LIVE REPORT

GANG PARADE ライヴレポート

GANG PARADE ライヴレポート

【GANG PARADE ライヴレポート】 『GANG 2』 2018年4月17日 at Zepp DiverCity TOKYO

2018年04月17日@

撮影:kenta sotobayashi/取材:田中大

2018.04.20

開演を告げるSEが流れ、ライトを浴びた9人の姿が浮かび上がった瞬間、遊び人(ファンの名称)は一斉に感極まった声を上げていた。所属事務所の合宿オーディションで合格した月ノウサギとハルナ・バッ・チーンが加入して、ついに新体制で動き始めたGANG PARADE。彼女たちが最初に届けてくれた「Beyond the Mountain」は、さらなる高みをともに目指していこうとしている9人の決意を我々に力強く示してくれた。

お馴染みのナンバーが次々披露されたが、編成の変化に伴う歌割りやダンスフォーメーションが新鮮だった。定番となっているコントの枠など、時折のインターバルで楽しい雰囲気を出しつつも、パフォーマンスが始まると熱いムードで完全に包まれていたステージ。“月ノとハルナの加入が決定してから1カ月。ふたりは限られた時間の中で真剣にぶつかってきてくれました。ギャンパレのライヴの前にいつもみんなで“誰よりも高く飛ぶ!”とか“死に物狂いで、暑苦しく、全力で、がむしゃらに!”って言ってからステージに立ってるんですけど、その言葉をこれからも胸に、今が一番最高だと胸を張って言えるようにします。この9人で頑張っていきます!”とキャン・GP・マイカが終盤のMCで宣言していたが、メンバー全員が新しいGANG PARADEを作っていく意欲に燃えているのを感じた。

本編を締めくくった「FOUL」で、遊び人の間から起こった大合唱が《BODY & 7 SOUL》ではなく《BODY & 9 SOUL》だったのも感慨深いものがあった。アンコールではユイ・ガ・ドクソンのソロ作品『Like a virgin』のリリース、7月から9月にかけて全国9カ所を回る『REBUILD TOUR』の予定が発表された後、新メンバーのふたりが胸の内を語った。“私はGANG PARADEの中で一番になりたいわけじゃなくて、GANG PARADEを一番にしたいです”(月ノ)。“私はGANG PARADEに必要とされたいし、みんなが大好きで、GANG PARADEを一番にしたいです”(ハルナ)。そして、新曲「GANG 2」と「Plastic 2 Mercy」が披露されたが、お揃いのLEDライトを右手首に巻いてパフォーマンスを全力で繰り広げた9人の姿が凛々しかった。今後、彼女たちは力を合わせながら素敵な進化を遂げるに違いない。

撮影:kenta sotobayashi/取材:田中大

GANG PARADE

ギャングパレード:“みんなの遊び場”をコンセプトに活動する、カミヤサキ、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・マイカ、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソン、ハルナ・バッ・チーン、月ノウサギの9人からなるアイドルグループ。2014年に結成されたプラニメが前身ユニットで、2度の改名とメンバーの増減を経て2018年4月17日、現体制での活動をスタートさせる。同年9月20日には、自身最大規模のワンマンライブがZepp Tokyoにて開催される。

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