まけたぜ萬八呂 | 萬八呂 | 中村規予昭 | 山倉たかし | | こんな俺など 忘れちまいなと 琥珀のグラスを ゆすっていえば マッチをすって 炎を見つめ この火を消してと 睫毛をふせた まけたぜ 初心なお前の いちずさに もっとお寄りと 肩抱き寄せれば このままずっと 寄り添いたいと うるんだ声で それだけいって 他人目を気にせず 泣きだすお前 まけたぜ なにもおそれぬ 純情に 声をころして 泣いてるお前の 背中をそっと さすってやれば 今夜はずっと あなたといると 涙の瞳で 見あげるお前 まけたぜ 俺の心も 泣けてくる |