荒川ケンタウロスライヴレポート　2015年03月20日

荒川ケンタウロスライブレポート

荒川ケンタウロス

『「玉子の王様」リリースツアーファイナルワンマンライブ』

2015年03月20日@TSUTAYA O-WEST

撮影:井之口聡/取材:高良美咲

2015.04.09

先日メジャーデビューを果たした彼らにとって4回目となるワンマンライヴは、会場の広さと詰め寄せた観客の数からも、着実に挑戦の舞台が大きくなっていっていることが目に見えた。歌っていることは日常的なことではあるが、一曲一曲の物語の色が多彩でありながらどれも淡いやさしさを持っていて、陽だまりのような温かさを感じる曲だったり、水のしずくが光を反射するようにキラキラした曲だったり、楽曲ごとに会場の雰囲気が色とりどりに変わっていく。この日披露された新曲「曜日感覚」「ティーティーウー」の2曲ではさらなる表情の広がりを見せ、バンドの音に負けないくらいの歓声が上がる。そんな光景が、尾越(Dr)が感慨深く語った“ひとりよがりの音楽をやっているんじゃないと実感した”という言葉の意味を強く感じさせた。