おまえとしあわせに

血のにじむほど 指を噛み
俺の帰りを 待っていた
お酒の匂いが しみついて
女ひとりの 苦労がわかる
はなさない はなさない
はなしはしない おまえとしあわせに しあわせに

誰にもこの身 触れさせず
たえていたのと 腕の中
いじめて泣かせた だけなのに
とても無邪気に おまえは許す
馬鹿な奴 可愛い奴
やさしい奴よ おまえとしあわせに しあわせに

むかしのなじみ この店で
腹の底から 語りたい
くずれたくらしを 改めて
おまえひとりの こころに生きる
はなさない はなさない
はなしはしない おまえとしあわせに しあわせに
×