WORK SONG

小雨がぱらつく公園通り
男は今朝もバスを待つ
右手で広げたペーパーバックから何度か顔を上げる

男の働くマーケットまで渋滞の列は続く
ゆるいブレーキに身体揺らして
いつもの道のり

ああ心が離れてゆく
今や彼はマフィアになって
20年代の路地裏を颯爽と駆け抜けている

こんな日々も悪くない
彼とすれ違えば分かる
こんな日々も本当悪くない
口ずさむのはWORK SONG

髪を撫でつけてエプロン被り
広いフロア 午前9時
大きなカートに缶詰積んだら
あとは慣れたもんさ

ああ心が離れてゆく
今度のバカンスには
割とタフなあの子を連れて
さあどこへ旅に出よう

こんな日々も悪くない
彼とすれ違えば分かる
こんな日々も本当悪くない
口ずさむのはWORK SONG


口ずさむのはWORK SONG
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