LIVE REPORT

NoGoD ライブレポート

NoGoD

【NoGoD】 『CRUSH OF MODE-HYPER HOT SUMMER'17-』 2017年7月29日 at TSUTAYA O-EAST

2017年07月29日@TSUTAYA O-EAST

取材:土内 昇

2017.08.01

所属マネージメントが主催する夏の祭典の初日トリを務めたNoGoD。7月26日にリリースされたばかりのニューシングル「Arlequin」のビジュアルということで、真っ赤なヴィラン(悪役)のハーレクイン姿で現れた団長(Vo)は、映画『IT』のピエロや『BATMAN』シリーズのジョーカーを彷彿させ、異様な不気味さを纏っている。しかも、その格好で人間の弱い部分を射抜くメッセージを投げかけてくるのだから、言葉の持つ毒性であり、重みが増して響いてきたことは言うまでもないーー。
そんなライヴは団長の“さぁ、布教活動を始めようか”の発声から、前述の「Arlequin」でスタート。新曲での幕開けとはいえ、ギターリフがザクザクと攻め込むスリリングなハードチューンは、徐々に観客を高揚させていく。そこにライヴの定番曲「絶望、バイバイ。」を投下! ヘドバンでフロアーが前後に波打ち、さらに拳が突き上がり、クラップも巻き起こる。ステージ上ではKyrieが暴れるようにギターを弾き倒し、もはや場内はNoGoDの独擅場に。そして、2007年7月28日にShinno(Gu)が加入し、現メンバーとなって10年目の初ライヴでもあることから、10年前に作った曲のひとつ「輪廻天昇」を披露。ミラーボールの下で2本のギターが絡み合い、団長がハイトーンで歌い上げる、そんなドラマチックなミディアムナンバーを観客はじっと聴き入っていた。

その後、「emotional disorder」で再び会場を焚き付けると、シンガロングも発生した「祝福の唄」で大団円。ニューアルバム『proof』を9月20日にリリースすることも発表され、現メンバーでの10周年というバンドにとって意味深い周年が幕を開けた。

取材:土内 昇

NoGoD

ノーゴッド:2005年に団長を中心に結成。ライヴ活動を続けながら、コンスタントに作品も発表し、着実に人気と実力を付けていった。10年 6月にシングル「カクセイ」でメジャーデビューを果たし、同年 8月にはメジャー1stアルバム『欠片』を発表。HR/HMを基調としたサウンドとメッセージ性の強い歌詞、高いエンターテインメント性が話題となり、メジャーシーンでも注目を集めている。

この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 2

    2.絶望、バイバイ。

  2. 3

    3.輪廻天昇

  3. 5

    5.祝福の唄