佐々木幹郎作詞の歌詞一覧リスト  3曲中 1-3曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
別れの歌 新曲小室等 新曲小室等佐々木幹郎小室等きみのまえに 蛍もいなければ 雪もなかった まどろみの中で 歌はおわり まぶたの先で 沈丁花が匂う  きみのまえに 光あふれ 空へとのぼり 大地へ降りて まぶたの中で 漂うのは 鳥かもしれない  きみのまえに 漂うのは 鳥かもしれない どこへも飛ばぬよう どこへも行かぬよう けれど鳴き声は 世界中にひびく  きみのまえに 蛍もいなければ 雪もなかった まぶたの先で 沈丁花が匂う どこで生まれたのか この悲しみは
けれど 別れには 新曲小室等 新曲小室等佐々木幹郎小室等けれど 別れには 悲しみを超えて 雨のしずくのその先に落ちる したたる夢の明るさ 取り残された人の ここにいることの確かさ  何を失ったか わからないままに 歩いてきた足跡のままに 白い霧がわたしたちを癒す その上にある 満天の星  もの言わぬ 地上の紫陽花 愛していたコーヒーカップ 鳴り止んだスマートフォン 永遠に笑顔の写真 時が止まり  それでも 小鳥たちは鳴き 緑の枝の風のうなり 別れた人の声が 遠くから聴こえる 「地上とは思い出ならずや」 この甘味さを誰が知るだろう
てんでばらばら~山羊汁の未練~六文銭六文銭佐々木幹郎小室等六文銭てんでばらばら 電動ミシンのうなり声が響く 路地の乾いた呪文よ ここから先は海であり 海にひそむ民族であり 梅雨どきの トタン壁にしがみつく 蔦の濃緑! に眼を射られて かがみこむほどの暑さだ! いっそ裸足で歩いて 頭に長靴でもかぶせたらどうだ キムさんはそう言うのであり 俺は ひねた山羊の肋肉を頬ばりながら 盗むときの眼で 焼酎を飲むのであり 肋の中に舌を差し込むのである  音もなく 破れた窓ガラスのバスが 遠い光州の町を走り過ぎる 銃を持った青年達が 笑顔で手をふっている 昨日見たテレビの画面に 音はなく 水まじりのコーヒーを飲んでから 俺は恋人を自転車の荷台に乗せて 駅まで送った 「あなたの眼は蜘蛛みたいだわ」 いきなり悩んだ 羽子板みたいに 壁の方を向いて  追いつくか 長靴を頭にして  追いつくか 山羊汁の中の青紫蘇の葉に 追いつくか 「人民に銃を向けるな」という 横断幕のある町で 追いつけるかなあ 俺の坐っているテーブルに 処刑前の予感を! 路地から路地 サンダル作りの電動ミシンの響きに 腹をゆすられながら キムさんと俺は てんでばらばら 汁をすするのに 懸命になるのである けんめいになる
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