LIVE REPORT

MUCC ライブレポート

MUCC

『SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Episode 5.「THE END OF THE WORLD」』

2014年07月17日@新木場STUDIO COAST

撮影:木村泰之/取材:山本弘子

2014.07.28

“MUCCです。今日は何かいいライヴになりそうな気がする。そんな気しない? やっぱり新木場いいね。思う存分『THE END OF THE WORLD』の世界を堪能してください! 耳じゃなくて心と身体でね”。

逹瑯のMCに大歓声で応えるオーディエンス。7月17日、新木場STUDIO COASTにおいてMUCCのワンマンツアー『Episode 5.「THE END OF THE WORLD」』の東京公演が行なわれた。今年の3月から7カ月連続、全55本にも及ぶライヴプロジェクト『SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争-』を全国各地で行なってきたMUCCだが、この怒濤のプロジェクトもいよいよ後半戦だ。

演出も曲の世界を増幅させた「THE END OF THE WORLD」は圧巻。この日のライヴを観て感じたことは、やはりニューアルバムの曲の説得力はハンパないということだった。ヘヴィロックとクラブミュージックを融合させた「ENDER ENDER」は生で聴くとさらに爆発的エネルギーを放ち、SATOちのドラムで始まる「World's End」では解き放たれた空気にハンドクラッピング&サークルモッシュで盛り上がる。ミヤのギターのカッティングとリズム隊の絡みがファンキーかつフォーキーな「369-ミロク-」、MUCCのライヴらしく歌詞がスクリーンに映し出された「JAPANESE」と、今の時代を鷲掴みにしたような楽曲たちが次々に鳴らされ、音圧をモノともせずに突き抜けて響く逹瑯のヴォーカルは、初聴きだとしても歌詞がきっちり届いてくる。バンドの核の部分であるロックとフォークにモダンなエッセンスをぶち込んだ新作の曲、そして今回の一連のライヴが彼らをより強靭でしなやかなバンドにしていることは間違いない。

前半ではミヤのギターの音が出なくなるトラブルに見舞われ、ひやっとさせられる場面もあったが、想定外の出来事も笑い飛ばし、テンションを加速させていったのは、さすが百戦錬磨のライヴバンド。オーディエンスとともに作り出す景色もMUCCの積み上げてきた歴史が成せる技だ。

“F”“U”“T”“U”“R”“E”の文字が散らばって映し出されたアンコールでは、逹瑯が9月23日の国立代々木競技場第一体育館での『Final Episode「THE END」』について“長かったようで短いようで、まだまだ先だと思っていた代々木がもう目の前です。その前に強敵(8月に共演する[Alexandros]、氣志團、GRANRODEO、BUCK-TICK、シド、D'ERLANGER、ゴールデンボンバー、MICHAEL、geek sleep sheep)がいるんだけどね”と逹瑯が言うとYUKKE(Ba)も“あと2カ月、頑張っていきましょうね。(代々木で)絶対に最高のMUCC見せる自信があるから”と宣言。スモークがフロアーに向かって派手に焚かれ、ライヴのキラーチューンではメンバーと同じくこの瞬間を楽しみ尽くすファンの暴れっぷりも爽快だった。最強のアルバムとの相乗効果で代々木はかなりすごいことになりそうな予感がする。
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  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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