木更津サリー

木更津サリー 静かなあの海と
木更津サリー 風が似合う女さ
たった一人 この夜の向こう側で
待っている 待っている

防波堤の上に座ってた
騒ぐ俺達を見ていた
笑うと目がなくなるとこや
優しい声に惹かれた

どうしようもない俺を
かっこいいって言ってくれた
誰もがおまえに夢中だった
喧嘩や単車よりも ロックンロールよりもさ
おまえ イカしていたから
木更津サリー 静かなあの海と
木更津サリー 風が似合う女さ
小さな二人 指を繋いで眠った
照らすのは 赤い月

真夜中過ぎの駅の
ロータリーをよく流した
おまえ見せびらかしたかった
家の手前の路地に
バイクを停めてキスした
おまえ あの頃のオレの すべてだった

木更津サリー... 木更津サリー...
本当に俺はこの腕で おまえ 包んだのか

サリー 今も俺は
サリー ギター弾いているから
サリー サリー サリー 歌い続けるよ
木更津サリー 夏の終わりだけは
木更津サリー 思い出しちまうのさ
逃げるように あの日飛び出した街の
太陽と 潮風と
はにかんだ おまえの笑顔
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