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LONGMAN ライヴレポート

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【LONGMAN ライヴレポート】 『2MANLIVE 「寿司 2023」 振替公演@東京』 2023年9月5日 at 渋谷WWW X

2023年09月05日@渋谷WWW X

撮影:松尾諒哉/取材:山口智男

2023.10.20

“10年バンドやってきて、このタイミングでこの挑戦するんやと思いましたけど、この前リリースしたシングル「spiral」と10月4日に出るアルバム『10/4』がめちゃめちゃ自信作になったから、この2枚でほんまに勝負かけようと思って、メンバー全員で上京してきました”

ライヴの中盤、“まだ上京して4日目だから、ちょっと浮かれてます(笑)”とジョークを交えながら、活動拠点を愛媛から東京に移したことを報告したひらい(Gu&Vo)は、自分達が上京してきた理由を語ると、“今日はその並々ならぬ想いもライヴにぶつけて帰ります!”と宣言。だからなのか、この日は終始、気迫に満ちた演奏を繰り広げた男女ツインヴォーカルのパンクバンド・LONGMANはライヴバンドとして一皮剥けたようにも感じられ、とても頼もしく思えたのだった。

ネタ(ゲスト)とシャリ(LONGMAN)が組み合わさって、1+1が2以上になったらいいという願いを込め、タイトルが付けられた彼らが主催の『2MANLIVE 「寿司」』。その東京公演が、ゲストに京都のスリーピースロックバンド・Hakubiを迎え、2023年9月5日、渋谷WWW Xで開催された。

いつものようにひらいとさわ(Ba&Vo)による“LONGMAN! 始まるよっ!”という掛け声からスタートダッシュをキメるかのように演奏へと突入すると、“(新型コロナウイルス感染予防のための)制限もなくなりました。思う存分、元気出して、楽しんでいこうぜ!”というひらいの言葉に応えて、観客の拳とシンガロングの声が上がり、スタンディングのフロアが揺れ始める。序盤からモッシュに加え、ダイブまで飛び出すフロアを見て、以前のライヴがついに戻ってきたと実感した人も少なからずいたことだろう。

“みなさん、本当にケガだけはしないように”(ほりほり)
“おまえが言うな。説得力がない”(ひらい)

ダイブを繰り返す観客に声を掛けたほりほり(Dr)に対して、ひらいがすかさず突っ込んだのは、ほりほりが足を骨折したために今回の「寿司」の開催が延期されたからだ。

“ほんまにお待たせしました。本来は6月にやる予定だったんですけど、ほりほりの骨折で延期になりまして、ようやく今日を迎えることができました。懲りずに来てくれてありがとうございます。制限明けてからの僕らの主催ライヴは初めて。とことんやろうぜ!”(ひらい)

“多大なご迷惑をおかけして本当にすみませんでした。今日はその分、以前のライヴの倍のパワーでやっていきたいと思います”(ほりほり)

ところで、今回の「寿司」はこの後、11月19日の松山公演まで、9月23日の名古屋、11月7日の大阪と続くので、セトリについては掲載を控えさせていただくが、観客のモッシュおよびダイブという反応も頷けるお馴染みの曲に加え、この日、3人がバンドの新境地を印象づける新曲も披露したことはちゃんと記しておきたい。初披露も含む新曲はどれも鮮烈な印象を残したが、中でも最新シングルの「spiral」はピアノを含め、同期された音も交えながら、アンビエントな音像を作り上げた演奏と、ひらいとさわが歌うエモーショナルなメロディーが、LONGMANを語る時に使われるメロディックパンクにとどまらない魅力をアピール。音源とは一味違うコーラスワークが印象的で、ライヴならではと思わせた「ライラ」とともに、この日の聴きどころだったと言ってもいい。

“『無職転生II 〜異世界行ったら本気だす〜』というTVアニメのオープニングテーマなんですけど、主人公のルーデウス・グレイラットのように勇気を出さなきゃしゃあないこともあるんで、嘘でもいいから、やらなきゃいけないことを言葉にして、最初の一歩を踏み出せたらという曲です”(ひらい)

「spiral」を演奏する前に曲に込めた想いを、そのように語ったひらい。“あと、残り2曲!”とラストスパートをかける前に、この日2度目の宣言をする。

“10月4日にリリースするアルバム、ほんまにすごいのができました。「Spiral」の前に嘘でもいいからやらなきゃいけないことを言葉にして、一歩踏み出せと言うたから、お手本を見させてください。良かったら一緒に音楽を続けていってください!”(ひらい)

そして、観客の拍手喝采の中、3人は本編ラスト、アンコール、そして予定になかったWアンコールと駆け抜けていったが、彼ら自身、大きな手応えを感じていたようだ。胸を張って、自信作だと言えるアルバムを完成させたLONGMANがさらなる飛躍を求め、意欲を燃やしていることは想像に難くない。それがライヴにも表れているに違いない。

この日の公演を見た筆者が読者に一番伝えたいのは、ぜひ一皮剥けたLONGMANのライヴを観に行っていただきたい。その一言だ。

撮影:松尾諒哉/取材:山口智男

※現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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