FACE

いつも 誰かを愛していたい いつも 誰かに愛されたい
本当はこんなに弱いくせに 仮面を手離す事できない
私、ただの女のに

この都会(まち)よりも すばやく 歩いてゆかなくちゃ
絡みきった見えない糸 躓(つまず)かぬように…

ああ、遠い記憶の中に そっと逃げてみたい

欠けた月の出る晩はそっと一人きりで泣き明かしたなら
真昼の顔と同じくらいの 強い女に変われるなんて
眠れぬ夜の戯言(たわごと)ね

心許せぬ自分に 溜め息が零れる
乾ききった優しさより 激しさが似合う

ああ、きっとこのままずっと 何も変わらない

いつも 誰かを愛していたい いつも 誰かに愛されたい
本当はこんなに弱いくせに 仮面を手離す事できない
私、ただの女のに

欠けた月の出る晩はそっと一人きりで泣き明かしたなら
真昼の顔と同じくらいの 強い女に変われるなんて
眠れぬ夜の戯言(たわごと)ね
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