白ゐ嘘Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 風に解けた約束はいつか 時を越えて 窓辺から眺める 景色は何時もと変わらずに 暦を刻んで 私の鼓動を奪い去る 遠い遠い彼方を見つめて この手を包んで静かに貴方は また逢えると言った そう 優しい微笑みで また逢えるよと 真っ白な嘘を呟く 遥か未来へ 庭先の向日葵 二人愛でた淡い淡い記憶 憶いだす度に 切なさが胸を締め付ける 遠い遠い彼方を見つめて この手を包んで静かに貴方は また逢えると言った そう 優しい微笑みで また逢えるよと 真っ白な嘘を呟く また逢えると言った そう 哀しい微笑みで また逢えるよと 透明な嘘を囁く 私も同じように 貴方の頬に触れて その眼をみつめ 嘘を呟く あの雪よりも 雲より 透白な嘘を また逢えるねと |
くわい談Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 薄瞑く 蒼めいた 闇の淵 視れば 月明かり 呑み込んだ 黄泉路へと 誘う 柳の葉 ゆらゆらと 風の音 沁みれば むらむらと 灯火が夜を照らしませう 壊れた欠片は 戻らねど 噫 心は哀しく 幾度も 幾度も割れる 微細かに浮かぶは 現世の未練 聲は儚くも消える 仮令 この躯が朽ちても 指折り数える 想い遂げる刻を待ち 堆く 遮られ 果てたような 此処は 何人も 眼を逸らし 記憶から 殺げど よなよなと 彷徨える 妄念が 霞めば めらめらと 燃え滾る 情念は 吼える 壊れた欠片は 戻らねど 噫 心は哀しく 幾度も 幾度も裂ける 水面に浮かぶは幽世の思念 恋は飛沫へと貌わる 仮令 言の葉発たねど 指折り数える 赫い紅蓮さえ纏い 壊れた欠片は 戻らねど 噫 心は哀しく 幾度も 幾度も爆ぜる 微細かに浮かぶは 現世の未練 聲は儚くも消える 仮令 この躯が朽ちても 指折り数える 想い遂げる刻を待ち |
戯曲 通りゃんせKagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 明日草を掻き分けて 手を曵かれ背を押されて 玉砂利に足が縺れ 転けつまろびつ 俯いて向かう先は 鬼が出るか蛇が出るか 篝火に頬を染めた 女ノ妾に 忍び寄る荒き息は音も発てず嗤う 行きはよいよい帰りは怖い 通りゃんせ 帰路は疾うに断たれた 岐路は疾うに絶たれた 叫べど 喚けど 戯けど 悶えど 近道は呑まれた 雷に呑まれた 暴れど 足掻けど 渦巻いた闇へと 嘶く妖しの調べ 導く地獄の釜へ 辿々しい跫は 抵抗するも 忍び寄る荒き息は音も経てず嗤う 行きはよいよい帰りは怖い 通りゃんせ 帰路は疾うに断たれた 岐路は疾うに絶たれた 叫べど 喚けど 戯けど 悶えど 近道は呑まれた 雷に呑まれた 暴れど 足掻けど 渦巻いた闇へと 帰路は疾うに断たれた 岐路は疾うに断たれた 叫べど 喚けど 戯けど 悶えど 近道は呑まれた 雷に呑まれた 暴れど 足掻けど 渦巻いた闇へ 昨日は疾うに断たれた 機能は疾うに絶たれた 叫べど 喚けど 戯けど 悶えど 逃道は呑まれた 毬道に呑まれた 暴れど 足掻けど 渦巻いた闇へと |
月に斑雲 紫陽花に雨Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 艶めく月を抱く 淡い斑雲 この私も独り 薄れ逝く 五月雨の昊を朦朧と窓越しに視て 瞳を潤わす 私は私なのだろうか? 考える そう 肘をつき 眼を閉じて 吐息を顰め 艶めく月を抱く 淡い斑雲 そっと蘂へと雪ぐ 霈のように この私も独り 翳り萎れる 逸そこのまま融けて 無空に消えたい 卍華鏡みたいな繰返す毎日に倦み 掌のうえの 気休めをまた口に含む 時は唯 明日を連れ 容赦無い 光を浴びせ 艶めく月を抱く 淡い斑雲 そっと蘂へと雪ぐ 霈のように この私も独り 翳り萎れる 逸そこのまま融けて 無空に消えたい 哀しくて、、、 もう、、、 苦しくて、、、 只管に 頭をかかえ眠る 何時からが過去なの? 何時からが未来? 現在此処に居るのは誰でしょう? 艶めく月を抱く 淡い斑雲 そっと蘂へと雪ぐ 霈のように この私も独り 翳り萎れる 逸そこのまま融けて 無空に消えたい あの皐月のように あの紫陽花のように 私も消えたい |
日ノ本Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 時は止め処も無く流れ 心も絶えず変わり行くけれど その儚さや弱さ悲しさは 歩みと供に前へと進んで 日々過ぎゆく中で 日々遷ろう中で 希望へと未来へと 向かってく 消えないで愛しいものよ 春よ夏よ冬の刹那さよ いつかすれ違う事があっても そう 忘れはしないで どんな小さな出来事も 必要のない影などは無いから 幸福という見えない鎖に 絡まりながら転げ落ちるより それぞれが求める それぞれが夢見る 自分さえ見つければそれでいい 消えないで愛しいものよ 春よ夏よ冬の刹那さよ いつかすれ違う事があっても そう 無くさないで かけがえのない 現在だから 昨日より今日を明日をその手につかんで 消えないで愛しいものよ 春よ夏よ冬の刹那さよ いつかすれ違う事があっても そう 忘れはしないで 人は毒も牙も持たず この世界に生を受けるけど でも なによりも大切なものは 怒りじゃなく 涙じゃなく ぬくもりなのだから |
戯曲 華一匁Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 暗から闇へと生命を捌く 所業は其れ鬼之如く 時勢の向きには是抗えぬ 黛に染まる世の運命かな 宥めて賺して袂を祓う 親不知よ子不知よ 辛みも抓みも総じて攫う 無慈悲なる掌 に かつて嬉しい華一匁 無数に咲く 緋ノ司 くるり踊る 叫び聲は 神へ届かず 季之節のやうに 流れ薙がれて逝く その無念さえも その悼みさえも 訳など判らず帯を剥かれて 嬲られ玩ばれても あ~れよあれよと蜜は溢れて 欺くも不憫な愛を誑す あの娘が欲しい あの娘も欲しい 嗚呼、、、 悔しかな 口惜しや 嗚呼、、、 狂おしや 扨も 禍の 無数に咲く 緋ノ司 くるり踊る 叫び聲は 神へ届かず 季之節のやうに 流れ薙がれて逝く その無念さえも その悼みさえも あの娘が欲しい あの娘も欲しい その娘が欲しい その娘も欲しい 嗚呼、、、 悔しかな 口惜しや 嗚呼、、、 狂おしや 扨も 憐れ 牡丹は散る 舞扇 はらり堕ちる もう 喘ぎ聲は悦びに変豹わらず 季之節のやうに 流れ薙がれて逝く その想いさえも 遍く憶いは 遷り薄れて逝く あの無念さえも あの悼みさえ あの怨みさえも |
四季Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra,・河野圭 | 噫 風に吹かれ舞い散る姿は 何故この心に侘しさを説くのだろう 人は時を泳ぐたびに 何かを失くしてゆく 水面に揺れる木葉のように 流れて流され消え逝く 愛しくて 愛しくて 心から 言葉みつからぬほどに 貴女への想いよ 永遠に 四季は廻り巡る 噫 影を宿す母なる光に 何故この心は潸潸と泣くのだろう 人は掌を合わせて 明日を願い祈る けれど私の両の指は 貴女を求めて彷徨う 愛しくて 愛しくて 心から 言葉みつからぬほどに 貴女への想いよ 永遠に 四季は廻り巡る 春過ぎて夏来にけらし 秋が降り冬が芽咲く 愛しくて 愛しくて 刹那くて 涙溢れ出すほどに 悠久の誓いとともに咲け 四季を跨ぎ 愛しくて 愛しくて 心から 言葉みつからぬほどに 貴女への想いよ 永遠に 四季は廻り巡る |
夢想境Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 闇夜を纏いて 影を散らし 跫忍ばせ 手印を結ぶ 囚われの人は 泪に暮れ 泣声を漏らすけれど 頑に閉じた 鉄には 一縷の光も 覘けず断たれる 黒に染まる けれど輝きは 華のように 息を潜め 念いを宿して 戒めを解いて 自由の地へ 理想の地へ 命を誘う 時代は常に 巡り廻れど 夢を描く 物語 白紙に認めた 朱き文字は 御祖の力で燃える 蝦蟇に跨がりて 火を従え 刃を振り上げ 扉を開く 鬼神の如く そして輝きは 鳥のように 翼拡げ 大空を翔て 戒めを解いて 自由の地へ 理想の地へ 命を誘う 時代は常に 巡り廻れど 夢を描く 物語 いまも輝きは 風のように 唄を乗せて 温もりを抱いて 戒めを解いて 自由の地へ 理想の地へ 命を誘う とわに輝きは 月のように 星のように 明るく照らして 戒めを解いて 自由の地へ 理想の地へ 命を誘う 時代は常に 巡り廻れど 夢を描く 物語 |
戯曲 かごめ謡Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | あな哀しや あな怨めしかな 今宵の月はいと狂おしく 瞼の裏の罪を映す うしろのしょうめんだあれ? 此の世は好いても惚れても 愛情に身を焦がす 惹かれ逢う者を 底の抜けた 獄の極みへ 噫 逆さに蹴落として 愛執昇華 迷宮でしょうか? 心抗えず 只管に唾液を 四肢を絡ませて 愛願成就 誑り上手? 耳許で囁く 言の葉陽炎の如く 十重二十重に取り囲まれたる 格子の隙はまるで百々目鬼 さても針の筵でありんす うしろのしょうめんだあれ? 浮き世は明けても暮れても 諍いを繰返す 男も女も 赤い糸を 固結びして 噫 互いに引き千切る 愛心譲与 遊びましょうよ? 滑りをよくして ゆっくりと優しく 痛くないように 愛変千化 踊りませんか? 吐息が尽きるまで 命が果てる時まで うしろのしょうめんだあれ?悪戯に躰を貧る 籠の鳥は縛られて 翼ももがれて 愛執昇華 迷宮でしょうか? 心抗えず 只管に唾液を 四肢を絡ませて 愛願成就 誑り上手? 耳許で囁く 言の葉陽炎の如く消え失せても 愛心譲与 遊びましょうよ? 滑りをよくして ゆっくりと優しく 痛くないように 愛変千化 踊りませんか? 吐息が尽きるまで 命が果てる時まで |
渦(うず)Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 独り立ち止まり 昊を見上げ問い掛ける この世界に於ける 存在の理由とその意味を 誰しもが抱えた 誕生も終焉もまた 哀しみを訴える 咲いて 香り 枯れて 滅びる 生まれ死に逝く幾度も 朽ちて 還り そして 芽を葺く 人は何処へ向かうのだろう? 形を成す物は 壊れるからこそ美しい 果敢ない夢ほど 輝きを放つ塵と燃える 天と地の狭間で 揺れ動く思考の渦に 結末は或るのか 咲いて 香り 枯れて 滅びる 生まれ死に逝く幾度も 朽ちて 還り そして 芽を葺く 人は何処へ向かうのだろう? 命の意味を どれほど求めても 救いの神は微笑みを浮かべるだけ 咲いて 香り 枯れて 滅びる 生まれ死に逝く幾度も 朽ちて 還り そして 芽を葺く 人は何処へ向かうのだろう? |
鬼灯(ほおずき)Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 月が照らす 昊を包む 噎せ返るほど 光に染色た 淡い声 聲 その音に惹かれ 導かれるまま僕は 君を捜す 暗闇の中今 僕は風に解けた そう犯した罪から逃れたくて この掌に残された君の証 嗚呼 もう二度と 離れぬように 朱い糸を 君と僕に 窓に煙る 雫一つ 指に絡めて 君の名前を認める そっと 土塊深く 永久に眠る君の名を 吐息込めて 暗闇の中今 僕は風に解けた そう犯した罪から逃れたくて この掌に残された君の証 嗚呼 もう二度と 離れぬように 離れぬように 愛すればこそ 壊してしまう 心に咲いた華 暗闇の中今 僕は風に解けた そう犯した罪から逃れたくて この掌に残された君の証 嗚呼 もう二度と 離れぬように 朱い糸を 君と僕に 侘しい夜は 微笑む君に 接吻たなら 儚くて 言葉にすれば 朽ち果てそうな その躯を抱いて 眠りたい |
向日葵(ひまわり)Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 澄み渡る青空へと向けて 輝ける向日葵の花のように 悲しみも切なさも 苦しみも寂しさも 笑顔に変えてゆこう 今君が流してる 頬をつたう涙は 明日の自分のために 必要な物だから さあ足音を高らかに響かせながら もう振り返らずに君を待つ未来へと歩き出して 澄み渡る青空へと向けて 輝ける向日葵の花のように 悲しみも切なさも 苦しみも寂しさも 笑顔に変えてゆこう 忘れたい出来事 心に落ちた染みも 明るい色の絵の具が 奇麗に消してくれるよ そう目の前に立ちはだかるのは壁じゃなく 階段だから 迷わずに ひるまずに登り続けて 澄み渡る青空へと向けて 輝ける向日葵の花のように 悲しみも切なさも 苦しみも寂しさも 笑顔に変えてゆこう 細道の果てに待っている広い世界目指して駆け出そう 澄み渡る青空へと向けて 輝ける向日葵の花のように 悲しみも切なさも 苦しみも寂しさも 笑顔に変えてゆこう もしもその太陽が沈んだら もしもその足下がゆがんだら 君に贈るこの唄を 君のためのこの詩を 瞳とじて聴いて |
新・百鬼夜行Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 篝火灯せよ時来たれり 永劫煮やした憶い遂げ賜え 闇に潜みし聲 片膝を立てて 既に業は為した 猛り狂え諸手を赫く染めて 喰らえ 焔を撒き散らし 嗤え 悲鳴に呼応して 篝火灯せよ時来たれり 永劫煮やした念い遂げ賜え 風は北東から 瘧を抱えて 怨み辣み嫉み 纏い此処に降り立つ 況や世は滅びて 古都の扉 幽かに開く 喰らえ 焔を撒き散らし 嗤え 悲鳴に呼応して 喰らえ 屍肉を貪って 嗤え 泪を呑み乾して |
雪恋詩Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 煌めく雪の中 愛しさ募って 心が壊れてしまいそうなほど 君へのこの想い切なく降り積もる 伝える事も出来ないまま 凍えてる そっと瞳伏せて 窓辺で笑った君の顔 何故かほんの少し 寂しさ感じて見つめてた 何時の頃か 思い出せないよ 滑り込む 空気のように 君は僕の中に溶け込んでいた 変わらない願い 変わらない気持ち いつでも君が側にいてくれたなら この僕の中にわだかまっている 灰色の景色さえ晴れるのに 煌めく雪の中 愛しさ募って 心が壊れてしまいそうなほど 君へのこの想い切なく降り積もる 伝える事も出来ないままで凍えてる あの日頬杖つき 静かに佇む 君はまた 僕に気付かぬまま いつかの笑顔を零してた 僕の声は 君に届かずに 反射して 跳ね返って 鋭いこの胸に 突き刺さる 変わらない願い 変わらない気持ち いつでも君が側にいてくれたなら この僕の中にわだかまっている 灰色の景色さえ晴れるのに 煌めく雪の中 愛しさ募って 心が壊れてしまいそうなほど 君へのこの想い切なく降り積もる 伝える事も出来ないままで凍えてる ほんの少し 勇気が出せたのなら 溢れそうな 温もりを 両手に抱えて 君を包む 何時の頃か 思い出せないよ 滑り込む 空気のように 君は僕の中に溶け込んでいた 変わらない願い 変わらない気持ち いつでも君が側にいてくれたなら この僕の中にわだかまっている 灰色の景色さえ晴れるのに 煌めく雪の中 愛しさ募って 心が壊れてしまいそうなほど 君へのこの想い切なく降り積もる 伝える事も出来ないまま 凍えてる いつまでも僕は君を探すあの雪になって 君にそそぐ |
神風Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 騙す不幸より騙される方が幸福さ 詭弁撒き散らし皆で匣の向う笑ってる 対岸の火事も素知らぬ顔をして ああだ こうなんだと唾を散らす 涙を売り物にして迫る 同情を買い偽善者を極めて後は宜しくさよなら 俺はこの身体に流れる血に 怒りさえ通り越して吐き気がする 今更この世界 修正は効かない 誰もが判っているさ もう手遅れ ならば 日ノ丸抱いたまま 潔く腹切って叫ぼうや 過去は置き去りで未来へと橋を架けてゆく 先ずは足下を見なよ泥濘に陥ってる 自らの顔も曝さないままで 何を宣っても伝わらない 物事の善し悪しも知らない 人の痛みが解らない内は喜びなんて望めない 俺はこの身体に流れる血を ぶち播けて世の中に問う何がしたい? 今更この世界 修正は効かない 誰もが判っているさ もう手遅れ ならば 日ノ丸抱いたまま 潔く散って仕舞おう 破壊の果てに産声を擧げる 悍しく跪つ化物の正体 三面六臂哮る鬼神か 将又白い蛇か 今更この世界 修正は効かない 誰もが判っているさ もう手遅れ ならば 日ノ丸抱いたまま 潔く灰になって いつか時代が廻るなら 再び舞い戻って 鬨を挙げ 伴に戦渦に身を投げて 呵々大笑しようぜ |
風の記憶Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | もう古惚けた景色の中 君はふいに髪を耳にかけて 「強い風ね」そう 呟いた 雪のように儚い記憶が甦る 懐かしさ降り積もる もっと強く君を抱きしめていたのなら 現在は変わったの? いつもの道立ち止まった 淡い色の夕日の陰りで 瞳伏せて君は言った 「強い風ね」そう 呟いた 君の言葉が 遠く感じて 雪のように儚い記憶が甦る 懐かしさ降り積もる もっと強く君を抱きしめていたのなら 現在は変わったの? 幼かった僕には 聴こえなかったよ 君の心が溶けて消えた 季節は廻り二人は背を向け歩き出した 君が霞んで消えた 凍えながら重ねた唇が現在は もどかしく震えてる |
賽Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 表と裏と二つに一つなら 賽の目に全てを託し 微かな勝算に賭けて 成り行きに身を委ねよう 西も東も判らないこの世 闇ばかりが押し寄せてくる 明日を生む希望は薄れ 光は鎖されて無くなる 谺す 救いの声 風に消され 漂う 時代は今 滅びの言葉を 叫び 唸れど 届かず 揺るがない欲望の果てに待ち受ける絶望 狂乱の宴とて何時かは終止符が打たれる 表と裏と二つに一つなら 賽の目に全てを託し 微かな勝算に賭けて 半 丁 祈る 歴史の裏側 覗き見れば 黒い雲が渦巻き 椴の詰まり 勝てば官軍で 捲ってみれば 如何様 揺るがない欲望の果てに待ち受ける絶望 狂乱の宴とて何時かは終止符が打たれる 揺るがない欲望の果てに待ち受ける絶望 限り或る命故 散って咲かせよ |
忘却の果ての凍えた孤独Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 遠い昔の事に不思議と思えるけど 誰も居ない部屋に今でも慣れないまま 額に飾られた無数の君が 変わらず僕に微笑むから もう戻らない 後悔は無い たとえ今でも 愛してても どうしてだろう どうしたんだろう 僕は今でも 凍えてるよ 忘れたい 忘れたい 忘れたい 悲しい事なんて何時の日か色褪せて 新しい明日へと進めると思ってたのに あの踏切の向こう側に 君がふいに現れそうで もう戻らない 後悔は無い たとえ今でも 愛してても どうしてだろう どうしたんだろう 僕は今でも 凍えてるよ 忘れたい もう戻らない 後悔は無い たとえ今でも 愛してても どうしてだろう どうしたんだろう 僕は今でも 凍えてるよ 孤独の中 生きてるのか わからないまま 時は過ぎて 消えてく あの頃には帰れないから もう眠ろう、、、。 |
斬帝Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 荒ぶる感情 戒の勧請 命より重い銭の勘定 地獄の沙汰も金次第よって 死んだらお仕舞いさ 着飾った魍魎 賺した怨霊 憎い奴は街で惚気 仮令色情に溺れようとも 所詮この世は夢芝居 心を蝕まれたまま 終焉の日を迎えるのか? 生まれた意味が欲しいなら 耀け己を信じて その眼をそっと 拓けば卒倒 気付けば御前ほら蚊帳の外 醜い豚に媚び諂って 露を舐めるのさ 御上には迎合 社会に黙祷 やれる事はやり尽くせど 最卑神もお手上げだって 匣の中で嘆いてる 心を蝕まれたまま 終焉の日を迎えるのか? 生まれた意味が欲しいなら 耀け己を信じて 心を蝕まれたまま 終焉の日を迎えるのか? 生まれた意味が欲しいなら 耀け己を信じて この世は闇夜暗闇よ 真実は嘘に呑まれる 即ち刹那の生命よ 抗え刃となりて |
四月一日Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Jin Nakamura | 凛と咲いた桜その真下で もう一度あなたに出逢いたくて 数字の配列のような人混み 何かを踏みしめて先を急いでる 雑沓の中に忘れてた夢や希望 いつも側に居た誰かの笑顔 光浴びた風をはためかせて 暖かな息吹に頬を染めて 凛と咲いた桜その真下で もう一度あなたに出逢いたくて あれから季節は幾度も過ぎて あなたはどれくらい大人になれたの? あれほど望んだ自由を手に入れたはずの 鏡の自分が目を逸らしてる 光浴びた風をはためかせて 暖かな息吹に頬を染めて 凛と咲いた桜その真下で もう一度あなたに出逢いたくて 人は悲しい生き物 幸せを叫ぶくせに 本当に大事な想い出さえも 棄てて涙する 春が来て夏は過ぎ陽が沈む 秋が往き冬を告げ陽が昇る これからもこれまでも変わらない 何時でも幾度も笑えるから 光浴びた風をはためかせて 暖かな息吹に頬を染めて 凛と咲いた桜その真下で もう一度あなたに出逢いたくて |
雨情Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 切り離れた情景 規則正しく まるで叱るように 雨が叩く 欲望の代償は 余りにも長過ぎて 祈ってみても 縋ってみても 日の光が眩しい 願ってみても 頼ってみても あの月には届かない 手持ち無沙汰から 筆を握れど 空の瓶からは零れない 誰を呪おうとも 唯時間が過ぎてく いくら悔いても いくら泣いても あの瞬間に帰れない 祈ってみても 縋ってみても 日の光が眩しい 願ってみても 頼ってみても あの月には届かない |
彩の讃歌Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 果てし無い道程溜息吐き俯いて 振り返る事も知らず 声を殺し身を潜め 傷めつけて膿む瑕口を涙で隠してみても 治りが遅くなるだけ 顔を挙げて 瑠璃の色に輝く空 大地は萌えて祈りを讃える 人は時に気付かぬまま 大切な物失ってしまう けれども 光は遠くで照らしてる 悲しみの涙は絶えず時に流されて 自由という旗の下にまた過ち繰り返す 白に黒に赤に黄色に分かれ生まれ堕ちても 求める願いの声に違いは無いから 瑠璃の色に輝く空 大地は萌えて祈りを讃える 人は常に風に乗せて 唄い続ける 愛満ち溢れた詞を 光は優しく包んでる この地上に 息吹く命が やがて滅んで 無に帰するとして 最後の日はこの胸に唯 貴方を抱き締め そして微笑いたい 人は誰も 孤独の中 宛も無いまま 彷徨う旅人 だけど何時か 気付くでしょう 独りではなく 一人だという事に 光は永遠にその眼を細めて待っている |
革命ルードヴィッヒ(関俊彦) | ルードヴィッヒ(関俊彦) | 一志 | Kagrra, | | 暗い窓辺に一人 孤独を噛みしめては 幼くして見つけた 宿命を確かめる 私は今空をみつめ 時は今求めてる 溢れ出るこの思いを 果てしない輝きで 世界さえ変えてく 革命を、、、 優しさもいたわりも 何の意味も持たない 力の無い正義は 暗闇に霞んでく 私は今空をつかむ 時は今求めてる 溢れ出るこの思いを 果てしない輝きで 世界さえ変えてく 革命を、、、 時は今求めてる 溢れ出るこの思いを 果てしない輝きで 世界さえ変えてく 革命を、、、 |
破戒Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | 叩き付ける雨の中すれ違う奴らを睨みつけながら 壊したくなる衝動抑え切れない欲望に身を任せ 抱えきれない理性は音を発てて弾けてこの夜に舞う 幹個びた純真さも教わった常識も塵箱に棄てて 蜂蜜の香り手繰って 俺の世界を変えるゼ 本気で運命なんて手錠がこの腕繋いで いるなら引き裂いてやる すぐに 形の無い自由と捕らわれた妄想の中 俺だけは 俺を信じて生きるきっと 俺は全てを失ったなんて感じていたけれど世の中はもう 権力者っていうのか 訳の分からない奴らに搾取されて 嗚呼 痛い 胸が 胸が 俺の魂がほら哭いてる 本気で運命なんて足枷が鎖繋いで いるなら破壊してやる すぐに 形の無い自由と捕らわれた妄想の中 俺だけは 俺を信じて唄うずっと |
さようならKagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | 君が欲しくて 君を抱きしめ 君の全てを求めてた あの頃にまた 戻れるのなら 君を離しはしないから 風が運んでくる 春の訪れには この心の扉 隙間風が吹いて 時の流れは何時も 傷を癒す代わりに ふいに君を憶うと 涙溢れ 唯壊れて 君が欲しくて 君を抱きしめ 君の全てを求めてた あの頃にまた 戻れるのなら 君を離しはしないから あの日君が告げた 切ない言葉では 体の中の君を 消す事が出来ずに 揺れるこの気持ちには 黒い終止符が打てない だから寒空にまた あの日の君捜してしまう 君が欲しくて 君を抱きしめ 君の全てを求めてた あの頃にまた 戻れるのなら 君を離しはしないから 君はまだ 笑ってる? 君はまだ 泣いてる? 僕はまだ 孤独な この部屋で 星を呼ぶよ 君が欲しくて 君を抱きしめ 君の全てを求めてた あの頃にまた 戻れるのなら 君を離しはしない だけど 醜く歪んだ 果て無き途を 歩き始めた僕だから この詩を今唄う事で 君に本当のさようなら、、、 |
「叫び」Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | 風に吹かれ 立ち止まり振り返って 影に埋もれた足跡に そっと手を伸ばし その先を見つめて 溜め息を浮かべたら あの青く晴れた大空に叫んでた 在りし日の俺が口を開け笑った 夢は遠くほど遠く霞んでる 今こそ掴めこの声よ天に届け 瓦礫(がれき)の上 唇を強く噛んで 蹲(うずくま)ってる瞬きが 瞳を閉じれば 広がる暗闇に 幽かに今 輝いて 路傍(ろぼう)に生まれたあの花は知っていた 踏みつけられて覚えてく強さを 夢は遠くほど遠く霞んでる 今こそ唸れこの声よ天に届け 落雷の彼方まで 響く「叫び」は 時を越えてく 限りなく高く 聳(そび)えた壁を 打壊し あの青く晴れた大空に叫んでた 在りし日の俺が口を開け笑った 夢は遠くほど遠く霞んでる 今こそ掴めこの声よ俺に届け |
風Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | 冷たい風頬を過ぎて 思わず耳を塞いだら 遠い場所に忘れて来た 景色が浮かんで 君は今でも 覚えてるのかな あの日告げた約束を この雪に誘われるまま 君を捜しに行くよ 二人笑ってても泣いてても空は蒼く 時の流れを悪戯に拒んでいた 二度とは戻れないあの季節に僕はほんの少しだけ微笑む 細い小径肩を寄せて 歩いた日々を思い出す 遥か滲む雲を見つめ 涙を堪えて 夢を追いかけ もしも疲れたら ここで何時も待ってるから 君はそう呟いてから そっとこの手を握った 笑ってても泣いてても空は蒼く 時の流れを悪戯に拒んでいた 二度とは戻れないあの季節に僕はほんの少しだけ微笑む 変わらない気持ちを抱き続ければ 永遠は常にそこに居て 僕等の心の中刻まれると信じてた 二人笑ってても泣いてても喧嘩してもその瞬間を幸せに感じていた 二度とは戻れないあの季節に僕はほんの少しだけ微笑む 唯笑ってても泣いてても空は蒼く 時の流れを悪戯に拒んでいた 二度とは戻れないあの季節に僕はほんの少しだけ微笑む |
霞んだ冬の向こうに、、、Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | この雪が散れば 貴方はまた 遠いあの街に 消えて行く 灯火を眼で追えば その向こうに 薄闇の 影は途絶え 跡形も無く 季節が巡れば 日々を教えて 霞んだ冬の向こう 貴方を待ち続けて 凍てつく夜空に 貴方はまた 浮かんでみせては 消えて行く 言の葉を紡ぎ出す この筆先 違えれば滲む色に 貴方を重ね 季節が巡れば 日々を教えて 霞んだ冬の向こう 貴方を待ち続けて 季節が巡れば 日々を教えて 霞んだ冬の向こう 貴方を待ち続けて 思えば幾年月の 景色が過ぎ去り 霞んだ冬の向こう 貴方を待ち続けて |
運命の糸Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | 薄紅の淡い色の約束 風の音の中に幽か 解れて今途切れた 乾いてる唇にそっと触れて 貴方から貰ったあの温もり 捜してる このまま時を 止めておけたなら 二人は離れずに 桜の花 舞う季節に 私だけが 泣いてる あの頃の 貴方はもう 微笑んではくれない 真実は 嘘に塗れ 手繰れど 見えない 小指を噛み締める 傷みはあの指切り 悲しみと手を繋いだ憎しみ 愛しさが環を紡いだ糸が 私を苦しめている 桜の花 舞う季節に 私だけが 泣いてる あの頃の 貴方はもう 微笑んではくれない 真実は 嘘に塗れ 手繰れど 見えない 小指を噛み締める 傷みはあの指切り |
維新Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | 漂えば遥かまで 谺するこの聲よ 貌わりゆく時代の風に翻り 何処までも 響いて 言葉は意味を絶ち 無数に羅列する 届かぬ願いだけが 幾世にも闇を呼ぶ 廻り巡る 漂えば遥かまで 谺するこの聲よ 貌わりゆく時代の風に翻り 何処までも 響いて 儚く散り逝く命の歴史は枯れてゆく華のように 新たな初まりの日が既に迫ってる 希望は臨まれず 疎んだこの昊を 覆った雲を裂いて 今こそ光承け 五体を拡げ 漂えば遥かまで 谺するこの聲よ 貌わりゆく時代の風に翻り 何処までも 響いて 儚く散り逝く命の歴史は枯れてゆく華のように 新たな初まりの日が既に迫ってる この運命の果てには未だ見ぬ景色が揺らめいている その扉を開け放ち明日をこの手に掴む 漂えば遥かまで 谺するこの聲よ 貌わりゆく時代の風に翻り 何処までも 響いて |