NANO-MUGEN CIRCUIT 2010 ライブレポート
NANO-MUGEN CIRCUIT 2010
『NANO-MUGEN CIRCUIT 2010』
2010年07月23日@横浜BLITZ
撮影:TEPPEI/取材:高木智史
2010.07.20
ASIAN KUNG-FU GENERATIONによる『NANO-MUGEN』。今年は従来とは試みを変え、海外から招いたRa Ra Riotに加え、広島、横浜、東京、京都各会場でゲストアーティストが参戦するというツアー形式で行なわれた。その横浜編、横浜BLITZに潜入した。
まずはその横浜でのゲスト、モーモールルギャバン。サイケでダンサブルで、ハードコア...高度なテクニックを駆使し、それらを見事に融合させた頭にこびりついて離れない彼らの音楽。モーモーでしか成し得ない音楽が炸裂していた。続いてステージに上がったRa Ra Riot。チェロ、バイオリンを加えたバンド編成の紡ぐ音は温かみがあり、ウェスのハイトーンな美声も心地良い。楽曲もポップスからダンス、オルタナとその編成よろしく無限のポテンシャルを見せてくれた。
そして、トリはアジカン。「新世紀のラブソング」でスタートを切り、最新アルバム『マジックディスク』からの楽曲も盛り込み、終盤は代表曲のオンパレード。振り返るとまったく音楽性の異なるアーティストが集ったイベントだったように思えたが、アンコールで語った後藤正文(Vo&Gu)の言葉がそんな点と点を結んでくれた。“『NANO-MUGEN』はさ、もうジャンルとかどうでもいいじゃん。だから、要は音楽が好きな人で集まって騒ごうぜってことです”。モーモーで暴れ、Ra Ra Riotに聴き入り、アジカンで爆発。確かにアーティストもオーディエンスもそれぞれのアクトで思い思いに楽しみ、ラストの出演者を呼び込んだセッションでは、みんなで酒を酌み交わしているような温かい空気が生まれていた。音楽は無限の楽しみがある。そんな思いを今年の『NANO-MUGEN』でも抱かせてくれた。
曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。
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ASIAN KUNG-FU GENERATION:1.新世紀のラブソング
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ロードムービー6.さよならロストジェネレイション
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