LIVE REPORT

FoZZtone ライブレポート

FoZZtone

FoZZtone 渋谷CLUB QUATTRO

2009年01月31日@渋谷CLUB QUATTRO

撮影:橋本 塁/取材:ジャガー

2009.01.20

“class law”と渡會将士(Vo&Gu)の歌声が高らかに響く。本ツアーの中心作品『ワインドアップ』の収録曲「暮らそうよ」の一節である。ステージには渡會のみで、アコギを片手に歌っていたのだが、越川慎介(Dr)、菅野信昭(Ba)、竹尾典明(Gu)の順にメンバーが登場し、心地の良いサウンドを重ねていく。徐々に力強さを増しながらプレイされる同曲。何とも言えぬ空気感に包み込まれ、ゆっくりと体を委ねるようにリズムに乗った。それも束の間、“お待たせ!”という渡會の叫びとともに、続く「茶の花」から加速度を上げて繰り出されるナンバーにテンションも急上昇! MCで“スケジュール的にもメンタル的にもしんどかったツアーだった”と語っていたが、それが彼らを大きく成長させたのだろう。前回よりもさらに研ぎ澄まされたサウンドが体中を駆け巡り、アドレナリンを放出させる。楽曲もより鮮明に伝わるものがあり、一曲一曲がとても愛おしく、次の曲にいくのが惜しいと思えるほどだった。1ヶ月ほど空いてのツアーファイナルではあったものの、そんな彼らの熱量の高さは圧巻である。そして、何もかもをぶち壊すぐらいエネルギッシュな面、安堵を覚えるゆったりとした面を上手く織り交ぜながら、ライヴは進んでいく。また、「音楽」と「ブランケット」という新曲2曲も披露! 5月13日にリリースされることが決定しており、その発表を聞いた観客を待ち遠しくさせた。アンコール終了後も、鳴り止まぬ歓声に応え、二度目のアンコールが行なわれるサービスも! “暴れ損ねた奴はついてこいよ”と、最後に「MOB RULE」をプレイし、ツアーファイナルの幕を閉じた。
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