LIVE REPORT

SOIL&“PIMP”SESSIONS joint ハナレグミ ライブレポート

SOIL&“PIMP”SESSIONS joint ハナレグミ

『ニコニコツアー2011』

2011年06月23日@恵比寿LIQUIDROOM

撮影:橋本 塁/取材:菊池 崇

2011.06.20

他のバンドやアーティストと競演・共演することをテーマにした、SOIL&“PIMP”SESSIONSの『ニコニコツアー』。LIQUIDROOMで行なわれた東京公演の初日は、ハナレグミとの共演だった。
SOILの“インスト”とハナレグミの“歌”がどうクロスし、どういう変化をもたらしてくれるのか。それが、誰もが一番に持っていた関心だったと思う。踊らせることと聴かせることを、ライヴという決められた時間の中でどう結び付けていくのか。結論から言うと、SOILとハナレグミは、僕らのイメージをはるかに超えた部分で、互いの音や歌を引き出しながら、SOIL+ハナレグミという新しいバンドの音を構築してくれた。ジャズをベースにしたダンスミュージックとソウルやリズム&ブルースをバックボーンにしたハートフルな歌。かつてハナレグミは、SUPER BUTTER DOGを組んでいたように、ファンクもお手のものだ。つまり、個々に持っているものは、ブラックミュージックへの憧憬。そこに、同年代が抱えるクラブカルチャーを経て、自分の音楽を構築している。根本にあるもの、そして育ってきたものは変わらない。そんなことを、この夜の演奏を聴いていて感じていた。
SOILもハナレグミも、発せられる音楽には強烈な個性を持っている。その強烈な個性を、殺し合うことなく複合させる。ハナレグミがゲストで加わったということではなく、新しいメンバーとして新しいバンドを作った。そんな感覚を受けたライヴだった。名古屋公演もハナレグミと共演したが、この2日だけではもったいないと思えるセッションだった。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    FOLLOW

  2. 2

    Suffocation

  3. 3

    No Taboo

  4. 4

    Fuller Love

  5. 5

    One Step Beyond

  6. 6

    Low Life(w/ハナレグミ)

  7. 7

    Jamaica Song(w/SOIL&”PIMP”SESSIONS)

  8. 8

    Beat It(w/ハナレグミ)

  9. 9

    Paraiso(w/ハナレグミ)

  10. 10

    踊る人たち(w/みどりん&秋田ゴールドマン)

  11. 11

    あいのこども(w/SOIL&”PIMP”SESSIONS)

  12. 12

    光と影(弾き語り)

  13. 13

    360°(w/タブゾンビ&元晴)

  14. 14

    ハナレグミ新曲(w/SOIL&”PIMP”SESSIONS)

  15. 15

    ...がしかしの女(w/SOIL&”PIMP”SESSIONS)

  16. 16

    閃く刃

  17. 17

    GO NEXT!

  18. 18

    Fantastic Planet(w/ハナレグミ)

  19. 19

    SATSURIKUニューウェイブ

  20. 20

    オリビアを聴きながら(w/ SOIL&”PIMP”SESSIONS)