『T.S.R.T.S 春の会場限定盤「No political」リリースツアー “It’s da TOUR!!”』
2013年04月06日@Shibuya O-Crest
撮影:ストウタカヨシ/取材:フジジュン
2013.04.20
外は暴風雨。春の嵐が巻き起こる中、たくさんの観客を集めたT.S.R.T.S初のワンマン。力強いサウンドと加速する疾走感が心地良い「JUST」「パークホテル」で始まったステージは、鴇崎さとし(Vo&Gu)とカワイリエ(Ba&Vo)のハーモニーが美しい「衝突」、アコースティックで聴かせた「GUILTY」など、バラエティー豊かな展開で魅せる。さまざまなアプローチから見える、一貫したポップ性にバンドの芯を感じた。それぞれキャリアはあれど、バンドはまだまだ結成1年。たくさんの可能性を含んだワンマンは、バンドの明るい未来を指し示しており、アンコールは現在の前向きな気持ちがしっかり表れた新曲と「going in the sun」で終演。春の嵐を乗り越えて、季節が冬から温かい春へと変わるように、T.S.R.T.Sに間もなく訪れるであろう、温かい春を予感させる初ワンマンだった。