LIVE REPORT

東京スカパラダイスオーケストラ ライブレポート

東京スカパラダイスオーケストラ

『東京スカパラダイス国技館』

2010年03月27日@両国国技館

取材:編集部

2010.03.20

“戦うように、楽しんでくれ!”。谷中 敦(Bs)の決め台詞が、やけにハマった。ココは両国国技館。会場前には、“東京スカパラ国技館”とメンバー各自の名が入った“のぼり”が、隅田川から流れ込む風にたなびく。売り場を覗けば、湯のみや、SKA文字が刻まれた饅頭といった土産が並び、ワールドワイドに活動するスカパラからすれば、アジア日本公演といった感じで異国情緒でシャレっ気満載。そして、升席は特製スカパラ座布団付き。スカイブルーに白字で大きく書かれたロゴの上にあぐらをかいて座ってみる(当然靴を脱ぎます)。本来、土俵のあるセンターがステージで、観客は四方を囲む。そして、壁には横綱級力士のパネルが貼られ睨みをきかす。始まる前から、いろんな意味でワクワクが止まらない。SEに入って各コーナー(四方)からステージに上がる姿は格闘技さながらで、歓声が降り注ぐ。幕開けは、1stアルバムから「ペドラーズ」。古臭さなど感じさせずテンション上げての踊りまくりだ。さらなる興奮は「トーキョースカメドレー」での回転ステージ。それまで、背中や横面だった向きへ回っちゃ止まりのご挨拶、逆回転もありのご愛嬌。メンバー各自は飛び跳ね回り、ジャニーズライヴばりに観客も大騒ぎ。そして、クールダウンは沖 祐市(Key)がひとりで奏でた口笛&アコーディオンの「君と僕」。過ぎた時間を回想するには十分すぎるほどに、ほろ苦い。終盤戦、「美しく燃える森」はホーンお休みのインスト。沖がメインでメロディーを奏で盛り上げる。直後のMCは、“千秋楽の気持ちだよ。ポスターにSKAが国技になったとか書いてあったけど...ほら、たくさんの優勝力士が見つめてるよ。パラダイスだぁ”と、茂木欣一(Dr)が心得たしゃべりで沸かせる。あとは、「愛の讃歌」まで突っ走りきる。アンコール入りでプラカードよろしく、座布団を掲げる観客の姿は今でも目に焼き付いてる。そして、「流星とバラード」で同じ黄色のスーツでステージに上がるは、シークレットゲスト奥田民生だ。大絶叫、大興奮! さすがに登場一発でみんな持っていく。おかしなポーズ振りまいて、おどけて全方位に歌い駆け回る。そして、第一声がこれ、“ゲッツ!”。“なんで、僕アンコールなの? みなさんの熱い声にお応えしてやるもんでしょ?”と、くだけ方も一流で大爆笑。意外な選曲「めくれたオレンジ」まで披露して華を添え去った。メンバー各自が挨拶を語る中、“子供の頃から弱くて、若干、乗り物酔いしてます。”とNARGO(Tp)が笑いを誘い、歌い締めは「Paradise Blue」。だが、場内アナウンスに鳴り止まないダブルアンコール。照明さんも一緒に、ライトをパカパカ煽る。20周年度最後はメジャーデビュー前の曲「スキャラバン」で大輪を咲かせメモリアルを締め括った。
この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

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  1. 1

    ペドラーズ

  2. 2

    Like Jazz On Fire 3.DOWN BEAT STOMP

  3. 3

    WORLD SKA CRUISEI

  4. 4

    Heaven’s Door

  5. 5

    STORM RIDER

  6. 6

    花ふぶき

  7. 7

    トーキョースカメドレー20周年アニバーサリーVer a) ハプニング

  8. 8

    b) 仔象の行進

  9. 9

    c) STROKE OF FATE d)銀河と迷路c) You don’t know(what ska is.) E) MONSTER ROCK

  10. 11

    The Look Of Love

  11. 12

    SKAHOLIC GENERATION

  12. 13

    Juggling City 13.SKA ME CRAZY

  13. 14

    TIN TIN DEO

  14. 15

    美しく燃える森 -instrumental-

  15. 17

    White Light

  16. 18

    Just say yeah! 19.愛の讃歌

  17. 21

    Paradise Blue

  18. 22

    スキャラバン

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