魚雷THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 暮れる街の影 俺は潜む 愛もへったくれもない俺は生きる こうして覗き見ている 泥にまみれ休む事なく ここからは滑稽なお前らが丸見え きしむ体でゆらゆらと踊る 走れ太陽が沈む前に 神様なんていやしないのだ あぁ あわれ しみったれた 魂よそこで 生きながらえては 腐って死ね また沈んでく本当は 生きながらえてるのは誰なんだろう? 俺は一体なんなんだい 俺はイカレた魚雷 あぁ 俺のくそったれな 命が今は 燃え上がっている 本当だぜ 黒い奴も 白い奴らも 黄色い奴も 焼きつくしてやるのさ あぁ 俺のくそったれな 命が今は 燃え上がっている 本当だぜ あぁ あわれ しみったれた 魂よそこで 生きながらえては 腐って死ね |
怪しき雲ゆきTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 雲で月が消える 丑三つまで奏で続けている カナナカナカナカナ 夜空へと消えてゆく虫達の… 怪しき雲ゆき 蜩泣きけり 煙立ち籠めて青白く光る また一つ歩みては繰り返す 世に至る我のあわれみよ 湿り狂う夜に 混沌に満ちた星屑 土の匂いがする 何万 何千 何百の… 怪しき雲ゆき 蜩泣きけり 煙立ち籠めて青白く光る また一つ歩みては繰り返す 世に至る我のあわれみよ |
走る丘THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 極から極へと移り変わり行く心の明暗 弱さはもろくも 明日の光すら 閉ざしてしまうのか 青空に消える長い影の俺 抜け殻を破れず さらに奥へとさまよう世界に 埋もれて溶けてゆく 過ちと過去を悔やむ夜 全てを 捨て裁きを 待つだろう 走る丘 かき消す記憶 涙浮かべて 今、生きよう 生きようとも 生きるとも 回る頭中で高く木霊する魂の宴よ 失う事の怖さに怯えて それを押さえ込む 動かぬ定めにもがく夜 絶望の空 眺めては 夢を見る 猛る声 この身を乗せて 時の果てまで 遠く飛んでゆけ 意味あるものを 灰にして 喜び悲しみ嘆く日々 全てを 捨て裁きを 待つだろう 走る道 命の駆け引き 宇宙の中の小さな虫 走る丘 かき消す記憶 涙浮かべて 今、生きよう 生きようとも 生きるとも |
リムジンドライブTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | ぶらり旅ニューオリンズ 家までリムジン 星の降るがごとき夜 前にはキャディラック 後ろにポリスメーン 隣に麗しき人 道交法なんて守るわけねえ 何処をどう走ったって 二人の逃げ場所は天国か地獄かどっちかしら? 脳みそ撒き散らして アメリカンロケンロー ファッキンオンザ道路 まどろむ崖から落ちる 気づいたら彼は死んでいた レインボーエレファントにまたがって 悲しみの無い国へミサイル レイプ ドラッグアンドブルース そこには何も無いだろう 「となりの国で戦争起こっても私はそ知らぬ顔で スクランブルエッグにトースト焼いてる 正義も政治も人の苦労など 私にゃちっともわからねー ましてや死んだ男のことなど…」 燃え落ちた車のガレキ あの人の血しぶきの色 あれは夢だったの? 「夜をぬけ出して走ったあの日」 幻のリムジンドライブ 幻のリムジンドライブ 「あれから30 年経ったけれど変わらずそ知らぬ顔で ちょっぴり甘めのカレー煮込んでる レットイットビーなんてトボけた生き様 ババアになっても変わりねー 世界が平和でありますように」 |
茜空THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | ああ 何も無く そして 回る地に巡る 震えの絶える事無く生き行く 霞む目の内に秘める全て解かり得る 白けて沈み来る陽にさえも 何があるのか分からぬ 分かる事無く生きゆく 何があるのか分からぬ 分かる事無く生きゆく 茜空 思う よろけもたれ我有り 遠い陽はおぼろげ 懐かしき人を見る だからもういい 愚かな身を守ることはせぬ 繰り返す全ては水のごとく流れて止むのに 何があるのか分からぬ 分かる事無く生きゆく 何があるのか分からぬ 分かる事無く生きゆく ああ 息も出来ぬほどの思いはり巡る 悩み苦しむ事も出来ぬ 茜空 思う よろけもたれ我有り 繰り返す全ては水のごとく流れて止むのに |
さらば、あの日THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 去りゆく今日 にじむ明かり 夢のかけら ただ 拾い続けた 譲れぬもの 霞みそうで 涙をこらえた 唾を吐いて 「戻れぬなら」と日々の中 去りゆく背中あり 点いては消える 矛盾さえ飲み込むのか? さらば 燃ゆる陽に 唇噛んで 立ち尽くした 御空に 咲け花 かすめる雲 錆びた線路 震える身体をつかんでいた 月は知らぬ 俺の心 無理に歌う声 はぐれてゆく 「あきらめるな」とほざく声 分かっているのだ 苛立つ掻きむしる 警笛が鳴っている さらば 長い夜 無知の色で 塗りつぶした 御空に 咲け花 それでも又 空を見上げるだろう じりじりと身を焦がして 「戻れぬなら」と日々の中 去りゆく背中あり 点いては消える 矛盾さえ飲み込むのか? さらば 燃ゆる陽に 唇噛んで 立ち尽くした 御空に 咲け花 「馬鹿だろう? 今俺は 何も無い故に何処へでも行ける」 ただ願う 咲け花 |
世界中に花束をTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 何故だろう 何もないな あんなに欲しかったのに あるのは寂しさと霞がかった空だけ 生きるのは簡単なことではないけれど 辛いだけでもないだろう ひと気のない明け方の街を歩くのが好きだった 世界中に花束を 太陽が昇るその前に 光や笑顔や喜びに隠されてしまうその前に 不思議だな 憧れや夢は 近づけば近づくほど遠ざかってゆくようだ 消えてしまいそうなほどに僕は今無力だ あの空ではずっと消えない悲しみが もういいよと嘆いている 軽はずみな言葉はやめて 全ての人におやすみ 世界中に花束を 生まれ変われるその前に 今日だけの悲しみにさよならを告げて手を振るよ 何もかもみんな もともとは一つだっだのか 儚く揺れながら消えてしまうほどに 確かに僕はここにいるから 悲しみにまみれたくないんだよ まだ夢は叶えたくないんだよ 神様になりたい訳じゃないんだよ また君に会いたくなるんだよ 今 心の扉を開いてゆくのさ 眠れる孤独を連れたまま 心臓は動くのさ 世界も動いているのさ 誰にも邪魔されることなく 朝と昼と夜と光と影と僕とその間で奏でている おどけて笑ってよ 忘れはしないだろう ずっとずっと走り続けてゆく 世界中に花束を 太陽が昇るその前に 光や笑顔や喜びに隠されてしまうその前に 世界中に花束を 生まれ変われるその前に 今日だけの悲しみにさよならを告げて手を振るよ 僕ら何処へ行く 何処へ行ってもまた此処に帰るだろう |
風船THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | この心は 何故変わってゆくんだろう 悲しくて泣いた 夕闇の中 さみしさがあるから汚れていくんだ 真赤な紅 唇 鉄の味がした たそがれに降る雨 所在なき風船 からっぽに 負けぬよう血に染まってく 僕よ強くあれ いつからか 気付いてた 黒い心に 透明な水の中 にじんでる 僕の罪の跡さ 何か言ってたよ 手をふるあの人が 聞こえなかったよ 遠い思い出 戻れない 小さく息をする虫 美しき 愛で世界は灰になる 獣の夜は 眠れずに 血で遊ぶ 僕らおどけて 凶暴な衝動が 打ちよせる 全て無に変えて 神様は救わない 壊れたおもちゃなど 月の砂 降り止まぬ空 「綺麗だね」 僕ら 別れを思っていた |
ワタボウシTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 夜の雪は 無音の中で 歌うコーラス隊 しんしんと ただ 時を忘れて 踊るワタボウシ 夜の太陽 孤独の指揮者 世界は僕のもの 白い景色 記憶のライティング 目にあまるステージ 朝はいらない しんしんと ただ 僕を震わせて 人は何故に 夢を見るの あなたに会うために しんしんと ただ 時を忘れて 踊るワタボウシ 光射すあなたが照らす道標 窓辺から見ている鮮やかなエンターテインメント 僕には聞こえてる 明日への鼓動 悲しみが連れてきた25時の奇跡 |
惑星メランコリーTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 人類の誕生は終わりまでの始まりだったから 地上に人間が溢れ返った頃 方舟は地球を去った 方舟に乗った選ばれし者は傲慢な権力者 まるでゴミを片付けるような仕草で爆弾を投下した 地上は業火に焼かれて地獄のよう 肥えた人間の脂肪はよく燃えた 宇宙空間に点在する星 その中のどれだけが 自分の産み落とした子供の手で消滅したのだろう 愛が地球を救うなんて誰が言う 笑っちまうような絶望の底で アダムとイブが口にした禁断の果実 許されぬもの程 愛しくなるのは何故 最後のラブソング 人類に捧ぐ 俺達は害虫 燃え尽きて死んじまえ さあ! 愛が地球を救うなんて誰が言う 笑っちまうような絶望の底で アダムとイブが口にした禁断の果実 許されぬもの程 愛しくなるのは何故 最後のラブソング 人類に捧ぐ 俺達は害虫 燃え尽きて死んじまえ さあ! |
夕暮れTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 純粋になりたかった あの日見た粉雪の様に でも 俺は嘘でほっとして 寂しさの中 息をしてる 見上げれば飛行機雲 お前の好きだった冬の匂いがした 電車に乗る真昼頃 橙と青が交わって 天国を作る時間がある 俺達だけの秘密だった 交差点や駅のホーム お前がいる様なそんな気がした 誰かの為に生きてくなんて 分からなかったあの頃 何も言えずに少し笑った 寂しそな顔が浮かぶ 夕暮れ やわらかなその肌や優しさも 忘れてしまうよ いつかはきっと 星に願いをかけた夢さえ 信じることも出来ずに 綺麗になんか生きれねぇさと 唾を吐いて道に転げた 会いたくなって切なくなって 情けなくて泣けてきた 夕暮れ |
マテリアTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | シャンデリアの雨 頬を濡らす バラ色の部屋で シルクのドレス 絡みついた あなたの指先 テーブルに咲いた ワインの花 誘惑の香り さぁ 踊りましょう 時を忘れ 今夜だけは 終わらない 夜の果てまで 導かれた二人の 宴が始まる あぁ 出会いという 運命の美しい鍵は そう 愛の消えた心までも こじ開けてしまう ガラスのオブジェ 壊れそうな 二人を見つめる さぁ 踊りましょう 全て忘れ 今夜だけは 燃え上がる 夜の底まで ロウソクが映し出した 死神の笑顔 あぁ 幸せなど そう永くは続くはずないわ あぁ 口に出せば 何もかもが消えてしまいそう ねぇ 狂おしくて 愛おしくて 抱きしめて欲しい もう夢でもいい 嘘でもいい 今夜だけは 鳴り響く 時の鐘の音 鏡が映し出した 真実の素顔 走り出す 後ろ姿を ガラスのオブジェだけが 遠く見つめてる 止まらない もう戻れない 心臓の温もりを 体に残して |
プラトニックファズTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | ああ 情とかたまに ああ 邪魔になる夜 ゆらゆら ゆらゆら揺れる カーテンはまるで あなたのスカートみたい 微笑んだ赫 ああ 不器用な男女 手に手を取ったら ゆらゆら ゆらゆら揺れる スカートの中を 探検してゆく僕ら 声を上げ 今 おお こんなに恥ずかしい姿は おお 綺麗な夜のせいだね プラトニックな愛撫 オーバードライブじゃ 物足りない 毒蛇回路を怨にして続けよう 汚いファズが垂れてる 腫れ上がる赫 おお 必死で擦れ合う僕達 おお 小さな惑星の上 ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら… おお こんなに恥ずかしい姿は もう闇夜のせいなんかじゃない 退屈で窮屈な男 鬱屈して屈折した女 脱皮してく今夜 蝶になる |
羽根 ~夜空を越えて~THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 人をあんなに愛したのはきっと 最後だろう 死ぬまで 口説き文句が上手く出ない俺は 好きな歌を歌った ああ 恥ずかしそうな でも嬉しそうな顔 今はもう見れないけれど 想いがいつかは夜空を越えて あなたのもとへと届けばいいのに あの日あなたの世界から全ての 音が途切れた 突然に ああ 届かないなら歌なんかいらない カミソリを喉に当て引いた 街はクリスマス あなたの好きな きよしこの夜が鳴り響いていた ああ 正しくもなく だけど間違いじゃない 俺達は確かに生きた 想いが今夜は夜空を越えて あなたのもとへと届く気がする そして世界中 声なき歌が 降り積もるだろう 幸せそうに |
ぬくもり歌THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | ダンボールの子猫 親は僕じゃない ガード下のゴミ置き場 行く場所がないから 一緒に眠ろう クラクション 子守唄にして 眠れ 眠れ 街の胸に抱かれ 君を思うよ ポケットしわくちゃの 出せないままの手紙 拝啓 僕は元気です 行くな 僕に背を向けてた 君の為に いつかは 遠い記憶 胎児のよう ぬくもりに包まれて Ah 行くな 僕に背を向けてた 君を想う 目を覚まさなくちゃ 行くべきところがある 失くせない想いを この胸に抱きながら |
ディナーTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | もう帰れない 天井裏は宇宙さ あぁ 白い蝶々 調教したい美少女 赤いスカート 下着は脱がないで あぁ 泣かないで 小便臭いメスブタ 悲鳴のフルコース 諸行無常のメロディー 神と正義が殺し合う世界で 咥えておくれ びしょ濡れのマンジュシャゲ 汚物まで愛して欲しい 涙も渇れて笑い出す シャレコウベ 腫れ上がる殺意の名は ブルース ブルース 足りない 足りない 骨までしゃぶりつく 咥えておくれ びしょ濡れのマンジュシャゲ 汚物まで愛して欲しい 涙も渇れて笑い出す シャレコウベ 腫れ上がる殺意の名は ブルース ブルース |
孤独な戦場THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | シブヤはまるで肉の海だ 公衆便所の落書きだ 狂いそうなノイズの洪水にヘッドフォンが外せない ぬるいフォークソング撒き散らしてる奴ら 金を募金しろとうるさくせがむババア 吐き気がする程に人間だらけ ああ どうせイナカモンとクダを巻いて ションベンぶっかける駅ビルの壁 ああ だけど十二月がひどく優しい 馬鹿が馬鹿騒ぎして死んでる 顔面性器が笑ってる キリストのうなじを舐める女 ザラついた金の味 一人 二人 三人 死人だらけさ 今日も 俺は生き延びてやる 心の闇の中で 神様 俺達は悲しい歌が 気が触れる程好きです そして今夜 ギラつく摩天楼 隠したナイフ 意味も無く答えも無い孤独な戦場 肉と肉の間で窒息してく理性 俺が怖いのは ただお前らが人間だってことさ! 神様 俺達は悲しい歌が 気が触れる程好きです そして今夜 ギラつく摩天楼 隠したナイフ 意味も無く答えも無い孤独な戦場 暗闇の中ドアを叩き続けろ |
幸福な亡骸THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 夏の終わりの朝 喪服の行列が 蝉達の死骸を踏みつけ歩いてく 途方もなく青い空 死は優しく穏やかで 火葬場までの坂 擦れ違った少年 万華鏡を覗く 未来はどんな色? その小さな手の平で世界をぎゅっと掴むんだ 花よ 花よ 夢を見ては精一杯 色を灯せ ただ其処に在る生と死に抱かれ歌えよ 幸福な亡骸 そんな死もあるだろう 少なくとも俺には人生は長過ぎた 途方もなく青い空 死は優しく穏やかで 燃え尽きてくこの身体 幸福なる亡骸よ 花よ 花よ 運命を知り故郷の土へ還ってゆけ ただ其処に在る生と死に抱かれ眠れよ 全て忘れて…永遠に |
ゲームTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 俺達はきっと 思考する魚 ゼッケンを背負ってく 揺りかごから墓場までずっと 脱落者 今日は 自分かもしれない 人身事故で止まる 電車の中 肩をすくめる ヴァンパイアの様な 熱帯夜の街 放っておいてくれ 俺の罪なら俺が決める このままでいい そんな訳ねぇさ 耳を塞ぐなよ 同じ言葉話す お前よ 何がリアルだろう 何が出来るだろう 走り続けてく 人生はゲームなんかじゃない ヴァンパイアの様な 血の味がする 熱帯夜の街 金の臭いがする 何がリアルだろう 何が出来るだろう 走り続けてく 人生はゲームなんかじゃない 叫んでやれ 生きてることを 声が無くても 歌えるから |
赤眼の路上THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 答えはいらない そんなの嘘だろう 誰もが生きてく 理由が欲しいだろう 両手はポケットに 突っ込んだままで 寒空 くわえたタバコが燃え尽きる 絶望を口にする 伸びてゆく影 埋もれてたまるか こんな日々に 風を受けて また立ち上がれ 水面に咲く 満月の「凛」よ 「俺はここだ」 叫んだ声は 夜空に溶けて消えた 理解った顔した インポの路上よ 「何かが違う」と 違和感の塊 俺という存在が 街の空気を 押し返しギラつき 突っ立っている 独り描く その輪を越えて 世界さえも 喰い尽くしてやれ 蒼く燃える 熱情だけが 道を照らしてゆく 絶望 孤独 月明かり 死にゆく 勇気なんてない それなら 生きるしかねえだろ 息を詰めて 駆け抜けろ 風を受けて また立ち上がれ 水面に咲く 満月の「凛」よ 「俺はここだ」 叫んだ声は 夜空に溶けて 独り描く その輪を越えて 世界さえも 喰い尽くしてやれ 蒼く燃える 熱情だけが 道を照らしてゆく |
花びらTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 花びらが落ちて季節が過ぎて 行く宛てもないまま旅に出たよ 途中下車のホーム 錆びたベンチ 重い身体 深く腰を下ろす 午後の光が眩しくて 見上げた空に溜め息一つ 人生という名の長いレール ゴールなんて何処にあるのだろう 立ち止まる事がとても恐くて いつも走り続けてきたけれど 黄昏色に染まる雲 世界はゆっくり動いてるんだな ああ 僕等 ただ通り過ぎてた 夢中な時には気付かないものがある 夕闇に包まれ電車を見送る ゆっくりでもいい歩いて行こう 自分の旅路を ああ 僕等 遠回りしたって 時には立ち止まればいいさ こんなにも世界を感じてる 新しい季節がすぐそこに来ていた |
ジョーカーTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 子供の頃に描いた夢、大学生と書きました。 子供の夢らしくないと、先生に叱られました。 幸せな家族の風景、無理矢理口に詰め込まれ、 「好き嫌いはいけません」と、母は笑って言いました。 もうここには居たくないし、学校にも行きたくない。 戦争に行くと言ったら、頬を強く打たれました。 父も母も強くなれと、もっと頑張れと言います。 僕の姿が見えますか? 誰か僕を見つけてくれ。 居場所なんて何処にも無い。もう笑うしかないけれど、 笑う才能が無いから、顔が醜く歪むだけ。 自分より下の奴らを、傘で強く叩きました。 少し元気になりました。そんな僕を叱りますか? 雨、雲、泥、傘、雷、独り、水たまり。 笑う才能 生きる才能 雨、雲、泥、傘、雷、独り、独り 虹、風、鳥、夢、夕暮れ、空が、見えた。 ただいま、おかえり、遠くに、家の、灯り。 |
ミスターワールドTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 息を手に吹きかけて 歩くオンボロ月夜 避難場所を示した 看板を蹴り上げる プラスチックの 雪が降る街で ああ 狂った 羅針盤のように 世界は壊れた 廃墟 マネキンだらけ 僕は王様の気分 排水溝に詰まった 羽の折れた天使の 死体に精液をぶちまける なぜ どこにも 天国がないか 愛していないからさ 枯れ行く 美しきこの 世界を 僕さえ 肺でカラスが笑う 今夜別れを告げる ああ 狂った 羅針盤の上で 母胎を想う頃 悲しき死の狂騒曲が 戦場に響いた 未来は時という鼓動を 静かに止めたよ |
ひょうひょうとTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 光の中行くのなら 心には三日月を さらされし道こそ 静かに見据える 闇の荒野行くのなら 心には太陽を 力まかせ信じて 強く踏み出せ 所詮この命 意味などない 守るべきは何なのだ 正義でも他人でもなく 体刻んだ夜の痛みかもしれぬ 時が来たのなら 命などくれてやる ひょうひょうと青空を漂う雲は魂か 無情を切り裂いて駆け出す俺は風の中 赤子のように お前を呼ぶ 赤き血のもとに 果て無きことは知っている 俺に時間がないことも 生きることに飢えている だから生くのだろう やがては体朽ち果て 生まれ変わるとしても 俺がここに生きた事 忘れはしないだろう ひょうひょうと青空を漂う雲は魂か 無情を切り裂いて駆け出す俺は風の中 赤子のように お前を呼ぶ 赤き血のもとに そして続くのだ 今日が又そう 赤き陽の下で |
夏草の揺れる丘THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 釈迦堂を通り抜け 宵待ちの坂を行く 懐かしき顔の待つ 夏草の揺れる丘 世界中の悲しみを 憂うなんてできねぇさ せめて大事な人が 幸せであるように 影踏み帰る 子供の声や 夕焼けに世界が まだ少しだけ 続くと思えたよ 明日は分からぬのに 人は約束をする いつかまた会う日まで 生きる意志なのだろう みんなが笑う 俺も笑えば 嬉しさがあふれる 酔いしれ歩く 祭囃子の中 ずっと 今夜 夢じゃない ここにいるよ こんなにまっすぐに笑えるよ 何度でも歩き出せる 何処までも行ける気がする 現実の空 日々の憂いが 雨になって落ちる 諦めばかり 巡る夜もあったけれど 今 雷鳴が 胸を叩く もがきながらまっすぐに立てと 思い出は今を生きる 祭囃子が遠く聞こえる 夢じゃない ここにいるよ こんなにまっすぐに笑えるよ 何度でも歩き出せる 何処までも行ける気がする |
雨THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 俺は眠れない 女は壊れてる 響く戒厳令 雨が強くなる 俺は水銀を 女に打ちこんで アレが泣き止まぬ 雨も降り止まぬ 部屋の隅で少年の俺が笑ってる 鉄の壁と冷めてゆく景色 目を閉じる 「明日も雨降りで太陽は死にました」 ラジオ 窓の外 捨てる 眠れない もしも全て脳が映し出すノイズなら 子供のころ見た冬の夜空 描くのさ 部屋の隅で少年の俺が笑ってる 鉄の壁と冷めてゆく景色 目を閉じる 数えきれぬ星が流れて 失くしたもの見つけたよ 息をきらす 坂の途中で 見上げていた空 数えきれぬ星が流れて 少しだけの優しさを 握りしめたポケットの中 最期に見た夢 |
セレナーデTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 白鳥になれなかった バレリーナが 籠の中 ヒステリックに踊る夜 白い胸は満月の様 黒いバイオリンで 引き裂きたい 夏の張りついた 音楽室で 貴方はピアノなんて 弾いてなかった 長く美しい指が動いてる 腐った猫の香り 声を殺して 吸血鬼 独裁者 笑うアカペラ パンクス 物理学者を 静脈にうてば 闇のひだを震わせ 僕の心臓は 唄を歌う 鍵盤の上で 狂い咲く悲鳴 娼婦みたいに赤く 紅をひいても 一人じゃ踊れぬ 月影のワルツ 儚き者全てに 優しき愛撫を 血塗られた ロマンスは 感傷まみれ 吐き気がするほど マリーアントワネットの様に気高き ブタが啼いてるぜ 舞い上がる羽根 夢見て |
アカイヤミTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 暴力に口づけを 理不尽な死と共に 誰もが美しい 平等に意味もなく 母親はまきちらす 部屋中がミルクまみれ 子供は泣いてる 母親は笑ってる さぁ 3つ数えたら 安らかに眠れ 春の雨のにおい 銃声 ネズミのめりこんだ アスファルトふみつけて イカれた女を 殺し屋は抱きよせる あぁ でも 頬にふれた 手は冷たすぎて 涙がこぼれた せつない 戦争を知らない 僕達は毎晩 暴力に口づける 流れ出る赤い血が 優しくて許されぬ 流れ出る赤い闇が 優しくて許されぬ 優しくて許されぬ あぁ 僕ら何一つ わかっちゃいないよ 救われたいだけ せつない 胸が苦しいよ 撃ちぬいておくれ こんな夜は いつも |
8月の秘密THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | こんな儚いのに 離れてしまうのか 息をひそめる 君の鼓動 感じてた 黒こげ ぼうくうごう 秘密の夢見たね 青空 猫の死骸 友達の消えた夏 あくびのせいだよと いったのに笑われた 「うそつき」せみの声が えいえん 鳴り止まない 大人は やさしい顔 すべてを奪っていく きれいで 汚すぎた 悲しいあの秘密は 誰にも言えないから 君に会いたくて泣いた こんな儚いのに 離れてしまうのか 息をひそめる 君の鼓動 感じてた 「また会えるから」と 踏切の向こう側 遠く伸びる影 まばたき一つせずに 君が見つからないから かくれんぼ終わらない あの日の ぼうくうごう いないいないばぁ ここにいるよ |
水槽THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 抜け殻を残してく 背中 今日も空は 不完全 僕を壊す ゆらゆらと 弧を描き 弾けてしまった 泡沫に 甦る 強い感情 固く包まれ 空へ昇った 水面下でざわめいている… 揺れる裸電球身の内を映し出した 悲鳴を上げる 囲いの子供 浮かぶビー玉と金魚たち 飛べずに還る 鳥のように ガラスの檻で死んでゆくの? 空想家達の作り上げた エネルギーの固まりが 奇形を繰り返しながら 吸い上げられていく 水中から 地中から 頭の後ろ辺りをゆらゆらと ほら目覚めよ 無数の感情が 足りない空を 満たしてる 虜われてる 僕達は 音もない 水槽の中 そう 今 飛び立つ 自由な あの空へ |