非情なる夜明け

しどけなく開いたくちびる 乱れたあとの溜め息
ふたりを引き裂く朝日が昇る
閉まるドア 遠ざかる靴音をききながら
カラッポのあたしに明日はこないの

食虫花のようにあなたを捕まえて 二度と何処へも帰したくはない
何が正しいかなんて知りたくもない 夢みることさえ忘れて眠るわ

気やすめの言葉はなにも救えはしない
ふたりの秘密は誰にも言えない
閉まるドア すべてがまるで幻のように
こぼれてゆく前にあたしは散りたい

食虫花のようにあなたを捕まえて 二度と誰にも渡したくはない
何が正しいかなんて知りたくもない 夢みることさえ忘れて眠るわ
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