さすらいの旅路

おまえの面影 こころに抱いて
北の宗谷に ひとり来た
岬は途切れて 海になり
さすらう旅路の 行き止まり

別れのつらさを 顔にもださず
無理に微笑(わら)った 片えくぼ
男の弱さと いくじなさ
今でも詫びてる 悔やんでる

群れからはぐれた 海鳥さえも
帰る故郷は あるものを
夕陽に染まった 海峡に
おまえの倖せ 祈るだけ
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