関口由紀作詞の歌詞一覧リスト  91曲中 1-91曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
CAMERAせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀お気に入り 一眼レフ 今はクローゼットの中 切り取りたい日常が どこを探してもないから  もう二度と会えないなんて嘘でしょう 瞳のレンズが今も探してる  青空にもしあなたがいるなら まばたきのシャッター すかさず下ろすから ほらここに居るよって この胸に笑いかけて 焼きつけて  お気に入り 一眼レフ 引っ張り出してものぞけない あなたのいない現実を 見つめることが怖いから  来年も一緒に見ようねって言った 庭のハナミズキ いま満開です  まぶしくて目を開けていられない かなしくて目を開けてはいられない ファインダーふさいでる 涙が消える日は来るのでしょうか  あなたと出逢ったこの世界 あなたと過ごしたこの世界 あなたを失くしたこの世界 あなたと抱きしめたこの世界  青空にもしあなたがいるなら まばたきのシャッター すかさず下ろすから いつもそばに居るよって この胸に笑いかけて 焼きつけて
幻想地帯せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀一面の雪景色 なおもまだ降り積もる ここはどこ あの人の思い出は ねぇどこへ  失う覚悟 どうすれば出来たの 振り向いても 前向いても 立ち止まっても ああ  真っ白に染まる幻想地帯 せめてあの人の小さな足跡をうつして 必死で辿って行きつく先に 何もなくて構わない せめて追いかける ささやかな夢を見せて 幻よ 見捨てないで  さびしみのメロディも やすらぎのハミングも 今は何も聴きたくない 音楽をともなえない  誰一人として 責めてなどいないのに 逃げたくて 詫びたくて 悲しくて 恋しくて 夢でさえ逢えなくて  真っ暗に変わる幻想地帯 涙とともにこぼれる吐息だけが灯火ね きっとこんな私をあの人が 見たならば悲しむでしょう やさしいやさしい心に痛みを Oh my Angel これ以上教えたくない  ひらりひらひらり ふわりふわふわり 闇に降り積もるのは  真っ白に染まる幻想地帯 それはふわり柔らかな ミルクの香り 天使の羽根 そっと手の平で受け止めたなら それは愛しいぬくもり 雪のようにすぐ消えたけど Oh my Angel 幻じゃないよ きっと
かざぐるませきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀まるで まるで 夢のような まぶしい まぶしい時間でした それは それは 驚くほどに 愛に満ち溢れてた  かざぐるま透かして 歌ってる鳥の声 不思議だね あなたの名前みたいに聞こえるの  明るくなったねと みんなによく言われた あなたと出逢って変わったの 朝の目覚めさえ  春がすべて開いたように 時はあなたを連れて来て 春の嵐 過ぎると共に あなたを連れ去って行った  雨だねってつぶやいた 最後の夜 腕枕 ねぇきっとあの時 世界は止まっていたのよ  逢いたいって言葉は 心の中でさえ言わない 逢えないって思い知るから さみしい秘密  まるで まるで 夢のような まぶしい まぶしい時間でした つらい時も あなたがいれば なんだって乗り越えられた  もっと もっと 一緒に居たかった けれど時の長さよりも 大切なのは二人過ごした あたたかい日々の色でしょう  まるで まるで 夢のような まぶしい まぶしい時間でした それは それは 驚くほどに 愛に満ち溢れてた  いつか逢える きっと逢える 風の中で その日を待つ 若葉染みる まぶたの奥 かざぐるまは 回り続ける
ツバメせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀凛と空を切りながら 春を求めやって来た ツバメ ツバメ つややかな 黒い羽を広げて  アセビの木に止まる 不意に目と目が合う きみの生まれ変わりだと 僕は知る 若葉たちは芽吹く 花は咲き乱れる 遥か空へきみは 飛び立つ  振り向かなくていいから 次の春には 帰っておいでここへ 出逢い続けよう きみの春になろう  きみを守ると言いながら 頼っていたのは僕だった つらい時は今だって心で きみの名前呼んでいる  とどまるものはなく 季節だけがめぐる 僕はここで歌う 旅立ったきみが 迷ってしまわぬよう さみしさ覚えぬよう 声の限り歌う 後は追わない  正解なんてないから 疲れた時は 帰っておいで僕へ 生まれ続けよう きみの母になろう  振り向かなくていいから 次の春には 帰っておいでここへ 出逢い続けよう きみの春になろう
赤とんぼせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀庭の蛇口の赤とんぼ くるくるしても逃げられた 秋の日暮れは短くて それでもただただ目の前の 真っ赤なとんぼが欲しくって 他の何にも目もくれず 幼い僕は追いかけた 麦わら風に飛んでった  ああ 失くしたものはどこだろうか 夕焼け空はあの日のままに ああ まだ間に合うと言えますか もう あのお庭は ないけれど  明日を気に病み 昨日を悔やみ 今日は今日とて どこにもない 自信のなさを隠すため 言い訳だけ上手くなった もっと誠実に目の前の きみに向き合っていたならば 失わずに済んだだろうか 失わずに済んだだろうか  幸せな時間は短くて 気付かずこの手 すり抜けて行く ああ まだ間に合うと言えますか もう きみは ここにいないけど  秋の日暮れは短くて うたかたに見た夢の中 幼い僕がきみとふたり 真っ赤なとんぼを追いかける 他の何にも目もくれず 手と手にぎって風の中  ああ 失くしたものはどこだろうか 夕焼け空はあの日のままに ああ まだ間に合うと言えますか もう あのお庭は ないけれど
菜の花畑せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀黄色の十字架ひしめき合って 月夜に歩く菜の花畑 きれいな瞳のあなたを抱いて これ以上ないやさしい気持ち  静かだね そよそよと 風の声 気持ち良い あなたも目を細め うれしそう 二人ぼっち  大好きよ その可愛い笑顔が 暗い海の底に 光をくれたのよ 大好きよ もう怖い夢を見ることはきっとないから おやすみのキスをしよう  黄色の十字架ささやき合って クスクス笑う菜の花娘 小さくなってくあなたを抱いて 大事に大事に名前を呼んだ  平気よ ふたりは ずっとずっと一緒だから  大好きよ その可愛い寝顔 胸にうずめて 幸せな夢を見て 大好きよ もう何も怖くない 永遠の時が来たの おやすみ この胸で  月がきれいね とてもきれいね  あなたと笑った 菜の花畑
GIFT OF WINTERせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀So happy Christmas I'll give you all my love A very merry Christmas  真冬のギフト 白い花 聖なる夜に きれいに咲いた 花束にしてあなたに 贈れたらいいな あなたの喜ぶ顔が見たい Holly night  白い息吐きながら 帰り道急いだ 私の帰りを待ってる人がいる  真冬のギフト 白い花 天使と共に いま舞い降りた 街中ソワソワしてる あなたのために歌を作ったの 今夜聴いてね Silent night  ゆらゆらとキャンドル 天使たちよ消さないで 私の帰りをあなたが待ってる  真冬のギフト 白い花 天使と共に いま舞い降りた 誰より愛しいあなたに 伝えたいこと山ほどあるけど 今夜はただひとつ  愛しています 白い花 聖なる夜に きれいに咲いた 花束にしてあなたに いま届けるわ あなたの喜ぶ顔が見たい Holly night  So happy Christmas I'll give you all my love A very merry Christmas
踊り子桜せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀桜降りしきる夜は まぼろし日和 月が酔い潰れる頃 宴は始まる 盃はひとつでいい 老いも若きも 罪びとも聖人君子も ひとえに染まる  憎む人 愛す人 笑う人 怒る人 風吹けばみんな散るがまま 呑めや歌えや  舞い舞い舞い踊るあなたと 舞い舞い落ちる私と 際限ない夢を語りましょう 夜はまだまだこれから  不安な気持ちひたすら 隠したいあなたは 簡単なこと いつも 難しく言うの  魅力のない前置きは要らないわ 欲しいのは 根拠のない悦楽と おやすみのくちづけ  舞い舞い舞い踊るあなたと 何百回でも転びましょう 甲斐性無い もののけたちが ここぞと吠える月夜舞台  奪うなら与えないでと 嘆いても もう遅い  憎んでも 愛しても 笑っても 呪っても 風吹けばみんな散るがまま 呑めや歌えや  舞い舞い舞い踊るあなたと 舞い舞い落ちる私と 際限ない夢を語りましょう 夜はまだまだ終わらない  舞い舞い舞い踊るあなたと 何百回でも転びましょう 際限ない夢を語りましょう 陽が昇ればまぼろし
KAMAKURAYAMAせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀鎌倉山のサクラは散って あなたに手をひかれて 竹藪おりた 秘密の園に風がざわめき ふり向くあなたの目に 陽射しが揺れた  人知れず始まった恋は 人知れず終わらせるのが正しい  何もかも手に入れるなんて出来やしないわ 金切り声で鳴いた 鳥が夢の終わりを告げる 何もかも捨てるような覚悟などないくせに まっすぐ見つめられて 目をそらせないわ もうここへは来ないと 伝えるなら今  七里ヶ浜で波と遊んだ 去年の夏はそっと誓いさえ交わした 海辺のテラス カルテットの調べに 揺られこのままユートピア 辿り着く気がした  さみしさを埋め合っていたの それとも運命って言葉信じたの  何もかも奪いたいって 夜を待たず抱き合っても カーテンは開けられない だましだましの情熱だわ 何一つ失わずいられるはずないのに 強く抱き寄せられて ふりほどけないわ 惑わすようにプレイバック 弦楽四重奏  葉桜 隠れ家 坂道 砂浜 ヴィオラのあの子はあなたを見ていた 孤独で頼りない 瞳のサンセット 何度も虜にしないで  何もかも手に入れるなんて出来やしないわ 金切り声で鳴いた 鳥が最後の警告する 何もかも捨てるような覚悟などないくせに まっすぐ見つめられて 目をそらせないわ もう ここへは来ないと 伝えるなら今
All for youせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀一秒でも長く あなたが幸せでありますように 一秒でも早く 痛み 苦しみ 消え去りますように  大丈夫 ここにいる 委ねていいよ 雨の日は傘になるから  All for you あなたの心に映る景色が All for you あなたにとって美しい世界であるように あなたのために花よ咲け 風よ吹け 陽よ昇れ All for you  いつかは目を閉じて またねと口づける日が来るから 今は明日を忘れて 少しだけ二人きりで向かい合おう  言葉交わせなくても心と心 通い合っていたいから  Love for you あなたがこの世界に生まれて出逢えて Love for you ああ私も 生まれて良かったと思えた どんなあなたも大好きよ すこやかなる時も 病める時も Love for you  どんな波に揺られていても どんな岸辺にたどり着いても 私があなたを抱きしめる あなたを抱きしめる  Love for you あなたがこの世界に生まれて出逢えて Love for you ああ私も 生まれて良かったと思えた  All for you あなたの心に映る景色が All for you あなたにとって 美しい世界であるように あなたのために花よ咲け 風よ吹け  愛してる All for you
コノハナサクヤせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀季節儚く 夢咲き誇る まことの美しさはどこに宿る 再びきみに出逢える日まで こころを磨き続けて行く コノハナサクヤ  瞳閉じれば いつもきみが こもれびの中 笑っています そしてなぜか横顔だけが かなしそうに映るのです  春を待って寒さに耐える きみの孤独なその手を 包み込んでくれる人は そこに居ますか  きわめし時か 散りゆく際か まことの強さとはいつ手に出来る 歩き始めた それぞれの道 見上げた空にきみ想えば 花影ひらり  何も持たずに指先だけで きみと描いた未来物語 今も僕を支えてくれます 例え描いた景色と違っても  花がなければそれが桜と 例え気づかれなくても 沈黙の中 絶えず営み続けて行く  きわめし時か 散りゆく際か まことの強さとはいつ手に出来る この空の下 春に抱かれて 愛しききみよ どうか笑っていて  季節儚く 夢咲き誇る まことの美しさはどこに宿る 再びきみに出逢える日まで こころを磨き続けて行く コノハナサクヤ
北向き地蔵せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀あの人の暮らす街を背にして 北向き地蔵は北ばかり見つめる 夜明けも日暮れも拝むふりして 私は南の空ばかり見ている  春になったなら迎えに来るよと 待ちわびてすでに三度目の春 砂時計のように落ちる藪椿 逢えない月日の数だけ供えた  届いた写真は ただ一度見ただけ 大人びたあなた 異国の人のようで  釈迦堂山にともる満月 眠らぬ街にも月は昇りますか 川べりの花と二連の水車が 夢追い人のため 子守唄奏でる  爪の先秘かにのせる桜色 わたし誰のために綺麗にするの 写真のあの子と鏡の自分と 比べて思わず口紅拭った  そうね私も あたらしい季節へと 一歩踏み出すわ 後ろを振り向かずに  あの人の暮らす街を背にして 北向き地蔵は北ばかり見つめる 涙がほろりとこぼれる前に 私も南の空を背にして歩く  釈迦堂山にともる満月 眠らぬ街にも月は昇りますか 川べりの花と二連の水車が 夢追い人のため 子守唄奏でる
狂い咲きせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀季節くずしの風は とんだ誘惑ゲリラ さみしさにつけこんで 乱し放題でしょうか  あなたは誰にでも そうねやさしいひとね けれどその気にさせたら ひらり 逃げ去って風もない  二度と会えない気がしてる これでいいのと肘を張る たった一人に縛られて 幸せですと はにかむ女じゃないもの  あなたがいなくても あたしは綺麗に咲き誇る 忘れたふりをして 違えたふりして狂い咲き 涙 ハラハラ さよなら  春のおぼろ空には 桜がよく似合う 夏空の青さには 向日葵が輝かしい 秋の澄んだ空には コスモスがよく映える あなたの腕の中には あたしが一番似合ってる  そんな冗句を言いながら 命短し恋せよと ちがう誰かに身を焦がす 真冬に燃ゆる蝉か蛍かカゲロウか  あなたがいなくても あたしはこうして歌えるわ ひたすら叫ぶだけ 愛など語らぬ狂い鳴き  あなたがいなくても あたしは綺麗に咲き誇る 忘れたふりをして 違えたふりして狂い咲き 涙 ハラハラ さよなら
罪椿せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀花びら散らせば寒椿 花ごと落ちれば藪椿 花すら咲かねば空椿 世にも哀れな枯れ椿  散るのでもなく 落ちるでもなく 咲かぬでもなく 枯れるでもなく あなたの指に摘み取られたい 見開く花びら その目に焼き付けて  破れた夢のよう いつまでも あなたの中 美しい私でいたいの  他人の不幸は蜜の味 群がるおしゃべりな蝶々たち 隠れてつないだ指の先 蜜より甘やかな罪の味  憎むでもなく 恨むでもなく 責めるでもなく 縋るでもなく あなたの嘘に夢を見ていたい 踊る蝶たち 永遠誓った最後の口づけ  静かな野原に ただ一輪 あなたに咲くためだけに 私 生まれたの  散るのでもなく 落ちるでもなく 咲かぬでもなく 枯れるでもなく あなたの指に摘み取られたい 見開く花びら その目に焼き付けて  破れた夢のよう いつまでも あなたの中 美しい私でいたいの 私でいたいの
織姫様せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀織姫 あなたは年に一度の 口づけだけで足りているの 思い切って川を越えておいでよ 知らない世界を 夢を見せてあげるよ  燃えてランデブー 願うよりもやさしく 祈るよりも激しく ほら抱いてあげよう やみつきランデブー 綺麗事が好きだよ 真実は現実のおもちゃ箱の中へ ポイ  嬉しくて悲しくて 泣いているんだね あなたはもう帰れない 向こう岸には……  陰陽つないで 相性はいかが 陰陽乱して 朝まで撫子合わせ  織姫 あなたは赤い糸の 出逢いにいつまで 縛られてるの 思いきって 糸を切ってみようよ 自由な心で あなたらしく歌って  燃えてランデブー 薔薇のように気高く 人間のように卑しく ほら愛してみてよ やみつきランデブー 世界一綺麗だよ ためらいは 羽衣と 後ろめたさとともに ポイ  ただ一度 ただ一度 ただ一度のつもりが あなたはもう止まらない カササギ飛び立った  燃えてランデブー 願うよりもやさしく 祈るよりも激しく ほら抱いてあげよう やみつきランデブー 綺麗事が好きだよ 真実は現実のおもちゃ箱の中へ ポイ  嬉しくて悲しくて 泣いているんだね あなたはもう帰れない 向こう岸には……  陰陽つないで 相性はいかが 陰陽乱して 朝まで撫子合わせ 陰陽つないで 相性はいかが 陰陽壊して あなたはもう帰れない
心震わせてせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀夕焼けの空に 手を振って走る 子どもたちの影 遠く消え去った 去り行くあなたを 引き止められずに 立ち尽くしていた 十字路で今も  心震わせて あなたを待っている 決して一人にはしないよと いつか抱きしめてくれたから 心震わせて あなたを待っている 枯葉 ひとひら 舞い落ちた 今夜きっと逢えるから  ため息をひとつ ふたつ つくたびに 星が灯りだす なぐさめのように 月日を数えて 涙を数えて いつしか想い出の数を追い越して  心震わせて あなたの名前呼べば さみしがりやと笑いながら 頬を撫でてくれる気がして 心震わせて あなたの名前呼べば 夜空 ひときわ かがやくの いっそ星になれたなら  心震わせて あなたを待っている 決して一人にはしないよと いつか抱きしめてくれたから 心震わせて あなたを待っている 枯葉 ひとひら 舞い落ちた 明日はきっと逢えるから
慟哭ブリザード~お雪のテーマ~せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀あの日の恐怖を忘れたの 人間は愚か どこまでも愚か 慟哭のブリザード  吹雪にさまよう男の前に女は現れた 白い肌 黒い髪 絶望的な美しさ 女は微笑み ささやいた お雪と申します そんなに震えて わたしが抱いてあげましょう 吐息かけられた その耳はたちまち凍り 男は思わずお雪を突き飛ばした 哀しみと怒りがお雪の目に浮かぶ にがさない のがさない 雪の化粧は剥がされ 醜い夜叉が現れた  吹雪の炎が取り囲む 涙を凍らせ 男はただただ 命乞いをするだけ わたしを生涯愛すなら 助けてあげましょう 醜い素顔も 秘密に出来るのなら  男はお雪を嫁に迎えた あまりの美しさに 町びとはうらやみ 男は有頂天 うちの嫁さん この世一の美人だ なんて言いながら よそに女を作った その日は凍える雪の晩 アンタの奥さん綺麗だと評判ね 若い女は男にしなだれた そうさ けれども 怒ると怖い アイツは 泣く子も黙る 雪の夜叉 そう笑いながら 重なる素肌 それを見つめる 襖の隙間 真っ赤な瞳 ゆるさない ゆるさない お雪は 襖に手を掛けた  けれどお雪は その手を戻し ひとり 雪道を引き返した 怒り 妬み 悲しみ 嗚咽とともに 強まる吹雪 醜い夜叉がそこに居た  あの日の恐怖を忘れたの 人間は愚か どこまでも愚か 自分はそれよりも愚か  この世で一番きれいだと 男は言ったから 醜い素顔を二度と見せたくなかった  あの日の誓いを忘れても 美しいままの 自分の姿を 覚えていてほしかった 鋭い つららを 手に取って 自分の胸へと お雪は突き刺した 慟哭のブリザード
僕を友と呼べますかせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀下宿先の 物干し台に寝ころがって きみと僕は 冬の星座をながめていた 流れ星のたび 起き上がるきみに どんな願い事だと 冷やかし たずねたら たった一言きみは答えた 想い伝える勇気が欲しいのだと  春はめぐり 可愛い姪っ子がくれたんだと シャボン玉を 物干し台から飛ばしながら きみはつぶやいた 壊れて弾けるシャボンのように 自分も壊れて消えたいと 冗談よせと肩を叩いた 明くる日きみは 荷物とともに消えた  ああ 季節が過ぎて行く ああ どこかで笑い声 振り向き呼びかけても あの頃は帰らない  ある秋の日 教会で式を挙げました 僕の花嫁が きみがいればと言ってました 元気でいるなら それでいいけどと 笑う彼女から僕は そっと目をそらした 九月の空は冷たいほど青く シャボンがひとつ 舞い上がって 弾けた  ある夏の日 きみによく似た人見掛けて 商店街を 過ぎて行くバスを追いかけた 応援するよと 遠いあの冬の日 励ます僕にきみは 照れ臭そうにうなずいた なのに彼女に きみより先に 僕はだまって愛を告げたんだ  どれほどきみが彼女を 想っていたか知っていた 夏のゆがみの中へ バスは飲み込まれた  久しぶりに 仲間と集まった帰り道に 僕は一人 冬の星座を眺めていた 誰が言ったのか どこで知ったのか きみがすでにこの空の星になっていたなんて 冗談よせと肩を叩いた あれがきみとの最後になりました 冗談よせと肩を叩いた 僕の右手でシャボン玉 弾けた  ああ 季節が過ぎて行く ああ 遠くで笑い声 振り向き呼びかけても 誰一人答えない
那須高原せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀那須高原を見下ろす展望台 牧場を渡る雲影やさしく りんどうが揺れている  豊かな大地のきらめきを あなたの一番近くで 眺めていられる幸せ 風が 青い湖駆け抜ける 遠く那須岳は微笑んで ゴンドラは二人を乗せて 遥かな空へ続いて行く 丘は虹色 那須高原  森のチャペルの 鐘の音と鳥の声 木洩れ日の中 自転車に乗って 紫陽花の道を行く  豊かな大地の歌声を あなたの背中追いかけて 季節とともに感じてる 二人だけの想い出ミュージアム 余笹川キラリ輝いて 降り注ぐ滝はエメラルド 心のフィルムに写して 虹の架け橋越えて行く  豊かな大地のきらめきを あなたの一番近くで 眺めていられる幸せ 風が 青い湖駆け抜ける 遠く那須岳は微笑んで ゴンドラは二人を乗せて 遥かな空へ続いて行く 丘は虹色 那須高原
よろこびの郷せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀桜色した風が香れば ここは 湯の郷 よろこび満ちるよ  咲かせましょう 笑顔の花を 華やかな 浪漫にひたりましょう  こころ わくわく 人も湧く 夢がわくわく 逢いに来て きつれがわ  空にまぶしい瓦屋根 集う みんなの ほほえみ包むよ  鳴らしましょう 幸せの鐘を 晴れやかな 時間を歌いましょう  こころ わくわく ぬくもりも湧く 夢がわくわく 逢いたくて きつれがわ
NIKKO, LIFE IS MAGIC!せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀日は高く昇って 杉並木 風に歌う 眠り猫もソワソワ 幸せの香りがする  毎日はいつも予期せぬギフト いくつものフレーバーに彩られ ワクワクが止まらない  Nikko Nikko, Lalalala Life is magic Nikko Nikko, Lalalala Life is magic デリシャスな一日にしよう 皆でニコニコ 日光Life  いろは坂 のぼって キラキラと中禅寺湖 華厳の滝に変われば スペクタクルな物語  男体山の麓に抱かれ 戦場ヶ原は神話を描く ドキドキが止まらない  Nikko Nikko, Lalalala Life is magic 見ざる 聞かざる 言わざるで Monkey's magic プレシャスな旅を続けよう 明日もニコニコ 日光Life  Nikko Nikko, Lalalala Life is magic Nikko, あなたと歌えば It's fantastic!  Nikko Nikko, Lalalala Life is magic Nikko Nikko, Lalalala Life is magic デリシャスな一日にしよう 皆でニコニコ 日光Life
遊行柳せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀月夜の影に揺れている 芦野の里の遊行柳 ずいぶん遠くへ来たものと 二人肩を並べて微笑む  あなたがもしも風ならば 私は風にそよぐ柳 互いが互いにその身をまかせ 寄り添い合えたら どんなに幸せ  ンー あなたと私 ンー いついつまでも  この道どこまで続くのと たずねてみても遊行柳 何にも言わずに泳いでる 去りし日々を語ることもなく  あなたが川の流れなら 私は漂う花筏 互いが互いにその身をまかせ ひとつになったら 夢は花ひらく  ンー あなたと私 ンー いついつまでも  いつしか風がやんだなら 柳も眠りに就くでしょう 何にも持たずに二人きり 旅の終わり月へ昇りましょう
蔵の街せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀綱手道(つなてみち)渡る柳風 巴波川(うずまがわ)そよぐ鯉のぼり 遊覧船から見上げれば 小江戸の春が咲く  下駄の音カラコロ 夏の宵 ホラの音響いて 静やかに 百八灯流しが始まれば 赤ん坊の鳴く声  きみの横顔 篝火揺れて まるでかなしき美人画のようでした  僕はふいにうつむいて 恋心隠した  お蔵のお人形さん巡り お囃子競って秋まつり 幸来橋(こうらいばし)から伸ばす手に とまった冬ほたる  きみはその手を 僕に差し出し 吐息白く染め つかまえてよと言った  ためらいに待ちきれず 飛び去った冬ほたる  都賀舟(つがぶね)ゆらゆら どこへ行く あの頃の僕ら どこへ行く 船頭唄が聞こえれば 小江戸の春が咲く 小江戸の春が咲く
eggせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀真っ暗闇の中に 真っ白なたまごひとつ 淡い光を放ち ポツリと置かれている 群衆は見つめてる 真っ白なたまごひとつ 身じろぎひとつせずに 私も見つめている  今 目の前で 眠ってるのは  ああ 溢れそうな ああ よろこびだろうか ああ 怒りだろうか 恐れなのか哀しみか 横たえられた絶望か  誰もが見つめながら 誰もが決して触れない 誰のたまごでもない その代わりに 誰もが自分が生んだと知っているから  時の流れに 生まれ来るのは  ああ 我が儘の ああ 報いだろうか ああ ほうむられた遠い過去の真実か 放棄された未来たちか  時は訪れ 殻は弾けた  ああ 溢れそうな ああ よろこびだろうか ああ 怒りだろうか ああ 絶望だろうか ああ 闇の中で 震えたのか うめいたのか それは かすかに目を開けた
踊る薔薇せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀私が私でなくなって行くの 私が私でなくなって行くの 水を吸うたび 枯れて行く 匂い失くした薔薇の花  綺麗な棘まで切り落とされて 痛くて 痛くて 今夜も眠れない  こんなはずじゃなかったのに こんなはずじゃなかったのに 月が嗤えば条件反射 痛々しいまでに踊る薔薇 こんなはずじゃなかったのに こんなはずじゃなかったのに 遠い砂漠の歌が恋しい 意識混濁 ユートピア  他人と自分と比べられるのを 必要以上に嫌がるクセに 誰かと比べていなければ 自分の価値すら見い出せない  棘のない薔薇には用はないって 根っこを抜かれて それでも踊るの  こんなはずじゃなかったのに こんなはずじゃなかったのに 狸婦人様にいかにすがろうか 探り合って 滅び合いましょう こんなはずじゃなかったのに こんなはずじゃなかったのに 祈り捧げし鐘の音が 何の合図か ディストピア  こんなはずじゃなかったのに こんなはずじゃなかったのに 解放だろうか 崩壊フラグか 痛々しいまでに踊る薔薇 こんなはずじゃなかったのに こんなはずじゃなかったのに 棘のない薔薇でも咲いていたい 意識混濁 ユートピア
蛍火せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀月明かりを盗んだのは ふわり舞い踊る 夜這いの星たち ホ、ホ、ホタル 黒髪にかんざしのように 灯らせて笑う ねぇ きみはとても キ、キ、キレイ  美しいから儚いの 儚いからこそ美しいの 水面は揺れて きみさえも 波紋の中に消えゆくの  ホ、ホ、ホタル来い 美味しい水はこっちだぞ ホ、ホ、ホタル来い 美味しい水を返すから ホ、ホ、ホタル来い 僕らの明日を照らしてよ ホ、ホ、ホタル来い 僕らを見捨てて行かないで  わずかな風に震えてるツユ草のように きみは咳をして キ、キ、キラリ 小さな雫こぼれ落ち 痩せ細るきみの くちびるつたって き、き、消えた  飛び交う光も 星明かりも できるなら僕の灯火も 全部きみへと宿してよ 闇をはらって抱き寄せた  ホ、ホ、ホタル来い 美味しい水はこっちだぞ ホ、ホ、ホタル来い 美味しい水を返すから ホ、ホ、ホタル来い 僕らの明日を照らしてよ ホ、ホ、ホタル来い 僕らを見捨てて行かないで
ネモフィラの丘せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀生きることに疲れ果てて まぼろしだけ見てた日々に きみは突然現れたんだ 一瞬にして映る世界が塗り替えられた  ネモフィラの花が咲く 青い丘でひとり 風まかせに涙を なびかせていたきみは 嘘のような美しさで 不意に僕を振り向いた  天国かもしれなかった 空と地上の境目がないほど青い丘  きみのあの日の涙のワケを ぼくは決して聞きはしない 分け合うよりも 今はそっと 寄り添い合おう 言葉無き唄を歌うように  ネモフィラの花が咲く 青い丘でふたり 風まかせに手と手を からませてくちづけた 生まれたての天使のよう きみは羽を震わせた  天国なら良かったんだ 夢と現の境目を盗んだ青い鳥  ネモフィラの花が咲く 青い丘でふたり 風まかせに手と手を からませてくちづけた 嘘のような美しさで きみは僕を見つめたね  天国なら僕も行くよ 空と地上の境目がないほど青い丘
やさしい悪魔の子守歌せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀眠れない夜 あなたの 声を聞かせて Mr.Devil 黒曜石のひとみで とらえたら 連れ去ってね  ああ 黒い羽に抱かれて ねぇ 月の夜 焦がすのよ そう 美しい者だけが 穢される権利があるのよ  PAPAPA……  眠れない夜 あなたの 声を聞かせて Mr.Devil 理性ひれ伏す吐息で 理想なんて掻き消して  ああ 見たことないものほど 知っているように 人間は 饒舌に語りたがるの 真実より深い罪はない  PAPAPA……  眠れない夜 あなたと いっそ壊れたい Mr.Devil 霧雨のように濡れついた その声で 歌ってね 永遠の子守歌
海老クラゲせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀あやかし様しか愛せない 哀れな私でいいのなら お嫁にもらってください ただ一つ 夜には約束を あやかし様と私のため 布団敷いてください  障子に指で穴開ければ 未知なる景色を拝めます  一糸まとわぬ夜に抱かれて たしなみましょう いんもらる 知ってしまえば 知ってしまえば 知らない頃には帰れない  いがぐり落ちてぺっちゃんこ 赤いお花はべっちんこ お尻叩いてぺんぺんこ 夢じかけ いがぐり落ちてぺっちゃんこ 石の牡丹はびっちゃんこ 鬼はいかれて でんでんこ 海老クラゲ  あやかし様しか愛せない 哀れな私でいいのなら お嫁にもらってください ただ一つ 夜には約束を 百本の蝋燭 いつでもゆらゆら 絶やさないでください  えぐり削れた畳傷は 泣いて受け入れた爪の跡  一糸まとわぬ夜に抱かれて たしなみましょう いんもらる 知ってしまえば 知ってしまえば 知らない頃には帰れない  一糸まとわぬ夜に抱かれて たしなみましょう いんもらる 知ってしまえば 知ってしまえば 知らない頃には帰れない  いがぐり落ちてぺっちゃんこ 赤いお花はべっちんこ お尻叩いて ぺんぺんこ 夢じかけ いがぐり落ちてぺっちゃんこ 石の牡丹はびっちゃんこ 鬼はいかれて でんでんこ 海老クラゲ
操り人形せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀ぼくの大切な 操り人形 いつの間に絡まって 苦しそうな顔 とても可愛いね いつまでも見ていたいよ  ほどいてください 自由をください きみは涙ぐんでいるけれども その糸を切れば きみは踊れない 寝息一つも立てられないのさ  ぼくの生意気な 操り人形 幸せに耐えきれず ごねただけだよね ほら ほどけたよ サイレン響き It's Show Time!!  あわれ まわれ 歌って 服従のダンス ぎこちなさが時々 いとおしいね 踊るライトはアディクション ぼくをどこまでも 憎み続けておくれ 愛より確かな 糸でつながるよ  ぼくの大切な 操り人形 この頃おかしいんだ 思った通りに動かないんだよ 何に毒されたんだい  人は誰しもが大人になるから きみもかしこく大人になるんだ その糸切っても ぼくには代わりの 人形なんていくらでもいるさ  うるわしき きみの 硝子の目を見て 思わず息を飲んだ ぼくの身体じゅう 糸が絡んでる きみは微笑み It's Show Time!!  あわれ まわれ 歌って 玉砕のダンス でたらめなステップが 気持ち良いね 踊るライトはアディクション きみといつまでも 幕の切れた舞台で もがきたいよ  あわれ まわれ 歌って 服従のダンス ぎこちなさが時々 いとおしいね 踊るライトはアディクション ぼくをどこまでも 憎み続けておくれ 愛より確かな 糸でつながるよ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
藁人形 ~月に唄えば~せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀深い深い森の中 聴こえる 深い深い森の中 夢見る  私 陽気な藁人形 五寸釘素敵でしょ いつか王子様やって来て 自由を手に入れるの  ラララ・ラライラ 歌いませんか 踊りませんか 悲劇のメロディ ララララ・ライラ 話しませんか 語りませんか 藁の人形が行くのは 天国が地獄か この世は 天国か地獄か  深い深い森の中 聴こえる 深い深い森の中 夢見る  上手にステップ踏めるのに 磔のまんまなの 早く王子様連れ出して 自由を知り尽くしたい  ラララ・ラライラ 歌いませんか 踊りませんか 悲劇のステップ ララララ・ライラ 話しませんか 語りませんか 夢見る世界を  ついにこの日がやって来た 五寸釘はずされて 遠くきれいな月明かり さぁ行きましょう 夢の国へ  ラララ・ラライラ 歌いませんか 踊りませんか 悲劇のメロディ ララララ・ライラ 話しませんか 語りませんか 夢見る世界を  ラララ・ラライラ 歌いませんか 踊りませんか 悲劇のステップ ララララ・ライラ 話しませんか 呪いませんか 藁の人形が行くのは 天国が地獄か この世は 天国か地獄か
ひかりしずかせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀夜空で輝く星たちは どうしてあんなにキレイなの 遠くで見るからキレイなの 優雅な素振りの白鳥座  誰をうらむこともない 自分で決めた道だから わかってはいるけれど 時々 溜め息  空からこちらを見たならば 私もキラキラ 輝いていますか  他にも違った生き方が あるような気がする時もある 誰もが迷いを敷き詰めた 孤独を抱えて生きている  誰をうらやむこともない 私は私でしかない 名前のない星もほら あんなにうつくしい  夜空で輝く星たちよ 今夜は私だけに歌ってく
貴婦人せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀朝もやに 浮かび上がった 泣き濡れた草原 小田代原 ただ一人 凛と立つシラカンバ いつからか人は呼ぶ 孤高の貴婦人と  貴婦人よ 生きることを なぜ時々 人はためらうの 貴婦人よ あなたのように 凛として 風の中 立ちたい  誰を待ち 何を夢見て いつの日を想って 佇んでるの 雨降れば水鏡 見つめてる 虹のふもと探して 旅鳥は渡って行く  貴婦人よ 生きることは なぜこんなに 切なくて もどかしいの 貴婦人よ あなたのように 凛として あの空へ向かいたい  しんしんと 孤独つもる夜も 凛として ああ この世の風を受け しんしんと 孤独つもる夜も 凛として ああ この世の風を受け 立ちたい
夜明けの風せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀風の藻屑 夜は海 くる虫踊る きのふれ満月 走れど走れど亀裂は迫る  いつの間にか 始まって いつの間にかに ここまで来たけど これ以上 これ以上 足が進まない 迫り来る亀裂ごと 鮮やかに打ち上げて  ああ 今 私は風になる どんな痛みも越えて ああ 今 あなたは生きて行く どんな夢を見るのだろう  涙で紡いだ紙切れを 小瓶に詰めて夜明けへ流した 届けてよ 届けてよ 愛するあなたへ ただ一行 名を綴った それは最後の楽譜  ああ 今 私は風になる どんな迷いも越えて ああ ただ あなたが永遠に幸せであれと願う  人は誰も涙をこらえ 必死で叫ぶ場所を探しているの 張り裂けそうな想い 月に 星に 森に 花に 丘に 放って  ああ 今 私は風になる どんな痛みも越えて ああ ただ あなたが永遠に幸せであれと願う ああ 今 私は風になる どんな迷いも越えて ああ ただ あなたが永遠に幸せであれと願う
LADY SNOWせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀関口由紀・太健LADY SNOW 私を輝かせて 駆けて行く 流星群追い越して  白く冷たい氷の花から生まれた LADY SNOW の魔法あなた信じますか 雪降る夜にそっと願えば舞い降りて ダイヤのような美しさ与えてくれる  けれど それはね 朝陽がのぼれば 雪のように消え去って 夜明けのシンデレラ それでもいいから 今夜きれいになりたい あなたを あなたを 振り向かせたい  LADY SNOW 私を輝かせて 走り出す ガラスの靴であなたへと LADY SNOW 私に魔法をかけて 駆けて行く 流星群追い越して  ランランラン……  イルミネーション ゲレンデ虹色に染めて 友だちの中 あなた誰よりまぶしくて けれど となりで あなたを見つめるあの子の 瞳は 星のまたたきよりも きれいなの  まさか あの子も願ったの 雪夜の女神に 二人まるで 王子とシンデレラ かじかむ指先 胸にギュッと押し当て 粉雪舞い散る 空見上げた  LADY SNOW 私に勇気をください 履きなれない ガラスの靴が痛くても LADY SNOW 私にチャンスをください あの子には 絶対負けたくない  もしも夜明けが来たなら 解けた魔法散りばめて あなただけに見せたいわ 心のキラメキ ダイヤモンドダストを  LADY SNOW 私を輝かせて 走り出す ガラスの靴であなたへと LADY SNOW 私に魔法をかけて 駆けて行く 流星群追い越して  ランランラン……
むすびの鐘が鳴る時にせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀関口由紀・太健明日へ架かる橋の上 愛し合う二人の 願いを叶える鐘が立つ  あなたの決心にそっと 私うなずくの 輝く夕陽は ダイヤモンド  迷った日々も 泣き濡れた夜も すべてこの場所へ続いていたの  時を越えて 今 めぐり逢った二人は 永遠に誓うのよ 変わらぬ想いを  見つめ合って ああ むすびの鐘 瑠璃色の空に鳴らしたら 同じ明日を見て 歩き出すの つなぐ手と手は 離れはしない 確かな愛を語るの  初めてもらった手紙を 今も読み返す 照れたような文字が とても好きなの  追伸代わりに小さく描かれた 二人の似顔絵 世界一幸せそう  あなたがくれる笑顔で 私は あなたを元気付けて行くから ずっと  時を越えて 今 めぐり逢った二人は 永遠に誓うのよ 変わらぬ想いを  見つめ合って ああ むすびの鐘 瑠璃色の空に鳴らしたら 同じ明日を見て 歩き出すの つなぐ手と手は 離れはしない 確かな愛を語るの  むすびの鐘とは… 栃木県さくら市に実在する鐘。 恋人達が願い事を唱え、二人で紐を持って 鐘を鳴らすと幸せになれると言われている。
もう一度私と恋をしてせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀鎌田瑞輝空は あなた色 遠く届かない 心 うつしてるの 星は せつな色 遠い遠い季節の まるで かがやきのよう  雨が降っても 花が散っても 何を見ても あなた思い出す 通りを行けば ふと振り返る よく似た笑い声に  もしも たったひとつ 願い叶うのなら あの頃に帰りたい も一度 私と恋をして  おさない子どものように 泣いて 泣き疲れて あなたの あなたの あなたの腕に 抱かれ 眠りたい  少し気の弱い 私だったけど あなたと出逢ってから 日々は美しく 生まれて来て良かったと 思うことができたの  うれしい時も かなしい時も あなたの名前を口にすれば 強くなれたの けれども今は 泣いてばかりいるわ  もしも今 夜空に 名前呼び掛けたら 逢いに来てくれますか いつかのケンカを詫びるように  長い冬に耐えて 春がめぐるのなら この痛み 越えれば も一度 あなたと めぐり逢えますか  もしも たったひとつ 願い叶うのなら あの頃に帰りたい も一度 私と恋をして  おさない子どものように 泣いて 泣き疲れて あなたの あなたの あなたの腕に 抱かれ 眠りたい
もう私には何もないせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀鎌田瑞輝もう わたしには なにもない かなしい かなしい かなしい こころのとびら たたいても たたいても だれもでない たたいても たたいても だれもでない もう わたしには なにもない  もう わたしには あいもない わびしい わびしい わびしい まふゆのかだん いちりんの いちりんの はなもなく いちりんの いちりんの はなもなく もう わたしには あいもない  もう わたしには ゆめもない すすけて いじけて こわれた おしゃべりにんぎょう えんえんと えんえんと おなじうた えんえんと えんえんと くりかえす もう わたしには ゆめもない  もう わたしには なにもない かなしい かなしいままに かぜにふかれよう みあげれば みあげれば いちばんぼし きらきらと きらきらと いちばんぼし ほら わたしには あすがある
UTSUNOMIYAせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀太健二荒山神社の階段をのぼりきって 振り返れば春の陽射し いいことありそうな予感  今日こそこのキモチを あなたに言えますように ハトの群れが飛び立つ方に 私も走り出す  黄ぶなのバスに飛び乗れば おはようってまぶしい声がする  Ding Dong Dang あなたが笑えば ほら 不思議 私も笑顔になる Ding Dong Dang それだけで胸がいっぱい 何も言えなくなってしまう  金曜 ラジオDJ すがすがしい声が言ってた 広いこの世界の この街で 出逢えることの奇跡を  八月は宮祭り 思い出は季節つづり あなたと二人 手と手をつなぎ 駆け抜ける夢の中  あなたに逢えて良かったと 叫びたい 大好き この街も全部  Ding Dong Dang みんなで笑えば ほら 不思議 街じゅう輝き出す Ding Dong Dang 愉快 めぐり逢い うつのみや 幸せはいつもここにある  あなたが笑えばほら 不思議 私も笑顔になる Ding Dong Dang 愉快 めぐり逢い うつのみや 幸せはいつもここにある  Ding Dong Dang みんなで笑えば ほら 不思議 街じゅう輝き出す Ding Dong Dang 愉快 めぐり逢い うつのみや 幸せはいつもここにある
Angels' Shareせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀鎌田瑞輝いつか見た夢のように 懐かしいあなたの胸 時間という名のゆりかごに 二人揺られながら すれ違うばかりだった こころ一つに溶かすの あなたは私 私はあなた もう二度と離れない  イタズラな天使は ささやきを盗んで 幸福なため息に変える  Angels' Share 分かち合いましょう Angels' Share 幸せな時間(とき)を Angels' Share 胸の痛みも Angels' Share あなたとならば  Angels' Share あなたが笑った Angels' Share 私も笑った Angels' Share 白いカーテンが はにかむように揺れた Angels' Share  ひと頃は急ぎ足 答えだけを欲しがって カタチばかりをつくろって 疲れ果ててたけど  長い時間(とき)をかけて 手に出来るよろこび あるということ気づいたの  Angels' Share 小窓に注ぐ Angels' Share マロニエの陽射し Angels' Share 夜が明けたの Angels' Share もう一人じゃない  Angels' Share あなたが笑った Angels' Share 私も笑った Angels' Share 白いカーテンが はにかむように揺れた Angels' Share
ぼくらの青空 ~イシンデンシン~せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀太健新しい朝が キラキラ輝いて よろこびを歌ってる 大きく深呼吸 今日という日が 今日しか味わえない たのしみを用意して ほら待ってるよ  早くきみに会いたい 待ちきれずに走り出したら イシンデンシン きみも坂道かけてきた  はてしない空に 両手広げて ぼくら 今 はばたくよ どこまで飛べるか挑戦しよう きみと目と目合わせた  大好きな仲間 大好きな場所 かけがえのないきみと かぎりない夢に挑戦しよう 光りさす方へ ぼくらの青空へ  たとえばきみがね うつむいていたなら 力になれるような ぼくになりたいんだ やさしくなければ 強くはなれない 寒さにたえた花は とてもキレイだね  まぶしい緑 川のせせらぎ 鳥たちの声 きみに会えた この街 みんなに ありがとう  はてしない空に 夢を描こう かなたに光る星を この手でつかむと約束しよう 指と指をつないだ  くじけそうな日は 思い出せばいい かけがえのない日々を 同じ空の下 つながっている 笑顔咲く方へ 信じて突き進め  はてしない空に 両手広げて ぼくら 今 はばたくよ どこまで飛べるか挑戦しよう きみと目と目合わせた  大好きな仲間 大好きな場所 かけがえのないきみと かぎりない夢に挑戦しよう 光りさす方へ ぼくらの青空へ
宮めぐりせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀太健出逢いはいつも うつのみや カクテルの街に灯がともる 釜川沿いの小さな店で あなたと出逢ったの とてもさみしい瞳をした横顔に 心を惹かれた私です そっとかたむけたグラスに 流れ星ひと粒 つらい過去の傷ならば 私がいやしてあげたい 無口なバーテンダーが やさしく時を縫う  初めて待ち合わせたのは オリオン通りのカフェの前 聞こえて来るジャズの音色 心が踊り出す そうよ さみしい時には踊りましょう かなしい時には歌いましょう 恋を奏でるサックスに 心をあずけましょう いつの間にか つないでいた あなたの掌 あたたかい このままいつまでも 寄り添い合えたらいい  はじまりは ここ うつのみや シンボルロードの大いちょう 風になびいてキラキラ光る 希望が香り立つ 人は出逢いと別れをくり返し 笑顔と涙を重ね行き いつか愛にめぐり逢う ただひとつの愛に サツキの花の妖精が 祝福の歌を口ずさむ このままどこまでも 二人で行きましょう
まつりせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀太健神輿かついだ 勇み男の 大地震わせる 祭り声 回る花笠 踊り子たちの 目にも鮮やかな艶姿  ハァエッサヨー ねじり鉢巻 そろいの法被で ハァエッサヨー 提灯乱舞 どんとピーヒャララ  エッサエッサ 叫べよ叫べ 叫び足りぬと血が騒ぐ エッサエッサ 担げよ担げ 担ぐと決めたその神輿 担ぎ通せよ男なら 宵はこれからだ  無病息災  子孫繁栄 夫婦円満 家内安全 祈りと感謝 天を揺るがす笛太鼓 五穀豊穣 商売繁盛 大漁追福 安寧長寿 今日も明日も祭り祭りだ 宵はこれからだ  空に弾けた打ち上げ花火 惚れた腫れたの ああ 胸騒ぎ 飛んで火に入る夏の虫よと なりふり構わねば後の祭り  ハァエッサヨー 雨が降っても 槍に降られても ハァエッサヨー ほら踏み鳴らせ 紅緒の雪駄で  エッサエッサ 踊れよ踊れ 踊り尽くさにゃ夜は明けぬ エッサエッサ 歌えよ歌え 雨に化粧が流れても 演じ通せよ女なら 宵はこれからだ  無病息災 子孫繁栄 夫婦円満 家内安全 祈りと感謝 天を揺るがす笛太鼓 五穀豊穣 商売繁盛 大漁追福 安寧長寿 今日も明日も祭り祭りだ 宵はこれからだ  エッサエッサ 叫べよ叫べ 叫び足りぬと血が騒ぐ エッサエッサ 担げよ担げ 担ぐと決めたその神輿 担ぎ通せよ男なら 宵はこれからだ  無病息災  子孫繁栄 夫婦円満 家内安全 祈りと感謝 天を揺るがす笛太鼓 五穀豊穣 商売繁盛 大漁追福 安寧長寿 今日も明日も祭り祭りだ 宵はこれからだ
遊らり羽らりせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀鎌田瑞輝ちはやぶる 夜道を照らす花明かり 撫ぜるような時をかき分け 逢いに行く  日ごと数えた さみしさは 重なり合えば遠い過去 桜 泡雪 シャボン玉 今宵あなたに溶けてゆく  ゆうらりはらり ほろほろひらり 愛は まぼろしですか ゆうらりはらり ほろほろひらり 朽ちて実を結ぶ恋の花  川べりの ほのかな風が頬かすめ 甘やかに香る記憶の戸が開く  あなた いつでも焦らすのよ 待てずに急かせば したり顔 ほたる 空蝉 恋花火 燃えて哀しき爪の跡  ゆうらりはらり ほろほろひらり 恋は まやかしですか ゆうらりはらり ほろほろひらり 涙一粒 風に弾けた  愛しさを 罪びとのように打ち明けて 堕ちながら 天へと渡る腕の中  噂 ゆびきり 明日の空 愛は何より不確かで 宴 朝露 人の夢 愛は何より儚くて  ゆうらりはらり ほろほろひらり あなた まぼろしですか ゆうらりはらり ほろほろひらり どんなに抱き合っても  ゆうらりはらり ほろほろひらり 朽ちて実を結ぶ恋の花
つぼみせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀鎌田瑞輝陽ざしに ほころぶ 青い蕾は まるで母の優しさに 包まれた子どものよう  明日の私は 花嫁姿 台所に立つ母の 後姿に呼びかけた  伝えたいこと 沢山あるのに 言葉に出来ずに 黙り込んだら 流しの音にまぎれ ポツリ聞こえた あなたが娘で良かった、と  ねぇ母さん どれだけの 愛情にみちびかれ ここまで歩いて来たか想います  ありがとう それさえも言えなくて 泣いている 私を振り向かない あなたの背も震えてます  服でも 何でも 自分のものは 我慢して家族のため あれこれ尽くしてくれた  やさしい笑顔が いつもそこにあった つらさなど少しも見せず ねぇ あなたにはかなわない  いつか私も 母になれたら その手で喜び 抱いてくれますか 今 心から 誇りに思う あなたの娘に生まれたことを  ねぇ母さん いつの日も 信じてくれていた 夢を追いかけたあの日々も そばで  明日からは この道を 自分が選んだ人と 一生懸命 ともに歩いて行きます あなたの深い愛 いつの日もそばに
愛するくらい、いいじゃないせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀もう会わない 電話もしない 名前すらも口にしない 想い出は全部捨てるから 愛するくらい いいじゃない  忘れてくれと あなたは言った 育てて来た愛を突き返すように 冬の木立は口を閉ざしたままで 私ものどを詰まらせた  ああ 泣いて取り乱す 笑ってうなずく 何にも出来なくて うつむいた そうやってすぐに黙るクセ直せよと あなた疲れた顔で言ったの  ただ愛していたかっただけなの 愛されていたかっただけなの  アルバムを落ち葉代わり 焚き火にして手をかざした 一番のお気に入りが焼かれた時 すごく泣けた  忘れてくれと たやすく言うけど 消しゴムひとつですぐに消せるワケじゃない 思うことすら許されないと言うなら 心 取り去ってよ  ああ 恋は燃え尽きて 思い出すら真っ黒に焼かれて 空に舞う 追いかけることも出来ずに ひとり凍えそうな季節に取り残された  ただ愛していたかっただけなの ささやかなぬくもりを奪わないで  ああ 泣いて取り乱す 笑ってうなずく 何にも出来なくて うつむいた そうやってすぐに黙るクセ直せよと あなた疲れた顔で言ったの  ただ愛していたかっただけなの 愛されていたかっただけなの
雨のシンボルロードせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀はじめまして ご機嫌いかが あなたのいない今日からの私に はじめまして どうぞよろしく シンボルロードは雨  少し前から気づいていたのよ あなた妙にやさしくなって 小春日和に聞こえていたのよ 冬の足音  別れは出会い 終わりは始まり そんな風に言うけれど 出会いたくもない 始めたくもない あなたなしの日々なんて  はじめまして ご機嫌いかが あなたのいない今日からの私に まるで知らない誰かの人生 間違えて生きてるみたい  泣くこと以外 何が出来るの あなたのいない今日からの私に あてもないのに歩き続ける この先もずっと雨  木の葉が色を変えるように人は 心変わりに身を染めるの 濡れたベンチに腰掛けて さあ 誰を待とうか  別れは出会い ならばもう一度 あなたと出会いたいよ 霜月の雨 ぬかるんだ胸 声をころし泣き濡れた  はじめまして ご機嫌いかが あなたのいない今日からの私に まるで知らないどこかの街で 大事なもの失くしたみたい  泣くこと以外 何が出来るの あなたのいない今日からの私に あてもないのに 探し続ける この先もずっと雨  泣くこと以外 何が出来るの あなたのいない今日からの私に あてもないのに歩き続ける この先もずっと雨  はじめまして ご機嫌いかが あなたのいない今日からの私に はじめまして どうぞよろしく シンボルロードは雨
ひまわりの影送りせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀心に羽が生えて 飛べたらいいのにな 涙は雨となり降り注ぎ 乾いた大地潤すの 心に羽が生えて どこまでも飛べたなら 太陽に近づくそのたびに かなしみ溶け出すでしょう  ああ 枯野に一人揺れている 霜月のひまわり 届かぬ空に せめて願いよ届けと祈る  求めれば求むほど 愛が 幸せが遠ざかるわ 寄り添いたい 束の間でいい それだけなのに 見つめても見つめても ああ 視線の先すら刺さらない せめて映してよ あなたの空に 私の影  春夏秋冬 枯れずにいられたら ただひとり私のことだけを 見つめ続けてくれますか 春夏秋冬 花を咲かせられたら まぶしさが罪のその瞳は 私だけのものですか  ああ 愛しさが苦しくて 泣くなんておかしいわ 雲ひとつすらないキャンバスに 染みを付けてしまう  愛すれば愛すほど ああ 心離れて行くよう そんな恋 切り捨てたら済むことなのに 追いかけて追いかけて ああ まるで逃げて行く流れ雲 せめて浮かべてよ 真澄の空に 涙の船  求めれば求むほど 愛が 幸せが遠ざかるわ 寄り添いたい 束の間でいい それだけなのに 見つめても見つめても ああ 視線の先すら刺さらない せめて映してよ あなたの空に 私の影
流離~さすらい~せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀海が見たい どこまでも青い海が見たい 帰りたい あなたが愛してくれた私に  ワケもなく泣けるのよ 笑い方さえも もう思い出せない あなたの顔さえも  大の字になって 海の真ん中を 波のまにまに ぷかりぷかり 失くした心 忘れた笑顔 取り戻せるかしら  大の字になって 海の真ん中を 波のまにまに ぷかりぷかり 大切なこと やさしい心 取り戻せるかしら さすらいながら  星の丘に寝転がり 空だけを見ていたい 帰りたい あなたを素直に愛した私に  自分らしくいられることこそが きっと 最高の自由ね どこまで飛べるだろう  大の字になって 空の彼方で 星に揺られて ふわりふわり 失くした心 忘れた笑顔 取り戻せるかしら  大の字になって 空の彼方で 星に揺られて ふわりふわり 大切なこと やさしい心 取り戻せるかしら さまよいながら  翼を手にしたら あなたのもとへ行くわ 無限の海を越えて 遥かな空越えて  大の字になって 海の真ん中を 波のまにまに ぷかりぷかり 失くした心 忘れた笑顔 取り戻せるかしら  大の字になって 海の真ん中を 波のまにまに ぷかりぷかり 大切なこと やさしい心 取り戻せるかしら さすらいながら
サハラの真ん中でせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀都会の真ん中で ビルの隙間に 愛の欠片を吐き捨てる人を見た  私に頂戴よ 欠片でもいいからさ 手ぶらよりマシだわ 私に頂戴よ  夕立が刺さる 芯まで突き刺すわ あなたのいない日常 なんとしても生きたいの  夕立が騒ぐ 時を嘲けるように 強くならなきゃ 愛さえ吐き捨てるほどに  笑って済むようなことが 少し減った気がする それでも笑顔で 少しでもいたいわ  サハラの真ん中で しきりに燃える昼に耐えて 凍る夜におびえる ここはとてもとても広くて 何にもないけど あなたと出会った場所  太陽が刺さる 芯まで焦がすのよ あなたのいない日常 いつしか心も涸れて  深い夜が襲う 時をあやめるように あなたのいない日常 なんとしても生きるのよ  夕立が刺さる 芯まで突き刺すわ あなたのいない世界を なんとしても生きるのよ  愛さえ吐き捨てるほどに
秋分せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀ああ かなしくて かなしくて どこか遠くへ行きたい 夕焼け連れた赤とんぼ 私も一緒に連れって行って  ああ 泣くことと ああ 笑うことと 同じ数だけありますか ならば 明日の私はどちらでしょう  風に揺れてるコスモスが 夏の名残を散らして行く 二人の愛も散りました 二度とは咲かない花でしょう  ああ 出逢うことと ああ 別れることと 同じ数だけありますか ならば あなたに も一度会えますか  すすき なでしこ おみなえし くず はぎ ききょう ふじばかま 秋の七草 指差して 走ったあの日が風になる  ああ 生まれることと ああ 死に行くことと 同じ数だけありますか ならば 明日の私はどちらでしょう  明日の私はどちらでしょう
真夜中の影法師せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀真夜中のきみは 夢の影法師 ほら心が連れて行くよ 欲望は逃げたりしない  パンプス脱ぎ捨てて ネクタイ外して すきなあのコ 愛しの彼 誘って虹をすべろう  ほら 破れかぶれな時間を謳おう 軽やかな足取りはすぐ 暗闇を逃げ惑う  真夜中の夢は愚かな日常 逃げられやしないのさ 悪夢は終わらない  真夜中のきみは 青い影法師 いざなうのは月の鼓動 はち切れそうな鼓動  背中刺すような視線はここに無い 自由なんだ 誰もきみを 咎めることは出来ない  ほら 破れかぶれな時間を謳おう 宙を舞う足元に ほら しがみ付くのは誰  真夜中の夢は 伸し掛かる日常 逃げられやしないのさ 悪夢は終わらない  ほら 破れかぶれな時間を謳おう 軽やかな足取りはすぐ 暗闇を逃げ惑う  いつだってきみは夢の影法師 逃げられやしないのさ 悪夢は終わらない
二十三夜想せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀きみのことが大好きなのに きみが一人つらい時に 何にも出来ない僕がいる 何にも出来ない僕だから 二十三夜 真夜中の 月にそっと祈るのです  きみの孤独に寄り添いたい 背中と背中くっつけて 何にも出来ない僕がいる 何にも出来ない僕だから 風の中できみの好きな 唄を歌ってみるのです  ルルル…… 大切な きみ想う  きみはいつか言ってたね 涙だけが友だちだと 何にも出来ない僕がいる 何にも出来ない僕だから きみの痛み溶け行く日まで 涙見せずにいたいのです  命はどこから来るのだろう 何を伝えているのだろう 何にも出来ない僕がいる 何にも出来ない僕だから せめてきみの想いから 目をそらさずにいたいのです  二十三夜 真夜中の 月にそっと祈るのです  ルルル…… 大好きな きみ想う
未来物語せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀忘れ去られた遊園地 巨大なクモの巣観覧車 お化けカズラに覆われて回る あの日の記憶はメリーゴーランド  きっと誰もが心に 錆び付いた夢の跡を 壊しきれず隠してる 鍵を失くしたふりして閉ざしてる  ああ 語り疲れた未来物語 もう一度だけ頁開いて 旅を続けよう どんなに雨に 文字が滲んでも書き続けるの 私の物語  宝の島で子供たち 遊び方がわからないと言う お腹が空いたと泣きわめきもせず ひしゃげたコインをかじってる  与えられてるばかりで 探す力 無くしたの 満ち溢れてるってことは 満たされてることと同じと言えますか  ああ 語り疲れた未来物語 ほこりまみれの地図をひろげて 指でさし示そう 宝の在処 信じることが力になるの  きっと誰もが心に 破りとった一頁を 捨てられずに隠してる クシャクシャの儘の あの日がよみがえる  ああ 語り疲れた未来物語 もう一度だけ頁 開いて 旅を続けよう どんなに雨に 文字が滲んでも書き続けるの  ああ 語り疲れた未来物語 もう一度だけ頁 開いて 旅を続けよう どんなに雨に 文字が滲んでも書き続けるの 私の物語  私の物語
雨上がりの唄せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀悲しいはずなのに どうして笑ってるの 泣きたいはずなのに なぜどうして あなたは笑うの  愛するひと 大切なひとを 悲しませないためなんだ そう言ってまたあなたは 笑ってみせるの  雨上がりのお日様みたいな まぶしい笑顔 自分のために笑えなくても 誰かのために笑えたら あなたの心照らせたら いいな  鈴虫の忘れ音が 川風に聞こえてる 誰のため 何のために 私たちは歩いて行くのだろう  立ち止まらないで こだわらないで ただただ流れてごらんと あなたの声が聞こえた気がして 枯れ草そよいだ  風を追いかけて そのまま 風になりたい 生きる意味がわからなくても 生きる喜びを感じたい  手を伸ばして仰いだ  風を追いかけて そのまま 風になりたい 生きる意味がわからなくても 生きる喜びを感じたい  雨上がりのお日様みたいな まぶしい笑顔 自分のために笑えなくても 誰かのために笑えたら あなたの心照らせたら いいな
コスモスせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀懐かしい風の匂いがして ふと立ち止まり見渡す景色 どこまでも澄み切った青い空 鳥たちが横切って行く  夢叶えるその時まで 決してここへは帰らないと 覚悟のつもりで飛び出したけど 舞い戻ってきたよ  帰れる場所があることは 幸せなのだろう けれど どんな顔してきみに会おう どんな作り話で きみを笑わせたらいいんだろう  走り行け 夢の彼方 追いかけ続けたなら いつか追いつけるのだろうか はじめよう も一度ここから  走り行け 夢の彼方 追いかけ続けたなら いつか追いつけると信じて 今旅立つよ  きみが別れの夜泣きながら お守りにとくれたアメジスト さみしさ まぎらわした夜の中 失くしたよ 自信とともに  海の見えぬ場所に生まれ 初めて本物を見たあの日 広すぎて今自分がどれだけ ちっぽけか知ったよ  何でも出来ると信じてたこと 若さのせいにしていないかい ほんの少しつまずいただけで 立てなくなるような そんな やわな僕じゃないはずだろう  走り行け 夢の彼方 たとえ100回転んだって 101回でも おお 立ち上がれ はじめよう も一度ここから  走り行け 夢の彼方 たとえ100回転んだって 101回でも おお 立ち上がれ あきらめないで  帰れる場所があるからこそ 待っているきみがいるからこそ どんな荒波も越えて行くよ どんな作り話もかなわない未来を描くから  走り行け 夢の彼方 追いかけ続けたなら いつか追いつけるのだろうか はじめよう も一度ここから  走り行け 夢の彼方 追いかけ続けたなら いつか追いつけると信じて 今旅立つよ
荒野のオリオンせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀荒野のオリオン 現身の風 すすり泣く大地に 運命の息吹が聞こえる 挑む者にしか与えられない 夜明け前の巨大な壁 きみにしか切り開けない明日がそこにある  どこからともなく吹き付ける雨に きみが黙ってひとりで耐えているのを 僕は知っている 微笑みの下でいくつもの涙 きみが黙って夜に滲ませて来たこと 僕は知っている  かき集めるんだ 痛みをこらえて 溢れ出た星屑は 希望の欠片 誰よりもきみは輝く  片割れの月と 歌う虎落笛 声を枯らし叫ぶきみを見失いはしない 闘う者たちが掲げた傷を この目に焼き付けるんだ 現在にしか知りえない真実がここにある  きみの夢が 僕の夢になり 誰かの夢になってる 三ツ星のように並んで何を見つめるの  やらなきゃならない時があるんだと きみはつぶやいた ならば忘れるな 決してひとりではないと  荒野のオリオン 現身の風 すすり泣く大地に 運命の息吹が聞こえる 挑む者にしか与えられない 夜明け前の巨大な壁 きみにしか切り開けない明日がそこにある
あなたが教えてくれたことせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀太健一生懸命 そんな言葉から 逃げ続けてたあの日に出会った グラウンド走る真剣なまなざし その先に何があるかを知りたくて  気づけば私も手に汗にぎってた まるであなたの呼吸を感じるように  沈む夕陽を追いかけるように 見えない明日をこの手でつかもう あきらめなければきっと風は吹く あなたが教えてくれたこと  つらい時こそ笑っていたね 何度あなたに勇気づけられた 今度は私が支える番ね 最後までエール送り続けるから  はじめようと思ったらそこがスタート 何度でもそうよ立ち上がって、さあ、よーいドン!  燃える朝陽に走り出すように まぶしい明日を一緒につかもう 力の限りを尽くせばきっと 後悔しない信じている  燃える朝陽に走り出すように まぶしい明日を一緒につかもう 力の限りを尽くせばきっと 後悔しない ほら陽が射して来た  沈む夕陽を追いかけるように 見えない明日をこの手でつかもう あきらめなければきっと風は吹く あなたが教えてくれたこと  ラララ……  沈む夕陽を追いかけるように 見えない明日をこの手でつかもう あきらめなければきっと風は吹く あなたが教えてくれたこと
渡良瀬の夢せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有渡良瀬川に 陽射し かがやき はしゃぐ少年 まぶしい笑顔 守って行きたい宝が ここにここにある  手を振る母に 気づいて走る 小さな手のひら 小石にぎって 残して行きたい美しさが ここに ここにある  おごり始めた人の心 清らな水に映して 今 大切なもめは何か 見つめよう もう一度  百年の桜よ 千年の川よ 万年のいとなみよ 今 愛するひとの明日を守るため 遥か時をたずねよう  青き山の心を 水の心を ひびく大地の声を 共に感じよう 共に生きよう 渡良瀬の夢よ  助けてくれと 誰かの叫び声 騒音でかき消し なかったことにして 都合のいいことだけを 真実と呼んでいる  いがみ合うことに 精一杯で たとえ目の前 倒れてる人がいても 気づかぬふりして 踏みつけて 通りすぎて行く  一体いつまで大人たちは ああ そんなことしているの 手を取り合うことでしか生み出せない力がある  百年の桜よ 千年の川よ 万年のいとなみよ 今 愛するひとの明日を守るため 遥か時をたずねよう  青き山の心を 水の心を ひびく大地の声を 共に感じよう 共に生きよう 渡良瀬の夢よ
花嫁になれなくてせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健愛するひとの幸せを 願えないのは罪ですか まして不幸を願うのは もう愛ではないですか  消えてしまえ あらん限り いっそ私も 消えてしまえ  彼女の左手 薬指 彼をおしのけて指環奪い 咄嗟に私は飲み込んだ 彼女の泣く声が悲鳴に変わる  嗚呼 花嫁は私だった 嗚呼 無情の鐘が鳴り響く  十九時 雨音に起こされて ワインの空き瓶ドミノ倒し お式は無事に済んだかしら おめでとう  消えてしまえ あらん限り いっそ私も 消えてしまえ  愛するひとの幸せを 願えないのは罪ですか まして不幸を願うのは もう愛ではないですか  純白さざんかの髪飾り 鏡に映して微笑むの 愛するひとの幸せを 願えない私は不幸ですか
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
金吹雪せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健浴びるように酒を呑んで 山のように金を積んで 男釣って 身体中で壊れましょう この方がお似合いね 純粋に恋なんて その方が過ちよ 痛々しい  汚れを知らぬ目のあのひとは 脇見で済まず真っ直ぐ別の女 愛してしまったの 一途が取り柄と言わんばかりに  酒が足りないわ 浴びせなさい 今が楽しけりゃいいじゃない 欲にまみれて 無駄に金吹雪 ばらまけ  酒が足りないわ 浴びせなさい 金なら愛ほど余るほど この手にあるわ ただわからない 愛の使い道 酒が足りないわ  明け方の空は 何食わぬ顔で 色とりどりの夜を塗り潰す薄情者 不細工な面下げて くたびれた足取りで 膝小僧すりむいて うずくまる  心を吐き出そうと何度も 口に指を突っ込んでみたけれど ますます押し込んで余計に苦しい 思い出すじゃない  酒が足りないわってダダこねりゃ あのひと叱ってくれたのに 膝が痛くて 朝が冷たくて 泣けるわ  愛が足りないわってダダこねりゃ あのひとギュッと抱いてくれたのに 惨めな膝に血が滲み出す 早く夜になれ  酒が足りないわ 浴びせなさい 今が楽しけりゃいいじゃない 時をむさぼって 無駄に金吹雪 ばらまけ  酒が足りないわ 浴びせなさい 金なら愛ほど余るほど この手にあるわ ただわからない 愛の使い道  酒が足りないわ
七の日せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有くたびれ ため息 帰り道 今日もさして良いことはなかった いつものバス停向かう途中のガード下 ギターを抱えてるのか ギターに抱えられているのか 小柄なきみが愛を歌ってた  ぬくもりだとか 愛情だとか そんなもんは とうに捨ててる 飢えてるわけもない なのに少女のひた向きな声が カラカラだった喉に気付かせる  もっときみの歌を聴かせて欲しい さみしいのは皆な同じだと僕に歌って もっと胸の内を聞かせて欲しい 冷めたフリで自分を隠した僕は卑怯者  最後のコードを鳴らし終え まばらな拍手の中できみは 不意に外した僕の視線を見逃さなかった 「毎月“七”の付く日はここで歌ってます」 それから きみの斜め右は僕の定位置になった  「歌を歌うのが大好きなの」と 心折れた日もあること 話してくれたきみ まるで僕さえ夢の途中のよう 胸の奥が突然うずき出す  もっときみの歌を聴かせて欲しい 損得だけじゃ計れないものがあると教えて もっと胸の内を聞かせて欲しい さらけることが悪ではないと僕に歌ってよ  生まれた街や 今の暮らしとか 置き去りにした夢のことをきみに語る僕 そういや今日は七月七日 君の願い天まで届け  もっときみの歌を聴かせて欲しい さみしいのは皆な同じだと僕に歌って もっと胸の内を聞かせて欲しい 心の奥で眠ってた夢が目を覚ましたよ  もっときみの歌を聴かせて欲しい 損得だけじゃ計れないものがあると知ったよ もっときみの歌を聞かせて欲しい さらけることを ためらわないよ きみが好きだから
帰り道のララバイせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有今日も報われない空 秋雨が車窓をつたう どうにか埋もれずやって来たけど 自信がなくなってしまいそう  ああ 少しずつ変わって行くの 街並みも私も  下り電車が心地良い まるでゆらゆら揺りかごね 下り電車が心地良い 少し休んでもいいかな  沢山の人がいる 少なくとも流れる建物の数だけ 人がいて 考えが 人生が 想いが溢れてる 皆な必死で生きている  自分だけがつらい気がして 意地悪になってた  いろんなものを手に入れて いろんなものを失って それが生きて行くことだった 今更何を悔やむの  次の橋を渡りきったら 泣いてもいいかな  いろんなものを手に入れて いろんなものを傷付けて 花の名前も言えなくて 自分だけつらい気がして  下り電車が心地良い まるでゆらゆら揺りかごね 下り電車が心地良い 弱虫な私でごめんね  下り電車が心地良い 下り電車が心地良い 明日は元気に上って行こう……
春~プリマヴェーラ~せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健時が今 止まるなら 連れて行ってプリマヴェーラ  もし十秒後 時が止まるとするなら あたしはどんな顔でここに刻まれる 愛するあなたを心に映して微笑む 綺麗な想いと 顔がいい  恨みに伏した不幸化粧 残らず剥がしましょう あたしホントは凄く美人なの ほら どんな欺きも 嘘も屈辱も 忘れて 許して このまま  時が今 止まるなら 二度と涙知らずに済む 時が今 止まるなら 連れて行ってプリマヴェーラ  時はただ流れて行く 悲しみを過去と呼べるように 時はただ流れて行く また春に出逢えるよう  男はいつも欲望に愛されてる 女はいつも嫉妬に取り憑かれてる 喜びの影を刹那とするなら 幸福と書いて まぼろしと読むのでしょう  裏切られたんじゃない 期待はずれ そう言えば心は救われますか 闇を生み出す前に 女神たちが笑う春の絵の中に やさしく永遠に閉じ込めて  時が今 止まるなら 傷つき傷つけることもない 時が今 止まるなら 連れて行ってプリマヴェーラ  時はただ流れて行く 悲しみを過去と呼べるように 時はただ流れて行く また春に出逢えるよう
ひかげの雪せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健気付いているのよ あなたが誰かを 忘れるために今 私を こうして抱きしめていること  さみしくないけど 時々あなたが 泣きそうな顔して笑うの あの女性の面影見つけて  代わりにもなれない私を許して 背中つたう指が泣いてるわ  愛さなくていいから ほんの一度笑ってみせて やさしい言葉もいらないから 心からの笑顔を見せて  感じているのよ あなたが誰かの 深い吐息を求めながら 口唇かさねていることを  切なさこらえて こぼれた涙も あなたの瞳には映らない 私はさみしい日陰の雪  いつもどんな時もあなたを見ていたの 言葉にしなくても伝わるわ  愛さなくていいから ほんの一度笑ってみせて 明日の約束いらないから ありのままの笑顔を見せて  生まれ変われるなら あの女性になって あなたを抱きしめてあげたい  愛さなくていいから ほんの一度笑ってみせて 明日の約束いらないから ありのままの笑顔を見せて  愛さなくていいから ほんの一度笑ってみせて やさしい言葉もいらないから 心からの笑顔を見せて
衝動せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有丑三つ時の平成通り ざんざん降りをヘッドライトが照らす 待てと言うなら死ぬまで待つような イイコでいると決めてたけれど  人は突然すべてのことを 裏切りたくなるものですね 壊れないようにと守ってばかりの 愛ならいっそ壊してしまえ  今夜 嵐が私の中に 衝動と言う名の魔物を生んだ  今 そちらに向かっています となりで眠ってる可愛い人に あなた一体 私のことを なんて紹介してくれるでしょうか  嫌われるのが怖かったから のんきな女を演じていたの あなたが私 選ぶだなんて 有り得るはずもなかったのにね  自分をあざむき偽るほどに 本音隠して飲み込むほどに 孤独と涙は出口を失い ふとした瞬間弾け出る  雨も 思い出も あなたさえも道連れに 闇夜の先まで行くわ  今 そちらに向かっています となりで眠ってる可愛い人の 寝息を抱くのも今の内よ 嵐の夜は魔物に気を付けて  今 そちらに向かっています となりで眠ってる可愛い人に あなた一体 私のことを なんて紹介してくれるでしょうか
愛の浴槽せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健私があなたを愛すように 同じだけ愛して欲しいの 飛沫上げた愛のシャワー 浴室に弾け飛ぶ熱帯夜  今日の天気を話すように 彼女の話 さらりとしないで 出来の悪い私は 心の広いふりをしてみる  今宵あなたは私のものだから 一滴残らず洗い流してね 彼女の匂いも気配も願いも たちまちに 泡ともども  私があなたを愛すように 同じだけ愛して欲しいの 顔も知らない誰かのこと これ以上憎めない  あなたが私を捨てる時 確実に息の根を止めて 心の奥 潜む悪魔が 暴れだす前にあぶくに消して  お日様の下で育む 恋ならすくすく育つのかしら 夜の金魚鉢に泳ぐ恋は 外じゃ干涸らびちゃう  私があなたを愛すように ハチャメチャに愛して欲しいの 飛沫上げた愛のシャワー 浴槽になだれ込む  あなたが私を捨てる時 確実に息の根を止めて 飛沫上げた真っ赤なシャワー 浴室は音も無い熱帯夜
悲しい金曜日せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健遠い遠いさつきの空は さみしいさみしい涙色です 今日は 今日は 今日は金曜日 あなたが会いに来てくれる金曜日 あなたが好きなビーフシチューを 沢山沢山作ったの ガラスの恋を胸に抱きしめて あなたをひとり待ってる金曜日  白い白いサツキの花が 耳をそばだて窓から覗いてる 今日は 今日は 悲しい金曜日 今夜でお別れと横顔が言っている いつしかあなたと暮らせると夢見てた 私を私を笑ってよ 良ければ最後にシチューを食べて行って 平気よ 毒など入れてやしないから  いつしかあなたと暮らせると夢見てた 私を私を笑ってよ あなたがいない部屋でひとりきり 涙の味するシチューを食べました あなたの味するシチューを食べました
復讐は鮮やかにせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有復讐は鮮やかに 微笑みで抱き寄せて 子守唄 歌うように あなたに深い眠りを  少しも覚えていないのね この声も 肩のほくろさえも 初めて出会った時のように やさしいあなた  けれども私は忘れない 裏切った背中を忘れない そうよこの時を待ってたの 長い髪 ほどけば  憎しみは軽やかに 愛情のふりをして 愛しさも哀しさも 忘れて夜に溶ける  復讐は鮮やかに 微笑みで抱き寄せて 子守唄 歌うように やさしくあえいでみるの  ねえあなたが あの時の私だって 気付いたら 愛しさも明日さえも 失わずに済んだのよ  復讐は鮮やかに 微笑みで抱き寄せて 子守唄 歌うように あなたに深い眠りを  復讐は鮮やかに 虚ろげなその瞳に 微笑みで泣き濡れた 私が映っている
帰郷せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有春は 春は 遠い 遠い 夢の中 あなたがくれた白詰草の花かんむり 嗚呼…… きれいな想い出 嗚呼 もう帰らない  夏は 夏は 遠い 遠い 陽射しの中 あなたが吹いたビードロ 私も口づけた 嗚呼…… 幼き憧れ 嗚呼 もう帰らない  秋は 秋は 遠い 遠い 霧の中 黄金色の麦の畑 そよぐ風 嗚呼…… 手を振る夕焼け 嗚呼 もう帰らない  冬は 冬は 遠い 遠い 夜の中 ともす灯り 寄り添う二人 窓の雪 嗚呼…… 愛しいあなたは 嗚呼 もう帰らない  帰ろう 帰ろう 嗚呼 あの日に帰ろう
歩みせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有打ち明けられない悲しみを 誰もが心に抱えてる 口には出来ない苦しみを ひっそり心に隠してる  それでも人は歩いて行く 靴底をすり減らしながら 誰かの分まで歩いて行く 黙って 時々 空見上げ  今日の一歩が たとえどんなに 小さな一歩でも ここまで歩いて来られたと 笑える時がきっと来るから  明日への一歩 踏み出せなくて 立ち止まってしまっても ここまで歩いて良かったと 笑える時がきっと来る  泣いてる暇などないんだと ひたすら走る少年の 瞳がいつしか溺れる時 明けない夜はないと教えてよ  どうして人は歩いて行く 口唇を噛みしめながら 雨にも負けず歩いて行く 誰かの想いを背負って行く  今日の一歩が たとえどんなに 小さな一歩でも ここまで歩いて来られたと 笑える時がきっと来るから  明日への一歩 踏み出せなくて 立ち止まってしまっても ここまで歩いて良かったと 笑える時がきっと来る  今日の一歩が たとえどんなに 小さな一歩でも ここまで歩いて来られたと 笑える時がきっと来るから  明日への一歩 踏み出せなくて 立ち止まってしまっても ここまで歩いて良かったと 笑える時がきっと来る
僕ならできるせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有どうして人は悩むのだろう となりできみがつぶやいた 渡り廊下で僕らは 小さなスズメのように 大きな空に憧れてた  つまずくのが怖くて 少しも進めないよと 笑って話すきみに 気の利く言葉 見つからないけど  大丈夫さ きみなら出来る 乗り越えられる 踏み出すことが怖い日もあるけれど  大丈夫さ 雲は流れて 明日は晴れる 頑張ってるのを僕は知っているから  雀宮と呼ばれてる この街の空にはいつも 大きな夢とまぶしい愛が溢れているんだ 羽を広げて飛び立とう  なぜ僕らは生きるの 誰も教えてはくれない 迷い続けた先に 例え答えが見つからなくても  大丈夫さ 僕らは生きる ここに生まれて 数えきれない優しさを知ったから  大丈夫さ 雨が上がれば 光が射すよ 流した涙は 決して無駄ではないさ  大丈夫さ 僕なら出来る 乗り越えられる 踏み出すことが怖い日もあるけれど  大丈夫さ 雲は流れて 明日は晴れる 流した涙は 決して無駄ではないさ
化粧せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Ken Futori痛い 痛い 痛い 痛い 心が 痛い 痛い 痛い 痛い 悲鳴上げてる 黙ってて 黙ってて 私は 強くなきゃいけない  ある日突然 笑い方 忘れてしまって 仕方無いから口紅で 笑ったように線を引く  愛を失くした女ってのは 哀れなもんだね 本当は誰より とびっきり 笑顔が似合うのに  痛い 痛い 痛い 痛い 心が 痛い 痛い 痛い 痛い 悲鳴上げてる 黙ってて 黙ってて 私は 強くなきゃいけないのに  嫌い 嫌い 嫌い この身体が 大っ嫌い 嫌い 痛めつけてしまう 救ってよ 愛してよ 叫びは 決して声にならない  死んだ魚の目に 必死で睫毛塗りたくる 埋もれて行く瞳の奥 涙すら逃げ出せない 無理矢理にでも 見せ掛けでも 上面だけは飾るのよ 弱さ映す鏡なんて叩き割れ  痛い 痛い 痛い 痛い 心が 痛い 痛い 痛い 痛い 悲鳴上げてる 隠しても 隠しても 隠せない 確かに聞こえて来る  嫌い 嫌い 嫌い この身体が 大っ嫌い 嫌い 痛めつけてしまう ここに居ていいんだと抱きしめて 生きているのは罪じゃないって  痛い 痛い 痛い 痛い 心が 痛い 痛い 痛い 痛い 悲鳴上げてる 黙ってて 黙ってて 私は 強くなきゃいけない  嫌い 嫌い 嫌い この身体が 大っ嫌い 嫌い 痛めつけてしまう 救ってよ 愛してよ 叫びは 決して声にならない  痛い 痛い 痛い 痛い 心が 痛い 痛い 痛い 痛い 悲鳴上げてる 黙ってて 黙ってて 私は 強くなきゃいけない
お菊ちゃんせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Ken Futori失恋しました 髪を切りました あなたがやさしく何度も撫でた 自慢の長い 長い黒い髪 バッサリとナイフで切りました  気に病むことはないわ どうせ すぐに伸びるから  あなたとあのコ 愛し合う部屋へ 伸びて伸びて伸びて 黒い絨毯 ノウゼンカズラのかんざし一つ 挿せば あたし とっても綺麗でしょ  笑われました 身の程知らず お菊人形ちゃんは帰りなさいと まつ毛の長いフランス人形 あなたの腕の中 瞬いた  排水溝に吸い込まれて行く 鮮やかな赤の糸  あなたとあのコ 愛し合う部屋へ 伸びて伸びて伸びて 鮮血の帯 手首が描く失恋模様 美しすぎて 笑い止まらない  翌朝ニュースに映し出されたのは あなたのアパートね 若い男女が 息もないままに見つかったってね 無数の髪の毛に絡まって  女は髪に命を宿す 追いかけるどこまでも  あなたとあのコ 愛し合う部屋へ 伸びて伸びて伸びて 黒い絨毯 ノウゼンカズラのかんざし一つ 挿せば あたし とっても綺麗でしょ
地獄花せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Ken Futori赤い花咲く彼岸花 誰が呼んだか地獄花 枝も葉もなく節もなく あやしく揺れて惑わせば  あのひとコロリ騙されて 情熱だけを吸い取られ あんな女はごめんだと 泣いてわたしにすがりつく  夕焼け色の金盞花 健気なふりで頬染めて おひとついかが 上目遣い 金の盃差し出せば  あのひとホロリ酔わされて やさしさだけをはぎ取られ あんな女はごめんだと 泣いてわたしにすがりつく  七色 虹色 花から花へ 飛び立つ蝶の行方は  遊びたわむれ菜の花は 霞の夜もおしゃべりで 月はわたしが染めたのよ いたずら顔で振り向けば  あのひとクラリのぼせ上げ 純情ゆえに転がされ あんな女はごめんだと 泣いてわたしにすがりつく  緑つやめくオリーブの その実を強く抱いたなら 愛と涙が溢れ出て 恥じらいさえも悩ましい  あのひと我を忘れては 骨の髄までむさぼられ あんな女はごめんだと 泣いてわたしにすがりつく  夢と言われた青いバラ 星の明かりに照らされて やっとあなたに会えました 細いゆびさき手招けば  あのひとユラリいざなわれ 星の数だけ嘘を見て 夢のままなら良かったと 泣いてわたしにすがりつく  誘う花にはトゲがある 香る罠には毒がある 息を潜めてトリカブト 道連れびとを待ちわびる  冷えた空色鮮やかに 怖がらないで口づけて さみしさくべて抱き合えば あのひとはもう帰らない  七色 虹色 花から花へ 飛び立つ蝶の行方は  都忘れが匂い立つ 紫色の朝焼けに ここはどこです あのひとが フラリ現れ戸を叩く  すべて忘れたあのひとは 羽をもがれた蝶のよう おかえりなさい待ってたわ 糸をめぐらせ地獄蜘蛛
手紙せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Ken Futori桜色の便箋 窓の風にひらりと 飛ばされて 部屋の隅 舞い落ちる  さみしさ耐え続けて やせた文字がこぼれる あなたとの別れは もう決めてるのに  ああ 最後の一行が上手く書けなくて ためらう窓の向こう 季節が移ろう  風鈴模様かわいい 封筒選んでみても 詰めるのは ささくれた言葉だけ  都会の夜は どんな夢をあなたに見せるの これ以上待てないと伝えたいのに  ああ 最後の一行が上手く書けません 飛び回るアゲハは 変わり果てたあなた  ああ ただ一言で済むことでしょう 容易く殴り書きで終わらせたらいいのに  桔梗の花揺れてる 秋の窓を切手に 貼り付けた空はもう 遠すぎて  読み返して まるめて 書き直して 破いて 降り積もる雪はただ 遣る瀬無い  ああ 最後の一行が上手く書けません 終わりの一言が 書き綴れない  ああ 最後の一行が上手く書けなくて ためらう窓の向こう 季節が移ろう
さみしい女の代名詞せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Ken Futoriシケモクのピラミッド崩して 流行の曲 鼻歌でなぞる 煙草のけむりと溜め息 一緒に出ちゃった 手酌でも どうってことないわ 熱燗チョチョイチョイ なみなみでどうぞ 男なんて…ってよく言うよ あたし さみしい女の代名詞  取り越し苦労は あたしなりのそれなりの 強がりだった 悲劇への心構え  幸せだとか 信頼だとか 上手に語るわりには 損得並べて 貪欲隠して ずるさ 賢さ 紙一重 誰でもいいって そんなわけないわ だけど独りがちょっとつらい 誰でもいいわ となり座って あっためて下さい  口紅も塗り直せぬまま 昔の恋人にバッタリ 一人なの?…って見ればわかるでしょ 連れの女はモデル並み  元気出しなよ 騙されたって 騙すよりはいい 悲劇より喜劇タイプじゃないか  幸せだとか 信頼だとか 「だとか」とは何事さ それが欲しくて そうなりたくて 溺れ なだれ もがいた 誰でもいいって そんなわけないわ だけど独りがちょっとつらい 矛盾だらけは酒のせいです ほっといて下さい  幸せだとか 信頼だとか 上手に語るわりには 損得並べて 貪欲隠して ずるさ 賢さ 紙一重 誰でもいいって そんなわけないわ だけど独りがちょっとつらい 男なんて…ってよく言うよ あたし さみしい女の代名詞  誰か あっためて下さい
めぐり逢い交差点せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Ken Futoriお元気ですか 駅前 夕映えの空に ふと あなたのことを思う  忙しすぎる毎日に 深呼吸がわり 今日も細く ため息を吐けば  横断歩道 向こうの岸に あの頃と変わらないあなたを見つけた 少しクセのある黒い髪 雑踏の風に吹かれ 時が止まった  めぐり逢い交差点 何気ない日々が 幸せだったあの頃が込み上げて来る  キレイになったねと言わせたかったのに 崩れかけた化粧に うつむいてしまう  嬉しいことも その日一番の憂うつも あなたには何でも話せた  けどつまらないケンカのせいで さよならも 会いたいもずっと言えぬままに  手前の人の影に隠れて 気付かなかった そばにいる可愛いひと 信号が変わり 皆歩き出す 立ち止まることをまるで許されぬように  めぐり逢い交差点 何気ない日々で 愛しさと 懐かしさと 切なさが行き交う  気付いてないふりをしている私に あなたもきっと気付かぬふりをしてるのね  ようやく願いが叶ったわ さよなら言いたかったの 言葉に出来なくても  めぐり逢い交差点 何気ない日々が 幸せだったあの頃が込み上げて来る  キレイになったねと言われたかったの 乱れた髪 取れた口紅 頑張ってる今を  めぐり逢い交差点 何気ない日々が 今とても幸せと 笑顔で行きすぎた
鏡目せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Ken Futori化粧をする時 必要なものは二つ 綺麗な鏡と 愛に抱かれた記憶 それだけでルージュの引き方が変わる あなたの匂いを思い出すだけで  早く会いたい 今夜会いたい ルージュの色に気付くかしら 早く会いたい 今夜会いたい ほめてくれるかしら  鏡の前じゃ誰も身勝手 自分しか見ていないわ けど知ってるわ 視線の先に 自分さえ見えていないと  イヤね、鏡はなんでもお見通し  下着を付ける時 大切なことはひとつ 隠すんじゃなくて きらり 身に付けたらいい 嘘も同じよね 隠そうとするより さらり 身に付けることだわ そうね あなたのように  早く会いたい 今夜会いたい 胸しめつける憂うつ外して 早く会いたい 今夜会いたい だまし夢の中  鏡の前じゃ誰も恋煩い 都合よく見えているだけ 仕方がないわ 真実からは 目をそむけていたいから  鏡の前じゃ誰も身勝手 自分しか見ていないわ けど知ってるわ 視線の先に 自分さえ見えていないと  イヤね、鏡はなんでもお見通し
熟女紅花せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Nobuari Hatta・Ken Futori「私の趣味は失恋です」 そう言いたくなるほどよ 今日もサヨナラまたひとつ ラム酒で押し流した  先に好きと言って来るのは いつも相手の方なのに 気が付きゃひどく片想い 磯の鮑もお手上げね 意気消沈…  熟女紅花 泣かせておくれ 強い女ほど泣き上戸ね 熟女紅花 泣かせておくれ どうしてこんなに失恋上手  嗚呼、遣る瀬無い…  「私の特技は予言です」 そう言いたくなるほどよ 予感か悪寒か第六感 電話のベルがやけに重い  ほら来た 恒例休日出勤 特に予定はないけれど 感傷浸る暇もない 下着を選ぶ暇もない 忌々しい…  熟女紅花 わかっておくれ そろそろ焦りが隠せないんだ 熟女紅花 わかっておくれ 仕事があるだけマシだと言うの  嗚呼、世知辛い…  なぜ地球はこんなにも美しいか それは 女という生き物がいるからよ 輝けオトメ!  熟女紅花 泣かせておくれ 強い女ほど泣き上戸ね 熟女紅花 泣かせておくれ 何が悲しくて失恋上手  熟女紅花 咲かせておくれ あなただけの 私だけの花 熟女紅花 笑っておくれ 愛されなくても愛してみてよ  ま、仕方無い…
ねずみとカラスせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Ken Futoriどしゃぶりでも流せないわ すえた街の汚れは 通りの隙間 湧いてこぼれる甘い誘惑  濡れガラスは嘘をついばみ 夜から夜へ飛び立つ 背中に背負う十字の傷は 消せないあやまち  あなたの綺麗な手のひらが 真っ赤な絵の具に染められて もう後戻りは出来ないと 歪んだ雨につぶやいた  ウー サイレンが ウー 鳴り止まない 悪いのはあなたなんかじゃない 嗚呼 世の中だわ そう世の中だわ  ウー サイレンが ウー 果てる場所まで 二人で遠くへ逃げましょう 夜が明ける前に  見下ろしてる巨大広告 黙り込んだ廃墟ビル やせたネズミは他人の不幸で 飢えをしのいでる  かびた臭い あなたのシャツの 汗の匂い 心地良い こんなに長く寄り添えるのは 久しぶりよね  もうどこへも逃げられないと 私の膝で震えるあなた 死ぬまであなたを守るから ねじれる夜にささやいた  ウー サイレンが ウー 鳴り止まない 悪いのは世の中だと言えば 嗚呼 許されるわ ねえ許されるでしょ  ウー サイレンが ウー 果てるその時 固く抱き合って いきましょう 夜が明ける前に
ハルジオンの花束せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Nobuari Hatta・Ken Futoriハルジオンの花束を 左手のリングで 結んで 流しましょう 日の暮れの思川  玩具でよかったのにね どうせ捨てるなら 夕烏見送って 一人きりのブーケトス  灯り出す街の団欒 あなたはどんな家に帰ってたの 最後まで突き通せない嘘なら 初めから吐かないで  騙しきれないその罪は重く 信じたすべて絶望にくつがえす さよなら ライラライ 忘却でさえも 愛を償えない  並べられた小石は 子供のいたずら あなたにはママゴトの 暮らしだったのでしょう  いつまでも側にいようと イニシャル彫った指環に誓ったじゃない 約束が破るものなら 嘘をつむいで真実にして  愛はおぼろげ 確かな形を 求めた時に崩れてしまうの さよなら ライラライ 指のリング跡は 偽りの証ね  騙しきれないその罪は重く 信じたすべて絶望にくつがえす さよなら ライラライ 忘却でさえも 愛を償えない
木枯らしの日せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀Yuki Sekiguchi・Ken Futoriねえ もしも少しだけ 話聞いてくれるなら 考え直してみてよ 悪いところがあるのなら ねえ 教えて  もう 二度と会えないの? ねえ せめて理由だけ 嫌いじゃないならいいじゃない 何も終わりにしなくても ねえ どうして  あの日もしもこんな風に 取り乱していたら あなた抱きしめてくれたの 終わらずにいられたの  横断歩道 赤い点滅 何度も何度もくり返し 胸の狂騒知らせてた 気付いて ホントの私は 良いコじゃない  ねえ もしも少しだけ 愛が残っているのなら 枯れ葉にこすれた夜道を いつかのように息切らし 会いに来て  ねえ もしも 露ほどの愛も残っていなくても どうかあなたに抱かれたい いつかのようでなくていい ただ抱かれたい  ねえ 今もしもこんな風に すがり付いたならば 心の儘 抱いてくれるの 時に他人のように  あの日もしも思うが儘に 取り乱していたら あなた抱きしめてくれたの 終わらずにいられたの  下唇噛みしめて かじかむ手さえ広げた儘 仕方ないわと微笑んだ 涙は胸の下敷きに 気付いてホントの私は 良いコじゃない
第二十六冊十五頁せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀萩田光雄お願いがあります 僕の部屋には 何十冊ものノートと 紙切れが散らばってますが 僕がもし居なくなったら それらを全部 誰にも見せず 焼いて 捨てて下さい 僕の人生の欠片たちを やわらかな手で葬って欲しい  けれどひとつ きみに見せたいものがあります 表紙に「第二十六冊」と書かれた ノートの頁(ページ)を十五 めくったところを見て下さい 愛の詩(うた)が書かれてますが きみのために綴ったものです これだけは残して欲しいんだ きみの記憶の隅にでも  この手紙が届いたのは あなたが しばらく会えないと言って 二日後の事でした 春の雷が 雲の後ろで うごめいていた 取るもの取らず 靴すらまともに履けず 降り出した雨さえ気付かず ずぶ濡れで開けたドアの向こうには 弦の切れたギターだけが息をしていた  何十万もの人の叫び声響くステージから きみにだけ いつか愛の歌を贈るよと 約束した夏が昨日のよう 楽しみだわと答えたけれど 私二人きりで良かったの 狭い部屋の中で良かったの あなたさえ居てくれれば  幸せとは何なのでしょう 冷たい頬に問い掛けた 幸せとは勝ち負けですか 勝者は誰ですか  約束通り 全て燃やしたわ あなたが生まれた日の朝を 見たこともないのに思い出していたわ 最後は何を想っていたの 今日もテレビでは 新たな歌姫(ディーバ)が生まれ 私はたまらずチャンネルを回す そして何にも持たずに出掛けるの 私だけの特別なコンサート  そこは「第二十六冊」と書かれた 厚紙の扉が入り口で 席は左から十五番目 お客様は私ただひとり 白い光が彼を照らし 注がれる言葉の眼差し 誰か彼の名を知ってますか 素晴らしい歌い人を  アンコールを叫んでみても 二度と幕は上がらない 闇の中でいつまでも揺れてる 心のともしび  決して忘れないわ ずっと覚えてるわ この愛の詩以外 何も覚えないわ  アンコールを叫んでみても 二度と幕は上がらない 幸せとは勝ち負けですか 勝者は居ますか  幸せとは何なのでしょう 冷たい夜に問い掛けた あなたは今 幸せですか 幸せですか  あなたは今 幸せですか 幸せですか
せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀萩田光雄あの頃は良かったとか 昔はこうだったとか 決して言うまいと思っていた  今の自分が一番すきだと この生き方は間違ってないと いつも前だけを向いて 胸を張っていたかった  でも 今出来ることならば いつかの私に会いたいよ 大丈夫だよと 頑張りなよと 思いきり笑いかけてよ  昨日 今日 明日 過去と 今と 未来 道はこれからも続いて行くから 「生まれ変わっても また私になりたい」 そう言える私になりたい  いつからか自分のこと 駄目な人間だと決め付けて 何をするのにも 怯えてばかり  前を向くことなど出来なくて 後ろを振り向くことも怖くて こぶしを握りしめては ただ下だけを見ていた  もし 今出来ることならば 新しい私になりたいよ 同じするならば 後悔よりも 失敗のが格好良いじゃない  昨日 今日 明日 過去と 今と 未来 人は何度でも生まれ変われるの 今日まで辿った道があるから 歩いて来た自分を信じて  昨日 今日 明日 過去と 今と 未来 人は何度でも生まれ変われるの 心を着替えてしゃんと胸張ったら 前を向いて歩き出そう  昨日 今日 明日 過去と 今と 未来 道はこれからも続いて行くから 時には昨日を振り返るのもいいね いつか微笑み返せたら  昨日 今日 明日 過去と 今と 未来 道はこれからも続いて行くから 「生まれ変わっても また私になりたい」 そう言える私になりたい
風と共にせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀若草恵ああ 風の歌を届けたい 心はいつでも きみのとなりにいるから  ねえ 歌わせて あなたをどれだけ 今 私が愛しているのかを  海より深く 空よりも高く 限りのない この愛は あなただけのもの  遠く離れていても 居場所すらわからなくても 感じるのよ すぐにわかるの あなたのこと  ああ 風の歌を届けたい 心はいつでも きみのとなりにいるから  悲しいのは もしも あなたが たとえ涙に暮れていたとしても  何ひとつ ああ 出来ないこと 寄り添い 心にそっと 口づけたいよ  でも 忘れてしまわないで どんな時も私は あなたの味方だから 会えなくても そばにいるわ  ああ 風の歌を届けたい きみの幸せが ぼくの幸せだから  空を走る 海を駆ける 両手広げ 帆をなびかせ 風になって あなたが呼ぶ 声のする場所へ  ああ 風の歌を届けたい 心はいつでも きみのとなりにいるから ああ 風の歌を届けたい きみの幸せが ぼくの幸せだから
思い出フィルムせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀若草恵話し方 歩き方 笑い方 四角い大きな指の爪 やさしい匂いも 立ち上がる仕草さえも 一瞬で思い出すわ  忘れたい 忘れたい 願う程 心が思い出連れて来る ケンカと仲直り 何度くり返したかな 今もケンカ中ならば 明日には  仲直り出来るのかな 別れなんて嘘っぱちで ドア開けて「ただいま」って あなた言うのかな  見渡せばどこにでも あなたのぬくもりが溢れてる 当たり前に笑い合えた 日々は過ぎ去っても  見渡せばどこにでも あの日の二人がいる 笑ってる この悲しみも いつかは 過去になるのかな  週末によく行った映画館 今日はひとりで来てみたの 二人分ののサイズで うっかり注文した ポップコーン脇に抱え  モノクロのスクリーンに映るのは 世界が恋した王女様 「私と彼女と、どっちがキレイ?」 だなんて 意地悪な質問してみたよね  冗談のつもりなのに あなた本気で照れたようで 暗闇の中 ぽつり 私の名前つぶやいた  見渡せばどこにでも あなたのぬくもりが溢れてる 握り返す汗ばむ手を 今も覚えている  見渡せばどこにでも あの日の二人がいる 笑ってる ラブストーリーの結末に 涙 止まらない  見渡せばどこにでも あなたのぬくもりが溢れてる 当たり前に笑い合えた 日々は過ぎ去っても 見渡せばどこにでも あの日の二人がいる 笑ってる この悲しみも いつかは 過去になるのかな
夕焼けを聞かせてせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀塚崎陽平やさしい やさしい やさしいひとになって 誰かをあたためてあげたい  真っ赤な真っ赤な空が好き 幸せも不幸せも 同じ色に染まるから 今日が燃え行く街の角  毒にも薬にもならない恋に さらさら興味は無いけど 時になぜだか虚しくて 永遠に安らぐ愛を乞う  生きてる限りは 満たされないのよ さみしんぼ同士が 肩寄せ合って 世界は回る  ああ 夕焼け小焼けを聞かせてよ 帰っておいでと唄ってよ さみしい さみしい さみしい夜が 凍えぬように あたためて下さい  歩き煙草にぶつかって 前見て歩けと文句吐かれる 自分勝手に前だけを見て 歩いていた いつかの自分だろう  かまって欲しいと 広く小さな背中が 泣いてるよ 意気地無し同士が 強がり合って 弱さに気づく  ああ 夕焼け小焼けが目に染みる おやじの小言が身に染みる やさしい やさしい やさしいひとになって 誰かをあたためてあげたい  明日が必ず来るなんて そんな保証はどこにもないのに 当たり前だと思ってる自分が 時に憎たらしい  明日が必ず来るなんて 確かに保証はどこにもないけど 夢見るくらい いいんじゃない 願ってみれば いいんじゃない  生きてさえいれば どうにかなるのよ 弱虫 さみしがり おやじ 意気地なし 皆 がんばってるさ  ああ 夕焼け小焼けが唄ってる また明日って唄ってる さみしい さみしい さみしいひとも 明日は笑顔でいられるように  ああ 夕焼け小焼けを聞かせてよ 帰っておいでと唄ってよ さみしい さみしい さみしい夜が 凍えぬように あたためて下さい
隠れ家せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀なぶられて熱い胸は爛れて どうかあなたの命になりたい 騙されておちょくられて本望ね 側に居られるよろこびに生かされる  二人の隠れ家 誰にも言わないで 敢えてカーテンは付けない 可愛いだけの女じゃないのよ だからと言って背伸びはしないの カーテンの色なんて興味は無い  あなた以外他に何もいらないわ 作り上げられた睦言も子守唄 なぶられて熱い胸は爛れて 疑う余地もなく あなたへ同化して行く  最近あなたが少しやさしくて 変に勘繰ってしまうの 女心は鋼じゃないのよ こんな私も時には涙する それでもあなたを選んだ  なぶられて熱い胸は爛れて どうかあなたの命になりたい 騙されておちょくられて本望ね 側に居られるよろこびに生かされてる  あなた以外他に何もいらないわ 鋼のこの恋に魂捧げて あなた以外何ひとつ欲しくないわ 私あなたの命になりたい なりたい
片想いせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀GARY STOUTその眼鏡外したほうが 断然かっこいいわよ ねぇ もっと顔よく見せて 真面目な顔で すきだと言って 迫り来る あなたに 困るふりして 100パーセント 受け入れたいの  誰でもいいのはもう無理 あなたじゃなくちゃ あなたじゃなくちゃ この欲求は 満たされない  私の気が飛んでしまう前に あなたまるごと差し出して すぐに平らげてしまわぬよう ゆっくり 勿体ぶって 焦らして  綺麗だわ 誠実な 片想い  鍛えられたその体躯に 爪跡残してみたいの 音奏でる長い指で 上手に教えて 私はお礼に素敵なお歌を 歌ってあげる 100パーセント 溺れてあげるわ  女の子として見たりしないで 大人の女に靡かないで ほら まわりをよく見渡して 私がいるじゃない 全開してるじゃない  気づいてよ 純粋な 片想い  女の子として見たりしないで 大人の女に靡かないで  私の気が飛んでしまう前に あなたまるごと差し出しなさい すぐに平らげてしまわぬよう ゆっくり 勿体ぶって 焦らして  綺麗だわ 誠実な 片想い
桜通り十文字せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀GARY STOUT出会ったことが なかったことになると 信じているの 記憶は消え失せると おかしな話だ、可哀想な奴だ、と 皆に言われても その通りでも 他に何も縋るもの 見当たらないから 他に何も縋るもの 見当たらないから 他に何も 他に何も…  たかが三年 共に寝起きしただけ 別れたり戻ったり 互いに依存してた たかが三年 然れど三年の月日 たかが恋愛 然れど恋愛  二十五時の 桜通り十文字で 数少ない往来に 彼を探している 私 何を 何をしてるの…  春一番が 別れの季節告げた 出会わなければよかったのにと鳴いた 信じさせてよ 不可能だとしても 出会ったことが なかったことになると なかったことになると 他に何も縋るもの 見当たらないから 他に何も縋るもの 見当たらないから 他に何も 他に何も 他に何も 何も 何も 何も  春一番 桜通り十文字で 三年の月日をのせて 渦を描いた 悲鳴あげて どこへ行くの 悲鳴あげて どこへ行くの
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