出世街道

やるぞみておれ 口には出さず
腹におさめた 一途(いちず)な夢を
曲げてなるかよ くじけちゃならぬ
どうせこの世は 一ぽんどっこ

男のぞみを つらぬく時にゃ
敵は百万 こちらはひとり
なんの世間は こわくはないが
おれはあの娘の 涙がつらい

他人(ひと)に好かれて いい子になって
落ちて行くときゃ 独りじゃないか
おれの墓場は おいらがさがす
そうだその気で ゆこうじゃないか

あの娘ばかりが 花ではないさ
出世街道 色恋なしだ
泣くな怒るな こらえてすてろ
明日(あす)も嵐が 待ってるものを
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