伝説の狼

あぁ 灰色の瞳の奥で 燃える想いは
あぁ 孤独に立ち向かう 若き僕の情熱がほとばしる

大地を蹴って 森を駆け抜け
ひた走る孤高の友よ
白い息を吐き 風を切り裂き
全てを 捧げるために

お前の雄叫びが スタートの合図だと
盾をかざし待ってる 戦いのために
身体にまとった 伝説の剣を
汚れなき我が王に とどけるために

ああ 地平線に 赤い太陽が幕を下ろす頃
ああ 若き王は そっと目を閉じ ゆっくり跪く

時は満ちたが 友の姿は
どこにも 見当たらない
さぁ 決断だ 戦うときだ
全てを守るために

岩山にそびえ立つ 孤高の我が友よ
響き渡る雄叫びは 静寂を破る
伝説の剣を 若き王は 受け取り
空を仰ぎながら 大地に抜き刺す

お前の雄叫びは 勝利の合図だと
人々は立ち上がり 敵へと向かう
全ての人々は 王の前にひれ伏し
静けさの中に ただ雄叫びが響く
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