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D'ERLANGER ライブレポート

D'ERLANGER

【D'ERLANGER】 『J’aime La Vie TOUR 2017』 2017年7月1日 at TSUTAYA O-EAST

2017年07月01日@TSUTAYA O-EAST

撮影:HIROSHI TSUCHIDA/取材:山本弘子

2017.07.20

再結成10周年の記念すべき年に“これが今のD'ERLANGER”と言わんばかりのど真ん中のアルバム『J’aime La Vie』を掲げて開催されたツアー。東京でのセミファイナル公演(ファイナルは追加公演:京都)はkyo(Vo)、CIPHER(Gu)、SEELA(Ba)の3人がTetsu(Dr)のほうを向いて呼吸を合わせるように始めた「Harlem Queen Complex」からキックオフ。kyoの囁くような低い声が一瞬にして会場のムードを支配し、「Harlem Queen Romance」からは爆音全開で場内の温度を上昇させていく。その迫力に負けないほどの熱い歓声が飛び交い、“東京! D'ERLANGERです! 今日は熱を感じるよ。悔い残さないように暴れてってよ。覚悟してきましたか? 全部くれますか!? 全部、持っていけ!”とkyoがさらに煽る。

中盤ではゆったりとしたグルーブが心地良い「Romeo & Juliet」を届け、艶のある歌と哀愁を帯びたギターソロが赤く染まる照明に溶けていくような「Je t'aime」を響かせた。シンプルなアプローチでメロディーを際立たせた「Mona Lisa」、骨太で爽快なR&R「Vanilla」など最新アルバムの曲たちがツアーを経て太く強力になっていたのも印象的で、各自の個性と主張が絡み合ってD'ERLANGERサウンドが生み出されていることが伝わる熱いライヴが繰り広げられる。

“もうひと盛り上がりしようか”と叫んだアンコールでは代表曲「CRAZY4YOU」が投下され、「バライロノセカイ-Le monde de la rose-」でもシンガロング。予定になかった「Love me to DEATH」も披露。終演後には9月に豪華メンバー参加の初のトリビュート盤の発売、同時にEX THEATER ROPPONGIにて主催イベント、秋ツアー『J’aime La Vie deux TOUR 2017』が開催されることが発表され、再び会場は歓喜の歓声に沸いた。

撮影:HIROSHI TSUCHIDA/取材:山本弘子

D'ERLANGER

デランジェ:1983年の結成後、幾度かのメンバーチェンジを経て、88年にkyoが加入し、現在の4人がそろう。89年に発表した1stアルバム『LA VIE EN ROSE』がインディーズでありながらも3万枚のセールスを記録し、鳴り物入りで90年1月にシングル「DARLIN'」でメジャーデビューを果たすものの、同年12月24日解散。しかし、17年の時を経て、07年に復活! 08年5月には日本武道館公演を成功させるなど、復活後は精力的にライヴ活動を行ない、コンスタントにアルバムを発表している。

この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 7

    7.Romeo & Juliet

  2. 12

    12.Masquerade

  3. 15

    <ENCORE>

  4. 18

    3.Love me to DEATH

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