港ヨコハマ花売娘

赤いテールが にじんでとけて
消えてバンドへ ゆく石だたみ
海のかおりを 夜風が運ぶ
花を召しませ 召しませ花を
いとしあの娘は
ああ 港ヨコハマ 花売娘

今宵一夜を なごりに踊る
影がゆれてる 酒場の小窓
なぜか気になる マドロスさんか
花を召しませ 召しませ花を
ちらりのぞいた
ああ 港ヨコハマ 花売娘

ミルク色した 波止場の霧に
むせび泣いてる 出船の汽笛
馴れた別れも 切ないものよ
花を召しませ 召しませ花を
声もとぎれる
ああ 港ヨコハマ 花売娘
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