LIVE REPORT

SOLEIL ライヴレポート

SOLEIL ライヴレポート

【SOLEIL ライヴレポート】 『My Name is SOLEIL release party!』 2018年3月25日 at Zher the ZOO YOYOGI

2018年03月25日@

撮影:ビクターエンタテインメント/取材:林なな

2018.04.04

“古き良き音楽”であると思われていた60年代のサウンドを、全編モノラル録音で収録したという1stアルバム『My Name is SOLEIL』でこの21世紀に復活させたのは紛れもなくSOLEILだ。この日、アルバム発売記念単独ライヴ『My Name is SOLEIL release party!』は、あふれんばかりに押し掛けたオーディエンスに大きな拍手と歓声で迎えられた。

メンバーが揃ってオンステージすると、それいゆ(Vo)はグロッケンの前に立った。サリー久保田(Ba)と中森泰弘(Gu)はベテラン中のベテランだが、フロントに立つそれいゆはまだ14歳の少女。最初こそ歌う姿や曲の合間の話し方に若干の緊張は見られたが、ライヴが進行するにつれて、それも無邪気な楽しさに満ちあふれていった。「ソレイユのテーマ」からステージをスタートさせると、「魔法を信じる?」「恋するギター」では親しみやすいサウンドとノリやすいテンポに身を任せ、会場全体が心地良さそうに体を揺らす。彼女が手にした“音楽”という魔法。その魔法は確かに存在するのだと、この光景が証明していたのは明らかだろう。

「Pinky Fluffy」「MARINE I LOVE YOU」をチャイルディッシュな甘い雰囲気全開で歌い上げたかと思えば、スカの匂いを感じさせる「さよなら 14歳」では先ほどよりもほんの少し大人びた歌声を聴かせる。アンコールの拍手に誘われ再びステージに現れると、それいゆはドラムを叩き、そのままセッションへとつないだ。ライヴのオーラスを飾るのはThe Teddy Bearsの楽曲「To Know Him Is to Love Him」のカバー。今から60年前にアメリカでリリースされた曲を難なく歌う彼女の姿は、“これから”を後押しするのには十分すぎるくらいの出来だった。ライヴ中盤で披露された「Are you happy?」の最後の一節には《恋したり 破れたり 未来は忙しそう/I’m happy!!》とある。この言葉通り、忙しくてキラキラした未来が先にはきっと待っているはずだ。このバンドが証明できることは、まだまだたくさんある。目の前の扉をこじ開けていってほしい。

撮影:ビクターエンタテインメント/取材:林なな

SOLEIL

たんきゅんデモクラシーのメンバーとして活動していた、それいゆ(Vo)が元ザ・ファントムギフト、les 5-4-3-2-1のサリー久保田(Ba)と、ヒックスヴィルや ましまろで活躍する中森泰弘(Gu)とともに結成。サリー久保田のプロデュースのもと、2017年9月13日にリリースしたシングル「Pinky Fluffy」は、白根賢一(Dr / GREAT3)、井谷享志(Perc)、星野みちる(Cho)、高浪慶太郎、飯泉裕子(マイクロスター)といった豪華メンバーが参加し、こだわりの全編モノラル録音サウンドと、1960年代の“スウィンギング・ロンドン”を彷彿させるビジュアルが話題となり、発売後間もなく完売し、現在はプレミアとなっている。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    1.ソレイユのテーマ

  2. 2

    2.魔法を信じる?

  3. 5

    5.恋のハッピー・デート

  4. 7

    7.キャプテン・スカーレット

  5. 8

    8.YOU LOVE ME /星野みちる (それいゆ:Dr)

  6. 9

    9.マジックアワー/星野みちる (それいゆ:Dr)

  7. 10

    10.Pinky Fluffy

  8. 15

    15.さよなら 14 歳

  9. 16

    16.ソレイユのテーマ

  10. 17

    <ENCORE>

  11. 18

    1.ドラムセッション (それいゆ:Dr)

  12. 19

    2.To Know Him Is To Love Him

今日のうた Today Songs Column

MORE

注目度ランキングRANKING

  1. Make or Break

    櫻坂46

  2. 死んだふり

    櫻坂46

  3. DOMINANCE

    INI

  4. Polytope

    三浦大知

  5. Hollow

    Stray Kids

MORE

歌ネットのアクセス数を元に作成