃろうと命の限り抱きしめて…… この肌で温めてやりたい……。 その日の来るまで死にはせん。 いつまでも待っている……」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒濤砕くる岸壁に立つ母の姿を……」
岸壁の母市川由紀乃市川由紀乃藤田まさと平川浪竜白石十四男母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  「又引き揚げ船が帰ってきたに 今度もあの子は帰らない。 この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか…。 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ…。 帰れないなら大きな声で せめて、せめて一言…。」  呼んで下さい おがみます ああ おッ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  「あれから十年… あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう つらかったじゃろうと命の限り抱きしめて…。 この肌で温めてやりたい…。 その日の来るまで死にはせん。 いつまでも待っている…。」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒涛砕くる岸壁に立つ母の姿を…。」
岸壁の母華かほり華かほり藤田まさと平川浪竜母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  「又引き揚げ船が帰って来たに、今度もあの子は帰らない…… この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか…… 港の名前は舞鶴なのに何故飛んできてはくれんのじゃ…… 帰れないなら大きな声で……お願い…… せめて、せめて一言……」  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さん よく来たと 海山千里と 言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  「あれから十年……。あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう…… つらかったじゃろうといのちの限り抱きしめて…… この肌で温めてやりたい…… その日の来るまで死にはせん。いつまでも待っている……」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  「ああ風よ、心あらば伝えてよ、愛し子待ちて今日もまた、 怒涛砕くる岸壁に立つ母の姿を」
岸壁の母藤野とし恵藤野とし恵藤田まさと平川浪竜母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  「又引揚船が帰って来たに、今度もあの子は帰らない…。 この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか…。 港の名前は舞鶴なのになぜ飛んで来てはくれぬのじゃ…。 帰れないなら大きな声で…お願い… せめて、せめて一言…。」  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さん よく来たと 海山千里と 言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  「あれから十年…。あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう…つらかったじゃろうと 命の限り抱きしめて… この肌で温めてやりたい…。 その日の来るまで死にはせん。いつまでも待っている。」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  「ああ風よ、心あらば伝えてよ。愛し子待ちて今日も又、 怒濤砕くる岸壁に立つ母の姿を…」
諦めました菊池章子菊池章子清水みのる平川浪竜あの人を 思ったけれど 諦めました 熱い泪で 諦めました 泣いても 泣いても まだ泣きやまぬ それは私の あゝ影法師  あの頃を 思ったけれど 諦めました ひとり悲しく 諦めました 儚く 儚く 消えゆく虹と 同じ運命の あゝ夢でした  思い出も みんな捨てて 諦めました 胸にさとして 諦めました 淋しく 淋しく 涙をふいて 歌う嘆きの あゝセレナーデ
岸壁の母 (イントロナレーション・台詞入り)菊池章子菊池章子藤田まさと平川浪竜「ああ おっ母さん、よく来た。 そう呼んで下さい、ただ一度。 海をへだてた、その空千里 とどかぬ願いと知りながら もしやもしやと、今日もまた。」  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さん よく来たと 海山千里と 言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ
岸壁の母 ~歌謡浪曲~坂本冬美坂本冬美藤田まさと平川浪竜吉田邦夫昭和二十五年一月の半ばもやがて過ぎる頃…。 雪と氷に閉ざされたソ連の港ナホトカから、 祖国の為に命をかけた同胞を乗せ、 引き揚げ船 高砂丸が帰ってくるッ 父が夫が兄弟が舞鶴の港に帰ってくるッ、 日本中の神経はこの港にそそがれた…。 狂わんばかりの喜びはルツボの様に沸き返った。  母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  「また引き揚げ船が帰って来たのに、今度もあの子は帰らない。 この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか…。 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ…。 帰れないなら大きな声で…。」  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  「あの子が戦死したなんて、私は信じておりません。 満州の牡丹江に近い磨刀石で、新二の部隊が行軍中、敵の戦車に遭遇した! 十二人は散り散りに身を伏せた。新二はドブの中へ飛び込んだ…。 それっきり、後は判らないと知りました…。 でも、敵弾に倒れたとかハッキリしていれば 諦めもつきますがこのままでは思い切れないそれがどうでございましょう。 八月十五日の午後三時半頃だとは……。 その日こそ終戦の日なのでございます…。」  たった一人の 愛し子の 国に捧げた 命でも 戦さ終れば 母の手に  「返して下さい… どうぞ、返して下さい… 親の身で、わが子の生き死にも分からない、 こんなむごいことがあるのでしょうか。」  と云うてあの子が 死んだとは 何で思えよ 母として せめてお金が あったなら この岸壁に 小屋を建て ソ連の港 ナホトカの 空へ向かって 声あげて 新ちゃん早く 母さんの 胸にすがって おくれよと 呼んで叫んで その日まで 生きて行きとうございます 空を飛び行く 鳥でさえ きっと帰って 来るものを  「あの子は今頃どうしているでしょう。 雪と風のシベリアは寒かろう、 つらかっただろうと命の限り抱きしめて、暖めてやりたい。」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風より つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  「ああ風よ、心あらば伝えてよ、愛し子待ちて今日も又、 怒涛砕くる、岸壁に立つ母の姿を…。」
銀座物語黒沢明とロス・プリモス黒沢明とロス・プリモス吉川静夫平川浪竜近藤進西も東も 銀座は銀座 飲んで酔う酒 酔えぬ酒 なぜか違った 夜がある 濡れてしまった 情けが憎い 銀座はネオンも 私も泣くの  だますつもりが ついだまされて ふったつもりが 惚れている いいのどうでも そんなこと 霧に隠れる あゝ数寄屋橋 銀座は冷たい あなたも泣くの  さよならさえも 云えない別れ せめて送って 欲しかった 涙ぐむくせ 八丁目 えりをあわせて ため息ついて 銀座は流れの 花さえ泣くの
憧れは馬車に乗って清水博正清水博正清水みのる平川浪竜春の馬車が来る 淡い夢をのせて 花のかおる道を はるばると おどる胸を寄せて 行こう山のかなた わたしのあなた あなたのわたし どこまでも どこまでも  春の馬車が来る 楽し歌をのせて 虹がもえる丘を はるばると やさし愛の調べ 君よともに歌おう わたしのあなた あなたのわたし いつまでも いつまでも  春の馬車が来る 銀の鈴を乗せて 風もかおる野辺を はるばると 空は青く澄みて のぞみ溢(あふ)れくるよ わたしのあなた あなたのわたし 果てしなく 果てしなく
岸壁の母天童よしみ天童よしみ藤田まさと平川浪竜母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  (セリフ) 「又引き揚げ船が帰って来たに、 今度もあの子は帰らない。 この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか……。 港の名前は舞鶴なのに何故 飛んで来てはくれぬのじゃ……。 帰れないなら大きな声で…… お願い……せめて、せめて一言……。」  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  (セリフ) 「あれから十年……。あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう…… つらかったじゃろうと命の限り抱きしめて…… この肌で温めてやりたい……。 その日の来るまで死にはせん。 いつまでも待っている……」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  (セリフ) 「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒濤砕くる岸壁に立つ母の姿を……」
岸壁の母美空ひばり美空ひばり藤田まさと平川浪竜母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  呼んで下さい おがみます ああおッ母さん よく来たと 海山千里と 言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ
雨の酒場で石原裕次郎石原裕次郎清水みのる平川浪竜並木の雨の ささやきを 酒場の窓に 聴き乍ら 涙まじりで あおる酒 「おい もう止せよ」飲んだとて 悩みが消える わけじゃなし 酔うほど淋しく なるんだぜ  一輪ざしの 白薔薇を ちぎって何故に また棄てる 花に恨みが あるじゃなし 「おい もう泣くな」いつまでも いのちの恋の 切なさは 泣いても泣いても きりがない  グラスの底を 傾けて 飲み干す君の 悲しみを 知っていりゃこそ とめるのさ 「おい もう帰ろう」夜も更けた 小雨の道が 遠いなら せめても送ろう そこらまで
カサブランカの夜渡辺はま子渡辺はま子清水みのる平川浪竜真珠を空にちりばめて きらめく星に暮れる町 ああ カサブランカの夜でした 異郷の果てに想い出を はるばる捨てにきた私 ああ あの人ゆえにただひとり  ホテルの窓に身を寄せて 砂漠に続く空を見る ああ カサブランカの夜でした 花びら白いユーカリの 移り香偲ぶ切なさよ ああ かりそめだった 恋のため  サロンにうるむ灯影にも 別れの夜をまた思う ああ カサブランカの夜でした 私はどうせエトランゼ また来る日とてない町に ああさよならしよう 今日限り
岸壁の母PLATINA LYLIC二葉百合子PLATINA LYLIC二葉百合子藤田まさと平川浪竜母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  (セリフ) 「又引き揚げ船が帰って来たのに、今度もあの子は帰らない。 この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか……。 港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ…… 帰れないなら大きな声で……。」  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  (セリフ) 「あの子は今頃どうしているでしょう。 雪と風のシベリアは寒かろう…… つらかっただろうと命の限り抱きしめて…… 温めてやりたい……。」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  (セリフ) 「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒涛砕くる岸壁に立つ母の姿を……」
憧れの住む町菅原都々子菅原都々子清水みのる平川浪竜長津義司丘を越え 山を越え あこがれの 住む町に 夢をだいて ゆくよ はるばると 鐘が鳴ります 遠い 遠い空で 旅ゆく身に やさしく しみじみと  りんどうの花の道 白樺の つづく道 影を慕い ゆくよ はるばると 鳥も呼びます 山の 山の彼方 旅ゆく身に やさしく なつかしく  愛の町 日昏れ町 ともしびの 見える町 峠こえて ゆくよ はるばると 乙女ごころに 降るは星のしずく 旅ゆく身に やさしく はてしなく
憧れは馬車に乗って菅原都々子菅原都々子清水みのる平川浪竜長津義司春の馬車が来る 淡い夢をのせて 花のかおる道を はるばると おどる胸を寄せて 行こう山のかなた わたしのあなた あなたのわたし どこまでも どこまでも  春の馬車が来る 楽し歌をのせて 虹がもえる丘を はるばると やさしい愛の調べ 君よともに歌おう わたしのあなた あなたのわたし いつまでも いつまでも  春の馬車が来る 銀の鈴を乗せて 風もかおる野辺を はるばると 空は青く澄みて のぞみ溢れくるよ わたしのあなた あなたのわたし 果てしなく 果てしなく
岸壁の母清水博正清水博正藤田まさと・セリフ詞:室町京之介平川浪竜母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  「又引揚船が帰って来たに、 今度もあの子は帰らない…。 この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか…。 港の名前は舞鶴なのに なぜ飛んで来てはくれぬのじゃ…。 帰れないなら大きな声で…お願い… せめて、せめて一言…。」  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さん よく来たと 海山千里と 言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  「あれから十年…。 あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう… つらかったじゃろうと 命の限り抱きしめて… この肌で温めてやりたい…。 その日の来るまで死にはせん。 いつまでも待っている。」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒濤砕くる岸壁に立つ母の姿を…」
岸壁の母島津亜矢島津亜矢藤田まさと平川浪竜池多孝春母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  「又引揚船が帰って来たに、 今度もあの子は帰らない…。 この岸壁で待っているわしの姿が 見えんのか…。 港の名前は舞鶴なのになぜ飛んで 来てはくれぬのじゃ…。 帰れないなら大きな声で…お願い せめて、せめて一言…。」  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さん よく来たと 海山千里と 言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  「あれから十年…。 あの子はどうしているじゃろう。 雪と風のシベリアは寒いじゃろう… つらかったじゃろうと 命の限り抱きしめて… この肌で温めてやりたい…。 その日の来るまで死にはせん。 いつまでも待っている。」  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  「ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒濤砕くる岸壁に立つ母の姿を…」
泪の夜汽車真木不二夫真木不二夫板倉文雄平川浪竜長津義司暗いシートで 肩よせ合(お)うて むすぶ假寝(かりね)は せつないものよ 恋のためなら 都も夢も すてゝわびしい 故郷へ帰る 心もとない 泪の夜汽車  むせぶ汽笛に 想いはみだれ にじむ灯影は かなしいものよ 故郷(くに)へ着いたら やさしい母に なんと話そか おまえのことを 明日が気になる 泪の夜汽車  ぼくにゃ故郷(こきょう)も おまえにゃ他国 たよりなかろよ 淋しかろうよ 夢で泣いてか 二(ふた)すじ三(み)すじ 白い寝顔に ながれる涙 つのる夜嵐 泪の夜汽車
憧れは馬車に乗って遊佐未森遊佐未森清水みのる平川浪竜春の馬車が来る 淡い夢を乗せて 花のかおる道を はるばると おどる胸を寄せて 行こう山のかなた わたしのあなた あなたのわたし どこまでも どこまでも  春の馬車が来る 楽し歌を乗せて 虹がもえる丘を はるばると やさしい愛の調べ 君よ共に歌お わたしのあなた あなたのわたし いつまでも いつまでも  春の馬車が来る 銀の鈴を乗せて 風もかおる野辺を はるばると 空は青く澄みて のぞみ溢れくるよ わたしのあなた あなたのわたし 果てしなく 果てしなく
岸壁の母菊池章子菊池章子藤田まさと平川浪竜長津義司母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さん よく来たと 海山千里と 言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風よりも つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ
岸壁の母~浪曲入り~石川さゆり石川さゆり藤田まさと平川浪竜若草恵昭和二十五年一月の半ばもやがて過ぎる頃 雪と氷に閉ざされたソ連の港ナホトカから 祖国の為に命をかけた同胞を乗せ 第一次引揚船高砂丸が還ってくるッ 父が夫が兄弟が舞鶴の港に還って来る 日本中の神経はこの港にそそがれた 狂わんばかりの喜びはルツボの様に沸き返った。  母は来ました 今日も来た この岸壁に 今日も来た とどかぬ願いと 知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて  ああその夢があればこそ 引揚船の着く度に この舞鶴へ来るのです なのにあの子は還らない と言てどうして忘らりょう 姿の見えぬ岸壁に 涙こらえてとぼとぼと すがった枝を筆にして わが子よ端野新二よと 泣いて書いたも幾度か  呼んで下さい おがみます ああ おっ母さんよく来たと 海山千里と言うけれど なんで遠かろ なんで遠かろ 母と子に  悲願十年 この祈り 神様だけが 知っている 流れる雲より 風より つらいさだめの つらいさだめの 杖ひとつ  ああ風よ、心あらば伝えてよ。 愛し子待ちて今日も又、 怒涛砕くる岸壁に立つ母の姿を…
仁吉星勝新太郎勝新太郎萩原四朗平川浪竜長津義司烏泣くなよ 日が暮れる 暮れりゃ仁吉が 弱くなる 好きな女房を 仁義に替えて 意地で三下り 義理で残りの半下り  吉良の港の おぼろ月 嫌な渡世が 目に沁みる 折って捨てたい 一本刀 残る二面を 男うるみが何故切れぬ  三月夫婦(みょうと)の 明け暮れは 思い出すなよ 春の夢 一夜明けたら 荒神山の 空を見てくれ 招く仁吉の朝星を
雨の酒場でディック・ミネディック・ミネ清水みのる平川浪竜並木の雨の ささやきを 酒場の窓に 聴きながら 涙まじりで あおる酒 「おい、もう止せよ」飲んだとて 悩みが 消える わけじゃなし 酔うほど 淋しく なるんだぜ  一輪ざしの 白薔薇を ちぎって何故に また棄てる 花に恨みが あるじゃなし 「おい、もう泣くな」いつまでも いのちの恋の 切なさは 泣いても 泣いても きりがない  グラスの底を 傾けて 飲みほす君の 悲しみを 知っていりゃこそ 止めるのさ 「おい、もう帰ろうや」夜も更けた 小雨の道が 遠いなら せめても送ろう そこらまで
悲風千里二葉百合子二葉百合子藤田まさと平川浪竜誰がつけたか 残留孤児と 悲しい言葉で ございます 命は一つ ふるさと二つ 四十の孤児には 誰がした あゝ 続いて 続いて 続いて居ります たたかいは  遠い音と 言いますけれど 空(むな)しい戦(いく)さの ぬけがらに 包まれながら 生きてる私 昔もなければ 今もない あゝ 続いて 続いて 続いて居ります たたかいは  風は千里を 一夜で飛ぶが 孤児には千里は 遠すぎる 幾百千の こころの祈り 叶えて下さい 夢なりと あゝ 続いて 続いて 続いて居ります たたかいは
すっとび野郎橋幸夫橋幸夫吉川静夫平川浪竜すっ飛び すっ飛び すっ飛び野郎 その先ァ言うなよ わかってる 旅の鴉で スイスイ 若くて強くて いい男 鉄火娘も ころりと惚れる  身軽で気軽で 腕がたつ やるならなんでも いのちがけ すっ飛び すっ飛び すっ飛び野郎  すっ飛び すっ飛び すっ飛び野郎 人情にゃお弱い たちなんだ それも承知で スイスイ 道中合羽に 三度笠 刀千本 降ろうとままよ  すっ飛び すっ飛び すっ飛び野郎 隠密街道 七変化 投げる手裏剣 スイスイ 連続投げても 身をかわす
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