日山尚作詞の歌詞一覧リスト  109曲中 1-109曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
LycorisNornisNornis日山尚霜月はるかMANYO記憶の奥底に沈んだ忘れもの もう一度帰れるなら “ダレカ”と別れたあの日へ――  途切れた眠りを照らす夕闇は 胸を焦がす 郷愁(ノスタルジア) いつか夢見た香り  風に導かれ (“ダレカ”を探して) 辿り着いたのは (遠く) 笑えていた頃に時間を戻した故郷  土に舞い落ちた紅葉を 拾うキミの姿に 何故か忘れてしまった 秘密の言葉を尋ねて  伸ばした手のひらの先 懐かしい名を呼んでも 少女の瞳は暗く 淀んだ空を見上げる  黄昏に灯る星に祈っても 朽ちるはずのない後悔(リグレット) 悔いを残す傷跡  過去に囚われて(明日を手放して) 変われない理由は(ずっと) キミが消えたあとの 時間が止まっていたから  リコリスの咲く別れ道 向こう側は常闇 追いかけても近付けず ぼやけた記憶に紛れた  迫った夜の帷(とばり)が全てを包み込んで 少女の哀しい声が狭間の空に響いた  小指を絡めた約束 “ワタシヲ ワスレテ”  想いはキミに届かなくても キミが幸せならば 手紙は届かなくても良かった  零れた涙と共に世界は崩れ落ちて 独りで目覚めた朝に あの日の詩を思い出す
永恋詩吉岡亜衣加吉岡亜衣加日山尚安瀬聖いつから此処で眠っていたのか 日暮れの陽光(ひかり)を浴びて 絡めた指を強く強く握り もう一度 眼を閉じた  鎖していた心の氷は溶け 曇り空はいつしか晴れ間に 失くしたものを取り戻す度に 忘れていた温もりさえも この手に  満ちゆく月に祈りを込めた 詩(うた)を詠んで 涙も笑みも分け合えるなら 恋しい君と この刹那を永遠にして ふたりで紡ぐ幸せ  痛みを知って苦しんだ夜も 優しい朝陽に沈む 滲んだ文字を指でそっとなぞり もう一度 思い出す  霞(かすみ)がかる世界にやおら吹いた 淡い風が木漏れ日揺らせば 失くしたものを照らし出すように 眩しいほど鮮やぐ明日へ誘(いざな)う  過ぎ去る刻を留める代わり 胸に秘めて 傷跡さえも包んでくれる 愛しい君と この想いを永遠にして ふたりで描く 未来を  輝く月に祈りを込めた 詩(うた)を詠んで 涙も笑みも分け合えるなら 愛しい君と この刹那も永遠にする ふたりで紡ぐ現(うつつ)を 永久(とわ)の恋を…
虹色世界霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか朝靄(もや)薄らいで射し込む光に 寄り添うふたつの影重ねた 瞼を閉じる度 優しい風が囁く 幸せとは未来を語れることと  何度も迷った道 行き止まりはない 歩いた分だけ明日へと 近づける  愛おしさを集めた花束を渡そう 君がいれば どんな景色も輝きはじめる ふたりだけの奇跡を かけがえのない想いを 大切にしてゆくから 約束をしよう  夜空(そら)を見上げる度 未知の星がある もし君と出逢えなければ 気付けなかった  怖くて震えた夜 月はまだ蒼い それでも眠れば明日へと 届くこと  たとえ雨が降っても 笑いかけてくれる君といれば どんな季節も輝く思い出 ふたりだけの温もり かけがえのない時間を 大切にしてゆくため 約束をしよう  いつか夢に出てきた物語のように 君といれば どんな世界も輝く虹色 ふたりだけの奇跡を かけがえのない想いを 永遠にしてゆくから 約束をしよう
虹の光へ結良まり結良まり日山尚霜月はるか木漏れ陽に揺れる緑の王国 通り過ぎてく風の煌めき 湖に映る貴方の笑顔が いつだって心の奥を照らしてる  ひと針ひと針 紡いだ想いが 奇跡を起こすよ 【幸せの】未来を信じてゆけるから  あの日わたしが開いた書物の中に 描(えが)かれてた魔法を この腕で抱きしめながら いつか夢見た季節へ歩き出しても 虹の色を重ねた記憶の眩しさ 忘れないよ  夕暮れに染まる故郷(ふるさと)の森に 響いた音は風の歌声 湖が攫う無数の花びら いつまでも澄んだ瞳が見つめてた  涙の跡には確かな想いが 残り続けるよ 【新しい】未来をつくってゆくために  遠い昔を記した日記の中に 閉じ込めてた願いを あの空へ連れ出せるなら いつか降り出す雨にも嵐の日にも 虹の色を重ねた光の優しさ なくさないで  約束の言葉はいつも 明日に繋がる絆になると  あの日ふたりで歩いた地図を広げて 増やしてきた足跡 この指で確かめながら いつか夢見た季節へ歩き出しても 虹の色を重ねた光は すべての希望になる 愛おしい世界を守るための
無限のDYSTOPIA織田かおり織田かおり日山尚東タカゴー東タカゴー何処かで開いた運命の扉は 永遠のディストピア  形在るものが崩れても この手に残っていた罪と罰 目醒める前に触れたはずの 記憶を失くしたまま探した光  ワタシが誰なのか ここにいる理由さえも曖昧で それでも廻った世界の運命に乗せられ 集ったのなら鍵の扉こじ開けて  耀(かがや)くこの刃を振るう力で 護りたい願いがある 誰かに喚ばれた星の数だけ散る 真実の欠片を掴む為に走り出せ 無限の未来が始まる ディストピア  決められた明日が来なくても ありふれた景色が壊れても 何度でも信じられるもの 気づかず抱えたまま人は生きている  ワタシの想いさえ 自分で読み取ることは難しい アナタの瞳に映る影のほうが 本当のワタシに近い可能性を踏みしめて  蠢く無数の夢を焼き尽くして 途切れない願いがある いつかは終わらせる旅路だとしても 繋がった絆を重ねながら走り出せ 暗闇の先で生まれかわる為に  ワタシが誰なのか ここにいる理由さえも曖昧で 泣いても足掻いても過去は変わらない それでも歩いた道の意味なら 今変えられる  何処まで征けば辿り着けるのだろう 苦しさに呟いても 耀(かがや)くこの刃を振るう力で 救いたい願いがある ワタシが焦がれた星の行方を追い 真実の欠片を掴むために走り出せ 無限の未来が始まる ディストピア
星を繋いで織田かおり織田かおり日山尚安瀬聖安瀬聖長い旅の終わりの色は 瞼の裏の夕闇の空 好きな星を繋いで 新しい星座を描こう  ねえ 指でなぞった軌跡に この願いをのせて ふたりの未来叶うように 重ねた手のひらを温めて  心も君の温度に溶けてゆく 触れるたびに満ちるものを きっと愛と呼ぶの 孤独が塗り替えられた奇跡の中で 幸せとは気づくことだと 教えてくれた君を抱きしめた  白い夢に微睡みながら 夜明けを知った透明な空 淡い星を繋いで 懐かしい記憶を廻(めぐ)る  ひとつずつ数えた刻も すぐ過ぎた季節も ふたりの道へ続いている 零れた涙さえ輝いた  心に優しい詩(うた)が降りそそぐ 傷あとから あの痛みが手繰り寄せられても 光が射し込む場所へ辿り着いたら そこからまた歩いていこう 希望をくれた君に寄り添って  無数の星の中で選んだ明日なら どんな世界だろうと 君とふたり迷わず行ける  心が君の笑顔に溶けてゆく いつの間にか空気になる それを愛と呼ぶの 光が射し込む場所はここにあるから 遠い未来 誓う代わりに 希望の朝に君を抱きしめた
愛がハジマルSHOJI from パレードパレードSHOJI from パレードパレード日山尚東タカゴー退屈な世界のド真ん中 舞い降りてきたキミは 俺のうつつに微笑んで  ぐだぐだな毎日に翻弄されてた 嵐のようなユメから 目覚めをくれたんだ only love  動き出す season 止まらない衝動のワケはただひとつ 誰よりもキミを求めてるから  心が叫んでるんだ もっとキミのことが知りたいと 出逢ったのは そうさ運命なんだ 言葉じゃ物足りないよ どうか この両手で抱きしめさせて 伝う熱から愛がはじまる  モノクロの世界を照らして 隣で眠るキミが 俺のうつつを塗り替えた  面倒な毎日に疲れ果てても 肌に残った傷ごと 癒やしてくれたんだ sweet voice  流れてく shooting stars 一瞬の想いに ずっと捕らわれてる あの日からキミに恋してるから  いつでも教えてほしい もっとキミを感じる方法 小さな幸せをなくさないで 言葉じゃ間違えそうな 気持ちに正直な未来(あす)は輝く この一歩から愛がはじまる  戻らない season 止まらない衝動はそのままにしてよ 永遠にキミを放したくない  心が叫んでるんだ もっとキミと求め合いたいと 出逢ったのは そうさ運命なんだ 小指じゃ物足りないよ だから唇まで奪ってあげる 伝う熱から愛がはじまる
瞬間は永遠SHOJI from パレードパレードSHOJI from パレードパレード日山尚長田直之ふたり歩いた青空の下 どんな景色も眩しいね 風が吹くたび笑顔になって 僕は君をまた好きになる  伝えきれない想いを重ねて 淡い幸せを感じてる  この世界中の誰より君を愛してるよ あの日の涙も思い出に煌(きら)めいた 君と今ここにいること それが奇跡だから かけがえのない この瞬間を抱きしめた  君と眠った微睡みの中 たとえ心が痛んでも 僕はいつでも受け入れるから 約束(ことば)の代わりに手を握る  触れた指先 なぞった温もり 甘い幸せに満たされて  この世界中でいちばん大切な君との いつもの会話も宝物になるんだ 君とふたりなら どこでも行ける気がするから 未来へ続く足跡を描(えが)きだそう  限りない時間 終わらない季節 どんなに願えど手に入らないんだ だからこそ――  この世界中でいちばん君を愛してくよ いつかはすべてが思い出に変わっても 君と今ここにいること それは永遠になる 僕たちだけのこの瞬間を ふたりの愛を確かめて
運命がはじまるlove solfege(feat.Rita)love solfege(feat.Rita)日山尚松本慎一郎君の瞳に映る 現実と遠い夢が 重なって動き出す――  零れる時空(とき)の彼方 綺麗な光の欠片だけ 集めていたのに いつの間にか陽は沈んで ひび割れた影を揺らす  そっと 目蓋閉じてみても 傷は傷のままで 痛みは消せない けれど 頬に触れた 君の同じ色の涙が強さをくれた  あの 広がる空に映る 哀しみも暗い過去も受け止めて 手を繋いだ ぬくもり放さずに行こう 今、運命がはじまる  何かを掴むたびに静かに心に呟いた 歩いてきた道 選んできた この場所から 後悔なんてしないと  たとえ 耳を塞ぎながら ひとり泣いていても変わらない記憶 けれど 君と分かち合えば 落ちていった涙も宝石のよう  君がいる世界で朝と夜を繰り返す 明日がどんな日でも未来を願うよ  見上げた空の向こう…  また 君の瞳に映る 現実も遠い夢も守るから この心のぬくもり抱きしめて行こう 今、運命がはじまる
透明な未来へlove solfege(feat.Rita)love solfege(feat.Rita)日山尚松本慎一郎続いた雨の後は空の色が眩しくて 幼い頃に見た無邪気な夢の 乾いた輪郭を重ねている  無数の胸の痛み 涙になった この想い 数えてしまう日も 朝を待てない長い夜も 君が側にいた  綺麗なものだけじゃ描けない 濁った世界の中  いつか君と探してた現実が どんな道に塞がれた場所でも 乗り越えた私は迷わず 透明な未来の先へ羽ばたくよ  無限の迷路の奥 重いドアに触れたとき 虹色の光が心に希望をくれた どこまでも行けるように  治らない傷もあるけど よろめく足元が 涙で泥濘(ぬかる)んだ土だとしても きっと花は咲くって知ってる  両手の中 そっと守りたい 崩れた宝石でも  眠るように瞼を閉ざしたら 広がった闇夜の最果て 願うたび光るもの 星よりも明るい、あの夢…  そして君と辿り着く現実で どんな明日も輝くと信じた 「ありがとう」 全ての出逢いも 透明な未来も過去も 愛してる
光ノ軌跡霜月はるか霜月はるか日山尚阿部隆大(ACRYLICSTAB)零れる光の軌跡に 憧れたあの頃と同じ風が吹く  開いた扉の向こうへ歩き出した日を まだ過去にはしないで  真っ青な空を見上げていた私の瞳 映した夢を手のひらに握りしめ  長い旅をして集めた景色 世界を渡り 辿り着く地でも道を探そう ここからまた  誰かが囁く言葉に 閉じ込められた夜は 灯りを落として  明日を怖れ 昨日にさえ怯えた私 照らす星はいつだって優しかった  遙か旅をして生まれた想い 世界を変える 新しい地でも夢を探そう 踏み出した足で  小さくなった靴の痛み 涙をつめた鞄の傷 誰も知らない 地図にも載らない そんな街を見つけに どこまでも行こうよ  やがて足跡がつくった道は 繋がっていく いつかは誰かの光になるよ 未来の道しるべ  長い旅の果て 手を振りながら世界の先へ この胸の中に 新しい夢紡いでいこう ここからまた
My DestinationYURiKAYURiKA日山尚吉田穣吉田穣眠れなくなって窓を開けてみた 雲に隠れた夜空にも見えない星はあるから  走って転んだ傷の痛みよりも 答を間違うよりも 知らない風景が沢山あることが ずっと怖いと思ったから決めたよ  あの日描いた地図を広げ いくつも印をつけた 憧れが現実と重なり合う度に 君が背中を押してくれた言葉は 「心に素直になって」 私が選んだ明日へ 迷わずに まっすぐに歩いて行くんだ ここはまだ長い旅の途中  朝焼けに染まる波はきらめいて ちょっと眩しすぎたけれど 陽(ひ)が昇るまで眺めた  昨夜(ゆうべ)の優しい夢に逃げるよりも 想いを誤魔化すよりも 自分の弱さごと認め生きるほうが ずっと楽しいと思えたんだ それなら  涙を乾かす代わり 笑顔を増やしていこう 踏みしめた足跡が道をつくるから 遠い未来の果てへ  遠回りしたって 生まれたての希望の音は いつだって響いてるよ だから耳を澄まして  あの日描いた地図を広げ 何度も思いを馳せた 喜びも後悔もこの手で抱きしめて行こう 見えないあの光を知るため 「心に素直になって」 私が選んだ場所で 新しい自分にも会えると信じる ここはまだ長い夢の途中
薄氷祈り吉岡亜衣加吉岡亜衣加日山尚myumyuはらはらと散る花を 独り見つめていた 行く宛てもないまま 影だけが伸びてゆく  眩しくて混ざれない世界に 焦がれながら背いた日も今は遠く  耳を塞いでも 聞こえる君の言の葉 この薄氷の空を優しく照らす  手のひらで掬われた 雪の跡は消える 最後まで儚く ひたすらに美しく  白すぎて穢(けが)せない世界も 明日はもっと愛おしいと思えるよう  絶え間なく光る 哀しみ凍る涙よ いつか笑顔に溶ける想いを秘めて  繋がる心の温もりを 忘れないなら  瞼閉じる度 感じる記憶の向こう この暗闇に浮かぶ景色は 鮮やかに染まる 未来へ続く世界で ただ幸せを願う 薄氷祈り
smile for you昆夏美昆夏美日山尚森一寿吉田穣夕焼け色に変わる信号(シグナル) 駆け足の僕たちを遮る ほんの短い空白なのに 沈黙を永遠に感じた  知らない街で迷った時も ふたりだから 怖がらずどこまでも行けたんだ  忘れないよ 飽きるほどに語り合った夢は今も 僕の背中押してくれる だからほら 最後には笑って さようならを  いつもの角で「じゃあね」と言って 人混みに埋もれてく日常 本当にこれで終わりなんだね 寂しさを言葉にはできずに  泣きたいならば泣けばよかった ふたりきりで 話したいことだってあったのに  明日(あす)の先へ歩き出せば 君がいない季節が来る 戻れないと知ってるから 思い出は疼くんだ 痛みのある傷跡のように 刻んだ心の奥が震えた  別れ際に閉じた瞳 君が指をさした星が 光るように祈りながら それぞれの道を行く 僕も君も…  忘れないよ 君が生きる この優しい世界はつづく だから僕も つよくなるよ いっだって最高の笑顔で ありがとうを 君に伝えたいから
永遠の物語霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか光の花が咲く 木洩れ陽ゆれる森を 君と歩きながら そっと想い確かめた  くりかえした言葉は いつの日か魔法になる 涙も微笑みも分かちあい 同じ地図を広げ  今ここから始まる未来は 二人の物語 真っ白な頁(せかい)を虹色に照らす 奇跡の道を行こう  冷たい星あかり 凍える長い夜も 君を想うだけで こんなに幸せになれる  ひとりだった心に 愛しさが沁みてゆくの 真実も幻も受け止め 同じ空を見上げた  もし優しい夢から覚めても 隣に君がいる 雨が降る季節も 哀しい記憶も ぬくもりで満たせば きっと ここから願った未来は 新たな物語  輝きの頁(せかい)は どこまでも続く 奇跡の道を行こう 君と
幸せの標結良まり結良まり日山尚霜月はるか四角い窓から覗いた小さな空 古い本を抱いて過ごした毎日 想いが言葉にならないもどかしさは 触れあった指が解(ほど)いてくれたね  霧にぼやけた森も 迷い道も 虹色の花が行く手を優しく照らしてる  物語の頁(ページ)めくり広がる世界へと 夢を語る君の瞳(め)に重なる未来の向こう 奇跡を呼ぶ 四つ葉に似た 幸せの標(しるし)を探しに行こう  夜を繰り返し紡いだ眠りの中 朝の訪れを待つだけの約束 胸の痛みにも射し込む君の歌は どんな空白も希望で埋めてく  嵐が止まなくても 独りじゃない いつも心には確かなぬくもり感じてるよ  物語は今も続く 凍える季節でも 星を映す君の瞳(め)が 見上げた未来の先に 手を伸ばした 笑顔になる幸せの魔法を 守りたいから  物語が終わる時も決して忘れない 思い馳せる君の瞳(め)が焦がれた未来に きっと 届くだろう 四つ葉がもつ幸せの魔法を失う前に 願いは君の手の中で 幸せの標(しるし)になるから
un secret霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるかmyu異国の風に流される侭(まま) 眩(まばゆ)すぎる朝に目醒(めざ)め 故郷(こきょう)の地まで 繋がった空へと手を翳(かざ)す  過去を分かつ馬車の轍(わだち) 千の煌めきの宮殿へ 黄金(きん)に染まる太陽(ソレイユ)の 徴(しるし)掲げた門をひらく  咲き誇れる 一輪の薔薇が見つめていた かりそめの刻 王妃(しょうじょ)の瞳(め)に隠された世界は 誰かの[秘密の]愛と真実(ヴェリテ)  拗(こじ)れた運命(いと)が選んだ小指 部屋に残る その溜息 俯(うつむ)く姿 向かい合う鏡は何映す  楽(がく)に溺れ踊りましょう 何処か懐かしい月の夜(よ)に 強く深く抱きとめた 痛みもせずに刺さる棘を  暗闇でも気高き薔薇は輝くから 光と影を相伴(あいともな)う旋律をなぞって 囁く[秘密の]愛の言葉  零れてゆく想いのように 剥がれてゆく花びらが 遠い夢を描(えが)く…  失っても あの日の薔薇の美しさを忘れられない 王妃(しょうじょ)の瞳(め)に隠された世界で 語るは[秘密の]愛と真実(ヴェリテ)
夢の抜け殻霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるかmyu明けぬ薄闇に遠い面影を浮かべても 届かない世界に落ちるだけ 錆びた歯車が廻り やがて止まる運命(さだめ)を 映しながら独り立ち尽くした  もしも私があの日に帰れるのなら 空の色が眩しすぎて泣くのでしょうか  全ての終焉(おわり)を見つめ 取り残された花が そっと小さく吐(つ)いた溜息 愛の記憶を刻んだ 夢の抜け殻に  光過ぎ去れば影もいずれ消える運命(さだめ)を 知るだけでは何も変わりはしない  もしも貴方に再び出逢えるのなら 約束などしなくていい ただ微笑んで  全てを失いながら忘れられない街で 今も云えない想い囁く 愛の言葉を刻んだ 夢の抜け殻に  全ての終焉(おわり)を見つめ 取り残された花よ どうか この地で静かに眠れ 祈る両手に包んだ 夢の抜け殻と
貴方の居る途霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるかmyu闇夜に閉ざした瞼を 包み込む優しい朝 深い眠りから醒めれば いつも貴方は微笑む  けれど 幻の中に響く鐘の音 誰かが愛した薔薇(はな)の香り 涙を乾かす太陽(ひかり)さえも 心に影を落とす 見えない傷跡に  此処から何処へ向かうのか 振り返れば もう途(みち)は無く 貴方の居る明日(あした)が在ればいいと ささやかな温もりだけ願う  冷たい氷の籠から 抜け出した一羽の鳥 銀色の月を仰げば 消えゆく夢が仄めく  それは思い出の中で生きる人々の 孤独を隠した雨にも似た 誰もが焦がれる憧憬(しょうけい)へと 心を動かしても潰えぬこの記憶  ひび割れ崩れ落ちてくる あの空へ羽ばたけるように 正解(こたえ)のない未来を紡ぎ 痛み携えて探しにいく  赦されない罪だとしても 通り過ぎた あの日々を忘れはしない  塗り潰された名前でも 哀しみに濡れた翼でも 貴方と居る明日(あした)へ翔べる それが ささやかな幸せへの途(みち)
茨ノ楽園JoelleJoelle日山尚尾澤拓実尾澤拓実目覚めを導いた 風の中で響く声に呼ばれ 箱庭を閉ざした空が 哀しみに染まっていく  独り謳う 茨の鳥籠 羽を奪われ運命は狂い出す  崩壊(くず)れる世界の果てで 絶望に捉(つか)まるとしても 現実(リアル)と幻想(ユメ)を断ち切る剣に誓う 最期まで君の未来(あす)を守ると  自由を知らぬまま 見上げていた夜の流れ星が 箱庭に隠した 嘘と真実を塗り替える  独り眠る 茨の揺り籠 願うだけでは何ひとつ変わらない  壊れた世界に咲いた永遠の花を捧げよう 痛みも苦しみもなく その楽園は微笑んだ君の影も歪めた  誰も居ない 空ろな鳥籠 羽を信じて運命へ飛び立った  いつしか 崩壊(くず)れた世界の果てに 永遠の別れが待とうと 現実(リアル)と幻想(ユメ)を繋いだ剣を抱いて 最期まで君の未来(あす)を 魂を 守ると
光射す刻結良まり結良まり日山尚myumyu長い夜を溶かして 光射す朝へと 刻はまた ここから動き出した 終わらない季節  耳に残る問いかけ 手探りで進んだ迷路 私はただ願っていた 明日を  遠ざかる 形のない夢を見上げながら 今はこの繋いだ手で 君を感じていたいから  胸の奥に燻る 寂しさと無数の傷をなぞる涙 その痛みも薄めて  どこまでも広がる空 君と見上げながら 溜息に乗る想いが 愛を確かめるように響く  ふたり 還る刻へ  限りある世界のなか 君と生きていくよ 今強く握った手が 心さえも温める  長い夜を溶かして 光射す未来へ歩き出そう
同じ空を織田かおり織田かおり日山尚myumyu木々に射し込む影と光の束が 朝露に濡れた花を揺らす庭園 嘘も秘密も見透かした君の眼(め)には どこかで忘れた懐かしさがあった  もっと探したい 輝く風景を たとえ形には残らなくても  なにげない言葉が 心につながる一瞬を切り取る この優しい風の中歩きながら 明日なくすかもしれない世界を 怖がらなくていい 僕らはまだここにいる 同じ空を眺めてる  耳を澄ませば 迷路の先から響く未来の足音 胸が少し痛い  もっと近づいて冷たい手を握る せめて温もりは忘れないよと  永遠の幸せを願う代わりに 一瞬を抱きしめ 目蓋の奥 灼きつけた季節を越え やがて訪れる別れ その日も笑顔でいるために 僕らはまた広げてる 同じ地図を  約束の時は近づく 時間は止まらない この奇跡の瞬間を 歩きながら  触れあう心と心を 確かに感じていたいから 僕らはまだここにいる いつの間にか 全てなくすかもしれない世界を 大切にするよ 流れてゆく刻だから 君と空を眺めてる
ゼロトケイ織田かおり織田かおり日山尚安瀬聖安瀬聖その手の中で光る埋(うず)もれた記憶に 導かれるまま見上げていた 旅立ちの空を  時は廻(まわ)る 繰り返しながら運命の輪を辿り 塞がれた未来 閉ざされた過去 永(なが)い冬を跳び越えて  終わる世界を刻んだ針は 零(ゼロ)を指しても止まることなく 無限の夜を数えつづけるよ 誰かの目覚めを優しく照らすため  詩声だけが残る透明な景色に 色を乗せるように花は咲いた 真実を隠して  時を騙す偽りの笑みが 運命の日を覗く 落ちる瞬間 響く旋律 願うことは ただひとつ  同じ世界に生まれた理由(わけ)が もし別れでも この痛みでも 最後ならばもっと抱きしめて 誰かを求めた想いの亡骸を  冷たい文字盤に凍り付いた涙の跡 まだ解(ほど)けないけれど  終わる世界を刻んだ針の 絆はきっと途切れはしない 朝がくれば薄れる星々 空には確かに輝くように  いま現実(ここ)で出逢えた意味は 零(ゼロ)にならない永遠だから 自由になって春の陽だまりを 愛した誰かと探しにいきたいよ
ふたり綾とり織田かおり織田かおり日山尚myumyu真昼の空に浮かぶ雲が 薫る風にたなびく 歩き慣れたはずの道の途中 知らない花を見つけるたび 想うのは君のこと 指先から滲(にじ)む優しい熱  伝えたい言の葉ごと 新しい季節へと移りゆけば  君のそばで色づいた 小さな蕾(つぼみ)は もう隠せなくて 夢うつつに薄紅(うすべに)の恋をする ふたりだけの甘い綾とり  眠れぬ夜を照らす月に 誘(さそ)われて仰ぎみた 眩(まば)ゆすぎる光 浴びたままで 逢えない時間(とき)が愛をつくる 呟いた君の名が 心に空いた隙間(あな)埋めるように  募る想いの花片(かけら)は 新しい景色まで見せてくれた  君の姿 追いかける 愛しい証(あかし)は この胸の痛み 夢のなかで触(さわ)れない恋をして 忍ぶだけの遠い綾とり  君がくれた微笑みで はじまる何かを ああ 知りたいから 夢うつつに瞳(め)を閉じて 耳元で語りかける 鮮やかな紅(あか)に色づいた 小さな蕾が今 花をひらくように 夢が覚めて本当の恋をした ふたりだけの甘い綾とり
紅結び織田かおり織田かおり日山尚myumyuまどろむ霧が晴れた日に 始まる愛を確かめた  ただ君の声を聴くだけで ただ君に寄り添うだけで 何よりも穏やかな幸せ感じてる  花咲く紅糸(あかいと) 紡いだ指先 若葉の季節に心を染めて やさしい風から ふたりの願いが導く未来へ 君と歩いてく  乾いた涙の跡から 切ない過去(ゆめ)が蘇る  ただ君がここにいるだけで ただ君が微笑むだけで どんな不安も嘘になるから目を閉じた  冷たい手のひら包んだ温度が 凍える季節も心を守る 溢れた想いに差し込む光で 薄れる懐かしい景色  大事なことさえ伝えられず 傷つくことで大人になれると 背伸びをしている私がいた 遠い日の…  刻は過ぎ去る 結んだ紅糸(あかいと) つないだ小指で うつろう季節を君と重ねる やさしい月の夜(よ) 触れあう唇 誰より愛してる君と輝く未来へ 永遠(とわ)へ 歩いてく
終末の夢魔(ナイトメア・オブ・カタストロフィ)我来也(下野紘)我来也(下野紘)日山尚東タカゴー東タカゴー闇から生まれ出でしは渦巻く混沌の世界(カオスワールド) 果て無き永久(とわ)の孤独を埋める術も見つからず 一時(ひととき)の安寧(あんねい) 求めることすらも 許されぬ我が運命(さだめ)  封じた鳥篭のように 隷従(れいじゅう)する僕達(しもべたち) 盟約の暗い過去は詩人(オルフェウス)も唄えない 裏切りの狭間 自由なき迷い子 罪深きこの肉体(からだ)  それなのに お前の訪れから 禁じられた想いを抱(いだ)いた その姿はまるで舞い降りた癒しの天使(ラファエル) 狂おしい程の輝きを身に纏い  残酷な夢魔(ナイトメア) 真実の心をどれだけ暴くのか 狂人(ファウスト)を気取るなら 希(こいねが)う 儚きぬくもりに呟く 僕はお前が好きなんだぞ  「お前には見ることも敵わぬであろう! 秘技!! 漆黒の騎士(ダークナイト) 暗黒灼熱の翼(ダーク・ウィングス・バーニング)!!」  闇から逃れられない哀れな我は竜王 果て無き暗黒の罠(ヘルズゲート)を覗くだけの放浪者 仮初めの愛に溺れることすらも 許されぬ我が宿命  まるで堕天使(ルシファー)の如く 隣に座る契約者(パートナー) 胸を衝き上げる鼓動 知恵の果実(インテリジェンス・マター)を貪欲に集め 制しようとしても正せないこの業(カルマ)  有り得ない お前が僕のことを 友達だと笑いかけたから 変化のないはずの鎮魂の空間(レクイエム・ポイント) 狂おしい程の悦びが迸(ほとばし)る  偉大なる時の神(クロノス)も 癒せない傷跡 痛みを焼き尽くし もし夢が叶うなら 誰よりも可愛いお前に伝えたい 僕だけのものになるんだぞ  「我の願いを聞き届けよ!! 魅惑(チャーム)と癒しの天使(ラファエル)! 慈愛の女神召喚(アフラクションビーナス・オブ・サマンス)!」  いつまでも お前が僕の傍で 当たり前に一緒にいるなら その事象はまるで 女神(ヴィーナス)の祝福 狂おしい程の幸せに満たされる  終末の夢魔(ナイトメア) 辿り着く楽園(エデン)はお前の隣だと 解放の聖戦(ジハード)で癒しの泉(ルルド)から 真(まこと)の願いを囁こう 僕だけを見てほしいんだぞ
運命に咲く花真田幸影(鳥海浩輔)真田幸影(鳥海浩輔)日山尚asajinasajin遠い昔から見守っていた君は 風に揺れながら凜と咲いていた  降り積もる気持ち この胸に抑えていても 真実の言の葉は隠しきれない  何度 季節が過ぎようと 愛してるとささやいて 君の笑みも涙も誰にも渡しはしないよ  いつか手のひらを差し伸べたあの日より 君は ただ真っ直ぐ前を向いていた  秘められた願い 重ねてく吐息のように 少しずつ熱を帯び 苦しんでいた  もしも運命という名の出逢いが許されるなら 君の過去も未来も この腕に閉じ込めたいよ  君の全てが欲しくて抱きしめていた 俺なしじゃ生きられない そう言わせてみせる  何度 季節が移ろえど俺の愛は変わらない どんなことがあろうと逃がしてはあげない あの運命より強い想いがここにあるから 君という存在を俺のものにしたい…ずっと
眠れない夜穴山大介(鈴木達央)穴山大介(鈴木達央)日山尚東タカゴー東タカゴー震える唇を濡らす度に気付いて こぼれる吐息から熱を感じることを  吸い込まれるような君の瞳 どうして目を逸らすの? ずるい子だね そんな表情(かお)で 独りうつむく 俺の気も知らずに  誤魔化して 苦しんで それでも君に 見せたくない想いを抑えて 平気なふりして声をかけた 泣いていた子猫ちゃん 傷ついたなら明日も来ていいんだよ こうしていることで君が落ち着くなら いつでも傍にいたい  塞いだ耳元に囁きかけるような 小さな悪戯を そっと してもいいかな  篝火(かがりび)が揺らす景色はまるで 嘘と本音の狭間 胸の奥に燻るもの 不意に映した明かりを隠しても  焦らされて待たされて 欲しがるだけの簡単なやりとりは 本当の気持ちを聞くまではしたくない いたいけな子猫ちゃん 淋しい夜は いつでもここにおいで 優しく抱きしめて 心の隅々も全てを受け止めたい  縋り付くように見上げる瞳 言葉をなくしたまま ずるい子だね そんな表情(かお)で俺を惑わす 君を好きになった  暗闇を探るように なぞる輪郭 君と生きていけたら 涙の代わりに笑った顔が見たい 俺だけの子猫ちゃん 眠れないなら いつでも来ていいんだよ どんなことだろうと君が喜ぶなら 何でもしてあげたい
貴方のいる景色由利鎌清(小野友樹)由利鎌清(小野友樹)日山尚増谷賢増谷賢夕暮れのなか歩く 貴方と並びながら  伝えられないことばかり この胸に秘めています  金色(こんじき)の飴細工のように 壊れてしまいそうになる 綺麗な想い  そんな愛しさに溢れてる ときめきが止まらない 乱れる心苦しく  初めての恋をして 貴方だけ見つめてる ただ一人の大事な女性(ひと)を  口に含んだ和菓子(かし)に 貴方を思い出して  幸せそうな微笑みを いつでも眺めていたい  煌めいたあんみつのように 爽やかで可愛らしくて 優しい想い  そんな愛しさが溢れてる 切なさが止まらない ざわつく心の奥で  貴方のいる景色が 日常の瞬間が 僕にとって宝物です  好きという言葉 それだけでは顕せない この複雑な気持ちまで 貴方を支えたい そのためになんでもしたい  何度 春がきて冬がきて この四季が巡ろうと ふたりで過ごしたいです  誰よりも大切な 貴方が傍にいれば 僕の胸は  いつも花びらが渦巻いて ときめきが止まらない 香りは甘く儚く  生涯でただ一人 永遠を誓うから 貴方だけを愛しています
novalisノヴァ(花江夏樹)ノヴァ(花江夏樹)日山尚戸田章世戸田章世キミが目覚めてから何度繰り返しただろう 同じ声をかけて同じように笑う朝を  狂っていた世界だけど いつも伝えたい想いはたったひとつ  大切なキミとボクが過ごした季節が 少しずつ消えたとしても 触(さわ)れない手と手を繋いだ 思い出は温かいまま だからきっと覚えてるよ 初めて見たキミの本当の涙とともに  キミと出逢ってから何を思っていただろう 同じ空を見上げ 同じ道を歩く日々に  ずっと一緒にいたいなんて そんなワガママな願いは言えないけど  いつの日かキミが ボクにくれたノヴァーリス 記憶から消えたとしても ボクの心の奥に咲いて 思い出に守られてる夢の中で 幸せだと呟いたよ それはキミを好きになれたから  大好きなキミがいつも笑える明日(あした)を 心から願っているよ 閉じ込めた世界を壊して ありえない未来だって叶えば奇跡と呼ぶんだ 約束する ずっとキミを忘れはしないよ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
edenルカ(細谷佳正)ルカ(細谷佳正)日山尚東タカゴー東タカゴーAh 突然に運命は始まっていた 天使が舞い降りた刹那 白紙(はくし)に刻みつけた 鮮やかに 決して忘れない色のBeautiful charm  そう 道端で麗しく慎ましく咲く 可憐な一輪の薔薇を 見つけたインパクトが この僕の胸を貫いてしまったから  美の女神に祝福されている全てに 素晴らしい奇跡に乾杯を  I wanna fall in a forbidden love, no matter how deep sweet dreams I have. 僕のこの想いを捕らえて放さないよ 美しい最愛の君(エデン)の輝きを求め 世界をさすらう迷い子になろう  ねえ 微笑んだ君だけを描いてる絵は 無限の太陽のように 煌めく魂まで動き出す それは完璧なほどのWork of art  そう 嵐にもなびかずにしなやかに咲く 気高き一輪の薔薇を この手で残したいと 永遠を僕に思わせてしまったから  美の女神を愛して愛された まばゆい一瞬の奇跡を感じてる  I wanna fall in a forbidden land, no matter how peaceful places I reach. 僕の胸の鐘が激しく叫んでるよ 美しい君への贈り物探し 世界をさすらう旅人になろう  美の女神に祝福されている僕らに 素晴らしい出逢いに乾杯を  I wanna fall in a forbidden love, no matter how deep sweet dreams I have. 僕のこの痛みを分かち合えるのならば 美しい最愛の君(エデン)の輝きを抱いて 世界をさすらう恋人になろう
夜更けの星霧隠忠人(江口拓也)・霧隠蔵人(櫻井孝宏)霧隠忠人(江口拓也)・霧隠蔵人(櫻井孝宏)日山尚戸田章世戸田章世「忠人、遅くなってすまない。 ……待ったか? そうか。さあ、帰るぞ」  二人きりの暮らしは 貧しくとも誇らしく たとえ雨が降ろうと 僕を庇った兄の背を いつか支えると 空へと誓う黄昏刻(たそがれどき)  「お前は余計なことは考えなくていい。 一生懸命忍術に励んでくれればいいんだ。 それよりはやく夕飯にしよう。 今夜はおまえの好物だ」  何があっても兄ちゃんは 僕の心配ばかりする だけどそんな心を惑わすひとが現れた だから守りたい 幸せ回す風車を  「いくらお前でも、あいつだけは譲る気はない。 駄目なものは駄目だ。あいつは俺が守る。 あいつは俺の姫君なんだから……いや、なんでもない」  二人きりの暮らしに もし家族が増えたなら 暗い部屋も今より明るくなると思うんだ いつか叶うかな 明日へつなぐ夜更けの星  「あいつも、おまえも、俺が支えてやる。 さあ、ゆっくり寝るんだ。おやすみ、忠人」
俺を信じてろ!猿飛咲助(寺島拓篤)猿飛咲助(寺島拓篤)日山尚増谷賢増谷賢俺を信じてろ! どんなことがあっても 絶対大丈夫 いつまでも守ってみせる  はじめて出会った頃は こっち来んなと言っては 突き放してたよな  だけどお前がめげずに 毎日頑張ってたとこを見てた  なんだか目が離せない お前が気になってたから  俺のとこへ来て 嫌(や)なことがあったら 励ましてやるからなんて思っても  目の前にお前がいるだけで ちょっと照れくさくて 本当の気持ち隠した  何度も向き合うたびに 少しずつ凄いところ 気づきはじめていた  そんな特別なお前と 名前を呼び合いたいと 思ったんだ  なんだかいつの間にか すごく好きになってたから  曇り空の下 もしも落ち込んでも この手を繋いだら安心するかな?  いつだって真っ直ぐ前を見る お前に惚れたなんて どうしても口に出せない  なんだか誤解させる 言い方しかできないけど  ぎゅっと抱きしめて 一生かけてでも 絶対に守ると約束するから  どんな時も一緒に笑ったり 泣いたりしたいんだ お互いの心を  通わせて二人で生きていく それだけで嬉しい気持ちになるんだ  いつまでも 生まれ変わってからも お前と歩きたい 絶対に幸せになろう
月追いの都市霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか谷岡久美“Lei-ol-zet, Tu o i nam ir fida ar.”  走り出す時計の歯車は廻り 軋みながら誰かの命を刻む 空が霞むほどに花を散らして  無数の意識の中で確かな鼓動を聞く 繰り返す悪夢を砕いて聖鐘を鳴らす影は…  永遠を夢見た少女は独り 贖うべき罪の重さを認めて 哀しい眼差しの奥に潜む黄金の色は 終焉の都市を照らし続ける  狂い出す時計の歯車は廻り ひび割れた大地にも命を注ぐ 空が凍るほどに花は気高く  薄れる意識の中で小さな願いを聞く 命脈の狭間に佇み ただ微笑む影は…  近付く足音から逃れるべく 月(ひかり)を目指せば影を別つ定め 優しい眼差しの奥に宿る黄金の色は 創世の都市を描き続ける  永遠を呪った都市は血に囚われ 二度と目を覚まさず 湖に沈む 冷たい眼差しの奥に潜む黄金の色は 月追いの都市を照らし続ける
光との邂逅霜月はるか霜月はるか日山尚MANYO谷岡久美日暮れの色は優しく 欠けた景色 照らしてくれる 透き通る影から心が溶け出して ぬくもりを確かめた右手が 震えるあなたに気付いた  壊れていく世界を嘆かないで 失くしたなら もう一度 砂から掬いあげて やがて全て過ぎ去ったとしても ひとしずくの光は残る  流れる水を堰き止め 映るものを暈かす指先 濁したらはじめに何が沈むのでしょう  歪んだ視界の果て 溺れる いつかは堕ちていくのだから すれ違う心を預け わたしを感じて…  契られた約束は たやすく意味なくすけれど 忘れていく言葉よりも強く てのひらに絆は残る  もしあなたが世界を続けるなら 欠片でいい わたしを風から掬いあげて いつか道を別つときが来ても あなたを想う光は残る
遠い少女へ霜月はるか霜月はるか日山尚たくまる谷岡久美誰にも告げずに何処かへ消えてしまおう 行方を北風にも追われぬ遠い場所まで 君への想いを模る唇から 別れの言葉が音もなく滲む  氷を隔てて笑みかける少女の影は 僅かも揺らめかず あの絵の中で咲く花の残り香のよう  自分の姿も声も忘れてしまおう 未来も記憶も僕をつくるもの全て 精神と物質を交える掌から 伝わる熱には紅色が芽吹く  氷が割れたら 君までも失うことは 気付いていたのに春を待つ振りをし続けて  ふと覚めた夢の透き間 何を望んでいたのだろう 雪消えの前に 僕は笑みを返したい 凍てる君に触れながら  このまま二人で跡なく溶けてしまおう 涙も血潮も流れぬ遠い異国へと
花ひらく蒼天霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか谷岡久美天上(そら)にひらける花は 蒼く儚く散りゆく運命を知り 現実(いま)を見届けるLip-Aura 呪いの花  ゆるむ蕾が薫らせる 幻影 とどければ 追い風は花片を乗せて 楽園に誘う  わたしにも涙(みず)をください 乾いてゆくこのからだ あなたには潤せますか 空に解いてくれますか  時間を手放す意思が 願いを呟くなら 抱き留めたはずの永遠は色に呑まれていく  踊る少女は軽やかに 未来(きおく)を手繰りよせて 自らが枯らす世界に息吹を重ねる  わたしにも光(うた)をください すべて失くした心が 最期まで視ていられる夢にも つづきがあるように…  まわる刻の輪 くり返し 終末をささやく 大切なあなたのために 記憶(みらい)を示しながら  睡る少女は安らかに 遠い明日 えがき 空はいまだ蒼いまま 落日を待ち焦がれる
白き想歌霜月はるか霜月はるか日山尚細井聡司谷岡久美夜が途切れた雲間から閃く 君が手放した永遠を誓う紡ぎ詩  疼く傷痕に触れる霧が 冷たい記憶を呼び覚ましていく 月が心を満たしてくれても  哀しみは溢れない 痛みは ただ重ねられて 咎となり織られていく  名前残した君の指輪は 知らない湖の色に錆び付いた 月が灯りを弱めてくれても  真実は薄れない 永別は ただ有りの儘に 幾重にも織られていく  夜明けに此処を離れ 僕は独り歩いて行く 新しい月を追って  変わらぬ永遠が もしも在るとすれば 過去の僕が君だけを愛したこと
捻子巻く時計が月の満ち欠けを刻む霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか谷岡久美ひとり捻子を巻き続け 砂に埋もれる絡繰り時計  刻が留まる部屋は訪れる者もなくて 淡き風も吹かない月の光だけが届く場所  夜露に冷やされた蜘蛛の巣は 張り巡らされた黄金色の鎖 外れないほど固く幾度も 君を絡めているのなら  閉じ込められた世界を解き放ちたい 君が眠る棺を抱いて想いを繋ぎ 満ち欠けゆく月影に時を刻む針を映す  ...Lag-quara chi “ir” sirea fid lei o we fan jue “ar”...  今も捻子を巻き続け 何処に沈まる絡繰り時計  刻が凍れる君の魂が彷徨う空に 煙る過去の記憶が乾く言葉の響き遺している 翼に護られて咲く花を狂わせていった蒼色の香り 還るための呪文の在り処すら君は忘れてしまうから  閉じ込められた世界の醒めない夢は 君と僕を巡り合わせて滅びを紡ぎ 満ち欠けゆく月影に時を刻む針を落とす  ...Lag-quara chi “ir” sirea fid lei o we fan jue “ar”...  閉じ込められた世界で壊れていく僕は その手を唇に重ねて想いを塞ぎ 満ち欠けゆく月影に時を刻む針を戻す 棺を開けて全てを穢し 捻子巻かれる月影に時を刻む針を止める
見えない鎖宿吏暁人(杉山紀彰)宿吏暁人(杉山紀彰)日山尚小野貴光縛られつづけた過去を 覗いてた俺の面影  立ち止まる背中から伝わる拙い感情 噛み締めた唇が 未練がましく互いを責め立てる  終わらせてと願うお前の声を聞いて 本当の想いを隠すために叫んだ  Ah 遠ざかってく あの日に囚われ ただ苦しむだけの俺とお前を繋ぐ 記憶の鎖から逃げられなかった 償えない過去から  苛立ちと憎しみが素直な言葉をゆがめる ふと見せた表情が 意外なくらい心に灼(や)き付いた  うつむいたお前は崩れてしまいそうで 触れあったその時 涙が瞳(め)に溢れて  Ah 知りたくもない真実が映る そう 罪を被せた狡い俺の言い訳 ただ受け入れたまま見つめるお前を 思わず抱き締めてた  縛られつづけた過去を越えて お前となら進んでいけるから  離れたくないのは同情なんかじゃない 本当の想いを感じるまま信じて  今確かめるように口づけを交わす ただ苦しむだけの俺を赦した言葉 今度は自分からお前と繋いだ 見えない鎖がある
純白の未来二条朔也(斎賀みつき)二条朔也(斎賀みつき)日山尚小野貴光雲居から差し込む 遠い月灯りが僕の顔を照らしても 心の中までは見えなくて良かった 静かな夜に  幼い君と僕が一緒に過ごした季節(とき) この目に映された未来に 僕はもういなくて…それでも  最後まで君のこと 守っていけるのなら誇らしいと 本当に思っていた 何よりも透明で綺麗な 君の涙を思い出す 永遠に変わらない君への声なき想い 呑み込んで  止まない雨の中 濡れる僕の前に佇む姿  幼い頃と違う 大人になった君に 初めて願われた未来で 僕も君と生きていたから  閉ざされた運命を この手で切り開いていきたいんだ 誓うように微笑みあう 誰よりも美しく気高く 強い心を抱き締めて 永遠に終わらない君への溢れる想い この胸に  僕が見た未来なんて言わなければ… そんな後悔は とうに消えてなくなった  いつまでも君だけを 愛していきたいと言えるだけでも 本当に幸せだと 純白の未来へと手を引く 君の全てを抱き寄せて 永遠に変わらない あの日の声なき想い 伝えるよ
自由な空へ市ノ瀬千里(下野紘)市ノ瀬千里(下野紘)日山尚小野貴光閉ざした部屋に籠もり ひたすら夜を待っていました 誰にも関わらずに 過ごしてゆくだけの毎日  ひそかに覗いてたんです 微笑むあなたが手招く場所 それでも疑うばかりの僕は 独りになりたいと呟く  窓の向こうの煌めく世界 あなたがくれた想いのように いつもと同じ景色の中に 知らなかった空が鮮やかに映った  流れる水の畔 うつむく僕とあなたの姿 瞑(つむ)った目蓋の奥 それでも炎(ひかり)は輝いて  本当は変わりたいんです 微笑むあなたと歩きながら 色んな事に怯えていたけど 扉を開けられた その時  初めて見えた切ない世界 あなたの側を離れられない 呪いのような寂しさは そう 知らなかったはずの懐かしいぬくもり  少しずつ大きくなっていった気持ちがある 怖がってるだけじゃ何も守れないと だから僕は――  あなたに逢えた優しい世界 涙と弱さそのままでいい 傷つきながら自由な空へ 僕があなたと行ける明日へ 呪いのような愛しさを もう 知ってしまったからいつまでも一緒に…
transparent miracleウキョウ(宮田幸季)ウキョウ(宮田幸季)日山尚戸田章世戸田章世レンズ越しに見上げていた四角い青空から 降り注いだ光のように世界は眩しく 風を受けた君が笑う ありふれた日常の 写真じゃない現実(リアル)を 指で確かめた  何度も願った物語にたどり着いたんだ  温もりに混ざる痛みも両手で抱えこんで それでも夢はここにあることを やっと知ったから 昨日を愛して明日を語り合う 普通のこと 泣きたいほどに透明な奇跡を 今感じているよ  長い夜を過ごしながら重ねたこの手のひら どこか遠く懐かしい景色を切り取る  時々 昔を想い出して眠りが覚めても  隣で微睡む君から聞こえる生命(いのち)の音 夢の続きがここにあることを やっと知ったから すべてを愛してすべてを許し合う毎日なら 泣きたいほどに透明な幸せ もう放しはしない  温もりがくれる涙も両手で抱えこんで 優しい君がここにいることを 俺は知ってるよ 昨日を愛して明日を語り合う 普通のこと 泣きたいほどにシンプルな奇跡を 今感じているよ
smilingオリオン(五十嵐裕美)オリオン(五十嵐裕美)日山尚東タカゴー東タカゴー寝ぼけたキミに「おはよう」と声かけて(カーテンを開けたら) 今日も始まる朝の光の中(知らない人だらけ)  ドアの外側は危険がたくさん(キミを守らなくちゃ) なくした大事なモノを探すんだ(それがボクの役目!)  ココロが寂しくてキミが泣いていても ボクだけは味方だよ ほらね いつも側にいる  キラキラした世界の物語が 流れ星とシアワセ追いかけた いつか記憶が戻る日までキミのため頑張るよ 笑顔をあげたい  考えごとをして眠れないなら(夜は長いからね) いっそお茶を入れておしゃべりしようか(いつだって前向き)  気分転換で見えるものもある(深呼吸しようよ) 朝までだって付き合ってあげるよ(ちょっと休んじゃおう!)  ココロの奥にあるキミへの想いなら 誰よりも負けないよ ぜんぶ伝わるといいな  急がないで 気楽に歩いていこう 一歩ずつの小さなあしあとが 過去と未来をつなげるまでキミのため頑張るよ 明日を夢見て  ココロの奥にあるキミへの想いなら 誰よりも負けないよ ボクはキミが好きだから  キラキラした世界を舞台にして シャボン玉に映ったキミの影 いつか誰かに届く日まで これからもよろしくね 笑顔をあげたい
lonely starlightイッキ(谷山紀章)イッキ(谷山紀章)日山尚東タカゴー東タカゴー雑踏から逃げるように ひたすら歩いて探していた 溜息に混ざった君の名前を  耳についた時計の音 ticktack ticktack 刻んでいる まるでこの鼓動を確かめるように  暮れてゆく空に輝く星 無数の光が瞬いた夜を どんなに集めても僕は独りきりだよ  誤魔化せない寂しさ 云えない台詞は 「その手に触れたい」 普通のユメなのにね  知らないふりをした 否定を怖れて 精一杯だった 臆病な自分を隠すだけで  暗い壁に寄りかかって 見えない視界に身をゆだねて 両手で抱きしめた 震えるshadow  止められない時計の音 ticktack ticktack まだ聞こえる まるでこの想いを確かめるように  見ひらいた瞳 映る花は 偽りの愛を求めてるだけで どんなに笑ってもホントは切ないだけ  誤魔化せない涙が想いを叫ぶよ 「僕を好きでいて」 普通のユメなのにね  平気なふりをした 別離(わかれ)が怖くて 精一杯だった 情けない自分を隠すだけで  幾億の愛と輝く星 無数の光を手に入れたとして 君がいないのなら僕は独りと同じ  誤魔化せない寂しさ 消えない言葉は 「君しかいらない」 普通の恋なのにね  いつか云える日まで 孤独に生きてく 君の隣にいる臆病な自分に嘘をついて
calling meシン(柿原徹也)シン(柿原徹也)日山尚増谷賢増谷賢伝えきれない愛を力タチにして 明日もおまえを放さないよ  降りはじめた雨を避け 暗い都市の隙間を往く 鳴り出す着信音(ベル)を聞いても 立ち止まるなんてできずに  携帯の向こう側 途切れそうな繋がリ デジタル越しの遠いコトバじゃ 温もりが足りないと言って  数えきれない愛をカタチにする難しさを知っても ただ一つだけ変わらない想いは いつでもおまえを求めてるよ  足下の水溜まりに暗い雲が流れていく どこかで響くチャイムに 振り返りはしないけれど  届かない思い出は いつか消える関係 大切なモノを失くす度に キスをした唇に触れた  伝えきれない愛がもしあるなら 抱きしめたい 今すぐ どんな痛みも乗り越えられるのは おまえを誰より信じたから  容赦のなかった現実に打ちのめされて 遠ざかるユメ 手に入れたユメ 移りゆく季節に  もしもお前が愛してくれるなら 微笑んでくれるなら 息も忘れるくらい見つめるから 眼をそらさないで  数えきれない愛をカタチにする 不器用な指先で ただ一つだけ変わらない約束 明日もおまえを放さないよ
sincerityトーマ(日野聡)トーマ(日野聡)日山尚増谷賢増谷賢流れる風の中で絡んだ髪を梳(と)かして 幼い胸に芽生えたナイト気取りの感情  笑った顔がいちばん似合うと思った おまえを泣かせたくない  あれから俺たちは大人になって 約束も忘れて それでも心には灼き付いてる いつまでも変わらずに守りたい誓いが  うつむいた横顔に思わず見とれてたんだ 昔から知ってたけど ますます綺麗になった  首をかしげて「どうしたの?」って聞かれてもさ おまえにだけは云えない  いつしか俺たちは大人になって 背伸びなどしないで 何でも届くようになったけれど その代わり蓋をした本当の願いに  近すぎて 触(ふ)れすぎて 遠いんだ 傷つけないよう 汚(よご)さないよう 壊れないように抱いて  あれからいくつもの季節越えて 過ぎ去った場所から 今この瞬間を無邪気な瞳(め)で見つめてる俺がいた  あれから俺たちは大人になって 約束も忘れて それでも心では叫んでるよ いつまでも変わらずに守るから おまえを
Hidra Heteromycin霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか――輝ける明日(あした)を 護るべき人々の為に!  ih-iz ahih=yal-uia! (必ず人を護ってみせる!)  Sharl ahih=og-uii! Sharl ahih=beg-dai-uii! (シャールを殺し、殲滅させる!) a-z-ne wei-fou ahih=tyu-rey-uia! (全ての力を行使する!) soh-nh (そして)  亡(ほろ)びゆく世界には嘆きを孕んだ風が吹き あらゆる祈りを恐怖の色で塗り潰す  iyon ahih=beg-jen-dai-uii! (崩壊せよ!)  何も知らず 在りもしない未来(あす)を語り 在りもしない理想(ゆめ)を騙る  ih-iz ahih=teira-uia (人は生きよ)  罪深き聲(こえ)が埋(うず)めた記憶を暴いても 廻(まわ)る歯車が消せない傷跡を痛め続けても  私の両手の愛しき存在よ 幸福(しあわせ)であれ  ih-iz-ne chef-i-tes ahih=chen-uiir (人の未来を変える) ih-iz-ne nay ahih=tu-dai-an-uiar (人の命が傷つかないよう) ih-iz ahih=yal-uia! (必ず人を護ってみせる!)  囚われの永久(とわ)を生きるより 己(おのれ)が己(おのれ)と朽ちる日を択(えら)ぶなら 最期の希(ねが)いを託すこの詩(うた)から 遮る闇を貫く光 轟け!  Sharl ahih=og-uii! (シャールを殺す!) so-nh ih-iz-nh wa-fen ahih=ref-uii! (そして人と世界を救う)  Sharl ahih=og-uii! Sharl ahih=beg-dai-uii! (シャールを殺す!シャールを殲滅させる!) a-z-ne wei-fou ahih=tyu-rey-uia! (全ての力を行使する!) soh-nh (そして)  nami ahih=beg-jen-dai-uii! (闇よ、崩壊せよ!)  浸蝕の世界から彼方に歪んだ空を見て 無数の思いが消せない歴史へも希望を橋渡す  この身を賭しても 愛しき存在よ 幸福(しあわせ)であれ  ih-iz-ne chef-i-tes ahih=chen-uiir (人の未来を変える) ih-iz-ne nay ahih=tu-dai-an-uiar (人の命が傷つかないよう) ih-iz ahih=yal-uia! (必ず人を護ってみせる!)  燃え上がれ 命尽きようと 己(おのれ)が己(おのれ)と果てる日を択(えら)ぶなら 最期の涙が落ちる炎の中 確かな未来(あす)に繋がる現在(いま)を導け!  Sharl ahih=og-uii! (シャールを殺す) so-nh ih-iz-nh wa-fen ahih=ref-uii! (そして、人と世界を救う)
花はうつつに織田かおり織田かおり日山尚川上博之川上博之闇夜に咲いた艶やかな花 隠れ雲と月の如く 瞼に秘めた夢の随に 忍びの恋うつつ…  色は匂えど届かず 揺らいだ陽炎 現れては消える君に惑わされて 唯ひとつ求めるのは確かな言の葉だけ まるで霧を掴むように歩んだ日々  胸を打つ鼓動 舞い散る花吹雪 紅に染まれ 心を掻き乱して  彼方の空に 遙かな風に 浮かぶ想い泡沫(あわ)の如く 吐息に秘めた君の名前が 忍びの恋を呼ぶ  遠い昔を語らい頬笑む横顔 そこに居ない私だけが焦がれる季節(とき) 偽りの温もりなど要らないと呟いて まるで霧に迷うように重ねた日々  燃え盛る焔 焦げゆく花かぐら 紅の灰の向こうに翳む夕べ  伸ばした腕に 軋んだ胸に 注ぐ想い雨の如く 睫濡らした夢の随に 忍びの恋の歌  積み上げた思い出は 今は砂となりぬれども 結ぶ契りと祈る泪は いつか絆(ひかり)に変わる  響き合う鼓動 終わらぬ花吹雪 紅に染まれ 心を満たすように  願いが伝うなら 止まない風に消えぬ想い 永久に灯れ 小指がなぞる君の背中は 微かに熱く愛しい 艶やかな花 晴れた雲と月の如く 瞳に映る君の姿 忍びの恋は始まる、うつつに…
きみと夢みて織田かおり織田かおり日山尚rino長田直之動き出す風に誘われて歩いた道 揺れてる花びら 木漏れ陽の中で見つけた背中に 言葉はいらない  声に出すよりも 繋いだ手と手に伝う本当の気持ちが どんな風景も どんな毎日も ひときわ煌めかせる  君と出逢い 初めて知る季節 嬉しいことばかりじゃない けれど独りで過ごした日々より 笑顔は増えたから  触れあって 強がって 時に泣いても 心の底からあふれる想い 君のこと誰よりも愛してる 遠い明日を指さしながら これからは君と一緒に 同じ夢をみて生きてく  静かな夜更けに 眠れず星を探した あの頃みたいに 戸惑う私を導いてくれた優しい温もり  願いを叶えた遠い未来の先でも 変わらない気持ちを ずっと抱きしめて 重ね続ければ ふたりに辿り着ける  君の傍で初めて見た世界 綺麗ごとばかりじゃない それでも君のいちばん近くを 歩くと決めたから  寄り添って 語らって 時に怒って それでも決して消せない想い 君のこと誰よりも愛してる 長い夜を分け合いながら これからも君と一緒に 同じ思い出をつくろう  触れあって 強がって 時に泣いても 心を満たした答はここに 君だけを誰よりも愛してる 落ちる涙そのままでいい いつまでも君と一緒に 同じ空の下、生きてく
朱の月に唄う魔女霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるかRem la Fatrauwa. Arlie la arue. (私は知っている。永遠が存在することを)  Wario la fule harzile. (世界は幸福に満ちていることを)  Rem le marie-neu marie arue (私の眷属よ、新たな生贄を連れておいで)  Arlie wize, arlie arue! (滅びなき美と、果てしなき世界の実現のために!)  朱の月 禍(わざわい)満ちて静寂(しじま)を割る刻 霧深き森に現る妖しき硝子の城 夜風(かぜ)に乗り届いた聲(こえ)は嘆きか無念か 血に濡れた旋律…それは死の印を灼く詩  畏怖の力に選ばれた無情な盟約 ただ呪いを受けた者に課せられる宿命  “Rem le marie”  秘密の言葉 囁く少女は独り 屋根の無い世界を識(し)らずに 新たな生贄(にえ)を迎え目覚め続ける  朱き血を探し彷徨う哀しき吸血鬼(ばけもの) 罪のなき屋敷(いえ)に紛れる悲痛な叫びの痕跡(あと) 純色の剣の主は亡者か不死者か 遺された文字列 それは救いを求める詩  牙を隠した魔女は云う…こちらへおいでと そう手招きされた者は逆らえず命捧ぐ  “Rem le marie”  耳を澄ませば貴方も聞こえるでしょう 苦痛さえ糧に残酷に終焉(おわり)の幕が上がる夜  “Rem le marie”  楔の如く何時(いつ)しか心に刺さり 動かぬ躯(からだ)に気付く頃 喉を血に染めながら緋色の瞳(め)が開く
虚空が朽ちるまで霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるかMalice la arue, Fem le marie. (我等は魔女の生贄)  Malice la fariare lu arue. (魔女は何処にでも存在する)  Ar la zelariae! (故に嘆くのだ!)  呪われた命を抱いて 朱(あか)に翳(かす)んだ月光(ひかり)が照らす盟約 未来(あした)さえ歪む世界で 君に手を伸ばす僕は何を願うのか  嗚呼…生きていた意味を知る為に 足下に絡んだ茨を握った  咲き誇る薔薇の花 痛みを散らして 僕の全てを捧げる少女は 囚われた眷属(たましい)の運命(さだめ)に逆らう あの天井(そら)が朽ちるまで  禁断の記憶を誘う 歌は届かぬ鏡の中で響いた 薄闇に爆(は)ぜる焔(ほのお)は 封じ込められた過去を映す君の夢  嗚呼…壊れた躯(からだ)に血を注ぎ 人形(ひとがた)を操るように弄(いじ)る影は  嘲笑う薔薇の花 深紅を散らして 故(ふる)き絵画を見上げる少女は 失った血族の歴史(なげき)に呑まれて 絶望を想い出す――  Fem la Rem le Malice... (君は僕の魔女…)  咲き誇れ 薔薇の花 最後の刻まで 誓いの剣(あかし) 掲げる少女の 忘却と死を纏う心は気高く 銀色の風の中闘う  虚空(そら)に深紅を散らして 僕の全てを捧げる少女に 永遠の魂を運命(さだめ)を委ねる この命果てるまで  Malice la arue, Fem le marie. (我等は魔女の生贄)  Malice la fariare lu arue. (魔女は何処にでも存在する)  Ar la Ar la... (故に…)
映らない記憶霜月はるか霜月はるか日山尚MANYO目を覚ましても未だ夢を見ている (微睡むように) この暗い部屋 居心地よく (閉じ込められて) 燭台(ひ)を灯したら広がる世界には (光の中) 要らないものが沢山ある (影は伸びる)  空(から)の花瓶 埃を被る椅子 (…古い鍵) 針の止まる時計と破れた書物(ほん) 映らないキョウダイ  がらくたばかり集めていたのかしら…? 欠けた記憶のままでは外へ出られない ようこそ 硝子の城(ここ)へ訪れたお客様 銀の剣を片手に私を殺すの?  私の名前はアンダルシア この部屋で誰かを待ってる ひとりきりでも寂しくないわ 黒猫(ノワール)が私の友達  ――何処カデ聞イタ声 ――瞳ハ朱イ月 ――私ト同ジ顔 ――アナタハ誰?  ふたりで眠る場所くらいある筈よ もしも故郷(いえ)に帰れても未来(あした)が無いなら いちばん好きな薔薇を摘んでもいいわ 最期の日まで一緒と誓った貴方は 私の記憶ひとつずつ紐解いて 銀の剣を手にする誰かに、似ていた…
夜を待つ二人霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか壊れた記憶の中 誰かが音を鳴らす 私の部屋に灯る光に呼ばれて 優しく踊る旋律 隣で貴方の手が奏でる詩は 何故か懐かしく響く  心の奥が軋む理由(わけ)をどうして忘れていたの? 時計の針が動かないのは あの日から刻を止めた証  憶えのない罪を重ねて 私でない Malice(わたし) は血を求めて 全てを奪い去る夜は 白い月も朱く染めゆく  Malice le ezte. (あの朱かい月が欠けているように)  Rem le ezte. (私は欠けている)  鏡に映らずとも この瞳(め)に映る君と 過ごした部屋は僕の確かな現実 呪いに囚われても 躯が朽ち果てても 心は自由になる 何処へでも往ける  Fem le neu arue, Fem le neu marie. (貴方は新たな贄として訪れた)  Fem le vaztu la, Fem le ralie. (貴方の恐怖は己の死だった)  君と逢うまで永別(おわり)だけを 怖れて生きてきたけど 何も云えずに 何も出来ずに 続く世界など冷たいだけだから――  触れた花片のように 貴方の面影が灰になろうと 涙が落ちたその理由(わけ)を 忘れないと誓うなら  Rem le riralee la Malice. (私の心臓の中に魔女は居る)  Malice le ralie la Rem le ralie. (魔女を殺すには、私を殺さねばならない)  War Rem le zarce wha. (それなのに、この迷いは何?)  終焉(おわり)を怖れることは 弱さでなく立ち向かう強さだと教えてくれた君だから 運命(さだめ)の夜からも逃げない…  Fem le ralie la wariz. (貴方が死ぬ必要はないわ)  Malice la Rem. (魔女は私なのだから)  Malice le zete Roze le ralie. (あの朱い月が満ちれば薔薇は枯れる)  Ar Rem le ralie Fem le arlie. (故に私は死んで、貴方は生きるの)
死の舞踏会霜月はるか霜月はるか日山尚弘田佳孝満ちる朱の月…集え我が愛し子(しもべ)よ…  Rem la marie, Fem la Malice. (我等は隷、貴方は魔女)  Rem la mirya, Fem le mirya. (我等は眼、貴方だけの眼)  Wario la wize, Malice la wize. (世界は美しく、故に魔女は美しい)  Rem la torine, Rem la arie. (我等は踊る、我等は歌う)  Hinare. nowrrie, vilte. (霧の姿、獣の姿、ヒトの姿で)  Rem la wizarre. (我等は牙である)  Rem la marie. Rem la arlie. (我等は犠牲者、我等は永遠)  Rem la torrine arie. (我等は踊り歌う)  Malice la fat lauwa, Fem le zarce Andalucia. (魔女は知っている アンダルシア、お前の迷いを)  始まる血の舞踏会 哀しき化け物が踊る祝宴(うたげ) 新たな躯を得よ――  Neu Malice la arue. (新たな魔女が生まれる)  ――美しき心臓  Fem la harzile wariz? (お前は幸福か?)  Neu Malice la arue. (新たな魔女が生まれる)  ――美しき躯を  Fem le raloe wizeroa! (お前の死を祝おう!)  Rem le marie-Fem la zimoe! (我が眷属よ静寂に!)  Malice! Malice! Malice! Malice... 我等が魔女(ぬし) 減らずの蝋燭…乾かぬ水 死とは始まりの…醒めない悪夢(ゆめ) 魂(たましい)の墓標…昏き迷路 新たな容れ物…其の躯に狂気を注いで 刻は来たと…永久を契る詩(うた)  Malice! 貴女の[お前の] 望みは何?[躯を]  多くの無念と多くの絶望から 我等は生まれた 生き血を狩る力を呪いと呼ぶなら 母なる主の贄 心を委ねよ お前の感情(くるしみ)など…すぐ消してあげる ――お前は私となる  牙を濡らす朱き血の色 憎み嫉(そね)み…嗚呼 銀の髪を風に絡めて 魔女の詩が 未来(あした)を刈り取るなら いざ抗えよ [我が手に堕ちよ]  君を守る硝子の天蓋(そら)に 忘れられた音階(ひかり)が響く 剣(つるぎ)に映る蒼い瞳 私の中の「魔女」を殺せと  もしも薔薇が枯れたとしても 愛おしいと想う心は消えない そう…私は私のままで 自らの心臓(いのち)を貫こう 古き呪いよ――壊れろ!  Rem la marie, Fem la Malice. (我等は隷、貴方は魔女)  Rem la mirya, Fem le mirya. (我等は眼、貴方だけの眼)  Wario la wize, Malice la wize. (世界は美しく、故に魔女は美しい)  Rem la torine, Rem la arie. (我等は踊る、我等は歌う)  Hinare, nowrrie, vilte. (霧の姿、獣の姿、ヒトの姿で)  Rem la wizarre. (我等は牙である)  Rem la marie. Rem la arlie. (我等は犠牲者、我等は永遠)  Rem la torrine arie. (我等は踊り歌う)  Malice la fat lauwa, Fem le... (魔女は知っている、お前は…)  舞踏会(うたげ)は終焉(おわり)を告げる 血濡れたその棺に眠る少女 気高き薔薇のよう――
緋色の薔薇霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるかRem le zhe la Malice le marie arlie. (永遠に、私は魔女の呪いから逃れられない)  Rem la fatlauwa. (私は識っている)  月夜に咲く緋色の薔薇 崩れてゆく硝子の城から逃げられずに 独りで未だ夢を見ているの  血に濡れた指で穢(けが)れた 忌まわしき過去と未来を守る価値がある? 綺麗な言葉を並べても虚しいだけでしょう  何処かでまた貴方と巡り逢えたなら 愛してなんて願わないわ 永遠とは孤独でつまらぬものだと ひび割れた棺の中で永別(わかれ)を嘯(うそぶ)いて  Rem le marie, Fem la noh arue. (私の眷属よ、去りなさい)  Fem le mea roze wario. (貴方が愛する、沢山の花が咲く地へ)  Rem le marie Yar le marie. (最後の命令です)  乱れて散る緋色の薔薇 眠り姫を硝子の筺(はこ)から 連れ出すのは貴方の腕 出来すぎた“物語”(はなし)  口づけた首に癒やせぬ呪いを刻んだ 魔女(わたし)に生きる意味がある? 二度とは戻れぬ茨の道を往く...貴方と  迷いの森深くに出口はないから 幸せなんて願わないわ 楽園とは呼べない小さな箱庭(せかい)で 互いを満たし合うだけの譫言(うわごと)繰り返す  盟約(さだめ)がもし貴方を狂わせるのなら この手で全て終わらせるわ 銀剣(つるぎ)よりも鋭く曇らぬ誓いを その日まで毒の杯傾ける罪人  Rem lu Fem le horia. (私も貴方も愚者)  赦(ゆる)してなんて願わないわ  Rem lu Fem le marie. (私も貴方も犠牲者)  何よりも甘い言葉で唇を濡らして もう少し貴方と同じ夢を見ていましょう  Fem le woe. (貴方は云った)  “Rem le noh mea roze, Fem la Rem le roze” (“多くの花は失ったけれど、僕だけの花を手に入れた”と)
Over driveウキョウ(宮田幸季)ウキョウ(宮田幸季)日山尚増谷賢遠ざけようとしてた日常を現実を 覗いて嘲笑う裏側の記憶が 絶望を呼んでしまう前に どうか もう一度会いたい 君を守るためならば  認められない運命から逃れる術を探すよ 残酷で切ない物語がどこかで始まるゲームの 繰り返された世界で  明日(あす)を求めながら堕ちていく闇の中 諦めてしまえば楽なのに 教えて 今どこで君は何をしているの 微笑む姿を最後に夢見ていたい  乾く喉から絞り出した掠れる言葉の欠片 まるで呪いのような願い事 歪(いびつ)な光が弾けた 終わったはずの世界で  二つ分かれたこの心は君だけを求めている 薄れない痛みと罪のように いまだに想いは消せない  拗(こじ)れ絡んだ運命にも抗いつづけてみせる 幸せな二人の物語がここからまた始まるよう 上書きされた世界で
Thanks to youオリオン(五十嵐裕美)オリオン(五十嵐裕美)日山尚chokix空に昇るお日さまが朝を連れてくるよ 誰もボクのこと知らない街へと  たまにすれ違うキミを遠くで見てた ボクの心は不思議に切なく  遠い世界のどこか たくさんの思い出の中でも キミといた時間(とき)が いちばんに輝いた宝物  銀の星がまたたいた瞬間に指さし キミがほほ笑んだ ふつうの夕暮れ  名前を呼ばれる度に嬉しい気持ち 花が咲いてゆくように広がる  この手で触れたキミは こんなにも温かく優しく ボクもここにいる 夢のような幸せに眼(め)を閉じた  広い世界に散った たくさんの思い出と一緒に 未来(あした)のボクらは どこにいて どんな空見るのかな  遠いあの日から ひとつずつ重なった奇跡が 今をつくるから 大切な人たちに伝えたい  「ありがとう…」
First loveイッキ(谷山紀章)イッキ(谷山紀章)日山尚lotta窓ガラスに映る君の無邪気な表情(かお) 僕に向けたスマイル 何度も思い出す 賑やかすぎる街 はやく逃れたいと 普通でありきたりな毎日を探していた  大事にしたくて 突き放したなんてエゴを 言い訳にしてる僕にも  偽わりない その声を聞かせて 偽わりない その夢を教えて あの日から僕が隠した心は 君を求めていた 君を好きになった  退屈な時間も君と過ごせるなら 不思議なほどに僕は幸せになれるのにね  傷付かないよう 本気にはなれないなんて あまりにもつらい皮肉で  飾りのない僕の全てを見て こぼれ落ちた言葉まで拾って 認めたよ 僕は心の底から 君が欲しくなった 君に触れたかった  また明日も その声を聞かせて また明日も この愛を感じて あの日から君は僕のお姫様 君を求めている 君に恋している
夢見る君へケント(石田彰)ケント(石田彰)日山尚東タカゴー夕暮れ時、作業を終わらせて顔を上げると 隣の椅子で眠る君の姿が目に入った 机には、私のパズルを解いていた痕跡 よほど待ちくたびれてしまったのだろうか  あの日、君の心を完全に把握することはできないと知った 現存するどんな問題よりも難しいと そもそも私自身の心すら測れきれていないのだから  すぐに起こしてしまうのも勿体ない気がして 私は自分のコートを君の肩にかける そのとき指が、ほんの少しだけ君の身体に触れた  小さい背中、細い肩、柔らかい髪…… 私は君を、心の底から守りたいと思っている 無防備な寝顔だ 君は今どんな夢を見ているのだろうか  願わくば、そこに私が登場していたらと思ったのだが それも何だか気恥ずかしい 夢の中の私が君に何をするかまでは計算できないのだから  そうだな、 こうして見守っている程度で、勘弁してもらおう 君が夢から覚めても、笑みを絶やさないように この幸せが、ずっと続くように……
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
Innumerable kissesシン(柿原徹也)シン(柿原徹也)日山尚増谷賢Don't say anything. ずっとこのままでいさせてよ 抱きしめた腕が二度とほどけないように 癒やしてくれる ぬくもりに眼を閉じた おまえを決して離しはしないから I want to kiss you. Innumerable kisses.  壊してしまうとわかっても 不幸に甘えたくない Midnight おまえの素直な眼差しに 俺の胸がちくりと軋んだ  何を言えば どれだけキスをすれば ココロに近づけるの  Don't say anything! あの頃には戻れないだろう 誰も傷付かないのは都合のいい夢 向き合って Face 衝動が走り出す それでも決して揺らぎはしないから I want to kiss you. Innumerable kisses.  失くしたコトを悲しんでも 今はもう記憶だけの Twilight 泣き出しそうな空の色に 惑う後悔ないとつぶやく  何をすれば どれだけ愛したなら 大人になれるんだろう  I don't free you! だって どうしようもないんだ やわらかい熱の気持ちよさを知ったから 触れあった Lips 何度でも求めたい 感じるままに この想いのままに  Don't say anything! 少しこのままでいさせてよ 器用じゃないから優しくはできないけど たった一つ おまえにあげる Promise 悔いを残して逃げたりしないから  I love you so! ずっとこのままでいさせてよ 抱きしめた腕が二度とほどけないように 癒やしてあげる ぬくもりを分け合い おまえを決して離しはしないから I want to kiss you. Innumerable kisses.
After Seasonトーマ(日野聡)トーマ(日野聡)日山尚chokix月夜の照らす窓 鼓動だけが響く Silent Night 星明りに身体預けながら 眠れずに天井(そら)を見た  漏らした吐息から あふれるのは思い出ばかりで 幼い俺たちを包む風の あたたかさに触れる  ひたすらに優しい季節 二度とこの手に戻らないと思ってた  瞳の奥に求めた光 何を引き替えにしても おまえを守ると指切りして 幸せの訪れ 誰よりも願ってた  小さな花びらを散らした風が許せなくて 泣き虫のおまえの髪を撫でた まぼろしが蘇る  言葉をかけられず すれ違った時もあったけど おまえが微笑みをくれるのなら 全部捨ててもいい  本当は夢みた季節 決してこの手に入らないと思ってた  近づくほどに遠ざかるような 錯覚を振り払って 今ここで重ね合わせたいよ 幸せの答えを てのひらで確かめる  掛け違えたボタンを直すように 縛られてた日々を 解いてゆく街で  涙に揺らぐ素直な想い やさしさが痛む心 ゆっくりと二人 癒してゆく 眠るおまえのその耳元にささやいた 愛してると伝えて
endless worldウキョウ(宮田幸季)ウキョウ(宮田幸季)日山尚東タカゴー柔らかな春の陽だまりで 光浴びて そっと目を細めた君の表情(かお)  輝く一瞬の景色を 写真に閉じ込めて 永遠に残しておきたい  君の笑顔と出逢えるなら どんな夜も どんな悪夢(ゆめ)も 越えてみせる  いちばん好きでした 君だけを思っていました 想いのカケラだけでも 伝えられたなら  何度 残酷なこの世界 繰り返そうと 必ず君に辿り着く 信じてるよ endless world  終わらない季節の狭間で 懐かしさに笑う 俺の側に君がいる  奇跡のような時間(とき)だけれど どうしてかな 不意に 切なくて涙が零れた  君と明日(あした)を歩けるなら どんな空も どんな場所も 飛んで行くよ  いつでも好きでした 遠くから見つめていました 幸せなんて 脆くて壊れやすいから  俺の溜息がこの世界 空(から)にしても 再び君に辿り着く 信じてるよ endless world  今でも愛してる 君だけを抱きしめたいんだ 未来へ続く希望は この腕の中に  もしも 哀しみが俺たちに 降りかかろうと 必ず君と辿り着く 今度こそは endless world
キミとボクのSTORIAオリオン(五十嵐裕美)オリオン(五十嵐裕美)日山尚lotta澄み渡る青空の下は 新しい世界 眺めながら深呼吸をしてみよう ほらね 風が誘った坂道へと なくしたモノ色々 焦らないで探しにいこうよ  泣いてるキミの記憶のカケラに触って もし心に雨が降っていたら  そっと涙拭いてあげるよ キミの側にいつもいると伝えて どうしてかな? キミが笑うと嬉しくなる そうさ 全部うまくいくはず ボクはキミの味方だもの これから始まるかも キミとボクの物語(ストーリア)  夕暮れに染まる空の色 少し寂しくて 眺めながら溜息をついたキミは やがて 瞬き始める銀の星 見上げ呟いたよね 朝が来ても覚えていたいと  泣き顔ばかり見せるキミと話ししよう ねえ 約束するよ 二人だけの  キミが落ち込んでる時には ボクが見守ってあげるよ ホントは存在する 真昼の星座みたいなモノ 形の見えないぬくもりを きっとキミは忘れるけど 心に手をあてればいつでも ほら輝く  いつの日かキミと別れても ボクはずっと信じてるよ どこかでまた笑顔に出逢える奇跡が起こること 離れてもつながってるから ボクが貰ったたくさんの きらめく宝物は キミとボクの思い出(ストーリア)
永遠のNightscapeイッキ(谷山紀章)イッキ(谷山紀章)日山尚東タカゴー瞼を閉じても 瞬く星空のように 暗闇も孤独も 打ち消す 君なら  微睡(まどろ)みの向こうに 君がいてくれる奇跡 僕の寝顔を見つめ いつも微笑み浮かべていた  理由(わけ)もなく涙が 溢れそうになったのは 遠い夢の続きが 現実(ここ)にあると知ったから  僕の願いは たったひとつだけだよ いつまでも変わらず 君の傍にいたいと  瞼を閉じても 鮮やかに映る君が 暗闇も孤独も塗り替えてくれる  世界を照らした煌めく星空のように 震えていた僕を包み込んで 優しく広がるよ 永遠のnightscape  流星がなぞった夜を見上げる姿を 無防備な横顔を ずっと眺めつづけていたい  君を守ることが 君を傷付けたことに 気づいた時にはもう 泣かせた後だったね  君が好きだよ どうしようもないほど 愛しさと寂しさ 僕にくれる全てが  今なら伝わる この指の温もりから 複雑な言葉なんていらないよね  心が揺れても 信じられる場所がある 凍り付いた部屋を解かしていく 優しい君がいる 永遠のnightscape  瞼を閉じても 君は僕を見てくれる 単純でひたむきな 想いの中で  夜明けを待ってる瞬く星空よりも 強い光満ちた心の奥 優しく広がるよ 永遠のnightscape
my best friend?イッキ(谷山紀章)イッキ(谷山紀章)日山尚lotta気怠い午後のひととき 目覚ましには丁度いい 少し冷め気味のブレンド 終わりのなき戦争(たたかい)は 挑戦的な問題(クエスチョン) もう 解けたよ  君の放ったナイフは 成る程 切れ味がいい だけど負ける気はしないよ  僕は見逃さなかった 君の戸惑う表情 ほら 分かるよ  割り切れない割り算と 煮え切らない感情は 似ているようで 全然違うんだから  my best friend? 今度こそ僕を倒せると 思っていたわけじゃないよ  my best friend? いつもより 君はしかめ面 そんな真面目で下らない 昼下がり  早急な解決など 望まないほうがいいよ 少し退屈な世界に 謎がある その限りは これからも続くだろう この関係  効率が全てじゃない 論破してもしょうがない 君が悩んでいる訳…理解(わか)ってないね  my best friend? 今日だけは 逆の立場だよ 僕がヒントをあげるから  my best friend? いつもより 君の沈黙が多くなってきた ようやく気付いたの?  君が創ったパズルと 絡み合った感情の 解き方は違うけれど 答は同じ  all or Nothing いつだって 君の幸せを 願っているよと伝えて  my best friend? いつもより 君は驚いた そんな真面目で下らない 昼下がり
in your heartシン(柿原徹也)シン(柿原徹也)日山尚東タカゴー帰り道のmemory 震える身体隠すtearful face 雨に濡れた髪を 掻き上げず誤魔化したtearing fake  叶いそうな希望 届かなくてrainbow 滴る雫から逃げられずに  泣き叫ぶ代わりに 息を切らせて走るlabyrinth 空っぽの心を満たしてる思い出はlovable voice  ありふれた日常 知らなかったyour joy 幼い俺たちが変われるなら  真っ直ぐな言葉のfragment たとえ 俺がおまえを傷付けるとしても 優しいだけの嘘はつけない だから探し出すよ 真実だけin your heart  眠れなくてmidnight よぎる横顔はいつかのshyness むくれた頬につられ つい求めたキスを拒むshine day 止まらない激情 薄れていくrainbow まるで罰ゲームのような微笑み  彷徨う闇の中 追いかけても擦り抜けるconnection ズレていく心に映した 後悔のrefraction  遠ざかる日常 消えてしまうmy joy 二度とあの頃には戻らないと  微睡みを裂いたshooting star たとえ 俺とおまえを遠ざけるとしても ぬくもりを思い出せるように 今は強く抱くよ この身体を in your heart  突き刺さる眼差しharassment たとえ 俺がおまえを傷付けるとしても 優しいだけの嘘はつけない だから探し出すよ 真実だけ in your heart  真っ直ぐな言葉のfragment たとえ 俺とおまえを傷付けるとしても 優しいだけの愛は要らない だから放さないよ この唇 in your heart
GUILTY SMILEトーマ(日野聡)トーマ(日野聡)日山尚増谷賢暮れる空を見上げて 偶然のふりをして 通り過ぎるお前の影を 追いかけた 作り笑いは上手く 縮まらない距離感 もしもその手脚に 鎖を繋いでも  Ah 届かないよ 心にまでは 離れられずに苦しむだけで  夜明けの来ない街角に 彷徨く俺の罪 何もかも奪ってしまいたい 仮面に封じた想いを 解き放てないまま やがて優しい世界は狂ってく  穴の開いた器に 注がれる水のように 隙間から零れる想いは 止め処なく  Ah 感じたいよ 確かな熱を キスを求めて 唇噛んで  無邪気な微笑みの前で 佇む俺の罪 永遠に許されないけれど お前を幸せにしたい 唯一の願いは やがて呪いの世界を染め上げる  もう二度と戻れない あの頃の俺たちには 愛している だから…  夜明けの来ない街角に 彷徨く俺の罪 全てを檻の中 閉じ込めて 何にも知らないお前を 俺が壊す前に どうか二人の世界を狂わせて
零れる砂のアリア 序章霜月はるか霜月はるか日山尚なるけみちこ蒼い砂が、さらさらと零れ落ちていく  倒れた男の手に握られた砂時計は、 彼の命が残り僅かなことをも示していた  その様をぼんやりと見つめながら、 男はただ重くなった瞼を閉じる  暗闇の向こうから、少女の声が呼びかけていた  すぐそこからなのか、 それともずっと過去からなのか 遠い記憶が重なっていく  それは、同じように死を背中に感じた まだ彼が少年だった頃の物語――
零れる砂のアリア 第一楽章 悪夢霜月はるか霜月はるか日山尚なるけみちこ昏き空の彼方 見上げる少年は 帰れない故郷(まち)を心に刻んで 痩せた父の背中を見失わぬようにと 凍える手を擦り 歩き続けた  陰る時代が映す世界は 脆く儚く まるで幻のごとく 滅びに向かう大地(ばしょ)  明日すらも約束されず 誰も夜明けを信じられない 等しく在るはずの太陽(ひかり)を奪い去る冬  死の影に怯えて なお生きる人々の 嘆きさえ消す程 吹雪は白く――  SIN TIRA (矮小な理) SIO SIE ARIA OLRY TINDHARIA? (これが女神の望んだ世界だと?) SIO SIE ARIA ARY SIRIA SYUA LORIA EN TIRA? (女神が与えて下さった幸福だと?)  ふと立ち止まる 父の拳が鈍く光った 銀のナイフが僕を映して 木の実を砕いた  ――逃げろ 逃げろ 逃げろ… ――殺されるぞ ――あの刃で僕の首を刎ねる気だ  誰かの囁きに 胸の鼓動が高鳴る  SIO SIE ARIA OLRY TINDHARIA? (これが女神の望んだ世界?) RIO OLRY LORIA? RIO SHIRY AU? (誰が自由を欲すると云うのか? 誰が明日を悦ぶと云うのか?) FEL OLRY ARIA...! (死にたくはない…!)  足音と共に 耳に付く呪いの歌が嘲笑った 幾度も幾度も 繰り返される 父の言葉は  ――死んでくれ 死んでくれ  VARIA...VARIA... (死ね…死ね…)  何処へ逃れれば僕は 生きること 赦されるのだろう? 終わりなき悪夢…  走り続け 深い木々の狭間 白い花 咲き乱れる 静かな静かな湖の畔 辿り着いた その森(場所)で  僕は膝を折る 冷たい土に誘われるように 全てを委ねて…  WEL SIE RIO? (あなたは誰?) ARIA...ARIA... (命…命…) RIO ARY...ARY ARIA. (誰かが生きてる…) IO FIRY RIO OL SERIA. (何かが多くの哀しみを与えている) SYUA, LE WEL MERY RIO. (だからどうか、彼を助けてあげて)  微かな鈴の音が 無数に鳴り響く やがて優しい音色のひとつが 僕に声をかけた  「――一緒に行こう」
零れる砂のアリア 第二楽章 邂逅霜月はるか霜月はるか日山尚MANYO西の森の奥、女神の木の近く 奇跡の『うた』を歌う少女が暮らす村  村人達は、少女の『うた』を褒め称えた けれど、少女は自分の歌が嫌いだった  誰のためでもなく、役目のためだけに歌う日々  そんな毎日の繰り返しから逃げるように、 少女はこっそりと村の外へ抜け出し そして、倒れている少年を見つけた  FEL FERY SHERIA. SHERIA ENDY FEL (光を感じ、朝が訪れた)  森の奥深く 木漏れ日が彩る 古き隠れ里 歌声を守る村へ  FEL FERY FELIA SE SHERIA SYUO. (けれど、心には影が射す…)  迷う少年に 微笑んだ少女は 光灯すARIA 鮮やかに紡いだ  日が暮れても帰らない 貴方は独り 戻る家もないと云った それなら ねえ… ここで暮らそう どんな未来も 女神の大樹に祈るのなら 叶えてくれる 貴方の笑顔見られるように 私は歌うよ  ARIA OLRY NELARIA. (女神の希いなど、欺瞞ばかりだと) FEL FIRY SIO. (僕はそれを知っていた)  草笛の音色は お祭りの始まり 森の恵みを讃え 奏でられるARIA  花の髪飾りを 幾つ編み込んでも 心の憂いまでは 隠しきれなくて  俯いた少女に 少年は尋ねた  “WIO WEL SARY?” (どうしたの?) “FEL NEL ORLY SYUO SAR WEL...” (本当は歌いたくないけれど、貴方のために…)  影ばかりを追いかけ 過去ばかりを思い出していた少年は 少女の歌に耳を傾けた  “私の「うた」には足りないものがある”  祭りの輪を外れて 独り、少女の言葉を思い出す  心に沈んでゆく闇と 空から降る光の狭間に揺れながら  彼は、少女を迎えに行った  FEL FERY FELIA, FAZAR WORY... (癒やせない傷の跡…) OL SERIA ORY NELAU. (涙とは過去ばかりを振り返るもの)  ここで貴方と出逢えた運命(こと)が 足りないもの満たしてゆく 想いのままに言葉にしたら 貴方はやっと 私に笑いかけた  隠さないで その心を 想いのままに伝えてゆこう 今日も明日も 私は歌うよ  WEL ARY, FEL YUERY RAF ORIA NEO SYUA. (悪夢を遠ざける君を、その歌声を) SIO SIE TEAR FAO, FEL OLRY NEL WORY. (この綺麗な場所を失いたくない) FEL OLRY SIO… (そう、願ってみる…)
零れる砂のアリア 第三楽章 帰郷霜月はるか霜月はるか日山尚岩垂徳行ARS SIE SHIRIA, SYUA NEO. (出会いは歓び、そして永遠である) WEL ESTY WAURE TINDHARIA. (汝はティンダーリアで対の誓いをする)  季節は幾度も巡り 時は遥かに過ぎ去る  少年は青年となり、少女は歌姫となり  永遠を約束した夜 薬指に誓いの指輪 双子の娘を愛しながら  ARS SIE SHIRIA, SYUA NEO. (出会いは歓び、そして永遠である) WEL ESTY WAURE TINDHARIA. (汝はティンダーリアで対の誓いをする)  そんなある日のこと 東の街の噂話が青年の耳に入った――  FEL LEASRY WEL. LEE WEL RORY FIS…! (警告する。ここから去れ…!)  滅びた故郷は 崩れた砂の地 残らない形を 風が攫うだけ…  哀しみを癒すことができるなら 私は貴方のために歌いましょう (僕のために 歌声を) 過去に 未来(あす)に 響いて (この地へ 響かせて)  NEO ESTIA… (永久の約束…)  FEL MIE MESYARIA... (私は歌い手…) FEL MIE MESYARIA, SYUA FEL ARY ARIA NEO. (私は歌い手、だから私は途切れず歌う) FEL FIRY ARIA. (あなたに『うた』を与えましょう) FEL MIE SIO NEO. (私は永遠にここにいる) FEL MIE MESYARIA SYUA FEL ARY ARIA NEO (私は歌い手、だから私は途切れず歌う) FEL FIRY ARIA SAR WEL. (あなたに『うた』を与えましょう)  小さな花びら 独りぼっちで 荒れた場所に咲いているなら 私が貴方を包んであげる だからどうか 枯れないで そう いつまでも 私は貴方へと歌いましょう  FEL MIE MESYARIA, SYUA FEL ARY ARIA NEO. (私は歌い手、だから私は途切れず歌う) FEL FIRY ARIA SAR WEL. (あなたに『うた』を与えましょう) FEL MERY OLI ORIA. (私が全てを包むから) LE NEL VEARY WEL EN SERIA. (哀しみなど恐れないで) SYUA WEL YUERY RAF TINDHARIA. (そうすれば、あなたは優しい世界を取り戻すでしょう)  FEL LEASRY WEL. (警告する)
零れる砂のアリア 第四楽章 狂気霜月はるか霜月はるか日山尚弘田佳孝LEE WEL ARY! (さあ歌え!) LEE MESYARY FEL, ARIA! (救いたまえ!) LEE FIRY OL FEL, ARIA! (多くを与えたまえ!) LEE MESYARY FEL, OLI NEO ARIA, ARIA... (永久に全てを救いたまえ、女神よ…!)  LEE WEL ARY ARIA. (さあ『うた』を歌え!)  FEL MIE MESYARIA, SYUA FEL ARY ARIA NEO. (私は歌い手、だから私は途切れず歌う) FEL FIRY ARIA SAR WEL... (あなたに『うた』を与えましょう…)  SAR TINDHARIA. (世界のために) SIO SIE SHIRIA NEO. (それが永遠の喜び) WEL SHIRY, SYUA OLRY. (あなたもよろこび、そして欲する) LA FEL ARY ARIA ARIA ARIA NEO... (私が永遠に歌うことを…)  FEL MIE NEN MESIARIA, FEL NEN ARY ARIA. (私は歌い手ではない、私はうたえない) FEL NEN RARY. LE WEL OLRY FEL. (私は生きられない、私を望まないで)  血塗られた祭壇 光と影が舞う 斑に染まりながら 視エナイ鎖ガ喉ヲシメツケテユク…  VARIA...! (死ね…!)  静寂の牢獄 動かぬ君の身体を求めて指を伸ばす 割られた鏡に散る無機質な世界が 崩れゆく故郷(すな)のように堕ちる――  LEE MESYARY FEL, ARIA! (救いたまえ!) SAR FEL! (私の為に) LEE MESYARY FEL, ARIA! (救いたまえ!) EN SAR ARIA! (ただ命のために!) LEE MESYARY FEL, ARIA! (救いたまえ!)  WEL SIE MESYARIA NEO. (君は僕の永遠の女神) FEL MERY WEL SAR WEL. (僕が君の為に君を護ろう) FEL YUERY WEL EN ARIA. (君の命を取り戻す)  終焉の世界 泥に塗れた手脚 絶望すらも生きる為の糧にして 男は駆け抜けた  死の影に囚われる瞬間 羽のように舞い降りた少女  去りゆく女神が遺した幻想 去りゆく女神が遺した 自由という名の幸福  全てを失った男は もう二度と太陽を知り得ない  LEE MESYARY FEL, ARIA! (救いたまえ!) FEL FEARY… (愛してる…)
零れる砂のアリア 終章霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか蒼い砂が、さらさらと零れ落ちていく 倒れた男の命が尽きるその時まで  砂時計握る指は 氷のごとく動かず 君が居た時代は去りゆく 濁る視界 重き瞼 二度と映らぬ世界も 永き悪夢さえも 嗚呼――  FEL FERY SHERIA. SHERIA ENDY FEL (光を感じ、朝が訪れた)  遠く懐かしく呼ぶ 目覚めの歌声 光灯すのは 君がなぞる旋律 落ち込む僕を励ましたいと 歌う君のほうが 今にも泣きそうで 可笑しかった…だから笑った  君と最後に逢ったあの日から 僕だけが悪夢(ゆめ)に取り残され 割れた鏡の中 君の欠片繋いだ それが僕の希いの全て  WEL OLRY SIO, LE FEL HORY NEO FEL ORY, ARY SE WEL. (あなたが願うなら、わたしはいつでもあなたと共にあるでしょう) LEE WEL NEL FORY, ARIA SIE ESTIA WEL SE FEL ESTY. (わすれないで このうたはあなたとわたしを繋ぐ約束)  故郷に咲く花の籠を抱える君に 手を引かれて あの森の奥へと 軽やかに駆けて行く 僕たちはもう居ないけれど もし赦されるならば また一緒に行こう… (赦される 二人、一緒に行こう…)  NEO ESTIA. (永久の約束) WEL EN ARIA ARY FEL RORY TINDHARIA... (少女の歌声は、悪夢の果てに…)
花が咲く街で霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか優しい陽光(ひかり)が射し込む部屋で 目覚めた私を呼んだ声 扉を開けたら 眩しい朝が 一日の始まりの鐘を鳴らす  知らない世界 たくさんの出逢い 胸を躍らせて いつか覚えた懐かしい歌を 口ずさみ出かけよう  駆け出す道の向こうで 手を振る人と笑顔を交わす空の下 弾む心軽やかに繋がる絆 色とりどりの花が咲く街で  落ち込む時には星を見上げて 涙を乾かす風待とう 紅茶を淹れても凍える夜は お気に入りの古びた絵本(ほん)をひらく  うまくいかない 素直になれない 私の迷いを 幼い頃の大切な夢が 照らしてくれるから  流れる雲の彼方へ 羽ばたく鳥を 見送るだけじゃいられない ほんの少し 坂道を登る勇気で どこまで行けるかな 限りなく夢が広がる世界 明日へ続く空の下 揺れた心知る先に 守りたいもの 色鮮やかな花が咲く街で見つけて
君と見る夢霜月はるか霜月はるか日山尚MANYO生まれたばかりの潮風 二人の世界を包みながら 海面(みなも)に映り込む月灯りは まるで儚い夢の中  瞳を閉じて なお見失わない想いに 気付いたよ 隣に居られるこの幸せ 君が微笑うと何もかも輝く この刻が続くように願って  扉を叩いた風の音 希望に高鳴る鼓動に触れ 朝焼けに居残る星の影は いまだ醒めない夢の中  両の手に想い出の欠片を集める さり気ない 昨日のやりとりも愛しくて きっと明日を優しくなれそうと 微睡みで君の寝顔見つめてた  どうしたら 言葉になりづらい想いを 壊さずに形にすることができるだろう 滲む涙は誰のせいでもなく ただ君と逢えた奇跡 その証  穏やかな風の音を聞き 何気なく隣を歩いてゆける季節(こと) いつまでも続くように願って
誘いの水底 ~Iriya mie Lip-Aura~Annabel、霜月はるかAnnabel、霜月はるか日山尚MANYO昏(くら)い世界に咲く 蒼い花を見つめる 降り止まぬ雨の音 世界は遠く 水の底 堕ちてゆく 貴方の意思(こえ)は 何処までも深い場所から聞こえる (逆さまに 深い場所 呼んでる)  いつからだろう 願うことが (哀しみ閉ざして 偽善(うそ)ばかり飾る) 誰かの心 傷つけるのだと気付いた (汚れた両手を擦り抜ける真実)  淡い記憶の泡 寄せては返す波へ 身体預けながらも 恐れた未来(あした)  夢の中 錆び付いた 貴方の意思(こえ)が 過去(きのう)へと 縋り付くのは現実? (過去(きのう)へと 縋り付く現実)  何も要らない 願いもない (恐らく涙は忘却の叫び) 過ぎ去る刻を ただ数えている…それだけ (その胸溢れる思い出の代わりに)  水に流されて何が歪んでゆく? (水に流されて全て歪んでゆく) 安らかな眠りは… (永遠の眠りは…)  誰かの夢に存在する (私は貴方の“本当の願い”) 僕の幻影(まぼろし) ただ微笑む人形 (消えない穢(けが)れに苦しむとしても)  もしその姿望むのなら (貴方の全てを、奥までを見せて) 君の近くで僕は花になる (想いを晒して楽になるよう) 優しく香りながら咲くだろう (私と共に枯れましょう)
花想庭園 ~Cattleya ol thia~Annabel、霜月はるかAnnabel、霜月はるか日山尚myu目醒めは狂い出す花想(せかい) ずっと 今は刻を止めた私の楽園で 求め続けていた場所で “お帰りなさい”と囁く (君の夢が囁く)  光満ちる 少女の呪文(こえ) 触れることの出来ない庭  Ir ecla rin o fida, Ir dix“Lip-Aura”. 愛を伝えるために “Aura”os nen zel, ir solef sec aura. 花を捧げても  隙間を探り合い いずれは崩れる 砂で埋め合う 魂(こころ)の殻 (渇いた魂の殻) 満たせば繋がる幻想(まぼろし) (満たせば繋がる現実) 信じていたのでしょうか? “物語(うそ)”を…  誰も見えず存在した 蒼い花が枯れ始める  Ar o whites, Ar zai Quara rin thia 届かない言葉など Ar zai o sair rin“thia”lef ir mya? 天(そら)を彩る 幼き現実(くうそう)は 星屑と同じ  瞳(め)を閉じたら 消えて無くなれ (闇に消えて無くなれ)  二度とは帰らぬ人世に (二度とは返らぬ一夜に) 穢れを知らない頃の理想(ゆめ)を重ね 僕は 鳴呼…雨降る優しい庭から (鳴呼…雨降る冷たい庭から) 問いましょう 幾度も 瑕を遺して 想い続けた 畏れを刻む (何処へも) 逃げられない茨の内側  “――誰が罪を犯したの?”  黒く 君の 微笑う花園
汚れた箱庭 ~Serju ol Ieldis~Annabel、霜月はるかAnnabel、霜月はるか日山尚myu二人の血縁(きずな)を 繋ぐ部屋の中 仄暗き月が静かに照らす 守りたいのは そう  Lasor, ar dix einal nenry.  ふと目覚めた少女 撫でる掌に Serju o swffisa. 涙のような雫が一粒 ぽつり零れる いつの間にか 無限の雨音を呼び寄せて  小さな箱庭 叩き続ける雨(ぼく)を 少女は窓辺で見つめていた 焦がれた熱で…  Arr Silvecia, Iriya ol zai. Mief juqa lag ol cattleya.  止まない嵐と降り続ける雨音 耳を塞ごうとも侵される思考  Serju zelef sil o lag,  されど 少女が愛する雨(ぼく)ごと 唯 愛そうとしたけれど 濡れた右手は震えるばかり (zelef Iriya o men bi dir.)  汚れた箱庭 忌み嫌うことでしか もう 昔の微笑み戻す術を知らない 誰も  “Bisx ar, Ir diten…Ir lip, lip ar…Ir dix Sefira” “Ir dix sein ar.” Dos, Serju…  狂った箱庭 雨(ぼく)を無理やり沈めても 乱れる呼吸と歪んだ欲望(ねがい)の慟哭は 足りない花片 飛ばした暗い空に消え 惨めに晒した 憎しみと絶望の貌を  “Bisx ar, Ir diten…” dix ar zai. Yun, bisx Iriya.
花想少女~ Lip-Aura mie Iriya~Annabel、霜月はるかAnnabel、霜月はるか日山尚霜月はるかVe zelef o nen his i Aura. Ir sim zel ar thia ol ar rish. Ir Aura, Ar Whites, Nen sinal einal. Ve zelef o nen his i Aura…  貴方の雨に呼ばれて 私は独りで咲いていた 誰も目覚めない夜に 朝を待つ力もなくて  ただ枯れてゆく運命(さだめ) うつむくように咲く花 不意に近づく指先が (見つけた花園で) 私を手折りながらも 優しい言葉 囁く (「ごめんね」と 震える君に囁く)  満たされるはずもない私 最期に夢を見せましょう (雨に濡れた花片は 冷たくて) 触れた人の 心の奥の真実を知るために (花の想い 心の奥の真実を 知りたい) 残り少ない時間(とき)を 貴方と共に過ごすなら (疼かせた胸の痛み 気づいたら) あの夜空(そら)にも 私の月は昇る (あの夜空にも いつしか月が昇る)  Ve zelef o nen his i Aura…  貴方が眠る花想(せかい)で 私は何をしていますか? 誰も気付かない姿 蒼い夢に寄り添うだけ  この身に風を受けて  仄白く光る少女  やがて乾いた花片が (哀しく微笑んで) 千切れて 触れ合うでしょう 貴方が漏らす吐息に (口づけながら消えてゆく 吐息に)  Tu o ci el or ar sa ir. Rin, Lei ol ci ol ir. Lip-Aura. Tu o i nam sir fidar. Ar liss“sil”Ir zai nai ar rin ar lag ol ar quara.. Yun…  何想うはずもない私  忘れはしないよ 伝えることもできなくて (君を いつの日か) 消えるだけの記憶の中で 約束をしなくても (消えるだけの記憶の中 約束はいらない) 幻想(まぼろし)の入り口で  再び出逢えるだろう 咲いている花を摘むなら Lip-Aura(リプアラ)に 雨降る夜 私の月は灯る 未来(あす)も (あの刻から 君との夢を照らす 未来(あす)も)  Ve zelef o nen his i Aura. Ir sim zel ar thia ol ar rish. Ir Aura, Ar Whites, Nen sinal einal. Ve zelef o nen his i Aura…
月灯りと糸車 ~Alies ol iok~織田かおり、霜月はるか織田かおり、霜月はるか日山尚霜月はるか薄れゆく記憶を 月灯りに 紡ぎ出す糸車 巻き戻せば 蘇る過去の私 今はなき家の扉を叩く (懐かしい 家の扉を叩く)  誰かが描いた偽の絵画(ものがたり)よりも 天空(そら)の諸島(しま)に憧れた君 生死の境を彷徨う 小さな身体が 咳の病に耐えうる 最期の夜に  ただ私は願う 君が望むこと 理想(ゆめ)を叶えるLip-Auraに 祈りを託した あの白い雲の彼方 君が見たい景色 苦しまず眠れるように 部屋(ここ)に映して  Ir o Aura, Lip-Aura. Ir dix qules thia. Sef wa-o neg li qules Sef.  昏い瞳の中に映り込む その影は (Tu o i Ir ol dir?) 何処か遠く忘れてきた 昔の君と私の姿 世界を暗闇に染める恨み言を 繰り返して叫んだ―― (“Ir nen dix ir celf Ecliss o zet!.”)  弾かれて走り出した 襲いかかる刃を躱して (突きつけられた刃は 殺意孕み) 全てを呪うだけの幼い声色 (真実の想い) 逃れる場所の無いことを悟り 私の剣が (生きる命を羨み) もう一人の私の首を狙い 刎ね上げた (壊したいと 魂(こころ)が求めた)  痺れた指先と爪に食い込む血糊 足元に崩れたのは「私」でない君の肢体 この手にかけた花想(せかい)は 君の本当の理想(ゆめ) (その手にかけた世界は 彼の本当の理想) 誰も隠したい魂(こころ)を 残酷に曝いた (奥に隠された魂(こころ)を 斬り曝いた) 涙枯らして泣いても 謝罪(ことば)などは届かず 蒼い花は散り急ぐ 現実をただ残して  死の都市へ滅んだ 君はもう答えない (あの月の下 糸車が回る…)
眠りの果ての蒼い花 ~Whites ol Silvecia~霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか雨に揺れる水面の向こう 君の笑みが僅かに歪む 天空(そら)の島に咲く花は ただ月だけを探し  絡繰りが廻す二つの針の子 指で刻を弄る 金色の瞳が求めた 理想(ゆめ)に逆らい  眠りに堕ちる君は 腕の中 耳元の言葉さえ 届かない暗がりの奥から 誰に手を伸ばす?  永遠の夜 蒼に染められた偽りの楽園で 壊れた魂(こころ)を抱える 少女のように  Wisi o ar sinal thia?  “Sefil sec ir ar whit rin sef.”  Larr lef sinal wia, rin teza sinal.  Tu o sinal? Sefil kios i liss rin stir ar as. Tu o Lag-Quara?  闇を払う翼と出逢い 旅はやがて終わりを告げる 天空(そら)の島に吹く風の中 その捻子は錆びた  絡繰りが鳴らす記憶の旋律 何もかもを攫い 現実も未来(あした)も失くした 理想(ゆめ)の故郷  迷い続ける僕は もう居ない 降り積もる君の嘘 斬り裂いて 目を醒ました場所は亡骸の住処  花は枯れても 女神に愛された 滅びゆく都市を出て 叫んだ約束 必ず迎えに行くと  Tu o ar whit. Whit Sef Laq, rin Laq o nen zai. Rin zai tu hasra lei o sinal? Esiary, whit sef agatia, tu mir ol ar...  眠り続ける 君の手のひらに温もりが残るなら 幻に囚われても いつか現実(ここ)に帰り着く  夜が明けても 月に憧れる君だけの楽園は 壊れた魂(こころ)を抱えた 世界の果てに
君の跡形 ~Whites nen zai, rin o eclef~霜月はるか、織田かおり、Annabel霜月はるか、織田かおり、Annabel日山尚MANYOTu o i ar thia, Ir o i Lip-Aura.  今も夢に降る雨 まるで僕らを閉じ込めた檻 霧に隠れた花園(ばしょ)に いつか迎えが来ると信じた  蒼い花 咲き乱れる 嵐の中へ(遠く) 手を伸ばす禁忌を (見守りながら) 犯して  掴んだ 風の跡形には薫る (君の残り香 懐かしく 薫る) 誰もが皆(鎖された) 遠い明日を 知り 目指せずとも 幾度となく灰色の(水が)後悔が降る 空の下から 誰かの中に あの日の記憶 月の光が 零れるように 輝く夜までは(見つけるから)  Tu o i ar thia, Ir o i Lip-Aura.  今も空を見上げて 悔やむばかりの虚ろな瞳 何処へ往けば貴方は 笑顔を見せてくれるのかしら  蒼い花 枯れはじめる 季節を越えて(やがて) 穏やかな世界を (君は求めず) 罪ごと  抱けば 雨の跡形には(芽生えるものがある)消えてゆく 独りきりで(真実の)眠る私を(涙を知り)隠したまま 心の奥底へ(辿り着く) 旅に出たから 遠回りでも あの日の誓い いつか焦がれた 月の光を 瞼の裏に あなたの影を(浴びながら)探す  形なき欠片でも (Tu o i ar thia, Ir o i Lip-Aura.) 触れない言葉でも (Ar dix Lip-Aura, Rin whe wa ir zai?) もし君が願うのなら 想いは残る(そして)届かないとしても 僕の唇 心を 繋げた 君の跡形から(始まる物語)ぬくもりは 誰もが皆(鎖された)すぐに明日を知り 探せなくて 立ち尽くして 諦めて(やがて)歩みを止めて 昔を想う それでも刻は 双子の針は 廻るのでしょう 戻ることなく 流れ続けて 別れても  走りながら (定めに逆らえず) 終焉(おわり)へと 満たされない心(幻想を)映した(壊してゆく) 哀しいほど 意識さえも 鮮やかに(けれど)塗り潰されて いつか交わる あの日の記憶 僕が惹かれた 約束の夜 旅路の果てに 月を見上げて咲く(蒼い花に)  Tu o i ar thia, Ir o i Lip-Aura. Ir liss ar sil thia, Ar ol Lop-Aura..
キミは空、ボクは鳥霜月はるか霜月はるか日山尚ぺさまいつかは途切れるだろう 夜明けを探す二人 歩いた道を辿れば もつれた糸は永く  (うつろな瞳は) 暗闇見上げて 彷徨い (明日を求めて) キミが空へ進むなら  嵐の雲間に羽ばたく鷹になろう 世界を見渡す ボクが共に往く キミと  ふとした旅の途中に 記憶が色褪せても 消せない罪の楔(くさび)を 独りで抱えたまま  (心に雨降る) 昔の涙に溺れて (身体も冷たく) キミが海に沈むなら  逆まく波間に漂うクジラのように すべてを遮り ボクが護るから キミを  変わることも変わらないことも 願っている 微睡(まどろ)みから醒めたくない朝 曖昧な今を  キミが微笑む場所に迷わぬように やさしく導く キミの風になる  世界の果てでも ボクはキミを想うよ 止まった時計が いつか動き出す日まで
翠の森の伝承歌霜月はるか霜月はるか日山尚ぺさま翠(みどり)の森深く 隠れた国の果てに 石化(いし)の呪い受ける 哀れな姫君  風に混ざる優しい歌に 導かれた流浪の王子  出逢いで恋に落ちていた されど 呪いは残酷に時を刻む いつかは離れ離れ 弧独を知る  深紅(しんく)の谷越えて 求めた黄金(きん)の林檎 どんな願いさえも叶える奇跡を  闇が阻む嵐の先へ 手を伸ばした剣の王子  呪いを解(ほど)く約束で 恐怖も苦難も薙(な)ぎ払い 辿り着いた 輝く黄金(きん)の樹に  願い叶う果実掴み 再び帰る あの森へと されど 長い時が経って 姫の姿は 既に石と化す  すると 王子は迷わずに 黄金(きん)の林檎を囓(かじ)り 願いを呟く 「この身も石と変えて共に居よう、永遠に…」  翠(みどり)の森深く 隠れた国の果てに 石の像が二つ寄り添い 今も微笑む
始まりのstory霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか数えきれない「ありがとう」から続いていく 君と出逢った あの日が始まりのstory  晴れた空 光る透んだ風が僕の背中を押しても 退屈と決めつけていた毎日は 灰色にくもる  きっかけは何となくだったね 二人同じ帰り道 いつの間にか 大事な時間(とき)になってた  数えきれない 涙と別れを知ったから 君と眺める夕暮れ 紅く眩しい  伝えきれない「ありがとう」から広がるのは 君と出逢った あの日が始まりのstory  遠い空 向こうへ架かる橋 渡る決意をしたんだ 簡単に諦めていた 昨日へと立ち向かいたくて  今までは何も言えなかった だけど きっと君がいて 弱い僕は強い僕へと変われた  伝えきれない「ありがとう」を笑顔にかえて ひとり旅立ち 見送る君が手をふる  かけがえのない 奇跡と偶然のはざまで ここに再び繋がる 僕たちのstory  離れていても 二人の約束は褪せない だから必ず戻るよ 君の近くへ  数えきれない「ありがとう」へと続いていく 君と出逢った あの日が始まりのstory
宙のヒカリ茶太茶太日山尚福田真一朗福田真一朗宙(そら)に瞬いた光 見上げて祈るよ 決して終わらない 君との夢の続き  遠い出逢いさえ まるで昨日のようだね 花と風の中 交わした最初の言葉  同じ気持ちに 幸せを感じてる  溢れてゆく思い出から 続く愛を願う 果てしのない星の夜に 新しい輝きが生まれるように  零れる涙を撫でる指先は いつも 優しすぎるから 心が求めてしまう  次は君に 幸せを伝えたいよ  嬉しいこと 苦しいこと 全部 君とともに 果てしのない星の下で 新しい約束を繋げてゆこう  暗く長い坂道を登る 少しずつ重ねた季節も 照らしてくれる君が 側にいれば怖くなかった  嬉しいこと 苦しいこと 全部 君とともに 果てしのない星の河は いつまでも 変わらずに輝く  溢れてゆく思い出から 続く愛を願う 奇跡が降る星の下で 永遠にきらめきが 微笑むように  宙に瞬いた光 ここへ落ちてくる ふたりで抱きしめて 君との夢は続く ずっと…
最後の道標霜月はるか霜月はるか日山尚菊田大介菊田大介あの空へ問いかけた唇 静かな雨に濡れる  滲み出す記憶を疼かせて 穢(けが)れた日々を拭う  迷える暗闇の狭間で 探した道標  誰もが それぞれの罪に縛られ 鎖を解く 祓しを求める 何を越えた先に 生きている意味は在るのか 言葉に惑う生命(いのち)は 続く世界に沈む  痛みを共にした魂(こころ)が 微かな熱に触れる  失う未来(あした)への扉を 示した道標  誰もが それぞれの刻を数えて 束の間でも 居場所を求める 鐘が止んだ後に 生きていた意味を知るなら 無数に宿る生命(いのち)は 続く世界に眠る  確かな真実を灯した 最後の道標  誰もが それぞれの星に惹かれて 唯一つの 希望(ひかり)を見上げる 夜が明ける度に ここに在る意味を知るだろう 新たに宿る生命(いのち)は 続く世界に廻る
君との旅路霜月はるか霜月はるか日山尚藤田淳平藤田淳平広い世界の果てに 置き去りの宝物 ずっと 探し続けて 坂道を登るたび つまずいては転ぶけれど 立ち上がろう  きまぐれな風に 背中を押されたなら もう一度 歩き出せる  どこまでも高い空へと いくつも笑顔を重ねながら 思い出を たくさんつくろう 迷い込んだ夢の中で 出口(ゴール)を目指し 手と手をつなぐ 君との旅路  夕暮れ染まる雲に また明日と手をふる そんな いつもの景色 懐かしく笑っては 君の名前を呼びかけて 振り返る  きまぐれな季節 前に進んで行けば またいつか 出逢えるかな  いつまでも覚えているよ 何気なくつけた足あとにも 思い出を たくさん残して 走りぬけた毎日から 見知らぬ場所へ 想いを馳せる 君との記憶  きまぐれな風に 背中を押されたなら また今日も 歩き出せる  どこまでも高い空へと 君との約束信じていこう 伝えたい言葉があるから 迷い込んだ夢の中で 見つけたものは 何より光る 君との旅路
白い地図霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるかぺーじゅん君の一粒の涙が 僕の心を揺らす 月のない闇の中 迷う鳥のように  深い微睡みに沈んで 夢の終りも遠く 胸の奥に隠れた 君が描く白い地図  君と並ぶ夕暮れの丘で 旅立つために 集めた勇気 けれど いつか羽を手放して 俯きながら 君は行く宛なくしてた  目を閉じたら どんな景色も 朝が来ない常夜の国  君の一粒の涙が 僕の心に灯る 月のない闇ならば 星を見て歩こう  きっと 照らされた未来が 新しい道になる 胸の奥に広げて 誰もが持つ白い地図  君が想う故郷は遙か 虚ろな言葉 重ねた季節 あの日 捨てた羽をもう一度 探してみてと 僕は願いを呑み込んだ  飛べないまま 見上げた空に 無数に廻る星屑 幾つも輝くように 僕らの向かう運命(ところ)も ひとつではないから  君の微笑みと涙が 僕の瞳に映る 風のない大地でも 土を蹴り走ろう  そして いつか巡り逢おう 夢の終わりの朝で 胸の奥に広げて 君が描く白い地図
お姫様と道化師霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか白いお城に暮らす お姫様 世界で一番わがまま いつも誰かと比べてばかりで 自分が一番大嫌い  私の宝石よりも あなたのほうがいい 私の読む本よりも あなたのほうが面白い  笑い方を忘れた お姫様 周りに誰もいなくなり うらやむものなくした お姫様 暗いお城で不満顔  ひとりきりで遊んでも とてもつまらないわ うらやんだ宝石さえ 今ではもう光らない  暗いお城に呼ばれた 道化師 遊び相手は お姫様 誰でも笑わせることが仕事 けれど 悲し気に歌い出す  ワタシはアナタのほうが ずっとうらやましい アナタが笑うだけで ダレもが喜ぶ そんな顔しないで ただワタシのために ワタシを憐れんで 笑わせてください  私の嫌いな私が うらやましいなんて あなたはおかしな人ね お姫様が笑い出す  すると離れていった人たちが ひとりまたひとり戻って 泣いていた道化師のいうとおり みんな とても喜んだ  私にしかできないこともある 初めて知った お姫様 少しだけ 自分が好きになって うらやむことはなくなった
斑の王国霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるかLEE MESYARY FEL,ARIA! (救いたまえ!) LEE FIRY OL FEL,ARIA! (多くを与えたまえ!) LEE MESYARY FEL,OLI NEO ARIA! (永久に全てを救いたまえ!)  鳴り止まぬ鐘に嘆き重ね 暮れる王都(みやこ) 憂いた滅びの詩(アリア) 気高き歴史が造る王国(くに)を 統べる主 瞳は何を映す?  麗しく咲き誇る花の毒 識(し)りながら 歪(いびつ)な輪の中で 己が救済(すくい)を祈る  紅き月に惹かれ満ちる潮のように 闇は宮廷(ひかり)に集い 悪意が潜む 斑の饗宴(うたげ) その幕が開く  灰色に嘲笑う少女(だれか)の像 この世を愛し棄てた女神(アリア) 禁忌の書物が綴じた過去に 触れた骸 何れも物を云わず  聖なる森を護る幻想に操られ 弄られた命は 永久の切望(ねがい)を叫ぶ  白き贄を胸に歌う女神(かみ)のMESYARIA(おとめ) 闇に心を捧げ 最後に残る 斑の玉座 その罪を暴く  剥がれた鍍金が騙す女神(かみ)のMESYARIA(おとめ) 闇は全てを奪う 幾夜も続く 斑の饗宴(うたげ) さあ幕よ開け
独り夢霜月はるか霜月はるか日山尚MANYO天(そら)から堕ちた星拾う 誰かの指 鏡はひび割れて欠ける 恐れた影 暗闇を照らす明かりもなく 独り籠もる捩(ねじ)れた心  もう 過去は要らないから (闇に沈む舟は) 私のこと求めないで 誰も (懐かしい故郷を辿りながら) 交わされた約束は遠くに (幼い頃のふたり) 消えながらも 淡く蘇る (遠くから眺めている)  交わる風の中過ぎる あの子の歌 塞いだ耳元に 翳む 優しい声 暗闇に溶ける強さもなく 独りきりの凍えた季節  もう 愛は要らないから (闇に映る君の) 私のこと望まないで 誰も (泣き顔をこの指で拭うように) いつの日か現実も薄れて (その声 その温もり) 意味をなくす どうか眠らせて (なぞっても消えてしまう)  昔から願い続けてきた 私だけの城(ばしょ)を壊さないで 他に行く処などないから (いつか沈む命) 閉じた扉 固く鍵をかけて (鏡から呼びかける歌声) もう 何も要らないのに (君と二度と重ねない) 心だけが なぜか振り返る (独りの夢) あの日の夢に…
空渡し霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるかSHERIA ENDY TINDHARIA.SYUA,ARIA ARY ARIA. (朝が訪れ、アリアは歌う) FERIA ENDY TINDHARIA.SYUA,ARIA FERY MORIA. (夜が訪れ、アリアは眠る) SHERIA ENDY TINDHARIA.SYUA,ARIA ARY ARIA. (朝が訪れ、アリアは歌う) FERIA ENDY TINDHARIA.SYUA,ARIA FERY MORIA. (夜が訪れ、アリアは眠る)  虚ろに明ける夜 大地の揺り籠へと 月の喚んだ風を纏える階(きざはし)は誘う  LORIA ENDY TINDHARIA.SYUA,ARIA ARY ARIA. (風が訪れ、アリアは歌う) SERIA ENDY TINDHARIA.SYUA,ARIA FERY MORIA. (雨が訪れ、アリアは眠る)  狂い出した朝と 外れた真実から 少女(ひかり)を護るがため 影は寄り添った  怖がらないで 今が目醒めの刻 双子の月(かたわれ)が 迎えてくれるでしょう  空へ渡る少女(ひかり) 抱きしめた青年(まぼろし)は微笑む 永い時を隔てて 再び廻り出す理 示して  NELARIA RORY TINDHARIA.SYUA,ARIA ARY ARIA. (化け物が去り、アリアは歌う) ORIA ENDY TINDHARIA.SYUA,ARIA FERY MORIA. (想いが流れ、アリアは眠る)  苦しまないで 哀しみを分け合い 新しい季節 数えるために  どうか 全ての罪人が赦されて 霧が晴れるように 世界に生きる誰の上にも 太陽(ひかり)よ 等しくあれ  FEL SHIRY LA FEL ARS WEL... (貴方に逢えて嬉しかった…)
終焉の刻へ霜月はるか霜月はるか日山尚なるけみちこ果てしない空の下 立ち尽くす君の眼に 残る炎紅く燃え 失くした全てが滲む 焦げ付いた記憶から 故郷の風が吹く 握りしめた掌で 惑わす火の粉を散らして  守るものを違え 目指す場所へ 僕らは走り続ける たとえ 分かれた道 繋がる刻 見上げた星が薄れるとしても 君と  FEL NEL FORY OL ORIA , OL SERIA VEIA. (心と涙だけは忘れない) FEL DIRY NELARIA , SYUA OLRY ARIA. (嘘を打ち砕き、真実を望む)  終わらない雨の夜 繰り返す君の悪夢(ゆめ) 悔やむ想い濡れたまま 眠れず過ごした僕の 遠ざかる記憶には 始まりの鐘がある 力のないこの腕で 黙した運命(さだめ)を鳴らして  誓うものを違え 変わる現在(いま)も 僕らは願い続ける いつか 輝く空 重なる刻 あの日の君が微笑むのならば  胸の奥で君に出逢う 僕の指に指を絡め (闇を迷う僕に触れる 君の熱が疵を伝い) 約束したその意思で 最後の答を示して  守るものの為に 剣交え 僕らは闘うだろう たとえ 終焉(おわり)の刻 近付こうと 信念(こころ)があれば向かえるのだから 君と創る未来(あす)へ  FEL NEL FORY OL ORIA , OL SERIA VEIA. (心と涙だけは忘れない) FEL DIRY NELARIA , SYUA OLRY ARIA. (嘘を打ち砕き真実を望む) FEL RARY SAR FEL , LU EN TINDHARIA. (この世界の終焉で私達の為に生きる) FEL HORY FAO , SYUA ARY ARIA. (居場所を創り命をうたう)
羽に縋る者霜月はるか霜月はるか日山尚弘田佳孝ARIA ARY AU NEO ARIA, (我等が新たな永遠の女神を創る刻) SYUA DIRY NELAU TIRA. (我等は古き理を取り戻す)  TINDHARIA , LU EN. FEL OLRY WEL. (世界の終焉で、私は君を望む)  FEL FEARY. (愛している)  ARIA , NEL ARIA... (真実、歪んだ真実…)  畝る風の支配下 終焉の世界で 弱者は為す術なく 突然と消え逝く 唯死を求め乍ら 破滅を請う両手 利己主義者の楽園 謂わば自己への愛 嘗ての時代の膿 摂理さえ擬え 逃れた恐怖からは 理性が追い縋る 何処へ向かうべきかと 立ち止まった殺那 振り返れば其処には死の影  舞い降りた羽を掴み天上(そら)を仰げば 嗚呼…  泥に塗れた己 都合善き磔 他者を貶め乍ら 厭悪を舐める舌 真意にある絶望 行き場無き愛憎 血の朱が似合うなら 濡らすのは嘆息  去り往く女神が遺す幻想(ゆめ) あらゆる生命に自由(こうふく)を 気高く美しき願いに 我等は唯…嘆き苦しむ  TINDHARIA , LU EN. RIO OLRY LORIA? (亡び往く世界で、誰が自由を欲すると云うのか) TINDHARIA , LU EN. RIO SHIRY AU? (亡び往く世界で、誰が明日を悦ぶと云うのか)  鈍色の泪よ 我を救い給え 聖域の水面に 狂るは土塊  穢れ無き我がMESYARIAは 命を奏でる 眠れる女神の為に 魂(こころ)を捧げよ  ARIA ARY AU NEO ARIA, (我等が新たな永遠の女神を創る刻) SYUA DIRY NELAU TIRA. (我等は古き理を取り戻す)  TINDHARIA , LU EN. FEL OLRY WEL. (世界の終焉で、私は君を望む)  ARIA , NEL ARIA... (真実、歪んだ真実の…) MESYARIA. (うたい手よ)
氷る世界霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか仄かな月の灯りが守る横顔 朝(あした)を擦り抜ける君の影は ただ花のように凛と佇み 時間(とき)を留める  その瞼に映る景色は 帰りたい故郷(ばしょ)だと気付いていたけれど  心まで氷らせて塞いだ記憶 君の強さ 鎖を託す手が震えた冷たさだけ 想い出す  途切れた道の向こうを見つめる君と 昨日に彷徨う僕との狭間 ただ降り続けた白雪だけが 時間(とき)を重ねる  あの言葉に宿る願いが 何よりも哀しく闇夜を明かしても  涙さえ氷らせて 歩いてゆくと君に誓う 果てなき罪抱え 運命に抗うため 正解(こたえ)のない迷路へ  新たな未来を描(えが)く貴方 背を向けた世界の終わりで 呑み込まれた真実を探すなら…  歌声を眠らせる最期の祈り 君の欠片 絡んだ糸を断つ その刻が来るまでは  何もかも氷らせて 剣を取ると僕は誓う 全てを捨ててでも 永遠に忘れない 君は水唱石(そこ)にいるから
逆廻りの命霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるかFEL ORY ARIA SYUA LE FEL WARY WEL ARIA. (この血が枯れるまで いのちを還しましょう) FEL ARY TIRA SYUA LE FEL MERY TINDHARIA. (輪廻に沿いながら 理を奏でましょう)  SYUA FEL QURELY ARIA FEL SA WEL. (そして、私と貴方のいのちを入れ替える) LE FEL MESYARY TINDHARIA. (世界を癒しましょう)  FEL MIE MESYARIA. (私はうたい手)  WEL ARY ARIA SYUO LEE WEL NEL WARY ARIA. (貴方はうたう けれど いのちを還さないで) WEL ARY ARIA SYUA LEE WEL RARY SAR WEL. (貴方はうたう そして 貴方は貴方のために生きなさい)  FEL ARY ARIA SYUA LEE WEL YUERY ARIA. (私はうたう だから いのちを取り戻して) FEL OLRY LA WEL RARY, LA WEL ARY ARIA SAR WEL. (貴方が生きること、貴方が貴方の為にうたうことを望む)  FEL SE WEL MIE RIO? (私達は誰?) FEL MIE MESYARIA SAR TINDHARIA. (私達は世界の「うたい手」)   天つ風の護り 此の身に染みける日の色 目映ければ影は集められ ゆらふる  この世のはじめより繋ぐうたに抗ひて 今や奏づる 封じられしうたに添ひて  古きさだめ祈けひつつ 君がため (枯れ果つるまで 定め纏ひて) 嗚呼 此の生こそ還れ さかてに (嗚呼 此の生こそ還れ さあ)  数多なるいのちと 結びたる永久の恵みをしるせば 耳を蓋ぎて忘るる  言の葉散らし 身心にこそ問はめ (理の糸縒りてうたい手全くせば) 虚言のなき 君が実の希いを (叶ひにけり 吾が実の希いを)  交はれよ 新たなる地 響めよ 火影のなかにて されど 厳しき 此の想ひこそ永久につづけ  異しき世の語り手 木々に聴かせ賜ふ 新たなうたの音の 吹き撓むる枝 随に  天地の終はりへと繋ぐうたに抗ひて 今や奏づる 封じられし君に添ひて  しがらみ断ちて身心にこそ問はめ (ささなみ寄れど仮そめの嵐) 虚言のなき君の通える夢路 (叶ひにけり 吾の通える夢路)  交はれよ 双りの刻 響めよ 火影に揺るぎて 燃べど かげろへる花の命こそ 吾が手の中にあれ  交はれよ いのちのうた 爽やかに翔け鳥に届け されば 恋しき人との絆こそ 絶ゆることなかれ
FEL FEARY WEL.霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか淡い風にそよぐ花よ どうして咲いているの? いずれその色も形も灰になる世界で  もう二度と帰ることない 幼い私の家 甘く蘇る香りが 胸を満たしている  深い森の奥 鮮やかに 揺れる光 射し込んで ふたりの居場所を 探しながら あの歌を口ずさむ  独りぼっちでは 泣いてしまう君だから 私が選んだ別れ道 伝えられずに  ただ突き放すことでしか さよならできなかった もし願いが届くのなら 笑顔で見送って  “FEL FEARY WEL.” (ありがとう)  深い海の底 沈みゆく 揺れる光 射し込んで 眠り姫の城 護るように この歌を奏でよう  心配しないで 私はもう泣かないよ 歌えばいつでも逢えるから 独りじゃないの  淡い風にそよぐ花は 最期を知りながらも 大事な人と笑うため 今日も咲いているよ  君の消えない歌声も 私の命に在る あの日 指切りしたように 一緒にいつまでも
闇の彼方まで吉岡亜衣加吉岡亜衣加日山尚上野義雄遙か空に手伸ばして 何が掴めるのだろうか 刹那 乱れる静寂の 時を裂く白き刃 疾風のように  遠く離れた あの人へ 叫びを上げても 届かなくて  たとえ哀しみが 待とうとも あなたの背中追おう 闇の彼方まで  時の流れにも 抗うのなら 散りゆく桜に 鼓動は呑まれる 狂い続けた命の狭間で 行き着く場所も知らずに 駆け抜けてく  刹那 交わる痛みの 凪を割る紅き炎 影をまとい 今は失くしたあの日々へ 想いを馳せても 戻らなくて  たとえ束の間の夢であれ あなたと共に行こう 闇の彼方まで  時の流れにも 抗うのなら 散りゆく桜に 心は惑わず 信じ続けた時代の終わりに 気高き夢を掲げて 駆け抜けてく  時の流れにも 抗うのなら 散りゆく桜に 鼓動は呑まれる 狂い続けた命の狭間で 行き着く場所も知らずに 駆け抜けてく  時の流れにも 抗うのなら 散りゆく桜に 心は惑わず 信じ続けた時代の終わりに 気高き夢を掲げて 駆け抜けてく
約束を灯して霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか遠い空の向こうから聞こえる歌声が 人々の忘れた理を奏でる 僕の行方を惑わす 深い森の隙間 木々がざわめくあの場所 出逢った不思議なARIA  背中合わせた僕たちの心が もしも別れた途を悔やむなら 交わす言葉が夢を結ぶ日まで 君とARIAを歌い続けよう 希望(ひかり)を灯した旋律を  暗い空の彼方まで響いた歌声が 新しい世界の理を奏でる 荒れた大地を隔てた 尊い樹の輪廻(さだめ) 君が微笑ったその時 最期に還した涙  歩き続ける僕たちの歴史は きっと一緒の途を進むから 君が遺した種の育つ日まで 僕は二度と迷わないだろう  約束の言葉を 胸に掲げて行くよ 君が照らしてくれた未来へと  変わり続ける僕たちの明日が 二人願った途に届くように いつか世界の幸せ咲く日まで 僕がARIAを歌い続けよう  ARIA, ARIA FERY. (アリアは思っていました) LA WEL ARY SAR TIN NEO. (あなたが永遠に、樹のために歌うこと) LA SIN ARIA RARY, SIO SIE TINDHARIA RARY. (みんながティンダーリアとして生きること) SIO SIE SHIRY VEIA. (それがただ一つの幸せだと)  ARIA, ARIA FERY. (アリアは知りました) LA WEL SIE NEL WEL, SIE WELD, (あなたが一つの存在ではないこと) WEL SERIA WARY FEL, (その哀しみを還し) SYVA TIRA QVRELY, (理が入れ替わっても) RIO SERY SAR WEL OL, WYUO. (別の誰かがとても哀しむと)  ARIA, ARIA FERY. (アリアは気付きました) LO SHIRY SIE NEL FEL FIRY WEL, SYUA. (幸せとは、わたしが与えられるものではないことを)  LE ARY, (歌いましょう) RAF LORIA, TEAR FERIA. NEO SHELIA. (風のようにやさしく、月のようにきれいに、太陽のように永遠に) SIO SIE SHIRY VEIA. SHIRY SIE WELD HORY, FERY. (あなたたちが創り、感じるものが本当の幸せだから)
廻る理霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか岩垂徳行FEL ORY ARIA SYUA LE FEL WARY WEL ARIA. (この血が枯れるまで いのちを還しましょう) FEL ARY TIRA SYUA LE FEL MERY TINDHARIA. (輪廻に添いながら 理を奏でましょう)   ざわめく息吹のうたは 森をつくる数多の恵み この世界に根付くあなたに わたしの輝きを ARIAをあげましょう  花咲かせ 芽吹かせて 梢が空に届くまで 癒しの祈りに抱かれて 枝はどこまでも 伸びてゆく  この地に生きるなら ARIAを歌いましょう あなたに添いながら 理を奏でましょう  どうか目を開けて 恐れずに わたしが傷を包むから 癒しの力は流れて 手から手を伝い 永久(とわ)に廻(まわ)り咲く  この血が枯れるまで ARIAを還しましょう 輪廻(さだめ)に添いながら 理を奏でましょう
ささやきは森へ還り霜月はるか霜月はるか日山尚岩垂徳行岩垂徳行WEL IO WIRY? FEL ARY TIND. (なにをしてるの? 森を歌っているの) WEL IO WIRY? FEL MERY TIND. (なにをしてるの? 森を守っているの)  WEL MIO RORY? FEL RORY FIS. (どこにいたの? 外にいたの) WEL IO WASRY? FEL WASRY OL. (なにを見たの? たくさんのもの) WEL IL FERY? FEL FERY OL. (なにを知ったの? たくさんのこと)  SIO SIE NEL EN LIS. SYUA SIO SIE. (たった一色(ひといろ)ではなくて、さまざまな色だった) OL ARIA, SYUA SHELIA. (幾千のいのち、幾万の輝き)  WEL IO WIRY? FEL ARY TIND. (なにをしてるの? 森を歌っているの) WEL IO WIRY? (なにをしてるの? ……) WEL IO WIRY? (なにをしてるの? ……)  WEL IO WIRY? FEL IRY FIS. (なにをしてるの? 考えているの) WEL IO WIRY? FEL ARY FIS. (なにをしてるの? 歌っているの)  FEL WARY TIND SIO ARIA. (森にこのいのちを還すことで) TIND ARY TIND. (森は森を奏で続けている)  SIO SIE OL TEAR, (それはとてもきれいで) SIO SIE OL RAF, (とても穏やかで) SIO RAF TIRA... (優しい理に違いないけれど…)  LA FEL ORY SAR, (他の誰かを想うこと、) LA FEL SERY SAR, (他の誰かのために泣くこと、) LA FEL ARY SAR FIS, (他の誰かのために歌うこと、) LA SHIRY EN ARS, SYUA LA SERY SERS, (誰かと出会う喜び、別れの痛み)  WIO SIO SIE JERK,SYUO? (なぜそれらを禁じるのかしら?)  WEL IO WIRY? (なにをしてるの? ……)
護森人霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか岩垂徳行SIO SIE EN ESTIA. (これは唯一の宿命) ARIA ENDY ARIA, FEL WARY ARIA, (いのちは流れ、自らいのちを還す) SYUA FEL QURELY NOE... (永久の恵みと引き替えに…)  聞きや 木々よ 草花よ 故き世の語り 血に伝へるARIAの音を 其は天つ光に授かりたる初声(うぶごえ)  森の深き夜の翳りに笑ひ 空の高き日の照らしに泣く  風は其の樹(こ)撫で愛づる 数多なるARIA 結びたる永久の恵み 吾(わ)は女神(はは)の見る夢 子を慰む揺り籠  されど痛みつつ道分かつ悪夢(もの)等は あかき地 陽のさはりに 実(じつ)の心をぞ灼き尽くしける  悲しびに舞ふ枯の葉 木伝(こづた)ふ声 徒なる名告(なの)り得れば故郷忘るる  うたの失ひ鳥よ 何処(いずこ)飛ぶや 森に生まれ果つる宿命(さだめ) 捨て曝るまま  FIL NEL VEARY FAZER EN NELARIA. (私は偽りの炎など恐れない) RIO NEL QURELY ARIA SA NELARIA. (誰も真実と偽りを入れ替える事はできないのだから)  護れ 風よ 雨土よ 故き世の語り 地に伝へるARIAの根を 其は天つ光に授かりたる大樹  秤拉ぐは穢れし水なり 彼のいのちに流るる二色  掻き暗らし うた止めれば 放たれし炎さはに燃え移りにけむ 吾(わ)は女神(はは)の見る夢 子を癒せる揺り籠  されば身を捧げ森のARIAとなれ 安らかに朽ち果てむ 実の心をぞ唯祈りける  ああ君と共に[このち]乾ぶとも [このみ]灰となりて火群(ほむら)に狂ふとも  ついの別れにさける白き花に 未来を重ねよ 永久に恵みこそあれ  SIO FIE TINDHARIA. (ここはティンダーリア) FEL MERY TIN, SYUA ESTIA, ARY. (私は樹を守り、宿命を遵守し、歌っている) SIO FIE FAO ARIA HORK,ARK,MERK,FEL EN LU. (ここは私が最期まで、いのちを創り、歌い、護る地) SIO SIE TIND MERK FEL. (そう、ここは私が護る森) SIO SIE LEAS EN LU. (これは最期の警告である)  LO WEL NEL ARY. LO WEL NEL MERY. (歌わぬ者よ、護らぬ者よ) LO WEL NEL ENDY. LO WEL NEL WARY. (定めに流れぬ者よ、命を還さぬ者よ) LO WEL NEL JERY. LO WEL HORY MAR. (禁忌を犯す者よ、己の名を得た者よ) LO WEL SERY SAR. LO WEL VERY SAR. (別れに泣く者よ、そして憎む者よ) LO WEL ORY SAR. LO WEL NEL ORY. (自ら心をもつ者よ、女神の心を知らぬ者よ) LEE WEL WASRY. FEL LEASRY WEL. (おまえに警告をしよう) LO OLI NEL ENDIA. LEE WEL RORY FIS. (女神が定めた輪廻の理を否定する全ての者よ、何処かへ去れ) SYUA FEL DIRY, OLI EN WEL. (お前は居場所のみならず、存在の全てを奪われるだろう) LEE ARY ARIA! (さあ、いのちを歌え!)  ARIA JERY FEL. (女神は私たちに禁じた) LE FEL HORY MAR. (私たちが個々の名前を得ることを) FEL RAKY SAR TINDHARIA. (私たちはティンダーリアの樹の為に生きている) SIO SIE TIRA. (それが理) FEL MERY TINDHARIA VEIA TINDHARIA. (私はただティンダーリアを護るためだけの存在)  ARIA FIRY FEL. (女神は私たちに与えた) EN ARIA SE EN TIN. (ひとつのいのちとひとつの樹を) FEL MIE SIN ARIA VEIA. (私は小さきいのちにすぎない) SIO SIE TIRA. (それが理) FEL SERY TINDHARIA VEIA TINDHARIA. (ティンダーリアだけが私の唯一の心残り)
花祭りの娘霜月はるか霜月はるか日山尚岩垂徳行岩垂徳行青い空の果て 朱に暮れる雲 立ち上る煙が 収穫の合図  大門の路地から 荷車軋ませ 新しき実りを 街へともたらす  花の祭り始まるまでに 髪飾り編んで 君に贈ろう  夕陽が落ちたら 外へ出ておいで 宵の帳が 街を守り迎える  まだ知らぬ人と 笑いを交えて 分け合おう 木の実と恵みの杯  花びら浮かべて傾けた 果実酒は朧(おぼろ)に明日を見せる  想いの数だけ 人は火を灯す ささやかな幸せを温めるため  出会いの数だけ 人は輪をつくる 満たされぬ命を足し続けるため  この夜を称え合いながら 賑やかな楽に乗って踊ろう  籠を天高く掲げ 花を降らせる習わし 薔薇が選んだ娘は 永久に恵み授かる  喜びの数だけ 両の手を叩こう 生きている この時間を 確かめるため  祈(ね)ぎ事の数だけ 歌を唄い上げよう 瞬いた星々にも 願いを掛けて  夜更け 微睡みかけた君が 紡ぐ夢で未来の機織り どんな色に染めていくのか 花の祭は まだ終わらない…
今夜の月が眠るまで霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか岩垂徳行さやかに晴れ初(そ)めた夜空を 見上げた君と二人 森で 動いた星が時間を告げても 気付かない振りした  「まだ帰りたくない…」と云わなくても 手を繋ぐだけで伝わるのかな  不思議なぬくもりが やさしい夢を魅せてくれるよ 今夜の月が眠るまで 君のそばで感じたい このあたたかな夜を…  月光(ひかり)が透き通る樹の下 手を振り君に笑みかけると にわかに風も枝葉をゆらして さよならを奏でた  「また明夜(あした)も会える…?」と訊く代わりに 大切な歌を教えてあげる  約束交わしたら 一人でいても淋しくないね 今夜の月が眠るまで 君のために唄おう  不思議な旋律は いとしい夢を誘いにくるよ 今夜の月が眠ったら 連れていこう 明日へと このあたたかな気持ち、全部を…
真実の炎霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか岩垂徳行沈む陽に絡み落ちた繭(まゆ)の 白き灰は朽ちて 旋風(かぜ)に纏(まと)わる  終わらぬ宿命(さだめ)の環から 逃れる術を探り  石の牢に映る影は伸び 刻を悟り 塔の鐘を響かす 正邪を見定める正義の為に 如何な犠牲を伴えども  木陰に守られぬ生命(いのち)を 世界が要らぬというならば 自ら立ち上がり 今こそ真実の炎を放て  巡り燃え尽きれば 消え去るは偽りの花弁 残るは「永遠の恵み」の実 本質を目指せ  夜の森に操られた夢 紅き蝶は踊り 旋風に纏わる 終われぬ宿命の環から 虚ろな未来(あす)を覗き  果てしなき闘いの最中(さなか)に 刻を報らせ 塔の鐘は鳴り止む 生と死別ちた嘆きと共に 木々が怒りを顕しても  木陰に守られぬ生命を 世界が要らぬというならば 自ら立ち上がり 今こそ歴史の歪みを正せ  女神に愛されぬ我等を 世界が捨てるというならば 恐れず立ち上がり 今こそ真実の炎を燃やせ
枯れた大地へ続く途霜月はるか霜月はるか日山尚霜月はるか岩垂徳行夜風(かぜ)の音(ね)に紛れ 流れ着く少女(きみ)の想いを 含み溶く森の意識が 途を(枝を)歌い(葉を)繋げる  錆び付いた鍵に はまらない正義(こたえ)合わせて 無理やりに枷を外した 真実(まこと)(空に)隠し(地に)さまよい  思い遣らずに求め過ぎるのならば 何も照らせないだろう 手に入れた幸せも実りも すぐに褪せるから  哀しみは憎しみへ続く 命の足跡 人(ぼく)はただ歩くだけで罪を繰り返す  淀みいく夜空(そら)に 微笑んだ少女(きみ)の強さを 燻(くゆ)らせる森の意識が 雨を(風を)胸に(火を)降らせた  言葉交えず炎(つるぎ)を振るうのならば 何も遺せないだろう 荒れ果てた焼け跡(きずあと)も世界も やがて消えるから  憎しみは争いへ続く 命を焦がして 人(ぼく)はただ望むだけで罰も抱え込む  枯れた大地は哀しみへ続く ARIAの溜息 人(ぼく)はただ生きるだけで罪を繰り返す
手を放さずに霜月はるか霜月はるか日山尚高橋ひろ景家淳はじまりは青い空 君と出会えた偶然 吹き抜ける風に ただ胸を弾ませた  君の瞳が探しつづけてる 誰かの代わりにはなれないけれど  何度 日が暮れて夜に迷っても 影が重なる意味は今 奇跡に変わる 願い叶うよう 輝く朝を信じて 手を放さずに行こう   覚めかけの夢に似た君が零した言葉は 現実と幻を行き来して消えた  笑顔なくして立ち止まる君を 守ってあげられる力はないけど  雨が降り出して 道を閉ざしても ここで交わした約束に未来は灯る 君が望むなら 明日はきっと晴れるから 手を放さずに行こう  何度 日が暮れて夜に迷っても 影が重なる意味は今 奇跡に変わる 願い叶うよう 輝く朝を信じて 手を放さずに行こう
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