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FLOW ライヴレポート

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【FLOW ライヴレポート】 『FLOW 超会議 2020 ~アニメ縛りリターンズ~』 2020年2月24日 at 幕張メッセイベントホール

2020年02月24日@

撮影:Eri Shibata、Yasuyuki Kimura/取材:フジジュン

2020.03.20

昨年、楽曲のサブスク配信を解禁するや、「Sign」が2000万再生突破。さらに全楽曲合わせて1億再生を記録! FLOWが国内のみならず、世界のファンへの感謝を込めた『FLOW 超会議 2020 ~アニメ縛りリターンズ~』が2月24日に幕張メッセイベントホールにて開催された。2017年に日本青年館で初開催して大好評を博し、2018年には海外公演を含む全国ツアーも開催した、大人気企画である『アニメ縛り』が、バンド初となる幕張メッセでのワンマンに加え、ライヴの様子をニコニコ動画にて全世界へ生配信。彼らの歴代アニメ関連曲を網羅したこのライヴで、FLOWはアニソンの深く熱い歴史を綴るとともに、ロックバンドとしての意地と誇りを見せつけた。

内田真礼の前説、『コードギアス』の主人公のルルーシュがゼロに扮して行なった開幕宣言と、豪華すぎる幕開けとなったこの日。彼らの登場を待ちわびたファンの大きな歓声が上がる中、「COLORS」でライヴがスタート。「WORLD END」「PENDULUM」と続き、スクリーンに映るアニメ映像も気持ちを煽り、序盤から最高潮の盛り上がりを見せるオーディエンスに“伝説作ろうぜ!”とKEIGO(Vo)が笑う。

躍動感ある「Steppin’out」に会場中がタオルを回し、「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」をオタ芸ダンサーが盛り上げ、インスト曲「INVASION」ではゴリゴリの演奏でロックバンドの凄みを見せ付ける。さまざまな演出を施しながら、勢いと疾走感あるアニソンが連発されるライヴは全編が魅せ場で、全編がクライマックス。“アニメ制作陣が命を懸けて作ってるのを見てるから、本気で向き合いぶつかり合っている”とアニソンへの想いを、そして“FLOWはこれからも直接、作品の魅力を届け続けていきたい”とライヴへの想いを語ったKEIGO。アニメとロックに多大な敬意を表し、その壁を壊し続けるFLOWの存在は偉大だ。

『NARUTO』オールスターによるナレーションから「Re:member」で始まった終盤戦は、彼らの代表曲でもある「GO!!!」、世界で2,000万回再生された「Sign」で華々しく終演。“FLOWにしかできないライヴをやってる自負があります!”とKEIGOが超満員の観客と世界の生配信視聴者に力強く告げたように、FLOWとアニソンの歴史、ジャンルレスで色鮮やかな楽曲たち、アニメ作品との信頼あってこその豪華演出、そして愛と熱がぶつかり合う熱狂のステージをもって、FLOWは誰も真似できない前人未到のライヴ空間を作り上げた。

撮影:Eri Shibata、Yasuyuki Kimura/取材:フジジュン

FLOW

フロウ:1998年に結成。03年1月に発表した海援隊の「贈る言葉」のカバーで注目を集め、シングル「ブラスター」でメジャーデビュー。疾走感あふれるエネルギッシュなバンドサウンドと思わず身体が弾み出すようなメロディーを武器に、全国でイベント出演やライヴを繰り広げる。『NARUTO -ナルト-』『交響詩篇エウレカセブン』をはじめ、多くのアニメにも楽曲を提供し、最近では世界各国で行なわれるアニメフェスなど、日本ばかりではなく諸外国へと活動の広がりを見せている。18年4月からは全21公演の全国ツアー『FLOW 15th Anniversary TOUR 2018「アニメ縛り」』を開催し、そのファイナル公演で10年振りの日本武道館単独公演となる『15th Anniversary Final「FLOW LIVE BEST 2019 in 日本武道館 ~神祭り~」』の開催を発表した。

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