LIVE REPORT

BLUE ENCOUNT ライブレポート

BLUE ENCOUNT

『TOUR2016 THANKS~チケットとっとってっていっとったのになんでとっとらんかったとっていっとっと。熊本ワンマンてや?そりゃよかばい!~』

2016年06月30日@新木場STUDIO COAST

撮影:浜野カズシ/取材:フジジュン

2016.07.08

10月に初の日本武道館ワンマンを控えたBLUE ENCOUNTが、3月より全国32カ所で行なった対バンツアーを経て、全国4カ所のワンマンツアーの初日を迎えた。田邊駿一(Vo&Gu)の“は~じめるよぉ!”の声に超満員の観客の手が挙がり、「アンバランス」でライヴが始まると、会場の熱気は急上昇! モッシュやダイブでフロアーが波打つ。この観客の渇望感だけでも現在の彼らの勢いを十分感じることができたが、僕は猛者たちと対バンし続けたツアーを経て、この短期間で明らかに筋力を増したバンドにド肝を抜かれていた。どっしり支えるリズム隊、テクニカルなギター、説得力あるヴォーカルの「Survivor」で魅せると「DESTINATION」でフロアーを掻き回し、「JUMP」では会場中のジャンプで新木場が揺れる。絶対的な信頼関係で結ばれたバンドと観客が作り上げる最高の空間に、“完璧に楽しい。俺はこういうライヴを待ってたんだよ!”と喜びを語る田邊。“ツアー中、辛い時もお前らが立ち直らせてくれた。今度は俺らが支える番です”と語り、披露した曲は最新曲「だいじょうぶ」。たっぷり気持ちを込めた、自信と確信に満ちた歌と演奏は観客の心を突き刺し、僕も思わず涙してしまった。「KICKASS」で始まった終盤戦はお互いの気持ちをぶつけ合い、確かめ合うようにアッパーな曲を矢継ぎ早に披露し、ツアーのテーマ曲と言える「THANKS」で感謝を届けて本編は終了。完璧に楽しかった! 断言するが、今もっとも観るべきバンド。日本武道館が楽しみで仕方ない!!
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  1. ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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