地面を蹴り上げ Sky Flight!!!!
Let's Fly!!!! 本能呼びさまして Fly!!!! 高く遠く飛べるさ
あの大空へも必ず届く 逆境超えた先の道に
答えがあるから I believe you foreverもっと歌詞を見る
―― 結成のきっかけは、アーティスト・みやかわくんの紹介だったそうですが、一緒にやっていこうと思った一番の決め手は何だったのでしょうか。
☆イニ☆ なんだろうなぁ。でも音楽をやろうと思って結成したわけではなかったので、歌の上手さとか声の相性とかは考えたことなかったですね。まず友達として気が合って、面白かったから一緒にいて。テオ君となら、何か新しいことができるんじゃないかなと。
テオ たしかに。僕も結構いろんな人と出会ってきたんですけど、あんなに短い期間であんなに仲良くなることができた人っていなくて。すっごい面白いなと思いました。波長が合ったんですよね。
―― そして、出会ってから今年で4年目とのことですが、改めてお互いのことを紹介していただけますか。
テオ ☆イニ☆君は、とにかく自分のプライベートな時間を作らずに動画を作っているイメージですね。そもそも動画作りが趣味ということもあるんですけど、自分はそこまですべての時間を使えないので、すごいなぁと思います。YouTubeをやろうと誘ったのは僕なのに、越されていきました(笑)。自分は撮影したり、完成した動画を観たりすることが楽しいタイプで、編集は苦手なんですよ。だから☆イニ☆君には助けられてるし、編集も上手くて好きだし、すごく意欲がある人だなぁと思います。
☆イニ☆ テオ君は、事務所の人とか地元も友達とかをものすごく大切にしている人です。忙しいなかでもちゃんと時間を作って会ったり。自分には持ってないものがありますね。
テオ まぁ☆イニ☆君のことが一番だけどな(笑)!なんか嫌なところがまったくないですね。いろんな人が周りにいるけれど、☆イニ☆君は嫌なところが一番ない人です。
―― 結成してからは、すぐにYouTubeで何かやってみようという話になったのですか?
テオ そうですね、僕のほうからやろうと言いました。☆イニ☆君は就職も決まっていたんですけど、それを蹴ってくれて。すぐ二人で一緒に所沢に住み始めて。それから10日後くらいから毎日動画投稿を始めました。
☆イニ☆ もう入社式まで行っていたし、会社の担当の方も決まっていたのでねぇ。辞めるのはなかなか覚悟が要りましたよ。僕としても「さぁ出勤だ!頑張ろう!」というところだったんですけど、でも、テオ君に何度も何度も誘ってもらっていたので、決意することができました。そして会社にかけた「やっぱり辞めます」という電話は、人生で一番気まずかったです(笑)。しかもその頃は“YouTuber”という言葉もあまり浸透していなかったので、ちょっとかっこつけて「アーティスト活動をやりたくて…」って言いました。
テオ でも本当にアーティストになったね(笑)。あのときはまさにYouTuberというものが出来立てぐらいの時期で、僕ら結成したときはヒカキンさんのことさえ知らなかったくらいでした。だからYouTubeに関しても無知でしたね。でも、自分はもともとVineとかTwitterで短い動画は投稿していたので、YouTubeという新しいプラットホームで、☆イニ☆君と長い動画を作ってみようと思ったんですよね。
―― 今もなお、毎日動画投稿をされていますが、毎日って…大変ですよね…。
テオ いやまぁ大変ですけど、でも結成当時から毎日投稿をし続けているというYouTuberが“水溜まりボンド”さんとスカイピースの2組だけなんですよ。だから意地でもやめられないですね(笑)。
―― 動画を配信すると、その画面の向こうには見えないお客さんたちがたくさんいるわけですが、それと会場でのライブやイベントの感覚ってだいぶ違いますか?
☆イニ☆ やっぱり違いますね。動画は撮影しているとき、本当に2人だけの空間なので。それをネット上に配信して、いろんな方が観てくれて、視聴回数が何十万とか何百万とかになるわけですけど、実感としてはイマイチというか、数字だけを見ても「うーん、本当に?」とか思うんです。だけどライブやイベントをすることによって、これだけ自分たちのためにみんなが集まってくれているんだな、本当にみんな観てくれているんだなって改めて認識しますね。
―― YouTuberとして活動していくなかで、予想していなかった反応や意見もありましたか?
テオ もちろんあります。でも炎上するものは、いつ炎上するかわからないですね。
―― 炎上ってどういう理由で起きるんでしょうね。
テオ 気まぐれです(笑)。たとえば、頭を叩く動画を出して、みんなが面白がってくれるコメントがワーッとあったとします。でも3日後にまた叩いたら今度は「ちょっと今のひどくない?」という意見がワーッと来たりするんですよ。だから本当にわからなくて。明らかに炎上するだろうなと予想できるようなものは、避けるように気を付けているんですけど、思いがけず炎上してしまったときには、ちょっと驚きますね。まぁ今はあまり気にせず、自由にやっています。
―― 今、YouTuberという仕事は小学生のなりたい職業の上位に入るくらいメジャーなものになりましたが、経験者として“楽しいところ”と“大変なところ”を伝えるとすると何でしょうか。
☆イニ☆ そうですねぇ…。まず大変なところでいうと、休みと仕事の境目がないというか、割合が難しいなぁと。僕は結構、常に働いちゃうので。だからそこをうまく切り替えたり、自分の時間を作ったりできないと、よっぽど動画が好きじゃない限り、わりと大変かもしれないですね。普段の生活でも、旅行をしていても、YouTubeのことを考えちゃうので(笑)。そこに縛られすぎないことは大事ですね。
テオ じゃあ僕は楽しいところを。やっぱり人の輪がものすごく広がります。ファンの方もそうですし、同業者のYouTuberの方もそうですし、ネットなのでより、関わっている人の数が半端じゃなくなるんですよ。だから、ファンの女子高生の子が僕らを観てくれていて、ともに成長していって、気づいたら社会人になっていて、今はこういうことをしていますというような、ひとりひとりの人生を知る機会もめっちゃ多いです。それが一番楽しいかなぁ。
☆イニ☆ あー、そうだね。あとそれだけ多くのひとたちから反応をもらえるってことも楽しいですね。学校でアホなことを、一人でやってもつまらないじゃないですか。でも、それを誰かと一緒にやって、みんなに発信することで、たくさんの人からいろんな言葉をもらえて。「面白い」という言葉は一番頑張る糧になりますね。