LIVE REPORT

家入レオ ライブレポート

家入レオ

『家入レオ4thワンマンTour ~20 twenty~』

2015年05月04日@日比谷野外大音楽堂

撮影:田中聖太郎/取材:竹内美保

2015.05.10

心地良い初夏の風が流れる日比谷野音。敬愛する尾崎豊も立った、本当に深い思い入れのあるそのステージから、新たな旅を始めることを選んだ家入レオ。アーティストとして生きていく証を刻み込むため、心には相当強い意思(意志)を抱いていたと思われるが、パフォーマンスは伸び伸びとしていて、そこにある時空間を目一杯楽しんでいるようだった。

オープニングの3曲は、まだ陽が明るい野音にぴったりのしなやかなナンバーで開放的な雰囲気をより豊かなものに。リラックスしたムードだからこそ、時おり訪れる程良い緊張感がいいスパイスにもなる。あたりが夕景となる頃に披露された「little blue」ではシンプルな奏でに広がりが生まれたり、ジャジーなテイスト漂う「love&hate」はシャープかつディープな世界観が意外にも野外の空気に溶け込んでいたりと、彼女がよく口にする“ライヴが最先端”の表れに野外ならではのマジックも加わって思わずハッとさせられる瞬間が何度も。また、アコースティックギターの弾き語りでは渋いカバー曲を聴かせ、その音楽的バックグラウンドの奥行きも感じさせてくれた。

後半からラストに向かっていく流れでは、“私の十代を象徴する曲。今日で十代と決着する”と前置きを添えたあとに歌われた「Bless You」の気迫に満ちたヴォーカルが、とりわけ素晴らしい響きを放つ。ライヴ中盤のMCでの“20代初日、スタート”という言葉の意味も内包しての歌声。そう、この日、彼女は新たに始まったのだ。
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  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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