月が言い訳をしてる

せつなすぎるほど 君 とても あたたかい
おだやかな海で 君の絵を画く

なぜか悲しいね 月 とても 淋しいね
あなたの見えない 闇にとまどう

僕の知らない夜に 君はどのくらい 泣いたの
何も知らない僕は そんな君に いつも 甘えていた

雨にぬれた月が そっと言い訳を 探してた

君に逢いたい時 いつも 君がいた
しなやかな 指が ため息を つつむ

愛しているけど ねぇ 愛しても いいの
伝えたい 言葉は きっと 言えない

僕は君に 触れるけど 君は僕には 触れない
君は 思い出の かけらを 抱きしめる 胸に刺さるまで

雨にぬれた 月がもっと 言い訳を 探してた
雨にぬれた 月がそっとそっと 言い訳を 探してた

私なら大丈夫 月の言い訳を 信じてる
私なら大丈夫 雲のすきまを 見つめてる

雨にぬれて 見上げる君に
まだ月が 言い訳を してる
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