Dai Matsumoto作詞の歌詞一覧リスト  34曲中 1-34曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
カームダウンLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto眠れない夜を抱えて歩いてる 何もかも置き去って 遠くへ 頭の中がいっぱいでうるさくてかなわない 両手広げてバランス 大丈夫  街灯の明かりとか寂れたランドリー 休む間もなく動いてる 宛もない僕の道標 あぁ なんにもない自分が怖かった だから カーム カーム ダウン 落ち着いて見つめてみる  自分の事だから気になる事だよ 他の誰でもないスペシャルな僕だよ それでも不安になるよ わかるよ カーム カーム ダウン 繰り返し唱える 暖める  強く押し込んでやっと応えてくれた自販機 実は間違えて出てきた冷たいジュース ふいに足が縺れて すぐ誰かの目が気になる 大丈夫 両手広げてバランス  完璧とは遠く離れたくだらない自分 ぽつりと カーム カーム ダウン 情けなくなりそうな気分を閉じ込める  振り払う様に走る 跳ねた水溜り どうせ誰もいないし 宛もなく飛び出しても ここはどこだろう どこにも行けない僕だ  望んでた物ってなんだろう 見からないよ こんな頭じゃ もう せめて間違ってないよって 言い聞かせたかった ずっと聞こえていた  落ち着いて見つめてみる  つまらない過去なんか忘れてもいいんだよ 他のどこにもない僕だけの世界だろ  自分の事だから気になる事だよ 他の誰でもないスペシャルな僕だよ とりあえず今日は帰ろう できるよ カーム カーム ダウン 繰り返し唱える 暖める
心身二元論LAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto硬く 冷たい 帰り道の上 やたらと踵の音が響いてる 虚しい気分が散らばった星のひとつが 弾けて消えていく  あんな言葉の受け止め方は知らない 揶揄う空気が立ち籠めた教室 そこには居ないよ 影が落ちていても ひとりぼっちの道で踊る  誰にもあげない 僕は僕のもの 傷が痛くても笑って遣り過したげる その方が ほら 後で惨めな僕に 会わずに済むから いいよね  軽いジョークに本気で声を荒げて 不思議そうな顔に血の気が引いていく 悪いのは誰だろう いや どうでもいいか 踏み外しているのもお互い様  誰にもあげない 僕は僕のもの 思慮の乏しさも愛してあげるよダーリン それじゃさよなら 隠して立てた中指 またひとつ 弾けて 消えていく  誰にもあげない 僕は僕のもの 傷が痛くても笑って遣り過したげる その方が ほら 後で惨めな僕に 会わずに済むから いいよね それがもう 僕ではなくとも  ひとりぼっちの世界の上 心は正しさを信じて踊ってる 痛かったのはもうどこかも解らない 誰も知らない人
宇宙船六畳間号LAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumotoそちらはいかがお過ごしですか 眠れない夜もあるでしょうか こちらは本日も同じベッドの上から交信中  小さく光る窓を覗いて 繋いだデジタルで宇宙遊泳 君が溢した欠片ひとつ だけどそれで全てだった  僕らは このまま まるで宇宙に放り出されたように 遠くの星を眺めて あれは君かなって笑う 見えない場所も見つめて笑う  そちらはいかがお過ごしですか 苦しそうな声が聞こえました 理由など知らずとも痛む 知る限りの痛みと重ねる  希望的観測と水星逆行 六畳一間のスペースシップ 世界から見れば 本当に小さな 小さな僕の全てだった  だからね 敢えて言おう たとえ君にとっての一部でも 気持ちと想像で君の形に触れるんだぜ 知らない事に怯えていられない  足りない言葉に悲しまないで 渡される僕を仲間に入れて 沈黙さえも受け取れる そう僕と君とで全てなんだ  僕らは このまま まるで宇宙に放り出されたように 遠くの星を眺めて あれは君かなって笑う 見えない場所も見つめて  だからね 敢えて言おう たとえ君にとっての一部でも 気持ちと想像で君の形に触れるんだぜ 知らない事に怯えていられない  遠く離れていても 僕ら確かに繋がっている 宇宙の片隅でルララ 大きく手を振っている  僕ら確かに繋がっている
ワーカホリックLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto私を乗せて走り続ける 車輪付きの箱が 向かうべき場所へと運んでゆく 望んではいなくても  夢と現実がずれっ放しの期限付きの生活 嫌でも慣れたよ 今はもう  次第に心の中も割れていく 機械の様な顔で通り過ぎるだけ その箱の舵を切り続けるのも 私だってわかっているよ  つまらない今日の先にもきっと 思い描いてた日々が待っているから そう信じていなきゃ壊れるでしょ ただでさえ憂鬱な夜明け たまには変わってみろってんだ  高らかに音を響かせてる宿敵 目覚し時計 昨日どこで力尽きたとしても 律儀に機能する  夢も現実も魘されっ放しの時限付きのハートで 微笑む 受け取る 疲れる  望みのレールはいつ使命になったの 健やかな朝はいつ苦痛になったの ポケットには小銭が突っ込まれたまま リビングのソファで眠るんだ  つまらない今日の先にもきっと 思い描いてた日々が待っているから そう信じていなきゃ壊れるでしょ 疲れ切って迎える夜明け ベッドは散らかったまま  保とうとすればするほど 自分である意味だって霞んでいく 大人にならなきゃ もう支度しなくちゃ 身嗜みは崩さず 急いでいかなきゃ  でもたまにそんな時に限って 都合の良い幸福が降ってくんのよ もうちょっとだけ耐えてみようって 思わせやがる  つまらない今日の先にもきっと 思い描いてた日々が待っているから 期待こそしないけど信じるよ いつまでも憂鬱な夜明け 明日もずっとその先も 愚痴だけは達者なもの
風と船LAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto空に飛んでった 風船はいつか 萎んで降りてきてしまった その様を誰も知らない 知られたくなかったのかな  風に煽られて 鳥に啄まれて そんな理由があるかもしれない 橋の上でぼんやりしてた 僕は ふと手を伸ばした  緩やかなスピードで 空の階段を降る 頬を伝う雫の様に 涙の様に  ねぇ もう隠そうとしないでよ ひとりで飛ぶのも 萎むのも いつだって僕は抱き締めたい そうしてまた膨らむ船 次は一緒に 空に浮かべよう  瞳の中には青く揺らぐ情景 誰かと笑い合うためにもきっと 誰にも見せられない物 ひとりの空で堪えた  もうだめだ 諦めよう 誰も見てませんように なるたけ遠く 傷付かぬように 緩やかに降る  許せやしなかったよ 期待を越えたい自分がチラついて 僕はまたひとりのまま 大空に漂う船 いっそ破裂してしまうのもいい 昇る事も 降る事も 向き合う事もなく 宛もなく ただ  緩やかなスピードで空の階段を降る 頬を伝う雫 それでも 僕はまたこの胸を膨らませて もう一度 この空に浮かべる 何度も浮かべるよ  もう隠そうとしないでよ 弱音ぐらい話せよ 同じ僕でしょ そうして最後はこの手で 優しく掬ってあげられますように  もう隠そうとしないでよ 自分の弱さに突き立ててた ナイフを 僕は抱き締めたい  ほら 何度も膨らむ船 高い空の向こうを目指して
チョコレートLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto上手に嘘ついたら ご褒美ひとつ 夢心地のまま ふたりでいよう 今 君が笑った その顔の奥 少しの翳りが気になってる  素直じゃない君を撫でてあげる そこに居る事がもう言葉なんでしょう 君を信じている時は容易く そんな事言い聞かして 頬張るご褒美  溶けるように甘い日々を泳ぎたい  知りたいばかりで踏み込んでいったら 見落とした足下 ひしゃげた花 それが怖くて たまに触れられない 君との間が広がっていく  泣けるほど苦い日々も繋ぎたい  君とふたり ひとつじゃない どんな愛も時にほつれる 甘いチョコレートで迎えにいかなくちゃ  沈むように愛しい日々を泳ぎたい  上手に嘘ついたら ご褒美ひとつ 見抜けたら もうひとつあげる ふたりで分け合う用
ベランダLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto降り頻る雨 切り裂くみたいに 国道を流れる車 迷いのない その鋭い光 ベランダで眺めていた  部屋の中でも外でもない場所 半端な僕にはよく似合う 心で靴を履く言葉 喉元で立ち止まっている  君を見つめるのが怖くて あるいは見つめられるのが怖くて 傷付け合うばかりでも その傷さえ飲み干してみせるのに ただ手を繋いで笑っていられたら  車は雨の気持ちなんて知らない 目的地まで走っていく 何気なく口を衝いて 出た言葉で どれほどに傷付けただろう  いつかは終わっていく寂しさも 君の笑う顔ですぐにほどけた その度 少しだけ痺れる 膨らんでいく愛しさで浮かばれたら この雨を見下ろす星になれたら  君を見つめるのが怖くて あるいは見つめられるのが怖くて 傷付け合うばかりでも その傷さえ飲み干してみせるのに ただ手を繋いで 言葉もなく笑って ごめんね 傍に来て 傍に居て この雨を見下ろす星になれたら
FragileLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto今更 気付いたよ この世はずっと異常だと そして僕はいつも無力でいる  守りたい物が多いほど 変わる時代に敗れた 地べたを這いずる哀れな虫  その声で 僕は何度でも息を吹き返す それだけでいいよ 何度も羽ばたける  いつも  生きる意味を探している 誰かの何かになりたくて それが満たされた事はない  今更 気付いたよ 異常である事が普通だと 変わりながらも続いていく  その声で 僕は何度でも息を吹き返す ただ手を繋いでいよう 僕らで作ろう 誰も知らない それだけでいいよ 孤独を分け合える  いつも
EYELAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto小さな身体を目一杯に使って 転ぶのも厭わず世界に触れていた頃 いちいち綺麗で 夢中で追いかけて その視界に僕は居なかったと思う  なぁ 思い出が美しいのは 汚れるのも振り切って走っていたから  都会のショーウィンドウ つい目を奪われる 煌めきに重なる そこに僕が居る  生きれば生きるほどに汚れていく 僕らは鏡ばかり気にしているから 汚れた自分が嫌いだった 慌てて洗った 自分さえも殺した その姿で何が愛せるだろうか  肩がぶつかれば 簡単に壊れる 小さな心で世界を睨んでいる  ただ 自分である事も 忘れてしまえたなら  見つめるべきはきっと僕じゃなくていい 初めから他の誰でもない筈だから 例えば 間違いだらけでもいい この眼に映った光を追いかけて  ただ 自分である事も 忘れてしまえたなら  今 裸の心で 自分さえも越えていくよ 全てぎゅっと抱き締めるよ  生きれば生きるほどに汚れていく 僕らは鏡ばかり気にしているから 汚れた世界が自分が全てが嫌いだった 汚し合ってきた それさえ過去になるから もう一度 心から愛したいと思う  僕も 愛し愛されよう ただ目の前の全てと 手を繋いで ずっと汚し合おう 全てぎゅっと抱き締めるよ
EnchanteLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto君は風と同じ その心がどこへ向かうのか 僕の帽子を吹き飛ばす様に 追いつけやしない速さでめぐる  正しさは要らない 時に嵐の中で迷うけど そのまま遠くへ飛んでゆけ 止められやしないのなら それすら 抱き締めるよ  繋いだ手と手を 一度 離してしまえば その瞬間に 強く荒ぶ君の世界と まるで操縦不能の心  まばたきひとつから 次の自分は どんな景色を見ようか 君もまだ知らない未来の中へ 何度だって初めましてをするよ  僕も君と同じ この心がどこへ向かうのか 散らかった部屋 開けっ放しの窓 カーテンが揺れる度に眩しかった世界  自分らしさなんて 大事にしたって 何を選ぶも自分だ 風に吹き飛ばされてゆけばいい どこに居たって 僕らでしかないから  迷いたくなくて立ち止まる ひとりが怖くてしがみ付く まるで僕らを試すように 変わる世界に置き去りにされる前に 今 空に飛び込んでゆく僕ら  繋いだ手と手を 一度 離してしまった その瞬間から またお互いに手を伸ばすみたいに 世界にときめいていたいよ  正しくなくたっていい 心のままの君と空に落ちたい 僕らまだ知らない未来の中で 何度だって初めましてをするよ 重なり合ってゆくよ
Is Everything All RightLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto齷齪働く お金は大切 ヒエラルキーの頂点目指すも 今日も渋滞で前には行けない 誰もが幸せになりたい なりたい  赤信号でも 皆渡ってら 群れに紛れてバレないように行こ あー楽してお金が入れば ご自宅でのんびりできたのにねぇ  何も変わらないのはわかっているけど なんとなく列に並んでみる  まず死なないように生きてみよ 欲張って自分すら失わないで 幸せはもっと自由のはず 肩肘張って居座るもんでもねぇ  高い宝石を身に付けて また 住宅街で逆に浮いちゃって 金持ちは孤独なもんかもね それでも幸せと言えるのかね  赤信号でも 皆渡ってら トラック突っ込んできたら終わり そもそもどこに向かうつもりで その列に並んでいたんだっけ  何が楽しくてここにいよう とりあえず今日が楽しければいいか 幸せはもっと自由のはず 最悪 メシと眠る場所さえあれば  死なないように生きてみよ 欲張って自分すら失わないで 幸せはいつだって自分のもの 肩肘張って居座るもんでもねぇ  齷齪働く お金は大切 赤信号では止まってみるのも また一興 青に変わったら 皆で手を上げて渡ろう 渡ろう
いつものことLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumotoギターを弾くと今日はなんだか虚しくなってくるよ 意味のない日常がキラキラしてなんだか参るよ 煙草吹かすだけ 僕の灰色の日常が  赤い光は吸い込んだら煙に変わってダンスした その少し青い踊り子を窓の外へ見送る 残り時間 あとどれくらいか解ったとしたら いや それもそれで変わりないかな  認めてほしいだけさ 愛してほしいだけさ そんなの言葉にしたってどうしようもないのに 愛されたくて今日も生きながらえてしまった だからね 美しいって心から思って歌うの  何故 自分で命を捨てちゃいけないって皆言うんだろう 黙っていても奪われるだけなのにって僕は思うよ だからどうって訳じゃない そう思っていたいだけだよ それだけでさ 歩けるんだよ 僕はそうなの  掻き鳴らしたギターの音は君に届いていますか こんなどうしようもない日々も全部閉じ込めたんだ ここでしか生きられないよ キラキラしたギターの音色 そんな日が続いている 胸が痛い 煙草のせいかな 馬鹿だね それでもね 今日まで紡いできたんだ 意味があるといいけど それもないかもしれない 言葉にできなかった日々の その上で 僕も踊っているだけ  ギターを弾くと今日はなんだか虚しくなってくるよ 思い浮かぶメロディが楽しくってなんだか参るよ 煙草吹かすだけ 僕の灰色の日常 いつものこと 繰り返すだけ  認めてほしいだけさ 愛してほしいだけさ 誰に言う宛もないまま重ねているだけ どうしようもない日々でも それが僕の全てなんだ  だからね 美しいって心から思って歌うの それがね 煙のように溶けていくだけだとしても きっとね いつものように また笑って忘れられる そんな僕の日常  ね、綺麗でしょう
ほむらの果てLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumotoそして薪を焚べ続けてる この暖炉の火を絶やさぬように その時が来れば 全てが 終わるような気がして怖かった  悲しみとは向き合えない 手に取れるのは喜びばかり それを焚べて生き延びている この部屋に 残されていく物は そんな物ばかり  求められるまま 生きていけたならよかったな 最後には僕もきっと その火に飛び込むだろう 悲しみばかり残して  ひとりで生まれてきたからね 当たり前に孤独なのだけど あなたの目に映る僕も 僕ではない それも当たり前 だけど胸が痛むよ  理解されたくもないんだよ 僕にもあなたが解らないからね 理解できる筈もないよ それでも触れようとしてくれたよ 今 全て焚べる  求められるまま 生きていけたならよかったな 最後には僕もきっと その火に飛び込むだろう  いっそ 燃えてしまえ もっと 僕には似つかわしくない思い出 僕は望む自分でしか 生きられやしないよ ごめんな もういいだろ  最後には僕もきっと その火に飛び込むだろう 悲しみばかり残して
ホワイトライクミーLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto手紙を書こうとしていた 白紙の前で1日 真っ白なままのそれは僕を飲み込む暗い夜 ただただ 何を見つめていたのかも 忘れて気付いた 平然と生きてきた自分を  生まれてきた意味なんて たぶん どこにもないから 生きている事を喜べるように探すよ 君に渡すよ  真っ暗な夜は綺麗だ 光を追い掛けていく 星も 街灯も 君も ひとつひとつを見つめられる ただただ そんな事が大切なのにな 見えている物の側で見落としている美しさ  生きる意味なんて物に 囚われてしまわぬように 目の前にある物と手を繋げますように 今 弧を描く  僕らの願いはきっと あの流れ星のように 一瞬 僕の胸を弾ませては瞬く間に消えた 見渡せば 何もかも輝いている その光に気付いてあげられるなら それが今日を生きた意味なんだよ  何もないなんて寂しい事は言うな 僕が望んだ場所にいないだけだ 何が綺麗 何が好き 君と見たい綺麗な星空 見つめたい 今 この世界  僕らの願いはきっと あの流れ星のように 一瞬 僕の胸を弾ませては瞬く間に消えた 見渡せば 何もかも輝いている そのひとつに気付いてあげられたから 僕が今日を生きた意味になった 君に伝えたい事なんだよ
オーバーフローLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto叫びたいよ 僕はここにいる それが弱いみたいで嫌だった 伝えたいこと 山ほどあるのに 愛されたくて言えなかった  手を尽くして 探しまわって どうにかやっと形になったのに  たった一言 有り触れたことに ほどかれてしまうのも なんか悔しくて  本気で隠したら 僕もきっと忘れるから もういっそフルボリュームで叫ぶよ 君に愛されたい!  あぁもう 胸が溢れて止まないよ たった一言で変わっていく 酸いも甘いも知る 君に歌うためのメロディ  鍵はいつも ポケットにしまってた 使わないまま錆び付いた 自分ですら 開けられなくって 俯いてばかりいました 今までは  例え 上手に 振る舞えても隠したまま すぐに怖気付くから 声を合わせて壊してほしい  ほらね 目覚ましくて見ていられないよ 驚く顔をしないでよ 僕がどう見えますか 笑うしかないんだ僕は  割れんばかりの その声を 僕の耳にも届かせてよ 僕もまた大きな声で歌う 愛してくれよ  叫びたいよ 僕はここにいる それが弱いみたいで嫌だった 離れないで 僕も向かっていこう 情けなくって どうしようもないでしょう  もうなにもかもがわからないよ 僕は僕すらも解けないよ 有り触れた内のひとつ 愛されたいと叫ぶほどに  胸が溢れて止まないよ たった一言で変わっていく 酸いも甘いも知る 君に歌うためのメロディ  君と歌っていたいだけのメロディ
I arousedLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto望まれなくていい ただ目を閉じて見てみればいい 暗闇が語る言葉を 私と同じ夜空を  その闇を歩き続けよう 疑うことなく信じていよう ただ導かれるままに あなたに出会うために  私でいるために  この胸の奥で揺らぐ 灯りに気付いて あぁ こんな色をしていた  眠るように私は目を覚ます あるがままで光る  向き合いさえすればいい 私を信じていればいい 眩しさに潰されずに 選んだ道を行けばいい  この胸の奥で揺らぐ 灯りを見つめて あぁ そうだ 息している  眠るように私は目を覚ます あるがままで光る  そうして望んでいればいい ただ目を閉じて見ていればいい 暗闇が語る言葉を 透明なままの夜空を
凡人ダグLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto枯れた泉にシャベル突き立てて 穿つ 探る 形振り構わず ここはまだまだ死んじゃいないよと その背中を撫でるように 呟いた  あれほど 夢 希望 で溢れた街も もう今は見る影もない 誰のために何しているのかも わからず 記憶を掘り返し 管を巻く  あー何もないんだなぁ 俺にはもう 忘れてしまえたならいいのに 掘り返す度に気付く 喉が渇いて仕方ないや  理由がなけりゃ 正気も保てず 焦る 壊す 身の程を知る 自信もなけりゃ どこにも行けずに また繰り返して立ち尽くす  更に 待てど暮らせど 水 湧くどころか なぜか 俺に重なりやがる 俺はまだまだ死んじゃいないよ 虚しく響いている  あー何もないなら 踊るか もう 別に やりたいこともないしな 全部 面倒くせぇや あぁ どうぞ 笑ってくださいな  ここら一帯 ざっと掘り返しました やはりただの荒れ地でした どこに 夢 希望 を見ていたんだっけ まだまだ死んじゃいませんよ  あー何にもないんだなぁ 俺にはもう 消えてなくなっちまえばいいのに 掘り返す度に痛いや 渇いて仕方ないや  あー何もないから 次へどうぞ そのうち見返してやるからな 置いていけ 置いていけ さぁ どうぞ 笑ってくださいな
BeautifulLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto瞬く度 空を破っていく 恐ろしくも儚い雷 目が眩むほどに焦がれてしまっていた 消えていく事すら もう  叫ぶように光って 数秒を奪っていく 居場所を探して 真っ直ぐに落ちていった  きっと 僕もそう あの光のように 空っぽの空に 線を描いている  鳴り響く度 呑み込んでいく 一生分の音を僕は聴いている 幸も不幸も全て 同時に鳴っていた この鼓動と似た音だ  消えると知っていて 命を放つ 暗闇を裂いて また次ぐ闇へ  そんな未来を 今日も受け取っている 居場所を探して 真っ直ぐに落ちていく  悲しみの裏で笑っている 怒りのそばで祈っている 泥水に映った星の様  たった一度 一瞬 放つために 一生を使って消えた 気が狂うほどの 暗闇を越えて  僕も探している あの光のように あの光のように 暗闇の向こうへ  叫ぶように光って 数秒を奪っていく 居場所を探して 真っ直ぐに落ちていった  きっと 僕もそう あの光のように 空っぽの空に 線を描いている  輝く度 耳を澄ましている 勇ましくも儚い雷 眩しいまま 胸に今も焼き付いている 僕もいつかは
おまじないLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumotoお気に入りの靴を履く日は いつも雨が降ってしまう 心までずぶ濡れの姿で 君に会いに行く  ひとつめは僕のため もうずっと言えずにいたんだ 正直な僕なんていないのかも 僕にも見えない  色を身に纏って 世界に溶け込むように 硬く紐を結ぶように  着飾っていても 全ては 僕らしくあるため使うまじない 嘘なんてひとつもない ただ僕は色を選んだ 袖を通す時はいつも なりたい自分に出会うための おまじないを使える  ふたつめは君に使おう なんて大きな世話だろうか 君らしいものが何かは知らない だけど言葉にしよう  荷物にならぬように 逸れてしまわぬように ふたりだけの目印  優しさなんて本当は 自分以外の誰のためでもない 時には嘘にもなる でも僕は君に使う ほんの少し僕のため 君に笑ってもらうための おまじないを使える  お気に入りの靴を履く日は いつも雨が降ってしまう それでも心から望む姿で 君に会いに行く  みっつ 僕がひとりのままでは使えないもの 君にも近付いてきてほしい 手は離さないでね  ほどけてしまう日も また結び直せばいい 僕らが望むなら ふたりきりで唱える おまじない  消えない想いの全てを 乗せて君とだけ使うまじない 嘘なんてひとつもない ただ僕は君と出会った 同じように見付けてくれた 君と未来に出会うために いつまでも唱える  おまじないを唱える
月のこどもたちLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto月に梯子をかけた夜 見渡す限りが静かな 綺麗な夜  君はもう 寝たかな そればかり浮かぶよ  僕らの距離はわからないが すぐに見つけられるだろう なぜなら  君がさ痛いとね 僕もぎゅっと痛むから  星は歌って 夜を語った 僕も照らされるように光った そうして君にも渡したい 安らかに眠れと祈りながら  ひとりのままじゃ輝けない 僕はお日様じゃないの わかるから  だけどね 光るよ 君がいれば いつまでも  涙もきっと大切なんだ 君と知る全てが光なんだ そうして僕も渡される 微かでも優しい確かな闇  星は歌って 夜を語った 僕も照らされるように光った そうして君にも渡したい 安らかに眠れと祈りながら  お互いに照らしていられるから
BABY STEPLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto幼いままで 大人になって 胸も張れず 意味を探す日々  何をやるにも心は足りないと言う もっと素晴らしいはずだと言う  認めるための傷 増やす度に 命が泣いている  限りあるものが 僕らを迷わせてしまうけど オー ベイビー あなたは未だに 生まれていないとさえ思うよ  あぁ だって 僕が僕を好きになった瞬間から 世界は変わるのだから  幼い僕は 孤独を知っている いつも誰かと比べてしまうから  それが 時にはとても暖かいから なぜか 尚更悲しくなった  大人になろうとして 無表情で ずっと怯えて 夢見がちな日々  立ち止まったまま 歩んで行く誰かの背中を見ていると 怖くて寂しいから どうしても歪み合ってしまうよ  ねぇ もっと 単純でいいよ 足りないものばかりで できた世界の上だろう  誰になろうとも 自分でしかないんだよ 臆病な僕はすぐ隠してしまうけど 思い出してよ この世でたったひとつ 僕の命が泣いている  意味がないとしても 今 笑っていられたらいいだろう  限りあるものが 僕らを迷わせてしまうけど オー ベイビー それすら笑えてしまうほど いつも僕のそばにあるんだよ  あぁ だって 僕が僕を好きになった瞬間から 世界は 全ては変わっていくのだから  僕が僕として生きることこそが 偉大な一歩目だから
地球儀LAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto日常に放り込まれて 踞ったまま 上手くいかない現実と戦っている 信号に追い立てられて 仕方なく歩き出す 居場所のない孤独の歌  空想の中に建てるガラクタの街 心の中では夢なんて言い張っている この目に映るそれに自信など持てなくて 口にする勇気などなかった  その街では響いている 思い通りになるメロディー リズムなんて合っていなくていいさ 行こう  ガラクタは いつも 崩れそうに 無我夢中で光ったまま 痛みだって照らしていけるように 僕らなら歌っていけるよ  今なら飛べるさ 音に乗って くだらない日常の中へ ガラクタに見えても きっと 輝くから  空想の中に居ても具現化できずに 頭の中にある内にくたばっていく そうなる前に無理矢理にでも引っ張っていこう 求められたいと思えたんだ 空き地を埋めるだけが居場所じゃないんだ  何度 立ち上がってみても その数だけ挫けてしまう 呟くように歌っている もう一度 信じてみたいんだ  今なら飛べるさ 繰り出そうぜ くだらない日常の中へ ガラクタに見えても  さぁ 行こう 何が待ち受けようと 無我夢中で光ったまま 痛みだって照らしていけるように 僕らなら歌っていけるよ  ここから始めよう 音に乗って 素晴らしい日常の中へ いつまでも光っていよう  ずっと消えない歌を
涙星群の夜LAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto街の放つ光に埋もれて 君の頬に流れた星 誰もが空に願いを探した日  その夜は二度とないほどの 輝きが時を満たした またひとつ 君の頬を撫でては消えた  誰の目も触れず 静かに落ちた 隣で弧を描く君の光  その流れ星を追い掛けるよ 心を抜け出して駆け巡る 忘れないように零れたもの 僕には美しく見えていたから  見付けたよって誰かが跳ねた 見逃したって君が笑った 叶わない願いが胸を痛めた日  滲む瞳で惚けてみせた 心をよくご覧よ 隠す事ないでしょ  願いをかけるのなら 君の頬を撫でる星がよく似合う 流れる度に近付くだろう 君だけが触れられる消えない光  君の放つ光に埋もれて いつも見逃しそうになる 探さなくてもある 心の中に たまには嬉しい時も頬を撫でたら  その流れ星を追い掛けるよ 忘れないように零れたもの 何よりも眩しく輝いた  君が願いを叶えるまで 震える手を引いていたいけど あの流れ星を掴めるのは 他ならない涙の出所 それが美しく見えていたから
heartbeatLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto心は今 溢れ返るほどの想いを携えて 眩しいままのその心へ 鼓動を放つよ 君を目指して  それはまるで海の様な 声にならない想いの渦 知らない僕に触れるように 濁流に飲み込まれるように  溺れていく水底で聞こえた心地良い音  君の心の中で僕は息をしていますか 遠く離れていても 今 聞こえる音を手繰り寄せるよ  心は今 君と交わす想いを重ねて脈を打つ 君に触れた その時から 互いに欠片を預けたまま  それが今を繋いできたとしても 大袈裟でもないほどに  たとえ 心の底で僕を見失うとしても きっと 光り続ける君が何度も思い出させる  抱き締めた時に触れる / 互いの欠片が 両の胸で鳴るぬくもり / 僕らのしるし 欠けた心を合わせて / 不揃いな音が ひとつを奏でるぬくもり / 響き合うように  僕らはお互いの心は覗けないから 伝え合う 分かち合う 信じ合う 鼓動を  重ね合うたびにめぐり逢う 溢れる想いに きっと 何度も溺れては 眩しいすぐ側まで  君の心の中で僕は息をしていますか 僕は放ち続ける 君が君を見失わぬ光を
at(liberty)LAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto瞬きの中に閉じ込めた 空の形に触れようとすれば 蝋燭でできた翼は太陽に溶かされた  それから その眼は 瞼に焼き付く理想に心奪われて 瞳には映らない籠に気付いた  「それを手にすれば 満たされるものか」 どこか冷めた様な 鏡の様な顔が言う 耳を貸す気はない その先は見越せるから ここに至るまでもそう 振り向かないで  一層 羽ばたいて 風を叩いても 雲を切る様に 悲しい弧を描いた 一層 頑丈に築かれた理想が 握り締めた手を 更に強くさせる  ここは未開拓の地 完璧に自由の場所だ 手に入れる術は思いの外 容易く 拍子抜けだった  あれから理想は放り投げたのさ 望むと共に痛むから 届く事もなければ 落ちる事もない  「手に入れたんだろう」鏡の様な顔が言う 返すまでもないよ ほら 空っぽだって  いっそ 羽ばたいて 打ち付けられた方が 物語の様に綺麗な弧を描くか 初めから自由だ 疑っていたのは僕だ 飛べなくてもよかった 飛びたいと乞う事が  一層 羽ばたいて 風を掴む様に 雲を切り裂いて 綺麗な弧を描いた きっと それでも焦がれてしまう自由を どうか閉じ込めないで その手は降ろさないで  行こう
pellucidLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumotoもしもこの身が透き通る術を得たなら 街の喧騒すら 潜り抜けてみたい 見知らぬ顔の唇を読むフリして 都合の良い方に傾けるよ  それを話すと 不機嫌な顔 声はしなくても わかった  その唇が声もなく震えたら 僕はそっと塞ぐよ  ねぇ どれだけ言葉並べてみたとしても そのどれも伝わる気はしないよ それでも ほら また僕らは 分かり合えもしない声を待ってしまうから  曖昧なまま 日々は連なっていった 僕は自分をいくつ偽っただろう 君の耳には何が聞こえるのかな 君の言葉も君じゃないかな  僕の頭が 都合の良いように 君を受け取っただけかな  誰もが見栄や背筋を張ったまま 煩わしい街を彩るけど それでも その化の皮を 剥がした先にあるのは 同じだと思うんだよ  きっと僕が素直である事を 君は知る由もないままだろう 僕は素直なまま 背伸びをするよ 君の目が僕を離さないように  ねぇ どれだけ言葉並べてみたとしても そのどれも伝わる気はしないよ それでも 遠回りしてでも 有りの侭でいられる声を探している  僕ら互いに分かり合えないとしても 心の橋を渡っていくよ なぜなら 今 綴る想いが 胸の内にある事が 嬉しいも寂しいも君と見付けた全てが 愛しいと思っているから  もしもこの身が透き通る術を得たなら 僕の心を見せたいけど もう 何も言わずに伝わる事もあるらしい 僕はそっと塞ぐよ
オフコースLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto当たり前すぎて置き去りにした 朝陽と並べられたご飯 少しでも眠りたかったから いつも時間が食べてしまった  そんなことに見向きもせずに 開いたあの日のドア  いつも通り線路と並んで 遅刻の合図と追いかけっこ だけどあの日は面倒になって いつも通りには歩けなかった  そんな僕を気にも留めずに 定刻に閉まるドア あぁ もう  当たり前なんか要らなくて だけど変わることも怖くって 当たり前じゃなくなった途端に 大切だなんて言わないように  ひとつ遅れの電車に乗って 立ち並ぶビルの迷路の中 迷わずに僕を運んでいく 迷ったままで乗り込んだ僕を  あの日よりも狭くなった空 重たいいつものドア あぁ もう  当たり前なんか要らなくて だけど変わることも怖くって 当たり前じゃなくなった今はもう ただそれを信じたくもなくて  止まらず 進んでいく 僕も電車もただ いつも通りの円を描いて 時間に食べられてしまわぬように 同じ道に探す特別  何度 僕を改めたとして それでも見逃していく そんな僕を気にも留めずに 置き去りにされたとしても ただ 見付けたい  あとで言葉にしてしまう前に あとで記憶を辿らぬように 今を置き去ってしまうその前に 大切さに気付けますように  当たり前なんか要らなくて だけど変わることも怖くって 当たり前じゃなくなった途端に 大切だなんて言わないように  今 大切だと言えますように
不死身と七不思議LAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto化学ではもう解き明かされているらしい不思議 頭の悪い僕には意味不明な文字の羅列だった  オーロラがなんで揺れるのか 虹が七色になるのか 僕らはどうして終わるのか 理解させてくれよ  知りたい事 全てを知る為に支払う時間 笑えるほど 僕にはそもそも この世が不思議だった  飽きる程読んだつもりの図鑑 眺めて終わった写真と絵 上手くなったって足りなかった 命の使い方  そうやって どれも「わからない」で広げてった図書館で 「何から手を付けるべきか」も探してしまうよ  繰り返しの朝がやって来ては 退屈を引き摺っていた それはまるで息がないようで だけど死んだ訳でもないの  代わり映えのない世界で僕は その意味の欠片をきっと 拾い集めて答えにするんだ 訪れる終わりを笑うんだ  ひとりでなら 惑わされる事なく導けたよ 比べる物のない答えなら 無敵だと思えたんだ  君は突然に現れた 僕の全てを変えていった 無敵の牙城は崩れ去った あぁ 忙しいかも  ねぇ だって 君と出会ってしまった 答えはふたつになった 集めたその欠片を見せ合って 笑ってみたくなった  形のない時間に遊ばれて 使い切ってしまいそうな ひとり分の使い方だって 君となら分け合えるのかな  いつか僕がひとりで結んだ 果たすべき約束だって だらけて終わってしまわないように 僕の側で見張って欲しいんだ  オーロラが揺れるような不確かだった 虹のような感情だった 色とりどり 忙しなく僕の答えも変わった  だから息をする度 笑う度 泣く度に見てみたいよ 図鑑にはない僕と君の未来を その欠片を散りばめていく  繰り返しの朝がやって来ては 皺々に笑い合った 終わりを見てしまわないように それまでは不死身でいたいんだ  いつか君とふたりで結んだ 果たすべき約束の上 いつだって君に聞いて欲しいんだ 君とだから見付けた答えを  科学ではもう解き明かされているらしい不思議 君と繋ぐこの手だけが知る僕の不思議
eveLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumotoきみと笑った ぼくの最後の日 桜がそっと彩ったような日 その声が泳ぐ風を いつも掴んでいた  傾く太陽 影が伸びていく 昨日よりずっと大きい影法師 明日はもっと特別な日 過去から見た今日がそうだったように  ぼくがきみへと贈れたものなど きみがくれたもので滲んでしまった 今も宛のない声を ただ風に任せて 胸にしまい込んでいる  昨日が知らない 今日はひとりぼっちで 更に煌めく日を願っている 何度も 未来へ 明日へ 歌うよ ぼくの側で 離れていても 聴いていて  失ったって 近くに感じた 胸の内側で思い出せるから 痛むけれど それでもいい 引き換えにぼくはまた 笑おうとするから  過ぎ去ったきみに贈れるものが 悲しみだけじゃ どこか味気ないだろう  たとえ世界が 暗い顔でいたとしても いつだって明日を待ち望んでいる 過去より 今朝より 今日よりもずっと まだ知らない 愛しさと出会えるなら  震えていたって いつか暗闇がぼくを迎えに来るかも その時が来ても きっと俯かないで きみの元へ 会いに行くよ  きみと笑った ぼくの最後の日 また会えるよって 背中を押し合った 明日はいつも特別な日 まだ知らない世界に触れる ぼくの日  たとえ世界が 瞬く間に終わるとしても いつだってきみは輝き続ける 過去より 今より 明日よりもずっと ぼくの側で 息をするみたいに  昨日が知らない 今日はひとりぼっちで 更に煌めく日を願っている またね 明日ね 何度も叫ぶよ ぼくの側で とても近くで 聴いていて
portraitLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto例えば 目を覚ましたその朝に 僕が僕じゃなくても不思議じゃないだろう 君を見るときと同じように 僕の目じゃ僕は見えないから 描くよ  思い出や 鏡や 写真や 君が 全部 嘘だったら どうするんだろう そうして増えてく疑問と謎 呼吸は身勝手に続いていくのに  いつの間にか また忘れてしまう どれだけ生きたって 解き明かせそうにない  このまま 解けず終いの謎を このまま 解かないままいれば 生きる意味すら見失うだろうな 僕を探す旅をしている  描いていたのは 自分の顔 少しでも綺麗に描くつもりだったのに 理想に近づけば 近づくほど 誰だか解らなくなってしまうよ  君は君の事をよく解らないと言う 同じように僕もよく解らないと思う 見たくない自分を 見ない振りしていくのは 本当の自分を 恐れてしまうからかな  伝えようと言葉にして 気づいた僕を 孤独のままでは知らなかったよ 憎んでも 嫌っても どうしようもない程 これが自分 けど 君と描く自分  このまま 解けず終いの謎を このまま 解かないままいれば 生きる「今」すら退屈になって 旅はそこで終わる 誰にもなれないまま  孤独じゃ 遂げず終いの謎も このまま 解かないままいいば 解き明かす事が 大事じゃないんだ ありのままの僕で 笑いたいから 描くよ  例えば 目を覚ましたその朝に 僕が僕じゃなくても不思議じゃないけど 全てを 見つける事はできずとも 僕を探す旅をしている
ランデヴーLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai MatsumotoUFOにグッドバイ あの日 本当に見たんだ 誰に話しても 嘘だ で終わった  だからもう 優しさにもグッドバイ あればある程 僕には到底 意味がないと知った  知らないままいれば良かった事ばかり 余計な記憶 ふと蘇って恐怖 思いのまま この星から旅立って 誰にも見えない場所で 夢 と待ち合わせ  あの世界へ 望む未来へ 弱くなっても まだ終われない声 僕にだけ 観える希望で いつか誓った 夢の向こうへ  夢の世界に グッドバイ また現実に戻った 知らない事は 愚かでも 勇ましくあれた  だけど 気づいてしまった また大人になった 戻れない日々の中は 空っぽに見えた  知らないままいれば どこへも行けやしない 約束した 未来も 果たせそうにない 思いのまま 強くなれるのなら もう疑わないよ でも 忘れられないよ  離さないで 弱い自分も ぼんやり浮かんで 見えた未来も 触れないように 見えないように 隠したって ふと 思い返すさ  孤独になって 威張り散らして 世辞にも良いと 言えない日々は どこに居たって 影みたいに 誰よりも 僕の近くにあったでしょう  怪我した場所は 避けるように 隠してしまった心臓 覚える事と 引き換えにして 臆病の底の 強さってやつを きっと 見つけ出すさ  あの世界へ 望む未来へ 痛みを知った 本当の声 怖がらないで 本当の僕はいつも 誰よりも僕の近くで  孤独になっても 曖昧になっても いつも前に進んでいる もう どこに居たって 観えてしまう希望で いつも願う 今 の向こうへ
Sleep HeroismLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto眠っていれば 叶ってしまう 夢に見た英雄 醒めたくないけど 巧くいかん現実  夢が現実になれば すぐに壊してしまうそう 誰も傷つけないように 言い聞かせた  太陽が照らす道は 弱い心をよく落とした 俯いて歩けば 影ばかり 目につく  光なんてどこにも 在りはしないんじゃないの? けど 耐えてこそ正義 いつかきっと報われよう  誰にも言えない本当が 君を救って 言えない言葉の墓で 今も嘆いている 誰にも言わない本当を 言わないままいれば 君が救われるなら 何も言わないよ  眠っていれば 壊してしまう 夢に見た英雄 現実とのズレで狂ってしまう理想の僕は いっそ消えてしまおうか いなくなったっていいさ 間違っても正しそう  誰にも言えない本当が 心を壊して 言えない言葉の墓に 埋めてしまっていた 終わりの見えない回廊で 自分を責めながら 君を救ったつもりだけが まだ生きる 希望になっていた  信じたい正しさ 何も変わらない現状で 疑ってしまってから 何もわからなくなった 震えながら 信じていた自分を探した 見つからない 見つからないよって逃げていたいだけだろう  君には言わない本当が 君を救って 誰にも言わない本当が 巧く世界を廻した けど君に伝えた本当が 君を救ったのなら どんな正しさも要らない 誰も救ってなんかいないんだ  誰にも言わない本当で 星を廻して 僕に聞こえない本当が 僕を生かしている 君に伝えたい本当が 君を救うのなら 誰の正しさも要らない 間違ってもいいさ 何度だって
雨中のきらめきLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto雲が雨を呼んで 雷までも落とした 震える 冷たい指 怯える心と一緒に  雨が虹を呼んで 雲間に光が差したら この目は 汚れた街も 綺麗に見せるかな  このまま濡れていれば きっと風邪はひくだろうな それでも待ってみたい 怯える心と一緒に  虹が君も呼んで「馬鹿だね」って笑ったら それだけで満たされそうだな  寂しさが この街を呑んで 雨が降る街で 僕は ただ 怯えて 一人だった 心が建てた街は 雨が満たしていて 滲んだ空は きらめいていた  それには 気づけなかった  雲が流れたって 暗いままの街の中 いつから雨だっけな いつかは止むのだろうか  心の外に居る 君を想って 彷徨った それでもこの目は街を 綺麗に見せるだろうか  僕が 見ている風景は 君の心に映らない 僕が 知っている苦しみは 君の心じゃ解らない 同じように 君の声も ぼんやりとしか聞こえなかった それでも耳を澄ましていたんだ  君の街もきっと 雨は降っていた 上手い具合に寄り添って 稀に虹を見た この雨の中 できるだけ笑いながら たまに見える きらめきを 掴んで  この街の中 心の街の中 あらゆる苦しみと 踊るしかないと知って 微かに見えていた ぼやけた光が 瞼の裏で見る 温もりみたいで  それを望んでいたんだ
メトロポリスLAMP IN TERRENLAMP IN TERRENDai MatsumotoDai Matsumoto錆びついた都市 心という都市 風に吹かれていた 定まらない灯火も消えてしまいそうに揺らいでいた  足りない 心の隙間 どうにか埋めたくて だけど気怠さが今日も勝った 何も手つかずでした  おやすみ  揺蕩う心 まだ見ぬ未来 変われない僕は ずっと 不確かな今 迷いながら また この器に愚痴ばかり零してる  錆びついた都市 心の都市 何の為の人生 僕はきっと訳も分からず 時間だけを過ごしてしまう  足りないのが当たり前 認めるのは辛かった 世界はこんなにも広いのに どこにも逃げられやしないんだから  どんなに広い世界も 僕の世界はひとつだけ 風邪に吹かれるままに ここで暮らしていたい  おやすみ  揺蕩う心 まだ見ぬ未来 飾らないでいて ずっと 不確かだけど 迷える今 ただ 目を閉じて謳ってゆくよ  悩んでいても 迷っていても 嫌になっても 無駄に思っても  選んでゆけるように 笑ってゆけるように 生きてゆけるように 謳ってゆくよ
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