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Anly ライブレポート

Anly

【Anly】 『1st Live Tour “anly one”』 2017年6月23日 at 原宿アストロホール

2017年06月23日@原宿アストロホール

取材:本間夕子

2017.07.07

ギターを構えて凛と立つ彼女の姿はとても美しく、20歳とは信じられないほど威風堂々とした佇まいと、会場のキャパシティーを遥かに超えて迸るエネルギーの塊そのものの歌に、ただならぬ才能の出現を改めて確信せずにはいられなかった。

1stアルバム『anly one』を携えての東名阪3都市と郷里である沖縄の全4カ所を回ったAnly初のツアーは、ワンマンにして全公演ソールドアウト。沖縄で最終日を迎えるはずが、東京公演が即完したため急遽同じ会場での追加公演が決定し、事実上のファイナルになったというから、そのポテンシャルや推して知るべし。

タイトル通り燃えるように熱い「FIRE」をオープニングに、バンドメンバーと織りなすロックサウンドが場内に熱狂を巻き起こした「Enjoy」、淡い恋の妄想をキュートに歌った「傘」と、のっけから表情豊かな歌唱力でオーディエンスを魅了し、“私は伊江島という沖縄の離島の出身で、東京は私にとって外国と同じくらい遠くて憧れの場所。だから、今日この光景が観られて嬉しいです”と満員のフロアーを見渡して笑顔を浮かべるAnly。中盤のアコースティックタイムにはループペダルを用いた“ひとりセッション”でエド・シーランのカバーからオリジナル曲「Coffee」へと見事にリレーして喝采を浴びるなど、随所に彼女の音楽愛と旺盛な探究心が散りばめられているのもいい。

目を見張ったのはアンコール。ピアノによるスペシャルアレンジで披露された「北斗七星」だった。8月9日にリリースされるこの新曲を携えてAnlyはまた大きな一歩を踏み出す。この日発表された秋のツアーではさらにスケールアップした彼女にきっと会えるだろう。

取材:本間夕子

Anly

アンリィ:1997年1月、沖縄・伊江島生まれ。中学卒業までPCもインターネット環境も家にはなく、情報が閉ざされた南の島で、音楽好きの父が持ち帰るブルースやロックのCDを聴き、ギターをオモチャ代わりに爪弾く日々を過ごす。島には中学までしかないため、高校進学のために転居した那覇市内で弾き語りライヴをスタート。高校を卒業した15年の11月、シングル「太陽に笑え」でメジャーデビュー。17年3月にリリースした“Anly+スキマスイッチ=”名義によるスキマスイッチとのコラボシングル「この闇を照らす光のむこうに」で注目を集める。

この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 6

    6.Don’t(エド・シーランカバー)

  2. 7

    7.Coffee

  3. 13

    13.D0n’t give it up

  4. 14

    14.Emergency

  5. 16

    <ENCORE1>

  6. 17

    1. Bye-Bye

  7. 19

    <ENCORE2>

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