LIVE REPORT

ROTTENGRAFFTY ライブレポート

ROTTENGRAFFTY

『15th Anniversary TOUR ONEMAN SERIES 「ROTTENGRAFFTY」』

2014年11月21日@Zepp Tokyo

撮影:HayachiN/取材:荒金良介

2014.12.16

ROTTENGRAFFTYは有言実行のバンドである。今年結成15周年を迎え、3月には閉館を間近に控えたSHIBUYA-AXを即完。そこで聞いたMCは未だに忘れられない。“ギリギリ間に合った!”とN∀OKI(Vo)が歓喜の雄叫びをあげ、続いて“Zepp Tokyoでやるから!”とNOBUYA(Vo)が宣戦布告し、胸の奥底から熱いものが込み上げてきた。

そして、ついにこの日がやってきた。東名阪で行なわれた『15th Anniversary TOUR 「ROTTENGRAFFTY」』ワンマンシリーズ最終日の東京公演。もちろん完全ソールドアウトである。紆余曲折の荒波を乗り越え、個人的にも前述の3月以降ずっと頭の片隅にあったライヴだ。会場は開演前から異様な熱気に満ち、「世界の終わり」で幕を開けると、バンドと観客が相思相愛でぶつかり合うスパークぶりに感動した。しかし、バンドはまだまだこんなものじゃ足りないと言わんばかりに焚き付ける。なぜなら、彼らにはこの15年間、溜めに溜めた感情がある。それを全部吐き出すために、このステージに立っているのだ。ラウドにダンサブルにパンキッシュに繰り出される曲調は華やかなれど、一音一音にこもった魂や念の重さに圧倒される。楽曲を通して彼らの強靭な人間力がダイレクトに伝わり、ショーが佳境に近付くにつれ、観客も一緒に15年の歩みを辿るような錯覚に陥ったのではないか。

この日はメンバーひとりひとりが丁寧に感謝の言葉を述べ、特に思いの丈を手紙に綴ったHIROSHI(Dr)の所作には涙腺が緩んだ。“今まで支えてもらったけど、今度は俺が支えていく”と読み上げ、約2時間半に及ぶライヴは感動のフィナーレを迎えた。
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  1. 2

    独奏グラフィズム

  2. 5

    ill-usion

  3. 6

    I & I

  4. 7

    This World

  5. 8

  6. 9

    鬼ごっこ

  7. 10

    ケミカル犬

  8. 13

    Synchronicitizm

  9. 15

    かくれんぼ

  10. 17

    夕映え雨アガレ

  11. 19

    Walk

  12. <ENCORE1>

  13. 23

    Bubble Bobble Bowl

  14. <ENCORE2>

  15. 25

    TIME IS OVER

  16. 26

    毒学PO.P 革新犯

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