涙の霧がいっぱいだ

君だけ好きに なるために
生まれたような 僕だった
せめて別れる その訳を
聞けたら 泣きはしないのに
ひとりで歩く 並木道
涙の 涙の霧が いっぱいだ

幸せひとつ 欲しくって
指切りばかり した二人
指のほてりを 夢なんて
話があるか あるもんか
思い出抱いた 胸ん中
涙の 涙の霧が いっぱいだ

身体の弱い ひとだから
冷めたい夜が 気にかかる
もしも逢うのが 辛らければ
便りをおくれ 時々は
足音探す 石だたみ
涙の 涙の霧が いっぱいだ
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