さよなら列車

赤いランプが もうこれきりと
泣いた心を またせめる
駄目なのね 駄目なのよ
発車のベルの 鳴る窓で
あの人が
あんなに あんなに手を振る
さよなら列車

どうせいつかは 別れる恋と
言って聞かせて いたけれど
馬鹿なのね 馬鹿なのよ
やっぱり泣けた 夜の駅
呼んだとて
明日から 明日から他人ね
さよなら列車

独りぽっちで ホームに立てば
みれん涙が 雨になる
お元気で お達者で
笑顔で送る 約束も
思い出を
残して 残して消えゆく
さよなら列車
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