空虚の渦の中心で
自分さえ判らないまま 消えそうな中で
大切な物を二度と 手放したりしないよう
バラバラになりかけてた この魂震わせ叫ぶの
「応えて、どこにいるの」懼れず走り続ける
必ず巡り逢うよ 久遠の闇さえも抜けて
触れながらあなたを識る 魂の色や形
触れながらわたしは識る 融けあう存在
分かち合う喜怒哀楽 だからこそ拒めなくて
呪いにも似た想いが この残酷さを甘く赦す
罪深いふたりはただ 何もせず見つめていた
沢山の煌く灯が 緩やかに失せては滅(きえ)る
いま新たないのちを紡いで
透き通る空虚の渦 確かなあなたとわたし
何も無い世界ならば これから創り出せばいい
「何時でも、ここにいるよ」懼れず走り続けよう
必ず辿り付ける 悠久の謎さえも超えて
数多の此境へ旅立とう
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